JP6578497B1 - ささみの筋取り器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、食用鶏のささみにある筋を、取り除くことを目的とした、ささみの筋取り器具に関するものである。【解決手段】円滑に抜差し可能な隙間を介在させた外径及び内径の異なるパイプを、同心状に配置し、各々に柄が固着された3本のパイプで構成され、ささみの筋(55)とささみ肉(60)分離するための刃を有するパイプと前記ささみの筋(55)を拘束する輪を固着したパイプと拘束する輪を締め込み前記ささみの筋(55)を拘束するパイプと、前記ささみの筋(55)の拘束を固定する機能と構造を備えた、ささみの筋取り器具(100)を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、主に食用鶏のささみにある筋を、取り除くことを目的とした、ささみの筋取り器具に関するものである。
従来、食用鶏のささみの筋を取り除くには、包丁、ホーク、割り箸、等を使用し、ささみの筋を取り除いていた。また、手の大きさ程の緩く湾曲した板に小さな穴を貫通させ、そこにささみの筋を通して筋を引抜く器具が、特許開示されている。また、角度を付けた2枚の板の隙間にささみの筋を通して筋を取り除く器具が、実用新案登録されている。
特開2002−119201 実用新案登録第3218011号
従来のささみの筋を取り除く方法は、使用する器具及び道具はそれぞれ異なるが、ささみ肉にある筋を、隙間もしくは穴に通し、柔らかく身の崩れやすい、ささみ肉から強制的に剥がしながら引抜く方法であった。従来の方法には、次のような問題点があった。
(イ)食鶏肉として販売されてるささみにある筋は、露出部分が、約1.5センチメートル〜約2.0センチメートル程、直径約5.0〜約7.0ミリメートル程と細く切断面は楕円形である。残りはささみ肉の内部へと繋がっており、その部分は目視できない。尚且つ、ささみにある露出部分の筋表面は、非常に滑り易い組織であるため、手指だけでは非常に摘みにくく、従来の方法では、特に握力の弱い女性には、大変困難な作業である。
(ロ)従来の方法では、ささみにある筋を、隙間もしくは、穴に通し、柔らかく、身の崩れやすいささみ肉から強制的に剥がしながら引抜く方法であるため、殆どの場合、ささみ肉の形状が崩れてしまい、後の調理の際に、困難を招いていた。
(ハ)包丁を使用する場合は、露出していない部分のささみ肉の筋周辺におおよそで、切込を入れなければならず、ある程度の熟練した包丁技術を必要とした。
本発明は、上記のような問題を解決するべく創案されたものである。
円滑に抜差し可能な隙間を介在させた外径及び内径の異なるパイプを同心状に配置し、各々に柄が固着された3本のパイプで構成され、ささみの筋(55)とささみ肉(60)分離するための刃を有するパイプと前記ささみの筋(55)を拘束する輪を固着したパイプと拘束する輪を締め込み前記ささみの筋(55)を拘束するパイプと、前記ささみの筋(55)の拘束を固定する機能と構造を備えた、ささみの筋取り器具(100)を提供する。
摘みにくかったささみ(200)にある筋を、簡単で確実に拘束する構造である。
拘束したささみの筋(55)を、ささみ(200)から分離するための、刃を備えた構造であり、処理後のささみ肉(60)の形状が保たれる。
ささみの筋(55)の繊維は筋に対して縦方向に並んでいるため、縦方向の牽引力には強度があり、本発明を使用しても、まず、断切されることはない。
本発明品は以上の構成からなるささみの筋取り器具(100)である。
本発明品を使えば、従来、手間と力をかけて行っていた、ささみの筋取り作業が、手早く簡単に行える。
本発明品を使えば、包丁など危険な道具を使うことなく、ささみの筋を取る作業が安全に行える。
本発明品を使えば、作業前のささみ肉(60)の形状をほぼ保ったまま、ささみの筋だけを、取り除くことができ、後々の調理時間も短縮でき、料理としての仕上がりも綺麗である。
本発明のささみの筋取り器具(100)の斜視図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の分解図面、切断部材(10)の斜視図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の分解図面、拘束用パイプ部材(20)の斜視図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の分解図面、拘束輪部材(30)の斜視図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の分解図面、切断部材(10)の背面側斜視構造図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の分解図面、拘束用パイプ部材(20)の背面側斜視構造図である。(尚、拘束用パイプ(2−A)の断面図は省略している。) 拘束用パイプ部材(20)の拘束用パイプ柄(2)背面側底面平面図である。 拘束用パイプ部材(20)の拘束用パイプ柄(2)側面断面図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)の実施例使用前の状態を表した斜視図である。 拘束輪(3−C)の空間(3−D)にささみの筋(55)を入れた実施例使用中の斜視図である。 拘束輪部材柄(3)を背面側に引き拘束輪(3−C)の空間(3−D)に入れたささみの筋(55)を仮拘束した 実施例使用中の側面構造図である。 拘束輪パイプ柄(3)を傾斜溝(2−C)の浅方向に回し、ささみの筋(55)の拘束を固定した実施例使用中の側面構造図である。 切断部材(10)をささみ(200)に挿入した実施例使用中の側面構造図である。 本発明のささみの筋取り器具(100)を使用し、ささみ(200)にある、ささみの筋(55)取り作業した後の、実施例側面構造図とささみ肉(60)の状態図である。
本発明である、ささみの筋取り器具(100)を実施例に基づき説明する。
本実施例で説明するささみの筋取り器具(100)を構成する、図2に示す切断部材(10)、図3に示す拘束用パイプ部材(20)、図4に示す拘束輪部材(30)各々に有するパイプは円形状とし、前記切断部材(10)に有する切断パイプ柄(1)と前記拘束用パイプ部材(20)に有する拘束用パイプ柄(2)と前記拘束輪部材(30)に有する拘束輪パイプ柄(3)は同外径の円柱形状と定義する。
本発明である、図1に示すささみの筋取り器具(100)は、図2に示す切断部材(10)、図3に示す拘束用パイプ部材(20)、図4に示す拘束輪部材(30)の3つの部材で構成されている。
各々のパイプは中心部より拘束輪取付パイプ(3−A)、拘束用パイプ(2−A)、切断用パイプ(1−A)の順序で同心円状に挿入配置されており、各々のパイプの隙間は例えば、0.1ミリメートルから0.5ミリメートルであり円滑にスライドできるだけの隙間を有している。前記3本のパイプには各々に柄が固着されている。
図2に示す切断部材(10)、図3に示す拘束用パイプ部材(20)、図4に示す拘束輪部材(30)各々に有する柄は、衛生的で強度があり硬質であるが加工が容易で軽量な素材が使用されている。例としては、プラスチック樹脂、アクリル樹脂、硬質木材等である。
図5に示す切断部材(10)に有する切断用パイプ(1−A)は硬質で腐食しにくい素材であり、切断用パイプ柄(1)先端側底面中心から背面側底面中心を貫通し、前記切断用パイプ(1−A)背面側最端部は前記切断用パイプ柄(1)の背面側底面と同一面で、固着されている。前記切断用パイプ(1−A)背面側は、すり鉢形状(1−H)を形成しており、拘束輪部材(30)に有する拘束輪取付パイプ(3−A)先端に固着された拘束輪(3−C)とを前記切断用パイプ(1−A)の背面側から、円滑に挿入するための形状である。
切断部材(10)の切断用パイプ(1−A)の内径は、例えば5.5ミリメートルから6.0ミリメートルが好ましいが、この寸法値に限定されるものではない。
切断用パイプ(1−A)の先端は、ささみ(200)からささみの筋(55)周囲のささみ肉(60)の組織を押切る為の、刃物になっており、前記切断用パイプ(1−A)の先端本実施例では内側を刃物形状にしてある。内側を研磨するのは、拘束輪(3−C)及び拘束用パイプ(2−A)の先端で拘束された前記ささみの筋(55)を、前記切断用パイプ(1−A)内部にスムーズに引き込めるようにすり鉢形状にするためである。
図6に示す拘束用パイプ部材(20)に有する、拘束用パイプ(2−A)は硬質で腐食しにくい素材であり、前記拘束用パイプ(2−A)の外径は、切断用パイプ(1−A)内径よりも例えば0.1ミリメートルから0.5ミリメートル細いパイプである。前記拘束用パイプ部材(20)に有する、前記拘束用パイプ(2−A)は拘束用パイプ柄(2)先端側底面中心から背面側底面中心を貫通し、前記拘束用パイプ(2−A)背面側最端部は前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面と同一面で、固着されている。前記拘束用パイプ(2−A)背面側は、すり鉢形状(2−H)を形成しており、拘束輪部材(30)に設けた拘束輪(3−C)を前記拘束用パイプ(2−A)の背面側から、円滑に挿入するための形状である。
拘束用パイプ柄(2)の背面側底面中心から前記拘束用パイプ柄(2)の外周までの距離の例えば3分の2程の位置に、拘束輪部材(30)の拘束輪パイプ柄(3)先端側の底面に対して、垂直に固着されている(本実施例では2本)後述する拘束ピン(3−B)の露出延長全てが挿入されうる深度の拘束ピン用穴(2−F)が設けられている。前記拘束ピン用穴(2−F)を設けることにより、前記拘束輪部材(30)に有する、拘束輪(3−C)及び拘束輪取付パイプ(3−A)の露出部分全てを拘束用パイプ(2−A)背面側から挿入していった場合、前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面と前記拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面が密着できる構造である。前記拘束ピン用穴(2−F)の直径は本実施例では、例えば4.0ミリメートルから5.0ミリメートルとした。
拘束用パイプ柄(2)の背面側底面中心から拘束ピン用穴(2−F)(本実施例では2箇所)と同距離円周上に、前記拘束ピン用穴(2−F)から連続する前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面中心を角とする、図7に示す弓形角度(2−G)160゜程の弓形形状の傾斜溝(2−C)が(本実施例では、前記拘束用パイプ柄(2)の背面側から見て反時計回り)施されており、弓形形状の前記傾斜溝(2−C)の先端側溝底面は、前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に対し例えば図8に示す傾斜角(2−K)20゜から25゜程が施された、前記拘束用パイプ柄(2)の背面側から見て反時計回り方向に浅くなる傾斜溝(2−C)が施されている。溝の幅は本実施例では、例えば4.0ミリメートルから5.0ミリメートルとした。
拘束輪部材(30)に有する、拘束輪取付パイプ(3−A)は、硬質で腐食しにくい素材であり、前記拘束輪取付パイプ(3−A)外径は、拘束用パイプ(2−A)の内径よりも、例えば0.1ミリメートルから0.5ミリメートル細いパイプである。前記拘束輪部材(30)に有する、前記拘束輪取付パイプ(3−A)は拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面中心から背面側底面中心に向けて未貫通の状態で固着されている。
拘束輪取付パイプ(3−A)先端側には、頑丈で細く柔軟性のある1本の紐状の素材で、先端側方向、背面側方向が長い楕円形状の拘束輪(3−C)を設けている。前記拘束輪(3−C)背面側は拘束輪取付パイプ(3−A)先端内側に固着されており、前記拘束輪(3−C)により形成された楕円形状の空間(3−D)を有している。前記拘束輪(3−C)を楕円形状にすることにより、前述した切断用パイプ(1−A)背面側に施されたすり鉢形状(1−H)及び拘束用パイプ(2−A)背面側に施されたすり鉢形状(2−H)からの前記拘束輪(3−C)と拘束輪取付パイプ(3−A)の挿入を円滑にすることができる。
図4に示す拘束輪部材(30)に有する拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面には、前述した拘束ピン(3−B)(本実施例では例えば2本)が前記拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面中心から前記拘束輪パイプ柄(3)の外周までの距離の3分の2程の位置に前記拘束輪パイプ柄(3)先端側の底面に対して、垂直に固着されている。素材は腐食し難く、曲がり難い金属製の円柱状の棒であるが、多角柱でも使用可能である。本実施例では、例えば直径2.5ミリメートルから3.0ミリメートルとした。
拘束用パイプ部材(20)に有する拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に施された拘束ピン用穴(2−F)及び傾斜溝(2−C)と拘束輪部材(30)に有する拘束輪パイプ柄(3)先端側底面に施された拘束ピン(3−B)は、同心円状で相対する位置にある。
切断部材(10)の背面側から拘束用パイプ部材(20)の先端側が、前記拘束用パイプ部材(20)の背面側から拘束輪部材(30)の先端側が挿入され、前記拘束用パイプ部材(20)に設けられた拘束ピン用穴(2−F)に前記拘束輪部材(30)に有する拘束ピン(3−B)が挿入され、図1に示すささみの筋取り器具(100)である。
本実施例では、拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に拘束ピン用穴(2−F)と傾斜溝(2−C)とし、拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面に拘束ピン(3−B)であるが、前記拘束ピン用穴(2−F)に前記拘束ピン(3−B)を挿入する際の、視覚的条件を考慮したものであり、前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に前記拘束ピン(3−B)、前記拘束輪パイプ柄(3)の先端側底面に前記拘束ピン用穴(2−F)と前記傾斜溝(2−C)を設けても実施可能である。
切断部材(10)に有する切断用パイプ柄(1)先端側底面露出部分の切断用パイプ(1−A)は、ささみ(200)にあるささみの筋(55)先端側端部まで周囲の組織を押し切る目的であるため、前記ささみ(200)のささみの筋(55)の露出部分側から反対側、内端部まで挿入しうる長さが必要である。しかし、前記ささみ(200)は個体別の長さが多少異なるが、本実施例に基づき、前記切断部材(10)に有する切断パイプ柄(1)の先端側底面から露出する切断用パイプ(1−A)先端までの長さを例えば11.0センチメートルと定義し、前記切断部材(10)に有する前記切断用パイプ柄(1)の長さを、本実施例に基づき例えば6.0センチメートルと定義する。したがって前記切断用パイプ(1−A)は前記切断用パイプ柄(1)を貫通した構造であるため、全長は本実施例に基づいては例えば17.0センチメートルであると定義する。この、本実施例に基づいた前記切断用パイプ(1−A)全長17.0センチメートルを基準とし、拘束用パイプ部材(20)に有する拘束用パイプ(2−A)、拘束用パイプ柄(2)の長さ及び、拘束輪部材(30)に有する拘束輪取付パイプ(3−A)及び拘束輪パイプ柄(3)の長さを説明する。
ささみ(200)にあるささみの筋(55)取り作業開始前は、ささみの筋取り器具(100)を図1に示す形態にする必要がある。切断部材(10)拘束用補助部材(20)拘束輪部材(30)が前述した順序で挿入され3つの部材の柄が各々密着された状態での作業開始となる。
一連のささみの筋(55)取りで行う、初期の工程であるささみの筋(55)を拘束する作業を履行するため、拘束用部材の一つであり、切断部材(10)背面側から最初に挿入される部材の拘束用パイプ部材(20)に有する拘束用パイプ(2−A)は、その先端で、後述する拘束輪部材(30)に有する拘束輪(3−C)を締付け、前記ささみの筋(55)を拘束する。切断部材(10)に有する前記切断用パイプ(1−A)先端より露出した状態にする必要がある。故に前述定義した前記切断部材(10)に有する前記切断用パイプ(1−A)の全長17.0センチメートルより長くなければならない。しかしながら前記拘束用パイプ(2−A)先端が前記切断用パイプ(1−A)先端より露出し過ぎると、作業効率や使用後の洗浄及び収納面で不具合を生じる可能性があるため、本実施例では図1に示す形態とした場合、前記切断用パイプ(1−A)先端から先端方向へ前記拘束用パイプ(2−A)の露出寸法値を例えば1.0センチメートルから1.5センチメートルと定義して、拘束用補助部材(20)に有する拘束用パイプ柄(2)の長さを、本実施例に基づいては例えば6.0センチメートルと定義する。したがって前記拘束用パイプ(2−A)は前記拘束用パイプ柄(2)を貫通した構造であるため、前記拘束用パイプ(2−A)の全長を本実施例に基づいては例えば24.0センチメートルであると定義する。
ささみの筋(55)取りで行う、最初の工程である前記ささみの筋(55)を拘束する作業を履行するため、拘束輪部材(30)に有する拘束輪取付パイプ(3−A)先端に固着された拘束輪(3−C)により形成された楕円形の空間(3−D)に、容易に前記ささみの筋(55)を入れる必要がある。故に前記拘束輪(3−C)により形成された前記空間(3−D)全体が、切断部材(10)に有する切断用パイプ(1−A)及び拘束用パイプ部材(20)に有する拘束用パイプ(2−A)先端より露出した状態にする必要がある。前記拘束輪部材(30)に有する拘束輪取付パイプ(3−A)は、拘束用パイプ部材(20)背面側から挿入され前記拘束用補助部材(20)を貫通した長さが必要であり、前述定義した拘束用パイプ(2−A)の全長24.0センチメートルを超える長さが必要である。しかしながら前記拘束輪取付パイプ(3−A)先端が前記拘束用パイプ(2−A)先端より露出し過ぎると、作業効率や使用後の洗浄及び収納面で不具合を生じる可能性があるため、本実施例では図1に示す形態とした場合、前記拘束用パイプ(2−A)先端から先端方向へ前記拘束輪取付パイプ(3−A)先端の露出寸法を例えば0.5センチメートルと定義して、拘束輪部材(30)に有する拘束輪部材柄(3)の先端側底面中心に固着される固着寸法を本実施例に基づいては例えば2.5センチメートルと定義する。したがって、拘束輪取付パイプ(3−A)の全長を本実施例に基づいては例えば27.0センチメートルであると定義する。
拘束輪部材(30)に有する拘束輪部材柄(3)と連結されている拘束輪(3−C)により形成された楕円形の空間(3−D)にささみの筋(55)を入れ、前記拘束輪パイプ柄(3)を引くと前記拘束輪(3−C)と拘束用パイプ(2−A)先端内側により、前記拘束輪(3−C)が締まり楕円形の空間(3−D)が無くなり前記ささみの筋(55)が、拘束されるのであるが、この状態で、切断部材(10)に有する切断用パイプ柄(1)に固着された切断用パイプ(1−A)をささみ(200)に押し入れると、切断用パイプ(1−A)先端に前記ささみの筋(55)が引っ掛かり前記拘束輪(3−C)が先端側に押され、前記拘束輪(3−C)により形成された楕円形の前記空間(3−D)が前記拘束用パイプ(2−A)先端で再び広がり、拘束された前記ささみの筋(55)が前記拘束輪(3−C)から外れ、目的である前記ささみの筋(55)取りが履行できない。そのため、前記拘束輪(3−C)と拘束用パイプ(2−A)先端で拘束した段階で、拘束輪部材(30)先端側底面にに対して、拘束ピン(3−B)と拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に施されている弓形形状の傾斜溝(2−C)で拘束固定状態にするのである。
拘束輪(3−C)により形成された楕円形の空間(3−D)ささみの筋(55)を入れ、拘束輪パイプ柄(3)を背面側に引き、前記拘束輪(3−C)が拘束用パイプ(2−A)先端内側で締め付けた状態の時、前記拘束輪パイプ柄(3)に固着された拘束ピン(3−B)が拘束用パイプ部材(20)の有する拘束用パイプ柄(2)に設けた拘束ピン用穴(2−F)の内部で前記拘束輪パイプ柄(3)と同距離背面側にスライドしている。この状態で、前記拘束ピン(3−B)先端部が前記拘束用パイプ柄(2)の背面側底面に施されている弓形形状の傾斜溝(2−C)の(図8に示す)最深部傾斜開始点(2−M)を、本実施例では例えば2.0ミリメートルから3.0ミリメートル背面側に過ぎた状態になるよう調整している図11参照。前記拘束輪パイプ柄(3)を前記傾斜溝(2−C)の浅方向に回転させた時、前記拘束ピン(3−B)が円滑に前記傾斜溝(2−C)に移動できる構造である。
拘束用パイプ柄(2)背面側底面に施された弓形形状の傾斜溝(2−C)の角度については前述したが、本実施例に基づいては最深部寸法値は、例えば10.0ミリメートルとし最浅部寸法値は、例えば1.0ミリメートルとすると、その差は9.0ミリメートルとなる。拘束輪パイプ柄(3)を拘束輪取付パイプ(3−A)を軸に傾斜溝(2−C)の浅方向に回転させた時固着された拘束ピン(3−B)先端が前記傾斜溝(2−C)の浅方向に移動し、前記拘束輪パイプ柄(3)を背面側に移動させることにより、連結した拘束輪(3−C)が更に引かれささみの筋(55)を強く拘束固定するのであるが、この前記傾斜溝(2−C)によりささみの筋取り器具(100)を使用する人の腕力の違い、拘束輪(3−C)によるささみの筋(55)の露出部分を引っ掛ける場所の違い、ささみ(200)個体別によるささみの筋(55)の太さの違いを、前記傾斜溝(2−C)の深さ寸法の違いで調整する構造である。
本実施例では、切断部材(10)の切断用パイプ柄(1)、拘束用パイプ部材(20)の拘束用パイプ柄(2)、拘束輪取付部材(30)の拘束輪取付部材柄(3)の柄は円柱形であるが、多角形でも実施可能である。
本実施例では、拘束用パイプ部材(20)の拘束用パイプ柄(2)背面側に設けた、傾斜溝(2−C)と、拘束輪部材(30)の拘束輪取付パイプ柄(3)先端側に設けた、拘束ピン(3−B)により、ささみの筋(55)を、より強固に拘束固定する方式であるが、柄同士の間隔調整をネジ式又は、バネ式にしても実施可能ではある。しかし、使用後の洗浄面、衛生面を考慮し、本実施例では、上記方式にした。
切断部材(10)の切断用パイプ(1−A)、拘束用パイプ部材(20)の拘束用パイプ(2−A)、拘束輪部材(30)の拘束輪取付パイプ(3−A)の材質であるが、強靭で、食材を扱う調理器具としての衛生面を考慮して腐食しにくい加工の容易な素材が適切であると考えられる。拘束輪(3−C)の材質であるが、頑丈で細く柔軟性のある素材が適切であると考えられる。
本発明の動力は手動であるが、各部材を動作させるところの動力を、電気的又は、機械的動力に変更すれば、ささみの筋取り作業のオートメーション化も可能である。
本発明は、以上の構成からなるささみの筋取り器具(100)である。
本発明を使用する場合は、[図9][図10]に示す、ささみの筋取り器具(100)の先端側にある拘束輪(3−C)により形成された空間(3−D)に、ささみ(200)の露出部分のささみの筋(55)を差込み、切断用パイプ柄(1)及び拘束用パイプ柄(2)は固持したまま、拘束輪取付パイプ柄(3)を把持し背面側に引っ張り、拘束輪取付パイプ(3−A)先端に固着された、拘束輪(3−C)と拘束用パイプ(2−A)の先端で、ささみの筋(55)を拘束する。[図11]参照
切断用パイプ柄(1)及び拘束用パイプ柄(2)は固持したまま、拘束輪パイプ柄(3)を弓形状の傾斜溝(2−C)の浅方向に柄(3)を軽牽引ながら回し、拘束ピン(3−B)先端を前記傾斜溝(2−C)に接触させ前記拘束ピン(3−B)を固定する。拘束輪取付パイプ(3−A)先端に固着された、拘束輪(3−C)と拘束用パイプ(2−A)の先端でささみの筋(55)の拘束を固定した状態である。[図12]参照
その状態で、拘束用パイプ柄(2)を固持し、切断部材(10)に有する切断用パイプ柄(1)を把持し、切断用パイプ(1−A)をささみ(200)に押し入れる。
ささみ(200)に、切断部材(10)の切断用パイプ柄(1)先端側底面付近まで切断用パイプ(1−A)を押し入れ、図13参照、前記切断用パイプ柄(1)を固持し、拘束固定により一体化している拘束用パイプ部材(20)と拘束輪部材(30)と拘束状態のささみの筋(55)を、拘束用パイプ柄(2)を把持し、切断部材(10)背面側から引抜く。図14参照
拘束用パイプ柄(2)を固持し、拘束輪パイプ柄(3)を弓形状の傾斜溝(2−C)の深方向に前記拘束輪パイプ柄(3)を回し、拘束状態のささみの筋(55)を外し、切断用パイプ(1−A)に刺さったささみ肉(60)を抜き取れば作業完了である。
調理するささみ(200)が複数本ある場合は、切断部材(10)背面から、拘束用パイプ部材(20)、拘束輪部材(30)の順序で挿入し、図1の形態に復元すれば、
繰返し使用できる。
100 ささみの筋取り器具
200 ささみ
10 切断部材
1 切断用パイプ柄
1−A 切断用パイプ
1−H すり鉢形状
20 拘束用パイプ部材
2 拘束用パイプ柄
2−A 拘束用パイプ
2−C 傾斜溝
2−F 拘束ピン用穴
2−G 弓形角度
2−H すり鉢形状
2−K 傾斜角
2−M 最深部傾斜開始点
30 拘束輪部材
3 拘束輪パイプ柄
3−A 拘束輪取付パイプ
3−B 拘束ピン
3−C 拘束輪
3−D 空間
55 ささみの筋
60 ささみ肉



Claims (1)

  1. 切断用パイプ柄(1)と拘束用パイプ柄(2)と拘束輪パイプ柄(3)と切断用パイプ(1−A)と拘束用パイプ(2−A)と拘束輪取付パイプ(3−A)と拘束輪(3−C)で構成され、前記切断用パイプ(1−A)は前記切断用パイプ柄(1)に固着され、前記拘束用パイプ(2−A)は前記拘束用パイプ柄(2)に固着され、前記拘束輪取付パイプ(3−A)は前記拘束輪パイプ柄(3)に固着され、前記拘束輪取付パイプ(3−A)先端側に固着された前記拘束輪(3−C)は空間(3−D)を形成し、前記切断用パイプ(1−A)に前記拘束用パイプ(2−A)が、前記拘束用パイプ(2−A)に前記拘束輪取付パイプ(3−A)が、円滑に抜差し可能とする隙間を介在させた外径及び内径異なるパイプを同心状に配置した構造を特徴とするささみの筋取り器具。
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