JP6577839B2 - 間仕切パネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物内の部屋や空間を仕切る間仕切パネル装置に関する。
建物内の部屋や空間に複数の執務区画を設ける場合、部屋の床面にパーティションを立設して建物内の部屋や空間を仕切り、複数の区画に分割している。その一例として、特許文献1に示されるように、立設した一対の支柱間に横方向に延びる複数の連結部材を架設し、該連結部材と支柱とによって形成された矩形状の枠にパネル材を取り付ける間仕切パネル装置が開発されている。この間仕切パネル装置は、パネル材の下端部に設けられた下向鉤状の係止溝を連結部材の上部に上向きに設けられた係合片に凹凸嵌合させ、パネル材の上端部と連結部材の下端部とをクリップ状の狭着部材で挟持することで、上下の連結部材間にパネル材が取付けられており、連結部材を利用してパネル材の厚み方向にかかる外力に対する強度を高めている。
このような間仕切パネル装置は、近年、既存の病院やクリニックにおいて病室や治療ゾーンを複数の区画に仕切る際等への利用が広がっている。病院やクリニックで利用するにあっては、間仕切パネル装置内に医療ガス配管や電気配線等を通し、パネル材に医療ガス配管や電気配線等が接続されるアウトレットを設け、区画内からアウトレットにアクセスできるようにすることが多いが、医療ガス配管や電気配線の寸法や区画のレイアウト等により、間仕切パネル装置の厚さを変更しなければならないことがある。
特許第5143632号公報(第5頁、第4図)
しかしながら、特許文献1の間仕切りパネル装置にあっては、一枚の連結部材の幅方向の両側にパネル材を取付ける構造であるため、間仕切パネル装置の厚さを変更するためには、予め異なる幅の連結部材を複数種類用意しておく必要があり、該連結部材の在庫管理が煩雑であった。また、間仕切パネル装置の厚さを厚く変更する際に、幅の広い連結部材が必要とされるため、連結部材自体の肉厚を厚くしないと間仕切パネル装置の強度が保てなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、その厚さの変更に対応でき、且つ強度が高い間仕切パネル装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の間仕切パネル装置は、
立設した一対の支柱間に連結部材を架設し、その上下に矩形状のパネル材を取り付けてなる間仕切パネル装置であって、
前記連結部材は、長手方向に中空部を有し前記支柱の幅方向に配設される一対の連結杆と、前記一対の連結杆を上下方向から挟んで連結する上下一対の挟持片と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、一対の挟持片を変更すれば、一対の連結杆の間の距離を変更して間仕切パネル装置の厚さを変えられるため、連結部材を間仕切パネル装置の任意の厚さ毎に用意する必要がなく、連結部材を構成する長尺の連結杆を共通化できる。さらに、連結杆は、長手方向に中空部を有することによりその断面二次モーメントが高くなっているとともに、その一対の連結杆を一対の挟持片により上下に挟持した構造の断面二次モーメントも高くなっているため、連結部材の幅を大きくしても間仕切パネル装置の強度を保つことができる。
上方及び下方の少なくとも一方の前記挟持片には、その両端に前記パネル材が係止される立上片を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、立上片を利用してパネル材を取付けることができる。
前記一対の連結杆は、その断面形状が長手方向に連続していることを特徴としている。
この特徴によれば、一対の挟持片を一対の連結杆の長手方向に沿って自由な位置に配置することができる。
前記一対の連結杆は、その上端面から上方に突出する段部が設けられており、上方の前記挟持片は、前記一対の連結杆における前記段部間に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、両側の段部により上方の挟持片が上下方向に延びる軸を中心に回動することが規制される。
実施例における間仕切パネル装置を用いて区画を形成した状態を示す斜視図である。 間仕切パネル装置の構造を示す分解斜視図である。 中部連結部材周辺を示す側断面図である。 (a)は、連結部材における保持部材の周辺の構造を示す上面図であり、(b)は、(a)の状態から第1挟持部材がボルトを中心に回動した状態を示す上面図である。 図3の状態よりも間仕切パネル装置の厚み幅が厚い中間連結部材の周辺を示す側断面図である。 上部連結部材周辺を示す側断面図である。 第1挟持部材を用いたパネル材の取付態様の変形例を示す側断面図である。
本発明に係る間仕切パネル装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る間仕切パネル装置につき、図1から図7を参照して説明する。以下、図3の画面左側を間仕切パネル装置の正面側(前方側)とし、画面右側を間仕切パネル装置の背面側(後方側)として説明する。また、図3を正面側から見て左右を間仕切パネル装置の左右(連結杆の長手方向)として説明する。
図1に示されるように、本実施例における間仕切パネル装置1,1’は、建物内の部屋や空間を仕切り、複数の機能性に富んだ独立性の高い執務区画を設けるためのものであり、複数の間仕切パネル装置1,1’,…を、所定の方向に連設し、所望の区画レイアウトに合わせて空間を仕切るようになっている。尚、本実施例では、末端部を有する間仕切パネル装置1と、該間仕切パネル装置1と直角に連設される間仕切パネル装置1’と、から成る前記区画レイアウトのL字型連結構造であり、抗がん剤等を用いて癌を治療する化学療法用等のブースとして使用されるものを例に挙げて説明する。さらに尚、間仕切パネル装置1,1’の構成は、ほぼ同一であることから、図1の画面左側の間仕切パネル装置1(左側の支柱2が末端部となった間仕切パネル装置1)を例に取り説明し、間仕切パネル装置1’の説明を省略する。
図2に示されるように、間仕切パネル装置1は、左右に立設される支柱2,2と、該支柱2,2間に架設される上部連結部材3,中部連結部材4,下部連結部材5と、各連結部材3,4,5の前後にそれぞれ取り付けられる複数のパネル材6,6,…と、から主に構成されている。この上部連結部材3には、後述するカバー部材19が取付けられ、このカバー部材19には、合成樹脂素材から成る半透明板13が立設されており、間仕切パネル装置1により構成された区画内への外部からの視線を遮ることができる(図1参照)。
間仕切パネル装置1’と隣接する側の支柱2には、上下の所定箇所に導通口2aが設けられており、この導通口2aを通して間仕切パネル装置1’の内部から間仕切パネル装置1の内部に医療ガス用の配管9,9,…及び電力供給用の配線10が導通できるようになっている。また、パネル材6の外面には、アウトレット11や電源コンセント口12が適宜設けられており、対向するパネル材6,6の間(間仕切パネル装置1の内部)に導通した配管9,9,…及び配線10をアウトレット11や電源コンセント口12にそれぞれ接続できるようになっている。このように、配管9,9,…及び配線10等を間仕切パネル装置1の内部に収めることができるため、配管9,9,…及び配線10等が外部に露見せず美観を向上させることができる。また、パネル材6は、アルミなどの薄板の側縁を折り曲げて形成され、その内側に防音・断熱ボードが固定されている。
次に、中部連結部材4について説明する。尚、上部連結部材3は、中部連結部材4と同一の構成であるため、ここでは中部連結部材4の構造のみ説明し、上部連結部材3の説明を省略する。さらに尚、上部連結部材3には、その上部にカバー部材19が取付けられるが、カバー部材19については、後段にて詳述する。本実施例の下部連結部材5は、平板状の横桟として説明するが、上部連結部材3及び中部連結部材4と同一の構成であってもよい。
図2及び図3に示されるように、中部連結部材4は、前後方向(幅方向)に所定間隔α(図3のみ図示)を空けて配設される一対の前部連結杆41及び後部連結杆42と、前部連結杆41及び後部連結杆42間の所定間隔αを保持する保持部材20と、を備えている。尚、ここでは、所定間隔αは、後述する前部連結杆41の上部突出部41cの後面と、後部連結杆42の上部突出部42cの前面と、の間の距離を指している。
前部連結杆41及び後部連結杆42の各両端には、それぞれ雌ネジ部18,18が設けられており(図3参照)、この雌ネジ部18,18に図示しないボルト等を螺挿することにより、前部連結杆41及び後部連結杆42が支柱2,2に連結されている。尚、前部連結杆41及び後部連結杆42は、略同一形成であるため、以下、前部連結杆41のみ説明し、後部連結杆42の説明を省略する。
前部連結杆41は、アルミなどの金属を押出形成により左右方向(長手方向)に延びるように形成されており、内部に中空部45を有する断面視略矩形状を成し、その断面形状が左右方向に連続している。すなわち、前部連結杆41は、上下方向及び左右方向の断面の長さを有し、平板状の長尺部材等に比べ断面二次モーメントが高く(曲げや捻じりに対する剛性が高く)保たれているとともに、中実の連結杆に比べ長手方向に延びる中空部45を有する構造であるため軽量化されている。
また、前部連結杆41は、前面側からアクセス可能となっているレール部43と、後方側上部に突出する上部突出部41cと、後方側下部に突出する下部突出部41dと、を備えている。また、前部連結杆41における上部突出部41cの上端面41eは、水平方向に平坦に延びており、その前面側の一部が上方に向けて若干突出する段部46が形成されている。
レール部43には、図示しないブラケットを介して棚板7やモニター装置8(機能部材)等が取付けられるようになっている(図1参照)。尚、レール部43には、棚板7やモニター装置8以外にも卓上照明やその他備え付けの医療器具等の備品を取付けることができるようになっている。
詳しくは、特に図3に示されるように、レール部43は、上下のパネル材6,6間に上下方向に延びる垂直板部43aと、垂直板部43aの上下端部から前面側に延びる水平板部43b,43bと、上下の水平板部43b,43bの前端部から互いに近接するように突出する突板部43c,43cと、を備えており、突板部43c,43c間を開口部として内部に左右方向に連続して延びる取付溝44(中空部)が形成されている。この取付溝44に前記した図示しないブラケットがスライド可能に取り付けられるようになっている。このように、レール部43は、断面視略C字形状を成し、断面二次モーメントが高くなっており、このレール部43が前部連結杆41に沿って形成されているため、前部連結杆41の曲げや捻じりに対する強度が補強されている。
また、レール部43における上側の水平板部43bには、上側のパネル材6が載置されるようになっており、下側の水平板部43bには、下側のパネル材6の上端板部6aが当接されている。上側のパネル材6は、その下端部に設けられた下向き鉤状の係止片26が後述する上向片21b,21b(立上片)に係止されるようになっている。また、水平板部43bの下面には、長手方向に沿って所定間隔離間して板バネ状のバンド部材25,25,…が複数固着されており(図3では1つのみ図示)、水平板部43bとバンド部材25,25,…とによって下側のパネル材6の上端板部6aを挟み込むようになっている。尚、図示しないが、下部連結部材5は、下側のパネル材6の下端部に設けられた下向き鉤状の係止片26が係止可能な上向片が設けられている。
また、レール部43における下側の水平板部43bには、上下に貫通する貫通孔43dが設けられており、パネル材6の上端板部6aには、上下に貫通する貫通孔6bが前記貫通孔43dと対応する位置に設けられており、その貫通孔43d及び貫通孔6bにプレート状の規制部材15が挿入されている。この規制部材15は、ネジ16により垂直板部43aに固定されている。これにより、水平板部43bに対する上端板部6aの前後移動と、上端板部6aの左右方向へのスライド移動が規制されている。
図2及び図3に示されるように、保持部材20は、前部連結杆41及び後部連結杆42よりも左右方向に短寸となっており、前部連結杆41及び後部連結杆42の長手方向(左右方向)に沿って本実施例では2箇所に設けられている。すなわち、図2に示されるように、前部連結杆41と後部連結杆42との間には、上下方向に連通する部分が形成されるため、その連通部分に間仕切パネル装置1の内部に導入された配線10を挿通させることが可能になっている。尚、この前部連結杆41と後部連結杆42との間の連通部分には配管9,9,…も同様に挿通させることができる。さらに尚、この保持部材20,20は、前部連結杆41及び後部連結杆42の長手方向に沿って2箇所に設けられていたが、1箇所または3箇所以上設けられていてもよい。
また、図2及び図3に示されるように、保持部材20は、前部連結杆41の上端面41e及び後部連結杆42の上端面42eに載置される第1挟持部材21と、前部連結杆41及び後部連結杆42の間に配置され前部連結杆41及び後部連結杆42の近接を防止する第2挟持部材22と、第1挟持部材21及び第2挟持部材22を連結する連結手段としてのボルト・ナット23と、を備えている。
図3に示されるように、第1挟持部材21は、前後に延びる水平片21aと、水平片21aの前後両端から上方に延びる上向片21b,21bと、を備えており、水平片21aが前部連結杆41の段部46と後部連結杆42の段部46との間に配置されている。この上向片21b,21bには、上側のパネル材6,6の下端部に設けられた下向き鉤状の係止片26,26が係止されるようになっている。
第2挟持部材22は、前後に延びる水平片22aと、水平片22aの前後両端から下方に延びる下向片22b,22bと、を備えた断面視下向きコ字状を成している。この第2挟持部材22は、その下向片22b,22bが、前部連結杆41と後部連結杆42と対向面にそれぞれ設けられた断面視横向きコ字形状の対向溝部41a,42a内に配設されている。下向片22b,22bが対向溝部41a,42a内の対向面41b及び対向面42bに当接することにより、前部連結杆41及び後部連結杆42の近接が防止され、前部連結杆41及び後部連結杆42の所定間隔αが保持されるようになっている。また、前部連結杆41及び後部連結杆42が近接した際には、下向片22b,22bが対向面41b及び対向面42bに面当接するため、対向面41b及び対向面42bに局所的な押圧力が掛からず、前部連結杆41及び後部連結杆42の破損が防止される。また、この第1挟持部材21及び第2挟持部材22は、金属製の板材を折り曲げて形成されているため、保持部材20の製造コストが抑えられている。
また、第2挟持部材22を前部連結杆41及び後部連結杆42に取付ける際において、前部連結杆41側の下向片22bは、前部連結杆41側の下部突出部41dの上面41f上に載置できるようになっており、下向片22bが上面41f上に載置された際には、下部突出部41dの後方側上部に設けられた突起41gに係止されて対向溝部41a内からの離脱が防止されるようになっているとともに、後部連結杆42側の下向片22bは、後部連結杆42側の下部突出部42dの上面42f上に載置できるようになっており、下向片22bが上面42f上に載置された際には、下部突出部42dの後方側上部に設けられた突起42gに係止されて対向溝部42a内からの離脱が防止されようになっているため、第2挟持部材22と前部連結杆41及び後部連結杆42との組み立てがし易い。
また、第2挟持部材22を前部連結杆41及び後部連結杆42に取付ける際には、下向片22b,22bを傾けて対向溝部41a,42a内に斜めから片側ずつ取付けることができるため、第2挟持部材22を前部連結杆41及び後部連結杆42に取付ける作業が簡便である。
また、第1挟持部材21及び第2挟持部材22は、ボルト・ナット23により上下方向に緊締されている。このようにボルト・ナット23を緊締していくと、水平片21a,22a同士が上下に互いに近接するようになり、水平片21a,22aにより上部突出部41cと上部突出部42cとを挟み込み、前部連結杆41及び後部連結杆42が強固に連結される。これによれば、第1挟持部材21及び第2挟持部材22が上部突出部41cと上部突出部42cの厚さ(高さ方向の長さ)分、上下に離間して配置されており、前部連結杆41及び後部連結杆42が連結された状態にあっては、その前部連結杆41及び後部連結杆42の間に、上部突出部41c及び上部突出部42cと、第1挟持部材21と、第2挟持部材22と、ボルト・ナット23と、により断面矩形状の構造が前後に2つ形成され、断面二次モーメントが高くなっているため、第1挟持部材21及び第2挟持部材22による前部連結杆41と後部連結杆42との連結部分の剛性が高い。すなわち、中部連結部材4の曲げや捻じりに対する強度が高い。
また、前部連結杆41及び後部連結杆42は、その上部突出部41c及び上部突出部42cを第1挟持部材21及び第2挟持部材22で上下方向から挟み込むことにより連結されるため、前部連結杆41及び後部連結杆42同士の上下方向への相対移動や前部連結杆41及び後部連結杆42の軸周りの回転等が、第1挟持部材21及び第2挟持部材22により前部連結杆41及び後部連結杆42間の上下2点で規制されるため、一枚の板材から形成される連結部材に比べ、中部連結部材4の強度が高い。さらに、上下方向に厚い連結部材を用いなくとも、板状の第1挟持部材21及び第2挟持部材22を用いて中部連結部材4の強度を高くできる。
また、前述のように第1挟持部材21が前部連結杆41の段部46と後部連結杆42の段部46との間に配置されているため、図3及び図4に示されるように、ボルト・ナット23の長手方向に延びるX軸(上下方向の軸)を中心として第1挟持部材21を回転させる外力Fが働いた際には、図4(b)に示されるように、第1挟持部材21の水平片21aの外縁が段部46,46に当接して第1挟持部材21の回転が規制され、第1挟持部材21が適正に配置された状態が保たれる。
このように構成される間仕切パネル装置1は、間仕切パネル装置1の内部に導通される前述の配管9,9,…の寸法や配置、または区画のレイアウト等によって、その厚み幅β(前後のパネル材6,6同士の前後幅)を変更する必要が頻繁に生じる。
例えば、図5に示されるように、図4の間仕切パネル装置1の厚み幅βよりも大きな厚み幅β’を形成する際の態様について説明する。
先ず、図示しないが、支柱2,2及び下部連結部材5を、該支柱2,2及び下部連結部材5よりも前後幅の広い別の支柱及び下部連結部材に変更する。
次いで、図5に示されるように、中部連結部材4の前後幅を広くする。詳しくは、前記支柱に対して前部連結杆41及び後部連結杆42を取付けるとともに、前記第1挟持部材21及び第2挟持部材22に代えて、前後幅の広い第1挟持部材21’及び第2挟持部材22’(保持部材20’)を前部連結杆41及び後部連結杆42に取付け、ボルト・ナット23により固定する。これにより、前部連結杆41及び後部連結杆42間の所定間隔αよりも広い所定間隔α’が保持され、これに伴い間仕切パネル装置1の厚み幅βよりも大きな厚み幅β’を形成することができる。尚、前部連結杆41及び後部連結杆42を前記支柱に対して取付ける作業と、保持部材20’を前部連結杆41及び後部連結杆42に取付ける作業と、の順番は、どちらから行ってもよい。さらに尚、上部連結部材3も中部連結部材4と同様の工程によりその前後幅を広くする。
このように、保持部材20から前後幅の異なる保持部材20’に変更すれば、前部連結杆41及び後部連結杆42を用いて間仕切パネル装置1の厚み幅βよりも大きな厚み幅β’に対応することができるため、中部連結部材4を構成する長尺の部材である前部連結杆41及び後部連結杆42を共通化することができる。つまり、前後幅の異なる中部連結部材を複数種類用意する必要が無く、在庫管理が簡便になる。さらに、前後幅の異なる保持部材のみを複数種類用意することにより、厚み幅β,β’以外の様々な間仕切パネル装置1の厚み幅に対応することができる。
さらに、前述のように、前部連結杆41及び後部連結杆42の剛性が高くなっているとともに、第1挟持部材21及び第2挟持部材22による前部連結杆41と後部連結杆42との連結部分も剛性が高くなっていることから、保持部材20から前後幅の大きな保持部材20’に変更しても中部連結部材4の構造の強度を保つことができる。
また、前部連結杆41と後部連結杆42とは、長手方向に延びる中空部45により軽量化されているため、支柱2,2に対して前部連結杆41と後部連結杆42とを固定する雌ネジ部18,18に螺挿されるボルトを径が太いものにしなくてもよい。
また、第1挟持部材21に上向片21b,21bが設けられていることから、その上向片21b,21bを利用してパネル材6,6を取付けることができる。これにより、前部連結杆41及び後部連結杆42にパネル材6,6を取付けるための凸部や凹部を設ける必要がなく、前部連結杆41及び後部連結杆42を簡素な形状とすることができる。したがって、前部連結杆41及び後部連結杆42の断面積を小さくすることができ、材料となるアルミの使用量を減らし、前部連結杆41及び後部連結杆42を安価に製造することができる。
また、前部連結杆41及び後部連結杆42は、その断面形状が左右方向に連続しているとともに、保持部材20(保持部材20’)は、前部連結杆41及び後部連結杆42に対して着脱可能であることから、保持部材20を前部連結杆41及び後部連結杆42の長手方向の任意の位置に配置できる。これによれば、間仕切パネル装置1内での配管9,9,…のレイアウト等に邪魔にならない位置に保持部材20を配置することができ、配管9,9,…の取り回しが簡便になる。
また、前述のように、ボルト・ナット23のX軸(上下方向の軸)を中心として第1挟持部材21を回転させる外力が働いたとしても第1挟持部材21の水平片21aの外縁が段部46,46に当接して第1挟持部材21の回転が規制され、第1挟持部材21が適正に配置された状態が保たれるため、第1挟持部材21の回転することによりパネル材6,6に歪みや撓みが生じることを防止できる。
また、前述のように、保持部材20,20’は、前部連結杆41及び後部連結杆42よりも左右方向に短尺となっているので、保持部材20,20’の在庫を管理し易くなるとともに、中部連結部材4の重量を軽くすることができる。
次いで、上部連結部材3の上部に取付けられるカバー部材19について説明する。図6に示されるように、このカバー部材19は、左右方向に延びる金属製の平板の前後両端縁を折り曲げて形成されており、カバー部材19の上下寸法L3は、第1挟持部材21の上向片21b,21bの上下寸法L1(図3参照)よりも短くなっている。また、カバー部材19の前後の下端部には、前述した係止片26,26よりも上下寸法が短い下向き鉤状の係止片26’,26’がそれぞれ取付けられている。このカバー部材19が上部連結部材3の上部に取付けられることにより、上部連結部材3の上方における前部連結杆41と後部連結杆42との間から内部が露見することが防止されている。尚、このカバー部材19にリブ等を形成し剛性を高めることで、作業用の天板として利用するようにしてもよい。
上部連結部材3の上部にカバー部材19を取付ける際には、上部連結部材3に対し、前述した第1挟持部材21に代えて、カバー部材19の上下寸法L3よりも短い上下寸法L2を有する上向片211b,211bを備えた第1挟持部材211を取付ける。そして、係止片26’,26’を上向片211b,211bに係止させることにより、上向片211b,211bにカバー部材19を干渉させることなく、上部連結部材3の上部に取付けることができる。このように、第1挟持部材21を第1挟持部材211に変更すれば、パネル材6とは異なるカバー部材19等も第1挟持部材を利用して取り付けることができる。さらに、上下幅の異なる第1挟持部材のみを複数種類用意することにより、上記以外の様々な部材に対応することができる。また、前述のように、前部連結杆41及び後部連結杆42にパネル材6,6やカバー部材19等を取付けるための凸部や凹部を設ける必要がなく、前部連結杆41及び後部連結杆42の上部が平坦となっているため、前部連結杆41及び後部連結杆42の上部に平板状のカバー部材や天板等を取付ける際には、レール部43の直上に前記カバー部材や天板等を載置でき、間仕切パネル装置1の上部の構造をコンパクトにできる。尚、前部連結杆41及び後部連結杆42の上部に平板状のカバー部材や天板等を取付ける際には、上向片21b,211bを有さない平板状の第1挟持部材を取付ければよい。
尚、前記実施例では、パネル材6に係止片26が設けられ、その係止片26を上向片21bに係止させる態様について説明したが、これに限られず、例えば、図7に示されるように、パネル材61,61の下端部に長孔61c,61cを設けるとともに、第1挟持部材212が水平片212aから立ち上がり、且つ段部46,46の上縁に沿って屈曲する屈曲片212cを備え、その先端に設けられた上向片212b,212bに長孔61c,61cが挿入されることで、パネル材61,61が取付けられるようになっていてもよい。このように、取付態様の異なるパネル材61,61であっても、第1挟持部材212に変更することで前部連結杆41及び後部連結杆42上にパネル材61,61を取付けることができるため、取付態様の異なるパネル材ごとに連結部材を用意する必要がない。さらに、形状の異なる第1挟持部材のみを複数種類用意することにより、上記以外の様々な部材に対応することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、第2挟持部材22が前部連結杆41と後部連結杆42との所定間隔αを保つスペーサ部材として機能していたが、これ移限られず、例えば、第1挟持部材21及び第2挟持部材22により前部連結杆41と後部連結杆42とを連結した際に、第2挟持部材22の下向片22b,22bが対向溝部41a,42a内に係止された状態とすることにより、前部連結杆41及び後部連結杆42の近接及び離間を防止して所定間隔αを保持するようにしてもよい。
また、前記実施例では、前部連結杆41及び後部連結杆42が断面矩形状を成し、且つレール部43がそれぞれ設けられる態様について説明したが、これに限られず、例えば、前部連結杆及び後部連結杆は、断面視ロ字型、L字型、H字型、C字型等の断面二次モーメントが高い形状であればよい。尚、レール部43は、断面二次モーメントが高くなっているため、レール部43のみを前部連結杆としてもよい。
また、前記実施例では、パネル材6とレール部43とを規制部材15により連結する態様のみ説明したが、パネル材6とレール部43とを規制部材15により連結することに加え、支柱2に対してパネル材6をボルト等で固定して、さらにパネル材6の取付状態の安定性を向上させるようにしてもよい。
1,1’ 間仕切パネル装置
2 支柱
3 上部連結部材
4 中部連結部材
6 パネル材
19 カバー部材
20,20’ 保持部材
21,21’ 第1挟持部材
21b 上向片(立上片)
22,22’ 第2挟持部材
22b 下向片
23 ボルト・ナット
41 前部連結杆
41c 上部突出部
41e 上端面
42 後部連結杆
42a 対向溝部
42c 上部突出部
42e 上端面
43 レール部
44 取付溝(中空部)
45 中空部
46 段部
61 パネル材
61c 長孔
211 第1挟持部材
211b 上向片(立上片)
212 第1挟持部材
212b 上向片(立上片)
L1 上向片の上下寸法
L2 カバー部材の上下寸法
L3 上向片の上下寸法
α,α’ 一対の連結杆間の所定間隔
β,β’ 間仕切パネル装置の厚み幅
F 外力

Claims (4)

  1. 立設した一対の支柱間に連結部材を架設し、その上下に矩形状のパネル材を取り付けてなる間仕切パネル装置であって、
    前記連結部材は、長手方向に中空部を有し前記支柱の幅方向に配設される一対の連結杆と、前記一対の連結杆を上下方向から挟んで連結する上下一対の挟持片と、を備えることを特徴とする間仕切パネル装置。
  2. 上方及び下方の少なくとも一方の前記挟持片には、その両端に前記パネル材が係止される立上片を備えていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切パネル装置。
  3. 前記一対の連結杆は、その断面形状が長手方向に連続していることを特徴とする請求項1または2に記載の間仕切パネル装置。
  4. 前記一対の連結杆は、その上端面から上方に突出する段部が設けられており、上方の前記挟持片は、前記一対の連結杆における前記段部間に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
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