JP6577739B2 - 感染性物質を輸送するための二次包装用の包装袋 - Google Patents

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本発明は、病原体などの感染性物質(「検体」と称する場合もある)を収納した容器を安全に包装して輸送するための二次包装用の包装袋に関するものである。
感染性物質を輸送(空輸)する二次包装用の包装袋としては、本発明と同一出願人に係る包装袋の発明が特許として認められて公知になっている。
この公知例の特許発明は、感染性物質を一次包装、二次包装及び三次包装して輸送するための輸送用容器であり、該輸送用容器の内の二次包装用の包装袋であって、該包装袋は、プラスチックシートまたはフィルムからなる表面材と裏面材とを重ねあわせ、上面を開口部として除き両側面と底面とを一連にヒートシールして袋体に形成し、前記開口部となる表面材と裏面材との上面内側にそれぞれプラスチックシートまたはフィルムからなる所要大きさの仕切材を配設して上面及び両側面をヒートシールして表面材と裏面材とに仕切材をそれぞれ取り付けてポケット部を形成し、前記裏面材の上部外側に前記開口部が開かないように接着手段で貼着する封緘材を設け、前記包装袋の内圧が上昇したときに前記仕切材同士の面接触が維持されて前記ポケット部のいずれかでその内圧を受ける構成にしたことを特徴とするものである(特許文献1参照)。
この二次包装用の包装袋は、輸送中において外気温度の影響によって包装袋の内圧が、感染症法などで規定する基準値95kPa以上の圧力になっても、その内圧を開口部側に設けたポケット部で受けるので、開口部、即ち、出し入れ口は開放せず、また、包装袋のヒートシール部分が剥れたりしないので、感染性物質を安全に輸送できるというものである。
この公知例に係る特許発明においては、従来から周知の二次包装の容器に係るプラスチック製の袋(パウチ/pouch)は、二枚のプラスチックシートを重合し、上下左右の周縁をヒートシール等により気密に接着して構成され、例えば、一つの面のプラスチックシートの上端部近くに両側面まで至らない範囲で切り込みを設けて出し入れ口を形成し、該出し入れ口の内側にファスナーを取り付けて開閉できるようにし、該ファスナーは樹脂製の凸状の係合片と、凹状の係合片とで構成されている問題点、即ち、一つの面におけるプラスチックシートに両側面にまで至らない範囲で切り込みを設けて出し入れ口を形成し、しかも、その内側に樹脂製ファスナーを取り付けてあるので、出し入れ口が狭くて被包装物を出し入れし難いという取り扱い並びに作業性に支障を来たすという問題点、および実際の使用において、出し入れ口を樹脂製ファスナーの凸状と凹状の係合片による係合力と、片面粘着テープによる接着力とで密閉状態を維持しているが、温度変化によって内部の空気が膨張して内圧が基準の95kPa以上の圧力になったときに、その圧力がファスナーを通して粘着テープに直接作用し、また、パウチの膨らみによってプラスチックシートが全体的に伸びるようになり、それらの直接の圧力作用と伸び作用とによって粘着テープが剥がれ、続いてファスナーの係合片が離脱して出し入れ口が開放してしまい、実質的に感染症法などで規定する基準の設定した圧力差に耐えることができなくなるという問題点とを解決したものである。
特許第4590024号公報
前記公知例の特許発明に係る二次包装用の包装袋においては、気体を対象にした試験を行って発明を完成したものであって、医療関係の感染症防止用の二次包装袋であり、一次包装の輸送用容器で液体の内容物が密閉されているため、二次包装袋に大量の液体が入ることはないのである。従って、前記公知の二次包装用の包装袋においては、一次包装の輸送用容器が、特に、液状内容物の場合に、温度変化に耐えられなくなって内容物の一部が漏れたとしても、実際の使用では、漏れた内容物は二次包装用の包装袋内で保持されて外部に漏れないようにはなっている。
ところが、欧米での試験方法では、温度変化を考慮せず、常温で液体(水)をポンプで圧力を上げて包装袋に注入して内圧試験のみを行っているのが現状である。そして、前記公知例の特許発明に係る二次包装用の包装袋に対しても、その試験方法を用いて試験を行っている。その試験方法の場合に、袋体の開口部の両側を摘まんで50〜100cm程度の高さに支持した状態で水を注入すると荷重が掛かり袋の中央部底面が下がると共に、封緘材を閉めていないので、開口部の内側に設けてある逆止弁機能を有する仕切材の中央部も下がる。仕切材同士は、重なり合った(ブロッキングした)状態で内圧が掛かれば漏れないが、袋体が歪んだ状態で変則的な荷重または圧力が掛かると仕切材の表面材と裏面材との間に隙間ができ、その状態で荷重または内圧が掛かったり袋体を落下させると極少量の一部の水が漏洩する。
そのような実験を行う欧米では、前記公知例の特許発明に係る二次包装用の包装袋については、好ましくないという評価がなされて、業界での使用が現実に制限されるという問題点が生じている。
本発明の主たる目的は、感染症法などで規定する基準の内圧が95kPa以上の圧力になっても被包装物の出し入れ口が開放しないこと、および袋体が歪んだ状態で欧米式の耐圧実験を行っても、気体や一部少量の液体も漏らさないようにした二次包装用の包装袋を提供することである。
本発明は、前記課題を解決する具体的手段として、感染性物質を一次包装、二次包装及び三次包装して輸送するための輸送用容器であり、該輸送用容器の内の二次包装用の包装袋として、プラスチックシートまたはフィルムからなる表面材と裏面材とに開口部となる上面側に同質材料からなる所要大きさの仕切材をそれぞれ重ね合わせて上面側となる端縁に沿ってそれぞれ所要幅にヒートシールして表面側の仕切材及び裏面側の仕切材とし、該両仕切材と共に表面材と裏面材とを重ね合わせて、上面の開口部を除き両側面と底面とを一連にヒートシールして袋状に形成した二次包装用の包装袋であって、前記包装体の材料として、ナイロンを芯材として両面にポリエチレン及び/又はロウデンポリエチレンのいずれかを一体的にラミネートした3層または4層構造で厚さが120〜170μmのシートまたはフィルムが使用され、該包装体の両側面と底面との一連のヒートシールのヒートシール強度は概ね70〜120Nとし、前記仕切材における表面側の仕切材と裏面側の仕切材とが内圧でまたは袋体の変形で分離しないように両仕切材間にジッパー(登録商標)を設けると共に、該ジッパー(登録商標)が位置する部分の袋体の両側縁部におけるシール部に段差部をなくすと共にジッパー端部の上下近傍を強固にするためヒートシール強度が90N以上のポイントシール部を設けたことを特徴とする二次包装用の包装袋を提供するものである。
本発明において、前記ジッパー(登録商標)の幅は、4±2mmであること;および前記包装袋の表面側または裏面側のいずれかに内容物を記載した紙片を入れるポケット部を形成したこと;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る二次包装用の包装袋によれば、包装体の材料として、ナイロンを芯材として両面にポリエチレン及び/又はロウデンポリエチレンのいずれかを一体的にラミネートした3層または4層構造で厚さが120〜170μmのシートまたはフィルムが使用され、包装体の両側面と底面との一連のヒートシールのヒートシール強度は概ね70〜120Nとしたことから、伸びが少なく強靭で柔軟性あり低温シール性に優れ、表面側の仕切材と裏面側の仕切材とが内圧でまたは袋体の変形で分離しないように両仕切材間にジッパー(登録商標)を設けると共に、該ジッパー(登録商標)が位置する部分の袋体の両側縁部におけるシール部に段差部をなくすと共にジッパー端部の上下近傍を強固にするためヒートシール強度が90N以上のポイントシール部を設けたことによって、袋体が歪んだ状態で変則的な荷重または圧力が掛かったり、欧米での耐圧試験方法によっても、気体のみならず微少の水滴も漏洩させないと共に、輸送中において外気温度の影響によって包装袋の内圧が、感染症法などで規定する基準値95kPa以上の圧力になっても、ジッパー(登録商標)によって開口部、即ち、出し入れ口を閉鎖状態に維持して開放させず、また、包装袋のヒートシール部分が剥れたりしないので、感染性物質を安全に輸送できるという優れた効果を奏する。
さらに、包装袋の上面に設けた開口部が全面的に開放できるので、感染性物質等の被包装物を出し入れする作業や取り扱いが容易にできるばかりでなく、特に、仕切材のシートまたはフィルム材は表面材および裏面材に対して強力(概ね70〜120N)なヒートシール強度にしてポケット状部を形成し内圧に耐えるようになっており、ジッパー(登録商標)を閉めることにより、ブロッキング作用が著しく向上するという優れた効果も奏する。























本発明の実施の形態に係る二次包装用の包装袋を示した平面図である。 同実施の形態に係る包装袋の構成部材である表面材と裏面材とを分離して示した斜視図である。 同実施の形態に係る包装袋の構造を理解するため表面材と裏面材と分離し且つ要部を拡大して略示的に示した側面図であって、(a)は表面材の拡大側面図、(b)は裏面材の拡大側面図である。 同実施の形態に係る包装袋に収納する感染性物質の包装形態を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る包装袋に、包装した感染性物質を収納する状況を示す要部の斜視図である。 同実施の形態に係る包装袋に、包装した感染性物質を収納した状態の平面図である。 図6のA−A線に沿う断面図である。 図7の包装状態において、外気温度により包装袋の内部空気が膨張して内圧が上昇した状態を略示的に示した説明図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。まず、図1〜図3において、本発明に係る二次包装用の包装袋1は、所要厚さで所要大きさ(広さ)の柔軟性とある程度の剛性とを有する2枚の長方形状のプラスチックシートまたはフィルムからなる表面材2と裏面材3とからなり、該表面材2と裏面材3とにおける袋体としての開口部となる位置に、略同質材料からなる表面側の仕切材4と裏面側の仕切材5とをそれぞれ一体的に取り付けて後述するポケット状部を形成すると共に、該仕切材4、5の対向面に幅が4±2mmで長さが仕切材4、5の横方向の長さ程度(概ね袋体の幅)で凹凸嵌合または係合形のファスナー、即ち、ジッパー(登録商標)6、7がヒートシール手段によりシール8、9されて一体的に取り付けられたものである。また、裏面材3は所要長さの延長部を設けて封緘部3aとしたものである。
さらに、表面材2と裏面材3とに対する仕切材4、5の取り付けに関しては、表面材2に対しては開口部となる上縁部に沿ってヒートシール手段による所要幅のシール部10により一体的に取り付け、裏面材3に対しては、延長部3a(封緘部という)との境目で袋体としての開口部となる位置に、ヒートシール手段による所要幅のシール部11により一体的に取り付ける。これらシール部10、11の幅は、概ね10〜12mm程度である。また、表面材2、裏面材3及び仕切材4、5に使用されるプラスチックシートまたはフィルムの厚さは、包装袋1の大きさによって異なるが概ね130±50μm程度の範囲とする。また、仕切材4、5の厚みも略同じである。
このように形成された材料、即ち、表面材2と裏面材3とを、仕切材4、5側を向かい合わせにし、且つ、ジッパー(登録商標)6、7を嵌合させて仕切材4、5同士を正確に位置合わせして重ね合わせた状態で、両側面と底面との三方の側縁をヒートシール手段によるシール部12、13、14によって包装袋1に形成したものである。この場合に、表面材2と裏面材3とは、底部となる下端部の位置合わせをすると共に、開口部15となるシール部10、11を位置合わせして正確に重ね合わせて、シール部12、13、14を形成することにより、図1に示した包装袋1が形成され、仕切材4、5にジッパー(登録商標)6、7を設けたことにより、仕切材4、5の上下方向の幅を狭くすることができ、袋体としての収納部が従来よりも20%程度広く使用できるのである。また、包装袋1の表面側または裏面側のいずれかに、前記シール部形成と一緒に被包装物の内容物を記載した紙片を入れる蓋23付きのポケット部24を透明なフィルム材で形成してある。
なお、シール部10〜14のシール強度については、概ね70〜120Nとし、仕切材4、5の下端部側およびジッパー(登録商標)6、7が位置する部分に厚みによる段差部が生じてシール強度が不十分である自体が生じないようにするために、それらの部分および近傍をさらに強くポイントシール16、17して90N以上とする。さらに、前記封緘部3aには剥離紙を備えた封緘用の接着部18を設け、包装袋1の内部に被包装物である感染性物質を収納した後に、包装袋1の開口部15を全面的に覆うように折り畳み、表面材2に接着部18を貼着させて開口部15が開かないように押さえるものである。
本発明に係る二次包装用の包装袋1に収納される感染性物質は、図4に示したように、一次包装された包装物19として包装袋1に収納される。この一次包装の包装物19は、例えば、感染性物質を試験管20等に入れて蓋部材21により密閉状態にし、クッション性と吸液性とを有する包装材料22により全体を安全に包装するものであり、従来例とほぼ同じ手段で一次包装される。
このように一次包装された感染性物質の包装物19は、図5に示したように、包装袋1の開口部15を開くと共にジッパー(登録商標)6、7の嵌合または係合を解き、該開口部15から余裕をもって包装物19を収納すると、図6に示したように、仕切材4、5を通り抜けて包装袋1のほぼ3/4を占める底部側の収納部まで押し込んで位置させ、包装袋1内の空気を或る程度排除した状態にして、ジッパー(登録商標)6、7を嵌合または係合させた後に封緘部3aを表面材2側に折り畳み、保護フィルムまたは剥離紙を剥がして接着部18を表面材2に貼着させ、開口部15が開かないように抑制または定着させることにより、図7に示したように、二次包装が終了する。そして、二次包装された感染性物質は、従来例と同様に、所要の強度を有する三次包装容器(外装容器)に収容されて輸送されるのである。
そこで、輸送中において外気温度の変化、特に、熱帯地方において外気温度が上昇し、二次包装の包装袋1内の空気が膨張して内圧が感染症法などで規定する基準値95kPa以上の圧力になった状況について、図8を参照して説明する。
包装袋1内の空気が膨張した場合には、包装袋1の全体が膨らむのであり、その膨らみによって、シール部12、13を形成した側面が全体的に内側に接近する。その接近によって内側に設けられている仕切材4、5はジッパー(登録商標)6、7が嵌合または係合しているのでブロッキング状態を維持して、表面材2または裏面材3のいずれかに面接触したままの状態で変形し、封緘部3aには内部圧力の作用はほとんど掛からないし、出し入れ口、即ち、開口部15を押し広げるような作用は働かないので開放しないのであり、包装袋1内の上昇した内部圧力は、例えば、仕切材4側のポケット状部4aで必然的に受け止められ、各ヒートシール部の接着力が強いので包装袋1として破裂するする恐れもないのである。なお、図示していないが、仕切材5側にもポケット状部5aが存在し、前記ポケット状部4aと同様に、いずれかで内部圧力を受け止めるのである。
また、欧米での耐圧試験方法、即ち、包装袋1内に所要量の水を入れて落下させた場合でも、表面側の仕切材4と裏面側の仕切材5との間に設けたジッパー(登録商標)6、7の嵌合または係合によって、仕切材4、5の間が密閉状態で強く締め切られているので、落下による衝撃および飛散する水は、表面材2と裏面材3とで全面的に受けるのであり、落下による衝撃で密閉状態にある仕切材4、5の間を開くように作用する圧力は物理的に生じないのであるから、仕切材4、5の間を開くことは全くないのであり、圧力による気体や飛散する水滴が仕切材4、5の隙間を通って外部に漏れる心配は全くないのである。
従って、欧米での耐圧試験方法に供しても、気体や液体の漏れが全くないのであるから合格品となるのである。
本発明で使用されるプラスチックシートまたはフィルムについては、株式会社タマポリ社製の「シーラントPEフィルム」、品名「SB−5」、「SB−7」、「SB−10」が好ましい。これらの商品は、ナイロンを芯材として両面にポリエチレンおよび/またはロウデンポリエチレンのいずれかを一体的にラミネートした3層または4層構造であり、厚さが120〜170μmの範囲程度まで使用可能であり、伸びが少なく強靭で柔軟性があり低温シール性に優れているのである。例えば、規格のA−4サイズの包装袋1の表面材2と裏面材3に使用されるものとしては、PPC25/PET12/NY15〜25/LLDPE70μmが好ましく、仕切材4、5には、LLDPE70/PRT25/LLDPE70μmが使用可能であり、概ね温度−40〜+55℃に耐えられるが、包装袋1の大きさ、例えばB−4サイズまたはエクセルサイズの場合には、厚さがさらに厚くなる可能性がある。
このように使用材料を選択することによっても、包装袋1としての特性、特に、仕切材4、5を三層構造にしたものであるが、これに限定されず、例えば、二層構造または四層構造にすることもできるのであり、要するに、複数構造にすること、及び袋体は強靭で伸び率を少なくすること、さらに、ヒートシール強度が高くて剥がれないこと、温度変化によって開口部15が開かないようにジッパー(登録商標)6、7により仕切材4、5が密閉状態に維持されること、などである。
本発明に係る二次包装用の包装袋は、感染性物質の輸送に使用する二次包装用の包装袋において、袋体を構成する表面材と裏面材とにより開口部を形成する内側に、それぞれ仕切材を設けると共に、該仕切材間に」ジッパー(登録商標)を設けて密閉性を高く維持したことにより、欧米の耐圧試験を完全にクリヤーできるようにすると共に、感染症法などで規定する基準の内圧が95kPa以上の圧力になっても出し入れ口が開放しないで安全に輸送に供することができるのであって、世界中で、特に、感染性物質を、温度変化の激しい地域または領域へ航空輸送する際に広く利用できるのである。
1 二次包装用の包装袋
2 表面材
3 裏面材
3a 封緘部
4、5 仕切材
4a、5a ポケット状部
6、7 ジッパー(登録商標)
8、9 シール
10、11、12、13、14 シール部
15 開口部(出し入れ口)
16、17 ポイントシール
18 剥離紙付き接着手段
19 包装物
20 試験管
21 蓋部材
22 包装材料
23 蓋
24 ポケット部

Claims (3)

  1. 感染性物質を一次包装、二次包装及び三次包装して輸送するための輸送用容器であり、該輸送用容器の内の二次包装用の包装袋として、プラスチックシートまたはフィルムからなる表面材と裏面材とに開口部となる上面側に同質材料からなる所要大きさの仕切材をそれぞれ重ね合わせて上面側となる端縁に沿ってそれぞれ所要幅にヒートシールして表面側の仕切材及び裏面側の仕切材とし、該両仕切材と共に表面材と裏面材とを重ね合わせて、上面の開口部を除き両側面と底面とを一連にヒートシールして袋状に形成した二次包装用の包装袋であって、
    前記包装体の材料として、ナイロンを芯材として両面にポリエチレン及び/又はロウデンポリエチレンのいずれかを一体的にラミネートした3層または4層構造で厚さが120〜170μmのシートまたはフィルムが使用され、
    該包装体の両側面と底面との一連のヒートシールのヒートシール強度は概ね70〜120Nとし
    前記仕切材における表面側の仕切材と裏面側の仕切材とが内圧でまたは袋体の変形で分離しないように両仕切材間にジッパー(登録商標)を設けると共に、
    該ジッパー(登録商標)が位置する部分の袋体の両側縁部におけるシール部に段差部をなくすと共にジッパー端部の上下近傍を強固にするためにヒートシール強度が90N以上のポイントシール部を設けたこと
    を特徴とする二次包装用の包装袋。
  2. 前記ジッパー(登録商標)の幅は、4±2mmであること
    を特徴とする請求項1に記載の二次包装用の包装袋。
  3. 前記包装袋の表面側または裏面側のいずれかに内容物を記載した紙片を入れるポケット部を形成したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の二次包装用の包装袋。
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