JP6573352B2 - 結像光学系および画像投射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像投射装置の投射レンズ等として用いられる結像光学系に関する。
画像投射装置には、より近い投射距離でより大きい画像を投射できるようにするために、広画角の投射レンズとしての結像光学系が求められている。一般に、広画角の結像光学系としては、拡大共役側に負のパワーが配置され、縮小共役側に正のパワーが配置された、いわゆるレトロフォーカスタイプの光学系が用いられる。
ただし、レトロフォーカスタイプの結像光学系は、広画角になるほど拡大共役側のレンズ径が大きくなる傾向があり、画像投射装置のように長いバックフォーカスと高いテレセントリック性が求められる場合にこの傾向が顕著に現れる。この問題を解決可能な結像光学系として、特許文献1および特許文献2には以下のような光学系が開示されている。
特許文献1には、入射光線に光学系内にて中間結像させることでバックフォーカスを容易に確保することができ、さらに中間結像位置の前後で独立に収差補正を行うことで良好な画質が得られる結像光学系が開示されている。
特許文献2にも、入射光線に光学系内にて中間結像させ、中間結像位置の前後で収差補正を行う結像光学系であって、反射面により光路を折り曲げることでコンパクト化が図られた結像光学系が開示されている。
特開平05−027345号公報 特表2006−523318号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2には、中間結像位置の前後で収差補正をすることが開示されているものの、具体的な光学系の構成は開示されていない。また、中間結像する結像光学系において高精細な画像を得るためには、高次の軸外収差の補正や中間結像位置の前後で加算関係となる軸上色収差の補正が考慮することが必要である。
本発明は、中間結像する結像光学系であって、高精細な画像を得ることができる結像光学系およびこれを用いた画像投射装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の結像光学系は、拡大共役側と縮小共役側の所定位置とを共役にし、これら所定位置と共役な中間結像位置に中間像を形成する。該結像光学系は、該結像光学駅に入射する光束のうち軸外主光線が該結像光学系の光軸と交差する2点の間において中間結像位置よりも拡大共役側に配置され、拡大共役側の面が拡大共役側に向かって凸の面である第1正レンズと、該2点の間において中間結像位置よりも縮小共役側に配置され、縮小共役側の面が縮小共役側に向かって凸の面である第2正レンズと、第1正レンズおよび第2正レンズの間に配置された負レンズとを有する。第正レンズ負レンズおよび第2正レンズの材料のアッベ数をそれぞれν1,ν2およびν3とし、屈折率をそれぞれN1,N2,N3とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする。
5<ν2−ν1<80
5<ν2−ν3<80
0<ν3−ν1<20
0.03<N1−N2<1.0
0.03<N3−N2<1.0
なお、上記結像光学系を用いた画像投射用光学系および画像投射装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、中間結像する結像光学系において、高次の軸外収差および軸上色収差を良好に補正して高精細な画像を形成することができる結像光学系を実現することができる。そして、この結像光学系を用いた画像投射装置は、高精細な大画像を短い投射距離で投射することができる。
本発明の実施例1である結像光学系の断面図。 実施例1の結像光学系の収差図。 本発明の実施例2である結像光学系の断面図。 実施例2の結像光学系の収差図。 本発明の実施例3である結像光学系の断面図。 実施例3の結像光学系の収差図。 中間結像する結像光学系の各部を示す図。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図7には、本発明の典型的な実施例としての結像光学系を示している。まずこの図を用いて、後述する具体的な実施例に共通する事項について説明する。実施例の結像光学系は、図に示すように、拡大共役側(図には拡大側と記す)から縮小共役側(図には縮小側と記す)に順に、それぞれ複数のレンズを含む広角レンズ部WL、フィールドレンズ部FLおよびリレーレンズ部RLにより構成されている。拡大共役側は拡大側共役面の側という意味であり、縮小共役側は縮小側共役面の側という意味である。
フィールドレンズ部FLは、その内部に中間結像面(その位置である中間結像位置を図中にIMと記す)を有し、広角レンズ部WLの射出瞳とリレーレンズ部RLの入射瞳とを共役な関係とする。リレーレンズ部RLは、フィールドレンズ部FLの内部に中間結像により形成された中間像を最終像面に伝達する。拡大共役側に配置された物体の像は結像光学系内で倒立結像し、最終像面において再度倒立して正立像が得られる。
フィールドレンズ部FLは、広角レンズ部WLにおける軸上光束がほぼアフォーカルな状態を越えて集光し始める位置と、リレーレンズ部RLにおける軸上光束がほぼアフォーカルな状態となる位置との間に配置された一連のレンズである。フィールドレンズ部FLを構成するレンズは、中間結像位置(中間結像面)IMよりも拡大共役側と縮小共役側の双方に、中間像としての虚像を形成する。
中間像を形成する結像光学系では、上記3つのレンズ部WL,FL,RLがそれぞれ役割分担して他のレンズ部のデメリットを補正し合う構成を持つことが可能である。特に、広角レンズ部WLは画角に起因する軸外収差を広角レンズ部WLのみで厳密に補正しなくてよくなるため、大幅な小型化が期待できる。
しかし、実施例の結像光学系では、3つのレンズ部WL,FL,RLがいずれも正のパワーを有するため、中間結像位置IMの前後で軸上色収差が加算される。また、高画角化により発生する高次の軸外収差を光線高の低い位置で補正するので、高次の収差については補正不足となり、中間の像高において像面湾曲や歪曲が大きく残ってしまう。
フィールドレンズ部FLは、入射光束のうち軸外主光線が結像光学系の光軸と交差する2点P1,P2の間に配置されている。そして、図示は後述する各実施例にて行うが、フィールドレンズ部FLは、中間結像位置IMよりも拡大共役側に配置されて拡大共役側に向かって凸の拡大側正レンズ(第1レンズ)L1を有する。また、フィールドレンズ部FLは、中間結像位置IMよりも縮小共役側に配置されて縮小共役側に向かって凸の縮小側正レンズ(第3レンズ)L3を有する。さらに、フィールドレンズ部FLは、これら正レンズL1,L3の間に配置された負レンズ(第2レンズ)L2を有する。そして、このフィールドレンズ部FLが、後述する所定の条件を満足することで上記補正を容易にする。
フィールドレンズ部FLの内部において、軸上光束は、拡大共役側から中間結像位置IMに向かって収束光束になり、中間像を形成して発散光束となる。このとき正レンズL1を拡大共役側に向かって凸の形状とすることで、軸上光束への寄与を減らし、軸外光束を結像光学系の光軸に近づく方向に強く屈折させることができる。また、中間結像位置IMよりも縮小共役側に、縮小共役側に向かって凸の正レンズL3を配置することで、正レンズL1と同様に軸上光束への寄与を減らし、軸外光束を強く収束方向に屈折させることができる。
正レンズL1の屈折と正レンズL3の屈折は、これらの正レンズL1,L3が中間結像位置IMを挟んで配置されることで軸外収差に関しては補正関係にある。このため、低次の軸外収差を補正しつつ、高次の軸外収差を発生させることが可能となり、特に広角レンズ部WLで発生する高次の軸外収差の補正が可能になる。ここで、正レンズL1および正レンズL3の材料として高屈折率の材料を用いることで、光軸方向でのフィールドレンズ部FLの長さを短くすることが可能となる。
また、正レンズL1,L3の間に負レンズL2を配置して軸外光束を発散することで、上記軸外光束の屈折力を高めることが可能になり、より高い補正効果が得られる。一般に、広角レンズ部WLとしてはレトロフォーカスタイプの光学系が用いられるので、像面湾曲と歪曲収差が共にマイナス側に残存しやすい。このため、フィールドレンズ部FLおよびリレーレンズ部RLはこれを補正する方向に収差を発生させる必要があり、負レンズL2を正レンズL1,L3に対して低屈折率として、高次の軸外収差を発生させるのが好ましい。
一方、軸上色収差の色消しを行う方法として、強い色消しレンズに加えて、正レンズに高分散材料を使用して2次の軸上色収差を補正する方法がある。しかし、この方法では、軸上光束に対して強い屈折面を使用すると、色消し不足になったり過乗にレンズ枚数が増えたりするので、好ましくない。中間像を形成する結像光学系では、フィールドレンズ部FLのうち正レンズL1,L3に高分散材料を使用するのが好ましい。特に、正レンズL1に高分散材料を使用すると、広角レンズ部WLで発生しやすい2次の倍率色収差に対しても、正レンズL1,L3の屈折が補正関係となる。このとき、正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3の材料のアッべ数ν1,ν2,ν3を、以下の範囲に設定するのが好ましい。
5<ν2−ν1<80 ・・・(1)
5<ν2−ν3<80 ・・・(2)
ν2−ν1の値が(1)式の下限を下回ると、正レンズL1の材料の分散が小さくなるか負レンズL2の材料の分散が大きくなるため、2次の軸上色収差の補正量が低下するか、倍率色収差の発生量が大きくなる。また、ν2−ν1の値が(1)式の上限を超えると、可視光領域において十分な化学的、熱的および機械的性質を保証できるガラスが得られないので、好ましくない。ν2−ν3の値が(2)式の下限を下回ると、正レンズL1で発生する倍率色収差の補正関係が崩れるため、好ましくない。ν2−ν3の値が(2)式の上限を超えると、可視光領域において十分な化学的、熱的および機械的性質を保証できるガラスが得られないので、好ましくない。
また、正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3の材料の屈折率N1,N2,N3を、以下の範囲に設定するのが好ましい。
0.03<N1−N2<1.0 ・・・(3)
0.03<N3−N2<1.0 ・・・(4)
N1−N2の値が(3)式の下限を下回ると、正レンズL1で発生する高次の軸外収差の発生量が大きくなるか、負レンズL2で補正する高次の軸外収差の補正量が低下するため、好ましくない。N3−N2の値が(4)式の下限を下回ると、負レンズL2で補正すべき高次の軸外収差を良好に補正することができるガラスを選択することが難しくなるので、好ましくない。(3),(4)の上限を超えると、可視光域で透過率・加工性等が安定した特性を有するガラスが得られない。
以上のように、フィールドレンズ部FLを正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3により構成するとともに、正レンズL1,L3の材料として高屈折率で高分散のガラスを用い、負レンズL2の材料を低屈折率で低分散のガラスを用いるのが好ましい。
さらに、広角レンズ部WLに、正レンズL1と反対向き(縮小共役側)に向かって凸の形状のレンズを配置し、該レンズに低分散の材料を用いることで、軸上色収差の発生を抑えることが可能になる。また、リレーレンズ部RLに、正レンズL3と反対向き(拡大共役側)に向かって凸の形状のレンズを配置し、該レンズに低分散の材料を用いることで、軸上色収差の発生を抑えることが可能になる。このため、実施例では、正レンズL1より拡大共役側に縮小共役側に向かって凸の正レンズ(第4レンズ)L4を有するとともに、正レンズL3よりも縮小共役側に拡大共役側に向かって凸の正レンズ(第5レンズ)L5を有する。さらに、これら正レンズL4,L5の分散を示すアッベ数ν4,ν5と正レンズL1,L3の分散を示すアッベ数ν1,ν3は、以下の条件を満足することが好ましい。
10<ν5−ν3<60 ・・・(5)
ないレンズ枚数で収束力を強めるために、正レンズL4は縮小共役側に向かって凸の形状を有することが好ましく、正レンズL5は拡大共役側に向かって凸の形状を有することが好ましい。そして、(5)式を満足することで、軸上色収差の発生を抑えることができる。ν5−ν3の値が()式の下限を下回ると、軸上色収差の発生量が大きくなりすぎるので、好ましくない。また、ν5−ν3の値が()式の上限を超えると、可視光領域において十分な化学的、熱的および機械的性質を保証できるガラスが得られないので、好ましくない。
また、正レンズL1のシェイプファクターをSP1とし、正レンズL3のシェイプファクターをSP3とするとき、以下の(),()式により示す条件を満足することが好ましい。
−10<SP1<0 ・・・(7)
0<SP3<+10 ・・・(8)
シェイプファクターSPは、拡大共役側のレンズ面の曲率半径をR1とし、前記縮小共役側のレンズ面の曲率半径をR2とするとき、
SP=(R1+R2)/(R1−R2)
なる式で定義される。
SP1が(7)式の下限を下回ると、正レンズL1のメニスカス形状が強くなりすぎ、十分な2次の軸上色収差の補正量が得られないので、好ましくない。SP1が(7)式の上限を超えると、1次の軸上色収差の発生量が大きくなりすぎ、不要に多くの色消しレンズを配置する必要が生じるため、好ましくない。SP3が(8)式の下限を下回ると、正レンズL3で発生する1次の軸上色収差の発生量が大きくなるため、好ましくない。SP3が(8)式の上限を超えると、十分な2次の軸上色収差の補正量が得られないので、好ましくない。
また、正レンズL1の部分分散比θgf1を、以下の範囲に設定するのが好ましい。
0.600<θgf1<0.800 ・・・(9)
部分分散比θgf1は、正レンズL1の材料のg線、f線およびC線に対する屈折率をそれぞれNg,Nf,NCとすると、以下の式で定義される。
θgf1=(Ng−Nf )/ (Nf−NC)
正レンズL1の分散を大きくすることで、2次の倍率色収差の補正と、2次の軸上色収差の補正との両立が可能となる。θgf1が(9)式の下限を下回ると、上記補正の効果が少なくなるため、好ましくない。θgf1が(9)式の上限を超えると、可視光領域において十分な化学的、熱的および機械的性質を保証できるガラスが得られないので、好ましくない。
さらに好ましくは、正レンズL1の異常分散性Δθgf1を、以下の範囲に設定するのが好ましい。
0.010<Δθgf1<0.050 ・・・(10)
ただし、異常分散性Δθgf1は、
Δθgf1=θgf1−(0.6438−0.001682×ν1)
なる式で定義される。
正レンズL1の異常分散性を(10)式の範囲に設定することで、2次の倍率色収差の補正と2次の軸上色収差の補正とをより効率良く行うことができる。Δθgf1が(10)式の下限を下回ると、上記補正の効果が少なくなるため、好ましくない。Δθgf1が(10)式の上限を超えると、可視光領域において十分な化学的、熱的および機械的性質を保証できるガラスが得られないので、好ましくない。
さらに、広角レンズ部WL、フィールドレンズ部FLおよびリレーレンズ部RLの焦点距離をそれぞれ、fWL,fFLおよびfRLとするとき、以下の条件を満足することが好ましい。
0.0<fWL/fFL<2.0 ・・・(11)
0.0<fWL/fRL<2.0 ・・・(12)
fWL/fFLの値およびfWL/fRLの値がそれぞれ(11),(12)式の下限を下回ると、広角レンズ部WL、フィールドレンズ部FLおよびリレーレンズ部RLにおける収差補正の分担関係が低下する。このため、各レンズ部で収差補正が必要になり、レンズ枚数を増加させることになるので、好ましくない。また、これらの値がそれぞれ(11),(12)式の上限を超えると、十分な画角を得るのが難しくなるか、フィールドレンズ部FLで周辺光束を大きくとり回す必要が生じてレンズ中間部での有効径が大きくなったり全長が著しく増加したりするので、好ましくない。
さらに、正レンズL1、負レンズL2、正レンズL3の焦点距離をそれぞれf1,f2およびf3とするとき、以下の条件を満足することが好ましい。
0.5<f1/f3<3.0 ・・・(13)
−2.0<f2/f3−0.5 ・・・(14)
f1/f3の値が(13)式の上限を超えるか下限を下回るかすると、正レンズL1と正レンズL3の補正関係が崩れるか、レンズ枚数が増加するので、好ましくない。f2/fの値が(14)式の下限を下回ると、負レンズL2の補正量が少なくなりすぎ、軸外収差の補正が不十分になるので、好ましくない。f2/fの値が(14)式の上限を超えると、補正量が大きすぎ、かえって像面湾曲や歪曲収差の増加につながり、その結果、レンズ枚数が増加するので、好ましくない。
さらに、正レンズL1,L3の材料の分散の関係を、以下の範囲に設定するのが好ましい。
0<ν3−ν1<20 ・・・(15)
正レンズL1が2次の軸上色収差の補正が可能なのに対して、正レンズL3は正レンズL1で発生する1次の収差の打ち消しの役割が強いため、正レンズL3の材料の分散を正レンズL1に対してやや低分散に設定するとよい。ν3−ν1の値が(15)式の下限を下回ると、2次の軸上色収差の補正量が低下するので、好ましくない。ν3−ν1の値が(15)式の上限を超えると、1次の収差の打ち消し関係が低下するので、好ましくない。
その他のレンズ構成については、高次の軸外収差補正と2次の軸上色収差の補正のためにフィールドレンズ部FLの正レンズL1,L3に高分散のガラスを用いるので、広角レンズ部WLおよびリレーレンズ部RLにはそれぞれ、強い色消しレンズを複数配置する。
正レンズL1、負レンズL2およびL3に該当するレンズは少なくとも1枚あればよく、レンズL1〜L5の間に弱い屈折力のレンズや平行平板等が含まれてもよい。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
図1および表1には、実施例1(数値例1)の結像光学系を含む画像投射用光学系の構成を示している。この光学系は、液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等の光変調素子(図中の最も縮小共役側に描かれた縦線の位置に配置される)により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置に用いられる。
画像投射装置は、該装置に入力された画像信号に応じて光変調素子を駆動する駆動部(図示せず)を有する。結像光学系は、縮小共役側に配置された光変調素子により変調された光(入射光束)を、拡大共役側に配置されたスクリーン等の被投射面に投射する投射光学系として用いられる。結像光学系において、リレーレンズ部RLよりも縮小共役側には、複数の光変調素子でそれぞれ変調された複数の色光を合成して結像光学系(投射光学系)に導くプリズムPRが配置されている。これらのことは、後述する実施例2,3でも同じである。
本実施例の結像光学系では、広角レンズ部WLは、その最も縮小共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL4を含む7枚のレンズにより構成されている。また、フィールドレンズ部FLは、拡大共役側から縮小共役側に順に、正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3を含む5枚のレンズにより構成されている。正レンズL1および負レンズL2はそれぞれ2枚のレンズにより構成され、正レンズL3は1枚のレンズにより構成されている。さらに、リレーレンズ部RLは、その最も拡大共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL5を含む7枚のレンズにより構成されている。中間結像位置IMは、正レンズL1と負レンズL2との間に位置する。
正レンズL1は、軸外光束の収差補正のために2枚のレンズに分割され、いずれのレンズにも高屈折率で高分散の材料が使用されている。
負レンズL2も2枚のレンズに分割され、いずれのレンズにも低屈折率で低分散の材料が使用されている。負レンズL2は中間結像位置IMに近いため、軸上の光線高さが他のレンズに比べて低く、軸上光束への影響が小さい。一方、軸外光束に対しては偏角が大きくなるように設定されており、高次の軸外収差を発生する。本実施例では、負レンズL2を2枚のレンズに分割し、さらにこのうち縮小共役側のレンズを非球面とすることで、球面収差およびコマ収差を補正している。
正レンズL3には、高屈折率で高分散の材料が使用されている。これにより、正レンズL1で発生した比較的低次の軸外収差をキャンセルし、フィールドレンズ部FLの全体を高次の軸外収差の補正に特化した構成としている。
また、中間結像位置IMの前後で収差補正の関係にはあるが、そのままでは高画角の広角レンズ部WLで発生する収差を抑えることが困難である。このため、広角レンズ部WLに非球面レンズを配置して発生する収差を低減し、リレーレンズ部RLに非球面レンズを配置して軸外収差を補正している。これにより、フィールドレンズ部FLの構成と合わせて、極めて高い収差補正効果が得られる。
一方、正レンズL1,L3に高分散材料を用いるとともに、1次の色消しが必要である。このため、本実施例では、広角レンズ部WLに、表1中の面番号(surf)で示すレンズ面にて接合された接合レンズと、レンズ面にて接合された色消し接合レンズとを用いている。また、リレーレンズ部RLにレンズ面27にて接合された接合レンズと、レンズ面30にて接合された色消し接合レンズを配置している。
表1(および数値例2,3を示す表2,3)において、surfで示す面番号iは、拡大共役側から縮小共役側に順に各レンズ面に付した番号であり、Φeaは光線有効径である。Rはi番目のレンズ面の曲率半径、Dはi番目のレンズ面とi+1番目のレンズ面との間の間隔である。glassは各レンズのガラス材料を示す。Nおよびνはそれぞれ、ガラス材料のd線(587.56nm)に対する屈折率およびアッベ数である。面番号の右側に*が付されているレンズ面は、以下の関数で表される非球面形状を有し、各表には該関数における非球面係数を示している。「e±M」は、「×10±M」を意味する。また、yはレンズ面の面頂点を基準としたときの径方向での座標であり、xはレンズ面の面頂点を基準としたときの光軸方向での座標を示す。
x=(y2 /R)/[1+{1−(1+K)(y2 /R2 )}1/2
+ Ay4 +By6 +Cy8 +Dy10+Ey12+Fy14+Gy16
FnoはFナンバー、Φは有効像円径、ωは半画角を示す。
なお、表1において、結像レンズ全系の焦点距離を絶対値|f|で示している。これは、結像光学系内で共役点を形成することで最終像面における像は正立像になり、全系の焦点距離が定義によっては負の値になるためである。しかし、全系の屈折力は正なので、絶対値で焦点距離を表わした。このことは、表2,3でも同じである。
表4には、本数値例における全系および各部の焦点距離と、条件(1)〜(15)の数値とをまとめて示している。
また、本数値例の結像光学系の結像性能を示した収差図を図2に示す。図2の左側からそれぞれ、球面収差、非点収差および歪曲収差図を示している。球面収差において、実線はd線(587.56nm)に対する球面収差を、破線はF線(486.13nm)に対する球面収差を、点線はC線(656.27nm)に対する球面収差を示している。横軸のスケールはデフォーカス量であり、−0.15〜+0.15[mm]である。非点収差において、実線はサジタル像面での非点収差を、点線はメリジオナル像面で像面湾曲を示している。横軸は球面収差と同じである。歪曲収差においては、横軸のスケールが−0.5〜+0.5[%]で示されている。これらは、数値例2,3の収差図についても同様である。
図2に示すように、本実施例(数値例1)の結像光学系では、軸外収差の像高による変動と軸上色収差とが良好に補正されている。
図3および表2には、実施例2(数値例2)の結像光学系を含む光学系の構成を示している。本実施例では、実施例1に対して焦点距離を若干短くし、かつ使用するガラス材料を変更している。
本実施例の結像光学系でも、広角レンズ部WLは、その最も縮小共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL4を含む7枚のレンズにより構成されている。また、フィールドレンズ部FLは、拡大共役側から縮小共役側に順に、正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3を含む5枚のレンズにより構成されている。正レンズL1および負レンズL2はそれぞれ2枚のレンズにより構成され、正レンズL3は1枚のレンズにより構成されている。さらに、リレーレンズ部RLは、その最も拡大共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL5を含む7枚のレンズにより構成されている。中間結像位置IMは、正レンズL1と負レンズL2との間に位置する。
表4には、本数値例における全系および各部の焦点距離と、条件(1)〜(15)の数値とをまとめて示している。
本数値例の結像光学系の結像性能を示した収差図を図4に示す。図4に示すように、上記条件の範囲でガラス材料を変更しても、十分な収差補正の効果が得られる。
図5および表3には、実施例3(数値例3)の結像光学系を含む光学系の構成を示している。本実施例では、実施例1に対して、色消し接合の効果をやや低下させている。
本実施例の結像光学系でも、広角レンズ部WLは、その最も縮小共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL4を含む7枚のレンズにより構成されている。また、フィールドレンズ部FLは、拡大共役側から縮小共役側に順に、正レンズL1、負レンズL2および正レンズL3を含む5枚のレンズにより構成されている。正レンズL1および負レンズL2はそれぞれ2枚のレンズにより構成され、正レンズL3は1枚のレンズにより構成されている。さらに、リレーレンズ部RLは、その最も拡大共役側(フィールドレンズ部FL側)に正レンズL5を含む7枚のレンズにより構成されている。中間結像位置IMは、正レンズL1と負レンズL2との間に位置する。
表4には、本数値例における全系および各部の焦点距離と、条件(1)〜(15)の数値とをまとめて示している。また、本数値例の結像光学系の結像性能を示した収差図を図6に示す。
変調する3つの色光に対して3つの光変調素子を備えた3板式の画像投射装置では、色ごとに光変調素子の位置の微調整が可能であるので、図6に示したレベルの収差補正状態でも十分に使用が可能である。本実施例の結像光学系は軸上色収差のコントロールが可能であるので、特に3つ光変調素子の位置を意図的に互いにずらしたい場合等に有効である。
上記各実施例によれば、中間結像する結像光学系において、高次の軸外収差および軸上色収差を良好に補正して高精細な画像を形成することができる。そして、この結像光学系を用いた画像投射装置は、高精細な大画像を短い投射距離で投射することができる。

(数値例1)
|f|=8.526 Fno=2.8 Φ=29.4 ω=59.9

Surf Φea R D glass Nd νd
OBJ 840
1 62.6 64.060 3.50 STIH6 1.812 25.4
2 47.8 29.873 4.08
3* 44.6 50.099 3.20 LBAL42 1.585 59.4
4* 34.7 11.754 29.15
5 14.0 171.502 2.50 FDS90 1.854 23.8
6 14.0 18.717 6.50 SFPM2 1.597 67.7
7 14.7 -15.196 0.71
8 14.8 -12.580 1.20 FDS90 1.854 23.8
9 20.0 71.081 7.40 SFPM2 1.597 67.7
10 22.6 -18.790 0.50
11 29.4 88.475 9.90 SFPL53 1.440 94.9
12 31.8 -27.447 11.08
13 38.7 79.526 6.00 SNPH2 1.933 18.9
14 38.5 -302.586 5.72
15 35.6 24.245 6.50 SNPH1 1.816 22.8
16 33.3 39.811 19.00
17 24.4 -26.429 1.50 SBSL7 1.518 64.1
18 25.1 96.107 9.23
19* 28.3 -165.929 3.00 531100.559 1.533 55.9
20* 29.0 47.946 8.82
21 32.6 -114.334 8.00 FDS90 1.854 23.8
22 34.5 -27.741 6.44
23 31.0 27.428 6.60 SLAH66 1.776 49.6
24 29.3 149.004 16.41
25 12.2 0.000 8.17
26 14.0 -22.711 2.00 STIH6 1.812 25.4
27 14.0 148.918 4.20 SBAL35 1.591 61.1
28 14.6 -21.080 1.99
29 15.5 -14.972 1.50 SNBH8 1.725 34.7
30 22.0 24.868 8.00 SFPM2 1.597 67.7
31 24.4 -28.885 0.50
32 31.4 58.989 9.50 SFPM2 1.597 67.7
33 32.8 -33.059 1.00
34* 33.1 -91.762 6.20 LBAL42 1.585 59.4
35* 34.3 -32.811 2.00
36 40.0 1.00E+13 35.00 SBSL7 1.518 64.1
37 40.0 1.00E+13 2.00
38 40.0 1.00E+13 17.70 SF6 1.812 25.4
39 40.0 1.00E+13 2.61
IMG

No 3 4 19 20 34 35
R 50.099 11.754 -165.929 47.946 -91.762 -32.811
K 0 -0.97988 0 0 0 0
A 3.5486E-05 -8.0222E-06 4.7865E-05 7.2795E-05 -2.1241E-05 -8.9198E-06
B -6.0617E-08 2.8739E-07 4.2783E-08 -3.6637E-07 -2.9510E-08 -1.4234E-08
C 1.3329E-10 -1.2886E-09 -1.2621E-09 1.4148E-09 1.4739E-10 1.8868E-11
D -2.2141E-13 4.1206E-12 -4.5693E-12 -1.2826E-11 -3.6384E-13 5.6434E-13
E 1.7953E-16 -2.3948E-14 9.3387E-14 9.0306E-14 1.2335E-15 -3.1217E-15
F -2.2947E-20 6.5846E-17 -3.9802E-16 -3.0403E-16 1.9887E-18 9.9719E-18
G -1.6731E-22 -6.0175E-20 5.8023E-19 3.9255E-19 -7.2994E-21 -1.0670E-20

(数値例2)
|f|=7.500 Fno=3.5 Φ=29.4 ω=63.0

Surf Φea R D glass Nd νd
OBJ 840
1 66.9 57.577 3.50 STIH6 1.812 25.42
2 49.7 28.706 6.13
3* 46.1 54.184 3.20 LBAL42 1.585 59.38
4* 34.9 11.297 28.20
5 8.7 158.432 2.50 FDS90 1.854 23.78
6 10.0 16.159 6.50 SFPM2 1.597 67.73
7 12.7 -13.205 0.65
8 12.8 -10.885 1.20 FDS90 1.854 23.78
9 16.2 51.254 7.40 SFPM2 1.597 67.73
10 20.3 -18.016 0.50
11 25.8 161.099 9.90 SFPL53 1.440 94.94
12 29.0 -22.171 11.15
13 38.3 56.033 6.00 FDS90 1.854 23.78
14 38.0 4721.526 6.00
15 35.9 26.127 6.50 SNPH1 1.816 22.76
16 33.9 49.952 19.81
17 23.6 -28.664 1.50 SFSL5 1.489 70.24
18 23.8 40.575 8.40
19* 25.9 -45.637 3.00 SBAL42 1.585 59.37
20* 27.6 96.068 6.32
21 31.0 -201.101 8.00 STIH6 1.812 25.42
22 32.6 -25.619 0.50
23 29.9 29.299 6.60 SLAH53 1.810 40.93
24 28.1 362.374 16.55
25 8.5 1.00E+13 5.11
26 9.8 -34.603 2.00 STIH4 1.761 27.51
27 10.6 26.606 4.20 SBAL35 1.591 61.13
28 11.8 -23.634 2.00
29 12.6 -15.003 1.50 SLAH60 1.839 37.16
30 16.3 26.810 8.00 SFPM2 1.597 67.73
31 21.6 -24.598 0.50
32 28.0 68.959 9.50 SFPM2 1.597 67.73
33 30.2 -28.519 1.00
34* 30.7 -80.302 6.20 LBAL42 1.585 59.38
35* 32.2 -28.806 2.00
36 40.0 1.00E+13 35.00 SBSL7 1.518 64.14
37 40.0 1.00E+13 2.00
38 40.0 1.00E+13 17.70 SF6 1.812 25.43
39 40.0 1.00E+13 0.50
IMG

No 3 4 19 20 34 35
R 54.1841 11.2973 -45.6373 96.0679 -80.3019 -28.8060
K 0 -1.00837 0 0 0 0
A 3.3256E-05 -1.0809E-05 5.1226E-05 7.4148E-05 -2.0267E-05 -6.4477E-06
B -5.7900E-08 2.9465E-07 6.2372E-08 -3.6237E-07 -3.3623E-08 -1.7938E-08
C 1.2997E-10 -1.2470E-09 -1.3124E-09 1.4207E-09 1.2964E-10 1.6605E-12
D -2.1688E-13 4.1291E-12 -5.1802E-12 -1.3020E-11 -3.7645E-13 6.2699E-13
E 1.8817E-16 -2.4272E-14 9.5519E-14 9.0924E-14 1.5451E-15 -3.2141E-15
F -3.0571E-20 6.6583E-17 -3.9461E-16 -3.0403E-16 1.9887E-18 1.0281E-17
G -1.0706E-22 -6.1009E-20 5.8023E-19 3.9255E-19 -7.2994E-21 -9.9639E-21

(数値例3)
|f|=8.751 Fno=2.8 Φ=29.4 ω=59.2

Surf Φea R D glass Nd νd
OBJ 840
1 64.5 76.951 3.50 STIH6 1.812 25.42
2 50.4 33.995 5.20
3* 46.5 79.064 4.00 LBAL42 1.585 59.38
4* 35.6 12.738 26.49
5 11.5 103.803 2.50 FDS90 1.854 23.78
6 10.9 16.864 7.80 PCD51 1.595 67.00
7 13.9 -15.524 0.57
8 14.0 -12.983 1.20 FDS90 1.854 23.78
9 17.5 40.272 7.20 PCD51 1.595 67.00
10 21.0 -19.236 0.50
11 26.3 79.180 9.30 SFPL53 1.440 94.94
12 28.6 -24.638 18.25
13 37.9 60.437 5.75 SNPH1 1.816 22.76
14 37.7 -656.264 0.50
15 36.1 25.611 6.50 STIH6 1.812 25.42
16 34.0 45.980 19.90
17 24.3 -38.862 1.50 SBSL7 1.518 64.14
18 24.3 34.255 10.55
19* 28.1 288.093 3.50 531100.559 1.533 55.90
20* 29.3 41.390 7.90
21 32.2 -131.475 7.90 FDS90 1.854 23.78
22 33.7 -26.862 0.50
23 29.6 20.778 7.10 SLAH66 1.776 49.60
24 27.0 50.363 13.64
25 11.1 1.00E+13 4.95
26 11.0 -15.246 1.30 STIH6 1.812 25.42
27 11.9 0.000 4.20 SBAL35 1.591 61.13
28 13.4 -20.000 3.79
29 15.4 -17.277 1.20 SNBH8 1.725 34.71
30 19.6 30.708 8.00 SBSL7 1.518 64.14
31 23.9 -25.435 0.50
32 32.3 51.638 10.50 PCD51 1.595 67.00
33 33.8 -34.360 0.80
34* 33.8 -100.132 6.20 LBAL42 1.585 59.38
35* 34.9 -31.433 3.00
36 40.0 1.00E+13 32.87 SBSL7 1.518 64.14
37 40.0 1.00E+13 2.00
38 40.0 1.00E+13 17.70 SF6 1.812 25.43
39 40.0 1.00E+13 5.20
IMG

no 3 4 19 20 34 35
R 79.0633 12.7383 288.0931 41.3904 -100.1322 -31.4332
K 0.0000 -0.6019 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000
A 3.0647E-05 -6.3577E-05 6.6390E-05 8.4774E-05 -1.8655E-05 -4.2054E-06
B -5.6495E-08 3.0741E-07 -1.6847E-07 -5.1733E-07 -4.8786E-08 -2.9125E-08
C 1.4268E-10 -1.3791E-09 -8.0455E-10 1.5365E-09 2.3689E-10 7.6152E-11
D -2.5261E-13 4.8096E-12 -5.2939E-12 -1.1629E-11 -6.7464E-13 4.3200E-13
E 2.1153E-16 -2.4438E-14 9.4671E-14 8.7673E-14 1.6178E-15 -2.9895E-15
F -2.8793E-20 6.5846E-17 -3.9802E-16 -3.0403E-16 1.9887E-18 9.9719E-18
G -7.8945E-23 -6.8633E-20 5.8023E-19 3.9255E-19 -7.2994E-21 -1.0670E-20

以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
良好に収差補正された画像投射装置等に好適な結像光学系を提供できる。
L1 正レンズ
L2 負レンズ
L3 正レンズ
IM 中間結像位置

Claims (11)

  1. 拡大共役側の所定位置と縮小共役側の所定位置とを共役にすると共に、前記2つの所定位置と共役な中間結像位置に中間像を形成する結像光学系であって、
    前記結像光学系に入射する光束のうち軸外主光線が前記結像光学系の光軸と交差する2点の間において前記中間結像位置よりも前記拡大共役側に配置され、前記拡大共役側の面が前記拡大共役側に向かって凸の面である第1正レンズと、
    前記2点の間において前記中間結像位置よりも前記縮小共役側に配置され、前記縮小共役側の面が前記縮小共役側に向かって凸の面である第2正レンズと、
    前記第1正レンズおよび前記第2正レンズの間に配置された負レンズとを有し、
    前記第1正レンズ前記負レンズおよび前記第2正レンズの材料のアッベ数をそれぞれν1,ν2およびν3とし、屈折率をそれぞれN1,N2,N3とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする結像光学系。
    5<ν2−ν1<80
    5<ν2−ν3<80
    0<ν3−ν1<20
    0.03<N1−N2<1.0
    0.03<N3−N2<1.0
  2. 前記第1レンズのシェイプファクターをSP1とし、前記第2正レンズのシェイプファクターをL3とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項に記載の結像光学系。
    −10<SP1<0
    0<SP3<+10
    ただし、前記シェイプファクターSPは、前記拡大共役側のレンズ面の曲率半径をR1とし、前記縮小共役側のレンズ面の曲率半径をR2とするとき、
    SP=(R1+R2)/(R1−R2)
    により定義される。
  3. 前記第1レンズの材料の部分分散比をθgf1とするとき、以下の条件を満足することを特徴する請求項1または2に記載の結像光学系。
    0.600<θgf1<0.800
    ただし、前記第1レンズの材料のg線、f線およびC線に対する屈折率をそれぞれNg,Nf,NCとして、部分分散比θgf1は、
    θgf1=(Ng−Nf )/ (Nf −NC)
    により定義される。
  4. 前記第1レンズの材料の異常分散性をΔθgf1とするとき、以下の条件を満足することを特徴する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の結像光学系。
    0.010<Δθgf1<0.050
    ただし、異常分散性をΔθgf1は、
    Δθgf1=θgf1−(0.6438−0.001682×ν1)
    により定義される。
  5. 該結像光学系は、前記拡大共役側から前記縮小共役側に順に、広角レンズ部と、フィールドレンズ部と、リレーレンズ部とを有し、
    前記広角レンズ部、前記フィールドレンズ部および前記リレーレンズ部の焦点距離をそれぞれfWL,fFLおよびfRLとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の結像光学系。
    0<fWL/fFL<2.0
    0<fWL/fRL<2.0
  6. 前記第1レンズ、前記レンズおよび前記第2正レンズの焦点距離をそれぞれ、f1f2およびf3とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の結像光学系。
    0.5<f1/f3<3.0
    −2.0<f2/f3<−0.5
  7. 前記第レンズと前記第2正レンズとの間に、非球面レンズが配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の結像光学系。
  8. 前記レンズは、前記中間結像位置よりも前記縮小共役側に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の結像光学系。
  9. 前記負レンズは、前記結像光学系が備える複数のレンズのうち前記中間結像位置よりも前記縮小共役側に位置する複数のレンズの中で最も前記中間結像位置に近いことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の結像光学系。
  10. 入射した光を変調する光変調素子と、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の結像光学系であって、前記縮小共役側に配置された前記光変調素子により変調された光を、前記拡大共役側の被投射面に投射する投射光学系とを有することを特徴とする画像投射用光学系。
  11. 請求項10に記載の画像投射用光学系を有し、
    入力された画像信号に基づいて前記光変調素子を駆動することを特徴とする画像投射装置。
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