JP6572777B2 - 縫製構造及びこれを備えた乗物用シートの表皮材 - Google Patents

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Description

本発明は、縫製構造及びこれを備えた乗物用シートの表皮材に関する。
従来、例えば、車両用シートの表皮材は、複数枚の布状の表皮片を縫い合わせて構成されている(特許文献1参照)。表皮材は、3枚以上の表皮片を互いに縫い合わせ、それらの表皮片が1点で合流する縫い合わせ合流部を有するものがある。縫い合わせ合流部は、車両用シートの形状等に合わせて、少し窪ませて凹状等にする。
例えば、3枚の表皮片(第1表皮片、第2表皮片、第3表皮片)で縫い合わせ合流部を形成する場合、まず、第1表皮片の角部を形成する一の端縁部と第2表皮片の角部を形成する一の端縁部とを互いに縫い代を設けて縫い合わせる。次いで、第1表皮片の角部を形成する他の端縁部及び第2表皮片の角部を形成する他の端縁部と第3表皮片の端縁部とを互いに縫い代を設けて縫い合わせる。これにより、3枚の表皮片で縫い合わせ合流部が形成される。
特開2015−202号公報
しかしながら、上述のように、3枚の表皮片で縫い合わせ合流部を形成する場合、第1表皮片の一の端縁部と第2表皮片の一の端縁部とを縫い合わせる際に、第1表皮片及び第2表皮片の端末まで縫い合わせていた。このとき、第1表皮片及び第2表皮片における第3表皮片との縫い代を含めて縫い合わせていた。そして、そのような状態の第1表皮片及び第2表皮片と第3表皮片とを縫い合わせていた。
そのため、3枚の表皮片で縫い合わせ合流部を形成し、その縫い合わせ合流部を例えば凹状にしたときに、第1表皮片及び第2表皮片における第3表皮片との縫い代同士が縫い合わせていることで、それらの縫い代同士が開かずに突っ張った状態となり、縫い合わせ合流部において縫い代に起因するシワが発生する。車両用シートに優れた意匠性が要求される場合、特に問題となる。また、縫い代に起因するシワ発生を抑制するために、縫い代のうちシワ発生に影響する部分を予めカットしておく等の方法もあるが、生産性の低下を招いてしまう。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、縫い代に起因する縫い合わせ合流部のシワ発生を抑制でき、意匠性を向上させることができる縫製構造及びこれを備えた乗物用シートの表皮材を提供する。
本発明の一の態様である縫製構造は、第1被縫製材と、第1被縫製材と縫い合わされた第2被縫製材と、第1被縫製材及び前記第2被縫製材と縫い合わされた第3被縫製材と、を備え、第1被縫製材は、第2被縫製材との縫い代である第1A縫い代と、第3被縫製材との縫い代である第1B縫い代と、第1A縫い代と第1B縫い代とが重なる第1重合部と、を有し、第2被縫製材は、第1被縫製材との縫い代である第2A縫い代と、第3被縫製材との縫い代である第2B縫い代と、第2A縫い代と第2B縫い代とが重なる第2重合部と、を有し、第3被縫製材は、第1被縫製材及び第2被縫製材との縫い代である第3縫い代を有し、第1被縫製材と第2被縫製材とが縫い合わされた第1縫合部は、その一端が第1被縫製材及び第2被縫製材と第3被縫製材とが縫い合わされた第2縫合部の位置まで延び、かつ、第1被縫製材の第1重合部及び第2被縫製材の第2重合部に存在しない。
上記縫製構造によれば、第1縫合部は、その一端が第2縫合部の位置まで延び、かつ、第1被縫製材の第1重合部及び第2被縫製材の第2重合部に存在しない。すなわち、第1被縫製材における第3被縫製材との縫い代である第1B縫い代(第1重合部)と第2被縫製材における第3被縫製材との縫い代である第2B縫い代(第2重合部)とが縫い合わされないように、第1被縫製材と第2被縫製材とが縫い合わされている。
そのため、例えば、第1被縫製材、第2被縫製材及び第3被縫製材を互いに縫い合わせ、それらが合流する縫い合わせ合流部を形成し、その縫い合わせ合流部を凹状にした場合であっても、縫い合わせ合流部のシワ発生を抑制できる。すなわち、第1被縫製材の第1B縫い代(第1重合部)と第2被縫製材の第2B縫い代(第2重合部)とが縫い合わされておらず、互いに開ける状態となるから、従来のような縫い代に起因する縫い合わせ合流部のシワ発生を抑制できる。また、従来のように縫い代の一部を予めカットしておく等の作業も不要であり、生産性の低下を招くこともない。
また、上記縫製構造を有する縫製材等は、上述したように、縫い合わせ合流部のシワ発生を抑制できるため、仕上がりが良好なものとなり、形状追従性を高めることができ、意匠性を向上させることができる。これにより、優れた意匠性が要求される縫製材等への適用が有効となる。
本発明の他の態様である乗物用シートの表皮材は、上記縫製構造を備えている。そのため、上述した縫製構造と同様の作用効果が得られる。特に、表皮材の縫い合わせ合流部のシワ発生を抑制できるため、表皮材の仕上がりが良好なものとなり、乗物用シートに対する表皮材の形状追従性を高めることができる。また、表皮材によって乗物用シートの意匠性を向上させることができる。
自動車用のフロントシートを示す斜視図である。 (A)はシートクッションのA部分の表面側を示す斜視図であり、(B)はシートクッションのA部分の裏面側を示す斜視図である。 (A)〜(C)は第1表皮片と第2表皮片とを縫い合わせる作業を示す説明図である。 (A)は縫い合わされた第1表皮片及び第2表皮片の表面側を示す斜視図であり、(B)は縫い合わされた第1表皮片及び第2表皮片の断面を示す断面図であり、(C)は縫い合わされた第1表皮片及び第2表皮片の裏面側を示す斜視図である。 (A)〜(C)は第1表皮片及び第2表皮片と第3表皮片とを縫い合わせる作業を示す説明図である。 (A)はシートバックのB部分の表面側を示す斜視図であり、(B)はシートバックのB部分の裏面側を示す斜視図である。 (A)〜(C)は2組の第1表皮片及び第2表皮片を縫い合わせる作業を示す説明図である。 自動車用のリアシートの一部を示す斜視図である。 (A)はアームレスト収容凹部のC部分の表面側を示す斜視図であり、(B)はアームレスト収容凹部のC部分の裏面側を示す斜視図である。 (A)〜(C)は第1表皮片と第3表皮片とを縫い合わせる作業を示す説明図である。 (A)及び(B)は第2表皮片と第3表皮片とを縫い合わせる作業を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、本発明の縫製構造を自動車用シート(フロントシート)の表皮材に適用した例である。
図1に示すように、自動車用のフロントシート70は、乗員の着座部となるシートクッション71、乗員の背もたれとなるシートバック72、乗員の頭部の支えとなるヘッドレスト73等を備えている。
シートクッション71、シートバック72及びヘッドレスト73は、それぞれ、骨格となるフレーム部(図示略)と、フレームの乗員着座側に配置された緩衝体であるパッド部(図示略)と、フレーム部及びパッド部の表面を覆う袋状の表皮材711、721、731とを備えている。パッド部は、ウレタン樹脂の発泡成形体により構成されている。表皮材711、721、731は、例えばレザーにより構成されている。表皮材711、721、731は、複数の表皮片を縫い合わせて構成されている。
図2(A)、(B)に示すように、シートクッション71の表皮材711は、3枚の表皮片(第1表皮片10、第2表皮片20、第3表皮片30)が互いに縫い合わされ、その3枚の表皮片が1点で合流して形成された凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部712を有する。縫い合わせ合流部712は、縫製構造1を有する。以下、縫製構造1について詳細に説明する。なお、図2(A)は、図1のシートクッション71のA部分を拡大して示した図である。
図2(A)、(B)に示すように、縫製構造1は、第1表皮片(第1被縫製材)10と、第1表皮片10と縫い合わされた第2表皮片(第2被縫製材)20と、第1表皮片10及び第2表皮片20と縫い合わされた第3表皮片(第3被縫製材)30とを備えている。
第1表皮片10は、表皮材711の表面側部分及び裏面側部分を構成する表面101及び裏面102を有する。第2表皮片20も同様に表面201及び裏面202を有する。第3表皮片30も同様に表面301及び裏面302を有する。
第1表皮片10の角部を形成する一の端縁部には、第2表皮片20との縫い代部分である第1A縫い代11が形成され、他の端縁部には、第3表皮片30との縫い代部分である第1B縫い代12が形成されている。第1表皮片10の角部には、第1A縫い代11の一部と第1B縫い代12の一部とが重なり合った第1重合部13が形成されている。
第2表皮片20の角部を形成する一の端縁部には、第1表皮片10との縫い代部分である第2A縫い代21が形成され、他の端縁部には、第3表皮片30との縫い代部分である第2B縫い代22が形成されている。第2表皮片20の角部には、第2A縫い代21の一部と第2B縫い代22の一部とが重なり合った第2重合部23が形成されている。
第3表皮片30の端縁部には、第1表皮片10及び第2表皮片20との縫い代部分である第3縫い代31が形成されている。第3縫い代31は、第1表皮片10との縫い代部分と第2表皮片20との縫い代部分とが繋がって構成されている。
第1表皮片10の一の端縁部と第2表皮片20の一の端縁部とは、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされている。第1表皮片10と第2表皮片20とが縫い合わされた部分には、直線状の第1縫合部51が形成されている。
第1縫合部51は、第1表皮片10と第2表皮片20との縫い目部分である。第1表皮片10の第1A縫い代11及び第2表皮片20の第2A縫い代21は、第1表皮片10及び第2表皮片20の裏面側に折り込まれている。
第1表皮片10の他の端縁部及び第2表皮片20の他の端縁部と第3表皮片30の端縁部とは、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされている。第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とが縫い合わされた部分には、直線状の第2縫合部52が形成されている。
第2縫合部52は、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30との縫い目部分である。第1表皮片10の第1B縫い代12、第2表皮片20の第2B縫い代22及び第3表皮片30の第3縫い代31は、第1表皮片10、第2表皮片20及び第3表皮片30の裏面側に折り込まれている。
第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52の位置まで延びており、第2縫合部52を超えないように形成されている。すなわち、第1縫合部51は、第1表皮片10の第1重合部13及び第2表皮片20の第2重合部23に存在しない。なお、第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52に達するように形成されていてもよいし、その手前近傍まで形成されていてもよい。
第1表皮片10の第1B縫い代12と第2表皮片20の第2B縫い代22とは、縫い合わされていない。具体的には、第1表皮片10の第1重合部13と第2表皮片20の第2重合部23とは、縫い合わされていない。第1縫合部51と第2縫合部52との合流点50を基点として、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とが開ける状態となっている。
次に、シートクッション71の表皮材711の製造方法について説明する。ここでは、特に、凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部712の縫製構造1の作製を中心に説明する。
まず、図3(A)に示すように、第1表皮片10と第2表皮片20との2枚の表皮片を準備する。
第1表皮片10の一の端縁部には、第2表皮片20との縫い合わせ位置である第1A縫合位置111を、他の端縁部には、第3表皮片30との縫い合わせ位置である第1B縫合位置121をそれぞれ点線で示す。第1表皮片10の一の端縁部において、第1A縫合位置111よりも外側の領域が第1A縫い代11であり、他の端縁部において、第1B縫合位置121よりも外側の領域が第1B縫い代12である。
第2表皮片20の一の端縁部には、第1表皮片10との縫い合わせ位置である第2A縫合位置211を、他の端縁部には、第3表皮片30との縫い合わせ位置である第2B縫合位置221をそれぞれ点線で示す。第2表皮片20の一の端縁部において、第2A縫合位置211よりも外側の領域が第2A縫い代21であり、他の端縁部において、第2B縫合位置221よりも外側の領域が第2B縫い代22である。
次いで、図3(B)に示すように、第1表皮片10の表面101と第2表皮片20の表面201とが向かい合うように、第1表皮片10と第2表皮片20とを重ね合わせる。このとき、第1A縫合位置111と第2A縫合位置211とが合わさるように、また第1B縫合位置121と第2B縫合位置221とが合わさるように、第1表皮片10と第2表皮片20とを重ね合わせる。
次いで、図3(C)に示すように、第1表皮片10の第1A縫合位置111と第2表皮片20の第2B縫合位置211とを、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わせる。このとき、図中の矢印の方向に向かって、第1B縫合位置121及び第2B縫合位置221まで縫い合わせ、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とを縫い合わせないようにする。すなわち、第1表皮片10の一の端縁部と第2表皮片20の一の端縁部とを端末まで縫い合わせず、その手前まで縫い合わせる。これにより、第1表皮片10と第2表皮片20とが縫い合わされた部分に第1縫合部51が形成される。
次いで、図4(A)に示すように、第1表皮片10と第2表皮片20とが縫い合わされた状態で、第1表皮片10の表面101と第2表皮片20の表面201とが同じ方向を向くように、第1縫合部51を基点として第2表皮片20を裏返す。
図4(B)に示すように、第1表皮片10と第2表皮片20とが第1縫合部51を構成する縫い糸によって縫い合わされた状態であるが、この状態では、第1表皮片10及び第2表皮片20の表面側から第1縫合部51が見えないようになっている。
図4(C)に示すように、第1表皮片10の第1B縫い代12と第2表皮片20の第2B縫い代22とは縫い合わされておらず、第1縫合部51の一端511を基点として、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とが開ける状態となっている。
次いで、図5(A)に示すように、第3表皮片30を準備する。第3表皮片30の端縁部には、第1表皮片10及び第2表皮片20との縫い合わせ位置である第3縫合位置311を点線で示す。第3表皮片30の端縁部において、第3縫合位置311よりも外側の領域が第3縫い代31である。
次いで、図5(B)に示すように、第1表皮片10の表面101及び第2表皮片20の表面201と第3表皮片30の表面301とが向かい合うように、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とを重ね合わせる。このとき、第1B縫合位置121及び第2B縫合位置221と第3縫合位置311とが合わさるように、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とを重ね合わせる。
次いで、図5(C)に示すように、第1表皮片10の第1B縫合位置121及び第2表皮片20の第2B縫合位置221と第3表皮片30の第3縫合位置311とを、ミシン等を用いて縫い糸により図中の矢印の方向に向かって縫い合わせる。これにより、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とが縫い合わされた部分に第2縫合部52が形成される。第2縫合部52は、第1縫合部51の一端511において第1縫合部51と合流し、合流点50が形成される。
その後、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とが縫い合わされた状態で、第1表皮片10の表面101及び第2表皮片20の表面201と第3表皮片30の表面301とが同じ方向を向くように、第2縫合部52を基点として第1表皮片10及び第2表皮片20を裏返す。
以上により、図2(A)、(B)に示すような縫製構造1を作製する。すなわち、シートクッション71の表皮材711において、縫製構造1を有する凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部712を作製する。
次に、本実施形態の縫製構造1及びこれを備えた自動車用シートの表皮材711の作用効果について説明する。
本実施形態の縫製構造によれば、第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52の位置まで延び、かつ、第1表皮片10の第1重合部13及び第2表皮片20の第2重合部23に存在しない。すなわち、第1表皮片10における第3表皮片30との縫い代である第1B縫い代12(第1重合部13)と第2表皮片20における第3表皮片30との縫い代である第2B縫い代22(第2重合部23)とが縫い合わされないように、第1表皮片10と第2表皮片20とが縫い合わされている。
そのため、本実施形態のように、第1表皮片10、第2表皮片20及び第3表皮片30を互いに縫い合わせ、それらが合流する縫い合わせ合流部712を形成し、その縫い合わせ合流部712を凹状(凹面状)にした場合であっても、縫い合わせ合流部712のシワ発生を抑制できる。すなわち、第1表皮片10の第1B縫い代12(第1重合部13)と第2表皮片20の第2B縫い代22(第2重合部23)とが縫い合わされておらず、互いに開ける状態となるから、従来のような縫い代に起因する縫い合わせ合流部712のシワ発生を抑制できる。また、従来のように縫い代の一部を予めカットしておく等の作業も不要であり、生産性の低下を招くこともない。
また、縫製構造1を有する表皮材(縫製材)711は、上述したように、縫い合わせ合流部712のシワ発生を抑制できるため、仕上がりが良好なものとなり、形状追従性を高めることができ、意匠性を向上させることができる。これにより、優れた意匠性が要求される場合がある、例えば本実施形態のような自動車用シートの表皮材への適用が有効となる。
また、本実施形態の自動車用シート(フロントシート70)におけるシートクッション71の表皮材711は、縫製構造1を備えている。そのため、上述した縫製構造1と同様の作用効果が得られる。特に、表皮材711の縫い合わせ合流部712のシワ発生を抑制できるため、表皮材711の仕上がりが良好なものとなり、自動車用シートに対する表皮材711の形状追従性を高めることができる。また、表皮材711によって自動車用シートの意匠性を向上させることができる。
このように、本実施形態によれば、縫い代に起因する縫い合わせ合流部712のシワ発生を抑制でき、意匠性を向上させることができる縫製構造1及びこれを備えた自動車用シート(乗物用シート)の表皮材711を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図1、図6、図7に示すように、縫製構造1を自動車用シート(フロントシート70)におけるシートバック72の表皮材721に適用した例である。なお、実施形態1と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
図6(A)、(B)に示すように、シートバック72の表皮材721は、4枚の布状の表皮片が互いに縫い合わされ、その4枚の表皮片が1点で合流して形成された凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部722を有する。縫い合わせ合流部722は、縫製構造1を有する。なお、図6(A)は、図1のシートバック72のB部分を拡大して示した図である。
縫製構造1は、例えば図2を参照して、上述の実施形態1の第1表皮片10と同様の構成の2枚の第1表皮片10A、10Bと、上述の実施形態1の第2表皮片20と同様の構成の2枚の第2表皮片20A、20Bとを備えている。
第1表皮片10Aの一の端縁部と第2表皮片20Aの一の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第1縫合部51が形成されている。第1表皮片10Bの一の端縁部と第2表皮片20Bの一の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第1縫合部51が形成されている。2つの第1縫合部51は繋がっていない。
第1表皮片10Aの他の端縁部と第1表皮片10Bの他の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分及び第2表皮片20Aの他の端縁部と第2表皮片20Bの他の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第2縫合部52が形成されている。
第1表皮片10Aと第2表皮片20Aとの縫い合わせ部分である一方の第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52の位置まで延びており、第1表皮片10Aの第1重合部13及び第2表皮片20Aの第2重合部23に存在しない。
第1表皮片10Bと第2表皮片20Bとの縫い合わせ部分である他方の第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52の位置まで延びており、第1表皮片10Bの第1重合部13及び第2表皮片20Bの第2重合部23に存在しない。
第1表皮片10Aの第1B縫い代12と第2表皮片20Aの第2B縫い代22とは、縫い合わされていない。具体的には、第1表皮片10Aの第1重合部13と第2表皮片20Aの第2重合部23とは、縫い合わされていない。第1縫合部51と第2縫合部52との合流点50を基点として、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とが開ける状態となっている。
また、第1表皮片10Bの第1B縫い代12と第2表皮片20Bの第2B縫い代22とは、縫い合わされていない。具体的には、第1表皮片10Bの第1重合部13と第2表皮片20Bの第2重合部23とは、縫い合わされていない。第1縫合部51と第2縫合部52との合流点50を基点として、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とが開ける状態となっている。
次に、シートバック72の表皮材721の製造方法について説明する。ここでは、特に、凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部722の縫製構造1の作製を中心に説明する。
まず、図7(A)に示すように、上述の実施形態1と同様の方法(図3、図4参照)で縫い合わせた第1表皮片10A及び第2表皮片20Aと、第1表皮片10B及び第2表皮片20Bとの4枚の表皮片を準備する。
次いで、図7(B)に示すように、第1表皮片10Aの表面101と第1表皮片10Bの表面101とが向かい合うように、また第2表皮片20Aの表面201と第2表皮片20Bの表面201とが向かい合うように、第1表皮片10A及び第2表皮片20Aと、第1表皮片10B及び第2表皮片20Bとを重ね合わせる。このとき、第1表皮片10A、10Bの第1B縫合位置121同士が合わさるように、また第2表皮片20A、20Bの第2B縫合位置221同士が合わさるようにする。
次いで、図7(C)に示すように、第1表皮片10A、10Bの第1B縫合位置121同士を、また第2表皮片20A、20Bの第2B縫合位置221同士を、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わせる。これにより、第1表皮片10A、10B同士及び第2表皮片20A、20B同士が縫い合わされた部分に第2縫合部52が形成される。第2縫合部52は、各第1縫合部51の一端511において第1縫合部51と合流し、合流点50が形成される。
その後、第1表皮片10Aの表面101と第1表皮片10Bの表面101とが同じ方向を向くように、また第2表皮片20Aの表面201と第2表皮片20Bの表面201とが同じ方向を向くように、第2縫合部52を基点として第1表皮片10A及び第2表皮片20Aを裏返す。
以上により、図6(A)、(B)に示すような縫製構造1を作製する。すなわち、シートバック72の表皮材721において、縫製構造1を有する凹状(凹面状)の縫い合わせ合流部722を作製する。
なお、本実施形態において、第1表皮片10Aが実施形態1の「第1表皮片10」に、第2表皮片20Aが実施形態1の「第2表皮片20」に、第1表皮片10B及び第2表皮片20Bが実施形態1の「第3表皮片30」に相当する。また、第1表皮片10Bの第1B縫い代12及び第2表皮片20Bの第1B縫い代22が実施形態1の「第3縫い代31」に相当する。また、第1表皮片10Bの第1B縫合位置121及び第2表皮片20Bの第2B縫合位置221が実施形態1の「第3縫合位置311」に相当する。
(実施形態3)
本実施形態は、図8〜図11に示すように、縫製構造1を他の自動車用シート(リアシート80)の表皮材に適用した例である。なお、実施形態1と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
図8に示すように、自動車用のリアシート80は、左右両側にそれぞれシートクッション(図示略)、シートバック82、ヘッドレスト(図示略)等を備えている。リアシート80において、左右両側のシートバック82の間には、アームレスト(図示略)を収容するアームレスト収容凹部84が設けられている。アームレスト収容凹部84の底面及び内壁面は、表皮材841により形成されている。
図9(A)、(B)に示すように、アームレスト収容凹部84の表皮材841は、3枚の布状の表皮片(第1表皮片10、第2表皮片20、第3表皮片30)が互いに縫い合わされ、その3枚の表皮片が1点で合流して形成された凹状(入隅状)の縫い合わせ合流部842を有する。縫い合わせ合流部842は、縫製構造1を有する。なお、図9(A)は、図8のアームレスト収容凹部84のC部分を拡大して示した図である。
縫製構造1は、第1表皮片10と第2表皮片20と第3表皮片30との3枚の表皮片を備えている。第1表皮片10の表面101と第2表皮片20の表面201とが成す角度、第1表皮片10の表面101と第3表皮片30の表面301とが成す角度、第2表皮片20と第3表皮片30とが成す角度は、共に略90度である。
第3表皮片30の角部を形成する一の端縁部には、第1表皮片10との縫い代部分である第3A縫い代31aが形成され、他の端縁部には、第2表皮片20との縫い代部分である第3B縫い代31bが形成されている。第3表皮片30の角部には、第3A縫い代31aの一部と第3B縫い代31bの一部とが重なり合った第3重合部32が形成されている。
第1表皮片10の一の端縁部と第2表皮片20の一の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第1縫合部51が形成されている。第1表皮片10の他の端縁部と第3表皮片30の一の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第2縫合部52が形成されている。第2表皮片20の他の端縁部と第3表皮片30の他の端縁部とがミシン等を用いて縫い糸により縫い合わされた部分には、直線状の第2縫合部52が形成されている。第2縫合部52は、第1縫合部51の一端511(合流点50)において、その方向が90度変わっている。
第1縫合部51は、その一端511が第2縫合部52の位置まで延びており、第2縫合部52を超えないように形成されている。すなわち、第1縫合部51は、第1表皮片10の第1重合部13及び第2表皮片20の第2重合部23に存在しない。
第1表皮片10の第1B縫い代12と第2表皮片20の第2B縫い代22とは、縫い合わされていない。具体的には、第1表皮片10の第1重合部13と第2表皮片20の第2重合部23とは、縫い合わされていない。第1縫合部51と第2縫合部52との合流点50を基点として、第1B縫い代12(第1重合部13)と第2B縫い代22(第2重合部23)とが開いた状態となっている。
次に、アームレスト収容凹部84の表皮材841の製造方法について説明する。ここでは、特に、凹状の縫い合わせ合流部842の縫製構造1の作製を中心に説明する。
まず、図10(A)に示すように、上述の実施形態1と同様の方法(図3、図4参照)で縫い合わせた第1表皮片10及び第2表皮片20を準備する。また、第3表皮片30を準備する。
第3表皮片30の一の端縁部には、第1表皮片10との縫い合わせ位置である第3A縫合位置311aを、他の端縁部には、第2表皮片20との縫い合わせ位置である第3B縫合位置311bをそれぞれ点線で示す。第3表皮片30の一の端縁部において、第3A縫合位置311aよりも外側の領域が第3A縫い代31aであり、他の端縁部において、第3B縫合位置311bよりも外側の領域が第3B縫い代31bである。
次いで、図10(B)に示すように、第1表皮片10の表面101と第3表皮片30の表面301とが向かい合うように、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とを重ね合わせる。このとき、第1B縫合位置121と第3表皮片30の第3A縫合位置311aとが合わさるように、第1表皮片10及び第2表皮片20と第3表皮片30とを重ね合わせる。
次いで、図10(C)に示すように、第1表皮片10の第1B縫合位置121と第3表皮片30の第3A縫合位置311aとを、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わせる。このとき、図中の矢印の方向に向かって、第1縫合部51の一端511の位置まで縫い合わせる。これにより、第1表皮片10と第3表皮片30とが縫い合わされた部分に第2縫合部52が形成される。
次いで、図11(A)に示すように、第2表皮片20の第2B縫合位置221と第3表皮片30の第3B縫合位置311bとが合わさるように、第2表皮片20の第2B縫い代22と第3表皮片30の第3B縫い代31bとを重ね合わせる。
次いで、図11(B)に示すように、第2表皮片20の第2B縫合位置221と第3表皮片30の第3B縫合位置311bとを、ミシン等を用いて縫い糸により縫い合わせる。このとき、第1縫合部51の一端511の位置から図中の矢印の方向に向かって(図10(C)の縫い合わせ方向から90度方向転換して)縫い合わせる。これにより、第2表皮片20と第3表皮片30とが縫い合わされた部分にも第2縫合部52が形成される。
以上により、図9(A)、(B)に示すような縫製構造1を作製する。すなわち、アームレスト収容凹部84の表皮材841において、縫製構造1を有する凹状の縫い合わせ合流部842を作製する。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)上述の実施形態では、本発明の縫製構造を自動車用シート(フロントシート、リアシート)のシートクッション、シートバック、アームレストを収容する収容凹部に適用したが、例えば、シートの他の部分(ヘッドレスト等)、他のシート、自動車のシート以外の部分等に適用してもよい。
(2)上述の実施形態では、本発明の縫製構造を自動車用シート(フロントシート、リアシート)の各部の表皮材に適用したが、例えば、飛行機、船、電車等の他の乗物用シートの表皮材に適用してもよい。また、乗物以外のイス、ソファー等の表皮材に適用してもよい。
(3)上述の実施形態では、3枚又は4枚の表皮片(被縫製材)を用いて縫製構造を構成しているが、縫製構造は、少なくとも3つの被縫製材により構成されていればよく、4つ以上の被縫製材により構成してもよい。また、各被縫製材が複数のパーツで構成されていてもよい。
(4)上述の実施形態では、表皮材を構成する表皮片(被縫製材)の材質がレザーであるが、被縫製材の材質はこれに限定されるものではなく、種々様々な材質を用いることができる。また、異なる材質の被縫製材を組み合わせて縫製構造を構成してもよい。また、被縫製材の厚み、形状等も、ミシン等を用いて縫い合わせることができれば、何ら限定されるものではない。
(5)上述の実施形態では、第1表皮片(第1被縫製材)と第2表皮片(第2被縫製材)とが縫い合わされた第1縫合部及び第1表皮片(第1被縫製材)及び第2表皮片(第2被縫製材)と第3表皮片(第3被縫製材)とが縫い合わされた第2縫合部は、直線状に形成されているが、曲線状であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。また、第1縫合部と第2縫合部とが略直交するように形成されているが、第1縫合部と第2縫合部とが成す角度は何ら限定されるものではない。
(6)上述の実施形態では、縫製構造を備えた縫い合わせ合流部が凹状(凹面状)であるが、逆に凸状(凸面状)であってもよい。すなわち、凸状(凸面状)の縫い合わせ合流部に本発明の縫製構造を適用することもできる。この場合、縫い合わせ合流部の角出し(角部を所望の形状に形成すること)等を良好に行うことができ、意匠性向上等の効果も得られる。
(7)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上述の実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上述の実施形態の構成の少なくとも一部を同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。
1…縫製構造
10…第1表皮片(第1被縫製材)
11…第1A縫い代
12…第1B縫い代
13…第1重合部
20…第2表皮片(第2被縫製材)
21…第2A縫い代
22…第2B縫い代
23…第2重合部
30…第3表皮片(第3被縫製材)
31…第3縫い代
51…第1縫合部
511…一端(第1縫合部の一端)
52…第2縫合部

Claims (2)

  1. 第1被縫製材と、
    該第1被縫製材と縫い合わされた第2被縫製材と、
    前記第1被縫製材及び前記第2被縫製材と縫い合わされた第3被縫製材と、を備え、
    前記第1被縫製材は、前記第2被縫製材との縫い代である第1A縫い代と、前記第3被縫製材との縫い代である第1B縫い代と、前記第1A縫い代と前記第1B縫い代とが重なる第1重合部と、を有し、
    前記第2被縫製材は、前記第1被縫製材との縫い代である第2A縫い代と、前記第3被縫製材との縫い代である第2B縫い代と、前記第2A縫い代と前記第2B縫い代とが重なる第2重合部と、を有し、
    前記第3被縫製材は、前記第1被縫製材及び前記第2被縫製材との縫い代である第3縫い代を有し、
    前記第1被縫製材と前記第2被縫製材とが縫い合わされた第1縫合部は、その一端が前記第1被縫製材及び前記第2被縫製材と前記第3被縫製材とが縫い合わされた第2縫合部の位置まで延び、かつ、前記第1被縫製材の前記第1重合部及び前記第2被縫製材の前記第2重合部に存在しないことを特徴とする縫製構造。
  2. 請求項1に記載の縫製構造を備えていることを特徴とする乗物用シートの表皮材。
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