JP6572073B2 - 結像光学系及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

結像光学系及びそれを備えた光学装置 Download PDF

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Description

本発明は、結像光学系及びそれを備えた光学装置に関する。
広い画角を有し、湾曲した像を形成する光学系として、特許文献1に記載の広角レンズがある。特許文献1に記載の広角レンズは、物体側から順に、第1レンズと、第2レンズと、第3レンズと、からなる。第1レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ、第2レンズは、正の屈折力を有し、第3レンズは像側に凹面を向けている。
国際公開第2012/090729号
特許文献1に記載の広角レンズは、広い画角を有する。しかしながら、特許文献1に記載の広角レンズでは、有効光束が通過する領域における最大光線高が、第1レンズにおいて高い。そのため、特許文献1に記載の広角レンズでは、光学系を小型化することが難しい。
特許文献1に記載の広角レンズにおいてレンズ径を小型化するためには、有効口径を小さくすれば良い。ただし、有効口径を小さくすると、画角の大きな軸外光束がレンズを通らなくなるため、広い画角を確保することが難しくなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、小型でありながら、広い画角と高い結像性能を有する結像光学系を提供することを目的とする。また、小型でありながら、広い範囲を高い解像度で撮像できる光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の結像光学系は、物体側に凹状に湾曲した像を形成する結像光学系であって、最も物体側に位置する物体側光学面と、最も像側に位置する像側光学面と、を有し、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする。
0≦|R/R|<0.8 (1)
/TL<0 (2)
EXP60/f<0 (3)
0<Y×2/f<2 (4)
ここで、
は、物体側光学面の近軸曲率半径、
は、像側光学面の近軸曲率半径、
TLは、物体側光学面から像までの光軸上の距離、
EXP60は、像面から結像光学系に半画角60度で入射する光束における主光線による射出瞳位置までの距離であって、射出瞳が物体側に位置する場合を負とする
fは、結像光学系の焦点距離、
は、所定の領域における最大光線高、
所定の領域は、物体側光学面において有効光束が通過する領域、
である。
また、本発明の光学装置は、上述の結像光学系と、物体側に凹状に湾曲した撮像面を有する撮像部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、小型でありながら、広い画角と高い結像性能を有する結像光学系を提供することができる。また、小型でありながら、広い範囲を高い解像度で撮像できる光学装置を提供することができる。
条件式で用いられているパラメータを説明する図である。 実施例1に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例2に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例3に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例4に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例5に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例6に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例7に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例8に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例9に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例10に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例11に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例12に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例13に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例14に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例15に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例16に係る結像光学系の断面図である。 カプセル内視鏡の概略構成を示す図である。 車載カメラを示す図であって、(a)は車外に車載カメラを搭載した例を示す図、(b)は車内に車載カメラを搭載した例を示す図である。 条件式で用いられているパラメータを説明する他の図である。 条件式で用いられているパラメータを説明する他の図である。 条件式で用いられているパラメータを説明する他の図である。
以下、本実施形態に係る結像光学系と光学装置について、図面を用いて、このような構成をとった理由と作用を説明する。なお、以下の実施形態に係る結像光学系や光学装置により、この発明が限定されるものではない。
本実施形態の結像光学系は、物体側に凹状に湾曲した像を形成する結像光学系であって、最も物体側に位置する物体側光学面と、最も像側に位置する像側光学面と、を有し、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする。
0≦|R/R|<0.8 (1)
/TL<0 (2)
EXP60/f<0 (3)
0<Y×2/f<2 (4)
ここで、
は、物体側光学面の近軸曲率半径、
は、像側光学面の近軸曲率半径、
TLは、物体側光学面から像までの光軸上の距離、
EXP60は、結像光学系に半画角60度で入射する光線による射出瞳位置、
fは、結像光学系の焦点距離、
は、所定の領域における最大光線高、
所定の領域は、物体側光学面において有効光束が通過する領域、
である。
全体的に又は部分的に物体側に凹状に湾曲した像(以下、「湾曲像」という)を形成する光学系では、像面湾曲の補正を許容できる。よって、湾曲像を形成する光学系では、平坦な像を形成する光学系に比べて、収差補正の負担が軽減される。
例えば、湾曲像を形成する光学系では、ペッツバール和を補正のためのレンズを削減できる。そのため、光学系を小型化できる。
また、平坦な像を形成する光学系では、像面湾曲を良好に補正するために、開口絞りから離れた位置に補正用のレンズを配置する必要がある。但し、補正用のレンズを配置すると、光学系の外径が大きくなり、さらにレンズ成分の数が増える。このように、補正用のレンズは、光学系の外径を大きくする要因の一つである。
これに対して、湾曲像を形成する光学系では、補正用のレンズを配置する必要が無くなる。よって、湾曲像を形成する光学系では、光学系の外径を小さくすることができる。
また、周辺光量比、すなわち、中心領域の光量に対する周辺領域の光量の比については、比率の低下が抑制される。また、ディストーションについては、更なる発生が抑制される。
更には、湾曲した撮像面をもつ撮像素子で光学系の像を受光する場合には、撮像面へ入射する光線をほぼ垂直にするためにテレセントリックな光学系としなくてもよい。よって、湾曲像を形成する光学系では、小型化と光学性能の両立のための設計の自由度が広がる。
本実施形態の結像光学系も、湾曲像を形成する光学系である。よって、レンズ成分の数を減らし、光学系を小型化することができる。更に、設計の自由度が広がるため、広い画角、例えば、120度以上の画角を確保しつつ、高い結像性能を有する光学系を実現することができる。
本実施形態の結像光学系は、結像光学系の最も物体側に位置する物体側光学面と、結像光学系の最も像側に位置する像側光学面と、を有し、上述の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足する。
条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することで、小型でありながら、広い画角と高い結像性能を有する結像光学系を実現することができる。
各条件式について説明する。図1は、条件式(1)、(2)、(3)、(4)で用いられているパラメータを説明するための図である。
条件式(1)は、物体側光学面の近軸曲率半径と像側光学面の近軸曲率半径とを規定する条件式である。
図1に示すように、物体側光学面Sは、結像光学系の構成する光学面のうちで、最も物体側に位置する光学面である。像側光学面Sは、結像光学系のうちで、最も像側に位置する光学面である。また、Rは物体側光学面Sの近軸曲率半径で、Rは像側光学面Sの近軸曲率半径である。
条件式(1)を満足することで、物体側光学面の近軸曲率半径を、像側光学面の近軸曲率半径よりも大きくすることができる。すなわち、光学面Sにおける近軸曲率半径が、光学面Sにおける近軸曲率半径よりも大きくなる。これにより、広い画角を確保しつつ、非点収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の上限値を上回ると、非点収差の補正が困難になるか、又は、広画角化が困難になる。
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1−1)を満足することが好ましい。
0≦|R/R|<0.6 (1−1)
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1−2)を満足することが、より好ましい。
0≦|R/R|<0.45 (1−2)
条件式(2)は、像側光学面の形状を規定する条件式である。
条件式(2)を満足することで、像側光学面の形状を、像側に凸面を向けた形状にすることができる。すなわち、光学面Sの形状が、像側に凸面を向けた形状になる。これにより、非点収差を良好に補正することができる。
条件式(2)の上限値を上回ると、像側光学面の形状が平面、または、像側に凹面を向けた形状になる。その結果、非点収差の良好な補正が困難になる。
条件式(3)は、射出瞳の位置を規定する条件式である。条件式(3)で規定する射出瞳の位置は、60度の角度で結像光学系に入射する光線による射出瞳の位置である。
図1に示すように、光線L60は、60度の角度で結像光学系に入射する光線である。よって、EXP60は、光線L60による射出瞳の位置を表している。より詳しくは、EXP60は、像Iから射出瞳までの光軸上の距離であって、符号の正負は、射出瞳が像Iよりも結像光学系側に位置する場合が負、その反対が正である。
条件式(3)を満足することで、画角が広い場合であっても、像の周辺部における非点収差の発生を抑えることができる。
条件式(3)の上限値を上回ると、像側光学面における光線高が高くなる。この場合、非点収差が大きく発生するので、結像性能が悪くなる。
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3−1)を満足することが好ましい。
−10<EXP60/f<−0.5 (3−1)
条件式(3−1)の上限値を上回ると、射出瞳位置が像面に近づくことになる。そのため、シェーディングが発生しやすくなる。
条件式(3−1)の下限値を下回ると、射出瞳位置が像面から離れていく。そのため、光学系の小型化にとって不利になる。
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3−2)を満足することが、より好ましい。
−2.2<EXP60/f<−1.3 (3−2)
条件式(4)は、所定の領域における最大光線高を規定する条件式である。所定の領域は、物体側光学面において有効光束が通過する領域である。
図1に示すように、Yは、光学面Sを通過する光線のうちで、最も高い位置を通過する光線の通過位置と光軸AXとの距離である。
条件式(4)を満足することで、光学系を小型化することができる。
(4)の上限値を上回ると、物体側光学面の径が大きくなるので、光学系の小型化が困難になる。
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4−1)を満足することが好ましい。
0.1<Y×2/f<2 (4−1)
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4−2)を満足することが、より好ましい。
0.2<Y×2/f<2 (4−2)
本実施形態の結像光学系は、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
1e/TL≦0.65 (5)
ここで、
1eは、物体側光学面から像側光学面までの光軸上における距離、
TLは、物体側光学面から像までの光軸上における距離、
である。
条件式(5)を満足することで、高い結像性能を維持しつつ、バックフォーカスを充分に確保することができる。
条件式(5)の上限値を上回ると、収差補正は容易になるが、十分なバックフォーカスを確保できなくなる。
条件式(5)に代えて、以下の条件式(5−1)を満足することが好ましい。
0.25<L1e/TL≦0.5 (5−1)
条件式(5−1)の上限値の技術的意義は、条件式(5)の技術的意義と同じである。
条件式(5)、(5−1)の上限値を上回らないようにして、バックフォーカスを確保することで、像面の大きさに対する結像光学系の小型化、軽量化につながる。
条件式(5−1)の下限値を下回らないようにして、物体側光学面から像側光学面までの光軸上の距離を十分に確保することで、収差補正に有利となり、良好な結像性能の確保に有利となる。
条件式(5−1)の下限値を下回ると、物体側光学面から像側光学面までの光軸上の距離が小さくなりすぎる。この場合、十分な収差補正が行えなくなるので、良好な結像性能が得られない。
条件式(5)については、上限値を0.63、さらには、0.5とすることがより好ましい。条件式(5−1)について、下限値を0.36とすることがより好ましい。
本実施形態の結像光学系では、物体側光学面が非球面であることが好ましい。
上述のように、本実施形態の結像光学系では、湾曲像が形成される。湾曲像は、例えば、撮像素子で撮像される。湾曲像における湾曲量が大きいと、撮像素子の撮像面の湾曲量も大きくなる。製造上、撮像面の湾曲量には限界があるので、湾曲像における湾曲量を適切な量にする必要がある。
また、湾曲像では、収差が良好に補正されていることが必要である。
よって、結像光学系には、広い画角を有しながら、像面湾曲の発生量が適切で、且つ、像面湾曲以外の収差が良好に補正された湾曲像を形成することが求められる。そこで、物体側光学面を非球面にすることで、像面湾曲の発生量が適切で、且つ、像面湾曲以外の収差が良好に補正された広角な湾曲像を形成することができる。
本実施形態の結像光学系では、物体側光学面の形状を、物体側に凹面を向けた形状にしても良い。このようにすることで、画角を広くすることができる。
本実施形態の結像光学系では、物体側光学面の周辺部の形状を、物体側に凹面を向けた形状にしても良い。このようにすることで、画角を更に広くすることができる。
本実施形態の結像光学系は、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
0<|R/Rimg|≦2.0 (6)
ここで、
は、像側光学面の近軸曲率半径、
imgは、光軸と像とが交わる点を面頂点(面の頂点)とし、面頂点と、結像光学系へ半画角60度で入射した光線と像とが交わる点と、を含む仮想球面の曲率半径の最小値、
である。
図20は、パラメータRimgを説明する図である。像位置には、例えば、撮像面が配置される。そこで、ここでは、像を撮像面に置き換えて説明する。撮像面が軸回転対称な曲面形状である場合は、画角の方向(例えば、紙面において上下方向の光線Bと左右方向の光線A)によらず仮想球面の曲率半径の値は同じである。また、撮像面が、シリンドリカル面やトーリック面、複数の平面をつなげた形状等である場合は、画角の方向により仮想球面の曲率半径の値は異なるので、その場合はとりうる値の最小値とする。
条件式(6)は、像側光学面の近軸曲率半径と上述のRimgとを規定している。
条件式(6)の上限値を上回らないようにして、撮像面に対して像側光学面の近軸曲率半径を小さくして、非点収差の補正を行うことが好ましい。
条件式(6)の下限値を下回ると、撮像面が平面になるため、少ないレンズ成分数での像面湾曲の補正が困難になる。
条件式(6)について、下限値を0.1、さらには0.2とすることがより好ましい。条件式(6)について、上限値を1.5、さらには1.0とすることがより好ましい。
本実施形態の結像光学系は、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
SAG11/f≦0 (7)
ここで、
SAG11は、物体側光学面の面頂点から、結像光学系における最大像高に入射する最周辺の有効光線が物体側光学面を通過する点までの光軸に沿う方向での距離であり、光線が進む方向を正符号とし、
fは、結像光学系の焦点距離、
である。
図21は、パラメータSAG11を説明する図である。SAG11は、物体側光学面Sにおいて、面の頂点から、結像光学系における最大像高に入射する最周辺の有効光線が物体側光学面Sを通過する点までの光軸AXに沿う方向での距離である。ここで、光線が進む方向を正符号とする。
条件式(7)を満足することで、像面湾曲発生量を最適に保ちながら、広画角化を達成できる。
条件式(7)の上限値を上回らないようにして、物体側光学面が全体又は部分的に負の屈折力を持つことで、広い画角の確保に有利となる。
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7−1)を満足することがより好ましい。
−0.03<SAG11/f<0 (7−1)
条件式(7−1)の下限値を下回らないようにすることで、軸外収差を低減することや組み立て誤差による収差への影響の低減に有利となる。
条件式(7−1)の下限値を−0.02、さらには−0.015とすることが好ましい。条件式(7)、(7−1)の上限値を−0.0005、さらには−0.001とすることがより好ましい。
本実施形態の結像光学系は、軸上光束を制限する明るさ絞りを有し、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
PS×EXP<−0.7 (8)
ここで、
PSは、結像光学系のペッツバール和であり、
ペッツバール和PSは、以下の式で表される。
Figure 0006572073
ここで、
iは、結像光学系中の各レンズの物体側からの順番、
kは、結像光学系中のレンズの総数、
は、i番目のレンズのd線での屈折率、
は、i番目のレンズの焦点距離、
EXPは、像から結像光学系の近軸射出瞳位置までの光軸に沿った距離であり、近軸射出瞳位置が像よりも物体側にある場合の符号を負とする、
である。
条件式(8)を満足することで、発生する像面湾曲量と撮像面への光線入射角を、湾曲した撮像面に対して適切に行うことができる。
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8−1)を満足することが好ましい。
−1.7<PS×EXP<−0.7 (8−1)
条件式(8)、(8−1)の上限値を上回らないようにして、ペッツバール和を大きくし、結像光学系の像面の湾曲量を確保することに有利となる。又は、射出瞳位置を撮像面に近くなりすぎることを抑え、湾曲した撮像面への光線入射角を抑えて良好な画像を得ることに有利となる。例えば、光学素子への光線の斜入射の影響による色シェーディングの発生を抑えやすくなる。
条件式(8−1)の下限値を下回らないようにして、ペッツバール和の過剰を抑え、結像光学系にて大きい像面湾曲が発生しないようにすることで、結像光学系の像面の形状に近似させた撮像素子の作成コストの低減に有利となる。又は、射出瞳位置が撮像面から遠くなることを防ぎ、湾曲した撮像面への光線入射角が大きくなることを抑えることに有利となる。
条件式(8−1)について、下限値を−1.5、さらには−1.4とすることが好ましい。条件式(8)、(8−1)について、上限値を−0.8、さらには−0.87とすることがより好ましい。
本実施形態の結像光学系は、以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
PSinv/R≦0 (9)
ここで、
は、物体側光学面の近軸曲率半径、
PSinvは、結像光学系のペッツバール和PSの逆数であり、
ペッツバール和PSは、以下の式で表される。
Figure 0006572073
ここで、
iは、結像光学系中の各レンズの物体側からの順番、
kは、結像光学系中のレンズの総数、
は、i番目のレンズのd線での屈折率、
は、i番目のレンズの焦点距離、
である。
条件式(9)を満足することで、画角を確保しつつ、像面湾曲発生量を最適に保ちながら、物体側に凹状に湾曲した撮像面上に沿って、良好な結像性能を得ることに有利となる。
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9−1)を満足することが好ましい。
−2.5<PSinv/R≦0 (9−1)
条件式(9)、(9−1)の上限値を上回らないようにして、物体側光学面が近軸領域にて平面か凹面とすることで、バックフォーカスを長くしてレンズ部の小型化に有利となる。若しくは、撮像面の湾曲率の過剰を抑え、撮像素子の製造コスト低減に有利となる。
条件式(9−1)の下限値を下回らないようにすることで、ペッツバール和を大きくすることで、発生する像面湾曲量の最適化に有利となる。
条件式(9−1)について、下限値を−2.0、さらには−1.5とすることが好ましい。条件式(9)、(9−1)について、上限値を−0.1とすることがより好ましい。
本実施形態の結像光学系は、軸上光束を制限する明るさ絞りを有し、以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
(EXP/f)/(φ/φ)<−1.2 (10)
ここで、
EXPは、像から結像光学系の近軸射出瞳位置までの光軸に沿った距離であり、近軸射出瞳位置が像よりも物体側にある場合の符号を負とし、
fは、結像光学系の焦点距離、
φは、物体側光学面における、最大像高位置での結像に寄与する有効光束が通過する領域の光軸に対して垂直に測ったときの最大直径、
φは、物体側光学面における、結像光学系の軸上光束が通過する領域の光軸に対して垂直に測った最大直径、
である。
図22は、パラメータφ、φをそれぞれ説明する図である。φは、物体側光学面Sにおける、最大像高位置への結像に寄与する有効光束が通過する領域の光軸AXに対して垂直に測ったときの最大直径、φは、物体側光学面Sにおける、結像光学系の軸上光束が通過する領域の光軸AXに対して垂直に測った最大直径、である。
条件式(10)を満足することで、シェーディングの発生を抑えるため、光軸上と光軸外の光量変化を少なくし、かつ、撮像面への光線入射角を、湾曲した撮像面に対して適切にすることができる。
条件式(10)に代えて、以下の条件式(10−1)を満足することが好ましい。
−2.5<(EXP/f)/(φ/φ)<−1.2 (10−1)
条件式(10)、(10−1)の上限値を上回らないようにして、光軸上と光軸外の光束径の差を小さくすることで、周辺光量の確保に有利となる。又は、射出瞳位置が撮像面に近くなりすぎないようにすることで、湾曲した撮像面への光線入射角を小さくし、色シェーディングを抑えやすくなる。
条件式(10−1)の下限値を下回らないようにして、射出瞳位置が撮像面から遠くなりすぎないようにすることで、湾曲した撮像面への光線入射角を抑え、色シェーディングを抑えやすくなる。
本実施形態の結像光学系は、レンズ成分を、結像に寄与する光束が通過する光路である有効光路にて空気に接触する面が物体側面と像側面の2面のみのレンズとしたときに、物体側から像側に順に、物体側レンズ成分と、像側レンズ成分の2つのレンズ成分からなることが好ましい。
このように、本実施形態の結像光学系によれば、2つのレンズ成分という少ないレンズ成分数にも関わらず、画角と像面湾曲発生量を最適に保ちながら、物体側に凹状に湾曲した撮像面上に沿って、良好な結像性能を達成することが可能である。
本実施形態の光学装置は、上述した本実施形態の結像光学系と、物体側に凹状に湾曲した撮像面を有する撮像部と、を備えることを特徴とする。
このようにすることで、小型でありながら、広い範囲を高い解像度で撮像できる光学装置を実現することができる。
以下に、本発明のある態様に係る結像光学系の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
収差図について説明する。(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)、(e)は倍率色収差(CC)を示している。非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図の縦軸の上端が最大画角に対応する。また、非点収差(AS)は、湾曲した撮像面からの収差量を示している。
実施例1の結像光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
両凹負レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、両凹負レンズL1の両面に設けられている。
実施例2の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
負メニスカスレンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例3の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
負メニスカスレンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例4の結像光学系は、物体側から順に、両凸正レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
両凸正レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、両凸正レンズL1の両面に設けられている。
実施例5の結像光学系は、物体側から順に、両凸正レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
両凸正レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、両凸正レンズL1の両面に設けられている。
実施例6の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
負メニスカスレンズL1の物体側に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例7の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
負メニスカスレンズL1の物体側に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例8の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
正メニスカスレンズL1の物体側に、開口絞りSが配置されている。非球面は、正メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例9の結像光学系は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
正メニスカスレンズL1の物体側に、開口絞りSが配置されている。非球面は、正メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例10の結像光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は非球面で、物体側に凹状に湾曲している。
両凹負レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、両凹負レンズL1の両面に設けられている。
実施例11の結像光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、平凸正レンズL3と、で構成されている。ここで、負メニスカスレンズL2と平凸正レンズL3とが接合されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
両凹負レンズL1と負メニスカスレンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の両面に設けられている。
実施例12の結像光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と、両凸正レンズL4と、で構成されている。ここで、両凹負レンズL1と正メニスカスレンズL2とが接合されている。負メニスカスレンズL3と両凸正レンズL4とが接合されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
正メニスカスレンズL2と負メニスカスレンズL3との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、負メニスカスレンズL1の物体側面と、正メニスカスレンズL2の像側面と、に設けられている。
実施例13の結像光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
平凹負レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、平凸正レンズL2の像側面と、に設けられている。
実施例14の結像光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と、両凸正レンズL4と、で構成されている。ここで、負メニスカスレンズL3と両凸正レンズL4とが接合されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
正メニスカスレンズL2と負メニスカスレンズL3との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、両凹負レンズL1の物体側面と、正メニスカスレンズL2の像側面と、に設けられている。
実施例15の結像光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。ここで、平凹負レンズL1と平凸正レンズL2とが接合されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。
平凹負レンズL1と平凸正レンズL2との間に、開口絞りSが配置されている。非球面は、平凹負レンズL1の物体側面と、平凸正レンズL2の像側面と、に設けられている。
実施例16の結像光学系は、図17に示すように、物体側から順に、光学部材CGと、両凹負レンズL1と、平凸正レンズL2と、で構成されている。像面は球面で、物体側に凹状に湾曲している。両凹負レンズL1、開口絞りS及び平凸正レンズL2で構成される光学系は、実施例1の結像光学系と同じである。
図17は、光学部材CGが配置できることを例示する概略図である。そのため、レンズの大きさや位置に対して、光学部材CGの大きさや位置は正確に描かれているわけではない。
光学部材CGは板状の部材で、物体側面と像側面は共に曲面になっている。図17では、物体側面と像側面は共に同じ曲率中心を持つ球面になっているので、光学部材CGの全体形状は、半球になっている。本実施例では、光学部材CGの肉厚、すなわち、物体側面と像側面との間隔は曲率中心に向かう方向にて一定になっている。
光学部材CGには、光を透過する材質が用いられている。よって、被写体からの光は、光学部材CGを通過して、負レンズL1に入射する。光学部材CGは、像側面の曲率中心が入射瞳の位置と略一致するように配置されている。よって、光学部材CGによる新たな収差は、ほとんど発生しない。すなわち、実施例16の結像光学系の結像性能は、実施例1の結像光学系の結像性能と変わらない。
光学部材CGは、カバーガラスとして機能する。この場合、光学部材CGは、例えば、カプセル内視鏡の外装部に設けられた観察窓に該当する。よって、実施例16の結像光学系は、カプセル内視鏡の光学系に用いることができる。実施例2〜15の結像光学系もカプセル内視鏡の光学系に用いることができる。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。面データにおいて、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数、*印は非球面である。
また、各種データにおいて、fは全系の焦点距離、FNO.はFナンバー、ωは半画角、IHは像高、TLは物体側光学面から像までの光軸上の距離、BFはバックフォーカス、バックフォーカスは、最も像側のレンズ面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。f1、f2、f3及びf4は、各レンズの焦点距離である。半画角の単位は度である。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12…としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12+…
また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -3.185 0.30 1.53110 56.00
2* 1.738 0.05
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.34 1.53110 56.00
5 -0.375 1.07
像面 -9.568

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=2.53231e-02,A6=2.07188e+00,A8=-5.74113e+00
第2面
k=0.000
A4=7.56464e+00

各種データ
f 0.855
FNO. 3.047
2ω -164
IH 0.975
TL 1.760
BF 1.07
f1 -2.065
f2 0.704
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -4.280 0.47 1.53110 56.00
2* -6.524 0.06
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.37 1.53110 56.00
5 -0.512 1.09
像面 -2.437

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-3.36755e-01,A6=1.43642e+00,A8=-1.68203e+00
第2面
k=0.000
A4=2.37328e+00

各種データ
f 0.949
FNO. 3.330
2ω -164
IH 0.975
TL 1.982
BF 1.09
f1 -25.152
f2 0.960
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -3.773 0.30 1.53110 56.00
2* -5.549 0.03
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.46 1.53110 56.00
5 -0.527 1.13
像面 -1.507

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-8.23828e-02,A6=1.38064e+00,A8=-2.37738e+00
第2面
k=0.000
A4=1.78525e+00

各種データ
f 0.988
FNO. 3.405
2ω -162
IH 0.975
TL 1.929
BF 1.13
f1 -23.496
f2 0.988
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* 83.990 0.50 1.53110 56.00
2* -3.320 0.06
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.36 1.53110 56.00
5 -0.570 0.99
像面 -1.952

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-5.60219e-01,A6=1.37170e+00,A8=-1.12862e+00
第2面
k=0.000
A4=1.58678e+00

各種データ
f 0.948
FNO. 3.167
2ω -163
IH 0.975
TL 1.902
BF 0.99
f1 6.000
f2 1.069
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* 8.422 0.49 1.53110 56.00
2* -1.934 0.05
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.42 1.53110 56.00
5 -0.690 0.97
像面 -1.506

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-6.27531e-01,A6=1.03387e+00,A8=-5.88990e-01
第2面
k=0.000
A4=5.30326e-01

各種データ
f 0.993
FNO. 3.224
2ω -162
IH 0.975
TL 1.931
BF 0.97
f1 2.998
f2 1.294
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1(絞り) ∞ 0.00
2* -1.471 0.30 1.63493 23.89
3* -1.685 0.05
4 30.637 0.30 1.77250 49.60
5 -0.819 1.15
像面 -2.410

非球面データ
第2面
k=0.000
A4=-1.52940e+00,A6=4.61522e+01,A8=-2.70647e+03,A10=5.28160e+04
第3面
k=0.000
A4=2.92858e-01,A6=-1.48191e+01,A8=1.78831e+02,A10=-5.81275e+02

各種データ
f 0.974
FNO. 3.282
2ω -160
IH 0.975
TL 1.802
BF 1.15
f1 -39.920
f2 1.032
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1(絞り) ∞ 0.00
2* -3.775 0.30 1.63493 23.89
3* -4.623 0.05
4 -37.325 0.30 1.77250 49.60
5 -0.764 1.13
像面 -1.491

非球面データ
第2面
k=0.000
A4=-1.00244e+00,A6=3.67646e+01,A8=-2.55931e+03,A10=4.05208e+04
第3面
k=0.000
A4=3.76741e-01,A6=-1.46146e+01,A8=1.55644e+02,A10=-4.99373e+02

各種データ
f 0.991
FNO. 3.340
2ω -173
IH 0.975
TL 1.784
BF 1.13
f1 -37.207
f2 1.001
数値実施例8
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1(絞り) ∞ 0.00
2* -2.258 0.37 1.53110 56.00
3* -0.864 0.05
4 4.873 0.44 1.53110 56.00
5 -0.981 0.98
像面 -1.946

非球面データ
第2面
k=0.000
A4=-7.49745e-01,A6=8.48354e+01,A8=-6.16466e+03,A10=1.26740e+05
第3面
k=0.000
A4=6.12011e-01,A6=-1.00316e+01,A8=5.20328e+01,A10=-1.02293e+02

各種データ
f 0.989
FNO. 3.334
2ω -162
IH 0.975
TL 1.831
BF 0.98
f1 2.403
f2 1.571
数値実施例9
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1(絞り) ∞ 0.00
2* -19.712 0.46 1.53110 56.00
3* -0.657 0.05
4 ∞ 0.30 1.53110 56.00
5 -1.951 0.90
像面 -1.503

非球面データ
第2面
k=0.000
A4=-1.69752e+00,A6=8.48174e+01,A8=-4.79152e+03,A10=8.61262e+04
第3面
k=0.000
A4=1.57455e-01,A6=-5.33428e+00,A8=2.21803e+01,A10=-8.34925e+01

各種データ
f 0.986
FNO. 3.325
2ω -162
IH 0.975
TL 1.714
BF 0.90
f1 1.263
f2 3.658
数値実施例10
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -6.802 0.30 1.53110 56.00
2* 7.707 0.05
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.33 1.53110 56.00
5 -0.427 0.98
像面* -9.807

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-2.55684e-01,A6=2.55471e+00,A8=-5.39397e+00
第2面
k=0.000
A4=4.91252e+00
像面
k=0.000
A4=-1.09530e+00,A6=1.89310e+00,A8=-6.95550e-01,A10=-2.08580e-01

各種データ
f 0.856
FNO. 2.953
2ω -163
IH 0.975
TL 1.653
BF 0.98
f1 -6.726
f2 0.800
数値実施例11
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -10.000 0.30 1.53110 56.00
2* 4.442 0.02
3(絞り) ∞ 0.00
4 8.146 0.30 1.84666 23.78
5 0.806 0.35 1.80610 40.92
6 -0.658 0.97
像面 -9.785

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-5.46945e-01,A6=3.59115e+00,A8=-7.35098e+00
第2面
k=0.000
A4=3.11619e+00

各種データ
f 0.857
FNO. 2.913
2ω -163
IH 0.975
TL 1.940
BF 0.97
f1 -5.725
f2 -1.067
f3 0.501
数値実施例12
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -20.000 0.30 1.58913 61.15
2 0.800 0.30 1.80610 40.88
3* 4.197 0.01
4(絞り) ∞ 0.00
5 22.625 0.30 1.84666 23.78
6 0.806 0.40 1.80610 40.92
7 -0.675 0.88
像面 -9.636

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-2.81491e-01,A6=8.35553e-01,A8=-7.60061e-01
第3面
k=0.000
A4=1.86377e+00

各種データ
f 0.853
FNO. 3.182
2ω -164
IH 0.975
TL 2.188
BF 0.88
f1 -1.294
f2 1.173
f3 -0.984
f4 0.515
数値実施例13
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1 ∞ 0.30 1.53110 56.00
2* 1.320 0.08
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.30 1.53110 56.00
5* -0.417 1.19
像面 -1.944

非球面データ
第2面
k=0.000
A4=7.73568e+00,A6=-1.60978e+02,A8=2.89090e+03
第5面
k=0.000
A4=-8.07828e-01,A6=-5.98277e+00,A8=6.06276e+01

各種データ
f 0.980
FNO. 3.424
2ω -161
IH 0.975
TL 1.874
BF 1.19
f1 -2.476
f2 0.781
数値実施例14
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -20.000 0.30 1.58913 61.15
2 0.718 0.05
3 0.600 0.30 1.80610 40.88
4* 1.791 0.02
5(絞り) ∞ 0.00
6 7.537 0.30 1.84666 23.78
7 0.806 0.40 1.80610 40.92
8 -0.718 0.82
像面 -9.571

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-2.27121e-01,A6=6.39527e-01,A8=-5.44810e-01
第4面
k=0.000
A4=1.75994e+00

各種データ
f 0.853
FNO. 2.935
2ω -164
IH 0.975
TL 2.188
BF 0.82
f1 -1.166
f2 1.000
f3 -1.078
f4 0.531
数値実施例15
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 10.10
1* -5.808 0.30 1.58313 59.38
2 ∞ 0.00
3(絞り) ∞ 0.00
4 ∞ 0.53 1.80610 40.88
5* -0.749 1.11
像面 -2.149

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-1.59032e+00,A6=1.72225e+01,A8=-7.34033e+01
第5面
k=0.000
A4=-2.02944e-02,A6=-5.15218e-01,A8=-2.59305e+00

各種データ
f 0.966
FNO. 3.316
2ω -161
IH 0.975
TL 1.940
BF 1.11
f1 -9.920
f2 0.923
次に、各実施例における条件式の値を以下に掲げる。
(1)|Re/R1|、(2)Re/TL、(3)EXP60/f、(4)Y1×2/f、(5)L1e/TL、
(6)|Re/Rimg|、(7)SAG11/f、(8)PS×EXP、(9)PSinv/R1、(10)(EXP/f)/(φe1)

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) 0.118 0.120 0.140 0.007
(2) -0.213 -0.258 -0.273 -0.300
(3) -1.629 -1.481 -1.584 -1.352
(4) 1.021 1.183 0.927 1.317
(5) 0.392 0.451 0.414 0.478
(6) 0.039 0.210 0.350 0.292
(7) -0.008 -0.013 -0.004 -0.007
(8) -0.860 -0.918 -0.987 -0.926
(9) -0.509 -0.359 -0.420 0.017
(10) -1.992 -1.588 -1.579 -1.506

実施例5 実施例6 実施例7 実施例8
(1) 0.082 0.557 0.202 0.434
(2) -0.358 -0.454 -0.428 -0.536
(3) -1.312 -2.042 -1.968 -2.166
(4) 1.373 0.304 0.299 0.300
(5) 0.499 0.361 0.364 0.466
(6) 0.458 0.340 0.512 0.504
(7) -0.001 -0.008 -0.001 -0.005
(8) -0.952 -0.947 -0.987 -1.303
(9) 0.164 -1.322 -0.489 -0.657
(10) -1.250 -1.890 -2.210 -1.952

実施例9 実施例10 実施例11 実施例12
(1) 0.099 0.063 0.066 0.034
(2) -1.139 -0.258 -0.339 -0.308
(3) -1.808 -1.482 -1.857 -1.836
(4) 0.301 1.066 0.957 1.393
(5) 0.472 0.409 0.498 0.601
(6) 1.298 0.044 0.067 0.070
(7) -0.001 -0.005 -0.002 -0.009
(8) -1.161 -0.913 -0.916 -1.318
(9) -0.073 -0.205 -0.175 -0.060
(10) -1.706 -1.861 -2.295 -2.296

実施例13 実施例14 実施例15
(1) 0.000 0.036 0.129
(2) -0.222 -0.328 -0.386
(3) -1.481 -1.732 -1.587
(4) 0.995 1.548 0.702
(5) 0.365 0.626 0.428
(6) 0.214 0.075 0.348
(7) 0.000 -0.013 -0.001
(8) -0.829 -0.935 -0.822
(9) 0.000 -0.080 -0.322
(10) -2.501 -2.589 -1.767
また、パラメータの値を以下に掲げる。φEAは所定の領域であって、物体側光学面において有効光束が通過する領域である。

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
EXP60 -1.393 -1.406 -1.564 -1.281
φEA 0.873 1.122 0.915 1.248
Y1 0.436 0.561 0.458 0.624
Rimg -9.568 -2.437 -1.507 -1.952
L1e 0.690 0.893 0.799 0.910
PS 0.617 0.651 0.631 0.719
EXP -1.393 -1.409 -1.565 -1.289
R1 -3.185 -4.280 -3.773 83.990
Re -0.375 -0.512 -0.527 -0.570
SAG11 -0.007 -0.013 -0.004 -0.006
φ1 0.274 0.275 0.284 0.288
φe 0.224 0.258 0.285 0.260

実施例5 実施例6 実施例7 実施例8
EXP60 -1.303 -1.989 -1.949 -2.142
φEA 1.363 0.296 0.296 0.296
Y1 0.682 0.148 0.148 0.148
Rimg -1.506 -2.410 -1.491 -1.946
L1e 0.963 0.650 0.650 0.853
PS 0.725 0.514 0.542 0.675
EXP -1.313 -1.841 -1.823 -1.931
R1 8.422 -1.471 -3.775 -2.258
Re -0.690 -0.819 -0.764 -0.981
SAG11 -0.001 -0.008 -0.001 -0.005
φ1 0.297 0.297 0.297 0.296
φe 0.314 0.296 0.247 0.296

実施例9 実施例10 実施例11 実施例12
EXP60 -1.782 -1.269 -1.591 -1.567
φEA 0.296 0.913 0.820 1.189
Y1 0.148 0.456 0.410 0.594
Rimg -1.503 -9.807 -9.785 -9.636
L1e 0.809 0.676 0.967 1.314
PS 0.690 0.718 0.573 0.836
EXP -1.682 -1.271 -1.599 -1.577
R1 -19.712 -6.802 -10.000 -20.000
Re -1.951 -0.427 -0.658 -0.675
SAG11 -0.001 -0.004 -0.002 -0.008
φ1 0.296 0.283 0.288 0.259
φe 0.296 0.226 0.234 0.208

実施例13 実施例14 実施例15
EXP60 -1.451 -1.478 -1.534
φ1 0.975 1.321 0.678
Y1 0.488 0.660 0.339
Rimg -1.944 -9.571 -2.149
L1e 0.684 1.369 0.829
PS 0.571 0.628 0.534
EXP -1.451 -1.488 -1.538
R1 ∞ -20.000 -5.808
Re -0.417 -0.718 -0.749
SAG11 0.000 -0.011 -0.001
φ1 0.279 0.279 0.286
φe 0.165 0.188 0.258
図18は、光学装置の例である。この例では、光学装置はカプセル内視鏡である。カプセル内視鏡100は、カプセルカバー101と透明カバー102とを有する。カプセルカバー101と透明カバー102とによって、カプセル内視鏡100の外装部が構成されている。
カプセルカバー101は、略円筒形状の中央部と、略椀形状の底部と、で構成されている。透明カバー102は、中央部を挟んで、底部と対向する位置に配置されている。透明カバー102は、略椀形状の透明部材によって構成されている。カプセルカバー101と透明カバー102とは、互いに水密的に連設されている。
カプセル内視鏡100の内部には、結像光学系103と、照明部104と、撮像素子105と、駆動制御部106と、信号処理部107と、を備えている。なお、図示しないが、カプセル内視鏡100の内部には、受電手段と送信手段が設けられている。
照明部104からは、照明光が出射する。照明光は透明カバー102を通過して、被写体に照射される。被写体からの光は、結像光学系103に入射する。結像光学系103によって、像位置に被写体の光学像が形成される。
光学像は、撮像素子105で撮像される。撮像素子105の駆動と制御は、駆動制御部106で行われる。また、撮像素子105からの出力信号は、必要に応じて、信号処理部107で処理される。
ここで、結像光学系103には、例えば、上述の実施例1の結像光学系が用いられている。よって、非常に広い範囲(約160°の画角)の光学像が形成される。また、光学像は、物体側に凹状に湾曲した像になっている。
撮像素子105の撮像面は、物体側に凹状に湾曲している。また、撮像面の曲率半径は、光学像の曲率半径と同じになっている。そのため、非常に広い範囲を撮像した画像でありながら、中心から周辺まで鮮明な画像を取得することができる。
図19は、光学装置の別の例である。この例では、光学装置は車載カメラである。図19(a)は車外に車載カメラを搭載した例を示す図である。図19(b)は、車内に車載カメラを搭載した例を示す図である。
図19(a)に示すように、車載カメラ201は、自動車200のフロントグリルに設けられている。車載カメラ201は、結像光学系と撮像素子を備えている。
車載カメラ201の結像光学系には、例えば、上述の実施例1の結像光学系が用いられている。よって、非常に広い範囲(約160°の画角)の光学像が形成される。また、撮像素子の撮像面は、物体側に凹状に湾曲している。そして、撮像面の曲率半径は、光学像の曲率半径と同じになっている。そのため、非常に広い範囲を撮像した画像でありながら、中心から周辺まで鮮明な画像を取得することができる。
図19(b)に示すように、車載カメラ201は、自動車200の天井近傍に設けられている。車載カメラ201の作用効果は、既に説明したとおりである。
車載カメラ201は、室外であれば、各コーナやヘッド部のポールの頂部に配置しても良い。また、室内であれば、バックミラーの近傍に配置しても良い。
以上のように、本発明は、小型でありながら、広い画角と高い結像性能を有する結像光学系に有用である。また、本発明は、小型でありながら、広い範囲を高い解像度で撮像できる光学装置に有用である。
L1、L2、L3、L4 レンズ
S 開口絞り
I 像面
CG 光学部材
、S 光学面
60 半画角60°の光線
AX 光軸
100 カプセル内視鏡
101 カプセルカバー
102 透明カバー
103 結像光学系
104 照明部
105 撮像素子
106 駆動制御部
107 信号処理部
200 自動車
201 車載カメラ

Claims (10)

  1. 物体側に凹状に湾曲した像を形成する結像光学系であって、
    最も物体側に位置する物体側光学面と、
    最も像側に位置する像側光学面と、を有し、
    以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする結像光学系。
    0≦|R/R|<0.8 (1)
    /TL<0 (2)
    EXP60/f<0 (3)
    0<Y×2/f<2 (4)
    ここで、
    は、前記物体側光学面の近軸曲率半径、
    は、前記像側光学面の近軸曲率半径、
    TLは、前記物体側光学面から前記像までの光軸上の距離、
    EXP60は、像面から前記結像光学系に半画角60度で入射する光束における主光線による射出瞳位置までの距離であって、前記射出瞳が物体側に位置する場合を負とする
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    は、所定の領域における最大光線高、
    前記所定の領域は、前記物体側光学面において有効光束が通過する領域、
    である。
  2. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
    1e/TL≦0.65 (5)
    ここで、
    1eは、前記物体側光学面から前記像側光学面までの光軸上における距離、
    TLは、前記物体側光学面から前記像までの光軸上における距離、
    である。
  3. 前記物体側光学面が非球面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
  4. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0<|R/Rimg|≦2.0 (6)
    ここで、
    は、前記像側光学面の近軸曲率半径、
    imgは、光軸と前記像とが交わる点を面頂点とし、前記面頂点と、前記結像光学系へ半画角60度で入射した光線と前記像とが交わる点と、を含む仮想球面の曲率半径の最小値、
    である。
  5. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の結像光学系。
    SAG11/f≦0 (7)
    ここで、
    SAG11は、前記物体側光学面の面頂点から、前記結像光学系における最大像高に入射する最周辺の有効光線が前記物体側光学面を通過する点までの光軸に沿う方向での距離であり、光線が進む方向を正符号とし、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    である。
  6. 軸上光束を制限する明るさ絞りを有し、
    以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の結像光学系。
    PS×EXP<−0.7 (8)
    ここで、
    PSは、前記結像光学系のペッツバール和であり、
    ペッツバール和PSは、以下の式で表される。
    Figure 0006572073
    ここで、
    iは、前記結像光学系中の各レンズの物体側からの順番、
    kは、前記結像光学系中のレンズの総数、
    は、i番目のレンズのd線での屈折率、
    は、i番目のレンズの焦点距離、
    EXPは、前記像から前記結像光学系の近軸射出瞳位置までの光軸に沿った距離であり、前記近軸射出瞳位置が前記像よりも物体側にある場合の符号を負とする、
    である。
  7. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の結像光学系。
    PSinv/R≦0 (9)
    ここで、
    は、前記物体側光学面の近軸曲率半径、
    PSinvは、前記結像光学系のペッツバール和PSの逆数であり、
    ペッツバール和PSは、以下の式で表される。
    Figure 0006572073
    ここで、
    iは、前記結像光学系中の各レンズの物体側からの順番、
    kは、前記結像光学系中のレンズの総数、
    は、i番目のレンズのd線での屈折率、
    は、i番目のレンズの焦点距離、
    である。
  8. 軸上光束を制限する明るさ絞りを有し、
    以下の条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の結像光学系。
    (EXP/f)/(φ/φ)<−1.2 (10)
    ここで、
    EXPは、前記像から前記結像光学系の近軸射出瞳位置までの光軸に沿った距離であり、前記近軸射出瞳位置が前記像よりも物体側にある場合の符号を負とし、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    φは、前記物体側光学面における、最大像高位置での結像に寄与する有効光束が通過する領域の光軸に対して垂直に測ったときの最大直径、
    φは、前記物体側光学面における、前記結像光学系の軸上光束が通過する領域の光軸
    に対して垂直に測った最大直径、
    である。
  9. レンズ成分を、結像に寄与する光束が通過する光路である有効光路にて空気に接触する面が物体側面と像側面の2面のみのレンズとしたときに、
    物体側から像側に順に、物体側レンズ成分と、像側レンズ成分の2つのレンズ成分からなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の結像光学系。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の結像光学系と、物体側に凹状に湾曲した撮像面を有する撮像部と、を備えた光学装置。
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