JP6570285B2 - 多段スライドレールおよび収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、2つ以上のレールを含んで構成される多段スライドレール、およびかかる多段スライドレールを備える収納庫に関する。
従来から、キッチンの上方に設置される収納庫の一種として、吊棚本体が昇降する、いわゆる昇降棚が提供されている。昇降棚としては手動式のもの、および電動式のものがある。手動式のものとしては、例えば特許文献1に、上下直線状に昇降する吊棚本体を備えた昇降棚が提案されている。
特許4801454号公報
昇降棚において、吊棚本体は、不使用時には壁面に設置されたキャビネットに収容されていて、使用時にはキャビネット外に引き出される。この際、吊棚本体を上下直線状に昇降させるためのガイド手段として、キャビネットの内面に多段スライドレールが配置されることがある。多段スライドレールは、2以上のレールを含んで構成されていて、それぞれのレールが相対的にスライド移動することにより、1つのレールが取り付けられたキャビネットに対して、他のレールに取り付けられた吊棚本体が移動可能となる。
ここで多段スライドレールでは、内側のレールの外面や外側のレールの内面を突出させたストッパが形成されていて、ストッパ同士が係止し合うことにより、引き出される位置を規制したり、内側のレールが外側のレールから抜け落ちたりすることを防止している。しかしながら、このような構成であると吊棚本体を下方に引き出した際(スライドレールをスライドさせた際)にストッパ同士が接触する接触音が生じてしまうため、使用者によってはこの接触音が気になってしまうおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑み、多段スライドレールをスライドさせた際に生じる接触音を低減し、使用者の快適性を高めることが可能な多段スライドレールおよび収納庫を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる多段スライドレールの代表的な構成は、2つ以上のレールを含んで構成される多段スライドレールにおいて、第1レールと、第1レールの内側に配置された第2レールと、第1レールと第2レールとの隙間に配置されるスペーサと、スペーサに保持されるベアリングと、第1レールの内面から突出し第2レールを引き出した際にスペーサの一方の端部に当接する第1突出部と、第2レールの外面から突出し第2レールを引き出した際にスペーサの他方の端部に当接する第2突出部と、ベアリング以下の径を有し、スペーサと第1突出部との間またはスペーサと第2突出部との間に配置された樹脂球と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、多段スライドレールをスライドさせると、第1レールまたは第2レールの一方に対して他方が相対的に移動する。第1レールおよび第2レールの間にはスペーサが配置されていて、このスペーサが第1突出部および第2突出部に係止されることにより、第2レールの移動量が規制され、且つ第2レールの抜け落ちが防止される。このとき上記構成では、スペーサと第1突出部との間、またはスペーサと第2突出部との間に樹脂球が配置されている。これにより、スペーサと第1突出部または第2突出部との直接的な接触が防がれ、樹脂球が緩衝材となって接触音が大幅に低減される。したがって、使用者の快適性を高めることが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる収納庫の代表的な構成は、上記に記載の多段スライドレールと、背面が壁面に固定設置され少なくとも下方が開口した箱形のキャビネットと、キャビネットに上下直線状に昇降するように付設された吊棚本体と、を備え、多段スライドレールは、キャビネットの側壁に長手方向が上下方向となるように取り付けられていて、キャビネットおよび吊棚本体は、多段スライドレールによって昇降可能に連結されていることを特徴とする。
上述した多段スライドレールにおける技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該収納庫にも適用可能である。また、特に吊棚本体が上下方向に昇降する収納庫では、吊棚本体がその自重や収納物の重さによって下方に移動するため、レールが接触した際の接触音が大きくなりやすい傾向がある。このため、吊棚本体が上下方向に昇降する収納庫に上述した多段レールを用いることで、より顕著な効果を得ることが可能となる。
上記多段スライドレールは、第2レールの内側に配置された第3レールを更に備える3段スライドレールであって、第1レールがキャビネットに固定され、第3レールが吊棚本体に固定されているとよい。昇降機構によって吊棚本体の上下動範囲が決まるとき、仮にスライドレールが2段である場合、上下動範囲をスライドレールのストロークの範囲内にすれば、スライドレールの突起部がスペーサと衝突することを防止することができる。しかしながら3つ以上の複数のレールを含んで構成される多段スライドレールにおいては、当然に1段分以上のストロークを伸縮させるため、どうしても2段目にあるセンターレールがスペーサに衝突してしまう。このような場合においても本発明を適用すれば接触音を大幅に低減させることができるため、使用者の快適性を高めることが可能となる。
本発明によれば、多段スライドレールをスライドさせた際に生じる接触音を低減し、使用者の快適性を高めることが可能な多段スライドレールおよび収納庫を提供することができる。
本実施形態にかかる収納庫の全体斜視図である。 図1に示す収納庫の詳細図である。 吊棚本体の昇降時の動作について説明する図である。 本実施形態の多段スライドレールを説明する図である。 本実施形態の多段スライドレールを説明する図である。 樹脂球の他の配置を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる収納庫100の全体斜視図である。以下の説明では、図1に示す収納庫100について詳述しながら、かかる収納庫100が備える本実施形態の多段スライドレール400についても併せて説明する。なお、本実施形態では、収納庫100として、キッチンの上方に設置されて吊棚本体200が昇降する昇降棚を例示するが、これに限定するものではない。本発明は、例えば多段スライドレールによって引出が前後方向にスライド移動する収納庫、およびその多段スライドレールにも適用することが可能である。
図1に示すように、本実施形態の収納庫100では、下方が開口した箱形のキャビネット110の背面が壁面(不図示)に固定設置されていて、かかるキャビネット110に対して上下直線状に昇降する吊棚本体200が付設されている。なお、キャビネット110は前方も開口していてそこには前扉が設置されるが、理解を容易にするために本実施形態では前扉を不図示としている。
吊棚本体200は、左右に配置された側板210・212と、それらを連結する上板214および底板216によって収納スペースを構成している。左右の側板210・212の後方には、後述する多段スライドレール400が接続されている。この多段スライドレール400によって、吊棚本体200が昇降可能にキャビネット110に連結される。
図2は、図1に示す収納庫100の詳細図であり、図2(a)は図1の吊棚本体200を示していて、図2(b)はキャビネット110のリンク機構300を示している。図3は、吊棚本体200の昇降時の動作について説明する図である。なお、理解を容易にするために、図2および図3では、連結部材230の外側にはめられているカバー220a(図1参照)を不図示としている。また収納庫100は左右対称な構成であるため、以下の説明では、主に収納庫100の右側の構成を例示する。
図2(a)に示すように、吊棚本体200の左右の側板210・212には揺動柱222a・222bが前後方向にスライド可能に取り付けられている。揺動柱222a・222bの下部には、吊棚本体200の幅方向に延びる取手アーム220と揺動柱222a・222bとを連結する連結部材230が取り付けられている。連結部材230の下端には取手アーム220が取り付けられていて、この取手アーム220を使用者が把持して前後方向に操作することにより、それと連動して揺動柱222a・222bが前後方向に移動する。なお、吊棚本体200は前後方向には移動しない。
一方、図1に示すように、キャビネット110の側壁(図1では右側は不図示)の内面には、リンク機構300が取り付けられている。図2(b)に示すように、本実施形態のリンク機構300は、第1アーム312、第2アーム314、第3アーム316および第4アーム318を含んで構成される。
第1アーム312は、先端部が手前へ膨出する円弧状軌跡を描いて上下揺動可能なアーム部材であり、一端が揺動柱222aの上端に接続されている。一方、第1アーム312の他端はベースプレート302に接続されることによって、それを介してキャビネット110の側壁に支持される。第2アーム314は、第1アーム312と平行に移動する並行アームであり、第1アーム312と同様に一端が揺動柱222aに接続され、他端がベースプレート302に接続されている。すなわちベースプレート302、揺動柱222a、第1アーム312、第2アーム314によって平行四辺形のトラス構造が形成されている。
第3アーム316は、一端が第1アーム312に接続され、他端が第4アーム318に接続されている。第4アーム318は、一端が第3アーム316に接続され、他端が、ベースプレート302に収容されている渦巻きバネ320に接続されている。これにより、第1アーム312は、第3アーム316および第4アーム318を介して渦巻きバネ320に連結される。第3アーム316は第1アーム312の軸の外側に連結されていて、第1アーム312を上に回転させるように引っ張っている。したがって、吊棚本体200および収納物の荷重を軽減し、使用者が吊棚本体200を収納する際の操作をアシストすることができる。
図3(a)は、吊棚本体200がキャビネット110に収容されている状態を図示している。図3(a)に示すように吊棚本体200がキャビネット110に収容されている状態では、第1アーム312および第2アーム314は上に回転した位置にある。そして、第1アーム312は、第3アーム316および第4アーム318を介して接続されている渦巻きバネ320の付勢力によって前方への回転が規制されている。
図3(a)に示す状態から、使用者が取手アーム220を把持して前方に引っ張ると、図3(b)に示すように連結部材230を介して取手アーム220と連結されている揺動柱222aが前方に移動する。これにより、第1アーム312および第2アーム314が前方に向かって回動し、吊棚本体200が下降する。
図3(b)に示す状態から更に取手アーム220を前方に引っ張ると、第1アーム312および第2アーム314は更に前方に回動する。第1アーム312が水平位置を通過すると、図3(c)に示すように取手アーム220は後方に向かって移動するようになる。すると、図3(d)に示すように第1アーム312および第2アーム314は後方に向かって回動して揺動柱222aおよび吊棚本体200が更に下降し、吊棚本体200がキャビネット110の外に引き出された状態となる。
上述したように、本実施形態の収納庫100では、取手アーム220を把持して前後方向にスライドさせることにより、揺動柱222aが前後方向にスライド移動する。そして、揺動柱222aの前後方向の移動に伴ってアーム部材(第1アーム312および第2アーム314)が円弧状軌跡を描いて回動し、それに連動して吊棚本体200が上下方向に昇降する。このように取手アーム220ひいては揺動柱222aをスライド移動させる動作によって、吊棚本体200を昇降させることができる。このため、吊棚本体200に収納した収納物を容易に取り出すことができ、使用者の利便性を高めることが可能となる。
図4および図5は、本実施形態の多段スライドレール400を説明する図である。図4(a)は、多段スライドレール400の平面図であり、多段スライドレール400をスライドさせていない状態を示している。図4(b)は多段スライドレール400の分解図であり、図4(c)は、図4(a)のA−A断面図である。図5(a)は、多段スライドレール400の平面図であり、多段スライドレール400をスライドさせた状態を例示している。図5(b)は、図5(a)の破線内の拡大図である。
図1に示したように、本実施形態の収納庫100は、キャビネット110および吊棚本体200を昇降可能に連結する多段スライドレール400を含んで構成される。多段スライドレール400は、キャビネット110の側壁に長手方向が上下方向となるように取り付けられている。
図4(a)および図4(c)に示すように、本実施形態の多段スライドレール400は、第1レール410(アウターメンバ)、第2レール420(センターメンバ)および第3レール430(インナーメンバ)からなる3つのレールを含んで構成される3段スライドレールである。なお、本実施形態では、3つのレールを含む3段レールを多段スライドレール400として例示したが、これに限定するものではなく、2つ以上のレールを含む多段スライドレール全般に本発明を適用することが可能である。
第1レール410は最も外側に配置されるレールであり、その内側には第2レール420が配置される。また第2レール420の内側には更に第3レール430が配置される。本実施形態では、第1レール410がキャビネット110に固定され、第3レール430が吊棚本体200に固定される、そして、第2レール420によって第1レール410および第3レール430が連結される。
なお、本実施形態では、第1レール410としてアウターメンバを、第2レール420としてセンターメンバを、第3レール430としてインナーメンバを例示したが、これにおいても限定するものではない。例えば2段スライドレールであれば、アウターメンバを第1レール410とし、インナーメンバを第2レール420とすればよい。
図4(a)および図4(c)に示すように、第1レール410と第2レール420との隙間にはスペーサ440が配置されていて、このスペーサ440にベアリング450が保持されている。また第2レール420と第3レール430との隙間にはリテーナ460が配置されていて、このリテーナ460にもベアリング470が保持されている。スペーサ440は樹脂で形成されていて、多段スライドレール400が動作する際のぶれ(がたつき)を抑制する機能を有する。
図4(b)に示すように、第1レール410の下端近傍には、その内面からスペーサ440側に(第2レール420に向かって)突出し、第2レール420を引き出した際にスペーサ440の一方の端部または後述する樹脂球480に当接する第1突出部412が形成されている。第2レール420の上端近傍には、その外面からスペーサ440側に(第1レール410に向かって)突出し、第2レール420を引き出した際にスペーサ440の他方の端部または樹脂球480に当接する第2突出部422が形成されている。
そして、本実施形態の多段スライドレール400の特徴として、図4(a)に示すようにスペーサ440と第2突出部422との間には、ベアリング450以下の径を有する樹脂球480が配置されている。樹脂球480の径は原則としてベアリング450と同じであることが好ましいが、若干小さくてもよい。ただし、第1レール410と第2レール420の間のボール走行面から脱落しない大きさを有している必要がある。
図3(a)に示すように、吊棚本体200がキャビネット110に収容されている状態では、多段スライドレール400では、図4(a)に示すように第2レール420および第3レール430は第1レール410の内部に収容された状態となっている。そして、使用者が取手アーム220を前方に引っ張ると、図3(b)に示すように第1アーム312および第2アーム314が前方に向かって回動して吊棚本体200が下降し、それに伴って第2レール420および第3レール430が第1レール410の内部から下方にスライド移動する。
更に取手アーム220を前方に引っ張ると、図3(c)に示すように第1アーム312および第2アーム314は更に前方に回動する。これにより、吊棚本体200は更に下方に移動し、それに伴って第2レール420および第3レール430は更に下方にスライド移動する。そして、第1アーム312が水平位置を通過すると、取手アーム220は後方に向かって移動するようになる。すると、図3(d)に示すように第1アーム312および第2アーム314は後方に向かって回動し、吊棚本体200がキャビネット110の外に引き出された状態となる。このとき、第2レール420および第3レール430は下限まで引き出され、図5(a)に示す状態となる。
図5(a)に示すように第2レール420が引き出されると、図5(b)に示すようにスペーサ440の下端(一方の端部)が第1突出部412に当接することにより、スペーサ440の下方への移動が規制される。スペーサ440の上端(他方の端部)においては、仮に樹脂球480がなければ、スペーサ440の上端が第2レール420の第2突出部422に当接して上方への移動が規制される。すなわち、第1レール410の第1突出部412と、第2レール420の第2突出部422とは、スペーサ440を介して当接している。これにより第2レール420の移動量が規制され、且つ第2レール420の抜け落ちが防止される。
このとき、本実施形態の多段スライドレール400では、上述したようにスペーサ440と第2突出部422との間に樹脂球480が配置されている。このため、スペーサ440と第2突出部422とは、図5(b)に示すように樹脂球480を介して当接することとなる。これにより、スペーサ440と第2突出部422との接触による樹脂球480が緩衝材となることで接触音を低減することができる。したがって、収納庫100使用時の快適性の向上が図られる。
特に、本実施形態で例示した収納庫100のように、吊棚本体200が上下方向に昇降する場合、自重や収納物の重さによって吊棚本体200が下方に移動するため、従来の構造であるとレールとスペーサが接触した際の接触音(衝突音)が大きくなりがちであった。したがって、吊棚本体200のような収納空間をキャビネット110に対して上下方向に移動させる多段レールに本発明を適用することにより、接触音を低減する効果をより顕著に得ることが可能である。
樹脂球480を挿入することによって衝撃が緩和されるのは、球体が弾性変形することによってエネルギーを吸収するためである。ここで、緩衝材としてゴム等の弾性材からなるブロックを配置することも考えられる。しかしブロックであると、もし変形してレールに接触するようになると、レールが走行する際の抵抗となるおそれがある。しかし樹脂球480はベアリング450と同様に第1レール410と第2レール420の間を転がるため、抵抗となるおそれはない。また、ブロックは同じ位置に繰返し荷重を受けることになるため、変形が残留して形状変化してしまうおそれがある。しかし樹脂球480は転がることから荷重がかかる位置(方向)が常に変化するため、変形が残留しにくく、長期にわたって性能を発揮することができる。
図6は、樹脂球480の他の配置を説明する図であり、図5(a)の破線内に相当する領域を拡大した状態を図示している。図5(b)に示す例では、スペーサ440の上側(スペーサ440と第2突出部422との間)に樹脂球480が配置される構成を例示したが、これに限定するものではない。樹脂球480は、図6に示すようにスペーサ440の下側(スペーサ440と第1突出部412との間)に配置されてもよい。かかる構成によれば、スペーサ440が第1突出部412と接触する際の接触音を低減し、上記と同様の効果を得ることができる。
また樹脂球480は2箇所以上配置されてもよく、例えば、スペーサ440と第1突出部412との間、およびスペーサ440と第2突出部422との間の両方の空間に樹脂球480を配置する構成としてもよい。更に、第1突出部412または第2突出部422とスペーサ440との間に配置される樹脂球480の数においても限定するものではなく、1つの空間に2以上の樹脂球480を配置する構成としてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、2つ以上のレールを含んで構成される多段スライドレール、およびかかる多段スライドレールを備える収納庫として利用することができる。
100…収納庫、110…キャビネット、200…吊棚本体、210…側板、212…側板、214…上板、216…底板、220…取手アーム、220a…カバー、222a…揺動柱、222b…揺動柱、230…連結部材、300…リンク機構、302…ベースプレート、312…第1アーム、314…第2アーム、316…第3アーム、318…第4アーム、320…バネ、400…多段スライドレール、410…第1レール、412…第1突出部、420…第2レール、422…第2突出部、430…第3レール、440…スペーサ、450…ベアリング、460…リテーナ、470…ベアリング、480…樹脂球

Claims (3)

  1. 2つ以上のレールを含んで構成される多段スライドレールにおいて、
    第1レールと、
    前記第1レールの内側に配置された第2レールと、
    前記第1レールと前記第2レールとの隙間に配置されるスペーサと、
    前記スペーサに保持されるベアリングと、
    前記第1レールの内面から前記スペーサ側に突出し第1突出部と、
    前記第2レールの外面から前記スペーサ側に突出し第2突出部と、
    前記ベアリング以下の径を有し、前記スペーサと第1突出部との間または前記スペーサと第2突出部との間に配置された樹脂球と、
    を備え
    前記第1突出部は、前記第2レールを引き出した際に前記スペーサの一方の端部または前記樹脂球に当接し、
    前記第2突出部は、前記第2レールを引き出した際に前記スペーサの他方の端部または前記樹脂球に当接することを特徴とする多段スライドレール。
  2. 請求項1に記載の多段スライドレールと、
    背面が壁面に固定設置され少なくとも下方が開口した箱形のキャビネットと、
    前記キャビネットに上下直線状に昇降するように付設された吊棚本体と、
    を備え、
    前記多段スライドレールは、前記キャビネットの側壁に長手方向が上下方向となるように取り付けられていて、
    前記キャビネットおよび前記吊棚本体は、前記多段スライドレールによって昇降可能に連結されていることを特徴とする収納庫。
  3. 前記多段スライドレールは、前記第2レールの内側に配置された第3レールを更に備える3段スライドレールであって、前記第1レールが前記キャビネットに固定され、前記第3レールが前記吊棚本体に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の収納庫。
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