JP6569586B2 - トナー量検知センサー、および画像形成装置 - Google Patents

トナー量検知センサー、および画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、トナー量検知センサー、および画像形成装置に関するものである。
デジタル複合機等に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナー等の現像剤を供給して可視画像とした後、給紙された用紙に転写して定着させ、装置外に排出する。
ここで、フルカラーの画像を形成することができる画像形成装置においては、イエロー、シアン、マゼンタ、およびブラックの各色を重ね合わせて、フルカラーの画像を形成するものがある。この場合、中間転写体としての転写ベルトに一旦各色のトナーを転写した後、用紙にフルカラーの画像を転写する。フルカラーの画像を形成するに際し、発色性や色の再現性を維持するために、所定のタイミングで補正を行う必要がある。補正に際しては、転写体上のトナー量を検知し、適正なトナー量となるよう、現像バイアス値の調整や、露光量の調整、露光のタイミング等の調整を行う。
ここで、トナー量を検知するセンサーに関する技術が、特開平10−281991号公報(特許文献1)、および特開2011−170165号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1によると、物体表面に所定の入射角を有する測定光を投光器により照射し、この物体表面からの反射光を上記入射角と同じ角度の反射角で受光器により測定して光沢度を測定して成る光沢センサーが開示されている。特許文献1に開示の光沢センサーにおいて、前記投光器は単一波長を放射するものとされ且つ偏光装置が設けられて単一方向の偏光を有する光として物体表面に照射し、この物体表面からの反射光を、偏光ビームスプリッタを透過させることで、前記測定光と同一方向の偏光を有する反射光成分と、異なる方向を有する反射光成分とに分離し、各々の反射光成分を各々に対して設けられた受光手段により測定し、この二つの受光手段からの出力を演算することで光沢度を測定することを特徴としている。
特許文献2によると、回転可能に複数のローラー部材で張架された記録媒体搬送ベルトを備えた画像形成装置が開示されている。特許文献2に開示の画像形成装置では、少なくとも一つ以上の正反射光検出型光学センサーと少なくとも一つ以上の正反射光/散乱光同時検出型光学センサーとが中間転写体に対向して設置され、かつ少なくとも一つ以上の正反射光検出型光学センサーが上記記録媒体搬送ベルトまたは第二の像担持体に対向して設置されている。また、特許文献2に開示の画像形成装置は、ブラックのトナー付着量制御を上記記録媒体搬送ベルトまたは第二の像担持体に対向して設置された少なくとも一つ以上の正反射光検出型光学センサーを用いて行い、ブラック以外のトナー付着量制御を上記中間転写体に対向して設置された少なくとも一つ以上の正反射光/散乱光同時検出型光学センサーを用いて行う。さらに、特許文献2に開示の画像形成装置は、各色の位置合わせ制御を上記中間転写体に対向して設置された少なくとも一つ以上の正反射光/散乱光同時検出型光学センサーと少なくとも一つ以上の正反射光検出型光学センサーを用いて行うことを特徴としている。
特開平10−281991号公報 特開2011−170165号公報
特許文献1および特許文献2に代表される従来の光学センサーにおいては、発光素子と受光素子とを同じ平面に配置するのが一般的である。しかし、このような構成においては、二つの成分の反射光、具体的には、正反射光と拡散反射光とを、それぞれの反射光の受光のために設けられた二つの受光素子によって受光する際に、特に拡散反射光を受光する受光素子の検出感度の観点から、好ましくない状況となる。
例えば、拡散反射光の受光素子を、発光素子と正反射光の受光素子とが配置される平面と同じ平面であって発光素子が照射する光の方向の反対側に配置する場合、受光する拡散反射光の反射光量が微弱となってしまう。そうすると、拡散反射光を受光する際の電気回路上の増幅率を上げざるを得なくなり、入力信号に含まれる雑音比が上がってしまうこととなる。また、高抵抗の電気回路を設ける必要があり、このような高抵抗の電気回路は、光学センサーの配置された環境の影響も受けやすい。その結果、反射光の光量の検出の精度が低下してしまうこととなり、引いては、トナー量の検知の精度が低下してしまうこととなる。
一方、拡散反射光の受光素子を、発光素子と正反射光の受光素子とが配置される平面と同じ平面であって発光素子が照射する光の方向と同じ側に配置する場合、正反射光の影響を大きく受けてしまう。すなわち、正反射光の一部を含んだ拡散反射光を受光してしまうこととなる。そうすると、正反射光の反射光量に基づく出力と拡散反射光の反射光量に基づく出力との差が小さくなり、上記と同様に入力信号に含まれる雑音比が上がってしまうこととなる。すなわち、この場合も、反射光の光量の検出の精度が低下してしまうこととなり、引いては、トナー量の検知の精度が低下してしまうこととなる。
この発明の目的は、トナー量を精度よく検知することができるトナー量検知センサーを提供することである。
この発明の他の目的は、形成する画像の画質を向上することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の一の局面においては、トナー量検知センサーは、転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知する。トナー量検知センサーは、発光素子と、第一の受光素子と、第二の受光素子と、トナー量算出部とを備える。発光素子は、転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する。第一の受光素子は、転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して発光素子と反対側に設けられている。第一の受光素子は、転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する。第二の受光素子は、発光素子および第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、第一の受光素子と別途設けられている。第二の受光素子は、転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する。トナー量算出部は、第一の受光素子によって受光した正反射光に相当する光の光量、および第二の受光素子によって受光された拡散反射光の光量からトナー量を算出する。転写体は、転写ベルトを含む。転写ベルトの材質は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含む。転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われている。転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する所定の入射角度を角度A とし、転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略35°である。
この発明の他の局面においては、画像形成装置は、トナーによる可視画像を形成し、転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーを備える。トナー量検知センサーは、転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知する。トナー量検知センサーは、発光素子と、第一の受光素子と、第二の受光素子と、トナー量算出部とを備える。発光素子は、転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する。第一の受光素子は、転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して発光素子と反対側に設けられている。第一の受光素子は、転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する。第二の受光素子は、発光素子および第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、第一の受光素子と別途設けられている。第二の受光素子は、転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する。トナー量算出部は、第一の受光素子によって受光した正反射光に相当する光の光量、および第二の受光素子によって受光された拡散反射光の光量からトナー量を算出する。転写体は、転写ベルトを含む。転写ベルトの材質は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含む。転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われている。転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する所定の入射角度を角度A とし、転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略35°である。
このようなトナー量検知センサーによると、拡散反射光を第二の受光素子で受光するに際し、正反射光の影響を低減しながら、第二の受光素子によって受光する拡散反射光の光量を多くすることができる。したがって、トナー量を精度よく検知することができる。
また、このような画像形成装置によると、トナー量を精度よく検知できるトナー量検知センサーを含むため、形成する画像の画質を向上することができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の外観を示す概略図である。 この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 画像形成部の概略的な構成を示す外観図である。 この発明の一実施形態に係るトナー量検知センサーの概略的な構成を示す外観図である。 図4に示すトナー量検知センサーを図4中の矢印Vの方向から見た図である。 入射された光に対しての転写ベルトの表面の反射率と反射角度との関係を示すグラフである。 ブラックのトナーによる可視画像のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサーの出力との関係を示すグラフである。 イエローのトナーによる可視画像のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサーの出力との関係を示すグラフである。 この発明の他の実施形態に係るトナー量検知センサーの概略的な構成を示す外観図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るトナー量検知センサーの概略的な構成を示す外観図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。まず、この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の構成について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の外観を示す概略図である。図2は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の構成を示すブロック図である。
図1および図2を参照して、デジタル複合機11は、デジタル複合機11全体の制御を行う制御部12と、デジタル複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含み、印刷部数や階調性等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる操作部13と、セットされた原稿を自動的に読み取り部へ搬送するADF(Auto Document Feeder)22を含み、原稿の画像を読み取る画像読み取り部14と、手差しで用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙を収納可能な給紙カセット群29を含み、画像形成部15に供給する用紙をセットする用紙セット部19と、読み取った画像やネットワーク25を介して送信された画像データを基に画像を形成する画像形成部15と、画像形成部15により用紙に画像を形成した後に用紙を排出する排出トレイ30と、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行うハードディスク16と、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行うファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。なお、デジタル複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
デジタル複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿を用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。また、デジタル複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。デジタル複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係るデジタル複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成のデジタル複合機11と、ネットワーク25を介してデジタル複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、デジタル複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。デジタル複合機11とコンピューター26a〜26cとは、LAN(Local Area Network)ケーブル等を用いて有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよく、ネットワーク25内には、他のデジタル複合機やサーバーが接続されている構成でもよい。
次に、デジタル複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。図3は、この発明の一実施形態に係るデジタル複合機11の概略的な構成を示す断面図である。なお、理解の容易の観点から、図3において、部材のハッチングを省略する。また、図3は、上下方向に延びる平面でデジタル複合機11を切断した場合の断面図である。
図3を参照して、画像形成部15は、それぞれ感光体31a、31b、31c、31dを含み、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色に対応する4つの作像ユニット32a、32b、32c、32dを含む作像器33と、画像読み取り部14によって読み取った画像を基に、4つの作像ユニット32a〜32dにそれぞれ露光するLSU(Laser Scanner Unit)34と、作像ユニット32a〜32dによって形成されたトナーによる可視画像を用紙に転写する前に一時的に転写される中間転写体としての転写ベルト35と、転写ベルト35上に残存したトナーをブレード等によって除去する転写ベルトクリーニングユニット37とを備える。LSU34については、一点鎖線で概略的に示している。転写ベルトクリーニングユニット37についても、概略的に示している。画像形成部15は、いわゆる4連タンデム形式の現像方式である。
転写ベルト35は、無端状であって、駆動ローラー36b、および従動ローラー36aによって一方方向に回転しながら、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の作像ユニット32a〜32dにより形成された可視画像を転写される。転写ベルト35の回転方向は、図3中の矢印Dで示される。なお、転写ベルト35の回転方向において、作像ユニット32a〜32dのうち、イエローの作像ユニット32aが最も上流側に配置されており、ブラックの作像ユニット32dが最も下流側に配置されている。また、転写ベルトクリーニングユニット37は、イエローの作像ユニット32aの上流側に配置されている。
転写ベルト35上に転写されたトナーによる可視画像は、搬送されてきた用紙に転写され、図示しない定着ユニットにより用紙に定着される。定着後、用紙はデジタル複合機11外、具体的には、排出トレイ30に排出される。トナーによる可視画像が用紙に転写された後、転写ベルト35上に残存したトナーは、転写ベルトクリーニングユニット37によって除去される。そして、次の画像形成が行われる。
デジタル複合機11は、ブラックの作像ユニット32dのみを用いたモノクロ印刷が可能である。また、デジタル複合機11は、イエローの作像ユニット32a、マゼンタの作像ユニット32b、およびシアンの作像ユニット32cの少なくともいずれか一つを用いたカラー印刷が可能である。
ここで、デジタル複合機11に備えられる制御部12は、例えば、印字枚数が所定の枚数に達したタイミング、具体的には、画像形成の枚数が1000枚毎のタイミングや、駆動時間が所定の時間に達したタイミング、さらには、環境変化があったタイミング、具体的には、温度や湿度が急激に変わったタイミングやデジタル複合機11を構成するユニットの一部を交換するタイミングで、作像ユニット32a〜32dによって転写ベルト35上に形成される可視画像の濃度や位置、ひいては色ずれを補正する。画像形成部15は、例えば、定期的なメンテナンスを行う際に、トナーによる可視画像を補正するためのパッチ画像を転写ベルト35上に形成する。そして、このパッチ画像を用いて転写ベルト35に付着させるトナー量やLSU34によるレーザー光を照射するタイミング、強度等を変更して、トナーの濃度や色ずれ等を調整し、補正を行う。なお、形成されたパッチ画像については、用紙に転写されることはなく、転写ベルトクリーニングユニット37によって、転写ベルト35の表面38から除去される。
このような補正に際しては、転写ベルト35上に形成されたパッチ画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーが用いられる。すなわち、画像形成部15は、転写ベルト35上に転写されたトナーによる可視画像のトナー量を測定するトナー量検知センサー41aを備える。
次に、この発明の一実施形態に係るトナー量検知センサー41aの構成について、説明する。図4は、この発明の一実施形態に係るトナー量検知センサー41aの構成を示す概略図である。図5は、図4に示すトナー量検知センサー41aを図4中の矢印Vの方向から見た図である。なお、図3においては、トナー量検知センサー41aは、二点鎖線で概略的に示している。また、図4は、図5中の矢印IVの方向から見た図である。
図1〜図5を参照して、トナー量検知センサー41aは、ブラックの作像ユニット32dの下流側に配置されている。トナー量検知センサー41aは、転写ベルト35側に光を照射する発光素子42aと、転写ベルト35の表面38側から反射された正反射光を受光する第一の受光素子43aと、第一の受光素子43aと別途設けられており、転写ベルト35の表面38側から反射された拡散反射光を受光する第二の受光素子44aと、第一の受光素子43aによって受光した正反射光の光量および第二の受光素子44aによって受光した拡散反射光の光量からトナー量を算出するトナー量算出部45とを備える。発光素子42aの一例として、具体的には、赤外光を照射する赤外発光ダイオードが採用される。また、第一の受光素子43a、および第二の受光素子44aの一例として、具体的には、赤外受光素子が採用される。
発光素子42aは、転写ベルト35の表面38またはトナーによる可視画像39に向かって、図4中の矢印Eで示す左斜め上方向に赤外光といった光46aを照射する。光46aの照射に際し、図4に示す入射角度Aで光46aを照射する。この角度Aは、光46aの照射位置40において転写ベルト35の表面38に垂直な方向に延びる平面49cと光46aの照射方向とのなす角度である。平面49cは、二点鎖線で示される。この実施形態において、角度Aは、平面49cに対して発光素子42aを配置させる角度でもある。なお、角度Aについては、測定の対象物と発光素子42aとの距離の変動に対する第一および第二の受光素子43a、44aの出力値の変動をできるだけ小さくする観点から比較的小さい方が好ましい。例えば、角度Aは、10°以上12°未満の範囲内にあることが好ましく、具体的には、A=11°が選択される。なお、平面49cと平行であって、発光素子42aが設けられた位置50aを含む平面49aは、二点鎖線で示される。
第一の受光素子43aは、転写ベルト35の表面38に垂直な方向に延びる平面49cに対して発光素子42aと反対側に設けられている。第一の受光素子43aは、図4中の矢印Eで示す左斜め下方向に向かうトナーによる可視画像39からの正反射光に相当する光46bおよび転写ベルト35の表面38からの正反射光に相当する光46bのいずれか一方か、またはトナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面38との双方からの正反射光に相当する光46bを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っていれば、トナーによる可視画像39からの正反射光に相当する光46bのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38上に形成されていなければ、転写ベルト35の表面38からの正反射光に相当する光46bのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像39のトナー量が少なければ、トナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面38との双方からの正反射光に相当する光46bを受光する。正反射光に相当する光46bの受光に際し、図4中に示す角度Aで正反射光に相当する光46bを受光する。この実施形態において、角度Aは、平面49cに対して第一の受光素子43を配置させる角度である。なお、参考までに、角度Aで正反射した正反射光の方向を破線47で示す。また、平面49cと平行であって、第一の受光素子43aが設けられた位置50bを含む平面49bは、二点鎖線で示される。また、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aは、図5中の一点鎖線で示される。平面48aと平面49cとの交わる位置が、光46aの照射位置40、および光46aの反射位置となる。
照射位置40において転写ベルト35の表面38に垂直な方向に延びる平面49cに対する所定の入射角度を角度Aとし、照射位置40において転写ベルト35の表面38に垂直な方向に延びる平面49cに対する第一の受光素子43aの配置される角度を角度Aとすると、A<A<1.5Aの関係を有するよう構成されている。角度Aは、12°以上18°未満の範囲内にあることが好ましく、具体的には、例えば、A=13°が選択される。
第二の受光素子44aは、図4中の矢印Eで示す下方向に向かうトナーによる可視画像39からの拡散反射光46cおよび転写ベルト35の表面38からの拡散反射光46cのいずれか一方か、またはトナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面38との双方からの拡散反射光46cを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っていれば、トナーによる可視画像39からの拡散反射光46cのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38上に形成されていなければ、転写ベルト35の表面38からの拡散反射光46cのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像39のトナー量が少なければ、トナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面38との双方からの拡散反射光46cを受光する。なお、平面49cは、平面49a、49bとそれぞれ平行であって、第二の受光素子44aが設けられた位置50cを含む。
ここで、第二の受光素子44aは、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aを避けた位置に設けられている。具体的には、図5を参照して、第二の受光素子44aは、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aと平行であって、平面48aと平行に配置される平面48b上に設けられている。平面48bについても、一点鎖線で示している。平面48aと平面48bとの間の長さは、図5中の長さLで示される。平面49aと平面49cとの長さは、長さLによって示される。平面49aと平面49cとの長さは、長さLによって示される。すなわち、図4に示されるように、第二の受光素子44aは、発光素子42aと第一の受光素子43aとの左右方向の間に位置することになる。
トナー量検知センサー41aは、その表面38にトナーによる可視画像39が形成された転写ベルト35に対して、図4中の矢印Eで示す方向に光46aを照射する。光46aは、トナーによる可視画像39および転写ベルト35の表面38のいずれか一方か、またはトナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面38との双方に当たって反射する。反射された反射光のうち、平面49cに対して角度Aだけ傾けた角度で配置される第一の受光素子43aによって、正反射光に相当する光46bを受光する。また、反射された反射光のうち、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aを避けた位置に設けられた第二の受光素子44aによって、拡散反射光を受光する。第一の受光素子43a、および第二の受光素子44aは、受光した光の光量に応じた電流をそれぞれ出力する。トナー量算出部45は、第一の受光素子43a、および第二の受光素子44aによって出力された電流により、それぞれ電圧に変換する。そして、これらの電圧値に基づいてトナー量を算出する。このようにして、トナー量検知センサー41aは、トナー量を検知する。
このようなトナー量検知センサー41aは、第二の受光素子44aが、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aを避けた位置に設けられているため、拡散反射光を第二の受光素子44aで受光するに際し、正反射光の影響を低減しながら、第二の受光素子44aによって受光する拡散反射光の光量を多くすることができる。したがって、トナー量を精度よく検知することができる。また、このようなデジタル複合機11によると、トナー量を精度よく検知できるトナー量検知センサー41aを含むため、形成する画像の画質を向上することができる。
また、角度Aと角度Aの関係においては、A<A<1.5Aの関係を有するよう構成されているため、トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38上に形成されていない場合に、第一の受光素子43aについて、転写ベルト35の表面38から反射される光量を多く受光することができる。また、トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像39のトナー量が少ない場合にも、トナーの層を透過して転写ベルト35の表面38に当たって反射される光の光量を正確に検知することができる。
これについて、説明する。図6は、入射された光に対しての転写ベルト35の表面38の反射率と反射角度との関係を示すグラフである。図6中の中心51に位置する0%の目盛の位置が、光の照射位置を示す。図6においては、中心51を中心に、同心半円状に反射率25%、反射率50%、反射率75%、反射率100%の位置に目盛の線を引いている。また、実線52aで入射される光を示し、実線52bで正反射される光を示している。反射される面に対して垂直な方向に延びる面に相当する線は、実線53で示している。点線54で、ある反射角度の範囲内における転写ベルト35の表面38の反射率を示している。
図6を参照して、実線52aと実線53とのなす角度は、上記した角度Aに相当するものであり、30°としている。また、実線52bと実線53とのなす角度も、上記した角度Aに相当するものであり、30°としている。実線52bと点線54で交わる点は、入射光を正反射した際の反射率を示すものであり、約75%程度である。そして、反射角度が角度Aよりも大きくなるにつれ、反射率が徐々に上昇する。この場合、実線52cで示す反射角度が40°であった場合に反射率がほぼ100%となり、この反射角度が反射率の最大となる。その後、反射角度が大きくなるにつれ、反射率が徐々に下降し、実線52dで示す反射角度45°において、正反射した際の反射率と同等の約75%となる。したがって、角度Aと角度Aの関係においては、少なくとも、A<A<1.5Aの関係を有することにより、正反射の位置よりもより高い反射率で光を受光することができる。したがって、このような構成とすれば、トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38上に形成されていない場合に、転写ベルト35の表面38から反射される光量を多く受光することができる。また、トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面38を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像39のトナー量が少ない場合にも、トナーの層を透過して転写ベルト35の表面38に当たって反射される光の光量を正確に検知することができる。したがって、トナー量を精度よく検知することができる。
これについては、以下のことが考えられる。すなわち、転写ベルト35の表面38には、トナーの転写効率の向上、転写ベルト35の表面38の保護等を理由として、何らかのコート剤が非常に薄く被覆されている。このコート剤の種類やコート層の厚み等により、入射光が屈折したり散乱したりする。この入射光の屈折や散乱の影響により、上記した傾向、すなわち、正反射よりも大きい角度で反射率が大きくなるという傾向が現れるものと考えられる。なお、コート剤の種類としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
したがって、例えば、角度Aを30°とした場合に、角度Aは、30°よりも大きく45°以下であるようにすればよい。こうすることにより、より高い正反射光の反射率を示す範囲で光を受光することができる。具体的には、角度Aを35°や40°とする。この角度Aについては、転写ベルト35の材質等によって上記範囲内、すなわち、30°よりも大きく45°以下の範囲内の任意の値が選択されるものである。例えば、転写ベルト35の材質をポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、およびポリカーボネート樹脂の群から選択される少なくともいずれか一つを含む樹脂製とした場合、角度Aを35°とするとよい。また、転写ベルト35の材質をウレタンゴム、およびヒドリンゴムの少なくともいずれか一つを含むゴム製とした場合、角度Aを40°とするとよい。
図7は、ブラックのトナーによる可視画像39のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサー41aの出力とのおおよその関係を示すグラフである。図8は、イエローのトナーによる可視画像39のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサー41aの出力とのおおよその関係を示すグラフである。シアンのトナーによる可視画像39のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサー41aの出力とのおおよその関係、およびマゼンタのトナーによる可視画像39のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサー41aの出力とのおおよその関係は、イエローのトナーによる可視画像39のトナー量を検知する場合のトナー量とトナー量検知センサーの出力とのおおよその関係と同等であるため、それらの説明を省略する。
図7および図8中、縦軸は、トナー量検知センサー41aの出力値を示し、横軸は、トナー量を示す。縦軸については、紙面上側に向かう程、その数値は高くなっていき、横軸については、紙面右側に向かう程、その数値は高くなっていく。なお、図7中の上側の実線56aは、角度Aを40°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づいて出力される出力値であり、下側の実線56bが、角度Aを40°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光の光量に基づいて出力される出力値である。図7中の上側の点線57aは、角度Aを30°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づいて出力される出力値であり、下側の点線57bは、角度Aを30°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光の光量に基づいて出力される出力値である。図8中の上側の実線58aは、角度Aを40°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づいて出力される出力値であり、下側の実線58bが、角度Aを40°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光の光量に基づいて出力される出力値である。図8中の上側の点線59aは、角度Aを30°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づいて出力される出力値であり、下側の点線59bは、角度Aを30°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光の光量に基づいて出力される出力値である。
まず、図7を参照して、ブラックのトナーによる可視画像39の場合、トナー量が0に近く、非常に少ない場合、実線56aで示す角度Aを40°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づく出力値は、角度Aを30°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づく出力値と比較して、大きな値となっている。このように、トナー量が少ない場合には、実線56aで示す角度Aを40°とした場合の方が、点線57aで示す角度Aを30°とした場合と比較して、反射光量が大きくなっている。
なお、実線56bで、角度Aを40°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光量に基づく出力値を示している。また、点線57bで、角度Aを30°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光量に基づく出力値を示している。それぞれは、ほとんど同じとなっている。
したがって、トナーがない状態、すなわち、トナーによる可視画像39が形成されておらず、転写ベルト35の表面38を検知している状態から、転写ベルト35の表面38を覆う程度のトナー量を検知するまでの状態において、よりトナー量検知センサー41aの出力値の幅を広く保って、精度の高いトナー量の検知を行うことができる。すなわち、最終的にトナー量が多くなってセンサーの値として収束する値は、実線56aの場合と点線57aの場合とであまり変わらないにも関わらず、トナー量が0の点において、出力値を高くすることができるため、精度の高いトナー量の検知をすることができる。
次に、図8を参照して、イエローのトナーによる可視画像39の場合も同様に、トナー量が0に近く、非常に少ない場合、角度Aを40°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づく出力値は、角度Aを30°とした場合の第一の受光素子43aによって受光された光量に基づく出力値と比較して、大きな値となっている。このように、トナー量が少ない場合には、実線58aで示す角度Aを40°とした場合の方が、点線59aで示す角度Aを30°とした場合と比較して、反射光量が大きくなっている。
なお、実線58bで、角度Aを40°とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光量に基づく出力値を示している。点線59bで、角度Aを30°とした場合とした場合の第二の受光素子44aによって受光された光量に基づく出力値を示している。それぞれは、ほとんど同じ値となっている。
以上より、角度Aと角度Aの関係においては、少なくとも、A<A<1.5Aの関係を有することにより、転写ベルト35の表面38側から反射される光量を多く受光することができる。したがって、トナー量を精度よく検知することができる。
なお、第二の受光素子が設けられる位置については、以下のように構成してもよい。すなわち、第二の受光素子が設けられる位置は、発光素子と第一の受光素子の間にあって、発光素子および第一の受光素子を含む平面に垂直な平面上に設けられていてもよい。
図9は、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面に垂直であって、発光素子42aを含む平面49a上に第二の受光素子44bを設けた場合のトナー量検知センサー41bの概略的な構成を示す外観図である。
図9を参照して、この発明の他の実施形態に係るトナー量検知センサー41bは、発光素子42aと、第一の受光素子43aと、第二の受光素子44bと、トナー量算出部45とを備える。発光素子42a、第一の受光素子43a、およびトナー量算出部45の構成については、図4等に示す場合と同様であるため、それらの説明を省略する。
ここで、第二の受光素子44bについては、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aに垂直であって、発光素子42を含む平面49a上に設けられている。このように構成することにしてもよい。
また、図10は、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面に垂直であって、第一の受光素子43aを含む平面49b上に第二の受光素子44cを設けた場合のトナー量検知センサー41cの概略的な構成を示す外観図である。
図9を参照して、この発明の他の実施形態に係るトナー量検知センサー41cは、発光素子42aと、第一の受光素子43aと、第二の受光素子44cと、トナー量算出部45とを備える。発光素子42a、第一の受光素子43a、およびトナー量算出部45の構成については、図4等に示す場合と同様であるため、それらの説明を省略する。
ここで、第二の受光素子44cについては、発光素子42aおよび第一の受光素子43aを含む平面48aに垂直であって、第一の受光素子43aを含む平面49b上に設けられている。このように構成することにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、発光素子から所定の波長を有する偏光を照射し、反射される光のうちの所定の波長を有する偏光を分けて第一の受光素子および第二の受光素子によって受光し、これに基づいてトナー量を検知するよう構成してもよい。このような構成によれば、P波、S波といった偏光を用いてそれぞれの光量に基づいて、トナー量を検知することができる。
なお、上記の実施の形態においては、樹脂製の転写ベルトの材質を、ポリイミド樹脂としたが、これに限らず、例えば、転写ベルトの材質は、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちのいずれかであってもよい。また、ゴム製の転写ベルトの材質として、ウレタンゴムを用いることとしたが、これに限らず、ヒドリンゴムであってもよい。すなわち、転写ベルトの材質として、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタンゴム、およびヒドリンゴムのうちの少なくともいずれか一つを含む構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、発光素子の一例として赤外光を照射する赤外発光ダイオードを挙げ、第一の受光素子、および第二の受光素子の一例として、赤外受光素子が採用されることとしたが、これに限らず、可視光等、他の波長を有する光を照射する発光素子、および他の波長を有する光を受光する第一の受光素子、第二の受光素子を用いることにしてもよい。
なお、上記の実施の形態において、角度Aについては、上記した角度以外の角度を選択することとしてもよい。また、上記の実施の形態においては、第一の受光素子43aを取り付ける角度を角度Aとすることとしたが、これに限らず、第一の受光素子43aを取り付ける角度Aについて、角度Aと同じとしてもよい。すなわち、正反射光に相当する光として、正反射光そのものを第一の受光素子43aで受光することにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、転写体として、中間転写体である転写ベルトを用いることとしたが、これに限らず、例えば、転写体が感光体等であっても、適用されるものである。また、転写体の表面が曲面であった場合、転写体の表面に垂直な平面は、図4に示す平面においては、曲面の法線で表されるものである。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係るトナー量検知センサー、および画像形成装置は、形成する画像の画質の向上が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 デジタル複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31a,31b,31c,31d 感光体、32a,32b,32c,32d 作像ユニット、33 作像器、34 LSU、35 転写ベルト、36a 従動ローラー、36b 駆動ローラー、37 転写ベルトクリーニングユニット、38 表面、39 可視画像、40,50a,50b,50 位置、41a,41b,41c トナー量検知センサー、42a 発光素子、43a 第一の受光素子、44a,44b,44c 第二の受光素子、45 トナー量算出部、46a,46b,46c 光、47,52a,52b,52c,52d,52e,53,54,56a,56b,57a,57b,58a,58b,59a,59b 線、48a,48b,49a,49b,49c 平面、51 中心。

Claims (5)

  1. 転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーであって、
    前記転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する発光素子と、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して前記発光素子と反対側に設けられ、前記転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する第一の受光素子と、
    前記発光素子および前記第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、前記第一の受光素子と別途設けられており、前記転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する第二の受光素子と、
    前記第一の受光素子によって受光した前記正反射光に相当する光の光量、および前記第二の受光素子によって受光された前記拡散反射光の光量から前記トナー量を算出するトナー量算出部とを備え
    前記転写体は、転写ベルトを含み、
    前記転写ベルトの材質は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含み、
    前記転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われており、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記所定の入射角度を角度A とし、前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略35°である、トナー量検知センサー。
  2. 転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーであって、
    前記転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する発光素子と、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して前記発光素子と反対側に設けられ、前記転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する第一の受光素子と、
    前記発光素子および前記第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、前記第一の受光素子と別途設けられており、前記転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する第二の受光素子と、
    前記第一の受光素子によって受光した前記正反射光に相当する光の光量、および前記第二の受光素子によって受光された前記拡散反射光の光量から前記トナー量を算出するトナー量算出部とを備え、
    前記転写体は、転写ベルトを含み、
    前記転写ベルトの材質は、ウレタンゴム、およびヒドリンゴムのうちの少なくともいずれか一つを含み、
    前記転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われており、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記所定の入射角度を角度A とし、前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略40°である、トナー量検知センサー。
  3. 前記発光素子によって照射される光は、赤外光を含む、請求項1または2に記載のトナー量検知センサー。
  4. トナーによる可視画像を形成し、転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーを備える画像形成部を含む画像形成装置であって、
    前記トナー量検知センサーは、前記転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する発光素子と、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して前記発光素子と反対側に設けられ、前記転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する第一の受光素子と、
    前記発光素子および前記第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、前記第一の受光素子と別途設けられており、前記転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する第二の受光素子と、
    前記第一の受光素子によって受光した前記正反射光に相当する光の光量、および前記第二の受光素子によって受光された前記拡散反射光の光量から前記トナー量を算出するトナー量算出部とを備え
    前記転写体は、転写ベルトを含み、
    前記転写ベルトの材質は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含み、
    前記転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われており、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記所定の入射角度を角度A とし、前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略35°である、画像形成装置。
  5. トナーによる可視画像を形成し、転写体の表面上に形成されたトナーによる可視画像のトナー量を検知するトナー量検知センサーを備える画像形成部を含む画像形成装置であって、
    前記トナー量検知センサーは、前記転写体の表面側に向かって所定の入射角度で光を照射する発光素子と、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対して前記発光素子と反対側に設けられ、前記転写体の表面側から反射された正反射光に相当する光を受光する第一の受光素子と、
    前記発光素子および前記第一の受光素子を含む平面を避けた位置であって、前記第一の受光素子と別途設けられており、前記転写体の表面側から拡散反射された拡散反射光を受光する第二の受光素子と、
    前記第一の受光素子によって受光した前記正反射光に相当する光の光量、および前記第二の受光素子によって受光された前記拡散反射光の光量から前記トナー量を算出するトナー量算出部とを備え、
    前記転写体は、転写ベルトを含み、
    前記転写ベルトの材質は、ウレタンゴム、およびヒドリンゴムのうちの少なくともいずれか一つを含み、
    前記転写ベルトの表面は、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂のうちの少なくともいずれか一つを含むコート剤で覆われており、
    前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記所定の入射角度を角度A とし、前記転写体の表面に垂直な方向に延びる平面に対する前記第一の受光素子の配置される角度を角度A とすると、A は略30°であり、A は略40°である、画像形成装置。
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