JP6567242B2 - 無線機識別装置及び無線機識別方法 - Google Patents

無線機識別装置及び無線機識別方法 Download PDF

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Description

この発明は、無線機を識別する無線機識別装置及び無線機識別方法に関するものである。
無線機から送信される無線信号の立ち上がりなどの過渡応答は、個体差があることが知られており、近年では、無線機から送信される無線信号を解析することで、無線機を識別する無線機識別装置が提案されている。
例えば、無線機識別装置は、無線機から送信される無線信号の立ち上がりの特徴量を算出し、算出した特徴量に基づいて、無線機を識別する。
無線信号の立ち上がりの特徴量としては、立ち上がり時の無線信号における振幅等の分散値、歪度及び尖度などがある。
ただし、信号対雑音比 (Signal−to−Noise Ratio:SNR)が低い環境下では、立ち上がりの特徴量の算出精度が低下して、無線機の識別精度が低下する。このため、無線機から送信される無線信号を短時間フーリエ変換することで、SNRを改善してから、立ち上がりの特徴量を算出する無線機識別装置が以下の特許文献1に開示されている。
この無線機識別装置では、立ち上がりの特徴量として、立ち上がりの時定数を算出している。
特開2002−26826号公報
従来の無線機識別装置は、立ち上がりの時定数に基づく無線機の識別方法を採用している。立ち上がりの時定数に基づく無線機の識別方法では、無線機の種類については識別することが可能である。しかし、同一種類の無線機は、異なる無線機であっても、立ち上がりの時定数の差異が小さいため、無線機の個体を識別することができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、無線機の個体識別を行うことができる無線機識別装置及び無線機識別方法を得ることを目的とする。
この発明に係る無線機識別装置は、識別対象の無線機から送信された無線信号を受信する信号受信部と、信号受信部により受信された無線信号を短時間フーリエ変換し、無線信号の短時間フーリエ変換結果を示すフーリエ変換信号を出力するフーリエ変換部と、フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、エネルギーの時間波形から無線信号の立ち上がり時刻を検出する立ち上がり検出部と、フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号の中から、立ち上がり検出部により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出したフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出したフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する特徴量算出部とを設け、無線機識別部が、特徴量算出部により算出された特徴量に基づいて、無線機を識別するようにしたものである。
この発明によれば、フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、エネルギーの時間波形から無線信号の立ち上がり時刻を検出する立ち上がり検出部と、フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号の中から、立ち上がり検出部により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出したフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出したフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する特徴量算出部とを設け、無線機識別部が、特徴量算出部により算出された特徴量に基づいて、無線機を識別するように構成したので、無線機の個体を識別することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による無線機識別装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による無線機識別装置を示すハードウェア構成図である。 無線機識別装置における信号受信部1を除く構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 この発明の実施の形態1による無線機識別方法における学習処理を示すフローチャートである。 フーリエ変換部2による学習用無線信号s(n)及び識別用無線信号s(n)のSTFTを示す説明図である。 立ち上がり検出部3による立ち上がり時刻Tの検出処理を示す説明図である。 特徴量算出部7による特徴量の算出処理を示す説明図である。 図8Aは、特徴量算出用のパラメータが適正でないために、種類(A)の無線機に係る特徴量ベクトル〇と、種類(B)の無線機に係る特徴量ベクトル◇と、種類(C)の無線機に係る特徴量ベクトル△とが一部重なっている例を示す説明図、図8Bは、特徴量算出用のパラメータが適正であるために、種類(A)の無線機に係る特徴量ベクトル〇と、種類(B)の無線機に係る特徴量ベクトル◇と、種類(C)の無線機に係る特徴量ベクトル△とが重なっていない例を示す説明図である。 第1のデータベース部9に格納されているシリアルナンバーが付加されている学習用無線信号を示す説明図である。 第2のデータベース部10に格納される複数の既知の無線機に係る特徴量の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による無線機識別方法における識別処理を示すフローチャートである。 無線機識別部11による無線機の識別処理を示す説明図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による無線機識別装置を示す構成図である。
図2は、この発明の実施の形態1による無線機識別装置を示すハードウェア構成図である。
図1及び図2において、信号受信部1は、例えば図2に示す信号受信回路21で実現される。
信号受信部1は、既知の無線機から送信された無線信号を学習用無線信号として受信し、受信した学習用無線信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することで、デジタルの学習用無線信号をフーリエ変換部2及び第1のデータベース部9に出力する。
また、信号受信部1は、識別対象の無線機から送信された無線信号を識別用無線信号として受信し、受信した識別用無線信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することで、デジタルの識別用無線信号をフーリエ変換部2に出力する。
フーリエ変換部2は、例えば図2に示すフーリエ変換回路22で実現される。
フーリエ変換部2は、信号受信部1から出力されたデジタルの学習用無線信号を短時間フーリエ変換(STFT:Short Time Fourier Transform)し、学習用無線信号の短時間フーリエ変換結果であるSTFT結果を示すフーリエ変換信号(以下、学習用フーリエ変換信号と称する)を立ち上がり検出部3及び特徴量算出部7に出力する処理を実施する。
また、フーリエ変換部2は、信号受信部1から出力されたデジタルの識別用無線信号をSTFTし、識別用無線信号のSTFT結果を示すフーリエ変換信号(以下、識別用フーリエ変換信号と称する)を立ち上がり検出部3及び特徴量算出部7に出力する処理を実施する。
STFTは、一定時間毎に異なる時刻の無線信号をそれぞれ切り出し、切り出した各々の無線信号をそれぞれ高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)する手法である。
立ち上がり検出部3は、例えば図2に示す立ち上がり検出回路23で実現される。
立ち上がり検出部3は、フーリエ変換部2から出力された学習用フーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形(以下、学習用のエネルギー時間波形と称する)を算出し、学習用のエネルギー時間波形から学習用無線信号における立ち上がり時刻を検出する処理を実施する。
また、立ち上がり検出部3は、フーリエ変換部2から出力された識別用フーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形(以下、識別用のエネルギー時間波形と称する)を算出し、識別用のエネルギー時間波形から識別用無線信号における立ち上がり時刻を検出する処理を実施する。
パラメータ設定部4は、第1のパラメータ設定部5及び第2のパラメータ設定部6を備えており、例えば図2に示すパラメータ設定回路24で実現される。
第1のパラメータ設定部5は、特徴量算出用のパラメータとして、立ち上がり検出部3により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯の長さである時間範囲Δtを示すパラメータと、設定周波数成分である設定周波数ビンを示すパラメータとを設定する処理を実施する。
第2のパラメータ設定部6は、特徴量算出部7により算出される第1から第9の特徴量の重みを示す重み付けパラメータを設定する処理を実施する。
また、第2のパラメータ設定部6は、フーリエ変換部2によりSTFTが行われる際に用いられる窓関数のサンプル数及び窓関数をシフトさせるサンプル数を設定する処理を実施する。
特徴量算出部7は、例えば図2に示す特徴量算出回路25で実現される。
特徴量算出部7は、パラメータ設定部4により設定された特徴量算出用のパラメータから、立ち上がり時刻を含む時間帯及び設定周波数ビンを認識する。
特徴量算出部7は、フーリエ変換部2から出力された学習用フーリエ変換信号の中から、立ち上がり検出部3により検出された学習用無線信号における立ち上がり時刻を含む時間帯の学習用フーリエ変換信号を抽出する処理を実施する。
そして、特徴量算出部7は、抽出した学習用フーリエ変換信号に含まれている設定周波数ビンの複素時間信号から、抽出した学習用フーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する処理を実施する。
また、特徴量算出部7は、フーリエ変換部2から出力された識別用フーリエ変換信号の中から、立ち上がり検出部3により算出された識別用無線信号における立ち上がり時刻を含む時間帯の識別用フーリエ変換信号を抽出する処理を実施する。
そして、特徴量算出部7は、抽出した識別用フーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出した識別用フーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する処理を実施する。
データベース部8は、第1のデータベース部9及び第2のデータベース部10を備えており、例えば図2に示すデータベース回路26で実現される。
第1のデータベース部9は、信号受信部1から出力されたデジタルの学習用無線信号を格納する。
第2のデータベース部10は、既知の無線機に係る特徴量として、特徴量算出部7により算出された学習用フーリエ変換信号の変動を格納する。
無線機識別部11は、例えば図2に示す無線機識別回路27で実現される。
無線機識別部11は、特徴量算出部7により算出された識別対象の無線機に係る特徴量と、第2のデータベース部10により格納されている既知の無線機に係る特徴量とを比較する処理を実施する。
無線機識別部11は、識別対象の無線機に係る特徴量と既知の無線機に係る特徴量との比較結果に基づいて、識別対象の無線機を識別する処理を実施する。
図1では、無線機識別装置の構成要素である信号受信部1、フーリエ変換部2、立ち上がり検出部3、パラメータ設定部4、特徴量算出部7、データベース部8及び無線機識別部11のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアで実現されるものを想定している。即ち、信号受信回路21、フーリエ変換回路22、立ち上がり検出回路23、パラメータ設定回路24、特徴量算出回路25、データベース回路26及び無線機識別回路27で実現されるものを想定している。
ここで、データベース回路26は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいは、DVD(Digital Versatile Disc)が該当する。
また、信号受信回路21、フーリエ変換回路22、立ち上がり検出回路23、パラメータ設定回路24、特徴量算出回路25及び無線機識別回路27は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものが該当する。
無線機識別装置における信号受信部1を除く構成要素は、専用のハードウェアで実現されるものに限るものではなく、無線機識別装置における信号受信部1を除く構成要素が、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、無線機識別装置における信号受信部1を除く構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
無線機識別装置における信号受信部1を除く構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合、データベース部8をコンピュータのメモリ31上に構成するとともに、フーリエ変換部2、立ち上がり検出部3、パラメータ設定部4、特徴量算出部7及び無線機識別部11の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムをメモリ31に格納し、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
また、図2では、無線機識別装置の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアで実現される例を示し、図3では、無線機識別装置がソフトウェアやファームウェアなどで実現される例を示しているが、無線機識別装置における一部の構成要素が専用のハードウェアで実現され、残りの構成要素がソフトウェアやファームウェアなどで実現されるものであってもよい。
次に動作について説明する。
<学習時の処理>
最初に、既知の無線機から送信された無線信号を学習する際の処理内容を説明する。
図4は、この発明の実施の形態1による無線機識別方法における学習処理を示すフローチャートである。
信号受信部1は、既知の無線機から送信された無線信号を学習用無線信号として受信し、受信した学習用無線信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する(図4のステップST1)。
学習用無線信号には、既知の無線機を識別する個体情報であるシリアルナンバーが付加されているものとする。
信号受信部1は、デジタルの学習用無線信号s(n)をフーリエ変換部2及び第1のデータベース部9に出力する。s(n)におけるnは、学習用無線信号のサンプル番号である。例えば、図9には、サンプル番号nが1〜4の学習用無線信号が示されている。
第1のデータベース部9には、シリアルナンバーが付加されている学習用無線信号s(n)が格納される。
図9は、第1のデータベース部9に格納されているシリアルナンバーが付加されている学習用無線信号を示す説明図である。
図9の例では、シリアルナンバーが同じ無線機であっても、受信時のSNR又はサンプリング周波数などの受信条件が異なっている複数の学習用無線信号が格納されている。
フーリエ変換部2は、以下の式(1)に示すように、信号受信部1から出力されたデジタルの学習用無線信号s(n)をSTFTし、学習用無線信号s(n)のSTFT結果を示すフーリエ変換信号である学習用フーリエ変換信号S(m,k)を立ち上がり検出部3及び特徴量算出部7に出力する(図4のステップST2)。
Figure 0006567242
式(1)において、w(n−m)は、窓関数であり、例えば、矩形窓又はハミング窓が考えられる。
mは、窓関数w(n−m)をシフトさせるサンプル数、mは、窓関数w(n−m)の適用区間の初めのサンプル番号、Mは、窓関数w(n−m)のサンプル数、kは、周波数ビン番号である。
なお、窓関数w(n−m)のサンプル数M及び窓関数w(n−m)をシフトさせるサンプル数mのそれぞれは、第2のパラメータ設定部6によって事前に設定される。
ここで、図5は、フーリエ変換部2による学習用無線信号s(n)及び識別用無線信号s(n)のSTFTを示す説明図である。
学習用無線信号s(n)及び識別用無線信号s(n)は、時間と振幅との関係を示す2次元信号である。識別用無線信号s(n)については後述する。
STFT結果を示す学習用フーリエ変換信号S(m,k)及び識別用フーリエ変換信号S(m,k)は、時間と周波数及び電力との関係を示す3次元信号である。識別用フーリエ変換信号S(m,k)については後述する。
フーリエ変換部2により学習用無線信号s(n)及び識別用無線信号s(n)のそれぞれがSTFTされることで、学習用無線信号s(n)及び識別用無線信号s(n)のそれぞれが、コヒーレント積分されるので、SNRが改善される効果が得られる。
立ち上がり検出部3は、学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを検出する処理を実施する(図4のステップST3)。
図6は、立ち上がり検出部3による立ち上がり時刻Tの検出処理を示す説明図である。
以下、立ち上がり検出部3による立ち上がり時刻Tの検出処理を具体的に説明する。
まず、立ち上がり検出部3は、以下の式(2)に示すように、フーリエ変換部2から出力された学習用フーリエ変換信号S(m,k)の2乗値|S(m,k)|をスペクトログラムSP(m,k)として算出する。
Figure 0006567242
次に、立ち上がり検出部3は、以下の式(3)に示すように、スペクトログラムSP(m,k)におけるエネルギーの時間波形である学習用のエネルギー時間波形E(m)を算出する。
学習用のエネルギー時間波形E(m)は、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数における電力のうち、同一時刻の電力同士がそれぞれ合計されることで算出される各々の時刻における電力の合計値である。
Figure 0006567242
式(3)において、kは、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数のうち、電力を合計する周波数の下限周波数を示す周波数ビン番号、kは、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数のうち、電力を合計する周波数の上限周波数を示す周波数ビン番号である。
k=k,・・・,kである。
次に、立ち上がり検出部3は、学習用のエネルギー時間波形E(m)と閾値Ethとを比較する。
閾値Ethとしては、例えば、学習用のエネルギー時間波形E(m)の最大値から設定値Eを減算した値が考えられる。
立ち上がり検出部3は、学習用のエネルギー時間波形E(m)と閾値Ethとの比較結果を参照することで、最初は、ノイズレベルのエネルギーを示していた学習用のエネルギー時間波形E(m)が、閾値Ethに到達したか否かを判定する。
立ち上がり検出部3は、学習用のエネルギー時間波形E(m)が閾値Ethに到達した時刻を、学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tとして検出する。
この実施の形態1では、立ち上がり検出部3が、学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを検出する際、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数における電力のうち、同一時刻の電力同士をそれぞれ合計するようにしている。これにより、立ち上がり時に電力が大きく変動する周波数が含まれている場合でも、当該電力の変動の影響が低減されるため、立ち上がり時刻Tの検出精度が向上する。
特徴量算出部7は、第1のパラメータ設定部5により設定された特徴量算出用のパラメータから、立ち上がり時刻Tを含む時間帯(t〜t)及び設定周波数ビンkを認識する。
第1のパラメータ設定部5による特徴量算出用のパラメータの設定処理については後述する。
次に、特徴量算出部7は、図6に示すように、フーリエ変換部2から出力された学習用フーリエ変換信号S(m,k)の中から、立ち上がり検出部3により検出された学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを含む時間帯(t〜t)の学習用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2を抽出する。
次に、特徴量算出部7は、図7に示すように、抽出した学習用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2に含まれている複素時間信号の中から、設定周波数ビンkの複素時間信号sハット(n)t1〜t2の切り出しを行う。
電子出願の都合上、明細書の文章中では、sの文字の上に“^”の記号を付することができないので、sハット(n)t1〜t2のように表記している。
図7は、特徴量算出部7による特徴量の算出処理を示す説明図である。
特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、抽出した学習用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2の変動を特徴量として算出する(図4のステップST4)。
以下、特徴量算出部7による特徴量の算出処理を具体的に説明する。
特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(4)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時振幅a(n)を算出する。
Figure 0006567242
式(4)において、I(n)は、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の実部、Q(n)は、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の虚部である。
また、特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(5)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時位相φ(n)を算出する。
Figure 0006567242
また、特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(6)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時周波数f(n)を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(7)に示すように、第1の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の分散値pg1を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242

特徴量算出部7は、以下の式(9)に示すように、第2の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の歪度pg2を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242

特徴量算出部7は、以下の式(11)に示すように、第3の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の尖度pg3を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(12)に示すように、第4の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の分散値pg4を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(14)に示すように、第5の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の歪度pg5を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(16)に示すように、第6の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の尖度pg6を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(17)に示すように、第7の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の分散値pg7を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(19)に示すように、第8の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の歪度pg8を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(21)に示すように、第9の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の尖度pg9を算出する。
Figure 0006567242
特徴量算出部7は、第2のパラメータ設定部6により設定された第1から第9の特徴量pgi(i=1,2,・・・,9)の重みwを示す重み付けパラメータを取得する。
第1から第9の特徴量pgiの中には、無線機の識別に有効な特徴量と、識別に有効でない特徴量とが存在している。このため、識別に有効な特徴量には大きな重みが設定され、識別に有効でない特徴量には小さな重みが設定される。
例えば、w(i=1,2,・・・,9)は、0以上1以下の値であり、w+w+・・・+w=1である。
第2のパラメータ設定部6による重み付けパラメータの設定方法は、特に問わないが、例えば、第1から第9の特徴量pgiの分散値で、第1から第9の特徴量pgiを規格化し、第1から第9の特徴量pgiを規格化した値を重みとして用いる方法が考えられる。
特徴量算出部7は、以下の式(22)に示すように、第1から第9の特徴量pgiと重みwとをそれぞれ乗算することで、第1から第9の特徴量pgiの重み付けを行う。
p’gi=pgi×w (22)
i=1,2,・・・,9
特徴量算出部7は、重み付け後の第1から第9の特徴量p’giを並べたベクトルを、既知の無線機の特徴量ベクトルpとして算出する。
特徴量算出部7は、算出した既知の無線機の特徴量ベクトルpを、学習用無線信号に付加されているシリアルナンバーと一緒に、第2のデータベース部10に格納する(図4のステップST5)。
また、特徴量算出部7は、既知の無線機の特徴量ベクトルpを第2のデータベース部10に格納した旨を示す情報を第1のパラメータ設定部5に出力する。
ここで、第1のパラメータ設定部5による特徴量算出用のパラメータの設定処理について説明する。
図8は、特徴量算出用のパラメータと複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルとの関係を示す説明図である。
図8の例では、〇は、種類(A)の既知の無線機に係る特徴量ベクトルp、◇は、種類(B)の既知の無線機に係る特徴量ベクトルp、△は、種類(C)の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpである。
図8の例では、種類(A)に属する無線機の個体の数が10であるため、10個の特徴量ベクトル〇が得られている。
また、種類(B)に属する無線機の個体の数が10であるため、10個の特徴量ベクトル◇が得られており、種類(C)に属する無線機の個体の数が10であるため、10個の特徴量ベクトル△が得られている。
図8Aは、特徴量算出用のパラメータが適正でないために、種類(A)の無線機に係る特徴量ベクトル〇と、種類(B)の無線機に係る特徴量ベクトル◇と、種類(C)の無線機に係る特徴量ベクトル△とが一部重なっている例を示している。
既知の無線機に係る特徴量ベクトル〇と特徴量ベクトル◇と特徴量ベクトル△とが重なっている場合、これらの特徴量ベクトル〇,◇,△と、識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルとを比較しても、特徴量ベクトル〇,◇,△の中で、識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルと最も類似している特徴量ベクトルを高精度に特定することができない。
したがって、特徴量ベクトル〇,◇,△の中で、識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルと最も類似している特徴量ベクトルを高精度に特定する上で、既知の無線機に係る特徴量ベクトル〇と特徴量ベクトル◇と特徴量ベクトル△とが重なっていないことが望ましい。
図8Bは、特徴量算出用のパラメータが適正であるために、種類(A)の無線機に係る特徴量ベクトル〇と、種類(B)の無線機に係る特徴量ベクトル◇と、種類(C)の無線機に係る特徴量ベクトル△とが重なっていない例を示している。
第1のパラメータ設定部5は、特徴量算出用のパラメータの初期設定として、時間帯(t〜t)の長さである時間範囲Δtを示すパラメータと、設定周波数ビンkを示すパラメータとを任意の値に設定する。
時間帯(t〜t)については、学習用のエネルギー時間波形E(m)に基づいて設定する方法が考えられる。
例えば、学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tよりも前の時刻において、学習用のエネルギー時間波形E(m)の最大値よりもエネルギーが30dB下がっている時刻をtとする。また、学習用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tよりも後の時刻において、学習用のエネルギー時間波形E(m)の最大値よりもエネルギーが30dB下がっている時刻をtとする。
また、tについては、学習用フーリエ変換信号s(n)の周波数方向の変動に基づいて設定する方法が考えられる。
例えば、学習用フーリエ変換信号s(n)の過渡応答時の周波数変動が、特定の周波数範囲内に収まった時刻をtとする。
設定周波数ビンkについては、学習用のエネルギー時間波形E(m)において、平均電力が最大値をとる周波数ビンを採用する方法が考えられる。
また、設定周波数ビンkについては、学習用のエネルギー時間波形E(m)において、平均電力が閾値以上の周波数ビンを検出して、検出した1以上の周波数ビンに係る周波数の平均を求め、平均の周波数の周波数ビンを採用する方法が考えられる。
第1のパラメータ設定部5は、特徴量算出部7から既知の無線機の特徴量ベクトルpを第2のデータベース部10に格納した旨を示す情報を受けると、第2のデータベース部10から、複数の既知の無線機の特徴量ベクトルpを取得する。
第1のパラメータ設定部5は、複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがあるか否かを判定し、例えば、図8Bに示すように、複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがなければ、先に設定している特徴量算出用のパラメータを有効として、パラメータの設定処理を終了する。
第1のパラメータ設定部5は、例えば、図8Aに示すように、複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがあれば、特徴量算出用のパラメータとして、先に設定している時間範囲Δt又は設定周波数ビンkのうち、少なくとも1つを更新する。
特徴量算出部7は、第1のパラメータ設定部5により更新された特徴量算出用のパラメータを用いて、再度、複数の既知の無線機の特徴量ベクトルpをそれぞれ算出する。
第1のパラメータ設定部5は、特徴量算出部7により再度算出された複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがあるか否かを判定する。
複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがなくなるまで、第1のパラメータ設定部5による特徴量算出用のパラメータの更新処理と、特徴量算出部7による特徴量ベクトルpの算出処理とが繰り返される。
なお、パラメータの更新処理と、特徴量ベクトルpの算出処理とを繰り返しても、複数の既知の無線機に係る重なりがなくならない場合には、重なりが最も小さくなったパラメータを適正なパラメータとして、パラメータの設定処理を終了する。
第1のパラメータ設定部5により特徴量算出用のパラメータが更新されることで、特徴量算出用のパラメータが適正な値になると、図8Bに示すように、第2のデータベース部10に格納される複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間の重なりがなくなる、もしくは、重なりが最も小さくなる。
特徴量算出用のパラメータが更新されたのち、特徴量算出部7により再度算出された複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpが第2のデータベース部10に格納される際、不適正な特徴量算出用のパラメータに従って算出されている複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpは、第2のデータベース部10から削除される。
図10は、第2のデータベース部10に格納される複数の既知の無線機に係る特徴量の一例を示す説明図である。
図10では、既知の無線機の種類が、種類(A)、種類(B)の例を示しており、また、種類(A)に属する無線機が、シリアルナンバー(1)の個体、シリアルナンバー(2)の個体の例を示している。
また、図10には、特徴量算出用のパラメータ及び重み付けパラメータの一例を示している。
この実施の形態1では、第1のパラメータ設定部5によって、特徴量算出用のパラメータが適正な値になるまで、特徴量算出用のパラメータが更新される例を示しているが、特徴量算出用のパラメータの更新タイミングは、これに限るものではない。
例えば、信号受信部1によって、既知の無線機から新たに送信された学習用無線信号が受信されることで、特徴量算出部7によって、新たに特徴量が算出されたタイミングで、第1のパラメータ設定部5が、特徴量算出用のパラメータを更新するようにしてもよい。
<識別時の処理>
次に、識別対象の無線機から送信された無線信号を用いて、無線機を識別する際の処理内容を説明する。
図11は、この発明の実施の形態1による無線機識別方法における識別処理を示すフローチャートである。
信号受信部1は、識別対象の無線機から送信された無線信号を識別用無線信号として受信し、受信した識別用無線信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する(図11のステップST11)。
信号受信部1は、デジタルの識別用無線信号s(n)をフーリエ変換部2に出力する。s(n)におけるnは、識別用無線信号のサンプル番号である。
フーリエ変換部2は、以下の式(23)に示すように、信号受信部1から出力されたデジタルの識別用無線信号s(n)をSTFTする(図11のステップST12)。
フーリエ変換部2は、識別用無線信号s(n)のSTFT結果を示すフーリエ変換信号である識別用フーリエ変換信号S(m,k)を立ち上がり検出部3及び特徴量算出部7に出力する(図11のステップST12)。図5は、識別用無線信号s(n)のSTFTについても表している。
Figure 0006567242
立ち上がり検出部3は、識別用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを検出する処理を実施する(図11のステップST13)。
以下、立ち上がり検出部3による立ち上がり時刻Tの検出処理を具体的に説明する。
まず、立ち上がり検出部3は、以下の式(24)に示すように、フーリエ変換部2から出力された識別用フーリエ変換信号S(m,k)の2乗値|S(m,k)|をスペクトログラムSP(m,k)として算出する。
Figure 0006567242
次に、立ち上がり検出部3は、以下の式(25)に示すように、スペクトログラムSP(m,k)におけるエネルギーの時間波形である識別用のエネルギー時間波形E(m)を算出する。
識別用のエネルギー時間波形E(m)は、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数における電力のうち、同一時刻の電力同士がそれぞれ合計されることで算出される各々の時刻における電力の合計値である。
Figure 0006567242
式(25)において、kは、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数のうち、電力を合計する周波数の下限周波数を示す周波数ビン番号、kは、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数のうち、電力を合計する周波数の上限周波数を示す周波数ビン番号である。
k=k,・・・,kである。
次に、立ち上がり検出部3は、識別用のエネルギー時間波形E(m)と閾値Ethとを比較する。
立ち上がり検出部3は、識別用のエネルギー時間波形E(m)と閾値Ethとの比較結果を参照することで、最初は、ノイズレベルのエネルギーを示していた識別用のエネルギー時間波形E(m)が、閾値Ethに到達したか否かを判定する。
立ち上がり検出部3は、識別用のエネルギー時間波形E(m)が閾値Ethに到達した時刻を、識別用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tとして検出する。
この実施の形態1では、立ち上がり検出部3が、識別用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを検出する際、スペクトログラムSP(m,k)に含まれている複数の周波数における電力のうち、同一時刻の電力同士をそれぞれ合計するようにしている。これにより、立ち上がり時に電力が大きく変動する周波数が含まれている場合でも、当該電力の変動の影響が低減されるため、立ち上がり時刻Tの検出精度が向上する。
特徴量算出部7は、第1のパラメータ設定部5により設定された特徴量算出用のパラメータから、立ち上がり時刻Tを含む時間帯(t〜t)及び設定周波数ビンkを認識する。
この特徴量算出用のパラメータは、第1のパラメータ設定部5によって、複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの間に重なりがなくなるように、もしくは、重なりが最も小さくなるように設定されたパラメータである。
次に、特徴量算出部7は、図6に示すように、フーリエ変換部2から出力された識別用フーリエ変換信号S(m,k)の中から、立ち上がり検出部3により検出された識別用無線信号s(n)の立ち上がり時刻Tを含む時間帯(t〜t)の識別用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2を抽出する。
次に、特徴量算出部7は、図7に示すように、抽出した識別用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2に含まれている複素時間信号の中から、設定周波数ビンkの複素時間信号sハット(n)t1〜t2の切り出しを行う。
電子出願の都合上、明細書の文章中では、sの文字の上に“^”の記号を付することができないので、sハット(n)t1〜t2のように表記している。
特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、抽出した識別用フーリエ変換信号s(n)t1〜t2の変動を特徴量として算出する(図11のステップST14)。
以下、特徴量算出部7による特徴量の算出処理を具体的に説明する。
特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(26)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時振幅a(n)を算出する。
Figure 0006567242
式(26)において、I(n)は、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の実部、Q(n)は、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の虚部である。
また、特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(27)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時位相φ(n)を算出する。
Figure 0006567242
また、特徴量算出部7は、切り出した複素時間信号sハット(n)t1〜t2から、以下の式(28)に示すように、複素時間信号sハット(n)t1〜t2の瞬時周波数f(n)を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(29)に示すように、第1の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の分散値pd1を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(31)に示すように、第2の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の歪度pd2を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(33)に示すように、第3の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時振幅a(n)の尖度pd3を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(34)に示すように、第4の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の分散値pd4を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(36)に示すように、第5の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の歪度pd5を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(38)に示すように、第6の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時位相φ(n)の尖度pd6を算出する。
Figure 0006567242
次に、特徴量算出部7は、以下の式(39)に示すように、第7の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の分散値pd7を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(41)に示すように、第8の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の歪度pd8を算出する。
Figure 0006567242

Figure 0006567242
特徴量算出部7は、以下の式(43)に示すように、第9の特徴量として、複素時間信号sハット(n)t1〜t2における瞬時周波数f(n)の尖度pd9を算出する。
Figure 0006567242
特徴量算出部7は、第2のパラメータ設定部6により設定された第1から第9の特徴量pdi(i=1,2,・・・,9)の重みwを示す重み付けパラメータを取得する。
特徴量算出部7は、以下の式(44)に示すように、第1から第9の特徴量pdiと重みwとをそれぞれ乗算することで、第1から第9の特徴量pdiの重み付けを行う。
p’di=pdi×w(44)
i=1,2,・・・,9
特徴量算出部7は、重み付け後の第1から第9の特徴量p’diを並べたベクトルを、識別対象の無線機の特徴量ベクトルpとして算出する。
特徴量算出部7は、算出した識別対象の無線機の特徴量ベクトルpを無線機識別部11に出力する。
無線機識別部11は、特徴量算出部7により算出された識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルpと、第2のデータベース部10により格納されている複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpとをそれぞれ比較する。
そして、無線機識別部11は、識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルpと、複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpとの比較結果に基づいて、識別対象の無線機を識別する(図11のステップST15)。
以下、無線機識別部11による無線機の識別処理を具体的に説明する。
図12は、無線機識別部11による無線機の識別処理を示す説明図である。
図12では、説明の簡単化のため、特徴量算出部7により算出される第1から第9の特徴量のうち、第1から第3の特徴量だけを例示している。
無線機識別部11は、以下の式(45)に示すように、識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルpと、第2のデータベース部10により格納されている複数の既知の無線機に係る特徴量ベクトルpとの間のマハラノビス距離dij,hをそれぞれ算出する。
ここでは、説明の便宜上、既知の無線機がH個あり、H個の無線機に係る特徴量ベクトルpが第2のデータベース部10にそれぞれ格納されているものとする。
H個の無線機の中には、例えば、種類(A)に属する無線機、種類(B)に属する無線機、あるいは、種類(C)に属する無線機が含まれている。
Figure 0006567242
式(45)において、xi,hは、n次元の特徴量空間における既知の無線機h(h=1,・・・,H)に係る特徴量ベクトルpの位置、xは、n次元の特徴量空間における識別対象の無線機に係る特徴量ベクトルpの位置である。
(xi,h−x)は、n次元の特徴量空間における2点間のユークリッド距離、Sは、既知の無線機hから送信される学習用無線信号s(n)の特徴量空間における分布の分散共分散行列である。
マハラノビス距離dij,hは、学習用無線信号s(n)の特徴量空間における分布の分散による影響が正規化された空間での距離となる。
無線機識別部11は、算出したH個のマハラノビス距離dij,hを相互に比較し、H個のマハラノビス距離dij,hの中で、最小のマハラノビス距離dij,hを特定する。
無線機識別部11は、H個の無線機の中で、最小のマハラノビス距離dij,hに係る既知の無線機が、識別対象の無線機と最も類似していると判断する。
無線機識別部11は、識別対象の無線機の識別結果として、最小のマハラノビス距離dij,hに係る既知の無線機のシリアルナンバーを出力する。これにより、無線機の種類だけでなく、無線機の個体識別が可能になる。
図12の例では、3つの既知の無線機に係る特徴量ベクトルpの位置が示されている。3つの既知の無線機の中で、特徴量ベクトルpの位置が●である既知の無線機とのマハラノビス距離が最小であるため、識別対象の無線機は、特徴量ベクトルpの位置が●の無線機であると識別される。
ここでは、無線機識別部11が、マハラノビス距離dij,hを用いて、無線機を識別する例を示しているが、これに限るものではなく、例えば、最小二乗法による線形識別、サポートベクターマシン(SVM:Support Vector Machine)、あるいは、ニューラルネットワークを用いて、無線機を識別するようにしてもよい。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、フーリエ変換部2から出力されたフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、エネルギーの時間波形から無線信号の立ち上がり時刻を検出する立ち上がり検出部3と、フーリエ変換部2から出力されたフーリエ変換信号の中から、立ち上がり検出部3により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出したフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出したフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する特徴量算出部7とを設け、無線機識別部11が、特徴量算出部7により算出された特徴量に基づいて、無線機を識別するように構成したので、無線機の個体を識別することができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、無線機を識別する無線機識別装置及び無線機識別方法に適している。
1 信号受信部、2 フーリエ変換部、3 立ち上がり検出部、4 パラメータ設定部、5 第1のパラメータ設定部、6 第2のパラメータ設定部、7 特徴量算出部、8 データベース部、9 第1のデータベース部、10 第2のデータベース部、11 無線機識別部、21 信号受信回路、22 フーリエ変換回路、23 立ち上がり検出回路、24 パラメータ設定回路、25 特徴量算出回路、26 データベース回路、27 無線機識別回路、31 メモリ、32 プロセッサ。

Claims (8)

  1. 識別対象の無線機から送信された無線信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部により受信された無線信号を短時間フーリエ変換し、前記無線信号の短時間フーリエ変換結果を示すフーリエ変換信号を出力するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、前記エネルギーの時間波形から前記無線信号の立ち上がり時刻を検出する立ち上がり検出部と、
    前記フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号の中から、前記立ち上がり検出部により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出したフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出したフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量算出部により算出された特徴量に基づいて、前記無線機を識別する無線機識別部と
    を備えた無線機識別装置。
  2. 前記信号受信部は、既知の無線機から送信された無線信号を受信し、
    前記フーリエ変換部は、前記信号受信部により受信された既知の無線機の無線信号を短時間フーリエ変換し、既知の無線機の無線信号の短時間フーリエ変換結果を示すフーリエ変換信号を出力し、
    前記立ち上がり検出部は、前記フーリエ変換部から出力された既知の無線機に係るフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、当該エネルギーの時間波形から既知の無線機の無線信号の立ち上がり時刻を検出し、
    前記特徴量算出部は、前記フーリエ変換部から出力された既知の無線機に係るフーリエ変換信号の中から、前記立ち上がり検出部により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出した既知の無線機に係るフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出した既知の無線機に係るフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出し、算出した既知の無線機に係る特徴量をデータベース部に格納し、
    前記無線機識別部は、前記特徴量算出部により算出された識別対象の無線機に係る特徴量と、前記データベース部により格納されている既知の無線機に係る特徴量とを比較し、特徴量の比較結果に基づいて、識別対象の無線機を識別することを特徴とする請求項1記載の無線機識別装置。
  3. 特徴量算出用のパラメータとして、前記時間帯の長さを示すパラメータと、前記設定周波数成分を示すパラメータとを設定する第1のパラメータ設定部を備え、
    前記特徴量算出部は、前記第1のパラメータ設定部により設定された特徴量算出用のパラメータを用いて、識別対象の無線機に係る特徴量及び既知の無線機に係る特徴量のそれぞれを算出することを特徴とする請求項2記載の無線機識別装置。
  4. 前記第1のパラメータ設定部は、互いに異なる既知の無線機から送信された無線信号のそれぞれが前記信号受信部に受信された際に、前記特徴量算出部によりそれぞれ算出される特徴量が重ならないように、あるいは、前記特徴量算出部によりそれぞれ算出される特徴量の重なりが最も小さくなるように、前記特徴量算出用のパラメータを更新することを特徴とする請求項3記載の無線機識別装置。
  5. 前記立ち上がり検出部は、前記スペクトログラムに含まれている複数の周波数における電力のうち、同一時刻の電力同士をそれぞれ合計することで、前記エネルギーの時間波形として、各々の時刻における電力の合計値を算出し、無線信号の立ち上がり時刻として、前記電力の合計値が閾値に到達した時刻を検出することを特徴とする請求項1記載の無線機識別装置。
  6. 前記特徴量算出部は、
    第1から第3の特徴量として、前記複素時間信号における振幅の分散値、歪度及び尖度をそれぞれ算出し、第4から第6の特徴量として、前記複素時間信号における位相の分散値、歪度及び尖度をそれぞれ算出し、第7から第9の特徴量として、前記複素時間信号における周波数の分散値、歪度及び尖度をそれぞれ算出することを特徴とする請求項1記載の無線機識別装置。
  7. 前記第1から第9の特徴量の重みを示す重み付けパラメータを設定する第2のパラメータ設定部を備え、
    前記特徴量算出部は、前記第2のパラメータ設定部により設定された重み付けパラメータに従って前記第1から第9の特徴量の重み付けを実施することを特徴とする請求項6記載の無線機識別装置。
  8. 信号受信部が、識別対象の無線機から送信された無線信号を受信し、
    フーリエ変換部が、前記信号受信部により受信された無線信号を短時間フーリエ変換し、前記無線信号の短時間フーリエ変換結果を示すフーリエ変換信号を出力し、
    立ち上がり検出部が、前記フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号のスペクトログラムにおけるエネルギーの時間波形を算出し、前記エネルギーの時間波形から前記無線信号の立ち上がり時刻を検出し、
    特徴量算出部が、前記フーリエ変換部から出力されたフーリエ変換信号の中から、前記立ち上がり検出部により検出された立ち上がり時刻を含む時間帯のフーリエ変換信号を抽出し、抽出したフーリエ変換信号に含まれている設定周波数成分の複素時間信号から、抽出したフーリエ変換信号の変動を特徴量として算出し、
    無線機識別部が、前記特徴量算出部により算出された特徴量に基づいて、前記無線機を識別する
    無線機識別方法。
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