JP6567116B1 - 清掃具用のアーム部 - Google Patents

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Abstract

【課題】スムーズに係合及び係脱させることができる伸長時ロック機構を備えるアーム部を提供すること。【解決手段】清掃具1用のアーム部5であって、アーム部5が、中空部202を有し且つ内面245を備えている第1筒体201と、中空部202内に挿入される第2筒体203とを少なくとも備えており、軸線AL1の方向に伸縮可能であるように構成されており、第1筒体201が、第1先端部211且つ内面245に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部603,604を備えており、第2筒体203が、第2基端部213において第2筒体203と連結している連結部301と、中空部202内に配置された、外面304を有する筒状部303と、外面304に配置された第2係合部329,330であって、第1係合部603,604と係合するように構成されたものとを備えている係合部材227を備えているアーム部5。【選択図】図8

Description

本開示は、清掃具用のアーム部に関する。
使い捨ての清掃体を清掃体取付部に取付け、ホコリ等の拭き清掃を行う清掃具が市販されている。上記清掃具として、例えば、把持部を備え且つ伸縮可能なアーム部と、清掃体取付部とを備えているものが知られている。
例えば、特許文献1には、複数の筒状体を伸縮可能に嵌合してなる伸縮棒状具において、小径筒状体の先端部に設けたスライダが大径筒状体の内径部に摺動可能に挿入され、スライダが、小径筒状体に固着されるボトム部と、ボトム部の外縁から短筒状に延びるスカート部とを備え、スライダのボトム部の外周部の軸方向に沿って設けた狭幅溝及びスカート部の軸方向に沿って設けた広幅溝を、大径筒状体の内径部の軸方向に沿って延在したガイドリブに係合せしめることにより、相伸縮する筒状体間の回転をロック可能とし、スライダのスカート部の外周の周方向に設けた突条部を、大径筒状体の両端寄り内径部のそれぞれに設けた伸び側ロック溝と縮み側ロック溝のそれぞれに係合せしめることにより、相伸縮する筒状体間の伸縮長さをロック可能としてなることを特徴とする伸縮棒状具が開示されている。
特許文献1に記載の伸縮棒状具では、スライダのスカート部の外周に配置された突条部が、筒状体の内径部に配置された伸び側ロック溝及び縮み側ロック溝と係合し、そして上記突条部は、特許文献1の図6に示されるように、筒状体の内径部とさらに摺動する。
特開平10−235574号公報
特許文献1の伸縮棒状具では、スライダのスカート部の外周に配置された突条部が、本願明細書で定義するところの伸縮時ロック機構、摺動機構及び伸長時ロック機構のいずれにも必須の構成要素である。しかし、特許文献1の伸縮棒状具では、伸長時ロック機構を作動するために必要な突条部及び伸び側ロック溝において、突状部は、スカート部が内方にたわむことに合わせてたわむことができるものの、大径筒状体の内径部に配置された伸び側ロック溝はたわむことができない。従って、特許文献1の伸縮棒状具では、突状部及び伸び側ロック溝をスムーズに係合させることが難しく、そして係合している突状部及び伸び側ロック溝をスムーズに係脱させることが難しかった。
また、特許文献1の伸縮棒状具では、伸長時ロック機構が作動していない場合には、特許文献1の図6に示されるように、スライダのスカート部そのものが、内方にたわんで、変形し続ける必要がある。従って、特許文献1の伸縮棒状具では、使用に伴い、スカート部の外方への反発力が弱まる傾向がある。その結果、特許文献1の伸縮棒状具は、使用により、伸長時ロック機能を発揮しにくくなる傾向がある。
従って、本開示は、スムーズに係合及び係脱させることができる伸長時ロック機構を備えるアーム部を提供することを目的とする。
本開示者らは、たわみ方向を有する清掃体取付部を備えている清掃具用のアーム部であって、上記アーム部が、軸線及び周方向を備えているとともに、基端及び先端を有し、上記アーム部が、中空部を有し且つ内面を備えている第1筒体と、上記中空部内に挿入される第2筒体とを少なくとも備えており、上記軸線の方向に伸縮可能であるように構成されており、第1筒体が、上記基端よりの第1基端部と、上記先端よりの第1先端部とを有し、第2筒体が、上記基端よりの第2基端部と、上記先端よりの第2先端部とを有し、第1筒体が、第1先端部且つ上記内面に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部を備えており、第2筒体が、第2基端部において第2筒体と連結している連結部と、上記中空部内に配置された、外面を有する筒状部と、上記外面に配置された第2係合部であって、内方にたわむことができるとともに、第1係合部と係合するように構成されたものとを備えている係合部材を備えているアーム部を見出した。
本開示のアーム部は、スムーズに係合及び係脱させることができる伸長時ロック機構を備える。
図1は、第1実施形態に従う第1アーム部5を備えている清掃具1の、清掃形態における斜視図である。 図2は、収納形態における清掃具1の右側面図である。 図3は、収縮形態における第1アーム部5を説明するための図である。 図4は、伸長形態における第1アーム部5を説明するための図である。 図5は、ロック部材225を説明するための図である。 図6は、第2係合部材227を説明するための図である。 図7は、第1ブッシュ部材601を説明するための図である。 図8は、第2係合部材227と、第1ブッシュ部材601との関係を説明するための図である。 図9は、第3係合部材229を説明するための図である。 図10は、第2ブッシュ部材621を説明するための図である。 図11は、第4係合部材231を説明するための図である。 図12は、第3ブッシュ部材641を説明するための図である。
[用語の説明]
・「収縮形態」及び「伸長形態」
本明細書では、清掃具を構成する部材(例えば、第1アーム部及び第2アーム部)に関する「収縮形態」及び「伸長形態」は、伸縮可能な部材に対して用いられる用語である。
具体的には、「収縮形態」は、伸縮可能な部材を最収縮させた状態を意味し、「伸長形態」は、伸縮可能な部材を最伸長させた状態を意味する。
また、収縮形態は、後述の清掃具の収納形態に関連し、伸長形態は、後述の清掃具の清掃形態に関連する。
・清掃具に関する「収納形態」及び「清掃形態」
本明細書では、清掃具に関する「収納形態」は、清掃具を保管する際に採用される形態を意味する。一般的には、収納形態における清掃具は、清掃具の伸長しうる部分を全て収縮させ(収納形態にし)、清掃具が回転部を備える場合には、後述のアーム角度を最小にした状態にある。
本明細書では、清掃具に関する「清掃形態」は、清掃具を使用する際に採用される形態を意味する。一般的には、清掃形態における清掃具は、清掃具が回転部を備える場合には、後述のアーム角度を、清掃すべき箇所に応じて変え、清掃具の伸長しうる部分を、清掃すべき箇所に応じて伸長させた状態(伸縮可能な部材においては、伸長形態を含む)にある。なお、使用者と近い部分を清掃する場合には、清掃具の伸長しうる部分を伸長させずに使用する場合もある。
・清掃具に関する「正面」、「側面」及び「背面」
本明細書では、使用者が、清掃具を、清掃体取付部(清掃体)が使用者の前方を向くように把持した状態において、清掃具の使用者側を向く面(手前側の面)を正面と称し、清掃具の、使用者側を向く面と反対側の面(奥側の面)を背面と称する。側面は、正面及び背面の間の2面を意味する。
清掃具が回転部を備える場合には、上述の「正面」、「側面」及び「背面」は、清掃具を略直線状に配置した形態、そして好ましくは回転部のアーム角度θを180度にした形態で適用される。
第1実施形態に示される清掃具1では、図1に示されるように、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸が示されており、X軸の向かって手前側が清掃具1の正面であり、X軸の向かって奥側が清掃具1の背面であり、Y軸の向かって右側が、清掃具1の右側面であり、Y軸の向かって左側が、清掃具1の左側面である。
・「内方」及び「外方」
本明細書では、「内方」及び「外方」は、それぞれ、軸線を有する対象物において、軸線に近づく方向及び軸線から遠ざかる方向を意味する。なお、内方及び外方は、それぞれ、軸線と直交する方向であることができ、そして軸線と交差する方向であることができる。
・清掃体取付部に関する「たわみ方向」
本明細書では、清掃体取付部の「たわみ方向」は、清掃体取付部の、最もたわみやすい方向を意味する。
清掃体取付部は、清掃すべき面が汚れている場合等に、清掃すべき面に押しつけられて使用される場合があり、清掃体取付部は、清掃すべき面と直交する方向にある程度たわむように構成されている。
・アーム部に関連して言及される「たわみ方向」
清掃体取付部がたわみ方向にたわむと、アーム部は、アーム部の軸線と直交する所定の方向にがたつきやすくなる。
本明細書では、清掃具が回転部を備えていない場合には、アーム部のがたつきに関連して言及される「たわみ方向」は、上述の清掃体取付部のたわみ方向が、そのまま適用される。アーム部ががたつきやすくなる所定の方向は、たわみ方向と同一であるためである。
また、本明細書では、清掃具が、把持部を備えるアーム部と、清掃体取付部との間に回転部を備えている場合には、アーム部のがたつきに関連して言及される「たわみ方向」は、回転部のアーム角度θを180度にした状態における、清掃体取付部のたわみ方向と同一である。なお、180度のアーム角度は、アーム部に関連して言及されるたわみ方向を規定するためのものであり、実際に、回転部が180度のアーム角度θをとりうるか否かとは無関係である。
回転部のアーム角度が任意の状態において清掃具を使用した場合に、清掃体取付部(及び清掃体)が、清掃すべき面に、たわみ方向に押しつけられたときには、清掃体取付部、ひいては、清掃体は、清掃すべき面から、たわみ方向と逆向きの反発力を受ける。その際、把持部を備えるアーム部は、アーム部の軸線の方向の上記反発力の分力である軸線方向分力と、アーム部の軸線と直交する方向の上記反発力の分力である直交方向分力とを受けることになる。軸線方向分力は、アーム部を伸縮させるように作用し、直交方向分力は、アーム部をがたつかせるように作用する。上記直交方向分力は、回転部のアーム角度θを180度にした状態における、清掃体取付部のたわみ方向と同一であることから、清掃具が、把持部を備えるアーム部と、清掃体取付部との間に回転部を備えている場合における、アーム部に関連して言及される「たわみ方向」を、上述のとおり規定する。
・「外面断面形状」及び「内面断面形状」
本明細書では、「外面断面形状」は、軸線及び外形を有する対象物において用いられる用語であり、「外面断面形状」は、軸線と直交する平面と、対象物の外形とが交差する部分の形状を意味する。なお、上記外面断面形状は、対象物が空隙である場合、例えば、中空部等にも用いられる。
本明細書では、「内面断面形状」は、軸線及び内形(空隙)を有する対象物において用いられる用語であり、「内面断面形状」は、軸線と直交する平面と、対象物の内形とが交差する部分の形状を意味する。
・「摺動機能」、「収縮時ロック機能」及び「伸長時ロック機能」
本明細書では、アーム部の隣接する筒体、例えば、第1筒体及び第2筒体を摺動させる機能を「摺動機能」と称する。また、隣接する筒体、例えば、第1筒体及び第2筒体を収縮形態でロックする機能を、「収縮時ロック機能」と称し、そして隣接する筒体、例えば、第1筒体及び第2筒体を伸長形態でロックする機能を、「伸長時ロック機能」と称する。
なお、「摺動機能」、「収縮時ロック機能」及び「伸長時ロック機能」を発揮させる機構を、それぞれ、「摺動機構」、「収縮時ロック機構」及び「伸長時ロック機構」と称する。
・「序数詞」
本明細書では、第1アーム部、第2アーム部、第3アーム部及び第4アーム部に連結している部材に、それぞれ、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」の序数詞を付与する場合がある。従って、第1アーム部が備えていないが、第2アーム部が備えている部材には、「第1」の序数詞を有しない部材(例えば、係合部材)が存在する。
本開示は、以下の態様に関する。
[態様1]
たわみ方向を有する清掃体取付部を備えている清掃具用のアーム部であって、
上記アーム部が、軸線及び周方向を備えているとともに、基端及び先端を有し、
上記アーム部が、中空部を有し且つ内面を備えている第1筒体と、上記中空部内に挿入される第2筒体とを少なくとも備えており、上記軸線の方向に伸縮可能であるように構成されており、
第1筒体が、上記基端よりの第1基端部と、上記先端よりの第1先端部とを有し、
第2筒体が、上記基端よりの第2基端部と、上記先端よりの第2先端部とを有し、
第1筒体が、第1先端部且つ上記内面に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部を備えており、
第2筒体が、第2基端部において第2筒体と連結している連結部と、上記中空部内に配置された、外面を有する筒状部と、上記外面に配置された第2係合部であって、内方にたわむことができるとともに、第1係合部と係合するように構成されたものとを備えている係合部材を備えている、
上記アーム部。
上記アーム部では、第1筒体が、第1先端部に、外方にたわむことができる第1係合部を備えているとともに、第2筒体が、内方にたわむことができる第2係合部を備えているので、伸長時ロック機能を発揮することができる。具体的には、第1係合部及び第2係合部をスムーズに係合させることができ、そして係合している第1係合部及び第2係合部をスムーズに係脱させることができる。
[態様2]
第1係合部が、外方に向かって窪んでいる係合用窪みを備えており、第2係合部が、外方に向かって突出している係合用突起を備えている、態様1に記載のアーム部。
上記アーム部では、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、係合用窪み及び係合用突起であるため、第2筒体の外面に、第1係合部に起因する接触跡がつきにくい。
[態様3]
上記係合用突起が、上記基端側及び/又は先端側に配置された壁部を備えている、態様1又は2に記載のアーム部。
上記アーム部では、係合用突起が所定の壁部を備えているので、係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。従って、上記アーム部は、上記アーム部を含む清掃具を伸長状態で使用している場合に、清掃具の清掃体が壁等にぶつかって、意図せず、アーム部が収縮することを抑制することができる。
[態様4]
第1筒体が、第1先端部且つ第1筒体の内方に、上記内面を構成するブッシュ部材をさらに備えており、上記ブッシュ部材が、第1係合部と、第1係合部の外方に配置されている空隙部とを備えている、態様1〜3のいずれか一項に記載のアーム部。
上記アーム部では、第1筒体が、所定のブッシュ部材を備えているので、第1係合部が外方にたわむことができるとともに、第1係合部がアーム部の外面に露出しないので、使用者がアーム部を把持する際に異物感を覚えにくく、そしてアーム部が美観に優れる。
[態様5]
第1筒体が、上記たわみ方向に延びる長径と、上記たわみ方向と交差する方向に延びる短径とを有する、上記内面の断面形状を有し、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、上記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部である、態様1〜4のいずれか一項に記載のアーム部。
一般的に、アーム部は、清掃体取付部のたわみ方向に長い内面断面形状を有すると、アーム部が周方向に回転しにくくなる、アーム部を把持しやすくなる等の利点がある一方で、アーム部が、清掃体取付部のたわみ方向にがたつきやすくなる傾向がある。
上記アーム部では、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、第1筒体及び筒状部の、上記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部であるので、アーム部が、清掃体取付部のたわみ方向にたわんだ場合であっても、伸長時ロック機能を発揮しやすくなる。
[態様6]
上記短径の方向において、一対の第1係合部の間の距離が、一対の第2係合部の間の距離よりも短い、態様5に記載のアーム部。
上記アーム部では、一対の第1係合部の間の距離と、一対の第2係合部の間の距離とが所定の関係にあるので、伸長形態における上記アーム部において、係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。従って、上記アーム部は、上記アーム部を含む清掃具を伸長状態で使用している場合に、清掃具の清掃体が壁等にぶつかって、意図せず、アーム部が収縮することを抑制することができる。
[態様7]
上記短径の方向において、一対の第2係合部の間の距離が、向かい合う上記内面の間の距離よりも短い、態様5又は6に記載のアーム部。
上記アーム部では、一対の第2係合部の間の距離と、向かい合う上記内面の間の距離とが所定の関係にある。従って、上記アーム部が、伸長形態以外の形態、例えば、収縮形態にある場合に、一対の第2係合部のそれぞれが、内方にたわむ必要がないか又は弱くたわむことになるため、一対の第2係合部のそれぞれのたわみ性が、経時で低下しにくくなる。
[態様8]
上記筒状部が、上記長径の方向の両方の端部に配置された、一対の低たわみ部と、上記短径の方向の上記両方の端部に配置された、一対の高たわみ部とを備えており、上記一対の高たわみ部のそれぞれが、第2係合部を備えている、態様5〜7のいずれか一項に記載のアーム部。
上記アーム部では、係合部材の筒状部が、短径の方向の両方の端部(たわみ方向の両側部)に配置された、一対の高たわみ部と、長径の方向の両方の端部(たわみ方向の両端部)に配置された、一対の低たわみ部とを備えている。従って、上記アーム部を備える清掃体において、アーム部にたわみ方向の力が加わった場合であっても、一対の低たわみ部が、アーム部の、上記たわみ方向へのがたつきを抑制するがたつき抑制機能を発揮することができる。また、上記清掃体の使用時に、アーム部に上記たわみ方向の力が加わっていない場合のみならず、たわみ方向への力が加わっている場合であっても、伸長時ロック機能を発揮させることができる。
[態様9]
上記筒状部が、上記一対の高たわみ部のそれぞれと、上記一対の低たわみ部のそれぞれとの間に、上記軸線の方向に延びるスリット部を備えている、態様8に記載のアーム部。
上記アーム部では、筒状部が、一対の高たわみ部のそれぞれと、一対の低たわみ部のそれぞれとの間に、アーム部の軸線の方向に延びるスリット部を備えているので、一対の高たわみ部のそれぞれと、一対の低たわみ部のそれぞれとが、独立して、それらの機能を発揮しやすくなる。
また、スリット部が存在することにより、筒状部が、アーム部の軸線と直交する方向の断面の形状を変化させやすくなる。従って、第1筒体が、基端側と、先端側とで内面の形状を変化させる場合、例えば、第1筒体の内面断面形状が、基端側から先端側にかけて小さくなるようなテーパーを有する場合であっても、筒状部、ひいては係合部材が、伸長時ロック機能と、がたつき抑制機能とを発揮し続けることができる。
[態様10]
上記一対の高たわみ部のそれぞれが、上記周方向に延在し且つ上記内面と摺動するように構成された高たわみ部周方向延出部と、上記軸線の方向に延在し且つ上記内面と摺動するように構成された高たわみ部軸線方向延出部とを備えている、態様8又は9に記載のアーム部。
上記アーム部では、一対の高たわみ部のそれぞれが、高たわみ部周方向延出部と、高たわみ部軸線方向延出部とを備えているので、一対の高たわみ部、ひいては係合部材が、摺動機能を発揮することができる。
[態様11]
上記一対の低たわみ部のそれぞれが、上記周方向に延在し且つ第1筒体の上記内面と摺動するように構成された低たわみ部周方向延出部と、上記軸線の方向に延在し且つ上記内面と摺動するように構成された低たわみ部軸線方向延出部とを備えている、態様8〜10のいずれか一項に記載のアーム部。
上記アーム部では、一対の低たわみ部のそれぞれが、低たわみ部周方向延出部と、低たわみ部軸線方向延出部とを備えているので、一対の低たわみ部、ひいては係合部材が、摺動機能を発揮することができる。
[態様12]
第1筒体が、第1基端部に、上記中空部に配置され且つ上記内面と摺動しないように構成されている第1ロック部を備えているロック部材をさらに備えており、上記係合部材が、上記筒状部に配置された、第1ロック部とロックする第2ロック部であって、上記中空部に配置され且つ上記内面と摺動しないように構成されているものをさらに備えている、態様8〜11のいずれか一項に記載のアーム部。
上記アーム部では、第1筒体が、第1ロック部を備えるロック部材をさらに備えているとともに、係合部材が、第2ロック部をさらに備えているので、上記アーム部は、収縮時ロック機能を発揮することができる。
[態様13]
第1ロック部及び第2ロック部の一方が嵌合用突起部であり、他方が嵌合用窪み部である、態様12に記載のアーム部。
上記アーム部では、第1ロック部及び第2ロック部の一方が、嵌合用突起部であり、他方が嵌合用窪み部であるため、アーム部を収縮させることのみで収縮時ロック機構が作動し、そしてアーム部を伸長させることのみで収縮時ロック機構が解除しやすくなり、アーム部の収縮形態を簡易に固定及び解除することができる。
[態様14]
上記嵌合用突起部が、一対の嵌合用突起部であって、それぞれが、上記軸線の方向に延びている延出部と、上記延出部の先端を基点として外方に向かって突出している凸部とを有するものを備えており、そして上記嵌合用窪み部が、一対の嵌合用窪み部であって、それぞれが、外方に向かって窪んでいる凹部を有するものを備えている、態様13に記載のアーム部。
上記アーム部では、嵌合用突起部及び嵌合用窪み部が所定の構造を有するため、アーム部を収縮させることのみで収縮時ロック機構が作動し、そしてアーム部を伸長させることのみで収縮時ロック機構が解除しやすくなり、アーム部の収縮形態を簡易に固定及び解除することができる。
[態様15]
第2ロック部が上記嵌合用突起部であり、上記嵌合用突起部が、上記一対の低たわみ部の一方又は両方を基点としている、態様13又は14に記載のアーム部。
上記アーム部では、第2ロック部が嵌合用突起部であり、嵌合用突起部が、一対の低たわみ部の一方又は両方を基点としているので、一対の低たわみ部のたわみにくさに起因して、嵌合用突起部の位置、特に、アーム部の軸線と直交する方向の位置がずれにくく、収縮時ロック機構が確実に発動及び解除しやすくなる。
本開示の、清掃具用のアーム部(以下、単に「アーム部」と称する場合がある)について、清掃具とともに、以下、詳細に説明する。
図1〜図12は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する)に従うアーム部としての第1アーム部5を備えている清掃具1を説明するための図である。
図1は、清掃体101が取付けられた、清掃形態における、清掃具1の斜視図である。図2は、収納形態における、清掃具1の右側面図である。
清掃具1は、把持部3を有する第1アーム部5と、第2アーム部9と、第1アーム部5及び第2アーム部9を連結し且つアーム角度θを調整可能である回転部7と、第2アーム部9に連結され、清掃体101を取付けるための清掃体取付部11とを備えている。第1アーム部5は、第1アーム部5の、回転部7から最も遠い位置に存在する基端15と、第1アーム部5の、回転部7から最も近い位置に存在する先端13とを有する。
なお、アーム角度θは、第1アーム部5の第1アーム部軸線AL1と、第2アーム部9の第2アーム部軸線AL2との間の角度である。
清掃体取付部11は、たわみ方向FDに最もたわみやすい構造を有しており、清掃体取付部11が、清掃すべき面を清掃するために、清掃すべき面に強く押しつけられた場合であっても、清掃体取付部11がたわみ方向にたわむことにより、清掃すべき面を傷つけることを抑制し、清掃体取付部11、並びに清掃具1の破損を抑制する。
なお、清掃体取付部11は、特開2014−168646号に記載されるものと同様の公知の構造を有するため、説明を省略する。
図3は、収縮形態における第1アーム部5を説明するための図である。具体的には、図3(a)は、収縮形態における第1アーム部5の正面の、第1アーム部軸線AL1を通る断面図であり、図3(b)は、収縮形態における第1アーム部5の左側面の、第1アーム部軸線AL1を通る断面図である。
図4は、伸長形態における第1アーム部5を説明するための図である。具体的には、図4(a)は、伸長形態における第1アーム部5の正面の、第1アーム部軸線AL1を通る断面図であり、図4(b)は、伸長形態における第1アーム部5の左側面の、第1アーム部軸線AL1を通る断面図である。
第1アーム部5は、第1アーム部軸線AL1と、第1アーム部軸線AL1の周方向PDとを有する。第1アーム部5は、第1筒体中空部202を備えている第1筒体201と、第1筒体中空部202に挿入された、第2筒体中空部204を備えている第2筒体203と、第2筒体中空部204に挿入された、第3筒体中空部206を備えている第3筒体205と、第3筒体中空部206に挿入された第4筒体207とを備えている。第4筒体207は、第4筒体中空部208を備えている。
なお、第1筒体201、第1筒体中空部202、第2筒体203、第2筒体中空部204、第3筒体205、第3筒体中空部206、第4筒体207及び第4筒体中空部208は、第1アーム部軸線AL1と直交する方向の断面形状が、お互いに略相似形である、たわみ方向FDと平行な方向に延びる長径と、たわみ方向と直交する方向に延びる短径とを有する楕円形である。なお、第1実施形態では、X軸方向が長径の方向であり、Y軸方向が短径の方向である。
また、第1筒体201の第1内面245(すなわち、第1筒体中空部202の外形)と、第2筒体203の第2内面257(すなわち、第2筒体中空部204の外形)と、第3筒体205の第3内面269(すなわち、第3筒体中空部206の外形)と、第4筒体207の第4内面279(すなわち、第4筒体中空部208の外形)とのそれぞれは、テーパーを有しており、基端15から先端13に向けて、第1アーム部軸線AL1に沿って、その内面断面形状が徐々に小さくなる構造を有している。
なお、第1筒体201の外面と、第2筒体203の外面と、第3筒体205の外面と、第4筒体207の外面とのそれぞれは、テーパーを有しておらず、基端15から先端13に向けて、第1アーム部軸線AL1に沿って、その外面断面形状が一定である構造を有している。
第1アーム部5は、図3に示される収縮形態から、第1筒体201と、第2筒体203と、第3筒体205と、第4筒体207とを、第1アーム部軸線AL1の方向に相対的に伸長させることにより、図4に示される伸長形態に変形することができる。
第1筒体201は、基端15よりの第1基端部209と、先端13よりの第1先端部211とを備え、第2筒体203は、基端15よりの第2基端部213と、先端13よりの第2先端部215とを備え、第3筒体205は、基端15よりの第3基端部217と、先端13よりの第3先端部219とを備え、そして第4筒体207は、基端15よりの第4基端部221と、先端13を含む第4先端部223とを備えている。
第1筒体201は、第1内面245且つ第1先端部211に第1ブッシュ部材601を備えており、第2筒体203は、第2内面257且つ第2先端部215に第2ブッシュ部材621を備えており、そして第3筒体205は、第3内面269且つ第3先端部219に第3ブッシュ部材641を備えている。
第1筒体201は、第1基端部209に、ロック部材225を備え、第2筒体203は、第2基端部213において、第2筒体203と連結している係合部材である、第2係合部材227を備え、第3筒体205は、第3基端部217に、第3筒体205と連結している係合部材である、第3係合部材229を備え、そして第4筒体207は、第4基端部221に、第4筒体207と連結している係合部材である、第4係合部材231を備えている。
ロック部材225及び第2係合部材227は、第1筒体201及び第2筒体203に収縮時ロック機能を付与するように構成されており、第2係合部材227及び第3係合部材229は、第2筒体203及び第3筒体205に収縮時ロック機能を付与するように構成されており、そして第3係合部材229及び第4係合部材231は、第3筒体205及び第4筒体207に収縮時ロック機能を付与するように構成されている。
また、第1ブッシュ部材601及び第2係合部材227は、第1筒体201及び第2筒体203に伸長時ロック機能を付与するように構成されており、第2ブッシュ部材621及び第3係合部材229は、第2筒体203及び第3筒体205に伸長時ロック機能を付与するように構成されており、そして第3ブッシュ部材641及び第4係合部材231は、第3筒体205及び第4筒体207に伸長時ロック機能を付与するように構成されている。
さらに、後述する第2係合部材227の第2筒状部303は、第1筒体201及び第2筒体203に摺動機能を付与するように構成されており、後述する第3係合部材229の第3筒状部403は、第2筒体203及び第3筒体205に摺動機能を付与するように構成されており、そして後述する第4係合部材231の第4筒状部503は、第3筒体205及び第4筒体207に摺動機能を付与するように構成されている。
なお、第2係合部材227、第3係合部材229及び第4係合部材231は、伸縮時ロック機能、摺動機能及び伸長時ロック機能のいずれにも関与していることから、清掃具1の収縮形態から伸長形態に変形する際に関与する機能順、すなわち、伸縮時ロック機能、摺動機能、及び伸長時ロック機能の順で説明する。
図5は、ロック部材225を説明するための図である。具体的には、図5(a)は、ロック部材225の左側面図であり、図5(b)は、ロック部材225の左側面の、第1アーム部軸線AL1を通る断面図である。なお、図5(b)では、理解のために、第1筒体201が波線で示されている。
ロック部材225は、清掃具1を吊り下げて保管するための吊下穴233と、一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236と、ロック部材225を、第1筒体201に固定するためのネジ穴237とを備えている。
一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236は、それぞれ、外方、すなわち、第1アーム部軸線AL1から遠ざかる方向に窪む凹部241及び凹部242を備えている。凹部241及び凹部242のそれぞれは、貫通孔である。
一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236は、第1ロック部として、後述する第2係合部材227の第2筒状部303の一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322(第2ロック部)と、収縮時ロック機構を構成する。
一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236のそれぞれは、第1筒体中空部202に配置され、そして第1筒体201の第1内面245と摺動しないように構成されている。
なお、ロック部材225は、図3及び図4に示されるように、ネジ穴237に差し込まれたネジ239により第1筒体201に固定されている。
図6は、第2係合部材227を説明するための図である。具体的には、図6(a)は、第2係合部材227の正面図であり、図6(b)は、第2係合部材227の左側面図であり、そして図6(c)は、第2係合部材227の斜視図である。図7は、第1ブッシュ部材601を説明するための図である。具体的には、図7(a)は、第1ブッシュ部材601の正面図であり、図7(b)は、第1ブッシュ部材601の左側面図であり、そして図7(c)は、第1ブッシュ部材601の斜視図である。
図8は、第2係合部材227と、第1ブッシュ部材601との関係を説明するための図である。図8は、第2係合部材227及び第1ブッシュ部材601の正面の、第2筒状部軸線AL3(第1アーム部軸線AL1)を通る断面図である。また、図8では、説明のため、第2係合部材227と、第1筒体201及び第1ブッシュ部材601と、第2筒体203とを、離間して示している。
第2係合部材227は、第2基端部213において第2筒体203と連結している連結部としての第2連結部301と、第1筒体中空部202内に配置された筒状部としての第2筒状部303と、第2筒状部303の第2筒状部外面304に配置された、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330とを備えている。
第2連結部301は、第2筒体203の内面断面形状(第2筒体中空部204の外面断面形状)に沿う外面断面形状を有し、第2筒体203の第2筒体中空部204に挿入され、そして第2筒体203に固定されている。
また、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330は、それぞれ、外方に向かって突出している係合用突起331及び係合用突起332を備えている。一対の係合用突起331及び係合用突起332は、それぞれ、後述する第1ブッシュ部材601の、一対の第1ブッシュ部材係合用窪み605及び第1ブッシュ部材係合用窪み606とそれぞれ係合するように構成されている。
第2筒状部303は、第1アーム部軸線AL1に沿って、第2筒体203の第2基端部213から、第2筒体203と反対方向の外側に延出しており、第2筒体203の動きに合わせて、第1筒体201の内面と摺動可能なように構成されている。第2筒状部303は、第1アーム部5の収縮形態及び伸長形態の両方において、第1筒体201の内部(第1筒体中空部202)に配置される。
第2筒状部303は、第2筒状部303の軸線である第2筒状部軸線AL3と、第2筒状部軸線AL3の周方向である第2周方向PD1とを有する。なお、第2係合部材227が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第2筒状部軸線AL3は、第1アーム部軸線AL1と同一直線上に存在し、そして第2周方向PD1は、第1アーム部5の周方向PDと同一である。従って、第2係合部材227が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第2筒状部軸線AL3及び第2周方向PD1は、それぞれ、第1アーム部軸線AL1及び周方向PDと読み替えられる。
第2筒体203は、第2基端部213に、一対の第2筒体嵌合孔(図示せず)を備えている。第2連結部301は、第2筒体203の一対の第2筒体嵌合孔(図示せず)と嵌合する、一対の第2嵌合突起305及び第2嵌合突起306を備えている。第2係合部材227は、第2嵌合突起305及び第2嵌合突起306を、それぞれ、第2筒体203の第2基端部213に配置された第2基端部嵌合孔259及び第2基端部嵌合孔(図示せず)と嵌合させることにより、第2筒体203に固定されている。
第2筒体203の第2基端部213はまた、第2筒状部303に形成された、第2係合用凸部315と隣接しており、第2筒状部303、ひいては第2係合部材227のがたつきが抑制される。
第2連結部301はまた、第1アーム部5、具体的には、第2筒体203及び第3筒体205が、それらの収縮形態を保持する収縮時ロック機構を作動するための、一対の嵌合用第2窪み部327及び嵌合用第2窪み部328を備えている。
第2筒状部303は、一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308と、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310とを備えている。一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されており、そして一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310は、たわみ方向FDの両端部に配置されている。
第2筒状部303は、第2連結部301との境界に、第2係合用凸部315を備えている。第2係合用凸部315は、第2筒状部303の第2周方向PD1に沿って配置されており、第2筒状部軸線AL3の外方に突出している。
一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310のそれぞれは、内方、すなわち、第2筒状部軸線AL3に近づく方向へのたわみ性が、一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308のそれぞれよりも低い。
第2筒状部303は、一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308と、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310とに区画されている。一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308のそれぞれと、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310のそれぞれとは、第2周方向PD1に交互に配置されており、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310が、第1筒体201の楕円形の断面形状の長径方向(X軸方向)の両端に配置されており、そして一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308が、第1筒体201の楕円形の断面形状の短径方向(Y軸方向)の両端に配置されている。
一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308のそれぞれと、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310のそれぞれとの間には、計4本の、所定の幅を有する第2スリット部313が配置されている。そうすることにより、一対の第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308のそれぞれと、一対の第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310のそれぞれとが、独立してたわむ(たわみ度を調節する)ことができる。
第2高たわみ部307は、第2周方向PD1に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された第2高たわみ部周方向延出部317aと、第2筒状部軸線AL3の方向に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された、一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317bとを備えている。第2高たわみ部周方向延出部317a及び一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317bのそれぞれは、第2筒状部軸線AL3の外方に突出している。一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317bは、第2高たわみ部307の、第2周方向PD1の両端部に配置されている。
第2高たわみ部308は、第2周方向PD1に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された第2高たわみ部周方向延出部318aと、第2筒状部軸線AL3の方向に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された、一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318bとを備えている。第2高たわみ部周方向延出部318a及び一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318bのそれぞれは、第2筒状部軸線AL3の外方に突出している。一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318bは、第2高たわみ部308の、第2周方向PD1の両端部に配置されている。
第2高たわみ部周方向延出部317a及び一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317b、並びに第2高たわみ部周方向延出部318a及び一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318bにより、第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308の剛性が向上し、清掃具1が長期にわたって使用された場合であっても、第2高たわみ部307及び第2高たわみ部308が、第1筒体201の内面の形状(テーパー)の変化、第1筒体201及び第2筒体203の角度の変化等に追従して、第2筒状部303の摺動機能を補助する。
第2低たわみ部309は、第2周方向PD1に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された第2低たわみ部周方向延出部319aと、第2筒状部軸線AL3の方向に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された、一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319bとを備えている。第2低たわみ部周方向延出部319a及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319bのそれぞれは、第2筒状部軸線AL3の外方に突出している。一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319bは、第2周方向PD1に、所定の距離を空けて配置されている。
また、第2低たわみ部310は、第2周方向PD1に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された第2低たわみ部周方向延出部320aと、第2筒状部軸線AL3の方向に延在し且つ第1内面245と摺動するように構成された、一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bとを備えている。第2低たわみ部周方向延出部320a及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bのそれぞれは、第2筒状部軸線AL3の外方に突出している。一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bは、第2周方向PD1に、所定の距離を空けて配置されている。
第2低たわみ部周方向延出部319a及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319b、並びに第2低たわみ部周方向延出部320a及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bは、第2筒状部303の摺動機能を補助し、そして第2筒体203が、第1筒体201に対してがたつくことを抑制する。
なお、第2高たわみ部周方向延出部317a及び第2高たわみ部周方向延出部318a、並びに第2低たわみ部周方向延出部319a及び第2低たわみ部周方向延出部320aは、第2スリット部313を間に挟んで、第2周方向PD1を一周する、第2周方向延出部311を形成している。
なお、第2筒状部303は、第2係合用凸部315に加え、第2周方向延出部311(第2高たわみ部周方向延出部317a及び第2高たわみ部周方向延出部318a、並びに第2低たわみ部周方向延出部319a及び第2低たわみ部周方向延出部320a)と、一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317b及び一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318bと、一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319b及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bとを備えているので、第1筒体201及び第2筒体203は、収縮形態から伸長形態に伸長させる際に、第2係合部材227の第2筒状部303の第2周方向延出部311等が、第1筒体201と摺動し、第1筒体201及び第2筒体203を、収縮形態及び伸長形態の間の任意の位置で固定することができる。
第1実施形態では、第1アーム部5、具体的には、第1筒体201及び第2筒体203が、それらの収縮形態を保持する収縮時ロック機構を備えている。
具体的には、第2係合部材227は、第2ロック部として、第2筒状部303に連結されている、一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322をさらに備えている。嵌合用第2突起部321は、第2低たわみ部309を基点とし、第2筒状部軸線AL3と平行に延びている第2筒状部軸線方向延出部323と、第2筒状部軸線方向延出部323の先端を基点とし、第2筒状部軸線AL3から遠ざかる方向に延びる第2凸部325とを備えている。
一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322のそれぞれは、第1筒体中空部202に配置され、そして第1筒体201の第1内面245と摺動しないように構成されている。
同様に、嵌合用第2突起部322は、第2低たわみ部310を基点とし、第2筒状部軸線AL3と平行に延びている第2筒状部軸線方向延出部324と、第2筒状部軸線方向延出部324の先端を基点とし、外方、すなわち、第2筒状部軸線AL3から遠ざかる方向に延びる第2凸部326とを備えている。嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322が、それぞれ、第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310から延出することにより、第2低たわみ部309及び第2低たわみ部310の低たわみ性に起因して、嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322の位置がずれにくく、特に、第2筒状部軸線AL3に近づく又は遠ざかる方にずれにくく、収縮時ロック機能が確実に発揮されやすくなる。
一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322は、ロック部材225の、一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236と、収縮時ロック機構を構成する。具体的には、一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322と、一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236とは、第1筒体201及び第2筒体203を相対的に近づけることにより、それらの距離が近づいて、それらがロックし、そして第1筒体201及び第2筒体203を相対的に遠ざけることにより、それらの距離が遠ざかって、それらがアンロックする。その結果、第1筒体201及び第2筒体203が収縮時ロックする。
第1筒体201及び第2筒体203の収縮形態では、ロック部材225と、第2係合部材227とは、嵌合用第2突起部321を嵌合用第1窪み部235にはめ込み、そして嵌合用第2突起部322を、嵌合用第1窪み部236にはめ込むことにより、第1筒体201と、第2筒体203とをロックしている。
一方、第1筒体201及び第2筒体203を伸長形態にすると、すなわち、ロック部材225と、第2係合部材227の距離を遠ざけると、嵌合用第2突起部321が、嵌合用第1窪み部235から外れ、そして嵌合用第2突起部322が、嵌合用第1窪み部236から外れるので、第1筒体201と、第2筒体203とのロックが解除される。
第1実施形態では、第1アーム部5、具体的には、第1筒体201及び第2筒体203が、伸長形態を保持する伸長時ロック機構を備えている。
図7に示されるように、第1ブッシュ部材601は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に、一対の第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604を備えている。
第1ブッシュ部材第1係合部603は、第2筒状部303の第2筒状部第2係合部329と係合するように構成された第1ブッシュ部材係合用窪み605を備えており、第1ブッシュ部材第1係合部603の外方には、第1筒体201との間に形成された第1ブッシュ部材空隙部607が配置されている(図8を参照)。従って、第1ブッシュ部材第1係合部603は、外方にたわむことができるように構成されている。第1ブッシュ部材係合用窪み605は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第1ブッシュ部材係合用窪み605は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
同様に、第1ブッシュ部材第1係合部604は、第2筒状部303の第2筒状部第2係合部330と係合するように構成された第1ブッシュ部材係合用窪み606を備えており、第1ブッシュ部材第1係合部604の外方には、第1筒体201との間に形成された第1ブッシュ部材空隙部608が配置されている(図8を参照)。従って、第1ブッシュ部材第1係合部604は、外方にたわむことができるように構成されている。第1ブッシュ部材係合用窪み606は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第1ブッシュ部材係合用窪み606は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
また、第1ブッシュ部材601は、後述する、第1筒体201の、一対の第1先端部嵌合穴247及び第1先端部嵌合穴248(図8を参照)とそれぞれ嵌合し、第1筒体201に固定されるための、一対の第1ブッシュ部嵌合用突起609及び第1ブッシュ部嵌合用突起610を備えている。一対の第1ブッシュ部嵌合用突起609及び第1ブッシュ部嵌合用突起610は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。
図8に示されるように、第1ブッシュ部材601は、一対の第1ブッシュ部嵌合用突起609及び第1ブッシュ部嵌合用突起610が、それぞれ、一対の第1先端部嵌合穴247及び第1先端部嵌合穴248と嵌合することにより、第1筒体201に固定されている。
また、第1ブッシュ部材601は、第1筒体201の第1先端部211且つ第1筒体201の内方に配置されており、第1筒体201の第1内面245を構成している。
また、図8に示されるように、第1筒体201と、第2筒体203とが相対的に離れると、第2係合部材227の、一対の第2筒状部第2係合部329(係合用突起331)及び第2筒状部第2係合部330(係合用突起332)と、第1ブッシュ部材601の、一対の第1ブッシュ部材第1係合部603(第1ブッシュ部材係合用窪み605)及び第1ブッシュ部材第1係合部604(第1ブッシュ部材係合用窪み606)との距離が近づき、最終的には、係合用突起331と、第1ブッシュ部材係合用窪み605とが係合し、そして係合用突起332と、第1ブッシュ部材係合用窪み606とが係合する。それにより、第1筒体201及び第2筒体203が、伸長状態でロックされる。
また、第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604の外方には、それぞれ、第1筒体201との間に、第1ブッシュ部材空隙部607及び第1ブッシュ部材空隙部608が配置されているため、第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604が外方にたわむことができる。従って、伸長形態以外の形態において、第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604がたわみ続ける必要がないため、経時で、第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604のたわみ性が低下しにくく、ひいては伸長時ロック機構が経時で低下しにくい。
なお、第2筒状部第2係合部329の係合用突起331は、基端15(第1基端部209)側に配置された基端側壁部333と、先端13(第1先端部211)側に配置された先端側壁部335とを備えている。基端側壁部333及び先端側壁部335のそれぞれは、第1アーム部軸線AL1(第2筒状部軸線AL3)と交差する方向、具体的には略直交する方向に起立している。そうすることにより、係合している第2筒状部第2係合部329(係合用突起331)と、第1ブッシュ部材第1係合部603(第1ブッシュ部材係合用窪み605)とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、第2筒状部第2係合部330の係合用突起332は、係合用突起331と同様に、基端15(第1基端部209)側に配置された基端側壁部(図示せず)と、先端13(第1先端部211)側に配置された先端側壁部(図示せず)とを備えている。基端側壁部(図示せず)及び先端側壁部(図示せず)の作用は、それぞれ、基端側壁部333及び先端側壁部335と同様であるため、説明を省略する。
短径方向(Y軸方向)において、一対の第1ブッシュ部材第1係合部603及び第1ブッシュ部材第1係合部604間の距離D1(第1内面245間の距離)は、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330間の距離D2(第2筒状部外面304間の距離)よりも短い。そうすることにより、伸長形態における第1アーム部5において、係合している第1ブッシュ部材係合用窪み605及び係合用突起331と、係合している第1ブッシュ部材係合用窪み606及び係合用突起332とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、短径方向(Y軸方向)において、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330間の距離D2(第2筒状部外面304間の距離)は、第1ブッシュ部材601が存在しない領域における第1内面245間の距離D3よりも短い。そうすることにより、第1アーム部5が、伸長形態以外の形態(例えば、収縮形態)にある場合において、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330のそれぞれが、内方にたわむ必要がないか又は弱くたわむことになるため、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330のそれぞれのたわみ性が、経時で低下しにくくなる。
図9は、第3係合部材229を説明するための図である。具体的には、図9(a)は、第3係合部材229の正面図であり、図9(b)は、第3係合部材229の左側面図であり、そして図9(c)は、第3係合部材229の斜視図である。
図10は、第2ブッシュ部材621を説明するための図である。具体的には、図10(a)は、第2ブッシュ部材621の正面図であり、図10(b)は、第2ブッシュ部材621の左側面図であり、そして図10(c)は、第2ブッシュ部材621の斜視図である。
第3係合部材229は、第3基端部217において第3筒体205と連結している連結部としての第3連結部401と、第2筒体中空部204内に配置された筒状部としての第3筒状部403と、第3筒状部403の第3筒状部外面404に配置された、一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430とを備えている。
第3連結部401は、第3筒体205の内面断面形状(第3筒体中空部206の外面断面形状)に沿う外面断面形状を有し、第3筒体205の第3筒体中空部206に挿入され、そして第3筒体205に固定されている。
また、一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430は、それぞれ、外方に向かって突出している係合用突起431及び係合用突起432を備えている。一対の係合用突起431及び係合用突起432は、それぞれ、後述する第2ブッシュ部材621の、一対の第2ブッシュ部材係合用窪み625及び第2ブッシュ部材係合用窪み626とそれぞれ係合するように構成されている。
第3筒状部403は、第1アーム部軸線AL1に沿って、第3筒体205の第3基端部217から、第3筒体205と反対方向の外側に延出しており、第3筒体205の動きに合わせて、第2筒体203の内面と摺動可能なように構成されている。第3筒状部403は、第1アーム部5の収縮形態及び伸長形態の両方において、第2筒体203の内部(第2筒体中空部204)に配置される。
第3筒状部403は、第3筒状部403の軸線である第3筒状部軸線AL4と、第3筒状部軸線AL4の周方向である第3周方向PD2とを有する。なお、第3係合部材229が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第3筒状部軸線AL4は、第1アーム部軸線AL1と同一直線上に存在し、そして第3周方向PD2は、第1アーム部5の周方向PDと同一である。従って、第3係合部材229が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第3筒状部軸線AL4及び第3周方向PD2は、それぞれ、第1アーム部軸線AL1及び周方向PDと読み替えられる。
第3筒体205は、第3基端部217に、一対の第3筒体嵌合孔(図示せず)を備えている。第3連結部401は、第3筒体205の一対の第3筒体嵌合孔(図示せず)と嵌合する、一対の第3嵌合突起405及び第3嵌合突起406を備えている。第3係合部材229は、第3嵌合突起405及び第3嵌合突起406を、それぞれ、第3筒体205の第3筒体嵌合孔(図示せず)と嵌合させることにより、第3筒体205に固定されている。
第3筒体205の第3基端部217はまた、第3筒状部403の、第3連結部401との境界に配置された、第3係合用凸部415と隣接しており、第3筒状部403、ひいては第3係合部材229のがたつきが抑制される。
第3連結部401はまた、第1アーム部5、具体的には、第3筒体205及び第4筒体207が、それらの収縮形態を保持する収縮時ロック機構を作動するための、一対の嵌合用第3窪み部427及び嵌合用第3窪み部428を備えている。
第3筒状部403は、後述する第2ブッシュ部材621の、一対の第2ブッシュ部材係合用窪み625及び第2ブッシュ部材係合用窪み626とそれぞれ係合する、一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430を備えている。一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。
第3筒状部403は、一対の第3高たわみ部407及び第3高たわみ部408と、一対の第3低たわみ部409及び第3低たわみ部410とを備えている。一対の第3高たわみ部407及び第3高たわみ部408は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されており、そして一対の第3低たわみ部409及び第3低たわみ部410は、たわみ方向FDの両端部に配置されている。
第3筒状部403は、第3連結部401との境界に、第3係合用凸部415を備えている。第3係合用凸部415は、第3筒状部403の第3周方向PD2に沿って配置されており、第3筒状部軸線AL4の外方に突出している。一対の第3高たわみ部407及び第3高たわみ部408のそれぞれと、一対の第3低たわみ部409及び第3低たわみ部410のそれぞれとの間には、第3スリット部413が配置されている。
第3高たわみ部407と、第3高たわみ部408とは、それぞれ、第3高たわみ部周方向延出部417a及び一対の第3高たわみ部軸線方向延出部417bと、第3高たわみ部周方向延出部418a及び一対の第3高たわみ部軸線方向延出部418bとを備えている。第3高たわみ部周方向延出部417a及び第3高たわみ部周方向延出部418aのそれぞれは、第3周方向PD2に延在し且つ第2内面257と摺動するように構成されている。一対の第3高たわみ部軸線方向延出部417b及び一対の第3高たわみ部軸線方向延出部418bのそれぞれは、第3筒状部軸線AL4の方向に延在し且つ第2内面257と摺動するように構成されている。第3高たわみ部周方向延出部417a及び一対の第3高たわみ部軸線方向延出部417bと、第3高たわみ部周方向延出部418a及び一対の第3高たわみ部軸線方向延出部418bとは、第3筒状部軸線AL4の外方に突出している。一対の第3高たわみ部軸線方向延出部417bは、第3高たわみ部407の、第3周方向PD2の両端部に配置されており、そして一対の第3高たわみ部軸線方向延出部418bは、第3高たわみ部408の、第3周方向PD2の両端部に配置されている。
第3低たわみ部409と、第3低たわみ部410とは、それぞれ、第3低たわみ部周方向延出部419a及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部419bと、第3低たわみ部周方向延出部420a及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部420bとを備えている。第3低たわみ部周方向延出部419a及び第3低たわみ部周方向延出部420aのそれぞれは、第3周方向PD2に延在し且つ第2内面257と摺動するように構成されている。一対の第3低たわみ部軸線方向延出部419b及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部420bのそれぞれは、第3筒状部軸線AL4の方向に延在し且つ第2内面257と摺動するように構成されている。第3低たわみ部周方向延出部419a及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部419bと、第3低たわみ部周方向延出部420a及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部420bとは、第3筒状部軸線AL4の外方に突出している。一対の第3低たわみ部軸線方向延出部419bは、第3周方向PD2に、所定の距離を空けて配置されており、そして一対の第3低たわみ部軸線方向延出部420bは、第3周方向PD2に、所定の距離を空けて配置されている。
なお、第3高たわみ部周方向延出部417a及び第3高たわみ部周方向延出部418a、並びに第3低たわみ部周方向延出部419a及び第3低たわみ部周方向延出部420aは、第3スリット部413を間に挟んで、第3周方向PD2を一周する、第3周方向延出部411を形成している。
第3周方向延出部411、第3高たわみ部周方向延出部417a、一対の第3高たわみ部軸線方向延出部417b、第3高たわみ部周方向延出部418a、一対の第3高たわみ部軸線方向延出部418b、第3低たわみ部周方向延出部419a、一対の第3低たわみ部軸線方向延出部419b、第3低たわみ部周方向延出部420a、及び一対の第3低たわみ部軸線方向延出部420bの機能は、それぞれ、第2周方向延出部311、第2高たわみ部周方向延出部317a、一対の第2高たわみ部軸線方向延出部317b、第2高たわみ部周方向延出部318a、一対の第2高たわみ部軸線方向延出部318b、第2低たわみ部周方向延出部319a、一対の第2低たわみ部軸線方向延出部319b、第2低たわみ部周方向延出部320a、及び一対の第2低たわみ部軸線方向延出部320bと同様であるので、説明は省略する。
第1実施形態では、第1アーム部5、具体的には、第2筒体203及び第3筒体205が、それらの収縮形態を保持する収縮時ロック機構を備えている。
具体的には、第3係合部材229は、第2ロック部として、第3筒状部403に連結されている、一対の嵌合用第3突起部421及び嵌合用第3突起部422をさらに備えている。嵌合用第3突起部421は、第3低たわみ部409を基点とし、第3筒状部軸線AL4と平行に延びている第3筒状部軸線方向延出部423と、第3筒状部軸線方向延出部423の先端を基点とし、第3筒状部軸線AL4の外方に突出している第3凸部425とを備えている。
同様に、嵌合用第3突起部422は、第3低たわみ部410を基点とし、第3筒状部軸線AL4と平行に延びている第3筒状部軸線方向延出部424と、第3筒状部軸線方向延出部424の先端を基点とし、第3筒状部軸線AL4の外方に突出している第3凸部426とを備えている。
一対の嵌合用第3突起部421及び嵌合用第3突起部422は、第2係合部材227の第2連結部301の、一対の嵌合用第2窪み部327及び嵌合用第2窪み部328と、収縮時ロック機構を構成する。具体的には、一対の嵌合用第3突起部421及び嵌合用第3突起部422と、一対の嵌合用第2窪み部327及び嵌合用第2窪み部328とは、第2筒体203及び第3筒体205を相対的に近づけることにより、それらの距離が近づいて、それらがロックし、そして第2筒体203及び第3筒体205を相対的に遠ざけることにより、それらの距離が遠ざかって、それらがアンロックする。その結果、第2筒体203及び第3筒体205が収縮時ロックする。
第3係合部材229の構造は、第2係合部材227と同様であり、その作用効果も同様であることから、それらの説明は省略する。
第1実施形態では、第1アーム部5、具体的には、第2筒体203及び第3筒体205は、伸長形態を保持する伸長時ロック機構を備えている。
図10に示されるように、第2ブッシュ部材621は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に、一対の第2ブッシュ部材第1係合部623及び第2ブッシュ部材第1係合部624を備えている。
第2ブッシュ部材第1係合部623は、第3筒状部403の第3筒状部第2係合部429と係合するように構成された第2ブッシュ部材係合用窪み625を備えており、第2ブッシュ部材第1係合部623の外方には、第2筒体203との間に形成される第2ブッシュ部材空隙部627が配置されている。従って、第2ブッシュ部材第1係合部623は、外方にたわむことができるように構成されている。第2ブッシュ部材係合用窪み625は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第2ブッシュ部材係合用窪み625は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
同様に、第2ブッシュ部材第1係合部624は、第3筒状部403の第3筒状部第2係合部430と係合するように構成された第2ブッシュ部材係合用窪み626を備えており、第2ブッシュ部材第1係合部624の外方には、第2筒体203との間に形成される第2ブッシュ部材空隙部628が配置されている。従って、第2ブッシュ部材第1係合部624は、外方にたわむことができるように構成されている。第2ブッシュ部材係合用窪み626は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第2ブッシュ部材係合用窪み626は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
第1ブッシュ部材601と同様に、第2ブッシュ部材621は、一対の第2ブッシュ部嵌合用突起629及び第2ブッシュ部嵌合用突起630を備えており、一対の第2ブッシュ部嵌合用突起629及び第2ブッシュ部嵌合用突起630が、それぞれ、第2筒体203の第2基端部213に配置された、一対の第2先端部嵌合穴(図示せず)と嵌合することにより、第2筒体203に固定されている。一対の第2ブッシュ部嵌合用突起629及び第2ブッシュ部嵌合用突起630は、たわみ方向FDの両端部に配置されている。
また、第2ブッシュ部材621は、第2筒体203の第2先端部215且つ第2筒体203の内方に配置され、第2筒体203の第2内面257を構成する。
第2筒体203と、第3筒体205とが相対的に離れると、第3係合部材229の一対の第3筒状部第2係合部429(係合用突起431)及び第3筒状部第2係合部430(係合用突起432)と、第2ブッシュ部材621の、一対の第2ブッシュ部材第1係合部623(第2ブッシュ部材係合用窪み625)及び第2ブッシュ部材第1係合部624(第2ブッシュ部材係合用窪み626)との距離が近づき、最終的には、係合用突起431と、第2ブッシュ部材係合用窪み625とが係合し、そして係合用突起432と、第2ブッシュ部材係合用窪み626とが係合する。それにより、第2筒体203及び第3筒体205が、伸長状態でロックされる。
なお、第3筒状部第2係合部429の係合用突起431は、基端15(第2基端部213)側に配置された基端側壁部433と、先端13(第2先端部215)側に配置された先端側壁部435とを備えている。基端側壁部433及び先端側壁部435のそれぞれは、第1アーム部軸線AL1(第3筒状部軸線AL4)と交差する方向、具体的には略直交する方向に起立している。そうすることにより、係合している第3筒状部第2係合部429(係合用突起431)と、第2ブッシュ部材第1係合部623(第2ブッシュ部材係合用窪み625)とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、第3筒状部第2係合部430の係合用突起432は、係合用突起431と同様に、基端15(第2基端部213)側に配置された基端側壁部(図示せず)と、先端13(第2先端部215)側に配置された先端側壁部(図示せず)とを備えている。基端側壁部(図示せず)及び先端側壁部(図示せず)の作用は、それぞれ、基端側壁部433及び先端側壁部435と同様であるため、説明を省略する。
短径方向(Y軸方向)において、一対の第2ブッシュ部材第1係合部623及び第2ブッシュ部材第1係合部624間の距離、具体的には、第2ブッシュ部材係合用窪み625と、第2ブッシュ部材係合用窪み626との間の距離D4(第2内面257間の距離)は、一対の第3筒状部第2係合部429及び第3筒状部第2係合部430間の距離、具体的には、係合用突起431と、係合用突起432との間の距離D5(第3筒状部外面404間の距離)よりも短い。そうすることにより、伸長形態における第1アーム部5において、係合している第2ブッシュ部材係合用窪み625及び係合用突起431と、係合している第2ブッシュ部材係合用窪み626及び係合用突起432とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、短径方向(Y軸方向)において、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330間の距離、具体的には、係合用突起331と、係合用突起332との間の距離D2(第2筒状部外面304間の距離)は、第1ブッシュ部材601が存在しない領域における第1内面245間の距離D3よりも短い。そうすることにより、第1アーム部5が、伸長形態以外の形態(例えば、収縮形態)にある場合において、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330のそれぞれが、内方にたわみ続ける必要がないため、一対の第2筒状部第2係合部329及び第2筒状部第2係合部330のそれぞれのたわみ性が、経時で低下しにくくなる。
図11は、第4係合部材231を説明するための図である。具体的には、図11(a)は、第4係合部材231の正面図であり、図11(b)は、第4係合部材231の左側面図であり、そして図11(c)は、第4係合部材231の斜視図である。
図12は、第3ブッシュ部材641を説明するための図である。具体的には、図12(a)は、第3ブッシュ部材641の正面図であり、図12(b)は、第3ブッシュ部材641の左側面図であり、そして図12(c)は、第3ブッシュ部材641の斜視図である。
第4係合部材231は、第4基端部221において第4筒体207と連結している連結部である第4連結部501と、第3筒体中空部206内に配置された筒状部としての第4筒状部503と、第4筒状部503の第4筒状部外面504に配置された、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530とを備えている。
第4連結部501は、第4筒体207の内面断面形状(第4筒体中空部208の外面断面形状)に沿う外面断面形状を有し、第4筒体207の第4筒体中空部208に挿入され、そして第4筒体207に固定されている。
また、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530は、それぞれ、外方に向かって突出している係合用突起531及び係合用突起532を備えている。一対の係合用突起531及び係合用突起532は、それぞれ、後述する第3ブッシュ部材641の、一対の第3ブッシュ部材係合用窪み645及び第3ブッシュ部材係合用窪み646とそれぞれ係合するように構成されている。
第4筒状部503は、第4筒状部503の軸線である第4筒状部軸線AL5と、第4筒状部軸線AL5の周方向である第4周方向PD3とを備えている。なお、第4係合部材231が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第4筒状部軸線AL5は、第1アーム部軸線AL1と同一直線上に存在し、第4周方向PD3は、第1アーム部5の周方向PDと同一である。従って、第4係合部材231が、第1アーム部5に組み込まれた状態では、第4筒状部軸線AL5及び第4周方向PD3は、それぞれ、第1アーム部軸線AL1及び周方向PDと読み替えられる。
第4連結部501は、一対の第4嵌合突起505及び第4嵌合突起506を備えている。第4連結部501は、嵌合用第3窪み部427及び嵌合用第3窪み部428に相当する構造を有しない以外は、第3連結部401と同様の構造を有するため、説明を省略する。
第4筒状部503は、後述する第3ブッシュ部材641の、一対の第3ブッシュ部材係合用窪み645及び第3ブッシュ部材係合用窪み646とそれぞれ係合する、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530を備えている。一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に配置されている。
また、第4筒状部503は、一対の第4高たわみ部507及び第4高たわみ部508、一対の第4低たわみ部509及び第4低たわみ部510、第4周方向延出部511、第4スリット部513、第4係合用凸部515、第4高たわみ部周方向延出部517、第4高たわみ部周方向延出部518、第4低たわみ部周方向延出部519a、第4低たわみ部軸線方向延出部519b、第4低たわみ部周方向延出部520a、第4低たわみ部軸線方向延出部520b、嵌合用第4突起部521、嵌合用第4突起部522、第4筒状部軸線方向延出部523、第4筒状部軸線方向延出部524、第4凸部525、及び第4凸部526を備えている。
第1実施形態では、第1アーム部5、具体的には、第3筒体205及び第4筒体207は、伸長形態を保持する伸長時ロック機構を備えている。
図12に示されるように、第3ブッシュ部材641は、たわみ方向FDの両側部(たわみ方向FDと直交する方向の両端部)に、一対の第3ブッシュ部材第1係合部643及び第3ブッシュ部材第1係合部644を備えている。
第3ブッシュ部材第1係合部643は、第4筒状部503の第4筒状部第2係合部529と係合するように構成された第3ブッシュ部材係合用窪み645を備えており、第3ブッシュ部材第1係合部643の外方には、第3筒体205との間に形成される第3ブッシュ部材空隙部647が配置されている。従って、第3ブッシュ部材第1係合部643は、外方にたわむことができるように構成されている。第3ブッシュ部材係合用窪み645は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第3ブッシュ部材係合用窪み645は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
同様に、第3ブッシュ部材第1係合部644は、第4筒状部503の第4筒状部第2係合部530と係合するように構成された第3ブッシュ部材係合用窪み646を備えており、第3ブッシュ部材第1係合部644の外方には、第3筒体205との間に形成される第3ブッシュ部材空隙部648が配置されている。従って、第3ブッシュ部材第1係合部644は、外方にたわむことができるように構成されている。第3ブッシュ部材係合用窪み646は、外方に向かって窪んでいる。具体的には、第3ブッシュ部材係合用窪み646は、外方に向かって貫通している貫通孔である。
第1ブッシュ部材601と同様に、第3ブッシュ部材641は、一対の第3ブッシュ部嵌合用突起649及び第3ブッシュ部嵌合用突起650を備えており、一対の第3ブッシュ部嵌合用突起649及び第3ブッシュ部嵌合用突起650が、それぞれ、第3筒体205の第3基端部217に配置された、一対の第3先端部嵌合穴(図示せず)と嵌合することにより、第3筒体205に固定されている。一対の第3ブッシュ部嵌合用突起649及び第3ブッシュ部嵌合用突起650は、たわみ方向FDの両端部に配置されている。
また、第3ブッシュ部材641は、第3筒体205の第3先端部219且つ第3筒体205の内方に配置され、第3筒体205の第3内面269を構成する。
第3筒体205と、第4筒体207とが相対的に離れると、第4係合部材231の一対の第4筒状部第2係合部529(係合用突起531)及び第4筒状部第2係合部530(係合用突起532)と、第3ブッシュ部材641の、一対の第3ブッシュ部材第1係合部643(第3ブッシュ部材係合用窪み645)及び第3ブッシュ部材第1係合部644(第3ブッシュ部材係合用窪み646)との距離が近づき、最終的には、係合用突起531と、第3ブッシュ部材係合用窪み645とが係合し、そして係合用突起532と、第3ブッシュ部材係合用窪み646とが係合する。それにより、第3筒体205及び第4筒体207が、伸長状態でロックされる。
なお、第4筒状部第2係合部529の係合用突起531は、基端15(第3基端部217)側に配置された基端側壁部533と、先端13(第3先端部219)側に配置された先端側壁部535とを備えている。基端側壁部533及び先端側壁部535のそれぞれは、第1アーム部軸線AL1(第4筒状部軸線AL5)と交差する方向、具体的には略直交する方向に起立している。そうすることにより、係合している第4筒状部第2係合部529(係合用突起531)と、第3ブッシュ部材第1係合部643(第3ブッシュ部材係合用窪み645)とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、第4筒状部第2係合部530の係合用突起532は、係合用突起531と同様に、基端15(第3基端部217)側に配置された基端側壁部(図示せず)と、先端13(第3先端部219)側に配置された先端側壁部(図示せず)とを備えている。基端側壁部(図示せず)及び先端側壁部(図示せず)の作用は、それぞれ、基端側壁部533及び先端側壁部535と同様であるため、説明を省略する。
短径方向(Y軸方向)において、一対の第3ブッシュ部材第1係合部643及び第3ブッシュ部材第1係合部644間の距離D5(第3内面269間の距離)は、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530間の距離(図示せず,第4筒状部外面504間の距離)よりも短い。そうすることにより、伸長形態における第1アーム部5において、係合している第3ブッシュ部材係合用窪み645及び係合用突起531と、係合している第3ブッシュ部材係合用窪み646及び係合用突起532とが、第1アーム部5に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
また、短径方向(Y軸方向)において、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530間の距離(図示せず,第4筒状部外面504間の距離)は、第3ブッシュ部材641が存在しない領域における第3内面269間の距離(図示せず)よりも短い。そうすることにより、第1アーム部5が、伸長形態以外の形態(例えば、収縮形態)にある場合において、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530のそれぞれが、内方にたわむ必要がないか又は弱くたわむことになるため、一対の第4筒状部第2係合部529及び第4筒状部第2係合部530のそれぞれのたわみ性が、経時で低下しにくくなる。
上述のように、第2係合部材227、第3係合部材229及び第4係合部材231のそれぞれが、(i)収縮時ロック機構、(ii)摺動機構、及び(iii)伸長時ロック機構を備えているため、第1アーム部5は、その全体として、(i)収縮時ロック機能、(ii)摺動機能及び(iii)伸長時ロック機能を有している。従って、第1アーム部5は、収縮形態から伸長形態の任意の長さで固定されうる。
第1実施形態では、第1アーム部5は、4本の筒体を備えていたが、本開示のアーム部は、少なくとも2本の筒体(第1筒体及び第2筒体)を備え、第2筒体が第1筒体に収納されることにより、アーム部が伸縮可能であれば、筒体の合計本数は、特に制限されない。
文字式を用いると、本開示のアーム部は、伸縮可能なn本(nは、2以上の整数である)の筒体を備えることができる。n本の筒体のうち、最も外側のものから順番に、第1筒体,第2筒体,・・・,と称する。なお、nの上限は、清掃具用のアーム部としての観点から、好ましくは6、より好ましくは5、そしてさらに好ましくは4である。
n本の筒体の内、k番目の筒体を、「第k筒体」と称する。また、第k筒体の基端部を「第k基端部」と称し、第k基端部に配置された係合部材を「第k係合部材」と称し、第k係合部材の筒状部を、「第k筒状部」と称する。
本開示のアーム部が2本(n=2)の筒体を備えている場合には、1番目(k=1)の筒体である第1筒体が、第1基端部において、第1ロック部を備えるロック部材を備え、2番目(k=2)の筒体である第2筒体が、第2基端部における第2係合部材に、第2ロック部を備え、第1ロック部及び第2ロック部をロックさせることにより、収縮時ロック機能を発揮することが好ましい。
本開示のアーム部が3本以上(3≦n)の筒体を備えている場合には、k番目の筒体である第k筒体の第k基端部に配置された第k係合部材と、(k+1)番目の筒体である第(k+1)筒体の第(k+1)基端部に配置された第(k+1)係合部材とが、お互いにロック可能な、一対のロック部を備えていることが好ましい(kは、1以上且つ(n−1)以下の整数である)。アーム部全体として、収縮時ロック機能を発揮することができるからである。
なお、第k係合部材は、第(k−1)係合部材(又は第1ロック部)とロックするロック部と、第(k+1)係合部材とロックするロック部との両方を備えることができる。
第1実施形態では、第1ロック部として、一対の嵌合用第1窪み部235及び嵌合用第1窪み部236が示され、そして第2ロック部として、一対の嵌合用第2突起部321及び嵌合用第2突起部322が示されているが、本開示のアーム部では、第1ロック部及び第2ロック部の構造は、第1ロック部と、第2ロック部とが、それらの距離を近づけることによりロックし、それらの距離を遠ざけることによりアンロックする収縮時ロック機構を備えるものであれば特に制限されず、当技術分野で公知の構造が採用されうる。上述の一対のロック部も同様である。
本開示のアーム部では、第1ロック部及び第2ロック部の一方が嵌合用突起部であり、他方が嵌合用窪み部であることが好ましい。また、上記嵌合用突起部と、嵌合用窪み部とは、それらの距離を近づけることによりロックし且つそれらの距離を遠ざけることによりアンロックするように構成されていることが好ましい。アーム部を収縮させることのみで収縮時ロック機構が作動し、そしてアーム部を伸長させることのみで収縮時ロック機構が解除しやすくなり、ひいてはアーム部の収縮形態を簡易に固定及び解除する観点からである。上述の一対のロック部においても、一方が嵌合用突起部であり、他方が嵌合用窪み部であることが好ましい。
第2ロック部が嵌合用突起部であり、嵌合用突起部の基点が低たわみ部であることが好ましい。低たわみ部の低たわみ性に起因して、嵌合用突起部の位置がずれにくく、特に、筒状部軸線に近づく方向又は遠ざかる方向にずれにくく、収縮時ロック機能が確実に発揮しやすくなる観点からである。
上記嵌合用突起部が、一対の嵌合用突起部であって、それぞれが、アーム部の軸線の方向に延びている延出部と、延出部の先端から外方に突出している凸部とを備え、そして嵌合用窪み部が、一対の嵌合用窪み部であって、それぞれが、外方に窪んでいる凹部を備えているものであることが好ましい。また、凸部と、凹部とは、それらの距離を近づけることによりロックし且つそれらの距離を遠ざけることによりアンロックするように構成されていることが好ましい。アーム部の収縮形態を簡易に固定及び解除する観点からである。
本開示のアーム部は、摺動機構をさらに備えていてもよい。そうすることにより、本開示のアーム部を、任意の長さで固定することができる。上記摺動機構としては、当技術分野で公知の機構が採用されうる。
上記文字式を用いると、本開示のアーム部が、2本(n=2)の筒体を備えている場合には、第2筒体(k=2)に連結している第2係合部材は、2番目(k=2)の筒体である第2筒体と連結し、1番目(k=1)の筒体である第1筒体の内面に沿って摺動するように構成され、第1筒体と、第2筒体とに摺動機能を付与することが好ましい。
本開示のアーム部が、3本以上(3≦n)の筒体を備えている場合には、第(k+1)筒体が、第k筒体の内面に沿って摺動する第(k+1)係合部材を備えていることが好ましい(kは、1以上且つ(n−1)以下の整数である)。アーム部全体として、摺動機能を発揮することができるからである。
本開示のアーム部では、第(k+1)係合部材が、第k筒体の内面に沿う第(k+1)筒状部であって、第(k+1)筒状部軸線と第(k+1)周方向とを有するものを備えることが好ましく、第(k+1)筒状部は、内方にたわみやすい、一対の第(k+1)高たわみ部と、一対の第(k+1)高たわみ部よりも内方にたわみにくい一対の第(k+1)低たわみ部とを備えていることが好ましい。
第(k+1)筒状部は、一対の第(k+1)高たわみ部のそれぞれと、一対の第(k+1)低たわみ部のそれぞれとの間に、計4本の、所定の幅を有する第(k+1)スリット部を備えていることが好ましい。一対の第(k+1)高たわみ部のそれぞれと、一対の第(k+1)低たわみ部のそれぞれとが、独立して、それらの機能を発揮しやすくなるからである。また、筒状部が、アーム部の軸線と直交する方向の断面の形状を変化させやすくなるからである。
なお、本開示の別の実施形態では、第(k+1)筒状部は、一対の第(k+1)高たわみ部のそれぞれと、一対の第(k+1)低たわみ部のそれぞれとの間に、計4本の第(k+1)スリット部の代わりに、第(k+1)筒状部を構成する素材の厚さの薄い部分、ゴム等を備えていてもよい。
また、第(k+1)筒体は、製造の観点から、その外面断面形状及び/又は内面断面形状が、第(k+1)筒体軸線方向に沿って変化する場合がある、例えば、第1筒体では、第1基端部から第1先端部にかけてその内面断面形状が徐々に小さくなる(テーパーを有する)場合がある。第(k+1)係合部材の第(k+1)筒状部が第(k+1)スリット部を備えることにより、第(k+1)筒状部が、第(k+1)筒状部軸線と直交する方向の断面形状を変化させることができるので、第(k+1)筒体がテーパーを有する場合であっても、第(k+1)係合部材が摺動機能を発揮することができる。
また、第(k+1)スリット部が延びる方向は、特に制限されないが、第(k+1)筒状部が、第(k+1)筒状部軸線と直交する方向の断面形状を変化させる観点からは、第(k+1)筒状部軸線の方向に延びることが好ましい。
一対の第(k+1)高たわみ部は、清掃体取付部のたわみ方向の両側部(たわみ方向と直交する方向の両端部)に配置されることが好ましく、そして一対の第(k+1)低たわみ部は、清掃体取付部のたわみ方向の両端部に配置されることが好ましい。
第(k+1)筒体の、アーム部軸線の方向と直交する方向の断面形状(内面断面形状、外面断面形状)は任意であり、例えば、円形、長径及び短径を有する楕円形等が挙げられる。
第(k+1)筒体の上記断面形状が楕円形である場合には、第(k+1)高たわみ部が、第(k+1)筒体の短径の方向の両端に配置されており、第(k+1)低たわみ部が、第(k+1)筒体の長径の方向の両端に配置されていることが好ましい。第(k+1)筒体が、第k筒体に対して、がたつきにくくなり、そして第k周方向に回転しにくくなるからである。また、第(k+1)高たわみ部が、第(k+1)低たわみ部よりも第(k+1)筒体の内面と平面に近い状況で接することができるので、第(k+1)高たわみ部が、摺動機能をより発揮しやすくなるからである。
一対の第(k+1)低たわみ部のそれぞれは、第(k+1)周方向に延在し且つ第(k+1)筒体の内面と摺動するように構成された第(k+1)低たわみ部周方向延出部と、第(k+1)筒体軸線の方向に延在し且つ第(k+1)筒体の内面と摺動するように構成された第(k+1)低たわみ部軸線方向延出部との一方を備えていることが好ましく、そして両方を備えていることがより好ましい。一対の第(k+1)低たわみ部、ひいては係合部材が、摺動機能をより発揮することができるからである。
一対の第(k+1)高たわみ部のそれぞれは、第(k+1)周方向に延在し且つ第k筒体の内面と摺動するように構成された第(k+1)高たわみ部周方向延出部と、第(k+1)筒体軸線の方向に延在し且つ第k筒体の内面と摺動するように構成された第(k+1)高たわみ部軸線方向延出部との一方を備えていることが好ましく、そして両方を備えていることがより好ましい。一対の第(k+1)高たわみ部、ひいては係合部材が、摺動機能をより発揮することができるからである。
本開示のアーム部は、伸長形態を保持する伸長時ロック機構を備える。清掃具を伸長状態で使用している場合に、清掃具の清掃体が壁等にぶつかって、意図せず、アーム部が収縮することを抑制することができる。
本開示のアーム部において、第1筒体が備えている第1係合部は、外方にたわむことができるように構成されたものであれば、特に制限されず、例えば、第1筒体そのものが、第1係合部を備えていてもよく、例えば、第1筒体そのものが、第1係合部、例えば、外方に向かって窪んでいる係合用窪み又は外方に向かって突出している係合用突起を備えていてもよい。
また、本開示のアーム部では、第1筒体が、第1先端部且つ第1筒体の内方に、第1筒体の内面を構成するブッシュ部材をさらに備えており、そしてブッシュ部材が、第1係合部と、第1係合部の外方に配置されている空隙部とを備えていてもよい。そうすることにより、第1係合部がアーム部の外面に露出しなくなり、使用者がアーム部を把持する際に異物感を覚えにくく、そしてアーム部が美観に優れる。
また、本開示のアーム部では、第1筒体が、第1先端部且つ第1筒体の外方にブッシュ部材をさらに備えており、第1筒体そのものが、第1係合部を備えていてもよい。
本開示のアーム部では、係合部材は、連結部と、筒状部と、第2係合部とを備えるものであれば、特に制限されない。
本開示のアーム部では、第1筒体が備える第1係合部と、第2筒体の係合部材が備える第2係合部とは、第1係合部が外方にたわむことによってお互いに係合しうるものであれば、特に制限されない。第1係合部及び第2係合部の組み合わせとしては、例えば、外方に向かって窪んでいる係合用窪み及び外方に向かって突出している係合用突起の組み合わせ、内方に向かって突出している係合用突起及び内方に向かって窪んでいる係合用窪みの組み合わせ等が挙げられる。なお、上記係合用窪み部は、底部を有するもの、すなわち、凹部であってもよく、そして底部を有しないもの、すなわち、貫通孔であってもよい。
また、第2筒体の係合部材が備える第2係合部は、内方にたわむことができることが好ましい。例えば、第2係合部が係合用突起である場合に、第1筒体の内面を傷つけにくくなるからである。
本開示のアーム部では、第1筒体が備える第1係合部と、第2筒体の係合部材が備える第2係合部とは、それぞれ、外方に向かって窪んでいる係合用窪み部と、外方に向かって突出している係合用突起とであることが好ましい。そうすることにより、第2筒体の外面に、第1係合部に起因する接触跡がつきにくくなる。
本開示のアーム部が上述の係合用突起を備える実施形態では、上記係合用突起が、基端側側に配置された基端側壁部を備えることが好ましい。また、本開示のアーム部が上述の係合用突起を備える実施形態では、上記係合用突起が、先端側に配置された先端側壁部を備えていることが好ましい。そうすることにより、係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
上記基端側壁部の、アーム部の軸線に対する角度である基端側壁部傾斜角(係合用突起が構成する傾斜角)は、好ましくは30°以上、より好ましくは45°以上、さらに好ましくは60°以上、そしてさらにいっそう好ましくは70°以上である。また、上記基端側壁部傾斜角は、90°(アーム部の軸線に対して垂直)以下であることが好ましい。清掃具を収納形態(収縮形態)から清掃形態(伸長形態)に変形する際に、第1係合部及び第2係合部をスムーズに係合させることができるとともに、係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくする観点からである。
上記先端側壁部の、アーム部の軸線に対する角度である先端側壁部傾斜角(係合用突起が構成する傾斜角)は、好ましくは30°以上、より好ましくは45°以上、さらに好ましくは60°以上、そしてさらにいっそう好ましくは70°以上である。また、上記先端側壁部傾斜角は、90°(アーム部の軸線に対して垂直)以下であることが好ましい。係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくしつつ、アーム部を備える清掃具の使用を終え、清掃具を収納形態に変形する際に、係合している第1係合部及び第2係合部を係脱させやすくする観点からである。
本開示のアーム部では、第1筒体が、たわみ方向に延びる長径と、たわみ方向と交差する方向に延びる短径とを有する、内面の断面形状を有することが好ましく、そして第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、上記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部であることが好ましい。そうすることにより、アーム部が、清掃体取付部のたわみ方向にたわんだ場合であっても、伸長時ロック機能を発揮しやすくなる。
上記短径の方向において、一対の第1係合部の間の距離が、一対の第2係合部の間の距離よりも短いことが好ましい。そうすることにより、係合している第1係合部及び第2係合部が、アーム部に不意に加わった力等によって係脱しにくくなる。
上記一対の第1係合部の間の距離は、一対の第1係合部により構成される、第1筒体の内面間の距離であることが好ましい。また、上記一対の第2係合部の間の距離は、一対の第2係合部が配置されている係合部材の筒状部の外面間の距離であることが好ましい。本開示の効果の観点からである。
さらに、一対の第1係合部の間の距離と、一対の第2係合部の間の距離とは、係合用突起を除いたものであることが好ましい。本開示の効果の観点からである。
また、上記短径の方向において、一対の第2係合部の間の距離が、第1筒体の向かい合う内面の間の距離よりも短いことが好ましい。そうすることにより、上記アーム部が、伸長形態以外の形態、例えば、収縮形態にある場合に、一対の第2係合部のそれぞれが、内方にたわむ必要がないか又は弱くたわむことになるため、一対の第2係合部のそれぞれのたわみ性が、経時で低下しにくくなる。
上記一対の第2係合部が、係合用突起を備える場合には、一対の第2係合部の間の距離は、係合用突起を除いたものであることができ、そして係合用突起を含むものであることが好ましい。一対の第2係合部の間の距離が、係合用突起を除いたものである場合には、収縮形態における清掃具において、一対の第2係合部のそれぞれが、内方にたわむ必要がないか又は弱くたわむことになり、そして一対の第2係合部の間の距離が、係合用突起を含む場合には、収縮形態における清掃具において、一対の第2係合部のそれぞれが、内方にたわむ必要がない。
また、第1筒体がブッシュ部材を備える場合には、第1筒体の向かい合う内面の間の距離は、ブッシュ部材以外の領域における、第1筒体の向かい合う内面の間の距離であることが好ましい。本開示の効果の観点からである。
本開示のアーム部では、ロック部材の素材は、例えば、プラスチック、例えば、ポリアセタール系樹脂、ナイロン系樹脂等であることができ、プラスチックであることが好ましい。アーム部を摩耗させにくい観点からである。
本開示の清掃具では、アーム部の素材は、例えば、金属、プラスチック、例えば、ポリアセタール系樹脂、ABS系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂)、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタラート系樹脂、ポリブチレンテレフタラート系樹脂)、アクリル系樹脂(例えば、ポリメチルメタクリラート系樹脂、ポリスチレン系樹脂)、並びにそれらの任意の組み合わせであることができる。
アーム部の素材と、ロック部材の素材とは、同一であっても、そして異なっていてもよい。
第1実施形態では、清掃具1は、把持部3を有する第1アーム部5と、第2アーム部9と、回転部7と、清掃体取付部11とを備えているが、本開示のアーム部は、任意の構造を有する清掃具に用いられる。
例えば、本開示のアーム部は、本開示のアーム部と、清掃体取付部とからなる清掃具に用いられうる。また、本開示のアーム部は、アーム部と、清掃体取付具とが、回転部を間に挟んで連結されている清掃具に用いられうる。
本開示のアーム部が、本開示のアーム部と、回転部と、第2アーム部と、清掃体取付具とが、その順番で連結されている清掃具に用いられる場合には、第2アーム部は、伸縮不可能であっても、伸縮可能で有ってもよい。第2アーム部が伸縮可能である場合には、第2アーム部の軸線方向に伸縮可能であることが好ましい。第2アーム部の構造は、第1実施形態に示されるものに限定されず、公知の伸縮構造を採用可能である。
本開示のアーム部が、本開示のアーム部と、回転部と、所望による第2アーム部と、清掃体取付具とが、その順番で連結されている清掃具に用いられる場合には、上記回転部は、第1実施形態に示されるものに限定されず、公知の回転部構造、例えば、特許文献1、特開2004−49619号、特開2009−17958号、特開2009−34338号等に記載の構造を採用可能である。
上記清掃体取付部は、特に制限されず、公知の構造、例えば、上述の公報に記載される構造を有することができる。
上記清掃体は、使い捨てのもの、洗浄等を経て繰り返し使用するのもの等、任意の公知の清掃体であることができる。
1 清掃具
3 把持部
5 第1アーム部
7 回転部
9 第2アーム部
11 清掃体取付部
13 先端
15 基端
101 清掃体
225 ロック部材
227 第2係合部材
229 第3係合部材
231 第4係合部材
329,330 第2筒状部第2係合部
331,332 係合用突起
333 基端側壁部
335 先端側壁部
429,430 第3筒状部第2係合部
431,432 係合用突起
433 基端側壁部
435 先端側壁部
529,530 第4筒状部第2係合部
531,532 係合用突起
533 基端側壁部
535 先端側壁部
601 第1ブッシュ部材
603,604 第1ブッシュ部材第1係合部
605,606 第1ブッシュ部材係合用窪み
607,608 第1ブッシュ部材空隙部
609,610 第1ブッシュ部嵌合用突起
621 第2ブッシュ部材
623,624 第2ブッシュ部材第1係合部
625,626 第2ブッシュ部材係合用窪み
627,628 第2ブッシュ部材空隙部
629,630 第2ブッシュ部嵌合用突起
641 第3ブッシュ部材
643,644 第3ブッシュ部材第1係合部
645,646 第3ブッシュ部材係合用窪み
647,648 第3ブッシュ部材空隙部
649,650 第3ブッシュ部嵌合用突起
θ アーム角度
FD たわみ方向

Claims (17)

  1. たわみ方向を有する清掃体取付部を備えている清掃具用のアーム部であって、
    前記アーム部が、軸線及び周方向を備えているとともに、基端及び先端を有し、
    前記アーム部が、中空部を有し且つ内面を備えている第1筒体と、前記中空部内に挿入される第2筒体とを少なくとも備えており、前記軸線の方向に伸縮可能であるように構成されており、
    第1筒体が、前記基端よりの第1基端部と、前記先端よりの第1先端部とを有し、
    第2筒体が、前記基端よりの第2基端部と、前記先端よりの第2先端部とを有し、
    第1筒体が、第1先端部且つ前記内面に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部を備えており、
    第2筒体が、第2基端部において第2筒体と連結している連結部と、前記中空部内に配置された、外面を有する筒状部と、前記外面に配置された第2係合部であって、内方にたわむことができるとともに、第1係合部と係合するように構成されたものとを備えている係合部材を備えており、
    第1筒体が、第1先端部且つ第1筒体の内方に、前記内面を構成するブッシュ部材をさらに備えており、前記ブッシュ部材が、第1係合部と、第1係合部の外方に配置されている空隙部とを備えている、
    前記アーム部。
  2. たわみ方向を有する清掃体取付部を備えている清掃具用のアーム部であって、
    前記アーム部が、軸線及び周方向を備えているとともに、基端及び先端を有し、
    前記アーム部が、中空部を有し且つ内面を備えている第1筒体と、前記中空部内に挿入される第2筒体とを少なくとも備えており、前記軸線の方向に伸縮可能であるように構成されており、
    第1筒体が、前記基端よりの第1基端部と、前記先端よりの第1先端部とを有し、
    第2筒体が、前記基端よりの第2基端部と、前記先端よりの第2先端部とを有し、
    第1筒体が、第1先端部且つ前記内面に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部を備えており、
    第2筒体が、第2基端部において第2筒体と連結している連結部と、前記中空部内に配置された、外面を有する筒状部と、前記外面に配置された第2係合部であって、内方にたわむことができるとともに、第1係合部と係合するように構成されたものとを備えている係合部材を備えており、
    第1筒体が、前記たわみ方向に延びる長径と、前記たわみ方向と交差する方向に延びる短径とを有する、前記内面の断面形状を有し、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、前記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部であり、
    前記短径の方向において、前記一対の第1係合部の間の距離が、前記一対の第2係合部の間の距離よりも短い、
    前記アーム部。
  3. たわみ方向を有する清掃体取付部を備えている清掃具用のアーム部であって、
    前記アーム部が、軸線及び周方向を備えているとともに、基端及び先端を有し、
    前記アーム部が、中空部を有し且つ内面を備えている第1筒体と、前記中空部内に挿入される第2筒体とを少なくとも備えており、前記軸線の方向に伸縮可能であるように構成されており、
    第1筒体が、前記基端よりの第1基端部と、前記先端よりの第1先端部とを有し、
    第2筒体が、前記基端よりの第2基端部と、前記先端よりの第2先端部とを有し、
    第1筒体が、第1先端部且つ前記内面に、外方にたわむことができるように構成された第1係合部を備えており、
    第2筒体が、第2基端部において第2筒体と連結している連結部と、前記中空部内に配置された、外面を有する筒状部と、前記外面に配置された第2係合部であって、内方にたわむことができるとともに、第1係合部と係合するように構成されたものとを備えている係合部材を備えており、
    第1筒体が、前記たわみ方向に延びる長径と、前記たわみ方向と交差する方向に延びる短径とを有する、前記内面の断面形状を有し、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、前記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部であり、
    前記筒状部が、前記長径の方向の両方の端部に配置された、一対の低たわみ部と、前記短径の方向の前記両方の端部に配置された、一対の高たわみ部とを備えており、前記一対の高たわみ部のそれぞれが、第2係合部を備えており、
    第1筒体が、第1基端部に、前記中空部に配置され且つ前記内面と摺動しないように構成されている第1ロック部を備えているロック部材をさらに備えており、前記係合部材が、前記筒状部に配置された、第1ロック部とロックする第2ロック部であって、前記中空部に配置され且つ前記内面と摺動しないように構成されているものをさらに備えている、
    前記アーム部。
  4. 第1係合部が、外方に向かって窪んでいる係合用窪みを備えており、第2係合部が、外方に向かって突出している係合用突起を備えている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアーム部。
  5. 前記係合用突起が、前記基端の側及び/又は前記先端の側に配置された壁部を備えている、請求項に記載のアーム部。
  6. 第1筒体が、第1先端部且つ第1筒体の内方に、前記内面を構成するブッシュ部材をさらに備えており、前記ブッシュ部材が、第1係合部と、第1係合部の外方に配置されている空隙部とを備えている、請求項2又は3に記載のアーム部。
  7. 第1筒体が、前記たわみ方向に延びる長径と、前記たわみ方向と交差する方向に延びる短径とを有する、前記内面の断面形状を有し、第1係合部及び第2係合部が、それぞれ、前記短径の方向の両方の端部に配置された、一対の第1係合部及び一対の第2係合部である、請求項1に記載のアーム部。
  8. 前記短径の方向において、前記一対の第1係合部の間の距離が、前記一対の第2係合部の間の距離よりも短い、請求項2,3又は7に記載のアーム部。
  9. 前記短径の方向において、前記一対の第2係合部の間の距離が、向かい合う前記内面の間の距離よりも短い、請求項2,3,7又は8に記載のアーム部。
  10. 前記筒状部が、前記長径の方向の両方の端部に配置された、一対の低たわみ部と、前記短径の方向の前記両方の端部に配置された、一対の高たわみ部とを備えており、前記一対の高たわみ部のそれぞれが、第2係合部を備えている、請求項2,7,8又は9に記載のアーム部。
  11. 前記筒状部が、前記一対の高たわみ部のそれぞれと、前記一対の低たわみ部のそれぞれとの間に、前記軸線の方向に延びるスリット部を備えている、請求項3又は10に記載のアーム部。
  12. 前記一対の高たわみ部のそれぞれが、前記周方向に延在し且つ前記内面と摺動するように構成された高たわみ部周方向延出部と、前記軸線の方向に延在し且つ前記内面と摺動するように構成された高たわみ部軸線方向延出部とを備えている、請求項3,10又は11に記載のアーム部。
  13. 前記一対の低たわみ部のそれぞれが、前記周方向に延在し且つ第1筒体の前記内面と摺動するように構成された低たわみ部周方向延出部と、前記軸線の方向に延在し且つ前記内面と摺動するように構成された低たわみ部軸線方向延出部とを備えている、請求項3,10,11又は12に記載のアーム部。
  14. 第1筒体が、第1基端部に、前記中空部に配置され且つ前記内面と摺動しないように構成されている第1ロック部を備えているロック部材をさらに備えており、前記係合部材が、前記筒状部に配置された、第1ロック部とロックする第2ロック部であって、前記中空部に配置され且つ前記内面と摺動しないように構成されているものをさらに備えている、請求項3,10,11,12又は13に記載のアーム部。
  15. 第1ロック部及び第2ロック部の一方が嵌合用突起部であり、他方が嵌合用窪み部である、請求項14に記載のアーム部。
  16. 前記嵌合用突起部が、一対の嵌合用突起部であって、それぞれが、前記軸線の方向に延びている延出部と、前記延出部の前記先端を基点として外方に向かって突出している凸部とを有するものを備えており、そして前記嵌合用窪み部が、一対の嵌合用窪み部であって、それぞれが、外方に向かって窪んでいる凹部を有するものを備えている、請求項15に記載のアーム部。
  17. 第2ロック部が前記嵌合用突起部であり、前記嵌合用突起部が、前記一対の低たわみ部の一方又は両方を基点としている、請求項15又は16に記載のアーム部。
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