JP6565492B2 - 配線装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置等の電気機器において用いられる配線装置に関する。また、本発明は、この配線装置を備える画像形成装置に関する。
プリンターやファクシミリ、複写機又はこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置では、帯電ユニットや現像ユニット等の被給電ユニットが必要不可欠であり、給電基板から出力される電力をこれらの被給電ユニットに供給するための配線装置もまた必要不可欠である。画像形成装置の低コスト化が進められている状況において、配線装置についても低コスト化も必要となっている。
近年、画像形成装置は、小型化による装置内部の省スペース化が進められており、部品の配置の都合上、電力を出力する給電基板と、出力された電力を受ける被給電ユニットとを近接して配置できない場合がある。このような場合には、給電基板と被給電ユニットとを電気的に接続する配線装置も長大化、複雑化し、これに伴い配線装置のコストが高くなる傾向がある。
特許文献1では、給電基板の出力端子及び被給電ユニットの入力端子との接点となる配線ワイヤーの両端部をコイルバネ状に成型した配線装置が提案されている。この配線ワイヤーは、両端部をコイルバネ状に成型するため、特に配線ワイヤーが長い場合には高い寸法精度で作製することが困難であり、コストが高くなるという問題があった。
これに対して特許文献2では、配線装置の接点端子であるコイルバネと、配線ワイヤーとをそれぞれ別個の部材とし、コイルバネと配線ワイヤーとを保持部材で保持する配線装置が提案されている。特許文献2で提案された配線装置では、コイルバネと配線ワイヤーとが独立しているため、高い寸法精度で作製することが容易であり、コストも低い。
特開2008−242070号公報 特開2014−112175号公報
しかし、特許文献2で提案された配線装置では、コイルバネを保持部材の筒状の部分に収容しただけであるため、給電基板や被給電ユニットの取り外し時に反発力によってコイルバネが抜け落ちてしまうという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、配線ワイヤーと接点端子とが別個の部材からなり、接点端子の脱落を防止することが可能な配線装置を提供することを目的とする。また、本発明は、このような配線装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成する本発明に係る配線装置は、配線ワイヤーと、接点端子と、前記配線ワイヤーと前記接点端子とを接触状態又は接触可能状態で保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、板状の基部と、前記基部から略垂直方向に突出する突出部とを有し、前記突出部は前記接点端子と接触し係止する係止部を有することを特徴とする。
前記接点端子は、圧縮コイルバネからなり、前記圧縮コイルバネの伸縮方向が前記突出部の突出方向に平行であることが好ましい。
前記圧縮コイルバネは、前記基部と前記係止部との間において圧縮された状態であってもよい。
前記圧縮コイルバネは、前記基部と前記係止部との間に配置される部分と、それ以外の部分からなり、前記基部と前記係止部との間に配置される部分が圧縮された状態であることが好ましい。
前記圧縮コイルバネは、少なくとも前記配線ワイヤーと接触する側の端部が密着巻であることが好ましい。
前記圧縮コイルバネは、前記係止部に接触する部分と、それ以外の部分とでコイルの内径が異なっていてもよい。
前記係止部は、前記圧縮コイルバネの伸縮方向に対して略垂直方向に突出し、前記圧縮コイルバネと接触することが好ましい。
前記突出部が筒状体であり、前記係止部が、前記筒状体の自由端から内方に延出する板状体であり、前記圧縮コイルバネは、一部が前記筒状体から露出した状態で前記筒状体内に収容されていることが好ましい。
前記圧縮コイルバネは、コイル線の端部から外方に延出する延出部を有し、前記延出部が、前記筒状体の内面に固定されていることが好ましい。
前記突出部が柱状体であり、前記係止部が、前記柱状体の側面から外方に突き出た鍔状体であり、前記圧縮コイルバネの少なくとも一部は、前記柱状体の外周に装着されていることが好ましい。前記鍔状体は、前記柱状体の自由端側から前記基部側に向かって拡径する傾斜面を有していてもよい。
前記柱状体は、自由端側から前記基部側に向かう割り溝を有し、前記配線ワイヤーは前記割り溝を挿通していることが好ましく、前記割り溝は、前記柱状体の軸を通ることがより好ましい。
前記基部から前記割り溝底部までの高さは、前記圧縮コイルバネのコイル線の直径よりも高いことが好ましい。
前記圧縮コイルバネは、コイル線の端部から内方に延出する延出部を有し、前記柱状体の前記割り溝底部近傍において前記割り溝が拡げられ、前記柱状体が、前記延出部と係合する係合部を有していてもよい。
平面視において、前記割り溝が前記配線ワイヤーの長手方向に対して傾いており、前記割り溝の内面が前記配線ワイヤーと接触することが好ましい。
給電部と、固定された固定被給電ユニットと、前記固定被給電ユニットに対して圧接離間する可動被給電ユニットとを備える電気機器に用いられ、前記給電部と少なくとも前記可動被給電ユニットとを電気的に接続する配線装置であって、前記割り溝が、前記可動被給電ユニットの圧接離間によって前記接点端子が移動する方向と平行な方向に設けられていることが好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置は、給電部と、複数の被給電ユニットとを備え、前記複数の被給電ユニットのうち前記給電部から供給される電力の電位が等しい被給電ユニットと前記給電部とが共通の配線装置で接続され、前記配線装置として上記構成の配線装置を用いることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、給電基板と、複数の帯電器と、前記給電基板と前記複数の帯電器とを接続する配線装置とを備え、前記複数の帯電器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い帯電器と前記給電基板とを上記構成の配線装置で接続したことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、給電基板と、複数の現像器と、前記給電基板と前記複数の現像器とを接続する配線装置とを備え、前記複数の現像器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い現像器と前記給電基板とを上記構成の配線装置で接続したことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、給電基板と、複数の転写器と、前記給電基板と前記複数の転写器とを接続する配線装置とを備え、前記複数の転写器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い転写器と前記給電基板とを上記構成の配線装置で接続したことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、給電基板と、それぞれ用紙押上モーターを有する複数の給紙カセットと、前記給電基板と前記複数の給紙カセットとを接続する配線装置とを備え、前記複数の給紙カセットのうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い給紙カセットと前記給電基板とを上記構成の配線装置で接続したことを特徴とする。
本発明の配線装置は、配線ワイヤーと接点端子とが別個の部材からなるため低コストであり、また接点端子の脱落を防止することが可能である。また、本発明の画像形成装置は、本発明の配線装置を備えるため、接点端子の脱落なく組み立てることが可能である。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概説図である。 図2は、本発明に係る配線装置の模式図である。 図3は、本発明の配線装置の第1の実施形態を示す図であり、同図(a)は圧縮コイルバネ(接点端子)周辺の外観斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図である。 図4は、第1の実施形態における圧縮コイルバネの変形例を示す被保持部の部分拡大図である。 図5は、本発明の配線装置の第2の実施形態を示す図であり、同図(a)は圧縮コイルバネ周辺の外観斜視図、同図(b)は圧縮コイルバネ周辺の正面図である。 図6は、第2の実施形態において保持部材に配線ワイヤー及び圧縮コイルバネを装着する過程を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る配線装置の変形例であり、同図(a)は突出部周辺の斜視図、同図(b)は圧縮コイルバネを除いた突出部周辺の斜視図、同図(c)は圧縮コイルバネの斜視図である。 図8は、第2の実施形態に係る配線装置を高圧基板に使用した状態を示す断面図である。 図9は、本発明の配線装置の第3の実施形態を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る配線装置の変形例である。 図11は、本発明の配線装置の第4の実施形態を示す図であり、突出部周辺の平面図である。 図12は、本発明の配線装置の第5の実施形態を示す図であり、突出部周辺の平面図である。 図13は、第1〜第5の実施形態に係る配線装置の変形例を示す図である。 図14は、本発明に係る画像形成装置を模式的に示した背面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。なお、本発明は当該実施形態に何ら限定されるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概説図である。図1に示す画像形成装置Dは、フルカラー画像形成装置で、原稿画像を読み取る画像読み取り部1と、読み取った画像を用紙に画像形成する画像形成部2と、用紙を収納した用紙収納部3とを有する。
画像読み取り部1は、自動原稿搬送装置13によって、不図示のスリットガラスを挟んでスキャナー11の対向部に原稿を搬送して読み取るものである。スキャナー11に設置された露光ランプの照射により得られた原稿画像は、光学系により結像され、赤(R)、緑(G)、青(B)の三種類の波長光にそれぞれ対応したCCDイメージセンサー12によりAD変換され、電気信号に変換され、原稿画像に対応したR、G、Bの各画像データとされる。
画像形成部2は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色について作像ユニット21を備える。各作像ユニット21は同様の構成であり、の帯電器、現像器及び転写器は、高圧基板52から配線装置40を介して電力が供給される。画像形成部2は、作像ユニット21において、帯電器により感光体表面を均一に帯電させた後、露光装置22によって画像データに基づく露光を行い、感光体表面に静電潜像を形成する。次いで、現像器により静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。そして、形成されたトナー画像を転写器により中間転写ベルト23に一次転写する。中間転写ベルト23の表面に各色トナー画像を重ね合わせてカラートナー画像を形成する。次いで、このカラートナー画像を転写部24において用紙Pに二次転写する。なお、作像ユニット21で消費されるトナーは、トナーボトル25から色別に順次補給される。
用紙収納部3は、上下方向に4段に配置された給紙カセット31a、31b、31c、31d(以下「給紙カセット31」と総称することがある。)を有する。給紙動作中以外の給紙カセット31は、用紙補給や残量確認等のために、装置本体50に対して正面側に引き出すことができる。それぞれの給紙カセット31の側部上方には、給紙手段32a、32b、32c、32d(以下、「給紙手段32」と総称することがある。)が設けられている。給紙カセット31に収納された用紙Pは、給紙手段32によって最も上側から順に引き出され、一枚ずつ分離されて搬送路51に送り出される。
搬送路51に送り出された用紙Pは、搬送ローラ対によって上方へ搬送され、画像形成部2で形成されたトナー画像が転写部24において用紙Pに転写された後、定着ローラ対26によって加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに溶融定着される。そして、用紙Pは排紙トレイ27に排出される。
なお、本発明はフルカラー画像形成装置に限定されるものではなく、モノクロの画像形成装置にももちろん適用可能である。
次に、本発明に係る配線装置について説明する。配線装置40は、高圧基板52と作像ユニット21の帯電器、現像器及び転写器とを電気的に接続する。給電部である高圧基板52には各作像ユニット21に対応する出力端子がパターン又はジャンパーとして設けられており、作像ユニット21には入力端子が設けられている。配線装置40は、高圧基板52の各出力端子と、作像ユニット21の対応する入力端子とを電気的に接続し、高圧基板52から出力される電力を対応する作像ユニット21に供給する。
図2は、本発明に係る配線装置の模式図である。配線装置40は、配線ワイヤー41と、接点端子42a、42b(以下、「接点端子42」と総称することがある。)と、配線ワイヤー41と接点端子42とを接触状態又は接触可能状態で保持する保持部材43とを備える。配線ワイヤー41及び接点端子42は鋼、銅等の電気伝導体からなり、保持部材43は樹脂等の絶縁材料からなる。
接点端子42aは、高圧基板52の出力端子521と接触し、接点端子42bは、作像ユニット21の入力端子211と接触する。図2では、高圧基板52の出力端子521及び作像ユニット21の入力端子211をそれぞれ1個ずつ示している。配線ワイヤー41と接点端子42とはそれぞれ独立した部材であり、図1に示すように配線装置40が高圧基板52及び作像ユニット21とともに画像形成装置本体50の所定位置に配置された状態では、配線ワイヤー41と接点端子42とは互いに接触し、高圧基板52と作像ユニット21とが電気的に接続した状態となる。
図3は、本発明の配線装置の第1の実施形態を示す図であり、同図(a)は接点端子42周辺の外観斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図である。保持部材43は、板状の基部431と、突出部432aとを備える。突出部432aは筒状体であり、基部431から略垂直方向(図中Z軸正方向)に突出する。突出部432aは、自由端に係止部4321aを有する。係止部4321aは、突出部432aの自由端から内方に延出する板状体であり、中央に開口部4321cを有する。また、保持部材43は、突出部432aの側面から配線ワイヤー41の長手方向(図中Y軸負方向)に伸びるように、基部431とともに配線ワイヤー41を囲む保護部435を備える。突出部432a、係止部4321a及び保護部435の上面には、切り込み43aが配線ワイヤー41の長手方向に設けられている。切り込み43aはなくてもよいが、切り込み43aを設けることにより、配線ワイヤー41を保持部材43に保持させる際の作業性を向上させることができる。保護部435は必ずしも必要ではないが、ユーザーの安全性の確保や、配線装置40において基部431に複数の配線ワイヤー41が配置された場合に、配線ワイヤー41同士の電気的絶縁を確保するのに有効である。また、保護部435は、上面を設けず側面だけとしてもよい。この場合、保護部435は、ユーザーの安全性の確保及び電気的絶縁の確保に有効であり、基部431、突出部432a、係止部4321aとともに一体成形可能である。
配線ワイヤー41とともに保持部材43に保持される接点端子は、圧縮コイルバネ42からなり、コイル外径が係止部4321aの開口部4321cの内径よりも大きい被保持部421と、コイル外径が開口部4321cの内径以下である接点部422とを備える。非圧縮時における被保持部421のコイル軸方向の長さは、基部431と係止部4321aと間隔よりも長くする。被保持部421の長さを調整することにより、圧縮コイルバネ42と配線ワイヤー41との接触強度を調整することができる。また、接点部422の長さは、高圧基板52の出力端子521又は作像ユニット21の入力端子211との接触に必要な強度に応じて調整する。被保持部421の係止部4321aと接触する部分において、コイル外径が係止部4321aの開口部4321cの内径よりも大きければ、被保持部421は係止部4321aと接触する部分とそれ以外の部分とでコイル外径が異なっていてもよい。
基部431には、係止部4321aと対向する部分に、圧縮コイルバネ42の被保持部421のコイル外径よりも大きな開口部である挿入口431cが設けられている。保持部材43に配線ワイヤー41及び圧縮コイルバネ42を保持させる際には、まず圧縮コイルバネ42を接点部422側から基部431の挿入口431cに挿入し、係止部4321aの開口部4321cから外部に露出させるとともに、被保持部421を突出部432aに収容させる。次いで、被保持部421を係止部4321aに接触させ、圧縮した状態としながら、あらかじめ保護部435に配置しておいた配線ワイヤー41を引き出し、突出部432aに設けられたワイヤー固定孔432cに配線ワイヤー41の端部を挿入する。その後、圧縮コイルバネ42の被保持部421を解放することにより、保持部材43に配線ワイヤー41及び圧縮コイルバネ42を保持させる。ワイヤー固定孔432cは突出部432aを貫通している。切り込み43aを、突出部432aの保護部435と反対側の面まで延長して設ける場合には、切り込み43aにワイヤー固定孔432cをつなげてもよい。この場合、切り込み43aの下端に配線ワイヤー14の端部を配置することとなる。
このとき、圧縮コイルバネ42の伸縮方向が突出部432aの突出方向(図3中Z軸方向)であるため、突出部432a内に収容された被保持部421は、配線ワイヤー41と係止部4321aとによって圧縮された状態で保持される。露出した接点部422は、図2に示す高圧基板52の出力端子521又は作像ユニット21の入力端子211との接点となる。
第1の実施形態に係る配線装置40は、配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42とが別個の部材からなり、かつ保持部材43が簡単な構造であるため低コストで製造することができる。また、保持部材43の係止部4321aが、圧縮コイルバネ42の被保持部421と接触し係止するため、圧縮コイルバネ42が配線ワイヤー41から離れる方向に移動するのが防止される。そのため、図1に示す画像形成装置本体50の所定位置に配線装置40を配置するまでの間や、作像ユニット21を取り外した際等において、保持部材43から圧縮コイルバネ42が抜け落ちることがない。
圧縮コイルバネ42は弾性体であるため、図2に示す作像ユニット21の入力端子211又は高圧基板52の出力端子521が熱膨張や外部からの衝撃等により微少に移動したとしても、その移動分を伸縮により補償することができ、これらの入出力端子211、521と圧縮コイルバネ42との電気的接続状態を維持することができる。
また、圧縮コイルバネ42は、被保持部421側の端部において、密着巻であることが好ましい。密着巻とすることにより、圧縮コイルバネ42と配線ワイヤー41とが確実に2箇所で接するため、圧縮コイルバネ42と配線ワイヤー41との電気的接続状態をより確実に確保することができる。
圧縮コイルバネ42は、接点部422が保持部材43から露出しているため、図1に示す画像形成装置Dにおいて、高圧基板52又は作像ユニット21の脱着方向を圧縮コイルバネ42の伸縮方向と一致させることにより、高圧基板52又は作像ユニット21の脱着作業時には、この脱着作業と併せて配線装置40との接続及び解除も同時に行われ、配線作業を別に行う必要がないため、作業時間を短縮することができる。
図4は、第1の実施形態における圧縮コイルバネ42の変形例を示す被保持部421の部分拡大図である。第1の実施形態において、圧縮コイルバネ42を構成する線(以下「コイル線」という。)の被保持部421側の端部に、圧縮コイルバネ42の外方に延出する延出部421aを設けている。この延出部421aを、図3に示す保持部材43の突出部432a内面に設けた不図示の接点端子固定孔に挿入し、固定することにより、圧縮コイルバネ42の抜け落ちをより確実に防ぐことが可能である。接点端子固定孔は、ワイヤー固定孔432cよりも基部431の挿入口431cに近い位置に設けることが好ましい。また、ワイヤー固定孔432cに配線ワイヤー41とともに延出部421aを挿入可能としてもよい。この場合、ワイヤー固定孔432cにおいても配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42とを接触させることができる。
図5は、本発明の配線装置の第2の実施形態を示す図であり、同図(a)は圧縮コイルバネ周辺の外観斜視図、同図(b)は圧縮コイルバネ周辺の正面図である。第2の実施形態は、第1の実施形態と突出部及び係止部の形態が異なり、接点端子である圧縮コイルバネ42は突出部432bの外周に装着される。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の部材、部分には同じ符号を付している。
第2の実施形態に係る配線装置40において、保持部材43の突出部432bは柱状体であり、基部431から略垂直方向(図5中Z軸正方向)に突出する。係止部4321bは、突出部432bの側面から外方に突き出た鍔状体であり、より詳細には突出部432bの自由端側から基部431側に向かって拡径する傾斜面を有する円錐台形状である。突出部432bには、自由端側から基部431側に向かう方向(図中Z軸負方向)に割り溝434が設けられている。
なお、図5に示す保持部材は、基部431及び突出部432bに加えて、突出部432bを配線ワイヤー41の伸びる方向(図中Y軸負方向)以外の3方向から囲む保護壁436が設けられている。保護壁436は必ずしも必要ではないが、基部431に複数の突出部432bを設けた場合に、圧縮コイルバネ42同士の電気的絶縁を確保するのに有効である。また、基部431の保護壁436以外の部分では、図3に示す第1の実施形態と同様に、配線ワイヤー41を囲む保護部435を設けてもよい。
配線ワイヤー41とともに保持部材43に保持される圧縮コイルバネ42は、コイル内径は突出部432bの直径よりも大きく、コイル外径は係止部4321bの最大直径よりも小さい。また、圧縮コイルバネ42は、非圧縮時における軸方向の長さは基部431と係止部4321bとの間隔よりも長い。
図6は、第2の実施形態において保持部材43に配線ワイヤー41及び圧縮コイルバネ42を装着する過程を示す図である。保持部材43に配線ワイヤー41及び圧縮コイルバネ42を装着する際には、まず配線ワイヤー41を突出部432bの割り溝434に挿通させる。その後、突出部432bの自由端側から圧縮コイルバネ42を外挿する(図中矢印方向)。圧縮コイルバネ42を外挿する際、割り溝434が狭くなるように突出部432bを縮径させる。
圧縮コイルバネ42の少なくとも基部431側の端部が密着巻であることが好ましい。基部431側の端部が密着巻である場合には、密着巻でない場合と比べて、圧縮コイルバネ42を突出部432bに外挿する際に突出部432bを変形させる力が突出部432bの周方向に均一に加わるため、突出部432bを割り溝434の両側から均一に変形させることができる。そのため、圧縮コイルバネ42を突出部432bに容易に外挿することができ、圧縮コイルバネ42と配線ワイヤー41との電気的接続状態も容易に確保することができる。また、圧縮コイルバネ42の両側の端部が密着巻であれば、より容易に外挿することができる。
なお、割り溝434がなくても、圧縮コイルバネ42をコイル径を拡げるように変形させることによっても、突出部432bに外挿することができる。この場合、突出部432bの下部に貫通孔を設けて配線ワイヤー41を挿通する、又は突出部432bの下部周囲に配線ワイヤー41を巻き付けることによって、圧縮コイルバネ42と配線ワイヤー41とを接触させることができる。
圧縮コイルバネ42は、その伸縮方向が突出部432bの突出方向と一致するため、突出部432bに外挿された後、配線ワイヤー41と係止部4321bとによって圧縮された状態で保持される。
第2の実施形態に係る配線装置40でも、第1の実施形態と同様に、保持部材43の係止部4321bが、圧縮コイルバネ42の被保持部421と接触し係止するため、圧縮コイルバネ42が配線ワイヤー41から離れる方向に移動するのが防止される。そのため、図1に示す画像形成装置本体50の所定位置に配線装置40を配置するまでの間や、作像ユニット21を取り外した際等において、保持部材43から圧縮コイルバネ42が抜け落ちることがない。
第2の実施形態に係る配線装置40では、突出部432bの外周に圧縮コイルバネ42を配置するとともに、突出部432bに割り溝434を設け、配線ワイヤー41を割り溝434に挿通させるため、配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42とを2箇所で確実に接触させることができ、配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42との電気的接続状態を確保することができる。
割り溝434は、突出部432bの軸を通ることが好ましい。割り溝434が突出部432bの軸を通る場合、配線ワイヤー41が圧縮コイルバネ42のコイルの軸と交差するため、配線ワイヤー41又は圧縮コイルバネ42の位置に変動が生じたとしても互いに接触した状態が維持されやすく、より接触不良の発生を抑制することができる。
基部431表面から突出部432bの割り溝434底面までの高さ(図5(b)に示すd)は、圧縮コイルバネ42のコイル線の直径よりも高くすることが好ましい。圧縮コイルバネ42の基部431側の端部が密着巻である場合には、基部431と圧縮コイルバネ42とを接触させると圧縮コイルバネ42のコイル線端部近傍と基部431との間に隙間が生じる。配線ワイヤー41が圧縮コイルバネ42のコイル線よりも細い場合に、この隙間に配線ワイヤー41が入り込むと、配線ワイヤー41を両端部が割り溝434の外側に位置するように配置しても、配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42との接触が1箇所のみとなる。しかし、高さdを圧縮コイルバネ42のコイル線の直径よりも高くすることにより、上記隙間となる位置においても配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42とが接触し、配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42との接触を確実に2箇所とすることができるため、より接触不良の発生を抑制することができる。なお、圧縮コイルバネ42の基部431側の端部が密着巻でない場合においても、高さdを圧縮コイルバネ42のコイル線の直径よりも高くすることにより、配線ワイヤー41を両端部が割り溝434の外側に位置するように配置した際に配線ワイヤー41と圧縮コイルバネ42との接触がより2箇所となりやすくなるため、より接触不良の発生を抑制することができる。
図7は、第2の実施形態に係る配線装置の変形例であり、同図(a)は突出部432b周辺の斜視図、同図(b)は圧縮コイルバネ42を除いた突出部432b周辺の斜視図、同図(c)は圧縮コイルバネ42の斜視図である。同図(b)に示すように、突出部432bの割り溝434の底部とその近傍において、割り溝434の両側面に扇形の切り欠き(係合部)437を突出部432bの軸に対して対称に設けてもよい。同図(b)では切り欠き437を割り溝434に対して矢印方向に広がるように設けている。この場合、圧縮コイルバネ42として、同図(c)に示すように配線ワイヤー41側の端部に圧縮コイルバネ42の内方に延出する延出部42dを設けたものを用いる。圧縮コイルバネ42を突出部432bに組み付ける際には、延出部42dを割り溝434に挿入した状態で圧縮コイルバネ42を突出部432bに外挿し、その後圧縮コイルバネ42を同図(a)に示す矢印方向に回転させる。これにより、切り欠き437に延出部42dを係合させることができる。係止部4321bが経年変化によって摩耗したり、破損したりして係止部4321bによって圧縮コイルバネ42を係止できなくなっても、延出部42dが切り欠き437に係合するため、圧縮コイルバネ42が保持部材43から外れるのを抑制することができる。
図8は、第2の実施形態に係る配線装置40を高圧基板52に使用した状態を示す断面図である。高圧基板52は、突出部432bを挿入可能な孔52aを有し、かつ孔52aの周囲に出力端子521がパターン又はジャンパーとして形成されている。高圧基板52の孔52aの内径は、突出部432bの直径よりも大きく、圧縮コイルバネ42のコイル外径よりも小さいものとする。高圧基板52の出力端子521が形成されている面側から、孔52aに突出部432bを挿入すると、圧縮コイルバネ42が高圧基板52に接して圧縮されるとともに、圧縮コイルバネ42の反発力により高圧基板52の孔52aが係止部4321bと係合する。圧縮コイルバネ42は高圧基板52の出力端子521及び配線ワイヤー41と圧接するため、出力端子521と配線ワイヤー41とは確実に電気的に接続される。また、配線装置40によって高圧基板52が保持される。
第2の実施形態に係る配線装置40は、図2に示す作像ユニット21の入力端子211を板バネからなるものとし、この板バネに孔を設けることにより作像ユニット21にも使用することができる。板バネの孔の内径は、上述の高圧基板52の孔52aの内径と同様の大きさとする。板バネの孔に突出部432bを挿入することにより、上述の高圧基板52の場合と同様に、板バネと配線ワイヤー41とを確実に電気的に接続することができ、配線装置40によって板バネを介して作像ユニット21を保持することができる。
図9は、本発明の配線装置の第3の実施形態を示す図である。同図に示す配線装置40では、圧縮コイルバネ42の一方の端部から所定の中間部分までを被保持部421とし、残りの部分を接点部422とする。被保持部421のコイル軸方向の非圧縮時の長さは、基部431と係止部4321bとの間隔よりも長くし、突出部432bに装着すると圧縮状態となるようにする。また、接点部422のコイル軸方向の長さは、圧縮コイルバネ42を突出部432bに装着した状態での圧縮コイルバネ42全体の長さが、係止部4321bを含めた突出部432b全体の長さよりも長くなるようにする。このような圧縮コイルバネ42を使用した場合、第1実施形態と同様に、接点部422を図2に示す高圧基板52の出力端子521又は作像ユニット21の入力端子211に押しつけるだけで接点として使用することもできる。
図10は、第3の実施形態に係る配線装置の変形例である。被保持部421と接点部422とを有する圧縮コイルバネ42において、同図に示すように接点部422は被保持部421よりもコイル内径を大きくしてもよい。
また、被保持部421の係止部4321bと接触する部分において、コイル内径が突出部432bの外径よりも大きく、コイル外径が係止部4321bの最大径よりも小さければ、被保持部421のコイル内径は、係止部4321bと接触する部分とそれ以外の部分とで異なっていてもよい。
図11は、本発明の配線装置の第4の実施形態を示す図であり、突出部432b周辺の平面図である。突出部432bの割り溝434は、同図に示すように割り溝434の両側面が配線ワイヤー41に接するように、配線ワイヤー41の長手方向に対して傾けて設けることが好ましい。配線装置40の組み立て時においては、割り溝434が配線ワイヤー41の長手方向に平行に設けられていれば容易に配線ワイヤー41を配置することができる。しかし、配線ワイヤー41は、鋼線等の金属線であるため、保持部材43に組み付けた後においても弾性力が残留している場合には、配線ワイヤー41から圧縮コイルバネ42に、圧縮コイルバネ42を突出部432bから押し出す方向に力が加わることがある。
このような場合において、上記のように割り溝434を傾けて設けることにより、配線ワイヤー41が割り溝434の側面と接触して微少に変形し、割り溝434の側面に対する配線ワイヤー41の弾性による圧接力に伴って割り溝434の側面と配線ワイヤー41との間に摩擦力が発生する。この摩擦力により配線ワイヤー41の割り溝434底部からの移動が妨げられるため、圧縮コイルバネ42が突出部432bから押し出されるのを抑制することができる。
図12は、本発明の配線装置の第5の実施形態を示す図であり、突出部432b周辺の平面図である。図1に示す画像形成装置Dの作像ユニット21では、部品の交換性の向上を考慮して、感光体(帯電器を含む)と現像器とが別体として構成されている場合がある。この場合、感光体と現像器とは、互いに離間した状態で装置本体50に収容された後、正常な動作を可能とするため圧接した状態とする必要がある。また、感光体又は現像器を交換する場合には、圧接した状態から離間した状態とする。圧接状態とするには、感光体及び現像器のいずれかを他方に圧接する方向に移動させる。ここで、作像ユニット21の帯電器等の入力端子と配線装置40の圧縮コイルバネ42とは、装置本体50に収容した段階で接触状態となる。そのため、図2に示す作像ユニット21の帯電器等の入力端子211は、圧縮コイルバネ42とは接触したまま圧接方向へ移動することとなる。
この圧接動作によって、係止部4321bを含めた突出部432bが変形、変動すると、圧縮コイルバネ42が突出部432bから抜け落ちるおそれがある。このような圧接動作に伴う突出部432bの変形を抑制するには、割り溝434の方向を圧接離間によって圧縮コイルバネ42の移動する方向(以下、「バネ移動方向」という。)に平行な方向とし、突出部432bの圧接離間方向の剛性を高めることが有効である。図12には、バネ移動方向を矢印で示している。割り溝434の方向をバネ移動方向に平行な方向とすることにより、突出部432bの割り溝434両側の部分の厚さは、バネ移動方向に平行な方向において最も厚くなる。そのため、圧接動作時における突出部432bの変形が、割り溝434の方向がバネ移動方向に平行な方向以外の場合に比べて生じにくくなる。その結果、圧接動作による突出部432bの変形、変動が抑制され、圧縮コイルバネ42がより抜け落ちにくくなる。
第1〜第5の実施形態に係る配線装置において、全ての接点端子を配線ワイヤーとは別個の部材とし、上記のように係止部を有する保持部材によって保持する構成としてもよいし、一部の接点端子のみを係止部を有する保持部材によって保持する構成としてもよい。また、1つの配線装置の複数の接点端子において、第1〜第5の実施形態の構成を併用してもよい。
図13は、第1〜第5の実施形態に係る配線装置の変形例を示す図である。図1及び図13に示すように、作像ユニット21が水平に並んだ画像形成装置Dにおいて、制御を簡素化するため、高圧基板52から各作像ユニット21に供給する帯電器や現像器の電位を一致させることがある。このとき、各作像ユニット21同士の電位差、すなわち相対電位は0Vである。各作像ユニット21間の相対電位を0Vとする場合には、高圧基板52の1つの出力端子521に接続した配線ワイヤー41に、各作像ユニット21の入力端子211のそれぞれに接続する圧縮コイルバネ42を配置したものを用いることができる。このように各作像ユニット21で配線ワイヤー41を共有することにより、各作像ユニット21へ別個に配線ワイヤー41を設ける場合と比較して配線コストを低減することができる。
配線ワイヤー41の共有は、4つの作像ユニット21全てについて行ってもよいし、カラー(C、M、Y)の作像ユニット21のみで行ってもよい。また、各作像ユニット21間で相対電位が0Vではない場合には、配線ワイヤー41の途中に所定の抵抗値を有する抵抗器を仲介させ、電位を調整することにより配線ワイヤー41を共有させることができる。
第1〜第5の実施形態に係る配線装置では、配線ワイヤー41の長さが長いほど、配線ワイヤーの端部をコイル状に形成した場合と比べてコストが低くなる。そのため、よりコスト効果が高い部分に本発明の配線装置を適用することが好ましい。具体的には、図1に示す画像形成装置Dでは、4つの作像ユニット21のうち最も高圧基板52からの配線距離が長い作像ユニット21aについて適用することが好ましい。また、作像ユニット21aの帯電器、現像器及び転写器のいずれか一つ以上の入力端子に適用することができる。複数の作像ユニット21がある場合、高圧基板52からの配線距離が長いもの(例えば300mm超)に対してのみ本発明の配線給電手段を適用することにより、高圧基板52からの距離が短い作像ユニット21について配線形態の自由度を高めることができ、全体のコスト低減を図ることができる。
図14は、本発明に係る画像形成装置を模式的に示した背面図である。本発明の配線装置は、高圧基板と作像ユニット以外の電気的接続にも用いることができる。画像形成装置Dのそれぞれの給紙カセット31は、用紙Pを給紙手段32方向へ押し上げる用紙押上モーター33a、33b、33c、33d(以下「用紙押上モーター33」と総称する。)を有する。給紙カセット31を用紙補給の際に装置本体から抜き出すと、給紙カセット31の背面に設けられた用紙押上モーター33の入力端子は、装置本体に設けられた配線装置の接点端子から離れることとなる。給紙カセット31の用紙押上モーター33には、図1に示した作像ユニット21へ電力を出力する高圧基板52とは異なるコントローラ基板53から配線装置54を介して電力が供給される。複数の給紙カセット31を備える画像形成装置においては、少なくともコントローラ基板53から用紙押上モーター33の入力端子までの配線装置54の長さが最も長い給紙カセット31について、本発明の配線装置を適用することにより、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明の配線装置は、低コストで接点端子を保持部材から抜け落ちにくくすることができ、有用である。また、本発明の画像形成装置は、本発明の配線装置を備えるため、低コストで接点の脱落なく組み立てることが可能である。
21 作像ユニット(被給電ユニット)
211 入力端子
31a、b、c、d 給紙カセット
33a、b、c、d 用紙押上モーター
40 配線装置
41 配線ワイヤー
42 圧縮コイルバネ(接点端子)
42d 延出部
421 被保持部
421a 延出部
422 接点部
43 保持部材
43a 切り込み
431 基部
432a、b 突出部
4321a、b 係止部
4321c 開口部
434 割り溝
437 切り欠き(係合部)
52 高圧基板(給電部)
521 出力端子
53 コントローラー基板
54 配線装置
D 画像形成装置
d 基部から割り溝底部までの高さ

Claims (13)

  1. 配線ワイヤーと、接点端子としての圧縮コイルバネと、前記配線ワイヤーと前記圧縮コイルバネとを接触状態又は接触可能状態で保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材は、板状の基部と、前記基部から略垂直方向に突出する筒状の突出部とを有し、
    前記突出部は、前記突出部の自由端から内方に延出して前記圧縮コイルバネと接触し係止する板状の係止部を有し
    前記基部は、前記係止部と対向する部分に、前記圧縮コイルバネを挿通可能な開口部を有し、
    前記開口部から前記突出部内に圧縮された状態で収容された前記圧縮コイルバネは、前記基部の前記係止部と対向する側に前記開口部を横断するように配置された前記配線ワイヤーと前記係止部との間で保持され、前記配線ワイヤーは前記圧縮コイルバネによる弾性力によって保持部材に保持され
    ことを特徴とする配線装置。
  2. 前記圧縮コイルバネの伸縮方向が前記突出部の突出方向に平行である請求項1記載の配線装置。
  3. 前記突出部が、前記配線ワイヤーの端部が挿入されるワイヤー固定孔をさらに有する請求項1又は2記載の配線装置。
  4. 前記圧縮コイルバネが、前記基部と前記係止部との間に配置される部分と、それ以外の部分からなり、
    前記基部と前記係止部との間に配置される部分が圧縮された状態である請求項1〜3のいずれか1つ記載の配線装置。
  5. 前記圧縮コイルバネは、少なくとも前記配線ワイヤーと接触する側の端部が密着巻である請求項〜4のいずれか1つ記載の配線装置。
  6. 前記圧縮コイルバネは、前記係止部に接触する部分と、それ以外の部分とでコイルの内径が異なる請求項〜5のいずれか1つ記載の配線装置。
  7. 前記圧縮コイルバネは、一部が前記突出部から露出した状態で前記突出部内に収容されている請求項のいずれか1つ記載の配線装置。
  8. 前記圧縮コイルバネが、コイル線の端部から外方に延出する延出部を有し、
    前記延出部が、前記突出部の内面に固定されている請求項記載の配線装置。
  9. 給電部と、複数の被給電ユニットとを備え、前記複数の被給電ユニットのうち前記給電部から供給される電力の電位が等しい被給電ユニットと前記給電部とが共通の配線装置で接続された画像形成装置であって、
    前記配線装置として請求項1〜のいずれか1つ記載の配線装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  10. 給電基板と、複数の帯電器と、前記給電基板と前記複数の帯電器とを接続する配線装置とを備える画像形成装置であって、
    前記複数の帯電器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い帯電器と前記給電基板とを請求項1〜のいずれか1つ記載の配線装置で接続したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 給電基板と、複数の現像器と、前記給電基板と前記複数の現像器とを接続する配線装置とを備える画像形成装置であって、
    前記複数の現像器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い現像器と前記給電基板とを請求項1〜のいずれか1つ記載の配線装置で接続したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 給電基板と、複数の転写器と、前記給電基板と前記複数の転写器とを接続する配線装置とを備える画像形成装置であって、
    前記複数の転写器のうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い転写器と前記給電基板とを請求項1〜のいずれか1つ記載の配線装置で接続したことを特徴とする画像形成装置。
  13. 給電基板と、それぞれ用紙押上モーターを有する複数の給紙カセットと、前記給電基板と前記複数の給紙カセットとを接続する配線装置とを備える画像形成装置であって、
    前記複数の給紙カセットのうち少なくとも前記給電基板からの配線距離が最も長い給紙カセットと前記給電基板とを請求項1〜のいずれか1つ記載の配線装置で接続したことを特徴とする画像形成装置。
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