JP6561780B2 - 燃焼圧センサ - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼圧を検出するための燃焼圧センサに関する。
内燃機関の燃焼室内における燃焼圧を検出するために用いられる燃焼圧センサとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載の燃焼圧センサは、ハウジングの先端部をプラグ取付孔の先端側に設けられた縮径部と当接させ、ハウジングの基端側に形成された雄螺子部を、エンジンのプラグ取付孔に形成された雌螺子部に螺合させてプラグ取付孔に取り付けられる。
この燃焼圧センサにおいては、燃焼室内における燃焼圧によりエンジンヘッドに生じる圧縮応力が、荷重として雌螺子部と縮径部とによってプラグ取付孔に取り付けられたハウジングに加わる。そして、ハウジングにも圧縮応力が生じ、ハウジングに生じた圧縮応力が荷重として荷重伝達部材に加わり、荷重伝達部材からセンサ保持部材(センサハウジング)に保持された圧電素子に荷重が加わる。これにより、圧電素子は、ハウジングに生じた圧縮応力に基づいて燃焼圧を検出している。荷重伝達部材は、中空形状の円筒部材によって構成されている。荷重伝達部材の先端部には、ハウジングと接触する接触面が形成されており、荷重伝達部材の基端部には、センサ保持部材と接触する接触面が形成されている。
一方、特許文献2に記載の燃焼圧センサは、燃焼室の圧力変動がダイアフラムヘッドのダイアフラム部に作用し、第1電極部と第2電極部によって挟圧された複数枚の圧電素子からなる積層圧電体に加わる圧力が変動することによって、燃焼室内における燃焼圧を検出している。
この燃焼圧センサにおいては、第2電極部の基端側に絶縁リングを介して設けられたインナーボディが、ハウジングの内部に配置されている。インナーボディは、基端部が円錐状の凹面に形成された第1インナーボディと、先端部が球面状の凸面に形成された第2インナーボディとから構成されている。そして、この第2インナーボディの雄螺子部がハウジングの雌螺子部に螺合され、第1インナーボディの基端部と第2インナーボディの先端部とが当接することにより、第1インナーボディと第2インナーボディとが線的に当接して、第1インナーボディと第2インナーボディとの芯出し(軸合わせ)が行われている。これにより、ダイアフラムヘッドに圧力変動が作用した際に、各インナーボディによって、複数枚の圧電素子からなる積層圧電体に偏荷重が作用することを抑制している。
特開2015−152274号公報 特開2005−16984号公報
しかしながら、特許文献1の燃焼圧センサを組み付ける際には、荷重伝達部材、センサ保持部材、ハウジング等を加工する際の寸法誤差、荷重伝達部材又はセンサ保持部材の接触面の垂直度の誤差等が生じた場合には、荷重伝達部材又はセンサ保持部材が、ハウジングの軸方向に対して傾いた状態でハウジングの内部に配置されるおそれがある。この場合には、ハウジングに生じた圧縮応力が圧電素子に荷重として加わる際に、荷重伝達部材とセンサ保持部材とがそれらの周方向の各部位において接触することができなくなる。そして、荷重伝達部材が、センサ保持部材及び圧電素子の円周方向の各部位に対して均等に荷重をかけることができなくなる。これにより、燃焼圧センサは、燃焼圧を正確に検出できなくなる。従って、燃焼圧センサが燃焼圧を高精度に検出するためには、荷重伝達部材、センサ保持部材、ハウジング等の加工精度及び組付け精度の管理を厳密に行うことが必要になる。
一方、特許文献2における第1インナーボディと第2インナーボディとは、複数枚の圧電素子に適切な予圧を与えるために設けられたものである。そのため、特許文献2においては、荷重伝達部材に相当する部材を用いておらず、ハウジングに生じた圧縮応力を荷重として積層圧電体に伝達する必要がない。
また、特許文献2においては、第1インナーボディの円錐状の凹面に、第2インナーボディの球面状の凸面が接触する。円錐状の凹面と球面状の凸面との接触は、円錐状の凹面の中心から円周方向の等距離において線状に行われる。そのため、部品加工の寸法誤差等により、ハウジングの軸方向に対して第1インナーボディ又は第2インナーボディが傾いて配置された場合には、円錐状の凹面と球面状の凸面との円周方向の各部位における接触状態に偏りが生じることになる。この場合、各インナーボディから積層圧電体の円周方向の各部位に均等に荷重をかけることができなくなる。従って、特許文献2に記載された円錐状の凹面と球面状の凸面との接触によって果たされる機能は、あくまでも各インナーボディの芯出しであり、各インナーボディ間の接触部を回転支点とする傾きの吸収ではない。
そのため、特許文献2の構造によっても、部材間に生じる傾きが燃焼圧の検出精度を悪化させる課題を解決することはできない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、加工精度の管理を容易にしつつ高精度に燃焼圧を検出できる燃焼圧センサを提供しようとするものである。
本発明の第1態様は、エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有している、燃焼圧センサにある。
本発明の第2態様は、エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面、及び上記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面との少なくとも一方は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有しており、
上記ハウジングの先端部の内周側には、上記燃焼室内を加熱するためのグローヒータが配置されており、
上記荷重伝達部材の中心軸部と上記センサ保持部材の中心軸部とには、上記グローヒータの通電部材を挿通させるための中心穴がそれぞれ形成されており、
上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面は、上記中心穴の開口部の周りに形成されている、燃焼圧センサにある。
本発明の第3態様は、エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面、及び上記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面との少なくとも一方は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有しており、
上記センサ保持部材の中心軸部には、中心穴が形成されており、上記センサ保持部材の中心軸部は、上記圧力検出機構の中心部に形成された挿通穴内に挿通されている、燃焼圧センサにある。
本発明の第4態様は、エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
上記ハウジングの内周側であって、上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との間に配置された球体形状の中間部材と、
上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
上記荷重伝達部材の基端部における、上記中間部材との接触面、及び上記センサ保持部材の先端部における、上記中間部材との接触面は、凹状の曲面によって形成されている、燃焼圧センサにある。
上記第1〜第3態様の燃焼圧センサにおいては、上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面、及び上記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面との少なくとも一方が、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有している。この構成により、燃焼圧センサの組付けを行う際に、燃焼圧センサを構成する各部品ハウジング、センサ保持部材、荷重伝達部材に接触面の傾きに影響する寸法誤差があった場合には、荷重伝達部材の中心軸線とセンサ保持部材の中心軸線とが相対的に傾くことができる。そして、荷重伝達部材又はセンサ保持部材が、軸方向に対して傾いてハウジングの内部に配置される場合においても、凹状の曲面による接触面と凸状の曲面による接触面とが中心穴の周りの全周において常に接触することができる。これにより、荷重伝達部材又はセンサ保持部材に生じた傾きが、荷重伝達部材からセンサ保持部材への荷重の伝達に与える影響を吸収することができる。すなわち、燃焼圧センサによって燃焼圧を検出する際には、荷重伝達部材が、センサ保持部材及び圧力検出機構の全体に対して、荷重伝達部材の円周方向の各部位において均等に荷重を伝達することができる。これにより、圧力検出機構に加わる荷重に偏りが生じることを抑制し、燃焼圧センサによって燃焼圧を正確に検出することができる。
また、荷重伝達部材、センサ保持部材、ハウジング等の加工精度の管理を厳密に行うことが不要になる。
以上のごとく、上記第1〜第3態様の燃焼圧センサによれば、加工精度の管理を容易にしつつ高精度に燃焼圧を検出することができる。
上記第4態様の燃焼圧センサにおいては、上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との間に、球体形状の中間部材が配置されている。そして、上記荷重伝達部材の基端部における、上記中間部材との接触面、及び上記センサ保持部材の先端部における、上記中間部材との接触面は、上記中間部材の表面と接触する凹状の曲面によって形成されている。この構成により、燃焼圧センサを構成する各部品に生じた寸法誤差等の影響を受けて、荷重伝達部材又はセンサ保持部材が、軸方向に対して傾いてハウジングの内部に配置される場合においても、荷重伝達部材の基端部と中間部材とセンサ保持部材の先端部とは、中間部材の表面と凹状の曲面とが常に接触することができる。これにより、上記一態様の燃焼圧センサの場合と同様の理由によって、上記他の態様の燃焼圧センサにおいても、加工精度の管理を容易にしつつ高精度に燃焼圧を検出することができる。
実施形態1における、燃焼圧センサの断面図。 実施形態1における、センサ保持部材の周辺の概略的な拡大断面図。 実施形態1における、荷重伝達部材が軸方向に対して傾いた際のセンサ保持部材の周辺の概略的な拡大断面図。 図3における、IV−IV線断面矢指図。 実施形態1における、燃焼室に対して斜めに配置された燃焼圧センサの断面図。 実施形態2における、センサ保持部材の周辺の概略的な拡大断面図。 実施形態3における、センサ保持部材の周辺の概略的な拡大断面図。 荷重伝達部材の先端部の周辺の概略的な拡大断面図。
(実施形態1)
燃焼圧センサの実施形態につき、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態の燃焼圧センサ1は、図1に示すごとく、グローヒータ14と一体化されたものであり、ハウジング2、センサ保持部材3、荷重伝達部材4及び圧力検出機構5を有する。
ハウジング2は、エンジンヘッド11の燃焼室12に繋がるプラグ取付孔13に取り付けられている。センサ保持部材3は、ハウジング2の内周側に配置されている。荷重伝達部材4は、ハウジング2の内周側に配置され、ハウジング2に生じる圧縮応力を荷重としてセンサ保持部材3に伝達するために用いられる。圧力検出機構5は、センサ保持部材3に伝達される荷重に基づいて、燃焼室12内の圧力を求めるために用いられる。グローヒータ14は、ハウジング2の先端部24の内周側に配置され、燃焼室12内を加熱するために用いられる。
荷重伝達部材4の基端部41の接触面411と、センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311とは、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有している。
ここで燃焼圧センサ1において、ハウジング2及び荷重伝達部材4が伸びる方向を軸方向Xとして表す。また、燃焼圧センサ1において、エンジンヘッド11の燃焼室12側に位置する側を軸方向Xの先端又は先端側X1として表し、その反対側を軸方向Xの基端又は基端側X2として表す。
以下、本形態の燃焼圧センサ1につき、さらに詳説する。
燃焼圧センサ1は、図1に示すごとく、エンジンヘッド11の燃焼室12内にグローヒータ14の先端部を突出させるようにして、プラグ取付孔13に配置される。燃焼圧センサ1は、グローヒータ14に通電部材15を介して通電を行って、燃焼室12内における燃料混合気を予熱する機能と、圧力検出機構5によって燃焼室12内の燃焼圧を測定する機能とを有する。
燃焼圧センサ1は、ハウジング2の先端部24をエンジンヘッド11のプラグ取付孔13に当接させ、ハウジング2の基端側X2に形成された雄螺子部231を、エンジンヘッド11のプラグ取付孔13に形成された雌螺子部134に螺合させてプラグ取付孔13に取り付けられる。
ハウジング2は、プラグ取付孔13に当接する第1ハウジング21と、第1ハウジング21の基端側X2に連結された第2ハウジング22と、第2ハウジング22の基端側X2に連結された第3ハウジング23とを有している。第1ハウジング21と第2ハウジング22と第3ハウジング23とは、溶接によって互いに連結されている。
第1ハウジング21は、円筒形状に形成されており、グローヒータ14を内周に保持する。第1ハウジング21は、厚肉部211と、厚肉部211の先端側X1に設けられ、厚肉部211よりも外径が縮小した薄肉部212を有している。
第2ハウジング22は、円筒形状に形成されており、第2ハウジング22の中心軸部には、グローヒータ14の通電部材15を挿通させるための中心穴26が形成されている。
第3ハウジング23は、円筒形状に形成されており、内周に通電部材15及び荷重伝達部材4を挿通させている。
また、プラグ取付孔13の先端側部分131は、基端側部分132に比べて縮径しており、先端側部分131と基端側部分132との間には段部133が形成されている。この段部133に、第1ハウジング21の厚肉部211が当接していることにより、燃焼室12内の燃焼ガスがエンジンヘッド11の外部に漏出することを防止している。第1ハウジング21、第2ハウジング22及び第3ハウジング23は、ステンレス鋼等の金属から構成されている。
図1、図2に示すごとく、センサ保持部材3A,3Bは、荷重伝達部材4の基端側X2に接触して圧力検出機構5を先端側X1から保持する円筒形状の第1センサ保持部材3Aと、圧力検出機構5を基端側X2から保持すると共に第3ハウジング23に固定された円筒形状の第2センサ保持部材3Bとを有する。各センサ保持部材3A,3Bの中心軸部には、グローヒータ14の通電部材15を挿通させるための中心穴36が形成されている。
第1センサ保持部材3Aは、荷重伝達部材4の基端部41に当接する先端部31と、接触面311の基端側X2において先端部31よりも縮径して形成され、圧力検出機構5の内周側及び第2センサ保持部材3Bの内周側に配置された内周部32とを有している。荷重伝達部材4から圧力検出機構5に加わる圧力は、第2センサ保持部材3Bによって受け止められる。第1センサ保持部材3A及び第2センサ保持部材3Bは、ステンレス鋼等の金属から構成されている。
荷重伝達部材4は、円筒形状を有しており、ハウジング2内において軸方向Xにスライド可能に配置されている。荷重伝達部材4の先端部42はハウジング2の第2ハウジング22の基端部25に当接している。荷重伝達部材4の中心軸部には、グローヒータ14の通電部材15を挿通させるための中心穴46が形成されている。荷重伝達部材4は、ステンレス鋼等の金属から構成されている。
圧力検出機構5は、少なくとも1個以上の圧電素子と回路基板とから構成されていると共に、第1センサ保持部材3Aと第2センサ保持部材3Bとの間に挟持されている。図1、図2等においては、圧力検出機構5を概略的に示す。
圧電素子は、水晶、PZT、ニオブ酸リチウム、ポリフッ化ビニリデン等の圧電効果を有する物質から構成される。圧力検出機構5は、荷重伝達部材4から伝達される、ハウジング2に生じる圧縮応力に伴う荷重を受け、この荷重に比例した電荷を発生させるものである。
図2に示すごとく、本形態の荷重伝達部材4の基端部41の接触面411は、凸状の曲面によって形成されており、本形態の第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311は、接触面411の凸状の曲面の曲率半径よりも曲率半径の大きな凹状の曲面によって形成されている。ここで、凸状の曲面及び凹状の曲面は、球形状の一部分として形成されたものである。そして、凸状の曲面の曲率半径及び凹状の曲面の曲率半径はそれぞれ一定である。凹状の曲面の曲率半径が凸状の曲面の曲率半径以上の大きさを有することにより、両者が円滑に揺動することが可能になっている。
また、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411は、中心穴46の開口部461の周りに形成されており、第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311は、中心穴36の開口部361の周りに形成されている。凸状の曲面による接触面411の形成範囲と凹状の曲面による接触面311の形成範囲とは、中心穴46,36との関係及び荷重伝達部材4の中心軸線C4とセンサ保持部材3の中心軸線C3との間に生じうる傾き公差との関係において、適切に決定される。
ここで、同図に示すごとく、荷重伝達部材4の外周の半径をφR1、荷重伝達部材4の中心穴46の半径をφR2、第1センサ保持部材3Aの中心穴36の半径をφr1とする。また、接触面411及び接触面311と一致する球形状の中心Oから荷重伝達部材4の中心穴46の開口角部までのラインL1と、荷重伝達部材4の中心軸線C4との間の角度をθRとし、球形状の中心Oから第1センサ保持部材3Aの中心穴36の開口角部までのラインL2と、荷重伝達部材4の中心軸線C4と一致する第1センサ保持部材3AのC3との間の角度をθrとする。また、球形状の中心Oから凸状の曲面による接触面411までの曲率半径をφRsとし、球形状の中心Oから凹状の曲面による接触面311までの曲率半径をφrsとする。
このとき、φrs≧φRsの関係と、φRs≧φR1の関係とが成立する。そして、荷重伝達部材4の中心軸線C4と第1センサ保持部材3Aの中心軸線C3との間に生じうる傾き公差をθEとすると、θE≦|θR−θr|の関係が成立する。なお、θRは、θR=sin-1(φR2/φRs)によって表され、θrは、θr =sin-1(φr1/φrs)によって表される。そして、生じうる傾き公差θEが想定されると、これに応じてφR1、φR2、φr1、φRs、φrsの各寸法が決定されることになる。
本形態の荷重伝達部材4の先端部42の接触面421は中心軸線C4に垂直な平坦面によって形成されており、本形態のハウジング2の基端部25の接触面251は、中心軸線C2に垂直な平坦面によって形成されている。
荷重伝達部材4の中心軸線C4と第1センサ保持部材3Aの中心軸線C3との間に傾きが生じる場合としては、例えば、荷重伝達部材4の中心軸線C4がハウジング2の中心軸線C2に対して傾く場合、第1センサ保持部材3Aの中心軸線C3がハウジング2の中心軸線C2に対して傾く場合、さらに荷重伝達部材4の中心軸線C4及び第1センサ保持部材3Aの中心軸線C3がハウジング2の中心軸線C2に対してそれぞれ傾く場合が想定される。荷重伝達部材4の中心軸線C4と第1センサ保持部材3Aの中心軸線C3との間の傾きは、例えば、荷重伝達部材4の先端部42から基端部41までの軸長に寸法誤差が生じた場合、荷重伝達部材4の先端部42の接触面421とハウジング2の基端部25の接触面251との平坦面の垂直度に誤差が生じた場合、第1センサ保持部材3Aを内周に保持する第2センサ保持部材3Bがハウジング2に対して傾く状態で固定された場合等に生じる。
本形態の荷重伝達部材4及びセンサ保持部材3によれば、ハウジング2、センサ保持部材3、荷重伝達部材4に加工精度の誤差が生じた場合でも、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411とセンサ保持部材3の先端部31の接触面311とが、中心穴36,46の周りの全周において接触する状態を維持することができる。図3には、荷重伝達部材4の中心軸線C4とセンサ保持部材3の中心軸線C3との間に傾きが生じた場合を示す。この場合、接触面411と接触面311とは、図4に示すごとく、中心穴36,46の一方側に隣接する部分の接触面積が大きくなる一方、中心穴36,46の他方側に隣接する部分の接触面積が小さくなる状態で、中心穴36,46の周りの全周において接触する状態を維持することができる。接触面411と接触面311とは、中心穴36,46の周りの全周において面接触することがほとんどである。場合によっては、接触面411と接触面311とは、中心穴36,46の周りの全周において線接触していてもよい。なお、同図において、接触面411と接触面311との接触部分Sをグレーチングのハッチングによって示す。
次に、燃焼圧センサ1の圧力検出方法について説明する。
エンジンヘッド11に生じる圧縮応力は、荷重として雌螺子部134と段部133とを介してエンジンヘッド11に取り付けられたハウジング2に加わる。そして、ハウジング2にも圧縮応力が生じ、ハウジング2に生じた圧縮応力が荷重として荷重伝達部材4に加わり、荷重伝達部材4から圧力検出機構5に荷重が加わる。圧力検出機構5は、第2センサ保持部材3Bによって移動が阻止されており、ハウジング2に生じた圧縮応力が圧力検出機構5によって荷重として測定される。そして、圧力検出機構5の荷重の出力に、エンジンパラメータ(吸気圧、エンジン回転数、圧縮比等)を変数とする補正ロジックを適用することにより、燃焼室12内の燃焼圧を算出することができる。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
燃焼圧センサ1においては、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411が凸状の曲面に形成されており、第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311が、凸状の曲面に接触する凹状の曲面に形成されている。この構成により、燃焼圧センサ1の組付けを行う際に、燃焼圧センサ1を構成する各部品ハウジング2、各センサ保持部材3A、3B、荷重伝達部材4に接触面の傾きに影響する寸法誤差があった場合には、荷重伝達部材4の中心軸線C4とセンサ保持部材3の中心軸線C3とが相対的に傾くことができる。
そして、図3に示すごとく、荷重伝達部材4又は第1センサ保持部材3Aが、軸方向Xに対して傾いてハウジング2の内部に配置される場合においても、凹状の曲面による接触面311と凸状の曲面による接触面411とが中心穴36,46の周りの全周において常に接触することができる。これにより、荷重伝達部材4又は第1センサ保持部材3Aに生じた傾きが、荷重伝達部材4から第1センサ保持部材3Aへの荷重の伝達に与える影響を吸収することができる。すなわち、燃焼圧センサ1によって燃焼圧を検出する際には、荷重伝達部材4が、第1センサ保持部材3A及び圧力検出機構5の全体に対して、荷重伝達部材4の円周方向の各部位において均等に荷重を伝達することができる。これにより、圧力検出機構5に加わる荷重に偏りが生じることを抑制し、燃焼圧センサ1によって燃焼圧を正確に検出することができる。また、凹状の曲面による接触面311と凸状の曲面による接触面411とを接触させる構成により、ハウジング2、各センサ保持部材3A、3B及び荷重伝達部材4等を加工する際の精度管理が容易となる。
また、図5に示すごとく、プラグ取付孔13は、エンジンヘッド11の燃焼室12に対して斜めに形成され、プラグ取付孔13に配置されている燃焼圧センサ1が燃焼室12に対して斜めに配置されることがある。この場合には、燃焼室12内の燃焼により生じる熱によって燃焼圧センサ1が加熱される温度は、燃焼圧センサ1の周方向の部位によって異なることになる。エンジンヘッド11には、図示しない冷却水路が形成されている。そのため、燃焼圧センサ1に生じる温度分布については一概には言えないが、基本的には、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12に近い側に配置された部位が加熱される温度は、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12から遠い側に配置された部位が加熱される温度に比べて高くなる。このとき、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12に近い側に配置された部位のハウジング2、各センサ保持部材3A、3B、荷重伝達部材4等に生じる熱膨張は、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12から遠い側に配置された部位のハウジング2、各センサ保持部材3A、3B、荷重伝達部材4等に生じる熱膨張に比べて大きくなる。
そして、ハウジング2、各センサ保持部材3A、3B、荷重伝達部材4等をそれぞれ構成する材料の違いに基づく線膨張係数の差によって、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12に近い側に配置された部位と、燃焼圧センサ1のうち燃焼室12から遠い側に配置された部位とに生じる熱応力には違いが生じる。この場合において、荷重伝達部材4の中心軸線C4とセンサ保持部材3の中心軸線C3とが、凸状の曲面による接触面411と凹状の曲面による接触面311との係合によって適切に傾くことができる。これにより、燃焼圧センサ1が燃焼室12に対して斜めに配置される場合であっても、荷重伝達部材4と第1センサ保持部材3Aとの円周方向の各部位において均等に荷重を伝達することができ、圧力検出機構5に加わる荷重に偏りが生じることを防止することができる。
以上のごとく、燃焼圧センサ1によれば、加工精度の管理を容易にしつつ高精度に燃焼圧を検出することができる。
(実施形態2)
本形態の燃焼圧センサ1においては、図6に示すごとく、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411が、凹状の曲面によって形成されており、第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311が、凹状の曲面の曲率半径以下の曲率半径を有する凸状の曲面によって形成されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
本形態の燃焼圧センサ1は、図7に示すごとく、ハウジング2の内周側であって、荷重伝達部材4の基端部41と第1センサ保持部材3Aの先端部31との間に配置された球体形状の中間部材6を有する。中間部材6には、グローヒータ14の通電部材15を挿通させるための中心穴66が形成されている。
中間部材6は、完全な球体に中心穴66が形成された形状であってもよく、例えば、図7の二点鎖線Kで示すごとく、一部が切り欠かれた球体に中心穴66が形成された形状であってもよい。
中間部材6は、荷重伝達部材4及び第1センサ保持部材3Aは、中間部材6に対して揺動可能であり、ハウジング2に対して、中間部材6を介して自在に傾くことが可能である。中間部材6の基端部61は第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311に当接している。中間部材6の先端部62は荷重伝達部材4の基端部41の接触面411に当接している。
本形態の荷重伝達部材4の基端部41における、中間部材6との接触面411、及び本形態の第1センサ保持部材3Aの先端部31における、中間部材6との接触面311は、球体形状の中間部材6の曲率半径よりも曲率半径の大きな凹状の曲面によって形成されている。中間部材6は、ステンレス鋼等の金属から構成されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本形態の燃焼圧センサ1においては、燃焼圧センサ1を構成する各部品ハウジング2、各センサ保持部材3A、3B、荷重伝達部材4に生じた寸法誤差等の影響を受けて、荷重伝達部材4又は第1センサ保持部材3Aが、軸方向Xに対して傾いてハウジング2の内部に配置される場合においても、荷重伝達部材4の基端部41と中間部材6と第1センサ保持部材3Aの先端部31とは、中間部材6の表面と凹状の曲面とが常に接触することができる。そして、荷重伝達部材4又は第1センサ保持部材3Aに生じた傾きが、荷重伝達部材4から中間部材6を介した第1センサ保持部材3Aへの荷重の伝達に与える影響を吸収することができる。
その他、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411と第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311とを、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状に形成する代わりに、図8に示すごとく、荷重伝達部材4の先端部42の接触面421とハウジング2の基端部25の接触面251とを、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状に形成することもできる。この場合には、荷重伝達部材4の基端部41の接触面411と第1センサ保持部材3Aの先端部31の接触面311とは、平坦面によって接触する構成とすることができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 燃焼圧センサ
11 エンジンヘッド
12 燃焼室
13 プラグ取付孔
2 ハウジング
3 センサ保持部材
4 荷重伝達部材
5 圧力検出機構

Claims (7)

  1. エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
    該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
    上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
    上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
    記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有している、燃焼圧センサ。
  2. エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
    該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
    上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
    上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
    上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面、及び上記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面との少なくとも一方は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有しており、
    上記ハウジングの先端部の内周側には、上記燃焼室内を加熱するためのグローヒータが配置されており、
    上記荷重伝達部材の中心軸部と上記センサ保持部材の中心軸部とには、上記グローヒータの通電部材を挿通させるための中心穴がそれぞれ形成されており、
    上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面は、上記中心穴の開口部の周りに形成されている、燃焼圧センサ。
  3. エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
    該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
    上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
    上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
    上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との一対の接触面、及び上記荷重伝達部材の先端部と上記ハウジングの基端部との一対の接触面との少なくとも一方は、凹状の曲面と凸状の曲面とが接触する形状を有しており、
    上記センサ保持部材の中心軸部には、中心穴が形成されており、上記センサ保持部材の中心軸部は、上記圧力検出機構の中心部に形成された挿通穴内に挿通されている、燃焼圧センサ。
  4. 上記荷重伝達部材の基端部の接触面は、凸状の曲面によって形成されており、
    上記センサ保持部材の先端部の接触面は、上記凸状の曲面の曲率半径以上の曲率半径を有する凹状の曲面によって形成されている、請求項2又は3に記載の燃焼圧センサ。
  5. 上記荷重伝達部材の基端部の接触面は、凹状の曲面によって形成されており、
    上記センサ保持部材の先端部の接触面は、上記凹状の曲面の曲率半径以下の曲率半径を有する凸状の曲面によって形成されている、請求項2又は3に記載の燃焼圧センサ。
  6. エンジンの燃焼室に繋がるプラグ取付孔に取り付けられるハウジングと、
    該ハウジングの内周側に配置されたセンサ保持部材と、
    上記ハウジングの内周側に配置され、該ハウジングに生じる圧縮応力を荷重として上記センサ保持部材に伝達するための荷重伝達部材と、
    上記ハウジングの内周側であって、上記荷重伝達部材の基端部と上記センサ保持部材の先端部との間に配置された球体形状の中間部材と、
    上記センサ保持部材に保持され、上記センサ保持部材に伝達される荷重に基づいて、上記燃焼室内の圧力を求めるための圧力検出機構と、を有し、
    上記荷重伝達部材の基端部における、上記中間部材との接触面、及び上記センサ保持部材の先端部における、上記中間部材との接触面は、上記中間部材の表面と接触する凹状の曲面によって形成されている、燃焼圧センサ。
  7. 上記ハウジングの先端部の内周側には、上記燃焼室内を加熱するためのグローヒータが配置されており、
    上記荷重伝達部材の中心軸部と上記センサ保持部材の中心軸部と上記中間部材とには、上記グローヒータの通電部材を挿通させるための中心穴がそれぞれ形成されており、
    上記荷重伝達部材の基端部における、上記中間部材との接触面は、該荷重伝達部材の上記中心穴の開口部の周りに形成されており、
    上記センサ保持部材の先端部における、上記中間部材との接触面は、該センサ保持部材の上記中心穴の開口部の周りに形成されている、請求項に記載の燃焼圧センサ。
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