JP6557168B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機に関する。
洗濯機として縦型の洗濯機は、バランスリングを備えた洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽を収容する外槽と、外槽の上端部に取り付けられた槽カバーと、を備えたものが知られている。
このような洗濯機では、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などの一連の工程を自動運転コースとして備えている。このうち、脱水工程では、洗濯兼脱水槽を回転させて遠心力により衣類等の洗濯物の脱水を行っているが、遠心力で洗濯物が上方に浮き上がり、槽カバーの上にこれが乗り上げるおそれがあった。槽カバーの上に洗濯物が乗り上げると、脱水が不十分となったり、槽カバーを乗り越えて洗濯物が脱落したりするなど洗濯物が損傷するおそれもあった。
このような洗濯物の乗り上げを抑制する洗濯機として、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の洗濯機では、バランスリングの内壁を上方に延設してリブを形成し、リブの高さを槽カバーの内周面とほぼ同一に設定し、かつ槽カバーの外周リブの高さよりも低く設定している。
特開平08−309079号公報
しかしながら、特許文献1の洗濯機では、洗濯兼脱水槽に収容されている洗濯物の量が多い場合などに、洗濯物の浮き上がりを好適に抑えることが難しく、槽カバーの上に依然として洗濯物が乗り上げるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、脱水時の遠心力で上方に浮き上がった洗濯物を洗濯兼脱水槽に好適に落とし込むことができ、脱水性能の向上および洗濯物の損傷を好適に抑制することができる洗濯機を提供することにある。
本発明は、内部に水を溜める外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータと、前記外槽の上端部に取り付けられる環状の槽カバーと、を備え、前記槽カバーには、前記槽カバーの内側に突出し、前記洗濯兼脱水槽に収容された洗濯物が脱水運転時に前記槽カバー上に乗り上げるのを規制する規制突部が設けられており、前記規制突部は、前記洗濯兼脱水槽の底部に対向する下面を備えており、前記下面は、前記槽カバーの径方向内側に向けて上向きに傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、脱水時の遠心力で上方に浮き上がった洗濯物を洗濯兼脱水槽に好適に落とし込むことができ、脱水性能の向上および洗濯物の損傷を好適に抑制することができる洗濯機を提供することができる。
本発明の第1実施形態の洗濯機の内部構成を示す図である。 外枠および洗濯兼脱水槽を示す斜視図である。 槽カバーを示す平面図である。 規制突部を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は拡大斜視図である。 図3のA−A線に相当する外槽および洗濯兼脱水槽の部分断面図である。 洗濯兼脱水槽に収容されている洗濯物の量が多い場合の洗濯物の様子を示す図であり、(a)は例えばすすぎ後の洗濯物の様子を示す模式図、(b)は脱水時に槽カバーに洗濯物が乗り上げた際の様子を示す模式図である。 (a)〜(c)は規制突部の作用説明図である。 本発明の第2実施形態の洗濯機の洗濯槽(槽カバー)を示す平面図である。 (a)(b)は規制突部の変形例を示す図である。
次に、本発明の実施形態の洗濯機について、適宜図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明を、洗濯、すすぎ、脱水機能を有する縦型の全自動洗濯機に適用した例について説明する。各実施形態において、同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において、前後上下の方向は図1に示す前後上下の方向を基準とする。
(第1実施形態)
図1に示すように、洗濯機1は、内部機構を内包する略箱形の鋼板製の外枠5を備えている。外枠5内には、防振装置4によって、洗濯兼脱水槽3を回転自在に内置した合成樹脂製の外槽6が吊架されている。外枠5の上部には、合成樹脂製の上面カバー9が設けられている。上面カバー9には、制御手段であるコントロールユニット7、給水手段である電磁給水弁16(給水手段)が備わる。外枠5の下部には、合成樹脂製のベース部材10が備わる。
ベース部材10の4隅には、脚部10aが4箇所嵌挿されており、4箇所の脚部10aが床面と直接接して当該洗濯機1の本体を支えている(図1では、2か所のみ図示)。また、ベース部材10の後部には、排水ホース11を引き出すホース引き出し口11aが設けられている。
上面カバー9の中央部には、衣類等の洗濯物Wを出し入れする洗濯物投入口9aを有している。上面カバー9には、洗濯物投入口9aを開閉するための蓋体9bが設けられている。上面カバー9の内部に備わる電気部品は、上面カバー9の前側と後側の2箇所に設けられており、前側裏面に前部保護カバー9c、後側裏側に後部保護カバー9dによって保護されている。上面カバー9と前部保護カバー9cにて構成される空間部分には、電源スイッチ13、洗濯等の各工程などを操作する入力スイッチ部14、各工程の進行状況を表示する進行表示部14aなどが設けられている。
上面カバー9と後部保護カバー9dにて構成される空間部分には、前記コントロールユニット7、水位を検知する感圧式の水位センサ15、前記電磁給水弁16等が収納されている。なお、コントロールユニット7は、前部保護カバー9cによって構成される空間内、後部保護カバー9dによって構成される空間内のどちらに配置されていても構わない。また、上面カバー9の後部外側には、水道の蛇口に接続された給水ホース17が取り付けられ、その他端は電磁給水弁16に接続されている。
外槽6は、有底略円筒状を呈している。防振装置4は、バネや弾性ゴムからなり、外枠5の上端から外槽6を吊り下げ支持している。
外槽6は合成樹脂製であり、その下部壁面には水位検出のためのエアトラップ6aが形成されている。外槽6内の洗濯水の水位の検出は、このエアトラップ6aから、エアチューブ6bを介し水位検出手段である感圧式の水位センサ15にて行われる。洗濯工程等を行う際、コントロールユニット7の指令により、電磁給水弁16を開き、外槽6内に洗濯水が給水される。所定の水位となったことが水位センサ15により検知され、コントロールユニット7の指令により電磁給水弁16を閉め、給水を停止する。
外槽6の底部には外槽排水口6cが設けられている。外槽排水口6cには、排水装置である排水弁18および排水ホース11が接続されている。脱水工程等を行う際、コントロールユニット7の指令により排水弁18が開かれる。外槽6内の洗濯水は、排水ホース11の他端から洗濯機1の機外へ排水される。
外槽6の上面には、槽カバー20が取り付けられている。槽カバ−20は、外槽6の全体の剛性を保つとともに、外槽6の内周面と洗濯兼脱水槽3の外周面との間に形成される隙間を覆う役割をなす。槽カバー20は、前記隙間に洗濯物等が入るのを防止している。槽カバー20の内側には、図2,図3に示すように、規制突部200が設けられている。規制突部200は、脱水運転時に槽カバー20上に洗濯物が乗り上げた際にこれを洗濯兼脱水槽3に押し戻すものである。規制突部200の詳細は後記する。
槽カバー20には、図2に示すように、ゴム製の蛇腹管20eが接続されている。蛇腹管20eは、振動変位する外槽6と固定側(上面カバー9側の注水ホース等)とを接続している。蛇腹管20eの接続口20fは、槽カバー20の後部側となる洗濯物の出し入れに支障のない場所に形成されている。
外槽6の底部外側には、図1に示すように、鋼板製の取付けベース21を介して、駆動用モータ22、および駆動用モータ22を減速する減速機構24が取り付けられている。駆動用モータ22には誘導電動機または、同期電動機が用いられる。駆動機構は、駆動用モータ22でVベルト(図示せず)および減速機構24を介して攪拌翼2を駆動するものであってもよく、また駆動用モータ22の駆動軸が減速機構24と同一軸上に構成されたものであってもよい。
減速機構24は、洗濯動作と脱水動作の切替えを行う電動操作クラッチ機構24aと遊星歯車減速機構24bとを備えている。電動操作クラッチ機構24aにより、洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で攪拌翼2を左右に回転させる攪拌モードや、洗濯兼脱水槽3と攪拌翼2を一体的に同一方向に回転させる脱水モードを選択できる。
洗濯兼脱水槽3は、胴体部(胴板)31と、流体バランサ32と、底板33と、を含んで構成されている。胴体部31は、ステンレス鋼板で略円筒状に形成され、周壁に洗濯物Wに含まれている洗濯水を遠心力にて洗濯物Wと分離し排出するための脱水孔31aを複数個有している。
流体バランサ32は、胴体部31の上縁部に設けられている。流体バランサ32は、洗濯物Wの偏りと反対方向にバランス用の流体が移動して、洗濯物Wの偏りによる外槽6の振動を抑制する機能を有する。また、流体バランサ32は、内径側の内周面32aが胴体部31の周壁よりも径方向内側に突出するように配置されている(図3参照)。
底板33は、上向きに湾曲した断面形状を有するように形成されている。底板33は、胴体部31の下端部に止着されている。底板33は、外槽6に通じる図示しない吸水口を複数個備えている。
洗濯兼脱水槽3の底部であって底板33の内周側には、回転自在な攪拌翼2が設けられている。この攪拌翼2は、底板33の大部分を覆う大径であって、周縁部が迫り上がるように上向きに湾曲し、皿状形態に形成されており、洗濯物Wを受け支える状態で回転するような構成となっている。
次に、規制突部200について説明する。規制突部200は、図3に示すように、槽カバー20の内面20gに一体的に設けられている。規制突部200は、槽カバー20の径方向内側に向けて内面20gから突出しており、図5に示すように、突出した先端部208が洗濯兼脱水槽3の流体バランサ32の内周面32aよりも内側となるように設定されている。
規制突部200は、図4,図5に示すように、底壁部201と、底壁部201の縁部から立ち上がる縁壁部202と、補強用のリブ203と、を備えている。底壁部201、縁壁部202およびリブ203は、いずれも薄板状に形成されている。これにより、規制突部200の軽量化が図られている。
底壁部201は、槽カバー20の内面20gから径方向内側へ張り出しており、洗濯兼脱水槽3の底板33(底部)に対向する平らな下面201a(図5参照)を備えている。下面201aは、水平面nに対して所定の角度をもって斜め上方に傾斜している。角度θは、例えば、5度から20度の範囲に設定されることが好ましく、より好ましくは10度前後の角度に設定されるのがよい。なお、下面201aは、傾斜させることなく、水平面nに平行に形成してもよい。底壁部201には、水抜き用の孔部201bが形成されている。孔部201bは、リブ203を挟んで2つ形成されている(図4(a)(b)参照)。なお、底壁部201の上面は、孔部201bに向けて下るように傾斜している。
底壁部201は、図4(a)に示すように、脱水時の洗濯兼脱水槽3の回転方向(白抜き矢印方向、図3参照)において、内側へ傾斜状に突出する傾斜部204と、傾斜部204に連続し、傾斜部204よりも内側へ略円弧状に突出する膨出部205と、を備えている。
傾斜部204は、前記回転方向において、槽カバー20の内側へ向けて徐々に突出量が大きくなるように(徐々に幅広となるように)形成されている。傾斜部204の縁部は、図4(a)に示すように、平面視で直線状に形成されている。これにより、傾斜部204の縁部から立ち上がる縁壁部202も平面視で直線状に形成されている。このような傾斜部204は、脱水時に槽カバー20の上面に洗濯物が乗り上げた際に、これを槽カバー20の内側へ(洗濯兼脱水槽3の径方向内側へ)徐々に押し込む役割(戻す役割)をなす。
膨出部205は、図4(a)(b)に示すように、傾斜部204に連続して槽カバー20の内側へ向けて急激に突出量が大きくなるように(急激に幅広となるように)形成されている。膨出部205の縁部は、図4(a)に示すように、前記回転方向の上流側205aが平面視で略円弧状に形成され、下流側205bが平面視で直線状に形成されている。これにより、膨出部205の縁部から立ち上がる縁壁部202もこれに倣って平面視で略円弧状および平面視で直線形状に形成されている。
なお、傾斜部204と膨出部205との隅部206は、アール状に形成されている。
このような膨出部205は、脱水時に槽カバー20の上面20kに洗濯物が乗り上げた際に、上流側の前記傾斜部204により槽カバー20の内側へ徐々に押し込まれた洗濯物に当接して、槽カバー20の内側へ向けて洗濯物を押し戻す役割をなす。
リブ203は、槽カバー20の内面と膨出部205の頂部との間を横断するように径方向に延在しており、規制突部200を補強している。
以上のような規制突部200は、図3に示すように、上面カバー9の蓋体9bを開いた際の、蓋体9bによって上方から覆われる部分(領域)に配置されている。つまり、洗濯物の出し入れに支障のない場所に形成されている。また、規制突部200は、前記領域において、蛇腹管20e(接続口20f)の上流側にずれた位置(接続口20fを基準として前記回転方向と反対方向にずれた位置)に配置されている。
次に、規制突部200の作用について説明する。例えば、洗濯兼脱水槽3内に沢山の洗濯物Wを入れた場合に、洗濯工程やすすぎ工程を終えた後に、図6(a)に示すように、洗濯物Wが山形に盛り上がる形態となることがある。図6(a)では、洗濯物Wの一部が槽カバー20を越えて上方に盛り上がった状態を示している。このように盛り上がった状態から洗濯機1の運転工程が脱水工程に入ると、洗濯兼脱水槽3の回転による遠心力で、図6(b)に示すように、上方にはみ出した洗濯物Wが洗濯兼脱水槽3の胴体部31側に貼り付き、洗濯物Wの一部が洗濯兼脱水槽3から浮き上がって槽カバー20の上面20kに乗り上げることがある。
槽カバー20の上面20kに乗り上げた洗濯物Wの一部は、図7(a)に示すように、遠心力を受けながら槽カバー20の上面20kを回転方向に移動し、その後、規制突部200に差し掛かる。そうすると、規制突部200の傾斜部204に洗濯物Wが当接する。傾斜部204は、槽カバー20の内側へ向けて突出量うが徐々に大きくなるように形成されているので、傾斜部204の縁壁部202に沿って回転方向に洗濯物Wが移動する過程で、槽カバー20の内側方向へ徐々に押し込まれる。
その後、洗濯物Wが傾斜部204から膨出部205に差し掛かると、膨出部205の略円弧状の縁壁部202に洗濯物Wが当接し、図7(b)に示すように、洗濯兼脱水槽3の流体バランサ32の内周面32aよりも内側に洗濯物Wが急激に押し込まれる。これにより、図7(c)に示すように、槽カバー20に乗り上げていた洗濯物Wが槽カバー20の内側へ一気に落とし込まれる。
また、規制突部200の下面201aが内側斜め上方へ角度θをもって形成されているので、洗濯物Wが規制突部200を通過する際に、下面201aに洗濯物Wが当接すると、下面201aによっても洗濯物Wが下方向に押し込まれる。これにより、洗濯物Wが洗濯兼脱水槽3の内側へ落とし込まれる。
以上説明した本実施形態の洗濯機1によれば、脱水時の遠心力で上方に浮き上がった一部の洗濯物Wが槽カバー20の上面20kに乗り上げた場合にも、規制突部200の作用によって、洗濯兼脱水槽3の内側へ洗濯物Wを落とし込むことができる。したがって、洗濯物Wが好適に脱水され、脱水性能の向上を図ることができる。また、槽カバー20の上面20kに乗り上げた洗濯物Wを洗濯兼脱水槽3の内側へ落とし込むことができるので、外槽6の外側に洗濯物Wが飛び出したり、外槽6と流体バランサ32との間に洗濯物Wが噛み込む等の現象を好適に防止することができる。したがって、洗濯物Wの損傷を好適に抑制することができる。
また、規制突部200の下面201aは、水平面nに対して所定の角度θをもって斜め上方に傾斜している。これにより、洗濯物Wは、規制突部200を通過する際に下方向に好適に押し込まれる。したがって、規制突部200の膨出部205の作用による洗濯物Wの落し込み効果と相俟って、洗濯物Wを洗濯兼脱水槽3の内側へ好適に落とし込むことができる。
また、規制突部200は、蓋体9bにより上方から覆われる部分(領域)に配置されているので、洗濯物Wの出し入れに支障を来すことなく、脱水性能の向上および洗濯物Wの損傷を好適に抑制することができる。
また、規制突部200は、蛇腹管20eの接続口20fを基準として、洗濯兼脱水槽3の脱水時の回転方向と反対方向にずれた位置に設けられているので、槽カバー20に乗り上げた一部の洗濯物Wを、蛇腹管20eの手前側で洗濯兼脱水槽3に落とし込むことができる。したがって、槽カバー20に乗り上げた一部の洗濯物Wが蛇腹管20eに当たることによる蛇腹管20eや洗濯物Wの損傷を好適に抑制することができる。
また、規制突部200は、傾斜部204と、傾斜部204に連続する膨出部205と、を備えているので、洗濯兼脱水槽3の回転方向に段階を追って洗濯物Wを洗濯兼脱水槽3の内側に押し込むことができ、洗濯物Wの落とし込みの確実性を高めることができる。
(第2実施形態)
図8を参照して第2実施形態の乾燥機について説明する。本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、規制突部200Aを槽カバー20の周方向に沿って円弧状に形成した点にある。
規制突部200Aの底壁部201は、傾斜部204と、膨出部205Aとを備えている。膨出部205は、槽カバー20の内面20gに沿って第1実施形態のものよりも円弧状に長く形成されている。膨出部205Aは、傾斜部204に連続して槽カバー20の内側へ向けて急激に突出量が大きくなるように(急激に幅広となるように)形成されている。膨出部205Aの縁部は、前記回転方向の上流側205aが平面視で略円弧状に形成され、下流側205bが平面視で直線状に形成され、中間部205cが平面視で槽カバー20の内面20gに沿う円弧状に形成されている。これにより、膨出部205の縁部から立ち上がる縁壁部202もこれに倣う形状とされている。
本実施形態においても、規制突部200Aは、蛇腹管20e(接続口20f)の前記回転方向と反対方向にずれた位置、すなわち、接続口20fを基準として回転方向の上流側となる位置に配置されている。
本実施形態の洗濯機1によれば、前記実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果が得られる。また、規制突部200Aの膨出部205Aが円弧状に長く形成されているので、脱水時の遠心力で上方に浮き上がった一部の洗濯物Wが槽カバー20の上面20kに乗り上げた場合にも、規制突部200Aの作用によって、洗濯兼脱水槽3の内側へ洗濯物Wをより確実に落とし込むことができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
例えば、図9(a)に示すように、規制突部200,200Aの底壁部201の下面201aに、回転方向に延在するリブ210を設けてもよい。リブ210を設けることで、規制突部200,200Aの剛性を高めることができる。また、リブ210に沿って洗濯物Wを前記回転方向に好適に移動させることができ、その移動の過程で、槽カバー20の上面20kに乗り上げた一部の洗濯物Wを洗濯兼脱水槽3の内側に好適に落とし込むことができる。
また、図9(b)に示すように、規制突部200の底壁部201の下面201aを、前記回転方向に下向きに傾斜させてもよい。このような構成とすることで、槽カバー20の上面20kに洗濯物Wの一部が乗り上げた場合に、洗濯物Wが規制突部200を前記回転方向に移動する過程で、槽カバー20の下面201aによって洗濯物Wが下向きに押し込まれる。したがって、洗濯兼脱水槽3の内側に、より好適に洗濯物Wを落とし込むことができる。
また、規制突部200は、槽カバー20に複数個設けてもよい。この場合、膨出部205の突出量を各規制突部200で相互に異ならせてもよい。
1 洗濯機
6 外槽
3 洗濯兼脱水槽
9a 洗濯物投入口
9b 蓋体
22 駆動用モータ(モータ)
20 槽カバー
20e 蛇腹管
20f 接続口
33 底板(底部)
200 規制突部
200A 規制突部
201a 下面
204 傾斜部
205 膨出部
W 洗濯物

Claims (3)

  1. 内部に水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される洗濯兼脱水槽と、
    前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータと、
    前記外槽の上端部に取り付けられる環状の槽カバーと、を備え、
    前記槽カバーには、前記槽カバーの内側に突出し、前記洗濯兼脱水槽に収容された洗濯物が脱水運転時に前記槽カバー上に乗り上げるのを規制する規制突部が設けられており、
    前記規制突部は、前記洗濯兼脱水槽の底部に対向する下面を備えており、前記下面は、前記槽カバーの径方向内側に向けて上向きに傾斜していることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記洗濯兼脱水槽への洗濯物投入口を開閉する蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、前記洗濯物投入口を開いた状態で、前記槽カバーの少なくとも一部を上方から覆っており、
    前記規制突部は、前記蓋体により上方から覆われる部分に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記規制突部は、前記洗濯兼脱水槽の脱水時の回転方向において、前記槽カバーの径方向内側に向けて徐々に突出量が大きくなる傾斜部と、前記傾斜部に連続し、前記槽カバーの径方向内側に向けて急激に突出量が大きくなる膨出部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
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