JP3256624B2 - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JP3256624B2
JP3256624B2 JP06130194A JP6130194A JP3256624B2 JP 3256624 B2 JP3256624 B2 JP 3256624B2 JP 06130194 A JP06130194 A JP 06130194A JP 6130194 A JP6130194 A JP 6130194A JP 3256624 B2 JP3256624 B2 JP 3256624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯時と脱水時の動力の
切換えを水の浮力を利用して行なう脱水兼用洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、脱水兼用洗濯機においては、
モータを洗濯用と脱水用とで共通に具え、このモータの
動力を、洗濯時に回転槽内の撹拌体に伝えて、該撹拌体
を回転させることにより洗濯をし、脱水時に回転槽及び
撹拌体に伝えて、これらを回転させることにより脱水を
するようにしている。しかして、このような動力の切換
えを、従来は、モータから撹拌体及び回転槽に至る動力
伝達経路の途中に設けたクラッチスプリングを主体とす
るクラッチ機構により行なうようにしている。
【0003】しかしながら、クラッチスプリングはその
巻き数や内径寸法等に精度が要求されるもので、更に、
このクラッチスプリングを作動制御する電磁石やモータ
等をも必要とし、構造が複雑で、高価となっていた。こ
れに対して、特開昭57−103690号公報及び特開
昭62−268343号公報に示される脱水兼用洗濯機
が存在する。
【0004】これらのものは、回転槽の外底部にフロー
ト室を形成し、この回転槽が常時はモータにより回転さ
れるシャフトに撹拌体と共に取付けられた伝動体に受動
部を接触係合させ、洗濯時に、回転槽の内部と共に該回
転槽を内設した非回転槽(外槽)の内部に水が溜められ
ることにより、上記フロート室に空気が封じ込められて
回転槽を浮かせ、上記伝動体から受動部を離間させて、
モータの回転力がシャフトから撹拌体にのみ伝えられ
て、回転槽には伝わらないようになっており、そして、
脱水時には、上記回転槽内及び非回転槽内の水が排出さ
れることにより、回転槽が降下して受動部を伝動体に接
触係合させ、モータの回転力がシャフトから撹拌体と共
に回転槽に伝わるようになっている。これらのものによ
ると、構造が簡単で、部品精度も大して高く必要とされ
ず、安価に提供できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものでは、洗濯時に回転槽が浮く分、該回転槽の上方に
大きな隙間を確保する必要があって、回転槽が降下する
脱水時にはその大きな隙間から洗濯物が飛び出すおそれ
を有していた。又、その大きな隙間の分、全体の高さが
増して、上方からの洗濯物の取り出しがしにくくなって
もいた。更に、回転槽が降下するとき傾いてしまって、
この傾いたままモータの回転力が伝えられるようになる
ことから、脱水時に回転槽が振れ、異常振動を起こしや
すくなるという問題点をも有していた。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、構造が簡単で、部品精度も
大して高く必要とされないばかりでなく、洗濯物が飛び
出しやすくなったり、取り出しにくくなったりすること
もなく、更に、脱水時に異常振動を起こしやすくなるこ
ともなく、必要な動力の切換えができる脱水兼用洗濯機
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の脱水兼用洗濯機においては、回転槽及びこ
れの内部に配設した撹拌体を具え、洗濯時にその撹拌体
を回転させて洗濯をし、脱水時に回転槽を撹拌体と共に
回転させて脱水をするようにしたものにあって、前記回
転槽を浮動、降下不能に具えると共に、前記撹拌体の回
転及び回転槽の回転の駆動源であるモータと、抜け止め
状態に設けられて前記モータにより回転され前記撹拌体
を固着したシャフトと、前記回転槽と撹拌体との間に位
置して前記シャフト周りに該シャフトに沿って浮動、降
下可能に嵌挿され、通常及び脱水時に前記シャフトと回
転槽とを連結し、洗濯時にシャフト周りに溜められる水
に浮いて前記シャフトと回転槽との連結を断つクラッチ
フロートを具備して成ることを特徴とする。
【0008】この場合、クラッチフロートは、シャフト
の外周部及びクラッチフロートの内周部に設けた凹凸部
の係合により、シャフトと一体回転するように且つシャ
フトに沿い浮動するようにすると良いし、クラッチフロ
ートに設けた外歯と回転槽側に設けた内歯との噛合及び
離脱により、該回転槽と連結及び連結解除をするように
すると良い。
【0009】又、クラッチフロートの外歯は回転槽側の
内歯方向に先細となるテーパ状に形成すると良く、その
場合のクラッチフロート外歯の先端部の歯先円径の寸法
は、回転槽側内歯の入口部の歯底円径の寸法より小さく
定めると良い。更に、クラッチフロートは内部に多数の
気泡を有する発泡プラスチックにより形成すると良く、
あるいは空気室を有するものとしても良い。
【0010】一方、本発明の脱水兼用洗濯機において
は、回転槽を非回転槽内に配設すると共に、洗濯時に水
に浮いて上記回転槽を非回転槽に連結し、通常及び脱水
時にその連結を断つ回り止めフロートをシャフト周りに
嵌挿して具備したことをも特徴とする。
【0011】この場合、回り止めフロートは、非回転槽
側と回り止めフロートとに設けた凹凸部の係合により浮
動可能で且つ非回転槽に常時制止されるように設けると
共に、回り止めフロートに設けた歯と回転槽側に設けた
歯との噛合及び離脱により、該回転槽と連結及び連結解
除をするようにすると良い。又、回転槽が脱水用開口部
を上部にのみ有し、洗濯時に該回転槽の内部から底部の
中央部を通し外部非回転槽の底部排水口にかけて形成し
た水路に貯水するようにしたものにおいては、その水路
中にクラッチフロートを配設すると良い。
【0012】そして、洗濯時及び脱水時にクラッチフロ
ートの上下位置に応じ異なる出力を発生する出力発生手
段を具備すると共に、この出力発生手段の出力からクラ
ッチフロートの洗濯時及び脱水時における上下位置を判
定して運転を実行する制御する制御手段を具備すると良
い。この場合、出力発生手段は、洗濯時及び脱水時のク
ラッチフロートの上下位置に応じた出力をモータの負荷
量で発生すると良い。このモータの負荷量としては、モ
ータの駆動電流,印加電圧,及び回転数がある。
【0013】又、制御手段は、クラッチフロートの洗濯
時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
たときに、モータを極短周期反転させたり、あるいは減
速回転させたりすると良く、更にそれらを複数回繰返す
となお良い。加えて、制御手段は、クラッチフロートの
洗濯時及び脱水時における上下位置が不正確であると判
定したときに、異常報知をする制御をするものであって
も良い。
【0014】
【作用】上記手段によれば、洗濯時と脱水時との必要な
動力の切換えをシャフト周りに設けたクラッチフロート
の浮動,降下で行なうのであって、回転槽の浮動,降下
で行なうのではないから、回転槽の上方に大きな隙間を
確保する必要がなくなり、又、回転槽が傾いた状態でモ
ータの回転力を伝えられるようになることも避けられ
る。
【0015】この場合、クラッチフロートを、シャフト
の外周部及びクラッチフロートの内周部に設けた凹凸部
の係合により、シャフトと一体回転するように且つシャ
フトに沿い浮動するようにしたものでは、シャフトに沿
ったクラッチフロートの浮動,降下を許容しつつ、シャ
フトからクラッチフロートへの動力の伝達を確実になす
ことができる。
【0016】又、クラッチフロートを、クラッチフロー
トに設けた外歯と回転槽側に設けた内歯との噛合及び離
脱により、該回転槽と連結及び連結解除をするようにし
たものでは、クラッチフロートから回転槽への動力の伝
達,遮断を確実になすことができる。
【0017】更に、クラッチフロートの外歯を回転槽側
の内歯方向に先細となるテーパ状に形成したものでは、
クラッチフロートから回転槽への動力の伝達,遮断の状
態の切換えをスムーズになすことができるものであり、
特にこの場合、クラッチフロート外歯の先端部の歯先円
径の寸法を、回転槽側内歯の入口部の歯底円径の寸法よ
り小さく定めたものでは、その状態の切換えをよりスム
ーズになすことができる。
【0018】クラッチフロートを発泡プラスチックによ
り形成したものでは、クラッチフロートの浮動性を良く
することができる。又、クラッチフロートを空気室を有
するものとしたものでも、クラッチフロートの浮動性を
良くすることができる。
【0019】一方、回転槽を非回転槽内に配設すると共
、洗濯時に水に浮いて上記回転槽を非回転槽に連結
し、通常及び脱水時にその連結を断つ回り止めフロート
シャフト周りに嵌挿して具備したものにおいては、洗
濯時の回転槽の回り止めフロートにより確実に行なう
ことができる。
【0020】この場合、回り止めフロートを、非回転槽
側と回り止めフロートとに設けた凹凸部の係合により浮
動可能で且つ非回転槽に常時制止されるように設けると
共に、回り止めフロートに設けた歯と回転槽側に設けた
歯との噛合及び離脱により、該回転槽と連結及び連結解
除をするようにしたものでは、回り止めフロートの浮
動,降下を許容しつつ、回転槽の制止,解除を確実に行
なうことができる。
【0021】、回転槽が脱水用開口部を上部にのみ有
し、洗濯時に該回転槽の内部から底部の中央部を通し外
部非回転槽の底部排水口にかけて形成した水路に貯水す
るようにしたものにおいて、その水路中にクラッチフロ
ートを配設したものでは、使用水量の節約を図りつつ、
洗濯時と脱水時との必要な動力の切換えができる。
【0022】そして、洗濯時及び脱水時にクラッチフロ
ートの上下位置に応じ異なる出力を発生する出力発生手
段を具備し、この出力発生手段の出力からクラッチフロ
ートの洗濯時及び脱水時における上下位置を判定して運
転を実行するようにしたものでは、洗濯時及び脱水時の
クラッチフロートの実際の上下位置に応じた運転ができ
る。
【0023】この場合、出力発生手段を、洗濯時及び脱
水時のクラッチフロートの上下位置に応じた出力をモー
タの駆動電流や、印加電圧、及び回転数等の負荷量に応
じて発生するものとしたものでは、それらに洗濯時及び
脱水時のクラッチフロートの上下位置による差異が明確
に表われるから、クラッチフロートの上下位置の判定が
より確実にできる。
【0024】又、クラッチフロートの洗濯時及び脱水時
における上下位置が不正確であると判定したときに、モ
ータを極短周期反転させたり、あるいは減速回転させた
りするものでは、それらによって、クラッチフロートの
位置を正しく修正することができる。特に、その場合、
そうした制御を複数回繰返すものでは、クラッチフロー
トの位置をより正しく修正することができる。
【0025】そして、クラッチフロートの洗濯時及び脱
水時における上下位置が不正確であると判定したとき
に、異常報知をするものでは、そのクラッチフロートの
洗濯時及び脱水時における上下位置が不正確であること
を、使用者に、より確実に知らしめることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図8を参照して説明する。まず図2には脱水兼用洗濯
機全体の外箱1を示しており、これの内部に複数本(1
本のみ図示)の吊棒2や、この吊棒2のそれぞれに設け
たスプリング3等から成る弾性支持機構4を介して、非
回転槽である外槽5を弾性支持状態に配設している。
【0027】外槽5の底部の中央部には、図3に示すよ
うに、比較的径大な孔6を形成すると共に、該孔6の周
囲部の位置して下方へ突出する複数個(1個のみ図示)
のボス7を補強リブ8と共に形成しており、そのボス7
に上ブラケット9と下ブラケット10とをボルト11に
より共締めして取付けている。又、この場合、上ブラケ
ット9は上記外槽5の孔6にシール12を介して水密に
挿入している。
【0028】一方、下ブラケット10にはモータ13、
特にこれのステータ14を複数個のねじ15により取付
けている。このモータ13は洗濯運転に適した回転速度
から脱水運転に適した回転速度まで得られるインバータ
モータ等の可変速モータであって、中でもいわゆるアウ
ターロータ形であり、ステータ14の外周囲にロータ1
6を有し、詳細には、プラスチック製のステータベース
17の周囲部に必要数設けたボビン部18に、それぞれ
コア19を挿入すると共に、コイル20を巻装し、その
コア19の露出外端面19aに、同じくプラスチック製
のロータベース21の周囲部に必要数設けたマグネット
22の露出内端面22aを対向させて構成している。
【0029】しかして、モータ13のロータベース21
中心部には中空の軸部23を形成しており、この軸部2
3にシャフト24を挿通して袋ナット25により抜け止
めしている。シャフト24の反袋ナット25側部分は、
前記下ブラケット10及び上ブラケット9にそれぞれ下
ボール軸受26及び上ボール軸受27を介すると共に前
記シール12を介して水密に挿通支持した中空の外軸2
8に、下メタル軸受29及び上メタル軸受30を介する
と共にシール31を介して同じく水密に挿通支持してい
る。
【0030】上記外軸28には、外槽5内に突出した部
分の周りに、回り止めフロート32を上下動可能に嵌挿
している。この回り止めフロート32は、比重が「1」
より小さくて水に浮く材質、中でもプラスチックで、更
に安価な一般的材料であるポリプロピレンにより形成し
ており、その下面の周囲部には下歯33を、上面部には
上歯34を、それぞれ図4及び図5に示す放射状に多数
形成している。
【0031】これに対して、前記外槽5の孔6周縁部の
上部には歯35を形成しており(図4参照)、この歯3
5に、上記回り止めフロート32の下歯33を上方より
噛合させ、回り止めフロート32が外槽5に常時制止さ
れるようにしている。他方、前記外軸28の回り止めフ
ロート32よりも更に上方の部分にはフランジ36を形
成しており、このフランジ36の下面部に歯37を形成
し(図5参照)、この歯37に、回り止めフロート32
の上歯34を下方より臨ませている。
【0032】ここで又、外軸28のフランジ36には支
持板38を載置して複数本のボルト39により取付けて
おり、この支持板38に前記外槽5内に収容した回転槽
である内槽40を載置して同じく複数本のボルト41に
より取付けている。これら支持板38及び内槽40の底
部の中央部には孔42,43を形成しており、この孔4
2,43内に前記外軸28の上端部に形成したリング部
44を位置させており、更に、それより上方に突出した
前記シャフト24の上部を内槽40内に位置させてい
る。
【0033】上記シャフト24の上部周りにはクラッチ
フロート45を嵌挿している。このクラッチフロート4
5は、前記回り止めフロート32同様、比重が「1」よ
り小さくて水に浮く材質、中でもプラスチックで、更に
安価な一般的材料であるポリプロピレンにより形成して
おり、その内周部には内歯46を、外周部には外歯47
を、それぞれ図6に示すように多数形成している。
【0034】これに対して、シャフト24の上部外周に
は外歯48を軸方向の上方にクラッチフロート45より
長く形成しており、この外歯48に、上記クラッチフロ
ート45の内歯46を噛合させ、セレーション継手構造
としている。又、前記外軸28のリング部44には内周
に内歯49を形成しており、この内歯49にクラッチフ
ロート45の外歯47を噛合させ、クラッチフロート4
5を内槽40に連結、ひいてはクラッチフロート45を
介してシャフト24を内槽40に連結するようにしてい
る。なお、外軸28のリング部44には周側部の最下部
に水抜き孔44aをも形成している。そして、シャフト
24の上端部には、内槽40内の底部に収容した撹拌体
50をねじ51によって取付け固着している。
【0035】なお、支持板38の孔42周りには図7に
示すように複数の通水小孔52を形成しており、これ
を、その下方に取着したシールリング53及びシール5
4により導水カバー55内に連通させ、更に、導水カバ
ー55を外槽5の底面上にシール56を介して複数個の
ボルト57により取着し、図2に示すように外槽5の底
隅部に形成した第1の排水口58に連通させることによ
って、内槽40の内部から底部の中央部を通し外槽5の
第1の排水口58に通じる水路59を形成し、この水路
59中に前記クラッチフロート45及び回り止めフロー
ト32が位置するようにしている。
【0036】又、外槽5の上記第1の排水口58には水
位検知用のエアトラップ60を並設しており、これらを
排水弁61を介して排水ホース62に連通させている。
又、外槽5の上記第1の排水口58とは反対側(図2中
左側)の底隅部には、排水ホース62に直かに連通(省
略)する第2の排水口63を形成している。
【0037】更に、内槽40は脱水用開口部である脱水
孔64を上端部にのみ例えば横一列状に多数形成してお
り、その内方部にはバランスリング65を脱水のための
通水隙間を隔てて取着している。更に、外槽5の上端部
にはリング状の槽カバー66を装着し、その上方の外箱
1最上部にトップカバー67を装着している。このトッ
プカバー67内には、前部に例えばマイクロコンピュー
タから成る制御手段としての制御装置68を配設し、後
部に給水弁69aを主体とした給水装置69を配設して
いる。
【0038】さて、上述のごとく構成したものの場合、
制御装置68による制御で、洗濯時には、まず給水装置
69から内槽40内への給水がなされる。この内槽40
内に供給された水は、内槽40内から支持板38の通水
小孔52−シールリング53内−導水カバー55内、す
なわち水路59内を通り、更に外槽5の第1の排水口5
8を順に通って閉塞状態の排水弁61部分に至り、ここ
から順次水位を上げて、水路59内を満たし、そして、
内槽40内の設定水位まで貯留される。
【0039】しかして、このように貯水されることによ
り、水路59内では、図8に示すように、回り止めフロ
ート32が浮き、更にクラッチフロート45が浮く。こ
れにより、回り止めフロート32は、下歯33を外槽5
の歯35に噛合させたまま、上歯34を外軸28の歯3
7に噛合させ、外槽5に外軸28を連結し、ひいては該
外軸28に支持板38を介して取着された内槽40を連
結するから、内槽40が外軸28と一体化され、回り止
めされる。
【0040】一方、クラッチフロート45は、内歯46
をシャフト24の外歯48に噛合させたまま、外歯47
を外軸28の内歯49から離脱させ、内槽40との連結
を解除して、シャフト24と内槽40との連結を解く。
【0041】よって、このとき、シャフト24に伝えら
れたモータ13の回転力は、内槽40には伝えられず
に、シャフト24に固着された撹拌体50にのみ伝えら
れ、かくして該撹拌体50のみが回転される。この撹拌
体50の回転により、内槽40内にあらかじめ投入され
た洗濯物が水と共に撹拌され、洗濯が行なわれる。又、
このとき、内槽40は回り止めフロート32により回り
止めされ続け、撹拌体50とのいわゆる共回りが阻止さ
れて、撹拌体50の撹拌力が洗濯物及び水に有効に作用
するのに効果を奏する。
【0042】一方、脱水時には、まず排水弁61が開放
されることにより、水路59内から内槽40内の水が排
水ホース62を通じて排出される。これにより、図1に
示すように、クラッチフロート45が降下し、回り止め
フロート32も降下する。よって、クラッチフロート4
5は、内歯46をシャフト24の外歯48に噛合させた
まま、外歯47を外軸28の内歯49に噛合させる状態
に戻り、内槽40との連結状態に戻って、シャフト24
と内槽40との連結をする状態に戻る。
【0043】又、回り止めフロート32は、上歯34を
外軸28の歯37から離脱させ、下歯33を外槽5の歯
35に噛合させるだけの状態に戻るから、外軸28を外
槽5との連結状態から解除し、ひいては内槽40を外槽
5との連結状態から解除して、回転自由な状態に戻す。
【0044】よって、このとき、シャフト24に伝えら
れたモータ13の回転力は、撹拌体50に伝えられると
共に、クラッチフロート45を介して内槽40にも伝え
られ、かくして撹拌体50と共に内槽40が回転され
る。この内槽40の回転により、該内槽40内の洗濯物
からは遠心力により水が絞り出され、この絞り出された
水は内槽40の内周面を昇って上端部の脱水孔64から
排出されるものであり、更に、この脱水孔64から排出
された水は外槽5の内周面で受けられて、該外槽5の内
周面を流下し、第2の排水口63から排水ホース62を
通じて機外に排出される。なお、この内槽40の回転に
対する制動は、本構成のものの場合、モータ13を例え
ば発電制動することにより、行なうようにしている。
【0045】このように本構成のものでは、洗濯時と脱
水時との必要な動力の切換えをモータ13により回転さ
れるシャフト24の周りに設けたクラッチフロート45
の浮動,降下で行なうものであって、従来のもののよう
なクラッチスプリングを主体とするクラッチ機構で行な
うものではなく、又、内槽40の浮動,降下で行なうも
のでもない。
【0046】よって、構造が簡単で、部品精度も大して
高く必要とされないばかりか、特には、内槽40の上方
に大きな隙間を確保する必要がなくなり、脱水時におけ
るその隙間からの洗濯物の飛び出しや、全体の高さが増
すことによる洗濯物の取り出しにくさの問題を解消する
ことができる。加えて、この場合、内槽40は外軸28
のフランジ36に固着されたままであって、従来の浮く
もののような傾きを生じることがなく、その傾いたまま
モータ13の回転力が伝えられるということもないの
で、その傾きを因とした脱水時の振れ、特に異常振動の
発生をなくすことができる。
【0047】更に、上記構成のものの場合、クラッチフ
ロート45を、シャフト24の外周部に設けた外歯48
及びクラッチフロート45の内周部に設けた内歯46と
いう凹凸部の係合により、シャフト24と一体回転する
ように且つシャフト24に沿い浮動するようにしてお
り、これによって、シャフト24に沿ったクラッチフロ
ート45の浮動,降下を許容しつつ、シャフト24から
クラッチフロート45への動力の伝達を確実になすこと
ができる。この場合、シャフト24とクラッチフロート
45との係合は、歯48,46に代え、例えば断面D形
など非円形の部分と同形の孔との係合構造としても良
い。
【0048】又、クラッチフロート45を、クラッチフ
ロート45に設けた外歯47と内槽40側の外軸28に
設けた内歯49との噛合及び離脱により、内槽40と連
結及び連結解除をするようにしたことにより、クラッチ
フロート45から内槽40への動力の伝達,遮断も確実
に、しかも歯のピッチ分の移動だけの短時間でなすこと
ができる。一方、上記構成のものでは、洗濯時に水に浮
いて内槽40を外槽5に連結し、通常及び脱水時にその
連結を断つ回り止めフロート32をシャフト24周りに
嵌挿して具備したことにより、洗濯時の内槽40の回り
止めフロートにより確実に行なうことができる。
【0049】この場合、回り止めフロート32は、外槽
5に設けた歯35と回り止めフロート32に設けた下歯
33という凹凸部の係合により浮動可能で且つ外槽5に
常時制止されるように設けると共に、回り止めフロート
32に設けた上歯34と外軸28に設けた歯37との噛
合及び離脱により、内槽40と連結及び連結解除をする
ようにしており、これによって、回り止めフロート32
の浮動,降下を許容しつつ、内槽40の制止,解除を確
実に行なうことができる。
【0050】
【0051】又、内槽40が脱水孔64を上部にのみ有
し、洗濯時に内槽40内から底部の中央部を通し外槽5
の第1の排水口58にかけて形成した水路59に貯水す
るようにしたことにより、外槽5内には貯水せず、すな
わち、使用水量の節約を図って洗濯ができるもので、こ
のものにおいて、その水路59中にクラッチフロート4
5及び回り止めフロート32を配設したことにより、節
水効果を損なわずに、洗濯時と脱水時との必要な動力の
切換えができる。
【0052】なお、図9に示すように、内槽40には脱
水孔64を上部だけでなく周側部の全部に設け、且つ水
路59及び第2の排水口63の形成をやめて、洗濯時に
内槽40内から外槽5内にも貯水するようにしたもので
も、クラッチフロート45及び回り止めフロート32を
上述同様に設け、上述同様に切換え機能させることがで
きる。
【0053】又、クラッチフロートは、図10に示すよ
うに、外歯70を外軸28の内歯71方向に先細となる
テーパ状に形成したクラッチフロート72とすると良
く、特にこの場合には、外軸28への動力の伝達,遮断
の状態の切換えをスムーズになすことができる。
【0054】更に、この場合、クラッチフロート72の
外歯70の先端部の歯先円径の寸法D1 を、外軸28の
内歯71の入口部の歯底円径の寸法D2 より小さく定め
ており(D1 <D2 )、これによって、クラッチフロー
ト72から外軸28への動力の伝達,遮断の状態の切換
えをよりスムーズになすことができる。なお、この図1
0では、外軸28の内歯71も、クラッチフロート72
の外歯70と同様のテーパ状に形成したものを示してい
る。
【0055】このほか、クラッチフロート45,72や
回り止めフロート32は内部に多数の気泡を有する発泡
プラスチックにより形成することにより、浮動性をより
良くすることができる。この場合、回り止めフロート3
2は、図11に示すように、中空状の密封リング73を
ねじ74によって取着することにより、外部に空気室7
5を有するものとしても良い。又、その回り止めフロー
ト及びクラッチフロートは、図12に示すように、それ
ら自体を中空密封タイプの回り止めフロート76及びク
ラッチフロート77として、内部に空気室78を有する
ものとしても良いもので、いずれにしても、浮動性をよ
り良くすることができる。
【0056】一方、モータ13は、図13に示すよう
に、プラスチック製のステータベース79を外槽5のボ
ス7に上ブラケット9と共にボルト80によって直かに
取付け、このステータベース79により、外軸28の下
部を前記下ボール軸受26を介して支持する構成とする
ことにより、下ブラケット10を不要ならしめるように
しても良い。この場合、ステータベース79の下ボール
軸受26と接する部分には、プラスチックより熱変形率
の小さい例えばアルミニウム製等のブッシュ81を、例
えばインサート成形して介在させることにより、下ボー
ル軸受27の保持を確実になすことができる。
【0057】以上に対して、図14ないし図16は本発
明の第2実施例を示すもので、このものの場合、図14
に示すように、マイクロコンピュータから成る制御装置
68には、各種操作スイッチから成るスイッチ入力部8
2よりスイッチ操作信号が入力されると共に、前記トッ
プカバー67に設けた蓋の開閉を検知する蓋スイッチ8
3より蓋開閉検知信号が入力され、更に、前記内槽40
内あるいは外槽5内の水位を前記エアトラップ60を介
して検知する水位センサ84より水位検知信号が入力さ
れ、洗濯時及び脱水時に前記クラッチフロート45(7
2,77)の上下位置に応じて異なる出力を例えばモー
タ13の負荷量で発生する出力発生手段としての、この
場合、電流センサ85より電流検知信号が入力されるよ
うになっている。
【0058】そして、それらの入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づいて、制御装置68は、
各種表示器から成る表示部86と、前記給水装置69の
給水弁69a、前記モータ13、排水弁61、及び異常
報知器であるブザー87を駆動する駆動回路88に駆動
制御信号を与えるようになっており、以下に、この制御
装置68による制御内容について述べる。
【0059】図15に示すように、制御装置68はその
作動が開始(スタート)された最初に、クラッチフロー
ト45の上下位置の異常発生についてのカウント値
「N」の初期化をする(ステップA1)。次いで、洗
濯、中でも「洗い」を開始し(ステップA2)、この状
況で、電流センサ85からの入力により、モータ13の
駆動電流が所定値の例えば3.5[A]以下であるか否
かの判断をする(ステップA3)。
【0060】ここで、「洗い」時のモータ13の駆動電
流はクラッチフロート45の上下位置によって異なる。
すなわち、「洗い」時にクラッチフロート45が水に浮
いて外軸28の内歯49から正しく離脱していれば、内
槽40は回転されず、撹拌体50だけが回転されるた
め、モータ13の負荷量は小さく、該モータ13には図
16に示すように3[A]の駆動電流が流れる。
【0061】これに対して、糸屑や砂その他の異物の付
着等を原因として、「洗い」時にクラッチフロート45
が外軸28の内歯49から正しく離脱していなければ、
撹拌体50だけでなく、内槽40も回転されるため、モ
ータ13の負荷量は大きく、該モータ13には上述以
上、例えば4[A]の駆動電流が流れる。
【0062】電流センサ85はこれらの電流を検知して
制御装置68に入力するもので、制御装置68はその入
力から「洗い」時のモータ13の駆動電流が3.5
[A]以下であるか否かの判断をすることにより、クラ
ッチフロート45の上下位置の判定をするもので、この
場合、3.5[A]以下であれば、クラッチフロート4
5は正しく上方の位置にあると判定し、3.5[A]を
超えていれば、クラッチフロート45は誤って下方の位
置にあると判定することになる。
【0063】しかして、ステップA3で、モータ13の
駆動電流が3.5[A]以下である(クラッチフロート
45は正しく上方の位置にある)と判断されれば、「洗
い」を続行するものであり(ステップA4)、3.5
[A]以下ではない(クラッチフロート45は誤って下
方の位置にある)と判断されれば、モータ13を例えば
通常の1.5秒通電−0.7秒断電のパターンに比し、
0.4秒通電−0.3秒断電の極短周期パターンで反転
させる(ステップA5)。
【0064】このモータ13の極短周期反転により、ク
ラッチフロート45には振動が与えられ、これによっ
て、クラッチフロート45の上下位置に異常を来たした
原因が普通であれば、それを取り除き、クラッチフロー
ト45の位置を正しく修正することができる。
【0065】又、制御装置68は、上記ステップA5の
後、クラッチフロート45の上下位置の異常発生につい
てのカウント値「N」に「1」を加え(ステップA
6)、その後、そのカウント値「N」が所定値の例えば
「3」になったか、すなわち、クラッチフロート45の
上下位置の異常が3回カウントされたか否かの判断をし
(ステップA7)、ステップA3に戻る。そして、その
戻ったステップA3でも、モータ13の駆動電流が3.
5[A]以下ではない(クラッチフロート45は誤って
下方の位置にある)と判断されれば、ステップA5〜A
7,A3を繰返す。そして、その繰返す中のステップA
7で、カウント値「N」が「3」になった(クラッチフ
ロート45の位置を正しく修正するモータ13の極短周
期反転を3回行なった)と判断されれば、ブザー87を
作動させて異常の報知をする(ステップA8)。
【0066】一方、ステップA7でカウント値「N」が
「3」になる前に、ステップA3でモータ13の駆動電
流が3.5[A]以下である(クラッチフロート45は
正しく上方の位置にある)と判断されれば、ステップA
4に進み、その後、「すすぎ」を行なう(ステップA
9)。なお、この場合、「すすぎ」では上述のような制
御を行なわないようにしているが、もちろん、行なうよ
うにしても良い。
【0067】この後、制御装置68は、脱水を開始する
もので(ステップA10)、ここでも、その後にはステ
ップA1同様のクラッチフロート45の上下位置の異常
発生についてのカウント値「N」の初期化をし(ステッ
プA11)、次いで、電流センサ85からの入力により
モータ13の駆動電流が所定値この場合3.5[A]以
上であるか否かの判断をする(ステップA12)。
【0068】この「脱水」時にも、モータ13の駆動電
流はクラッチフロート45の上下位置によって異なるも
ので、すなわち、クラッチフロート45が降下して外軸
28の内歯49に正しく噛合していれば、内槽40が撹
拌体50と共に回転されるため、モータ13の負荷量は
大きく、該モータ13には図16に示すように4[A]
の駆動電流が流れる。これに対して、クラッチフロート
45が先の糸屑や砂その他の異物の付着等を原因として
充分に、あるいはまったく降下せず、外軸28の内歯4
9に噛合していなければ、内槽40は回転されず、撹拌
体50だけが回転されるため、モータ13の負荷量は小
さく、該モータ13には上述以下、例えば3[A]の駆
動電流が流れる。
【0069】よって、ステップA12でも、モータ13
の駆動電流が3.5[A]以上であるか否かの判断をす
ることにより、クラッチフロート45の上下位置の判定
をするもので、この場合、3.5[A]以上であれば、
クラッチフロート45は正しく下方の位置にあると判定
し、3.5[A]未満であれば、クラッチフロート45
は誤って上方の位置にあると判定することになる。
【0070】しかして、ステップA12で、モータ13
の駆動電流が3.5[A]以上である(クラッチフロー
ト45は正しく下方の位置にある)と判断されれば、
「脱水」を続行するものであり(ステップA13)、
3.5[A]以上ではない(クラッチフロート45は誤
って上方の位置にある)と判断されれば、前記ステップ
A5同様に、モータ13を例えば0.4秒通電−0.3
秒断電の極短周期パターンで反転させる(ステップA1
4)。
【0071】このモータ13の極短周期反転により、ク
ラッチフロート45には前述同様に振動が与えられ、こ
れによって、クラッチフロート45の上下位置に異常を
来たした原因が普通であれば、それを取り除き、クラッ
チフロート45の位置を正しく修正することができる。
【0072】又、制御装置68は、上記ステップA14
の後に、ステップA6、A7同様のステップA15、A
16を経、更にステップA12に戻る。そして、その戻
ったステップA16でも、モータ13の駆動電流が3.
5[A]以上ではない(クラッチフロート45は誤って
上方の位置にある)と判断されれば、ステップA14〜
A16,A12を繰返す。そして、その繰返す中のステ
ップA16で、カウント値「N」が「3」になったと判
断されれば、ステップA8に進んでブザー87を作動さ
せ異常の報知をする。
【0073】一方、ステップA16でカウント値「N」
が「3」になる前に、ステップA12でモータ13の駆
動電流が3.5[A]以上である(クラッチフロート4
5は正しく下方の位置にある)と判断されれば、ステッ
プA13に進み、その後、運転を終了する。
【0074】このような制御をすることにより、洗濯時
及び脱水時のクラッチフロート45の実際の上下位置に
応じた運転ができる。この場合、クラッチフロート45
の上下位置を判定するための出力発生手段を、モータ1
3の負荷量(この場合、駆動電流)で発生するものとし
たことにより、洗濯時及び脱水時のクラッチフロート4
5の上下位置による差異が明確に表われるから、クラッ
チフロート45の上下位置の判定がより確実にできる。
【0075】又、クラッチフロート45の洗濯時及び脱
水時における上下位置が不正確であると判定したとき
に、モータ13を極短周期反転させるようにしたことに
よる振動効果で、クラッチフロートの位置を正しく修正
することができる。特に、その場合、そうした制御を複
数回繰返すようにしたことにより、クラッチフロート4
5の位置をより正しく修正することができる。
【0076】そして、クラッチフロート45の洗濯時及
び脱水時における上下位置が不正確であると判定したと
きに、異常報知をするようにしたことにより、そのクラ
ッチフロート45の洗濯時及び脱水時における上下位置
が不正確であることを、使用者に、より確実に知らしめ
ることができる。
【0077】図17ないし図19は本発明の第3実施例
を示すもので、このものの場合、洗濯時及び脱水時にク
ラッチフロート45(72,77)の上下位置に応じて
異なる出力をモータ13の負荷量で発生する出力発生手
段としては、上述の電流センサ85に代え、電圧センサ
89を用い、これの出力(電圧検知信号)を制御装置6
8に入力するようにしている。これは、モータ13が、
印加する電圧を変更することによりその回転速度を変え
るインバータモータであることを利用したものである。
【0078】又、このものの場合、上記電圧センサ89
からの入力により、ステップA3に代わるステップB3
では、検知電圧値が所定値の例えば80[V]以下であ
るか否かの判断をし、ステップA12に代わるステップ
B12では、検知電圧値が所定値の例えば80[V]以
上であるか否かの判断をする。
【0079】この場合、「洗い」時にクラッチフロート
45が水に浮いて外軸28の内歯49から正しく離脱し
ていれば、内槽40は回転されず、撹拌体50だけが回
転されるため、モータ13の負荷量は小さく、該モータ
13には図19に示すように70[V]の電圧を印加す
るに留め得る。これに対して、「洗い」時にクラッチフ
ロート45が外軸28の内歯49から正しく離脱してい
なければ、撹拌体50だけでなく、内槽40も回転され
るため、モータ13の負荷量は大きく、該モータ13に
は上述以上、例えば90[V]の電圧を印加する必要が
生じる。
【0080】よって、ステップB3で、モータ13の印
加電圧が80[V]以下であるか否かの判断をすること
により、クラッチフロート45の上下位置の判定をする
もので、この場合、80[V]以下であれば、クラッチ
フロート45は正しく上方の位置にあると判定し、80
[V]を超えていれば、クラッチフロート45は誤って
下の位置にあると判定することになる。
【0081】又、「脱水」時に、クラッチフロート45
が降下して外軸28の内歯49に正しく噛合していれ
ば、内槽40が撹拌体50と共に回転されるため、モー
タ13の負荷量は大きく、該モータ13には図19に示
すように90[V]の電圧を印加する必要が生じる。こ
れに対して、クラッチフロート45が充分に、あるいは
まったく降下せず、外軸28の内歯49に噛合していな
ければ、内槽40は回転されず、撹拌体50だけが回転
されるため、モータ13の負荷量は小さく、該モータ1
3には上述以下、例えば70[V]の電圧が印加される
に留まる。
【0082】よって、ステップB12で、モータ13の
印加電圧が80[V]以上であるか否かの判断をするこ
とにより、クラッチフロート45の上下位置の判定をす
るもので、この場合、80[V]以上であれば、クラッ
チフロート45は正しく下方の位置にあると判定し、8
0[V]未満であれば、クラッチフロート45は誤って
上方の位置にあると判定することになる。これらのほか
のステップB1、B2、B4〜B11、B13〜B16
は、ステップA1、A2、A4〜A11、A13〜A1
6と同様であり、従って、上述同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0083】図20ないし図23は本発明の第4実施例
を示すもので、このものの場合、洗濯時及び脱水時にク
ラッチフロート45(72,77)の上下位置に応じて
異なる出力をモータ13の負荷量で発生する出力発生手
段としては、更に上述の電圧センサ89とも代え、回転
数センサ90を用い、これの出力(電圧検知信号)を制
御装置68に入力するようにしている。
【0084】又、このものの場合、上記回転数センサ9
0からの入力により、ステップA3,B3に代わるステ
ップC3では、モータ13の回転開始からその回転数が
R1の値に達したときの所要時間が3.5[秒]以下で
あったか否かの判断をし、ステップA12,B12に代
わるステップC12では、モータ13の回転開始からそ
の回転数がR2 の値に達したときの所要時間が20
[秒]以上であったか否かの判断をする。
【0085】この場合、「洗い」時にクラッチフロート
45が水に浮いて外軸28の内歯49から正しく離脱し
ていれば、内槽40は回転されず、撹拌体50だけが回
転されるため、モータ13の負荷量は小さく、該モータ
13の回転開始からその回転数がR1 の値に達するとき
の所要時間は図22に示すように3[秒]である。これ
に対して、「洗い」時にクラッチフロート45が外軸2
8の内歯49から正しく離脱していなければ、撹拌体5
0だけでなく、内槽40も回転されるため、モータ13
の回転開始からその回転数がR1 の値に達するときの所
要時間は上述以上、例えば4[秒]である。
【0086】よって、ステップC3で、モータ13の回
転開始からその回転数がR1 の値に達したときの所要時
間が3.5[秒]以下であったか否かの判断をすること
により、クラッチフロート45の上下位置の判定をする
もので、この場合、3.5[秒]以下であれば、クラッ
チフロート45は正しく上方の位置にあると判定し、
3.5[秒]を超えていれば、クラッチフロート45は
誤って下方の位置にあると判定することになる。
【0087】又、「脱水」時に、クラッチフロート45
が降下して外軸28の内歯49に正しく噛合していれ
ば、内槽40が撹拌体50と共に回転されるため、モー
タ13の負荷量は大きく、該モータ13の回転開始から
その回転数がR2 の値に達するときの所要時間は図23
に示すように30[秒]である。これに対して、クラッ
チフロート45が充分に、あるいはまったく降下せず、
外軸28の内歯49に噛合していなければ、内槽40は
回転されず、撹拌体50だけが回転されるため、モータ
13の負荷量は小さく、該モータ13の回転開始からそ
の回転数がR2 の値に達するときの所要時間は上述以
上、例えば10[秒]である。
【0088】よって、ステップC12で、モータ13の
回転開始からその回転数がR1 の値に達したときの所要
時間が20[秒]以上であったか否かの判断をすること
により、クラッチフロート45の上下位置の判定をする
もので、この場合、20[秒]以上であれば、クラッチ
フロート45は正しく下方の位置にあると判定し、20
[秒]未満であれば、クラッチフロート45は誤って上
方の位置にあると判定することになる。
【0089】これらのほかのステップC1、C2、C4
〜C11、C13〜C16は、ステップA1,B1、A
2,B2、A4〜A11,B4〜B11、A13〜A1
6,B13〜B16と同様であり、従って、やはり上述
同様の作用効果を得ることができる。
【0090】図24は本発明の第5実施例を示すもの
で、このものの場合、ステップA5,B5,C5に代わ
るステップD5で、モータ13を通常の145〜180
[rpm]の洗い回転速度から減速して、例えば70〜
100[rpm]の回転速度で回転させ、ステップA1
4,B14,C14に代わるステップD14で、モータ
13を通常の脱水回転速度から減速して、同じく70〜
100[rpm]の回転速度で回転させるようにしてお
り、これらによって、クラッチフロート45を、ステッ
プD5では外歯47が外軸28の内歯49から離脱しや
すくし、ステップD14では外歯47が外軸28の内歯
49に噛合しやすくする。
【0091】従って、これらにても、クラッチフロート
45の洗濯時及び脱水時における上下位置が不正確であ
ったときに、その位置を正しく修正することができる。
なお、ステップD3,D12における判断は、この場
合、ステップA3,A12と同様としたが、それぞれス
テップB3,B12、又はステップC3,C12と同様
にしても良い。
【0092】しかして、これらのほかのステップD1、
D2、D4、D6〜D11、D13、D15、D16
は、ステップA1,B1,C1、A2,B2,C2、A
4,B4,C4、A6〜A11,B6〜B11,C6〜
C11、A13,B13,C13、A15,B15,C
15、A16,B16,C16と同様であり、従って、
やはり上述同様の作用効果を得ることができる。そし
て、そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得る。
【0093】
【発明の効果】本発明の脱水兼用洗濯機は以上説明した
とおりのもので、次に述べる効果を奏する。第1に、回
転槽及びこれの内部に配設した撹拌体を具え、洗濯時に
その撹拌体を回転させて洗濯をし、脱水時に回転槽を撹
拌体と共に回転させて脱水をするようにしたものにおい
て、前記回転槽を浮動、降下不能に具えると共に、前記
撹拌体の回転及び回転槽の回転の駆動源であるモータ
と、抜け止め状態に設けられて前記モータにより回転さ
れ前記撹拌体を固着したシャフトと、前記回転槽と撹拌
体との間に位置して前記シャフト周りに該シャフトに沿
って浮動、降下可能に嵌挿され、通常及び脱水時に前記
シャフトと回転槽とを連結し、洗濯時にシャフト周りに
溜められる水に浮いて前記シャフトと回転槽との連結を
断つクラッチフロートを具備したことにより、構造が簡
単で、部品精度も大して高く必要とされないばかりでな
く、従来例のごとき洗濯物が飛び出しやすくなったり、
取り出しにくくなったりすることもなく、更に、脱水時
に異常振動を起こしやすくなることもなく、必要な動力
の切換えができる。
【0094】第2に、上記クラッチフロートを、シャフ
トの外周部及びクラッチフロートの内周部に設けた凹凸
部の係合により、シャフトと一体回転するように且つシ
ャフトに沿い浮動するようにしたことにより、シャフト
に沿ったクラッチフロートの浮動,降下を許容しつつ、
シャフトからクラッチフロートへの動力の伝達を確実に
なすことができる。
【0095】第3に、上記クラッチフロートを、クラッ
チフロートに設けた外歯と回転槽側に設けた内歯との噛
合及び離脱により、該回転槽と連結及び連結解除をする
ようにしたことにより、クラッチフロートから回転槽へ
の動力の伝達,遮断を確実になすことができる。
【0096】第4に、クラッチフロートの外歯を回転槽
側の内歯方向に先細となるテーパ状に形成したことによ
り、クラッチフロートから回転槽への動力の伝達,遮断
の状態の切換えをスムーズになすことができる。第5
に、上記テーパ状のクラッチフロート外歯の先端部の歯
先円径の寸法を、回転槽側内歯の入口部の歯底円径の寸
法より小さく定めたことにより、クラッチフロートから
回転槽への動力の伝達,遮断の状態の切換えをよりスム
ーズになすことができる。
【0097】第6に、上記クラッチフロートを発泡プラ
スチックにより形成したことにより、クラッチフロート
の浮動性をより良くすることができる。第7に、上記ク
ラッチフロートを空気室を有するものとしたことによ
り、上述同様、クラッチフロートの浮動性をより良くす
ることができる。
【0098】第8に、回転槽を非回転槽内に配設すると
共に、洗濯時に水に浮いて上記回転槽を非回転槽に連結
し、通常及び脱水時にその連結を断つ回り止めフロート
シャフト周りに嵌挿して具備したことにより、洗濯時
の回転槽の必要な回り止めフロートにより確実に行な
うことができる。
【0099】第9に、上記回り止めフロートを、非回転
槽側と回り止めフロートとに設けた凹凸部の係合により
浮動可能で且つ非回転槽に常時制止されるように設ける
と共に、回り止めフロートに設けた歯と回転槽側に設け
た歯との噛合及び離脱により、該回転槽と連結及び連結
解除をするようにしたことにより、回り止めフロートの
浮動,降下を許容しつつ、回転槽の制止,解除を確実に
行なうことができる。
【0100】第10に、回転槽が脱水用開口部を上部に
のみ有し、洗濯時に該回転槽の内部から底部の中央部を
通し外部非回転槽の底部排水口にかけて形成した水路に
貯水するようにしたものにおいて、その水路中にクラッ
チフロートを配設したことにより、使用水量の節約を図
りつつ、洗濯時と脱水時との必要な動力の切換えができ
る。
【0101】第11に、洗濯時及び脱水時にクラッチフ
ロートの上下位置に応じ異なる出力を発生する出力発生
手段を具備し、この出力発生手段の出力からクラッチフ
ロートの洗濯時及び脱水時における上下位置を判定して
運転を実行するようにしたことにより、洗濯時及び脱水
時のクラッチフロートの実際の上下位置に応じた運転が
できる。
【0102】第12に、上記出力発生手段を、洗濯時及
び脱水時のクラッチフロートの上下位置に応じた出力を
モータのモータの駆動電流や、印加電圧、及び回転数等
の負荷量で発生するものとしたことにより、それらに洗
濯時及び脱水時のクラッチフロートの上下位置による差
異が明確に表われるから、クラッチフロートの上下位置
の判定がより確実にできる。
【0103】第13に、上記クラッチフロートの洗濯時
及び脱水時における上下位置が不正確であると判定した
ときに、モータを極短周期反転させたり、あるいは減速
回転させたりするようにしたことにより、クラッチフロ
ートの位置を正しく修正することができる。
【0104】第14に、上記クラッチフロートの洗濯時
及び脱水時における上下位置が不正確であると判定した
ときにモータを極短周期反転させたり、あるいは減速回
転させたりすることを、それぞれ複数回繰返すようにし
たことにより、クラッチフロートの位置をより正しく修
正することができる。
【0105】第15に、上記クラッチフロートの洗濯時
及び脱水時における上下位置が不正確であると判定した
ときに、異常報知をするようにしたことにより、そのク
ラッチフロートの洗濯時及び脱水時における上下位置が
不正確であることを、使用者に、より確実に知らしめる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の縦断面図
【図2】全体の破断側面図
【図3】主要部分一帯の縦断面図
【図4】回り止めフロートと外槽の歯の部分の斜視図
【図5】回り止めフロートと外軸の歯の部分の斜視図
【図6】クラッチフロートと外軸の内歯の部分の斜視図
【図7】断面方向の異なる図1部分相当図
【図8】洗濯時状態の図1部分相当図
【図9】タイプの異なる脱水兼用洗濯機の図2相当図
【図10】クラッチフロートの異なる例を示す図8部分
相当図
【図11】回り止めフロートの異なる例を示す図1部分
相当図
【図12】クラッチフロート及び回り止めフロートの異
なる例を示す図1部分相当図
【図13】モータの異なる例を示す図3相当図
【図14】本発明の第2実施例を示す概略電気構成図
【図15】作用説明用のフローチャート
【図16】特性図
【図17】本発明の第3実施例を示す図14相当図
【図18】図15相当図
【図19】図16相当図
【図20】本発明の第4実施例を示す図14相当図
【図21】図15相当図
【図22】図16相当図
【図23】図16相当図
【図24】本発明の第5実施例を示す図15相当図
【符号の説明】
5は外槽(非回転槽)、13はモータ、24はシャフ
ト、28は外軸、32は回り止めフロート、33は下
歯、34は上歯、35,37は歯、40は内槽(回転
槽)、45はクラッチフロート、46は内歯、47は外
歯、48は外歯、49は内歯、50は撹拌体、58は排
水口、59は水路、64は脱水孔(脱水用開口部)、6
8は制御装置(制御手段)、70は外歯、71は内歯、
72はクラッチフロート、75は空気室、76は回り止
めフロート、77はクラッチフロート、78は空気室、
85は電流センサ(出力発生手段)、87はブザー(異
常報知器)、89は電圧センサ(出力発生手段)、90
は回転数センサ(出力発生手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/40

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転槽及びこれの内部に配設した撹拌体
    を具え、洗濯時にその撹拌体を回転させて洗濯をし、脱
    水時に回転槽を撹拌体と共に回転させて脱水をするよう
    にしたものにおいて、前記回転槽を浮動、降下不能に具えると共に、 前記撹拌体の回転及び回転槽の 回転の駆動源であるモー
    タと、抜け止め状態に設けられて前記 モータにより回転され前
    記撹拌体を固着したシャフトと、前記回転槽と撹拌体との間に位置して前記 シャフト周り
    該シャフトに沿って浮動、降下可能に嵌挿され、通常
    及び脱水時に前記シャフトと回転槽とを連結し、洗濯時
    にシャフト周りに溜められる水に浮いて前記シャフトと
    回転槽との連結を断つクラッチフロートと、 を具備して成る脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 クラッチフロートを、シャフトの外周部
    及びクラッチフロートの内周部に設けた凹凸部の係合に
    より、シャフトと一体回転するように且つシャフトに沿
    い浮動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    脱水兼用洗濯機。
  3. 【請求項3】 クラッチフロートを、クラッチフロート
    に設けた外歯と回転槽側に設けた内歯との噛合及び離脱
    により、該回転槽と連結及び連結解除をするようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  4. 【請求項4】 クラッチフロートの外歯を、回転槽側の
    内歯方向に先細となるテーパ状に形成したことを特徴と
    する請求項3記載の脱水兼用洗濯機。
  5. 【請求項5】 クラッチフロート外歯の先端部の歯先円
    径の寸法を、回転槽側内歯の入口部の歯底円径の寸法よ
    り小さく定めたことを特徴とする請求項4記載の脱水兼
    用洗濯機。
  6. 【請求項6】 クラッチフロートを、発泡プラスチック
    により形成したことを特徴とする請求項1記載の脱水兼
    用洗濯機。
  7. 【請求項7】 クラッチフロートを、空気室を有するも
    のとしたことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯
    機。
  8. 【請求項8】 回転槽を非回転槽内に配設すると共に
    濯時に水に浮いて前記回転槽を非回転槽に連結し、通
    常及び脱水時にその連結を断つ回り止めフロートをシャ
    フト周りに嵌挿して具備したことを特徴とする請求項1
    記載の脱水兼用洗濯機。
  9. 【請求項9】 回り止めフロートを、非回転槽側と回り
    止めフロートとに設けた凹凸部の係合により浮動可能で
    且つ非回転槽に常時制止されるように設けると共に、回
    り止めフロートに設けた歯と回転槽側に設けた歯との噛
    合及び離脱により、該回転槽と連結及び連結解除をする
    ようにしたことを特徴とする請求項8記載の脱水兼用洗
    濯機。
  10. 【請求項10】 回転槽が脱水用開口部を上部にのみ有
    し、洗濯時に該回転槽の内部から底部の中央部を通し外
    部非回転槽の底部排水口にかけて形成した水路に貯水す
    るようにしたものにおいて、その水路中にクラッチフロ
    ートを配設したことを特徴とする請求項1記載の脱水兼
    用洗濯機。
  11. 【請求項11】 洗濯時及び脱水時にクラッチフロート
    の上下位置に応じ異なる出力を発生する出力発生手段
    と、この出力発生手段の出力からクラッチフロートの洗
    濯時及び脱水時における上下位置を判定して運転を実行
    する制御をする制御手段を具備したことを特徴とする請
    求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  12. 【請求項12】 出力発生手段が、洗濯時及び脱水時の
    クラッチフロートの上下位置に応じた出力をモータの負
    荷量で発生することを特徴とする請求項11載の脱水兼
    用洗濯機。
  13. 【請求項13】 出力発生手段が、モータの負荷量をモ
    ータの駆動電流により発生することを特徴とする請求項
    12記載の脱水兼用洗濯機。
  14. 【請求項14】 出力発生手段が、モータの負荷量をモ
    ータの印加電圧により発生することを特徴とする請求項
    12記載の脱水兼用洗濯機。
  15. 【請求項15】 出力発生手段が、モータの負荷量をモ
    ータの回転数により発生することを特徴とする請求項
    記載の脱水兼用洗濯機。
  16. 【請求項16】 制御手段が、クラッチフロートの洗濯
    時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
    たときに、モータを極短周期反転させる制御をすること
    を特徴とする請求項11記載の脱水兼用洗濯機。
  17. 【請求項17】 制御手段が、クラッチフロートの洗濯
    時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
    たときにモータを極短周期反転させることを、複数回繰
    返す制御をすることを特徴とする請求項16記載の脱水
    兼用洗濯機。
  18. 【請求項18】 制御手段が、クラッチフロートの洗濯
    時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
    たときにモータを減速回転させる制御をすることを特
    徴とする請求項11記載の脱水兼用洗濯機。
  19. 【請求項19】 制御手段が、クラッチフロートの洗濯
    時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
    たときにモータを減速回転させることを、複数回繰返す
    制御をすることを特徴とする請求項18記載の脱水兼用
    洗濯機。
  20. 【請求項20】 制御手段が、クラッチフロートの洗濯
    時及び脱水時における上下位置が不正確であると判定し
    たときに、異常報知をする制御をすることを特徴とする
    請求項11記載の脱水兼用洗濯機。
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