JP6555971B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
エンジンと、
前記エンジンの近傍に配置される電装部品と、
前記エンジンと前記電装部品との間を遮蔽する遮蔽部と、
前記エンジンの前端部側に配置され、前記エンジンの動力により駆動される冷却ファンと、
前記遮蔽部の後端部側に連設され、前記エンジンから離れる側に延出される後側導風部とが備えられ、
前記遮蔽部の前端部が、前記冷却ファンよりも後方に位置し、
前記電装部品の前端部が、前記遮蔽部の前端部よりも後方に位置しているものである。
また、冷却ファンにより発生する風が、遮蔽部を境界として、エンジンを冷却する成分の他に、遮蔽部の前端部側を通って電装部品側に流れる成分に分岐する。これにより、電装部品側に流れる冷却ファンの風により、電装部品の冷却を好適に行うことができる。
さらに、冷却ファンの風のうち電装部品側に流れる成分は、電装部品を冷却してから、後側導風部に当たって跳ね返り、周辺の空気を撹拌する。これにより、電装部品の冷却がより効率良く行われるものとなる。
前記エンジンの側部側に、前記エンジンの排気を排出する排気管のエギゾーストマニホールドが備えられ、
前記遮蔽部が、前記エギゾーストマニホールドと前記電装部品との間を遮蔽していると好適である。
前記エンジンを支持する枠状の搭載フレームが備えられ、
前記搭載フレームに、前記エンジンの外側方側に位置し、前後方向に沿って延びる前後向きフレームが備えられ、
前記前後向きフレームに取り付けられ、前記エンジンから離れる側に延出されるブラケットが備えられ、
前記ブラケットにおける前記エンジンから離れる側の端部に、前記電装部品が取り付けられていると好適である。
前記電装部品として、リレーボックス、及び、ヒューズボックスが備えられ、
前記リレーボックスと前記ヒューズボックスとが隣接して配置されていると好適である。
なお、本実施形態の説明における前後方向、及び、左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した多目的車両(「作業車」の一例)の前進側の進行方向(図4における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図4における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図4における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図4における矢印L参照)が「左」である。
搭乗部7は、走行機体の前後中間部に備えられている。搭乗部7には、運転座席を含む乗員が着座可能な前部座席16と、前部座席16の後方に設けられた乗員が着座可能な後部座席17と、が備えられている。前部座席16、及び、後部座席17よりも下方に、エンジン9が位置している。搭乗部7は、図1、図4に示されるように、前部座席16、及び、後部座席17に乗員が着座可能な二列座席状態と、図2に示されるように、前部座席16に乗員が着座可能で、後部座席17には乗員が着座不能な一列座席状態と、に状態変更可能に構成されている。後部座席17が使用状態の場合、後部座席17の座部17Aの直下にエンジン9が位置するものとなる。
荷台8は、図1、図3に示される短縮状態と、図2、図4に示される短縮状態よりも前方に延長される延長状態と、に状態変更可能に構成されている。搭乗部7と荷台8との間には、搭乗部7と荷台8との間を仕切るパネル部材15が配設されている。パネル部材15は、後部座席17の背もたれ部17Bに支持されている。
荷台8を延長状態から短縮状態に状態変更するには、図6のSTEP2に示されるように、左右の拡張横側板部43を、荷台内側に向けて揺動操作して、底板部34の前端縁に沿った折りたたみ姿勢にする。なお、左右の拡張横側板部43の揺動は、拡張横側板部43が横側板部36に対して直角又は略直角となった位置で、図示しない規制部材により、規制される。
次に、図6のSTEP3に示されるように、前側板部42を、拡張底板部41の上面側に向けて倒伏揺動操作して、拡張底板部41の上面に重なった折りたたみ姿勢にする。
次に、図6のSTEP4に示されるように、拡張底板部41を、折りたたみ姿勢の拡張横側板部43に向けて起立揺動操作して、拡張横側板部43の外面に重なった折りたたみ姿勢にすれば、拡張荷台部40を折りたたみ状態に切り換えられる。
次に、図6のSTEP2に示されるように、前側板部42を、起立揺動操作して、拡張底板部41の前端部から立ち上がった伸展姿勢にする。
次に、図6のSTEP1に示されるように、左右の拡張横側板部43を、荷台外側に向けて揺動操作して、横側板部36と面一又は略面一に並んだ伸展姿勢にすれば、拡張荷台部40が伸展状態に切り換えられる。このように、荷台8は、拡張荷台部40を伸展状態に切り換えることにより、拡張荷台部40の伸展のために、前後長さが伸長した延長状態に切り換わる。
図4に示されるように、後部座席17に着座する乗員の体を座部17A側に拘束可能なシートベルト装置50が、後部座席17の近傍に備えられている。シートベルト装置50は、後搭乗部14に2つ備えられている。図8、図9、図11に示されるように、シートベルト装置50には、後部座席17の左右両側に位置するベルトリール51と、後部座席17の左右方向での中央部で、左右のベルトリール51から引き出された各ベルト体52の端部を各別に固定可能な一対のベルトアンカ53と、が備えられている。ベルトリール51は、ベルト体52の繰り出しと巻き取りが可能に構成されている。ベルトアンカ53は、ベルト体52に取り付けられた、孔部を有する端部金具であるフック部52aを係脱可能に構成されている。ベルトアンカ53は、後述する後部側カバー72の下方に位置する横向きの連結ボルトからなる揺動軸57周りに揺動可能に構成されている。
左右のメインフレーム11のうちの、立ち上がりフレーム部分11Cと後フレーム部分11Bとに亘る範囲には、図7、図10に示されるように、エンジン9が配置されたエンジンルームS1を覆うように、左右の立ち上がりフレーム部分11Cと後フレーム部分11Bとに亘って、遮熱用のカバー体である仕切り部25が設けられている。
図8〜図10、図13等に示されるように、仕切り部25には、熱を放散可能な放熱部位69が形成されている。仕切り部25の放熱部位69は、後部座席17の足元空間S2とエンジン9との間に設けられている。放熱部位69は、仕切り部25における足元空間S2側の面を形成する多数の凸条体により構成されている。具体的には、各凸条体は、夫々、縦向きの細長いリブであり、それら細長いリブを横並びにして放熱部位69を構成している。言い換えれば、放熱部位69は、フィン状に構成されている。放熱部位69は、後部座席17の座部17Aの前端部よりも前方に位置している。放熱部位69は、仕切り部25の前面側に形成されている。図10に示されるように、仕切り部25における放熱部位69の機体横方向の範囲は、後部座席17の座部17Aの機体横方向の範囲と重複している。図7、図13等から理解されるように、放熱部位69の裏面には、冷却ファン68の風が当たるようになっている。
図7〜図10等に示されるように、仕切り部25のうち、左右の後フレーム部分11B同士の間に相当する箇所には、上下向きに開口された点検口71が設けられ、点検口71を閉塞する閉塞状態と点検口71を開放する開放状態とに切り換え可能に構成されている点検カバー26が備えられている。点検カバー26は、仕切り部25における部分的に開閉可能な蓋カバー部分を構成している。点検カバー26を含めて仕切り部25は、エンジン9の周囲(前方、両横側方、上方)を覆うボンネットとしての機能を備えている。点検カバー26は、点検口71に対して着脱可能に構成されている。点検カバー26の左右幅は、エンジン9の左右幅よりも大きく形成されている。点検カバー26には、点検カバー26の上面よりも上方に突出する突片からなる着脱用の板状の把手部70が備えられている。
図7〜図9、図11等に示されるように、点検カバー26の後部側には、後部側カバー72が備えられている。点検カバー26、及び、後部側カバー72は、仕切り部25の一部を構成している。後部側カバー72は、仕切り部25における点検カバー26の後部側に位置する部位となっている。仕切り部25の上面側に形成される凹部27は、点検カバー26と後部側カバー72とに亘って形成されている。揺動軸57は、後部側カバー72の下方に位置している。倒伏格納姿勢のベルトアンカ53は、凹部27内において後部側カバー72を貫通する状態で配置されている。具体的には、ベルトアンカ53の連結部材56のロッド状部分56aが、後部側カバー72に形成されたスリット73に挿通されるようになっている。
図7、図12〜図14に示されるように、エンジン9の近傍には、バッテリ(図示なし)や電装部品80が配置されている。バッテリは、後部サイドカバー78内に収容されている。後部サイドカバー78には通気網が形成され、外部との間で空気の通流が可能となっている。電装部品80としては、リレーボックス85、及び、ヒューズボックス84が備えられている。リレーボックス85とヒューズボックス84とは、互いに前後に隣接して並べて配置されている。電装部品80は、金属製の取付ブラケット83(「ブラケット」に相当)を介して後フレーム部分11Bに取り付けられている。
以下、本発明の別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
11 :メインフレーム(搭載フレーム)
11B :後フレーム部分(前後向きフレーム)
68 :冷却ファン
75 :エギゾーストマニホールド
80 :電装部品
83 :取付ブラケット(ブラケット)
84 :ヒューズボックス
85 :リレーボックス
87 :遮蔽部
88 :後側導風部
Claims (4)
- エンジンと、
前記エンジンの近傍に配置される電装部品と、
前記エンジンと前記電装部品との間を遮蔽する遮蔽部と、
前記エンジンの前端部側に配置され、前記エンジンの動力により駆動される冷却ファンと、
前記遮蔽部の後端部側に連設され、前記エンジンから離れる側に延出される後側導風部とが備えられ、
前記遮蔽部の前端部が、前記冷却ファンよりも後方に位置し、
前記電装部品の前端部が、前記遮蔽部の前端部よりも後方に位置している作業車。 - 前記エンジンの側部側に、前記エンジンの排気を排出する排気管のエギゾーストマニホールドが備えられ、
前記遮蔽部が、前記エギゾーストマニホールドと前記電装部品との間を遮蔽している請求項1に記載の作業車。 - 前記エンジンを支持する枠状の搭載フレームが備えられ、
前記搭載フレームに、前記エンジンの外側方側に位置し、前後方向に沿って延びる前後向きフレームが備えられ、
前記前後向きフレームに取り付けられ、前記エンジンから離れる側に延出されるブラケットが備えられ、
前記ブラケットにおける前記エンジンから離れる側の端部に、前記電装部品が取り付けられている請求項1または2に記載の作業車。 - 前記電装部品として、リレーボックス、及び、ヒューズボックスが備えられ、
前記リレーボックスと前記ヒューズボックスとが隣接して配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車。
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