JP6555639B2 - タイヤ用材料片の湾曲補正装置及び湾曲補正方法 - Google Patents

タイヤ用材料片の湾曲補正装置及び湾曲補正方法 Download PDF

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本発明は、複数のタイヤ用材料片を突き合わせてジョイントすることにより長尺のタイヤ用材料を製造する際に発生するタイヤ用材料片の湾曲を補正するタイヤ用材料片の湾曲補正装置及び湾曲補正方法に関する。
空気入りタイヤの製造においては、複数のスチールコードがゴムにより被覆されたブレーカーなどのタイヤ用材料が用いられている。このタイヤ用材料は、図4(a)に示すように複数のスチールコードCがゴムGで被覆された原反Aを所定の切断角度θで鋭角に切断して複数のタイヤ用材料片を作製した後、図4(b)に示すように各タイヤ用材料片Wを搬送してジョイント位置において、図5に示すように、先行するタイヤ用材料片Wの終端部W2と後続するタイヤ用材料片Wの始端部W1とを突き合わせ、ジッパー装置を用いてジョイントすることにより長尺化されて製造されている(例えば特許文献1)。
このタイヤ用材料の製造において、タイヤ用材料片Wをジョイント位置まで搬送する際にタイヤ用材料片Wの鋭角部W4が搬送方向の前方に伸びて始端部W1が湾曲することがある。
具体的には、タイヤ用材料片Wの搬送においては、図6に示すように、ベルトコンベアaの一方の側縁部にガイドローラーbを設置し、ベルトコンベアaをガイドローラーbに向けて傾けてタイヤ用材料片Wをガイドしながら搬送している。しかし、図7に示すように、タイヤ用材料片Wの側縁部W3aからスチールコードCが露出していると、ガイドローラーbにスチールコードCが引っ掛かって側縁部W3a側の搬送速度が遅くなり、反対側の側縁部W3b(図6参照)の搬送速度が相対的に速くなることにより伸ばされて始端部W1(図5参照)が湾曲する。
このような湾曲が生じると、図8に示すように2枚のタイヤ用材料片Wの始端部W1と終端部W2を突き合わせても、ガイドローラー側に隙間Qが発生して、その部分をジョイントすることができない。この結果、不完全ジョイントとなって製造したタイヤ用材料が分離(セパレート)する恐れがある。
また、図9に示すように、先行するタイヤ用材料片Wの終端部W2を、後続するタイヤ用材料片Wの始端部W1の湾曲に合わせて突き合わせたとしても、ジッパー装置は直線的に移動してジョイントを行うように構成されているため、同様に不完全ジョイントとなって製造したタイヤ用材料が分離する恐れがある。
このため、従来より、タイヤ用材料片Wの始端部W1に湾曲が生じた場合には、生産ラインを停止させて作業者が手作業でタイヤ用材料片Wの湾曲を補正していた。
特開2013―959号公報
しかしながら、作業者による補正は、上記したように、生産ラインを停止させるため、作業ロスの発生が避けられない。このため、生産ラインを停止させることなく、タイヤ用材料片に生じた湾曲を補正することができる技術が望まれている。
そこで、本発明は、タイヤ用材料片に生じた湾曲を生産ラインを停止させることなく補正して、湾曲の補正に伴う作業ロスの発生を防止することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
始端部および終端部が傾斜してカットされた複数のタイヤ用材料片を搬送し、先行するタイヤ用材料片の終端部と後続するタイヤ用材料片の始端部とをジョイントして長尺なタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造装置に付設されるタイヤ用材料片の湾曲補正装置であって、
前記タイヤ用材料片の始端部側の鋭角部を上から押さえ付けて拘束する押さえ手段と、
拘束された前記タイヤ用材料片を前記ジョイント位置に向けて前進させることにより、前記タイヤ用材料片の始端部に発生した湾曲を直線状に補正するように、前記鋭角部の拘束と前記タイヤ用材料片の前進を制御する制御手段とを備えており、
前記タイヤ用材料の製造装置のジョイント位置近傍の上流側に付設されている
ことを特徴とするタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記制御手段がタイマーを備えており、前記鋭角部の拘束が一定の間隔で行なわれるように前記押さえ手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記押さえ手段が、
前記鋭角部を上から押さえ付ける弾性板製の押さえアームと
前記押さえアームを片持ち式に水平に保持する本体部と、
前記押さえアームの先端部を昇降させるアーム昇降手段とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記ジョイント位置が、金属製の載置台上に設けられており、
前記押さえ手段の前記本体部に電磁石が内蔵され、前記電磁石によって前記本体部が前記載置台に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記押さえアームの長さが100〜150mm、幅が5〜15mm、厚みが0.8〜1.2mmであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項6に記載の発明は、
前記押さえアームがステンレス製であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項7に記載の発明は、
前記押さえアームが、前記鋭角部の先端から長さ50〜150mm、幅20〜70mmの領域を押さえ付けて前記鋭角部を拘束することを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項8に記載の発明は、
前記制御手段が、前記アーム昇降手段による前記押さえアームの先端部の昇降と、前記タイヤ用材料片の前進とを制御することを特徴とする請求項3ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置である。
請求項9に記載の発明は、
請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置を用いて、前記タイヤ用材料片の始端部の湾曲を直線状に補正するタイヤ用材料片の湾曲補正方法であって、
後続するタイヤ用材料片の始端部の鋭角部を、前記押さえ手段により押さえ付けて拘束した状態で、前記タイヤ用材料片を前記ジョイント位置に向けて前進させることにより、前記始端部の湾曲を直線状に補正することを特徴とするタイヤ用材料片の湾曲補正方法である。
本発明によれば、タイヤ用材料片に生じた湾曲を生産ラインを停止させることなく補正して、湾曲の補正に伴う作業ロスの発生を防止することができる技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るタイヤ用材料片の湾曲補正装置を備えたタイヤ用材料の製造装置の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るタイヤ用材料片の湾曲補正装置による湾曲の補正を模式的に示す平面図である。 湾曲の補正を行った後のタイヤ用材料片を示す平面図である。 タイヤ用材料の製造方法を示す平面図であって、(a)は原反のカット工程を説明する図であり、(b)のタイヤ用材料片のジョイントを説明する図である。 タイヤ用材料のジョイント部を示す平面図である。 タイヤ用材料片の搬送を説明する図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 図6のX部分の拡大斜視図である。 湾曲したタイヤ用材料片のジョイントの状態を示す平面図である。 湾曲したタイヤ用材料片のジョイントの状態を示す平面図である。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を用いて説明する。
1.タイヤ用材料の製造装置
図1は本実施の形態に係るタイヤ用材料片の湾曲補正装置(以下、単に「湾曲補正装置」という)を備えたタイヤ用材料の製造装置の斜視図である。
このタイヤ用材料の製造装置は、図1に示すように、図示しない切断装置により原反から斜めにカットされたタイヤ用材料片Wを搬送するベルトコンベアaと、ベルトコンベアaの一方の側縁部に配置されたガイドローラーbと、上方にジョイント用のジッパー装置(図示省略)が配置された金属板製の載置台dとを備えている。
ベルトコンベアaは、従来と同様に、搬送中のタイヤ用材料片Wの側縁部W3aがガイドローラーbに接触してガイドされるように、幅方向においてガイドローラーbに向かって傾けられている。また、ガイドローラーbは、搬送中のタイヤ用材料片Wの鋭角部W4の先端が引っ掛らないように、鋭角部W4とは反対側の側縁部W3bに接するように配置されている(図6(b)参照)。
このタイヤ用材料の製造装置では、従来と同様に、複数のタイヤ用材料片Wをガイドローラーbでガイドしながら載置台dまで搬送し、先行するタイヤ用材料片Wの終端部W2と後続するタイヤ用材料片Wの始端部W1とを載置台d上で突き合わせて、突き合わせ部分に沿ってジッパー装置を走行させることによりタイヤ用材料片W同士をジョイントして長尺のタイヤ用材料を製造する。なお、このタイヤ用材料の製造装置により製造されるタイヤ用材料としては、例えば、ブレーカーが挙げられる。
2.湾曲補正装置
本実施の形態においては、ジッパー装置が設けられたジョイント位置の近傍の上流側に湾曲補正装置が設けられており、ジョイントを行う前に湾曲補正装置によって後続のタイヤ用材料片Wの始端部W1の湾曲を直線状に補正する点が従来と異なる。
図1および図2に示すように、湾曲補正装置は、タイヤ用材料片Wの始端部W1の鋭角部W4を上から押さえ付けて拘束する押さえ手段1と、拘束されたタイヤ用材料片Wをジッパー装置に向けて前進させることによりタイヤ用材料片Wの始端部W1に発生した湾曲を直線状に補正するように、鋭角部W4の拘束とタイヤ用材料片Wの前進を制御する制御手段(図示せず)とを備えている。
(1)押さえ手段
押さえ手段1は、鋭角部W4を上から押さえ付ける弾性板製の押さえアーム12と、押さえアーム12を片持ち式に水平に保持する金属製の本体部(土台)11と、押さえアーム12の先端部を昇降させるアーム昇降手段(図示省略)とを備えている。
図2に示すように、押さえアーム12の先端部は、ベルトコンベアaにおいてガイドローラーb(図1)と接触したタイヤ用材料片Wの側縁部W3aとは反対側の側縁部W3bの近傍を押圧できるように構成されている。なお、押さえアーム12は、ステンレス製が好ましい。また、押さえアーム12の寸法はタイヤ用材料片Wの寸法に合わせて適宜設定すればよいが、通常は、長さ100〜150mm、幅5〜15mm、厚み0.8〜1.2mmに設定されていることが好ましい。
アーム昇降手段は、押さえアーム12の先端部を昇降させるための構造であり、押さえアーム12の先端部を下降させ、タイヤ用材料片Wの側縁部W3bの近傍を押さえ付けて載置台d(図1参照)との間に挟み込むことによりタイヤ用材料片Wの側縁部W3bを拘束することができる。
押さえ手段1の本体部11は箱状の部材であり、磁石が内蔵されていることが好ましい。これにより、金属製の載置台d(図1参照)に押さえ手段1を着脱自在に取り付けることができる。なお、本体部11に内蔵される磁石は、磁力のオンオフが可能な電磁石で構成されていることが好ましい。これにより、押さえアーム12の先端部の位置を容易に調整することができる。
(2)制御手段
制御手段は、押さえアーム12の先端がタイヤ用材料片Wの鋭角部W4を押さえ付けることができるように、押さえ手段1の押さえアーム12の昇降と、ベルトコンベアaの稼働の両方のタイミングを制御している。
具体的には、押さえアーム12の下方にタイヤ用材料片Wの始端部W1が搬送されたタイミングで、アーム昇降手段を稼働させて押さえアーム12の先端部を下降させる。これにより、タイヤ用材料片Wの始端部W1の側縁部W3b側の領域である鋭角部W4を押さえつけて拘束することができる。このとき、押さえアーム12が鋭角部W4を押さえ付ける領域は、鋭角部W4の先端からの長さが50〜150mm、幅が20〜70mmの領域にすることが好ましい。
そして、この状態で、ベルトコンベアaを稼働させてタイヤ用材料片Wをジッパー装置に向けて前進させる。上記したように、タイヤ用材料片Wの始端部W1の湾曲は、タイヤ用材料片Wの側縁部W3b側の搬送速度が相対的に速くなって鋭角部W4が前方に伸ばされることにより生じているため、鋭角部W4を拘束させた状態でタイヤ用材料片Wの側縁部W3a側を前進させることによりタイヤ用材料片Wの始端部W1の湾曲を補正することができる。
なお、本実施の形態においては、制御手段にタイマーが設けられており、このタイマーによって押さえアーム12を一定間隔で昇降させると共に、押さえアーム12が下降するタイミングでタイヤ用材料片Wの鋭角部W4が押さえアーム12の下方に位置するようにベルトコンベアaの稼働を制御している。
3.タイヤ用材料片の湾曲補正方法
次に、上記した構成の湾曲補正装置を用いてタイヤ用材料片Wの補正を行うタイヤ用材料片の湾曲補正方法について説明する。
本実施の形態においては、先ず、後続のタイヤ用材料片Wがジョイント位置に到達する前に、押さえ手段1の押さえアーム12でタイヤ用材料片Wの鋭角部W4を押さえ付けることにより拘束する。
そして、タイヤ用材料片Wの鋭角部W4を拘束した状態で、ベルトコンベアaを稼働させてタイヤ用材料片Wをジッパー装置に向けて前進させる。このとき、タイヤ用材料片Wの側縁部W3b側の前進が妨げられる一方で、反対の側縁部W3a側が前進するため、図2に示すように鋭角部W4が通常よりも前方に伸びた湾曲を補正して、タイヤ用材料片Wの始端部W1を図3に示すような直線状にすることができる。
そして、タイヤ用材料片Wの始端部W1の補正を行った後、押さえアーム12がタイヤ用材料片Wの前進を干渉しないように、押さえアーム12を上昇させてタイヤ用材料片Wをジョイント位置まで搬送する。そして、図5に示すように先行するタイヤ用材料片Wの終端部W2と後続のタイヤ用材料片Wの始端部W1とを突き合わせ、突き合わせ部分に沿ってジッパー装置を走行させることによって2枚のタイヤ用材料片Wをジョイントして、長尺のタイヤ用材料を製造する。
本実施の形態によれば、上記のようにタイヤ用材料片の始端部の湾曲を、生産ラインを停止させることなく補正して直線状にすることができるため、従来のような作業ロスの発生を防止することができる。
1.実施例及び比較例
(1)実施例1、2
上記した実施の形態に係る湾曲補正装置をタイヤ用材料の製造装置のジョイント位置の上流に配置し、タイヤ用材料片としてブレーカー片(100枚)を突き合わせてジョイントして長尺のブレーカーを製造した。具体的には、実施例1においては、幅250mm、長さ3700mm、鋭角部の角度20°のブレーカー片を用い、実施例2においては、幅190mm、長さ3700mm、鋭角部の角度20°のブレーカー片を用いた。
(2)比較例1、2
タイヤ用材料の製造装置に湾曲補正装置を設けずに、100枚のブレーカー片の突き合わせジョイントを行ってブレーカーを製造した。なお、比較例1では実施例1と同じブレーカー片を用い、比較例2では実施例2と同じブレーカー片を用いた。
2.評価
製造されたブレーカーのジョイント部を目視で確認し、図8や図9に示すような不完全ジョイントが発生した回数をカウントした。結果を表1に示す。
Figure 0006555639
表1より、実施例1および実施例2は、いずれにおいても不完全ジョイントが全く発生しなかった。このことから、本実施の形態に係る湾曲補正装置を用いることにより、生産ラインを停止させることなくブレーカー片の湾曲を確実に補正できることが確認できた。
特に、実施例1と比較例1を比較すると、比較例1では100回中98回という非常に高い割合で生じていた不完全ジョイントの発生が、実施例1では完全に防止されていた。このことから、本実施の形態に係る湾曲補正装置は、幅250mmという幅広のブレーカー片において特に顕著な効果を発揮できることが確認できた。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1 押さえ手段
11 本体部
12 押さえアーム
A 原反
C スチールコード
G ゴム
Q 隙間
W タイヤ用材料片
W1 始端部
W2 終端部
W3a、W3b 側縁部
W4 鋭角部
a ベルトコンベア
b ガイドローラー
d 載置台
θ 原反の切断角度

Claims (9)

  1. 始端部および終端部が傾斜してカットされた複数のタイヤ用材料片を搬送し、先行するタイヤ用材料片の終端部と後続するタイヤ用材料片の始端部とをジョイントして長尺なタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造装置に付設されるタイヤ用材料片の湾曲補正装置であって、
    前記タイヤ用材料片の始端部側の鋭角部を上から押さえ付けて拘束する押さえ手段と、
    拘束された前記タイヤ用材料片を前記ジョイント位置に向けて前進させることにより、前記タイヤ用材料片の始端部に発生した湾曲を直線状に補正するように、前記鋭角部の拘束と前記タイヤ用材料片の前進を制御する制御手段とを備えており、
    前記タイヤ用材料の製造装置のジョイント位置近傍の上流側に付設されている
    ことを特徴とするタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  2. 前記制御手段がタイマーを備えており、前記鋭角部の拘束が一定の間隔で行なわれるように前記押さえ手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  3. 前記押さえ手段が、
    前記鋭角部を上から押さえ付ける弾性板製の押さえアームと
    前記押さえアームを片持ち式に水平に保持する本体部と、
    前記押さえアームの先端部を昇降させるアーム昇降手段とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  4. 前記ジョイント位置が、金属製の載置台上に設けられており、
    前記押さえ手段の前記本体部に電磁石が内蔵され、前記電磁石によって前記本体部が前記載置台に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  5. 前記押さえアームの長さが100〜150mm、幅が5〜15mm、厚みが0.8〜1.2mmであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  6. 前記押さえアームがステンレス製であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  7. 前記押さえアームが、前記鋭角部の先端から長さ50〜150mm、幅20〜70mmの領域を押さえ付けて前記鋭角部を拘束することを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  8. 前記制御手段が、前記アーム昇降手段による前記押さえアームの先端部の昇降と、前記タイヤ用材料片の前進とを制御することを特徴とする請求項3ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ用材料片の湾曲補正装置を用いて、前記タイヤ用材料片の始端部の湾曲を直線状に補正するタイヤ用材料片の湾曲補正方法であって、
    後続するタイヤ用材料片の始端部の鋭角部を、前記押さえ手段により押さえ付けて拘束した状態で、前記タイヤ用材料片を前記ジョイント位置に向けて前進させることにより、前記始端部の湾曲を直線状に補正することを特徴とするタイヤ用材料片の湾曲補正方法。
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