JP6554793B2 - 自動試料採取装置 - Google Patents

自動試料採取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6554793B2
JP6554793B2 JP2015000086A JP2015000086A JP6554793B2 JP 6554793 B2 JP6554793 B2 JP 6554793B2 JP 2015000086 A JP2015000086 A JP 2015000086A JP 2015000086 A JP2015000086 A JP 2015000086A JP 6554793 B2 JP6554793 B2 JP 6554793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
sample
position adjustment
reference point
adjustment reference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015000086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016125908A5 (ja
JP2016125908A (ja
Inventor
浩之 湊
浩之 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2015000086A priority Critical patent/JP6554793B2/ja
Publication of JP2016125908A publication Critical patent/JP2016125908A/ja
Publication of JP2016125908A5 publication Critical patent/JP2016125908A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554793B2 publication Critical patent/JP6554793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明は、試料が収容された複数の試料収容部から自動的に試料を採取して分析装置に導入する自動試料採取装置に関する。特に、液体試料を採取して液体クロマトグラフに導入するオートサンプラに関する。
液体クロマトグラフ等の分析装置を使用して複数の液体試料を自動的に分析する際には、複数の試料収容部から液体試料を順次採取して分析装置に導入する自動試料採取装置(オートサンプラ)が用いられる。オートサンプラでは、例えば、サンプルラックの上面に設けられた複数の試料収容部に液体試料を収容した複数のバイアル瓶がセットされる。そして、サンプリングニードルを用いて各試料収容部にセットされたバイアル瓶から予め指定された順序で所定量の液体試料を採取して分析装置に注入する。
オートサンプラでは、サンプルラックにセットされたバイアル瓶から正確に液体試料を採取することができるように、サンプリングニードルのティーチング作業が行われる。ティーチング作業とは、サンプリングニードルの基準位置に対するサンプルラックの試料収容部の位置座標(サンプリングニードルと試料収容部の相対的な位置)を登録する作業である。同一機種のオートサンプラであっても個体差があるため、ティーチング作業は装置毎に行われる。また、サンプルラックはその種類によって試料収容部の大きさや数が異なる。試料収容部の大きさや数が異なるとサンプリングニードルと試料収容部の位置関係が異なるため、ティーチング作業は、そのオートサンプラで使用可能な全ての種類のサンプルラックについて行われる。こうしたティーチング作業は、作業者により、それぞれ手作業で行われる。
特許文献1には、サンプルラックの上面に基準位置となる穴を設け、サンプリングニードルをその穴に通すことによってティーチング作業を行うことが記載されている。こうしたティーチング作業では、一般に、基準となる穴はサンプルラックの上面に3個設けられ、これらのうち2個がオートサンプラの手前に、1個が奥に位置するように、サンプルラックがオートサンプラにセットされる。
特開2000−146775号公報
上記ティーチング作業において、オートサンプラの手前に位置する2個の穴にサンプリングニードルを通す作業は、作業者が穴とサンプリングニードルの相対的な位置を確認しながら行うことができる。
しかし、奥の1点については穴とサンプリングニードルの相対的な位置を確認しづらく、その穴にサンプリングニードルを正確に挿入することが難しい。そのため、作業者は、この穴にサンプリングニードルを挿入する作業を試行錯誤して行わなければならず、ティーチング作業の効率が悪いという問題があった。
ここでは、液体試料を収容したバイアル瓶を載置するサンプルラックについて説明したが、液体試料を収容する穴を複数有するマイクロプレートについても同様の問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、複数の試料収容部が上面に形成された試料収容容器をセットし、試料採取部を用いて該複数の試料収容部の一部又は全部に収容された試料を自動的に採取する自動試料採取装置において、前記複数の試料収容部と前記試料採取部の相対的な位置を設定するティーチング作業の効率を高めることである。
上記課題を解決するために成された本発明は、複数の試料収容部と、該複数の試料収容部との位置関係が既知である1乃至複数の位置調整用基準点とが上面に設けられた試料収容容器から試料を自動的に採取するための自動試料採取装置であって、
a) 前記試料収容容器を内部にセットするための開口を正面に有し、該開口を閉じた状態で閉空間が形成される筐体と、
b) 前記筐体の内部にセットされた前記試料収容容器の複数の試料収容部のうちの任意の1つから試料を採取する試料採取部と、
c) 前記試料採取部と、前記筐体の内部にセットされた前記試料収容容器の前記1乃至複数の位置調整用基準点とを含む外観情報の取得を支援する外観情報取得支援部と
を備えることを特徴とする。
前記試料収容容器は、例えばサンプルラックやマイクロプレートである。サンプルラックの場合には、液体試料を収容したバイアル瓶が載置されるバイアル瓶収容部が前記試料収容部となる。また、マイクロプレートの場合には、ウェル状の液体試料収容部が前記試料収容部となる
前記1乃至複数の位置調整用基準点は、試料収容部と別に設けられていてもよく、あるいは試料収容部の一部を位置調整用基準点として用いてもよい。
なお、本発明に係る自動試料採取装置は、液体試料を採取する装置として好適に用いられるものであるが、液体試料に限らず、粉体試料等を採取する装置であってもよい。
前記外観情報取得支援部は、作業者が試料採取部と、筐体の内部にセットされた試料収容容器に設けられている位置調整用基準点の相対的な位置関係を把握するためのものであり、後述するように、それ自身が外観情報を取得するものと、作業者による外観情報の取得を支援するものの両方を含みうる。外観情報取得支援部は、試料採取部と位置調整用基準点をそれらの上方あるいは側方から見た外観情報取得を支援するものであることが好ましい。これにより、作業者が正面から直接、試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置関係2次元的に(2次元情報として確認するとともに、外観情報取得支援を通じて得られる外観情報から奥行き方向の相対的な位置を確認し、試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置関係を3次元的に把握することができる。
前記外観情報取得支援部は、例えば、筐体の内壁面(側面等)の一部に設けられた反射部とすることができる。この場合は、作業者が筐体の正面から直接、試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置を確認して正面からの2次元情報を取得すると同時に、反射部に写った試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置を確認して側方から見た2次元情報も取得することができる。
また、前記外観情報取得支援部は、視野内に前記試料採取部と前記位置調整用基準点の一部又は全部を捉える撮像部(カメラ)と、該撮像部により取得した画像を表示する表示部により構成することもできる。このカメラは筐体内に固定してもよく、あるいは試料採取部に固定し、試料採取部と一体的に移動するようにしてもよい。
さらに、前記外観情報取得支援部は、前記試料採取部に光を照射する光照射部とすることもできる。この場合には、作業者が、筐体の正面から、試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置を確認するとともに、試料採取部の影と位置調整用基準点の相対的な位置を確認して3次元情報を得ることができる。
本発明に係る自動試料採取装置では、作業者は、筐体の正面から試料採取部と、筐体の内部にセットされた試料収容容器に設けられている試料収容容器の上面に設けられた1乃至複数の位置調整用基準点の位置を視認し、それらの相対的な位置関係を2次元的に(2次元情報として)確認する。また、作業者は、外観情報取得支援部を用いて筐体正面とは別の方向から試料採取部と位置調整用基準点を見た2次元情報を取得する。従来の自動試料採取装置では、筐体の奥に位置する位置調整用基準点と試料採取部の相対的な位置関係を、作業者が筐体の正面から視認することにより確認しなければならず、それらの位置関係を把握することが困難であったが、本発明に係る自動試料採取装置では、外観情報取得支援部により、筐体の奥に位置する位置調整用基準点と試料採取部の相対的な位置関係を容易に確認することができる。従って、ティーチング作業の効率が高くなる。
また、前記外観情報取得支援部は、
前記試料採取部と、前記1乃至複数の位置調整用基準点の一部又は全部を視野内に捉える撮像部と、
前記撮像部の視野内に配置された反射部であって、該反射部を通して前記1乃至複数の位置調整用基準点の一部又は全部同時に前記撮像部の視野に捉えられる位置に配置された反射部と、
前記撮像部により取得した画像を表示する表示部と、
を有するものとすることができる。
上記のように外観情報取得支援部が撮像部、反射部、及び表示部を有する態様では、撮像部が試料採取部と筐体の内部にセットされた試料収容容器に設けられている位置調整用基準点を直接視野に捉えることで、それらの相対的な位置関係を示す画像(2次元情報が得られる。また、撮像部が、反射部を介して試料採取部と位置調整用基準点を視野に捉えることで、試料採取部と位置調整用基準点を直接視野に捉えることにより取得される2次元情報と別の方向から試料採取部と位置調整用基準点を捉えた画像(2次元情報が得られる。そして、これら2つの画像(2次元情報は1つの画像として表示部に表示される。従って、作業者は、表示部を視認するだけで試料採取部と位置調整用基準点の相対的な位置関係把握することができ、ティーチング作業の効率がさらに高まる。
本発明に係る自動試料採取装置を用いることにより、試料収容容器の上面に設けられた複数の試料収容部と、該複数の試料収容部の一部又は全部に収容された液体試料を採取する試料採取部の相対的な位置を設定するティーチング作業の効率を高めることができる。
実施例1のオートサンプラの要部構成図。 実施例1〜4において用いられるサンプルラックの一例。 実施例2の外観情報取得支援部の構成を説明する図。 実施例3の外観情報取得支援部の構成を説明する図。 実施例4の外観情報取得支援部の構成を説明する図。 実施例2〜4において用いられるデータ処理部の要部構成図。
以下、本発明に係る自動試料採取装置の実施例であるオートサンプラに関する複数の例を説明する。各実施例のオートサンプラは、液体クロマトグラフに液体試料を導入するために用いられる。
図1に実施例1のオートサンプラ10の要部構成を示す。図1(a)は正面から見た外観図、図1(b)は正面から見た装置内部の構成を模式的に示す図である。図1(a)に示すように、オートサンプラ10は、正面に扉を開閉するための取っ手11を有し、表示部12及び入力部13を備えている。また、内部には液体クロマトグラフの流路を切り替えるための流路バルブ23、24や、電源等が収容されている。オートサンプラ10の筐体の左側の内壁面は鏡面加工された反射面25となっている。実施例1では、この反射面25を外観情報取得支援部として用いる。なお、表示部12および入力部13は、オートサンプラ10と接続したキーパッド(図示なし)上に設けられることもある。
図1(b)に示すように、オートサンプラ10には、試料を収容したバイアル16が所定の位置に載置されたサンプルラック17がセットされる。セットされたサンプルラック17の側方にはインジェクションポート22、洗浄ポート(図示なし)、ドレイン(図示なし)が配置されている。これらの上部には、サンプリングニードル18を水平方向及び垂直方向に移動するためのガイドレール20を含むサンプリングニードル移動機構19が設けられている。サンプリングニードル移動機構19の内部には複数のモータが内蔵されており、このモータを動作させることによって、サンプリングニードル移動機構19を移動させるとともに、サンプリングニードル18を上下動させる。その後、サンプリングニードル18の先端から任意の1つのバイアル16内の試料が採取され、インジェクションポート22に注入される。
図2は、各実施例において用いられるサンプルラック17の一例の上面図である。このサンプルラック17は96個のバイアル載置部(試料収容部)を有している。各バイアル載置部には取っ手17aが設けられた手前側から順に番号が付されている。また、サンプルラック17の上面の手前側に2箇所、奥側に1箇所、後述するティーチング作業において使用する位置調整用基準点30が設けられている。図2のサンプルラック17は一例であり、異なる数のバイアル載置部を有するサンプルラックやマイクロプレートの載置部を有するサンプルラックを用いることもできる。
実施例1のオートサンプラ10におけるティーチング作業について説明する。ティーチング作業は、前述のとおり、オートサンプラ10の使用前に、サンプリングニードル18と、サンプルラック17の各バイアル載置部の位置関係を設定する作業である。実施例1では、サンプリングニードル18と、サンプルラック17の上面に設けられた3箇所の位置調整用基準点30のそれぞれとの位置関係を設定することで、サンプルラック17の各バイアル載置部の位置を規定する。
作業者は、取っ手11によりオートサンプラ正面の扉を開放した状態で、サンプリングニードル18の先端部と、位置調整用基準点30のうちの1つの位置調整用基準点30の位置関係を目視して確認しつつ、入力部13を操作してサンプリングニードル18を所定の初期位置から該1つの位置調整用基準点30の位置に移動させる。そして、作業者が入力部13を通じてサンプリングニードル18の位置を確定すると、初期位置を原点とする位置調整用基準点30の座標が設定される。そして、全ての位置調整用基準点30の座標が設定されると、それらに基づき、各バイアル載置部の位置が規定される。
このティーチング作業は、3つの位置調整用基準点30全てについて行う。このとき、サンプルラック17の手前に設けられた2つの位置調整用基準点30については、作業者が位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を直接見ることでそれらの位置関係を確認することができる。一方、サンプルラック17の奥に設けられた位置調整用基準点30については、作業者は、オートサンプラ10の左側に設けられた反射面25を介して位置調整用基準点30とサンプリングニードル18の位置関係を確認する。これにより、従来、困難であった、オートサンプラ10の奥行き方向の位置合わせを容易に行うことができる。
上記実施例1では、オートサンプラ10の左側の内壁面の全面を鏡面加工して反射面25としたが、一部のみを反射面25としてもよい。反射面25は、作業者が該反射面25を介して位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を確認することができる大きさと設置場所を満たすものであればよく、種々の形態を採ることができる。例えば、オートサンプラ10内部の上面に反射面を設けたり、オートサンプラ10内のサンプルラック17の収容部の近傍に反射面を取り付けたり、あるいはサンプリングニードル移動機構19に反射面を取り付けてサンプリングニードル18と共に反射面も移動するように構成したりすることもできる。
実施例2のオートサンプラについて、図3を参照して説明する。オートサンプラ10の構成要素の多くは上記実施例1と同様であるため、実施例1と異なる点についてのみ説明する。
実施例2では、外観情報取得支援部としてカメラ40と表示部12を用いる。カメラ40は広角レンズ41を備えており、サンプリングニードル移動機構19に取り付けられている。カメラ40としては、例えばSP360(製品名。コダック合同会社製)や、GoPano micro(ゴーパノマイクロ、製品名。GLOBAL SYSTEM 株式会社製)のように全方位撮影可能なレンズ系を備えたカメラを好適に用いることができる。カメラ40により取得した画像は表示部12に表示される。
実施例2では、作業者が位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を直接見ることでそれらの位置関係を確認するとともに、表示部12に表示される画像を確認して、オートサンプラ10の奥行き方向の位置関係を確認し、ティーチング作業を行うことができる。
実施例2では、カメラ40により取得した画像から位置調整用基準点30の形状をキャプチャし、位置調整用基準点30が画面上の所定位置(例えば中心)に来るように画像の表示位置を調整するようにしてもよい。このとき、サンプリングニードル18の先端の位置が位置調整用基準点30の位置と一致したときにカメラ40により捉えられる画像を表示部12の画面に重畳表示するようにしておけば、作業者は表示部12の画面のみを確認してティーチング作業を行うことができる。
また、実施例2ではカメラ40をサンプリングニードル移動機構19に取り付けて構成したが、オートサンプラ10の内部に固定して画像を取得するように構成することもできる。また、オートサンプラ10の本体の表示部12と別の表示部に上記画像を表示するように構成してもよい。
実施例3のオートサンプラについて、図4を参照して説明する。オートサンプラ10の構成要素の多くは上記実施例1と同様であるため、実施例1と異なる点についてのみ説明する。
実施例3では、外観情報取得支援部としてカメラ40、反射面42、及び表示部12を用いる。カメラ40は実施例2と同様に広角レンズ41を備えており、サンプリングニードル移動機構19に取り付けられている。反射面42は、サンプルラック17の取り付け位置(試料収容容器セット部)に、該サンプルラック17の奥行き方向の一辺に沿って設けられている。
実施例3では、カメラ40により取得される画像の中に、位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を直接捉えた像と、反射面42を介して捉えた像の両方が含まれる。つまり、表示部12には、位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を異なる2方向から見た画像が表示される。従って、作業者は、表示部12に表示される画像のみを確認してティーチング作業を行うことができる。
実施例3では、カメラ40をサンプリングニードル移動機構19に取り付け、反射面42をサンプルラック17の取り付け位置の近傍に設けて構成したが、オートサンプラ10の内部にカメラ40を固定して画像を取得したり、反射面42をサンプリングニードル移動機構19に取り付けたりして構成することもできる。また、オートサンプラ10の本体の表示部12と別の表示部に上記画像を表示するように構成してもよい。
実施例4のオートサンプラについて、図5を参照して説明する。オートサンプラ10の構成要素の多くは上記実施例1と同様であるため、実施例1と異なる点についてのみ説明する。
実施例4では、外観情報取得支援部としてカメラ40、LED光源50、及び表示部12を用いる。カメラ40は実施例2及び3と同様に広角レンズ41を備えており、サンプリングニードル移動機構19に取り付けられている。また、LED光源50は、該光源50からの光がサンプリングニードルの先端に照射される角度で、サンプリングニードル移動機構19に取り付けられている。
実施例4では、カメラ40により取得される画像の中に、位置調整用基準点30とサンプリングニードル18を直接捉えた画像と、サンプルラック17の上面に写るサンプリングニードル18の影が含まれる。従って、前者の画像から位置調整用基準点30とサンプリングニードル18の位置関係の2次元情報が得られ、また、サンプリングニードル18の先端とサンプリングニードル18の影51の位置関係から、前記2次元情報と異なる方向の2次元情報が得られる。従って、作業者は、表示部12に表示される画像のみを確認してティーチング作業を行うことができる。
実施例4では、カメラ40及びLED光源50をサンプリングニードル移動機構19に取り付けて構成したが、それらの一方あるいは両方をオートサンプラ10の内部に固定して画像を取得するように構成することもできる。また、LED光源50以外の光源を光照射部として用いることもできる。さらに、オートサンプラ10の本体の表示部12と別の表示部に上記画像を表示するように構成してもよい。
上記実施例はいずれも一例であって、本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。上記実施例1〜4は液体クロマトグラフに液体試料を導入するために用いられるオートサンプラであるが、固体試料を採取して別の種類の分析装置に導入する装置においても上記同様の構成を用いることができる。また、上記実施例1〜4では、サンプルラック17の上面の手前に2箇所、奥に1箇所の位置調整用基準点を配置したが、位置調整用基準点の数や場所は適宜に変更することができる。あるいは、バイアル瓶を収容するために設けられた穴を位置調整用基準点として用いてもよい。
上記実施例2〜4のようにカメラ40を用いて画像を取得するオートサンプラ10は、図6に示すデータ処理部60を有する構成とすることもできる。データ処理部60は、記憶部61のほか、機能ブロックとして画像抽出部62、画像解析部63、及び位置情報登録部64を有し、表示部65と入力部66が接続されている。データ処理部60の実体は汎用のコンピュータであり、予めインストールされた所要のプログラムを起動することによって上記各機能ブロックが動作する。記憶部61には、オートサンプラ10の内部の各構成要素、特にカメラ40及びLED光源50の取り付け位置と、サンプリングニードル18の先端に対する角度と距離に関する情報や、反射面42の位置に関する情報(以下、これらを「外観取得部配置情報」という。)が予め保存されている。また、オートサンプラ10の入力部13を介して作業者がサンプリングニードル18を移動させると、その移動距離に関する座標情報が順次保存される。さらに、記憶部61にはサンプリングニードル18の画像データ、及び位置調整用基準点30の画像データ(以下、これらを「画像抽出用データ」という。)が保存されている。
画像抽出部62は、カメラ40により画像が取得されると、記憶部61に保存された画像抽出用データを読出し、該画像からサンプリングニードル18及び位置調整用基準点30を抽出する。続いて、画像解析部63は抽出された画像を、外観取得部配置情報に基づき解析し、サンプリングニードル18と位置調整用基準点30の位置関係を決定し、記憶部61に保存する。画像解析部63により、サンプリングニードル18と、全ての位置調整用基準点30の位置関係が決定されると、位置情報登録部64は、それらの位置関係からサンプルラック17の各バイアル載置部の位置を規定する情報をオートサンプラ10に登録する。この態様では、作業者が画像を確認しつつサンプリングニードル18を各位置調整用基準点30に順番に位置合わせすることなく、ティーチング作業を完了することができる。
10…オートサンプラ
11…取っ手
12…表示部
13…入力部
16…バイアル
17…サンプルラック
18…サンプリングニードル
19…サンプリングニードル移動機構
20…ガイドレール
22…インジェクションポート
23、24…流路バルブ
25、42…反射面
30…位置調整用基準点
40…カメラ
41…広角レンズ
50…LED光源
60…データ処理部
61…記憶部
62…画像抽出部
63…画像解析部
64…位置情報登録部
65…表示部
66…入力部

Claims (3)

  1. 複数の試料収容部と、該複数の試料収容部との位置関係が既知である1乃至複数の位置調整用基準点とが上面に設けられた試料収容容器から試料を自動的に採取するための自動試料採取装置であって、
    a) 前記試料収容容器を内部にセットするための開口を正面に有し、該開口を閉じた状態で閉空間が形成される筐体と、
    b) 前記筐体の内部にセットされた前記試料収容容器の複数の試料収容部のうちの任意の1つから試料を採取する試料採取部と、
    c) 前記試料採取部と、前記筐体の内部にセットされた前記試料収容容器に設けられている前記1乃至複数の位置調整用基準点のうちの少なくとも1つとを視野内に捉えるように配置された撮像部と、
    前記撮像部の視野内に配置された反射部であって、該反射部を介して前記試料採取部と前記少なくとも1つの位置調整用基準点とが前記撮像部の視野内に捉えられるように配置された反射部と、
    前記撮像部により取得される、前記試料採取部と前記少なくとも1つの位置調整用基準点を直接捉えた像と、前記試料採取部と前記少なくとも1つの位置調整用基準点を前記反射部を介して捉えた像とを表示する表示部と
    を有する外観情報取得支援部と
    を備えることを特徴とする自動試料採取装置。
  2. 前記反射部が筐体の内壁面の一部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動試料採取装置。
  3. さらに、
    前記撮像部により取得された画像を解析して前記試料採取部と前記1乃至複数の位置調整用基準点の位置関係に関する情報を取得するデータ処理部
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動試料採取装置。
JP2015000086A 2015-01-05 2015-01-05 自動試料採取装置 Active JP6554793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000086A JP6554793B2 (ja) 2015-01-05 2015-01-05 自動試料採取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000086A JP6554793B2 (ja) 2015-01-05 2015-01-05 自動試料採取装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016125908A JP2016125908A (ja) 2016-07-11
JP2016125908A5 JP2016125908A5 (ja) 2017-09-07
JP6554793B2 true JP6554793B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=56356930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000086A Active JP6554793B2 (ja) 2015-01-05 2015-01-05 自動試料採取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6554793B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102586862B1 (ko) 2016-10-28 2023-10-11 베크만 컬터, 인코포레이티드 물질 준비 평가 시스템
WO2019207844A1 (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 株式会社島津製作所 オートサンプラ
JP2022188580A (ja) * 2021-06-09 2022-12-21 株式会社日立ハイテク 自動分析装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2713936B2 (ja) * 1988-01-06 1998-02-16 株式会社日立製作所 自動サンプリング装置
JPH04203909A (ja) * 1990-11-29 1992-07-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置合わせ装置
JPH09239688A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Denso Corp 視覚機能付ロボット装置
JPH11207668A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ロボットのティーチング方法
JP4033468B2 (ja) * 2003-07-28 2008-01-16 株式会社スギノマシン ノズル先端位置計測装置とそれを用いたスポッティング装置
JP5158032B2 (ja) * 2009-07-17 2013-03-06 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフの自動試料注入装置
WO2014162921A1 (ja) * 2013-04-01 2014-10-09 株式会社島津製作所 オートサンプラ
JPWO2015079873A1 (ja) * 2013-11-27 2017-03-16 株式会社島津製作所 自動試料注入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016125908A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3529586B1 (en) System and method for performing automated analysis of air samples
WO2014162921A1 (ja) オートサンプラ
US10578851B2 (en) Automated hardware and software for mobile microscopy
US20180341825A1 (en) Automatic sampling device
JP6960980B2 (ja) 視覚システムにおける画像ベーストレイ位置合わせ及びチューブスロット位置特定
CN105572130B (zh) 触屏终端测试方法及设备
JP6554793B2 (ja) 自動試料採取装置
US9766445B2 (en) Cell suction support system
JP2019532352A (ja) 組織標本の組織学的検査のためのシステム
JP6933297B2 (ja) オートサンプラ
JP2016125908A5 (ja)
JP2018503855A (ja) 顕微鏡でのスライドガラスの配置を検出するためのスライドガラスホルダ
JP2014202751A (ja) エッジ分解能強化に利用されるオフセットを有する画像を取得するシステム及び方法
JP6472793B2 (ja) 医薬の調剤製造を安全に行う方法
KR20190116382A (ko) 생리적 측정의 유용성 및 정확도를 향상시키는 방법
CN108430636A (zh) 自动取样机的样本及样本架识别***
US20140210707A1 (en) Image capture system and method
JP6680653B2 (ja) 顕微鏡装置、顕微鏡システムおよび撮像方法
KR20160011296A (ko) 시료-시약 반응 검사 키트 및 이를 포함하는 바이오 스캐너
US10162189B2 (en) Device, system and method for the visual alignment of a pipettor tip and a reference point marker
US20130323406A1 (en) Image projection method and apparatus for supporting manual maldi sample preparation
JP7296878B2 (ja) 細胞観察システム
US20150109430A1 (en) Digital imaging system for biopsy inspection
KR102199639B1 (ko) 상이한 규격을 가진 래피드 키트들의 범용 판독 장치
US11839746B2 (en) Adaptable image capture device and system for the secure production of medicinal preparations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6554793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151