JP6552082B2 - 家具及び椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、家具及び椅子に関するものである。
例えば、オフィス等で使用される椅子のなかには、座面高さ調節やロッキングの強弱調節が可能なものがある。このような椅子には、これらの調整を行うための操作部材が設けられており、例えば着座者が操作部材の姿勢を変更することによって種々の調整が可能とされている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−119355号公報
ところで、上述のような操作部材を備える椅子においては、一体感を出して美感を向上させるために見た目において操作部材に滑らかに繋がる部材を操作部材に隣接させて設けたり、操作性を向上させるために操作部材を隣接して配置したりする場合がある。つまり、操作部材を備える椅子においては、操作部材に隣接して他の部材(隣接部材)が設けられる場合がある。このように、隣接部材が設けられている操作部材の姿勢を変更するように移動させると、操作部材と隣接部材との間に隙間が生じる場合がある。椅子の利用者が上記隙間に指を差し込むと、操作部材の姿勢が元の姿勢に戻るときに、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることになる。通常、操作部材が元の姿勢に戻すための付勢力は弱く設定されており、利用者が指を痛めることはないように設計はされている。しかしながら、操作部材と隣接部材とに指が挟まれると、利用者に対して不快感を与えることになる。
なお、このような問題は、椅子に限られるものではなく、例えば天板の高さを調節可能な机等の姿勢が変更される操作部材を備える家具全般に生じるものである。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、姿勢が変更される操作部材を備える家具において、操作部材と当該操作部材に隣接して配置される隣接部材との隙間に利用者の指が挟まれることによって、利用者に不快感を与えることを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、利用者の操作によって定常姿勢から操作姿勢に変更される操作部材と、当該操作部材に隣接して配置される隣接部材とを備える家具であって、上記操作部材あるいは上記隣接部材に設けられ、上記操作部材が上記操作姿勢とされたときに上記操作部材と隣接部材とによって生じる隙間を閉塞する遮蔽部を備えるという構成を採用する。
本発明によれば、操作部材が操作姿勢とされたときに操作部材と隣接部材とによって生じる隙間が遮蔽部によって閉塞される。このため、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることを防止することができ、利用者に不快感を与えることを防止することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記操作部材が、水平方向に延設される枢軸と、表裏面を上下に向ける板状とされると共に当該枢軸を中心として先端側が上昇されることで上記操作姿勢とされる操作プレートとを備え、上記隣接部材が、上記定常姿勢の上記操作部材における上記操作プレートと同一高さに配置されると共に表裏面を上下に向けるフランジを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、操作部材が備える操作プレートと隣接部材のフランジとが、操作部材が定常姿勢である場合に同一高さに並んで配列されるため、操作部材と隣接部材との一体感が増し、美感に優れたものとなる。一方で、操作プレートの先端が上下動されることによって操作部材が姿勢変更されるため、操作プレートとフランジとの間に隙間が生じやすい。これに対して、本発明は、上記遮蔽部を備えていることから、このような一体感に優れた家具においても、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることを防止することができ、利用者に不快感を与えることを防止することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記遮蔽部が、上記操作プレートの上記フランジ側の縁部から下方に突出すると共に、操作部材と上記隣接部材との配列方向に表裏面を向ける遮蔽片からなるという構成を採用する。
本発明によれば、操作プレートと一体化して設けることができるため、部品点数を増加させることなく遮蔽部を設けることが可能となる。さらに、上方から操作プレートを視認した場合に、遮蔽片が外観上目立ちにくくなり、遮蔽片により美感が損なわれることがない。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記遮蔽片が、上記操作プレートの奥側から先端側に向かうに連れて下方に向かう傾斜辺を有するという構成を採用する。
例えば、操作プレートが利用者にとって目視し難い位置に配置されているような場合には、利用者の指先が操作プレートの根元に掛かる可能性が高まる。操作プレートの根元が、枢軸に近いことから、操作プレートの根元に指先が掛かった状態で操作プレートの姿勢変更を行う場合には非常に強い力で操作プレートを操作する必要があり、利用者に対して操作性が悪い印象を与える原因となる。これに対して、本発明によれば、遮蔽片が、操作プレートの奥側から先端側に向かうに連れて下方に向かう傾斜辺を有する。このため、操作プレートの奥側(すなわち根元側)に大きな力を掛けようとすると、利用者の指先が操作プレートの縁部に設けられた遮蔽片の傾斜辺に沿って操作プレートの先端側に移動しやすくなり、利用者が意識することなく、利用者の指先を操作の行いやすい操作プレートの先端側に誘導することができる。したがって、本発明によれば、弱い力で操作部材の操作を行うことができ、操作性に優れたものとなる。
第5の発明は、上記第2〜第4いずれかの発明において、上記操作部材が、上記操作プレートと上記枢軸とを連結する連結部と、連結部の下面に設けられる突出部とを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、連結部を有していることから操作プレートをより枢軸から離して設けることができ、操作プレートの操作をより弱い力で行うことが可能となる。さらに、連結部の下面に突出部が設けられている。このため、操作プレートが利用者にとって目視し難い位置に配置されているような場合であっても、突出部が邪魔をすることによって利用者の指先が枢軸に近い連結部の下面に掛かることを防止し、利用者の指先をより操作の行いやすい操作プレートの先端側に誘導することができる。
第6の発明は、上記第2〜第5いずれかの発明において、上記フランジの上面に沿って移動されるレバーを有すると共に当該レバーを利用者が移動することによって回動可能とされる第2操作部材を備えるという構成を採用する。
本発明によれば、操作部材と第2操作部材とを近接して設けることができるため、操作性に優れたものとなる。さらに、本発明によれば、このような操作性に優れた家具において、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることを防止することが可能となる。
第7の発明は、座の側部あるいは下方に設けられる操作部材と、当該操作部材に隣接して配置される隣接部材とを備える椅子であって、上記第1〜第6いずれかの発明である家具からなるという構成を採用する。
本発明によれば、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることを防止し、利用者に不快感を与えない椅子となる。
本発明によれば、操作部材が操作姿勢とされたときに操作部材と隣接部材とによって生じる隙間が遮蔽部によって閉塞され、利用者の指が操作部材と隣接部材とに挟まれることを防止することができ、利用者に不快感を与えることを防止することができる。
本発明の一実施形態における椅子を正面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子を背面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを含む拡大側面図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットの平面図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを椅子の右側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを椅子の左側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを含む下面図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを下方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える操作ユニットを上方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える昇降操作部材を椅子の右側から見た側面図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える遮蔽片を椅子の前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態における椅子が備える昇降操作部材の操作について説明するための模式図であり、(a)が、操作プレートが定常姿勢とされている状態を示し、(b)が、操作プレートが操作姿勢とされている状態を示す。
以下、図面を参照して、本発明に係る家具及び椅子の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明の家具を椅子に適用した例について説明する。また、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明における前後上下左右の方向は、着座者から見た方向を示している。
図1は、本実施形態の椅子1を正面側から見た斜視図である。また、図2は、本実施形態の椅子1を背面側から見た斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態の椅子1は、脚部2と、支基3と、座4と、背凭れ5と、肘掛6と、操作ユニット7とを備えている。
脚部2は、キャスタ2a1を有する多肢脚2aと、多肢脚2aの中央部より起立する脚柱2bとを備えている。この脚柱2bは、ガススプリングを内蔵しており、ロッド2b1を昇降可能としている。このような脚部2は、キャスタ2a1を床に当接することによって椅子1を床面上において移動可能としており、脚柱2bによって座4や背凭れ5等を昇降可能に支持している。
支基3は、脚柱2bのロッド2b1の上端に固定されており、座4を下方から支持すると共に、背凭れ5をロッキング可能に支持している。座4は、椅子1の利用者である着座者を下方から支持する部位であり、支基3によって下方から支えられている。背凭れ5は、着座者を後方から支える部位であり、支基3に対して傾動可能に接続されている。肘掛6は、着座者の腕を下方から支える部位であり、座4を左右方向から挟むように背凭れ6に固定されて2つ設けられている。
操作ユニット7は、図2に示すように、座4の右側の側部に設けられている。図3は、操作ユニット7を含む拡大側面図である。また、図4は、操作ユニット7の平面図である。図5は、椅子1の右側から見た操作ユニット7の斜視図である。図6は、椅子1の左側から見た操作ユニット7の斜視図である。図7は、操作ユニット7を含む下面図である。図8は、操作ユニット7を下方から見た分解斜視図である。図9は、操作ユニット7を上方から見た分解斜視図である。なお、図4〜図6、図8、図9においては、後述するカバー7dは省略して図示している。
これらの図に示すように、操作ユニット7は、ホルダ7aと、昇降操作部材7b(操作部材)と、ロッキング調整操作部材7c(第2操作部材)と、カバー7d(図4参照)とを備えている。
ホルダ7aは、座4の側部に対して不図示のボルト等によって固定されており、昇降操作部材7b及びロッキング調整操作部材7cを移動可能に下方から支持している。このホルダ7aは、ベース部7a1と、ベース部7a1から上方に突出すると共に昇降操作部材7bの後述する枢軸7b1を軸支する軸受部7a2とを備えている。
ベース部7a1には、ロッキング調整操作部材7cの後述する胴部7c1を鉛直軸周りに回動可能に支持する収容溝7a3が設けられている。さらに、この収容溝7a3の内壁面には、ロッキング調整操作部材7cの後述するノック機構7c3の先端部7c32を案内するための波型部7a4が形成されている。
また、ベース部7a1には、収容溝7a3の形成箇所から椅子1の右側に向けて延設されるフランジ7a5(隣接部材)が設けられている。このフランジ7a5は、ロッキング調整操作部材7cの後述するレバー7c2の下方に設けられており、表裏面を上下に向ける板状の部位である。このフランジ7a5の上面には、例えばロッキングの強弱を示す表示が描かれる。このフランジ7a5は、昇降操作部材7bの後述する操作プレート7b2に隣接して設けられており、本発明の隣接部材に相当し、定常姿勢の操作プレート7b2と同一高さとなるように配置されている。
昇降操作部材7bは、不図示の駆動ワイヤ等によって脚柱2bと接続されており、ロッド2b1の伸縮量(すなわち座4の高さ)を調節するための操作部材である。この昇降操作部材7bは、ホルダ7aによって下方から支えられると共に上方に設けられるカバー7dによって押さえられることによって位置決めされている。
図10は、昇降操作部材7bを椅子1の右側から見た側面図である。この図、また図8及び図9に示すように、昇降操作部材7bは、枢軸7b1と、操作プレート7b2と、連結部7b3と、突出部7b4と、遮蔽片7b5(遮蔽部)とを備えている。
枢軸7b1は、椅子1の前後方向に水平に延在する軸部であり、ホルダ7aの軸受部7a2に下方から軸支されている(例えば図4〜図6参照)。操作プレート7b2は、連結部7b3を介して枢軸7b1と接続されており、先端7b6が椅子1の右側に向けて突出された板状である。この操作プレート7b2は、表裏面を上下に向けて配置されており、先端7b6側が上下動するように枢軸7b1を中心として回動可能とされている。この操作プレート7b2は、着座者が座4の昇降を行うときに操作される部位であり、着座者の指先が掛かりやすいよう、下面側に窪み7b7が設けられている。
連結部7b3は、上述のように枢軸7b1と操作プレート7b2とを連結する部位であり、下面が操作プレート7b2の下面と連続するように設けられている。突出部7b4は、連結部7b3の下面に設けられており、当該下面から下方に向けて突出されている。このような突出部7b4は、昇降操作部材7bの操作時に着座者の指先が連結部7b3の下面に掛かった場合に、着座者に違和感を与えるためのものであり、この違和感を利用して着座者の指先を操作プレート7b2に誘導する。
図11は、遮蔽片7b5の椅子1の前方から見た正面図である。遮蔽片7b5は、操作プレート7b2のフランジ7a5側の縁部から下方に突出すると共に、椅子1の前後方向(昇降操作部材7bとフランジ7a5の配列方向)に表裏面を向ける板状の部位である。この遮蔽片7b5は、椅子1の正面側から見て、図11に示すように、操作プレート7b2の先端7b6側の端部(前端7b51)から奥側に向かうに連れて操作プレート7b2の下面からの突出量が増し、最大突出部7b52から奥側に向かうに連れて突出量が減少し、途中から当該突出量が略一定とされた形状とされている。このような遮蔽片7b5は、図11に示すように、最大突出部7b52よりも前端7b51側に位置する湾曲辺7b53と、最大突出部7b52よりも操作プレート7b2に奥側に位置する傾斜辺7b54とを有している。
湾曲辺7b53は、操作プレート7b2が枢軸7b1を中心として先端7b6が回動したときに、椅子1の前方から見て、湾曲辺7b53の一部が常にフランジ7a5の先端に重なるように弧長及び曲率が設定されている。これによって、操作プレート7b2が回動された場合であっても、椅子1の前方から見て、常にフランジ7a5の先端が遮蔽片7b5から突出することを防止することができる。
傾斜辺7b54は、操作プレート7b2の奥側から先端7b6側に向かうに連れて下方に向かうように傾斜されている。この傾斜辺7b54は、操作プレート7b2の操作時に着座者の指先が遮蔽片7b5に掛かった場合に、着座者の指先を操作プレート7b2の先端側に誘導する。
このような遮蔽片7b5を有する昇降操作部材7bは、操作プレート7b2がフランジ7a5と同一高さとされている状態(図5等に示す状態)が座4の昇降を行わない定常姿勢とされ、操作プレート7b2の先端7b6側が上昇される状態が座4の昇降を行う操作姿勢とされている。この昇降操作部材7bを着座者が定常姿勢から操作姿勢に変更することによって、座4の昇降が可能となる。
また、昇降操作部材7bに設けられた遮蔽片7b5によって、操作プレート7b2側から着座者の指先が、操作姿勢の操作プレート7b2とフランジ7a5との隙間に入り込むことを防止することができる。図12は、昇降操作部材7bの操作について説明するための模式図である。図12(a)は、操作プレート7b2が定常姿勢とされている状態を示し、図12(b)は操作プレート7b2が操作姿勢とされている状態を示している。これらの図に示すように、遮蔽片7b5は、昇降操作部材7bが操作姿勢とされたときに操作プレート7b2とフランジ7a5とによって生じる隙間を閉塞する。これによって、着座者側に操作プレート7b2とフランジ7a5との間に形成される隙間が露出することが防止され、操作プレート7b2側から着座者の指先が隙間に入り込むことを防止することができる。
ロッキング調整操作部材7cは、図8及び図9に示すように、円柱状の胴部7c1と、胴部7c1の周面から突出するレバー7c2と、胴部7c1に設けられるノック機構7c3とを備えている。胴部7c1は、ホルダ7aのベース部7a1に設けられた収容溝7a3に鉛直軸周りに回動可能に収容されている。この胴部7c1は、ホルダ7aによって下方から支えられると共に上方に設けられるカバー7dによって押さえられることによって位置決めされている。
レバー7c2は、フランジ7a5側に突出されている。着座者がレバー7c2を摘まんで回すことによって胴部7c1が回動される。胴部7c1は、不図示の駆動ワイヤ等によって支基3と接続されており、回動位置によってロッキングの強弱を調節する。ノック機構7c3は、先端が側方に突出するように胴部7c1に埋設されたバネ7c31と、バネ7c31の先端に設けられる先端部7c32とを備えている。このノック機構7c3は、バネ7c31の付勢力によって先端部7c32をホルダ7aの波型部7a4に押し当ており、波型部7a4の波形状の先端を先端部7c32が乗り越えたときに生じる打撃音によってロッキング調整操作部材7cの回動位置を着座者に知らせる。
このように構成された本実施形態の椅子1においては、昇降操作部材7bの操作プレート7b2を持ち上げるように回動することによって座4の昇降が可能となる。また、ロッキング調整操作部材7cの胴部7c1をレバー7c2によって回動させることによってロッキングの強弱が調節される。
以上のような本実施形態の椅子1においては、着座者の操作によって定常姿勢から操作姿勢に変更される昇降操作部材7bと、当該昇降操作部材7bに隣接して配置されるフランジ7a5とを備えている。さらに、昇降操作部材7bに、当該昇降操作部材7bが操作姿勢とされたときに昇降操作部材7bの操作プレート7b2とフランジ7a5とによって生じる隙間を閉塞する遮蔽片7b5を備えている。このため、昇降操作部材7bが着座者から目視し難い位置に設けられ、目視することなく昇降操作部材7bを操作する場合であっても、着座者の指が昇降操作部材7bとフランジ7a5とに挟まれることを防止することができ、着座者に不快感を与えることを防止することができる。
また、本実施形態の椅子1においては、昇降操作部材7bが、水平方向に延設される枢軸7b1と、表裏面を上下に向ける板状とされると共に当該枢軸7b1を中心として先端7b6側が上昇されることで操作姿勢とされる操作プレート7b2とを備え、操作プレート7b2に隣接して、定常姿勢の昇降操作部材7bにおける操作プレート7b2と同一高さに配置されると共に表裏面を上下に向けるフランジ7a5が設けられている。本実施形態の本実施形態の椅子1によれば、昇降操作部材7bが備える操作プレート7b2とフランジ7a5とが、昇降操作部材7bが定常姿勢である場合に同一高さに並んで配列されるため、昇降操作部材7bとフランジ7a5との一体感が増し、美感に優れたものとなる。一方で、操作プレート7b2の先端7b6が上下動されることによって昇降操作部材7bが姿勢変更されるため、操作プレート7b2とフランジ7a5との間に隙間が生じやすい。これに対して、本実施形態の椅子1は、上記遮蔽片7b5を備えていることから、このような一体感に優れた構造においても、着座者の指が昇降操作部材7bとフランジ7a5とに挟まれることを防止することができ、着座者に不快感を与えることを防止することができる。
また、本実施形態の椅子1においては、遮蔽片7b5が、操作プレート7b2のフランジ7a5側の縁部から下方に突出すると共に、昇降操作部材7bとフランジ7a5との配列方向に表裏面を向けて設けられている。このため、操作プレート7b2と遮蔽片7b5とが一体化されており、部品点数を増加させることなく遮蔽片7b5を設けることが可能となる。さらに、上方から操作プレート7b2を視認した場合に、遮蔽片7b5が外観上目立ちにくくなり、遮蔽片7b5により美感が損なわれることがない。
また、本実施形態の椅子1においては、遮蔽片7b5が、操作プレート7b2の奥側から先端7b6側に向かうに連れて下方に向かう傾斜辺7b54を有する。例えば、本実施形態の椅子1のように、操作プレート7b2が着座者にとって目視し難い位置に配置されているような場合には、着座者の指先が操作プレート7b2の根元に掛かる可能性が高まる。操作プレート7b2の根元が、枢軸7b1に近いことから、操作プレート7b2の根元に指先が掛かった状態で操作プレート7b2の姿勢変更を行う場合には非常に強い力で操作プレート7b2を操作する必要があり、着座者に対して操作性が悪い印象を与える原因となる。これに対して、本実施形態の椅子1によれば、操作プレート7b2の奥側(すなわち根元側)に大きな力を掛けようとすると、着座者の指先が傾斜辺7b54に沿って操作プレート7b2の先端7b6側に移動しやすくなり、着座者が意識することなく、着座者の指先を操作の行いやすい操作プレート7b2の先端7b6側に誘導することができる。したがって、本実施形態の椅子1によれば、弱い力で昇降操作部材7bの操作を行うことができ、操作性に優れたものとなる。
また、本実施形態の椅子1においては、昇降操作部材7bが、操作プレート7b2と枢軸7b1とを連結する連結部7b3と、連結部7b3の下面に設けられる突出部7b4とを備えている。このような本実施形態の椅子1によれば、連結部7b3を有していることから操作プレート7b2をより枢軸7b1から離して設けることができ、操作プレート7b2の操作をより弱い力で行うことが可能となる。さらに、連結部7b3の下面に突出部7b4が設けられているため、操作プレート7b2が着座者にとって目視し難い位置に配置されているような場合であっても、突出部7b4が邪魔をすることによって着座者の指先が枢軸7b1に近い連結部7b3の下面に掛かることを防止することができる。よって、着座者の指先をより操作の行いやすい操作プレート7b2の先端7b6側に誘導することができる。
また、本実施形態の椅子1においては、フランジ7a5の上面に沿って移動されるレバー7c2を有すると共に当該レバー7c2を利用者が移動することによって回動可能とされるロッキング調整操作部材7cを備えている。このため、昇降操作部材7bとロッキング調整操作部材7cとを近接して設けることができるため、操作性に優れたものとなる。さらに、本実施形態の椅子1によれば、このような操作性に優れた椅子1において、着座者の指が昇降操作部材7bとフランジ7a5とに挟まれることを防止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の操作部材が昇降操作部材7bであり、本発明の隣接部材がフランジ7a5である構成について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、座の奥行位置を調整するための奥行調整操作部材を備えるときに、この奥行調整操作部材を昇降操作部材7bに対する隣接部材とし、昇降操作部材7bと奥行調整操作部材との隙間を閉塞するための遮蔽片を備えるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、遮蔽片7b5が操作プレート7b2に設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、フランジ7a5に上向きの遮蔽片を設ける構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、板状の遮蔽片7b5が本発明の遮蔽部として機能する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、遮蔽部の形状を板状ではない形状とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明を椅子に適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、椅子以外の家具に適用することも可能である。
1……椅子、2……脚部、3……支基、4……座、5……背凭れ、6……肘掛、7……操作ユニット、7a……ホルダ、7a1……ベース部、7a2……軸受部、7a3……収容溝、7a4……波型部、7a5……フランジ、7b……昇降操作部材(操作部材)、7b1……枢軸、7b2……操作プレート、7b3……連結部、7b4……突出部、7b5……遮蔽片(遮蔽部)、7b51……前端、7b52……最大突出部、7b53……湾曲辺、7b54……傾斜辺、7b6……先端、7b7……窪み、7c……ロッキング調整操作部材(第2操作部材)、7c1……胴部、7c2……レバー、7c3……ノック機構、7c31……バネ、7c32……先端部、7d……カバー

Claims (4)

  1. 利用者の操作によって定常姿勢から操作姿勢に変更される操作部材と、当該操作部材に隣接して配置される隣接部材とを備える家具であって、
    前記操作部材に設けられ、前記操作部材が前記操作姿勢とされたときに前記操作部材と隣接部材とによって生じる隙間を閉塞する遮蔽部を備え
    前記操作部材が、水平方向に延設される枢軸と、表裏面を上下に向ける板状とされると共に当該枢軸を中心として先端側が上昇されることで前記操作姿勢とされる操作プレートとを備え、
    前記隣接部材が、前記定常姿勢の前記操作部材における前記操作プレートと同一高さに配置されると共に表裏面を上下に向けるフランジを備え、
    前記遮蔽部は、前記操作プレートの前記フランジ側の縁部から下方に突出すると共に、前記操作部材と前記隣接部材との配列方向に表裏面を向ける遮蔽片からなり、
    前記遮蔽片は、前記操作プレートの奥側から先端側に向かうに連れて下方に向かうと共に下方に向けて露出された傾斜辺を有する
    ことを特徴とする家具。
  2. 前記操作部材は、
    前記操作プレートと前記枢軸とを連結する連結部と、
    連結部の下面に設けられる突出部と
    を備えることを特徴とする請求項記載の家具。
  3. 前記フランジの上面に沿って移動されるレバーを有すると共に当該レバーを利用者が移動することによって回動可能とされる第2操作部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載の家具。
  4. 座の側部あるいは下方に設けられると共に利用者の操作によって定常姿勢から操作姿勢に変更される操作部材と、当該操作部材に隣接して配置される隣接部材とを備える椅子であって、
    前記操作部材に設けられ、前記操作部材が前記操作姿勢とされたときに前記操作部材と隣接部材とによって生じる隙間を閉塞する遮蔽部を備え
    前記操作部材が、水平方向に延設される枢軸と、表裏面を上下に向ける板状とされると共に当該枢軸を中心として先端側が上昇されることで前記操作姿勢とされる操作プレートとを備え、
    前記隣接部材が、前記定常姿勢の前記操作部材における前記操作プレートと同一高さに配置されると共に表裏面を上下に向けるフランジを備え、
    前記遮蔽部は、前記操作プレートの前記フランジ側の縁部から下方に突出すると共に、前記操作部材と前記隣接部材との配列方向に表裏面を向ける遮蔽片からなり、
    前記遮蔽片は、前記操作プレートの奥側から先端側に向かうに連れて下方に向かうと共に下方に向けて露出された傾斜辺を有する
    ことを特徴とする椅子。
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