JP6551642B2 - 靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物及び靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法 - Google Patents

靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物及び靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法 Download PDF

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Description

本発明は、特に靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒に有効な靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物及び靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法に関する。
ビグアナイド系殺菌剤や第4級アンモニウム塩系殺菌剤は、手指、患部、医療機器、台所周りや浴室、繊維材料などの殺菌消毒のための種々の殺菌消毒剤の主成分として使用されており、用途に応じた種々の改良が行われている。例えば、特許文献1には、優れた殺菌消毒力を保持したまま、使用時の皮膚刺激を減少し、使用後の触感を著しく改良した第四級アンモニウム塩系殺菌消毒剤又はビグアナイド系殺菌消毒剤を含有する殺菌消毒剤組成物が開示されている。この殺菌消毒剤組成物は、第四級アンモニウム塩系殺菌消毒剤又はビグアナイド系殺菌消毒剤の低級アルコール溶液に対して、凝固点が35℃以上のポリアルキレングリコール又は凝固点が35℃以上のアルキレングリコールの誘導体を0.01〜2重量%配合してなるものである。
又、特許文献2には、基布への吸着を防止して有効に殺菌消毒効果を発揮することができる殺菌消毒液と、この殺菌消毒液を基布に浸漬させた殺菌消毒剤が開示されている。この殺菌消毒液が、正電荷を帯びた殺菌消毒成分と、リシン、アルギニン、ヒスチジンおよびそれらの塩酸塩の中から選択される少なくとも1種以上のアミノ酸と、ノニオン系界面活性剤とを含有し、pH4〜9に調整されてなる殺菌消毒液である。
一方、なたねや大豆などの油糧種子から油脂を採取し、油粕が生じる油脂工場、油糧種子・油粕・油糧種子や油粕から製造される蛋白含有固形物を使用する食品工場や飼料工場では、作業員の靴底に付着した油粕や蛋白含有固形物が栄養源となりサルモネラが繁殖するため、工場への入退出時に靴底に付着したサルモネラを殺菌し、靴底を消毒する必要がある。しかしながら、このような用途に市販の消毒液を用いると、使用の度に消毒液中に油粕や蛋白含有固形物などの有機物が溜まり、これらの有機物が消毒液と反応して、消毒液の殺菌力が著しく低下するとの問題が生じている。さらに、これら有機物が油脂を含有するものであると油脂により消毒液が有機物へ浸透し難く、有機物中において十分な殺菌作用を発揮できない問題点も発生する。特に、食品工場の出入り口の靴底消毒マットに市販の塩化ベンザルコニウムの1%溶液がよく使用されているが、希釈して用いると十分な効果を得ることができないとの問題があった。なお、殺菌消毒剤に洗浄剤(界面活性剤)を含有させると、靴底消毒マットでよくゴミが落ち、また、工場内で靴底に付着した汚れも除去しやすいものの、消毒液中に油粕や蛋白含有固形物などの有機物が混入することによる消毒液の殺菌力の著しい低下の問題は解決しない。
特開2000−273004号公報 特開2010−37295号公報
本発明は、消毒液中に油粕や蛋白含有固形物などの有機物が混入しても殺菌力の著しい低下を抑制できる、特に靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒に有効な靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物を提供することを目的とする。
本発明は、又、靴底に付着したサルモネラの効率的な殺菌消毒方法を提供することを目的とする。
本発明は、ビグアナイド系殺菌剤に特定の第4級アンモニウム塩を併用すると、上記課題を解決できるとの知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明は、[1]〜[13]を提供する。
[1]ビグアナイド系殺菌剤とジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩(長鎖アルキルは炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルは炭素数1〜3のアルキル基である)を含有することを特徴とする靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物。
[2]さらに、塩化ベンザルコニウムを含有する[1]の殺菌消毒液組成物。
[3]ビグアナイド系殺菌剤:ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と塩化ベンザルコニウムの合計量の質量比が、0.1/1〜1.2/1である[2]の殺菌消毒液組成物。
[4]さらに、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する[1]〜[3]のいずれかの殺菌消毒液組成物。
[5]ビグアナイド系殺菌剤がポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)である[1]〜[4]のいずれかの殺菌消毒液組成物。
[6]ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩が、ジデシルジメチルアンモニウム塩(DDAC)である[1]〜[5]のいずれかの殺菌消毒液組成物。
[7]靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒用である[1]〜[6]のいずれかの殺菌消毒液組成物。
[8]水性液体吸収性の靴底消毒マットに、[1]〜[7]のいずれかの殺菌消毒液組成物又はその希釈液を吸収又は含浸させ、靴底消毒マット中の殺菌消毒液組成物に、油脂を含有する有機物とサルモネラが付着した靴底を接触させることを特徴とする靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法。
[9]殺菌消毒液組成物が、ビグアナイド系殺菌剤を0.005〜1質量%、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩を0.05〜1.5質量%含有する[8]の殺菌消毒方法。
[10]殺菌消毒液組成物が、さらに、塩化ベンザルコニウムの含有量は、0.005〜1質量%含有する[9]の殺菌消毒方法。
[11]殺菌消毒液組成物が、さらに、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を0.05〜1.5質量%含有する[9]又は[10]の殺菌消毒方法。
[12]殺菌消毒液組成物又はその希釈液を、靴底消毒マットの重量の0.5〜10倍量で靴底消毒マットに吸収又は含浸させる[8]〜[11]のいずれかの殺菌消毒方法。
[13]殺菌消毒液組成物又はその希釈液を、靴底消毒マットに1週間に1回以上供給する[8]〜[12]のいずれかの殺菌消毒方法。
本発明で用いるビグアナイド系殺菌剤としては、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)、グルコン酸クロルヘキシジン、クロルヘキシジン、クロルヘキシジン塩酸塩などの1種又は2種以上の混合物を用いることができる。
本発明で用いるジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩としては、長鎖アルキルが炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルが炭素数1〜3のアルキル基であるものが好ましい。より好ましくは、長鎖アルキルが炭素数8〜12のアルキル基であり、短鎖アルキルがメチル基である第4級アンモニウム塩である。具体的には、ジオクチルジメチルアンモニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウム塩(DDAC)、ジドデシルジメチルアンモニウム塩、ジテトラデシルジメチルアンモニウム塩などの1種又は2種以上の混合物を用いることができる。ここで、塩としては、塩酸塩、メチル硫酸塩などがあげられる。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物の残部は水であるのが好ましいが、エタノールなどの水溶性溶剤を含有していてもよい。引火性の点から、水溶性溶剤を用いる場合は、引火点、爆発限界などが低いものが好ましい。液のpHは、弱酸性〜弱アルカリ性、例えば、pH5〜9であるのが好ましく、より好ましくはpH5.5〜8.5である。液のpHは、酸やアルカリ、塩などを用いて調整することができる。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物の原液(濃厚液)中、ビグアナイド系殺菌剤の含有量は、0.5〜20質量%であるのが好ましく、より好ましくは1〜15質量%である。又、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩の量は、5〜25質量%であるのが好ましく、より好ましくは、7〜20質量%である。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物には、さらに、塩化ベンザルコニウムを配合するのが好ましい。本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物の原液(濃厚液)中、塩化ベンザルコニウムの含有量は、0.5〜20質量%であるのが好ましく、より好ましくは1〜15質量%である。
本発明では、特に、ビグアナイド系殺菌剤:ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と塩化ベンザルコニウムの合計量の質量比が、0.1/1〜1.2/1であるのが好ましく、0.1/1〜1.0/1がより好ましい。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物には、さらに、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を配合するのが好ましい。非イオン界面活性剤としては、HLBが12〜15のものが好ましく、特にポリオキシエチレンアルキルエーテルであるのが好ましい。又、両性界面活性剤としては、各種グリシン型両性界面活性剤やベタイン型両性界面活性剤などがあげられる。本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物の原液(濃厚液)中、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤の量は、5〜25質量%であるのが好ましく、より好ましくは、7〜25質量%である。又、脂肪酸アルカノールアミドやアルキルグルコシドを併用することができる。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物には、さらに、香料、着色剤など通常の消毒液に添加できる成分を配合することができる。
本発明の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物は、原液自体を使用することができるが、希釈して用いることが好ましい。希釈する液としては水以外に、アルコール水溶液、バッファー水溶液等を用いることができるが、防火の点から好ましくは水で希釈するのが好ましく、100倍以下に水で希釈して用いるのが好ましく、さらに好ましくは80倍以下、特に好ましくは50倍以下に希釈して用いるのが好ましい。特に、希釈後の各成分の濃度として、ビグアナイド系殺菌剤を0.005〜1質量%含有することが好ましく、より好ましくは0.01〜1質量%含有することであり、最も好ましくは0.09〜1質量%含有することである。希釈後の各成分の濃度として、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩を0.05〜1.5質量%含有するのが好ましく、より好ましくは、0.1〜1.5質量%含有することであり、最も好ましくは、0.3〜1.5質量%含有することである。さらに、塩化ベンザルコニウムの含有量は、0.005〜1質量%含有するのが好ましく、より好ましくは塩化ベンザルコニウムを0.1〜1質量%含有することである。塩化ベンザルコニウムに代えて、又は塩化ベンザルコニウムに加えて、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を0.05〜1.5質量%含有するのが好ましい。
本発明は、又、水性液体吸収性の靴底消毒マットに、上記殺菌消毒液組成物又はその希釈液を吸収又は含浸させ、靴底消毒マット中の殺菌消毒液組成物に、蛋白を含有する固形物とサルモネラが付着した靴底を接触させることを特徴とする靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法を提供する。ここで、水性液体吸収性の靴底消毒マットとしては、繊維材料や発泡体材料でできたものがあげられる。殺菌消毒液組成物又はその希釈液を、靴底消毒マットの重量の0.5〜10倍量で靴底消毒マットに吸収又は含浸させるのが好ましく、より好ましくは1〜7倍量である。又、靴底消毒マットに1週間に1回以上供給するのが好ましく、より好ましくは1〜3回である。
次に本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する。
実施例1〜3及び比較例1〜4
表1に示した処方の通り、水に、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)、ジデシルジメチルアンモニウム塩(DDAC)、塩化ベンザルコニウム、界面活性剤を配合して、殺菌消毒液を製造した。尚、比較例1、3及び実施例1〜3で用いた界面活性剤は以下の通りである。
比較例1:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(HLB12-15)
比較例3、実施例1及び3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(HLB13)と脂肪酸アルカノールアミドの混合物
実施例2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(HLB13)とアルキルグルコシドの混合物
表1
Figure 0006551642
実施例1〜3及び比較例1〜4の殺菌消毒液の殺菌特性を以下の方法で評価した。
<評価方法>
消毒剤を下記のように希釈し、菜種搾油粕を添加したものを常温に保管し、スタート時 (START) 、一日 (1day) および一週間 (1week) 経過時の殺菌力を確認した。
(1)消毒液 100 mL に対し菜種搾油粕5g (5 %)を添加して試験液を調製した。
(2)(1)で調製した試験液 5mL に対しサルモネラの菌液(108cfu/ml)5mL 添加 (10分放置)した。
(3)ハートインフュジョンブイヨン培地 (HIB培地) 3mL に(2)で調製した試験液を30 μL 添加して35℃で24hr培養した。
(4)DHL 寒天培地に(3)で培養した培養液を、画線し、35℃で24時間培養した。
(5)培養液に生じたコロニーの有無でサルモネラ陰性(-)、サルモネラ陽性(+)を判定した。
結果をまとめて、表2と3に示す。
表2<比較例>
Figure 0006551642
表2の比較例2と3の結果から明らかなように、塩化ベンザルコニウム単独、DDACと界面活性剤の併用並びにPHMB単独での使用は、0.33%(10%→30倍希釈)以上の高濃度で効果があるものの、0.2%(10%→50倍希釈)では、効果が期待できないことがわかる。
表3<実施例1〜3>
Figure 0006551642
表3の結果から、実施例1のPHMB0.08%(4%×50倍希釈)、DDAC0.2%(10%×50倍希釈)を含有する殺菌消毒液は、優れた殺菌効果があることがわかる。
又、実施例2の80倍希釈濃度<PHMB0.04%(3%×80倍希釈)、DDAC0.15%(12%×80倍希釈)、塩化ベンザルコニウム0.08%(6%×80倍希釈)>を含有する殺菌消毒液は、優れた殺菌効果があることが認められ、50倍希釈濃度では、かなりの効果がみられることがわかる。
実施例3の100倍希釈濃度<PHMB0.09%(9%×100倍希釈)、DDAC0.11%(11%×100倍希釈)>を含有する殺菌消毒液は、優れた殺菌効果が認められ、50倍希釈濃度では、かなりの効果がみられることがわかる。
実施例4
実施例3の消毒液を30倍に水で希釈し、食品工場の出入口に設置してある靴底消毒マット(消毒マット:山崎産業株式会社製マット(#6)F-38-6:サイズ:600×900mm:材質PP 85%、ナイロン 15%:重量0.7 kg)に希釈した消毒液を約3リットル注入した。希釈した消毒液を毎日補充し、1週間ごとにサンプリングを行いサルモネラの検出の有無を確認した。サルモネラは、遺伝子増幅法(PCR)を用いた自動検出システムおよび飼料安全基準に準じた方法により判定した。
比較例5
比較例1の消毒液を希釈せずに、実施例4と同様の試験を行った。
実施例4と比較例5の結果をまとめて表4に示す。
表4
Figure 0006551642
このように、本発明によれば、消毒液中に靴底に付着した油粕や蛋白を含有する固形物などの有機物が混入しても殺菌力の著しい低下を抑制でき、特に靴底に付着したサルモネラを有効に殺菌消毒できることがわかる。

Claims (12)

  1. ビグアナイド系殺菌剤と、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩(長鎖アルキルは炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルは炭素数1〜3のアルキル基である)と、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とを含有し、前記非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤の含有量が、前記ビグアナイド系殺菌剤と前記ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩の合計の含有量よりも多いこと、及び塩化ベンザルコニウムを含有しないことを特徴とする靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物。
  2. ビグアナイド系殺菌剤と、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩(長鎖アルキルは炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルは炭素数1〜3のアルキル基である)と、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とを含有し、前記非イオン界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルと脂肪酸アルカノールアミドの混合物を含むこと及び塩化ベンザルコニウムを含有しないことを特徴とする靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物。
  3. ビグアナイド系殺菌剤と、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩(長鎖アルキルは炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルは炭素数1〜3のアルキル基である)と、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とを含有し、前記非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤の含有量が、前記ビグアナイド系殺菌剤と前記ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩の合計の含有量よりも多いことを特徴とする、靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒用の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物。
  4. ビグアナイド系殺菌剤と、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩(長鎖アルキルは炭素数8〜14のアルキル基であり、短鎖アルキルは炭素数1〜3のアルキル基である)と、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とを含有し、前記非イオン界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルと脂肪酸アルカノールアミドの混合物を含むことを特徴とする、靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒用の靴底消毒マット用殺菌消毒液組成物。
  5. ビグアナイド系殺菌剤:ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩の質量比が、0.1/1〜1.2/1である請求項1又は2のいずれかに記載の殺菌消毒液組成物。
  6. 前記非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤の含有量が、7〜25質量%である請求項1〜のいずれか1項記載の殺菌消毒液組成物。
  7. 前記ビグアナイド系殺菌剤がポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)である請求項1〜のいずれか1項記載の殺菌消毒液組成物。
  8. 前記ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩が、ジデシルジメチルアンモニウム塩(DDAC)である請求項1〜のいずれか1項記載の殺菌消毒液組成物。
  9. pH5〜9である、請求項1〜のいずれか1項記載の殺菌消毒液組成物。
  10. 水性液体吸収性の靴底消毒マットに、請求項1〜9のいずれか1項記載の殺菌消毒液組成物又はその希釈液を吸収又は含浸させ、靴底消毒マット中の殺菌消毒液組成物に、油脂を含有する有機物とサルモネラが付着した靴底を接触させることを特徴とする靴底に付着したサルモネラの殺菌消毒方法。
  11. 前記殺菌消毒液組成物の希釈液が、前記ビグアナイド系殺菌剤を0.005〜1質量%、前記ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩を0.05〜1.5質量%含有する請求項10記載の殺菌消毒方法。
  12. 前記殺菌消毒液組成物又はその希釈液を、靴底消毒マットの重量の0.5〜10倍量で靴底消毒マットに吸収又は含浸させる請求項10又は11の殺菌消毒方法。
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