JP6551183B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関する。
製造装置等において、複数の加工工程を経る加工対象物(以下、ワークという)は、ある加工機械による加工の後、次の加工機械の位置に搬送される。ワークを搬送するために、ワークが載せられるテーブル及びテーブルを移動させる駆動装置を備えた搬送装置が従来から用いられている。搬送装置において、加工機械からワークを受け取る位置、及びワークを次の加工装置へ渡す位置は一定であることが好ましい。一方、1つのテーブルの往復によってワークが搬送される場合、搬送効率の向上には限界がある。これに対して、特許文献1には、2つのテーブルを備え、2つのテーブルの相互の干渉を回避するようにテーブルの軌跡を変更させる搬送装置が記載されている。これにより、給材位置及び除材位置が2つのテーブルで共通でありながら、1つのテーブルによりワークを搬送する場合に比較して搬送効率が向上する。
特開2008−30867号公報
特許文献1に記載される搬送装置においては、ローラーがカム面を転がることによってテーブルが上下方向に移動させられる。ローラーがカム面を転がるので、ある程度の振動が生じる。また、カム面が給材位置から除材位置に亘って設けられているので、ローラーは常にカム面に接している。ローラーがカム面に接している時間が長いので、振動が生じやすくなる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、搬送効率を向上させることができ且つ振動の発生を抑制することができる搬送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る搬送装置は、フレームと、前記フレームに取り付けられた第1レール及び第2レールと、前記第1レールに沿って移動できる第1可動部材、前記第1可動部材と共に移動し且つ上下方向に移動できる第2可動部材、及び前記第2可動部材と共に上下方向に移動できる第1テーブルを備える第1スライダユニットと、前記第2レールに沿って移動できる第2テーブルを備える第2スライダユニットと、前記第1スライダユニット及び前記第2スライダユニットを第1停止位置及び第2停止位置の間で往復させる駆動ユニットと、前記第1停止位置と前記第2停止位置との間に位置する中間位置に配置された中間支持部材と、前記第2可動部材と前記中間支持部材とを連結し、前記第1スライダユニットが前記中間位置に近付くにしたがって前記第2可動部材の上下方向の位置を変化させるリンク機構と、を備える。
これにより、中間位置において第1テーブルの上下方向の高さが変わる。このため、第1テーブル及び第2テーブルは、立体交差することで、互いに干渉せずに交互にワークを搬送することができる。さらに、従来技術のようにカムフォロア及びカム面が用いられる場合に比較して、リンク機構においては摩擦が生じにくい。したがって、搬送装置は、搬送効率を向上させることができ且つ振動の発生を抑制することができる。
本発明の望ましい態様として、前記リンク機構は、前記第2可動部材に第1軸受を介して連結された第1リンクと、前記中間支持部材に第2軸受を介して連結され且つ前記第1リンクに第3軸受を介して連結された第2リンクと、を備え、前記第1軸受から前記第3軸受までの距離は、前記第2軸受から前記第3軸受までの距離よりも小さく、前記第1軸受から前記第3軸受までの距離と前記第2軸受から前記第3軸受までの距離との和は、前記第1停止位置から前記中間位置までの距離よりも大きいことが好ましい。
これにより、中間位置における第1テーブルの上下方向の位置は、第1停止位置及び第2停止位置における第1テーブルの上下方向の位置と比較して、第1軸受から第3軸受までの距離と第2軸受から第3軸受までの距離との差だけずれる。このため、第1テーブル及び第2テーブルの立体交差が2つのリンクによって可能となる。また、中間位置において第1リンクが第2リンクによって持ち上げられるので、第1リンクと中間支持部材との干渉が防がれる。すなわち、第1リンク及び第2リンクが、第1スライダユニットの移動に対して中間位置を跨いで追従することができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1スライダユニットが前記第1停止位置又は前記第2停止位置に位置しているとき、前記第3軸受が前記第1軸受及び前記第2軸受よりも上方に位置することが好ましい。
仮に第1スライダユニットが第1停止位置又は第2停止位置に近付くにしたがって第1テーブルが上がる場合、第2テーブルの上下方向の位置を第1テーブルの第1停止位置又は第2停止位置における上下方向の位置に合わせるための部材が必要となる。これに対して、本態様においては、第1スライダユニットが中間位置に近付くにしたがって第1テーブルが上がり、第1停止位置又は第2停止位置に近付くにしたがって第1テーブルが下がる。このため、第1テーブルの第1停止位置又は第2停止位置における上下方向の位置を、第2テーブルの上下方向の位置に合わせることが容易である。したがって、位置合わせのための部材が不要となるので、第2スライダユニットの軽量化が可能となる。
本発明によれば、搬送効率を向上させることができ且つ振動の発生を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る搬送装置を示す正面図である。 図3は、本実施形態に係る搬送装置を示す平面図である。 図4は、本実施形態に係る搬送装置を示す右側面図である。 図5は、本実施形態に係る第1レール及び第1可動部材を拡大して示す斜視図である。 図6は、本実施形態に係る第2可動部材の周辺を拡大して示す斜視図である。 図7は、第1スライダユニットが第1停止位置と中間位置との間に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図8は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図9は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す正面図である。 図10は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す右側面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る搬送装置を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る搬送装置を示す平面図である。図4は、本実施形態に係る搬送装置を示す右側面図である。図5は、本実施形態に係る第1レール及び第1可動部材を拡大して示す斜視図である。図6は、本実施形態に係る第2可動部材の周辺を拡大して示す斜視図である。
本実施形態に係る搬送装置1は、例えば半導体等の製造装置に用いられる。搬送装置1は、ある加工機械からワーク10を受け取った後、次の加工機械の位置までワーク10を搬送する。搬送装置1によって搬送されたワーク10は、次の加工機械に引き取られる。
図1から図4に示すように、搬送装置1は、フレーム2と、第1レール3aと、第2レール3bと、駆動ユニット9と、第1スライダユニット4aと、第2スライダユニット4bと、中間支持部材20と、リンク機構5、を備える。搬送装置1において、ワーク10は、第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bによって、例えば水平方向に搬送される。第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bは、それぞれ第1停止位置P1と第2停止位置P2との間を往復する。図1から図4においては、第1スライダユニット4aが第1停止位置P1に位置し、第2スライダユニット4bが第2停止位置P2に位置している。
以下の説明において、水平方向のうち第1停止位置P1と第2停止位置P2とを結ぶ直線に平行な方向はX方向と記載され、水平方向のうちX方向に対する直交方向はY方向と記載され、X方向及びY方向の両方に対する直交方向はZ方向と記載される。すなわち、Z方向は鉛直方向(上下方向)である。また、X方向のうち第1停止位置P1から第2停止位置P2に向かう方向は+X方向と記載され、+X方向とは反対方向は−X方向と記載される。水平面上において+X方向に向かったときの左方向は+Y方向と記載され、+Y方向とは反対方向は−Y方向と記載される。Z方向のうち上方へ向かう方向は+Z方向と記載され、+Z方向とは反対方向は−Z方向と記載される。
フレーム2は、第1レール3a、第2レール3b、中間支持部材20及び駆動ユニット9を支持するための部材である。図1から図3に示すように、フレーム2は、上板21と、下板22と、横板23と、横板24と、脚25と、脚26と、を備える。上板21は、例えば水平面に平行な表面を有する板状部材である。下板22は、上板21に平行な板状部材であって、上板21に対して隙間を空けて配置されている。横板23及び横板24は、上板21及び下板22の端部同士を連結する板状部材であって、上板21から下板22までの距離を規制している。脚25及び脚26は、下板22に取り付けられた板状部材であって、下板22のZ方向の高さを規制している。
図1から図3に示すように、第1レール3aは、X方向に沿う長尺部材であって、フレーム2の+Z方向側の表面に取り付けられている。第2レール3bは、X方向に沿う長尺部材であって、フレーム2の+Z方向側の表面に取り付けられている。第2レール3bは、第1レール3aに平行に配置されており、且つ第1レール3aよりも−Y方向に位置している。
駆動ユニット9は、第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bに動力を伝える装置である。駆動ユニット9は、モータ91と、駆動プーリー92と、従動プーリー94と、ベルト93と、を備える。
モータ91は、例えばサーボモータ等である。図2に示すように、モータ91は、例えばフレーム2の下板22に支持されている。具体的には、モータ91は、下板22の−X方向の端部に配置されている。モータ91は、上板21と下板22との間に位置するシャフト911を備える。駆動プーリー92は、シャフト911に取り付けられており、シャフト911と一体に回転する。従動プーリー94は、下板22の+X方向の端部に設けられた軸受941に取り付けられている。ベルト93は、環状の部材であって、図2に示すように駆動プーリー92及び従動プーリー94に取り付けられている。また、ベルト93は、第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bに連結されている。これにより、モータ91で生じた動力が、ベルト93を介して第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bに伝達される。すなわち、駆動ユニット9は、動力伝達機構としてのベルトドライブを構成している。駆動ユニット9は、1つのモータ91により第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bを移動させることができるので、第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bが独立して移動させられる場合よりも部品数を削減しながら搬送効率を向上できる。
第1スライダユニット4aは、第1レール3aに支持されており、第1レール3aに沿って移動することができる。図1から図4に示すように、第1スライダユニット4aは、第1スライダ41aと、第1可動部材42と、第2可動部材43と、第1ベルト連結部材48aと、第1テーブル49aと、を備える。
第1スライダ41aは、X方向にスライドできるように第1レール3aに取り付けられた部材である。すなわち、第1レール3aは、第1スライダ41aをX方向に案内する。図5に示すように、第1スライダ41aは、第1レール3aの表面31に対向可能な第1対向面411と、第1レール3aの側面32に対向可能な第2対向面412と、第2対向面412から突出する2つの爪部413と、少なくとも一部が第1レール3aの凹部33に接する転動体414と、を備える。2つの爪部413は、それぞれ凹部33に嵌まっている。すなわち、第1スライダ41aは、第1レール3aをY方向の両側から挟んでいる。これにより、第1スライダ41aは、第1レール3aに沿ってX方向にスライドすることができる。転動体414は、例えば玉である。転動体414は、凹部33の内壁に接触しながら転がる。すなわち、第1レール3a及び第1スライダ41aが直動型玉軸受(Linear Ball Bearing)を構成している。凹部33に沿って転動体414が転がることによって、第1スライダ41aは第1レール3aを円滑に移動することができる。より具体的には、複数の転動体414は、環状に配置されており、且つX方向に沿う2列を形成している。2列のうち一方の列に位置する転動体414が凹部33の内壁に接触する。2列のうち他方の列に位置する転動体414は、例えば第2対向面412に設けられた案内溝によって案内される。また、転動体414は、それぞれ転がりながら移動する。すなわち、複数の転動体414が無限循環路を形成している。なお、転動体414はころであってもよい。
第1可動部材42は、第1スライダ41aに取り付けられ、第1スライダ41aと共にX方向にスライドする部材である。図4に示すように、第1可動部材42は、X方向から見て略L字状の部材であり、Y方向に対して直交する表面を有する。例えば、第1可動部材42は、図4及び図6に示すように−Y方向側の表面に第3スライダ421を備える。
第2可動部材43は、第1可動部材42と共にX方向にスライドし、且つ第1可動部材42に対してZ方向にスライドする部材である。図2に示すように、第2可動部材43は、Y方向から見て略矩形の板状部材であり、Y方向に対して直交する表面を有する。例えば、第2可動部材43は、図6に示すように+Y方向側の表面に第3レール431を備える。また、第2可動部材43は、例えば−Y方向に突出するピンである第1固定部435を備える。
図6に示すように、第3スライダ421は、第3レール431の表面4311に対向可能な第1対向面4211と、第3レール431の側面4312に対向可能な第2対向面4212と、第2対向面4212から突出する2つの爪部4213と、少なくとも一部が第3レール431の凹部4313に接する転動体4214と、を備える。2つの爪部4213は、それぞれ凹部4313に嵌まっている。すなわち、第3スライダ421は、第3レール431をX方向の両側から挟んでいる。転動体4214は、例えば玉である。転動体4214は、凹部4313の内壁に接触しながら転がる。すなわち、第3レール431及び第3スライダ421が直動型玉軸受を構成している。凹部4313に沿って転動体4214が転がることによって、第3スライダ421は第3レール431を円滑に移動することができる。より具体的には、複数の転動体4214は、環状に配置されており、且つZ方向に沿う2列を形成している。2列のうち一方の列に位置する転動体4214が凹部4313の内壁に接触する。2列のうち他方の列に位置する転動体4214は、例えば第2対向面4212に設けられた案内溝によって案内される。また、転動体4214は、それぞれ転がりながら移動する。すなわち、複数の転動体4214が無限循環路を形成している。なお、転動体4214はころであってもよい。
第1テーブル49aは、ワーク10が載せられる部材である。第1テーブル49aは、例えば水平面に平行な板状部材である。第1テーブル49aは、第2可動部材43に取り付けられており、第1可動部材42の+Z方向に位置している。
第1ベルト連結部材48aは、ベルト93の動力を第1スライダユニット4aに伝達するための部材である。第1ベルト連結部材48aは、例えば第1可動部材42と一体に形成されており、ベルト93に連結されている。具体的には、第1ベルト連結部材48aは、ベルト93を把持している(クランプしている)。第1ベルト連結部材48aとベルト93との間の摩擦力により、第1ベルト連結部材48aは、ベルト93と共に移動する。これにより、第1スライダユニット4aは、ベルト93と共に移動することができる。
第2スライダユニット4bは、第2レール3bに支持されており、第2レール3bに沿って移動することができる。図1から図4に示すように、第2スライダユニット4bは、第2スライダ41bと、第2テーブル49bと、第2ベルト連結部材48bと、を備える。
第2スライダ41bは、X方向にスライドできるように第2レール3bに取り付けられた部材である。すなわち、第2レール3bは、第2スライダ41bをX方向に案内する。また、上述した第1レール3a及び第1スライダ41aと同様に、第2レール3b及び第2スライダ41bが直動型玉軸受を構成している。
第2テーブル49bは、ワーク10が乗せられる部材である。第2テーブル49bは、例えば水平面に平行な板状部材である。第2テーブル49bは、第2スライダ41bに取り付けられている。
第2ベルト連結部材48bは、ベルト93の動力を第2スライダユニット4bに伝達するための部材である。例えば、第2ベルト連結部材48bの一端が第2テーブル49bに連結されており、第2ベルト連結部材48bの他端がベルト93に連結されている。具体的には、第2ベルト連結部材48bは、ベルト93を把持している(クランプしている)。第2ベルト連結部材48bとベルト93との間の摩擦力により、第2ベルト連結部材48bは、ベルト93と共に移動する。これにより、第2スライダユニット4bは、ベルト93と共に移動することができる。
中間支持部材20は、リンク機構5を支持するための部材である。図4に示すように、中間支持部材20は、例えばX方向から見て略L字状の部材であって、フレーム2の下板22に取り付けられている。中間支持部材20は、第1停止位置P1と第2停止位置P2との間に位置する中間位置P3に配置されている。例えば中間位置P3は、第1停止位置P1及び第2停止位置P2から等距離の位置である。すなわち、図2に示すように、第1停止位置P1から中間位置P3までの距離D2は、第1停止位置P1から第2停止位置P2までの距離D1の2分の1である。また、図4に示すように、中間支持部材20の先端は、第2可動部材43よりも−Y方向に位置している。第2可動部材43は、−Y方向に突出するピンである第2固定部201を先端に備える。
リンク機構5は、第2可動部材43と共に第1テーブル49aを+Z方向に移動させるための装置である。図2に示すように、リンク機構5は、第1リンク51と、第2リンク52と、第1軸受53と、第2軸受55と、第3軸受54と、を備える。例えば、第1リンク51及び第2リンク52は、互いに異なる長さを有する板状部材である。第1軸受53、第2軸受55及び第3軸受54は、例えば深溝玉軸受である。
第1リンク51は、第1軸受53を介して第2可動部材43の第1固定部435に連結されている。例えば、第1固定部435が、第1リンク51の一端に取り付けられた第1軸受53に締まり嵌めされている。これにより、第1リンク51は、第1固定部435を中心に回転可能である。また、第1リンク51は、−Y方向に突出するピンである第3固定部511を他端に備える。
第2リンク52は、第2軸受55を介して中間支持部材20の第2固定部201に連結されている。例えば、第2固定部201が、第2リンク52の一端に取り付けられた第2軸受55に締まり嵌めされている。これにより、第2リンク52は、第2固定部201を中心に回転可能である。
第2リンク52は、第3軸受54を介して第1リンク51の第3固定部511に連結されている。例えば、第3固定部511が、第2リンク52の他端に取り付けられた第3軸受54に締まり嵌めされている。これにより、第2リンク52は、第3固定部511を中心に回転可能である。
図2に示すように、第1軸受53の中心から第3軸受54の中心までの距離L1は、第2軸受55の中心から第3軸受54の中心までの距離L2よりも小さい。さらに、距離L1と距離L2との和は、距離D2よりも大きい。
図1から図4に示すように、第1スライダユニット4aが第1停止位置P1に位置しているとき、第2軸受55のZ方向の位置は第1軸受53のZ方向の位置に等しく、第3軸受54は第1軸受53及び第2軸受55よりも+Z方向に位置している。例えば、第1軸受53のZ方向の位置は、第1テーブル49aの下面(−Z方向側の表面)が第1可動部材42に接することにより保持されている。この状態において、第1テーブル49aのZ方向の位置が第2テーブル49bのZ方向の位置と同じである。なお、第1軸受53の位置は第1固定部435の位置を意味し、第2軸受55の位置は第2固定部201の位置を意味し、第3軸受54の位置は第3固定部511の位置を意味する。
図7は、第1スライダユニットが第1停止位置と中間位置との間に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。第1スライダユニット4aが+X方向に向かって移動を始めると、第2軸受55を中心に第2リンク52が回転すると共に、第3軸受54を中心に第1リンク51が回転する。これにより、第1軸受53が+X方向に移動する。そして、図7に示すように、第1軸受53のX方向の位置が第3軸受54のX方向の位置に等しくなる。この状態に至るまでは、第1軸受53のZ方向の位置は一定である。このため、第1軸受53のX方向の位置が第3軸受54のX方向の位置に等しくなるまでは、テーブル49aのZ方向の位置は一定に保たれる。
図7の状態から第1スライダユニット4aが+X方向に移動すると、第1軸受53が+X方向に移動しながら+Z方向に移動する。これにより、第2可動部材43と共に第1テーブル49aが+Z方向に移動する。
図8は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。図9は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す正面図である。図10は、第1スライダユニットが中間位置に位置するときの、本実施形態に係る搬送装置を示す右側面図である。図9に示すように、第1スライダユニット4aが中間位置P3に位置するとき、Y方向から見て第1リンク51が第2リンク52に重なる。この時、第1テーブル49aの上面(+Z方向側の表面)から第2テーブル49bの上面までの距離D3は、図2に示した距離L1と距離L2との差に等しい。このように、中間位置P3において第1テーブル49aのZ方向の位置が第2テーブル49bのZ方向の位置とずれるので、第1テーブル49aが第2テーブル49bと立体交差することができる。
図8に示す状態から、第1スライダユニット4aが+X方向に向かって移動すると、第1軸受53が+X方向に移動しながら−Z方向に移動する。第1軸受53のX方向の位置が第3軸受54のX方向の位置に等しくなるまで、第1軸受53が−Z方向に移動する。その後、第1スライダユニット4aが第2停止位置P2に至るまでは、第1軸受53のZ方向の位置は一定である。第1スライダユニット4aが第2停止位置P2に位置するとき、第2軸受55のZ方向の位置は第1軸受53のZ方向の位置に等しく、第3軸受54は第1軸受53及び第2軸受55よりも+Z方向に位置している。言い換えると、Y方向から見て、第1スライダユニット4aが中間位置P3から第2停止位置P2に至るまでに第1軸受53が描く軌跡は、第1スライダユニット4aが第1停止位置P1から中間位置P3に至るまでに第1軸受53が描く軌跡に対して、第2軸受55を通り且つZ方向に平行な直線を対称軸とした線対称である。
なお、駆動ユニット9は、必ずしもベルトドライブでなくてもよい。例えば、駆動ユニット9は、ローラーチェーン及びスプロケットを備えるチェーンドライブ等であってもよい。また、駆動ユニット9が備えるモータ91は必ずしも1つでなくてもよく、例えば2つのモータ91を備えていてもよい。例えば、駆動ユニット9は、2つのモータ91の一方で第1スライダユニット4aを移動させ、2つのモータ91の他方で第2スライダユニット4bを移動させてもよい。これにより、搬送効率が向上する。
なお、モータ91は、サーボモータに限定されず、例えばステッピングモータ、ダイレクトドライブモータであってもよい。また、駆動ユニット9が備える駆動源は必ずしもモータ91でなくてもよく、例えばエアシリンダ等を用途に応じて適宜用いることができる。
以上で説明したように、搬送装置1は、フレーム2と、フレーム2に取り付けられた第1レール3a及び第2レール3bと、第1スライダユニット4aと、第2スライダユニット4bと、駆動ユニット9と、中間支持部材20と、リンク機構5と、を備える。第1スライダユニット4aは、第1レール3aに沿って移動できる第1可動部材42、第1可動部材42と共に移動し且つ上下方向に移動できる第2可動部材43、及び第2可動部材43と共に上下方向に移動できる第1テーブル49aを備える。駆動ユニット9は、第1スライダユニット4a及び第2スライダユニット4bを第1停止位置P1及び第2停止位置P2の間で往復させる。中間支持部材20は、第1停止位置P1と第2停止位置P2との間に位置する中間位置P3に配置されている。リンク機構5は、第2可動部材43と中間支持部材20とを連結し、第1スライダユニット4aが中間位置P3に近付くにしたがって第2可動部材43の上下方向(Z方向)の位置を変化させる。
これにより、中間位置P3において第1テーブル49aの上下方向(Z方向)の高さが変わる。このため、第1テーブル49a及び第2テーブル49bは、立体交差することで、互いに干渉せずに交互にワークを搬送することができる。さらに、従来技術のようにカムフォロア及びカム面が用いられる場合に比較して、リンク機構5においては摩擦が生じにくい。したがって、搬送装置1は、搬送効率を向上させることができ且つ振動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る搬送装置1において、リンク機構5は、第2可動部材43に第1軸受53を介して連結された第1リンク51と、中間支持部材20に第2軸受55を介して連結され且つ第1リンク51に第3軸受54を介して連結された第2リンク52と、を備える。第1軸受53から第3軸受54までの距離L1は、第2軸受55から第3軸受54までの距離L2よりも小さい。第1軸受53から第3軸受54までの距離L1と第2軸受55から第3軸受54までの距離L2との和は、第1停止位置P1から中間位置P3までの距離D2よりも大きい。
これにより、中間位置P3における第1テーブル49aの上下方向の位置は、第1停止位置P1及び第2停止位置P2における第1テーブル49aの上下方向の位置と比較して、第1軸受53から第3軸受54までの距離L1と第2軸受55から第3軸受54までの距離L2との差だけずれる。このため、第1テーブル49a及び第2テーブル49bの立体交差が2つのリンクによって可能となる。また、中間位置P3において第1リンク51が第2リンク52によって持ち上げられるので、第1リンク51と中間支持部材20との干渉が防がれる。すなわち、第1リンク51及び第2リンク52が、第1スライダユニット4aの移動に対して中間位置P3を跨いで追従することができる。
また、本実施形態に係る搬送装置1において、第1スライダユニット4aが第1停止位置P1又は第2停止位置P2に位置しているとき、第3軸受54が第1軸受53及び第2軸受55よりも上方に位置する。
仮に第1スライダユニット4aが第1停止位置P1又は第2停止位置P2に近付くにしたがって第1テーブル49aが上がる場合、第2テーブル49bの上下方向の位置を第1テーブル49aの第1停止位置P1又は第2停止位置P2における上下方向の位置に合わせるための部材が必要となる。これに対して、本実施形態においては、第1スライダユニット4aが中間位置P3に近付くにしたがって第1テーブル49aが上がり、第1停止位置P1又は第2停止位置P2に近付くにしたがって第1テーブル49aが下がる。このため、第1テーブル49aの第1停止位置P1又は第2停止位置P2における上下方向の位置を、第2テーブル49bの上下方向の位置に合わせることが容易である。したがって、位置合わせのための部材が不要となるので、第2スライダユニット4bの軽量化が可能となる。
1 搬送装置
10 ワーク
2 フレーム
20 中間支持部材
201 第2固定部
3a 第1レール
3b 第2レール
4a 第1スライダユニット
41a 第1スライダ
42 第1可動部材
421 第3スライダ
43 第2可動部材
431 第3レール
435 第1固定部
48a 第1ベルト連結部材
49a 第1テーブル
4b 第2スライダユニット
41b 第2スライダ
48b 第2ベルト連結部材
49b 第2テーブル
5 リンク機構
51 第1リンク
511 第3固定部
52 第2リンク
53 第1軸受
54 第3軸受
55 第2軸受
9 駆動ユニット
91 モータ
911 シャフト
92 駆動プーリー
93 ベルト
94 従動プーリー
P1 第1停止位置
P2 第2停止位置
P3 中間位置

Claims (3)

  1. フレームと、
    前記フレームに取り付けられた第1レール及び第2レールと、
    前記第1レールに沿って移動できる第1可動部材、前記第1可動部材と共に移動し且つ上下方向に移動できる第2可動部材、及び前記第2可動部材と共に上下方向に移動できる第1テーブルを備える第1スライダユニットと、
    前記第2レールに沿って移動できる第2テーブルを備える第2スライダユニットと、
    前記第1スライダユニット及び前記第2スライダユニットを第1停止位置及び第2停止位置の間で往復させる駆動ユニットと、
    前記第1停止位置と前記第2停止位置との間に位置する中間位置に配置された中間支持部材と、
    前記第2可動部材と前記中間支持部材とを連結し、前記第1スライダユニットが前記中間位置に近付くにしたがって前記第2可動部材の上下方向の位置を変化させるリンク機構と、
    を備える搬送装置。
  2. 前記リンク機構は、前記第2可動部材に第1軸受を介して連結された第1リンクと、前記中間支持部材に第2軸受を介して連結され且つ前記第1リンクに第3軸受を介して連結された第2リンクと、を備え、
    前記第1軸受から前記第3軸受までの距離は、前記第2軸受から前記第3軸受までの距離よりも小さく、
    前記第1軸受から前記第3軸受までの距離と前記第2軸受から前記第3軸受までの距離との和は、前記第1停止位置から前記中間位置までの距離よりも大きい請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1スライダユニットが前記第1停止位置又は前記第2停止位置に位置しているとき、前記第3軸受が前記第1軸受及び前記第2軸受よりも上方に位置する請求項2に記載の搬送装置。
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