JP6551058B2 - 情報処理システム、情報処理装置、データ取得方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、データ取得方法及びプログラム Download PDF

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本発明は情報処理システム、情報処理装置、データ取得方法及びプログラムに関する。
複数の情報端末装置とプロジェクタとの間でネットワーク接続を行い、情報端末装置が保有する画像データファイルを共有化するプロジェクタのネットワークシステムは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
例えばユーザは携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの様々な端末装置からLAN等のネットワークに接続されたプリンタ、複合機、プロジェクタ等の電子機器を制御して、電子機器にファイルを出力させる場合がある。
このような場合に、端末装置から電子機器にファイルを出力させているユーザ以外の第三者は、電子機器に出力されているファイルを自分の端末装置に取得したいと考えることがある。しかしながら、第三者は電子機器に出力されているファイルを容易に取得できないという問題があった。
本発明の一実施形態は、電子機器が出力しているデータを、端末装置が容易に取得できる情報処理システム、情報処理装置、データ取得方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、複数の端末装置と、複数の電子機器と接続される1以上の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置は、前記複数の電子機器のうち一の電子機器の機器情報を記憶している機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第一の機器情報取得手段と、前記一の電子機器の前記機器情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記1以上の情報処理装置に送信する出力要求手段と、を有し、前記1以上の情報処理装置は、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段と、前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段と、を有し、前記複数の端末装置のうちの前記第二の端末装置は、前記機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第二の機器情報取得手段と、前記一の電子機器の機器情報に基づき、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を前記1以上の情報処理装置に送信して、前記一の電子機器が出力している前記電子データを前記情報処理装置から取得する取得要求手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、電子機器が出力しているデータを、端末装置が容易に取得できる。
本実施形態に係る連携処理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る端末装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るプロジェクタの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るスマートフォンの一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係るプロジェクタの一例の処理ブロック図である。 機器情報を取得する手順の一例の説明図である。 近距離無線装置が記憶している機器情報の一例の構成図である。 本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の一例のシーケンス図である。 原本追跡情報が登録された機器情報の一例の構成図である。 リクエスト情報の一例の構成図である。 原本取得をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。 プロジェクタ選択をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。 本実施形態に係るプロジェクタの他の例の処理ブロック図である。 近距離無線装置が記憶している機器情報の他の例の構成図である。 本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の他の例のシーケンス図である。 原本追跡情報が登録された機器情報の他の例の構成図である。 本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影とファイルの印刷を行う処理の一例のシーケンス図である。 ファイル出力の選択をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。 印刷、原本取得、表示をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。 本実施形態に係る連携処理システムの他の例の構成図である。 本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の他の例のシーケンス図である。 本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の他の例のシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本実施形態の連携処理システム1は情報処理システムの一例である。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る連携処理システムの一例の構成図である。図1の連携処理システム1は、情報蓄積装置10と、スマートフォン11a及び11bと、プロジェクタ12A及び12Bと、インタラクティブホワイトボード(以下、IWBと呼ぶ)13A及び13Bと、MFP(Multi Function Peripheral:複合機)14A及び14Bと、中継サーバ19と、を有する構成を一例として示している。
プロジェクタ12A、IWB13A、MFP14Aには、近距離無線装置16A、17A、18Aが内蔵又は装着されている。また、プロジェクタ12B、IWB13B、MFP14Bには、近距離無線装置16B、17B、18Bが内蔵又は装着されている。
なお、近距離無線装置16A及び16Bの何れでもよい場合は、単に近距離無線装置16と呼ぶ。同様に、近距離無線装置17A及び17Bの何れでもよい場合は、単に近距離無線装置17と呼ぶ。また、近距離無線装置18A及び18Bの何れでもよい場合は単に近距離無線装置18と呼ぶ。
連携処理システム1は、情報蓄積装置10とプロジェクタ12A及び12BとIWB13A及び13BとMFP14A及び14BとがLAN等のネットワークN3に接続されている。また、連携処理システム1において情報蓄積装置10はインターネット等のネットワークN2に接続可能である。
なお、図1の連携処理システム1はプロジェクタ12AとIWB13AとMFP14Aとが会議室Aに設置され、プロジェクタ12BとIWB13BとMFP14Bとが会議室Bに設置されている例を示している。図1の連携処理システム1は情報蓄積装置10が会議室A、B以外に設置された例を示しているが、会議室A又はBに設置してもよい。
また、連携処理システム1はインターネット等のネットワークN2に中継サーバ19が存在している。さらに、連携処理システム1は電話回線などのネットワークN1に接続可能なスマートフォン11a及び11bが存在している。スマートフォン11a及び11bはネットワークN1を利用してネットワークN2に存在している中継サーバ19に接続可能である。また、情報蓄積装置10もネットワークN2に存在している中継サーバ19に接続可能である。
ネットワークN1は、例えば3G回線などの電話回線を利用できる。ネットワークN3は企業内ネットワークなど、プライベート環境のイントラネットを利用できる。ネットワークN2に存在する中継サーバ19はスマートフォン11a及び11bがネットワークN1及びN2を介して直接、情報蓄積装置10に接続できる場合に省略できる。
情報蓄積装置10は情報共有機能を有する情報処理装置の一例である。情報蓄積装置10はスマートフォン11a及び11bで処理できないような高機能処理の実行や、ファイルサーバとしての処理の実行、中継サーバ19に接続してスマートフォン11a又は11bからのリクエスト(要求)を取得する処理の実行を行う。また、情報蓄積装置10は複数のコンピュータに分散して構成するようにしてもよい。
スマートフォン11a及び11bは、ユーザが操作する端末装置の一例である。端末装置は、スマートフォン11a及び11bの他、携帯電話、ノートPC、タブレット端末などのユーザが操作できる装置であればよい。
プロジェクタ12A及び12BとIWB13A及び13BとMFP14A及び14Bとはスマートフォン11a及び11bから制御される電子機器の一例である。プロジェクタ12A及び12BとIWB13A及び13BとMFP14A及び14BはネットワークN3上にインタフェース(IF)を提供している。
プロジェクタ12A及び12Bは画像投影装置の一例である。なお、プロジェクタ12A及び12Bの何れでもよい場合は、単にプロジェクタ12と呼ぶ。プロジェクタ12は投影機能及び通信機能を備える。
IWB13A及び13Bは画像表示装置の一例である。なお、IWB13A及び13Bの何れでもよい場合は、単にIWB13と呼ぶ。IWB13は表示機能及び通信機能を備える。MFP14A及び14Bは画像形成装置の一例である。なお、MFP14A及び14Bの何れでもよい場合は、単にMFP14と呼ぶ。MFP14は撮像機能、画像形成機能及び通信機能を備え、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機等として利用可能である。
近距離無線装置16、17、18は、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の短距離無線通信を利用して、後述の機器情報をスマートフォン11a又は11bに提供する。
図1の連携処理システム1はスマートフォン11a及び11bが会議室Aに存在している例を示している。なお、スマートフォン11a及び11bの何れでもよい場合は、単にスマートフォン11と呼ぶ。例えば図1の連携処理システム1に存在するスマートフォン11は近距離無線装置16A、17A及び18Aから後述の機器情報を取得する。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
情報蓄積装置10及び中継サーバ19は、例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
情報蓄積装置10及び中継サーバ19は例えば図2に示すコンピュータ500のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
《端末装置》
スマートフォン11は例えば図3に示すハードウェア構成により実現される。図3は本実施形態に係る端末装置の一例のハードウェア構成図である。図3の端末装置600は例えばCPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601は端末装置600全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、端末装置600は音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はアクセスポイントとIEEE80411規格に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、端末装置600は専用の電池618を備えている。端末装置600は電池618によって駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
スマートフォン11は例えば図3に示す端末装置600のハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
《プロジェクタ》
ここでは電子機器のハードウェア構成の一例として、プロジェクタ12のハードウェア構成について説明する。プロジェクタ12は例えば図4に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図4は、本実施形態に係るプロジェクタの一例のハードウェア構成図である。
図4のプロジェクタ12は例えばCPU701、RAM702、ROM703、通信部704、アンテナ705、操作キー706、近距離無線通信部707、近距離無線通信用アンテナ708、投影装置709及びバスライン710を備える。
CPU701は、プロジェクタ12全体の動作を制御する。RAM702は、CPU701のワークエリアとして使用される。ROM703は、基本入出力プログラムを記憶している。
通信部704はアンテナ705を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置やアクセスポイントと通信を行う。なお、通信部704は有線通信信号によりネットワークN3とデータ通信を行うようにしてもよい。操作キー706はプロジェクタ12に設けられているハードキー等である。近距離無線通信部707は近距離無線通信用アンテナ708を利用した近距離無線通信を行う。また、投影装置709は出力リクエストを受信した出力対象のファイルを投影(出力)する。
<ソフトウェア構成>
《スマートフォン》
本実施形態に係るスマートフォン11は例えば図5に示すような処理ブロックで実現される。図5は本実施形態に係るスマートフォンの一例の処理ブロック図である。スマートフォン11はプログラムを搭載して実行することで、表示部21、入力部22、無線通信部23、近距離無線通信部24、データ送信部25、データ受信部26、機器情報取得部27、記憶部28、出力依頼部29、原本取得依頼部30を実現している。
表示部21はディスプレイ616に表示する画面の制御を行う。入力部22はタッチパネル617からユーザによる入力の操作を受け付ける。無線通信部23は通信部612や無線LAN通信部613による無線通信を実行する。近距離無線通信部24は近距離無線通信部615による近距離無線通信を実行する。
データ送信部25は無線通信を利用したデータ(ファイル)送信を行う。データ受信部26は無線通信を利用したデータ(ファイル)受信を行う。機器情報取得部27は近距離無線通信部24を利用して近距離無線装置16、17又は18から後述の機器情報を取得する。記憶部28は取得した後述の機器情報を記憶する。
出力依頼部29は後述の機器情報を利用し、例えばプロジェクタ12などの電子機器に対するファイル出力依頼(リクエスト)を、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。原本取得依頼部30は後述の機器情報を利用し、例えばプロジェクタ12などの電子機器が出力中のファイルの原本取得依頼を、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。なお、原本取得依頼は電子機器が出力可能なデータ形式に変換される前の元のデータ形式のファイル(原本)を取得するための依頼である。
《情報蓄積装置》
本実施形態に係る情報蓄積装置10は例えば図6に示す処理ブロックで実現される。図6は本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。情報蓄積装置10はプログラムを実行することで、入力部41、通信部42、データ送信部43、データ受信部44、ファイル管理部45、リクエスト問い合わせ部46、リクエスト受付部47、リクエスト処理部48、記憶部49、リクエスト送信部50を実現している。
入力部41は入力装置501からユーザによる入力の操作を受け付ける。通信部42は通信I/F507による通信を実行する。データ送信部43は通信を利用したデータ送信を行う。データ受信部44は通信を利用したデータ受信を行う。また、ファイル管理部45はSMB(Server Message Block)プロトコルによってネットワークN2、N3上で公開された共有フォルダを管理し、必要に応じてファイルのデータ形式の変換(ファイル変換)の処理を行う。ファイル管理部45は後述の機器情報と対応付けてファイルを保存できる。なお、本実施形態におけるファイルはデータの一形態である。
リクエスト問い合わせ部46は自身へのリクエストが無いかを中継サーバ19に問い合わせる処理を行う。リクエスト受付部47はスマートフォン11からのリクエスト(HTTPリクエスト)を中継サーバ19から受け付ける処理を行う。リクエスト処理部48は受け付けたスマートフォン11からのリクエスト(HTTPリクエスト)に応じた処理を行う。記憶部49は共有フォルダを記憶する。リクエスト送信部50はプロジェクタ12などの電子機器にリクエストを送信する処理を行う。
《プロジェクタ》
本実施形態に係るプロジェクタ12は、例えば図7に示すような処理ブロックで実現される。図7は本実施形態に係るプロジェクタの一例の処理ブロック図である。プロジェクタ12はプログラムを実行することで、無線通信部61、近距離無線通信部62、データ送信部63、データ受信部64、映像出力部65、リクエスト受付部66、リクエスト処理部67、近距離無線通信情報管理部68、記憶部69を実現している。
無線通信部61は通信部704による無線通信を実行する。近距離無線通信部62は近距離無線通信部707による近距離無線通信を実行する。データ送信部63は無線通信を利用したデータ(ファイル)送信を行う。また、データ受信部64は無線通信を利用したデータ(ファイル)受信を行う。
映像出力部65は受信したデータ(ファイル)の映像出力(投影)を行う。リクエスト受付部66はスマートフォン11からのリクエストを情報蓄積装置10から受け付ける処理を行う。リクエスト処理部67は受け付けたリクエストに応じた処理を行う。近距離無線通信情報管理部68は後述する機器情報を管理する。
なお、近距離無線通信情報管理部68が管理している機器情報は、プロジェクタ12自身のMACアドレスやIPアドレスなどの接続情報と、プロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本追跡情報とが含まれる。記憶部69は機器情報を記憶する。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る連携処理システム1の処理の詳細について説明する。
《機器情報取得》
図1の連携処理システム1において、スマートフォン11は例えば図8に示すように機器情報を取得する。図8は機器情報を取得する手順の一例の説明図である。図1の連携処理システム1は会議室Aに設置されたプロジェクタ12A、IWB13A、MFP14A毎に、近距離無線装置16A〜18Aが設置されている。近距離無線装置16Aには例えば図9に示すような機器情報が記憶されている。
図9は、近距離無線装置が記憶している機器情報の一例の構成図である。図9の機器情報は会議室Aに設置されているプロジェクタ12Aの機器情報を一例として示したものである。図9のプロジェクタ12Aの機器情報は、プロジェクタ12Aの接続情報と、プロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本追跡情報とが含まれる。
図9ではプロジェクタ12Aの接続情報の一例として、IPアドレス、ホスト名、MACアドレス、機器種別、会議室、機器IDを示している。プロジェクタ12Aの接続情報はプロジェクタ12Aを特定するための情報と、プロジェクタ12Aと接続するための情報と、会議室を特定するための情報が含まれる。
また、図9では、プロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本追跡情報の一例としてIPアドレス、ホスト名、MACアドレス、機器種別、会議室、ファイルパスを示している。プロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本追跡情報はプロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本が保存されている情報蓄積装置10の接続情報と、プロジェクタ12自身が出力中のファイルの原本のファイルパスとが含まれる。
図9では情報蓄積装置10の接続情報の一例として、IPアドレス、ホスト名、MACアドレス、機器種別、会議室を示している。情報蓄積装置10の接続情報は情報蓄積装置10を特定するための情報と、情報蓄積装置10と接続するための情報と、会議室を特定するための情報が含まれる。なお、図9では情報蓄積装置10にファイルの原本が保存される前の状態を一例として示しているため、原本追跡情報が空欄となっている。
スマートフォン11は近距離無線装置16Aに機器情報を要求することで、図8に示すように、近距離無線装置16Aから図9に示すようなプロジェクタ12Aの機器情報を取得できる。
同様に、スマートフォン11は近距離無線装置17A、18Aに機器情報を要求することで、IWB13A、MFP14Aの機器情報を取得できる。IWB13A、MFP14Aの機器情報の図示は省略する。
このように、本実施形態の連携処理システム1では近距離無線装置16〜18から機器情報を取得できるようにしたことで会議室などの限られた空間内のスマートフォン11からの電子機器の制御を許可できる。
また、本実施形態の連携処理システム1では近距離無線装置16〜18から機器情報を取得できるようにしたことで、ユーザがスマートフォン11へ機器情報を入力する手間を省略できる。
《ファイルの出力と原本の取得》
ここではスマートフォン11aのリクエストによりプロジェクタ12Aが出力しているファイルの原本を、スマートフォン11bが取得する処理を一例として説明するが、プロジェクタ12A以外の電子機器が出力しているファイルの原本であってもよい。
図10は本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の一例のシーケンス図である。なお、図10ではスマートフォン11aをユーザAが操作し、スマートフォン11bをユーザBが操作しているものとする。
ステップS1において、スマートフォン11aの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図9に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS2においてスマートフォン11aの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。
ステップS3においてスマートフォン11aの入力部22はユーザAからファイル投影のための入力操作を受け付ける。ステップS4、S5において、スマートフォン11aのデータ送信部25はプロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器IDと共に、投影対象のファイルを中継サーバ19経由で情報蓄積装置10にアップロードする。なお、スマートフォン11aは、例えば情報蓄積装置10への登録(ペアリング)が終了しており、情報蓄積装置10の接続情報を取得済みである。
また、ステップS5におけるアップロード処理は以下のように行われても良い。情報蓄積装置10は、情報蓄積装置10へのリクエストが無いかを中継サーバ19に問い合わせる処理を行う。情報蓄積装置10は、問い合わせに応じて中継サーバ19から送信されるスマートフォン11からのリクエスト(前述のプロジェクタ12Aの機器ID及び投影対象のファイル)を中継サーバ19から受け付ける。このような構成とすることで、スマートフォン11aと情報蓄積装置10とが異なるネットワークにあり、情報蓄積装置10の接続されるイントラネットがファイアウォールにより保護されている場合であってもスマートフォン11aから送信される要求やデータ、情報を情報蓄積装置10が受け付けることができる。
ステップS6において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はプロジェクタ12Aの機器IDと対応付けて投影対象のファイルを保存する。ステップS7において、情報蓄積装置10のリクエスト処理部48は保存した投影対象のファイルのファイルパスを含む原本追跡情報の登録リクエストをプロジェクタ12Aに対して行う。
ステップS8においてプロジェクタ12Aの近距離無線通信情報管理部68は図9のプロジェクタ12Aの機器情報に、投影対象のファイルのファイルパスを含む原本追跡情報を図11のように登録する。図11は原本追跡情報が登録された機器情報の一例の構成図である。図11のプロジェクタ12Aの機器情報により、プロジェクタ12Aは自身が投影中のファイルの原本追跡情報を、近距離無線装置16Aからスマートフォン11bなどに提供できるようになる。
ステップS9、S10において、スマートフォン11aの出力依頼部29は図9のプロジェクタ12Aの機器情報を利用し、プロジェクタ12Aに対するファイル出力リクエストを、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。ステップS11において情報蓄積装置10のファイル管理部45は投影対象のファイルのデータ形式をプロジェクタ12Aが投影可能なデータ形式に変換する。なお、ステップS11の投影対象のファイルのデータ形式の変換は必要に応じて行われる。
ステップS12において、情報蓄積装置10のリクエスト送信部50はプロジェクタ12Aに投影対象のファイルのファイル出力リクエストを送信する。ステップS13においてプロジェクタ12Aの映像出力部65は情報蓄積装置10から受信したファイル出力リクエストに応じて、投影対象のファイルの投影を行う。
なお、情報蓄積装置10のリクエスト処理部48は図12に示すようなリクエスト情報を記憶部49に記憶させ、スマートフォン11aなどからの出力リクエストを管理するようにしてもよい。図12はリクエスト情報の一例の構成図である。図12のリクエスト情報はリクエスト先、出力開始時間、出力終了時間、出力ファイル、リクエスト元などのデータ項目を含んでいる。図12のリクエスト情報により、情報蓄積装置10はファイル出力リクエストのリクエスト元、リクエスト先、出力ファイルなどを対応付けて管理できる。
ステップS14において、スマートフォン11bの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図11に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS15においてスマートフォン11bの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。このように、スマートフォン11bは近距離無線装置16Aからプロジェクタ12Aが投影中のファイルの原本追跡情報を取得することができる。
ステップS16において、スマートフォン11bの表示部21は、図13に示すようなUI(ユーザインタフェース)1000をディスプレイ616に表示し、タッチパネル617からユーザBによる原本取得のための入力操作を受け付ける。
図13は原本取得をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。図13のUI1000は原本取得を選択する原本取得ボタン1001が設けられている。ユーザBは原本取得ボタン1001を押下することにより、原本取得のための入力操作を行うことができる。
なお、スマートフォン11bは複数のプロジェクタ12の機器情報が記憶部28に記憶されている場合に、例えば図14に示すUI1010をディスプレイ616に表示することでユーザBからプロジェクタ選択の入力操作を受け付けてもよい。図14はプロジェクタ選択をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。図14のUI1010は電子機器の機器種別を表示し、投影しているファイルの原本を取得するプロジェクタ12を選択させる例であるが、例えば原本追跡情報のファイルパスを利用してサムネイル画像を取得し、UI1010に追加表示してもよい。
スマートフォン11bの原本取得依頼部30は記憶部28に記憶されている図11のプロジェクタ12Aの機器情報から原本追跡情報を読み出す。ステップS17、S18において、原本取得依頼部30は原本追跡情報を利用し、プロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器IDと共に、プロジェクタ12Aが出力中のファイルのダウンロードをリクエストする。
そして、スマートフォン11bからのファイルダウンロードリクエストを受信した情報蓄積装置10のデータ送信部43は、プロジェクタ12aが出力中のファイルの原本をスマートフォン11bに送信する。なお、情報蓄積装置10は、プロジェクタ12aが出力中のファイルの原本をスマートフォン11bに送信する前に、スマートフォン11bがダウンロード許可されているか否かを判定し、セキュリティを向上させてもよい。
なお、投影中のファイルの原本のスマートフォン11bへのダウンロードを許可するか否かの設定は、例えばステップS3においてユーザAがファイル投影のための入力操作を行うときに、設定できるようにしてもよい。
したがって、プロジェクタ12Aが接続されているネットワークN3に接続できないスマートフォン11bであっても、プロジェクタ12Aが投影しているファイルの原本を容易に取得できる。
ステップS19において、スマートフォン11aの入力部22はユーザAから投影終了のための入力操作を受け付ける。ステップS20、S21においてスマートフォン11aの出力依頼部29は図9のプロジェクタ12Aの機器情報を利用し、プロジェクタ12Aに対する投影終了リクエストを、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。
ステップS22において、情報蓄積装置10のリクエスト送信部50はプロジェクタ12Aに投影終了リクエストを送信する。ステップS23において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はステップS6でプロジェクタ12Aの機器IDと対応付けて保存した投影対象のファイルを削除する。また、ステップS24において、プロジェクタ12Aの近距離無線通信情報管理部68は図11のプロジェクタ12Aの機器情報に含まれる原本追跡情報を削除する。
なお、プロジェクタ12Aの近距離無線通信情報管理部68はスマートフォン11aとの近距離通信が切断された場合に、図11のプロジェクタ12Aの機器情報に含まれる原本追跡情報を削除し、セキュリティを向上してもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の連携処理システム1では第1の実施形態のプロジェクタ12にゲスト用ID生成部70を追加したプロジェクタ12を利用する。そして、第2の実施形態の連携処理システム1ではプロジェクタ12のゲスト用ID生成部70が生成するゲスト用IDをプロジェクタ12の機器情報に追加することでセキュリティを強化できる。なお、第2の実施形態の説明では第1の実施形態と同一な部分についての説明を省略する。
図15は本実施形態に係るプロジェクタの他の例の処理ブロック図である。図15のプロジェクタ12は図7のプロジェクタ12の構成にゲスト用ID生成部70が追加された構成である。ゲスト用ID生成部70はリクエスト受付部66がゲスト用ID生成要求を受け付けた際に、ランダムなゲスト用IDを生成する。
なお、プロジェクタ12Aの近距離無線装置16Aには例えば図16に示すような機器情報が記憶されている。図16は近距離無線装置が記憶している機器情報の他の例の構成図である。図16の機器情報は図9の機器情報にゲスト用IDが追加されている。図16では、情報蓄積装置10にファイルの原本が保存される前の状態を一例として示しているため、原本追跡情報が空欄となっている。図16の機器情報に示すように、原本追跡情報にはゲスト用IDが含まれる。したがって、第2の実施形態の連携処理システム1ではプロジェクタ12Aが投影しているファイルの原本を取得する際、プロジェクタ12のゲスト用ID生成部70が生成するゲスト用IDが必要となる。
ここではスマートフォン11aのリクエストによりプロジェクタ12Aが出力しているファイルの原本を、スマートフォン11bが取得する処理を一例として説明するが、プロジェクタ12A以外の電子機器が出力しているファイルの原本であってもよい。
図17は本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影と原本の取得を行う処理の他の例のシーケンス図である。なお、図17ではスマートフォン11aをユーザAが操作し、スマートフォン11bをユーザBが操作しているものとする。
ステップS31において、スマートフォン11aの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図16に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS32においてスマートフォン11aの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。
ステップS33においてスマートフォン11aの入力部22はユーザAからファイル投影のための入力操作を受け付ける。ステップS34において、スマートフォン11aの出力依頼部29はプロジェクタ12Aのゲスト用ID生成部70にゲスト用IDの生成をリクエストする。ステップS35において、ゲスト用ID生成部70はゲスト用IDを生成する。ステップS36において、プロジェクタ12Aの近距離無線通信部62によりゲスト用IDをスマートフォン11aに送信する。
スマートフォン11aのデータ送信部25は、プロジェクタ12Aの機器情報からプロジェクタ12Aの機器IDを読み出す。ステップS37、S38においてスマートフォン11aのデータ送信部25はプロジェクタ12Aの機器IDとゲスト用IDと共に、投影対象のファイルを中継サーバ19経由で情報蓄積装置10にアップロードする。
ステップS39において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はプロジェクタ12Aの機器IDとゲスト用IDとを対応付けて投影対象のファイルを保存する。ステップS40において、情報蓄積装置10のリクエスト処理部48は保存した投影対象のファイルのファイルパス、ゲスト用IDを含む原本追跡情報の登録リクエストをプロジェクタ12Aに対して行う。
ステップS41においてプロジェクタ12Aの近距離無線通信情報管理部68は図16のプロジェクタ12Aの機器情報に、投影対象のファイルのファイルパス、ゲスト用IDを含む原本追跡情報を図18のように登録する。図18は原本追跡情報が登録された機器情報の他の例の構成図である。
図18のプロジェクタ12Aの機器情報により、プロジェクタ12Aは自身が投影中のファイルの原本追跡情報を、近距離無線装置16Aからスマートフォン11bなどに提供できるようになる。
ステップS42、S43において、スマートフォン11aの出力依頼部29は図16のプロジェクタ12Aの機器情報を利用し、プロジェクタ12Aに対するファイル出力リクエストを、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。ステップS44において情報蓄積装置10のファイル管理部45は投影対象のファイルのデータ形式をプロジェクタ12Aが投影可能なデータ形式に変換する。なお、ステップS44の投影対象のファイルのデータ形式の変換は必要に応じて行われる。
ステップS45において、情報蓄積装置10のリクエスト送信部50はプロジェクタ12Aに投影対象のファイルのファイル出力リクエストを送信する。ステップS46においてプロジェクタ12Aの映像出力部65は情報蓄積装置10から受信したファイル出力リクエストに応じて、投影対象のファイルの投影を行う。
ステップS47において、スマートフォン11bの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図18に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS48においてスマートフォン11bの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。このように、スマートフォン11bは近距離無線装置16Aからプロジェクタ12Aが投影中のファイルの原本追跡情報を取得することができる。
ステップS49において、スマートフォン11bの表示部21は、図13に示すようなUI1000をディスプレイ616に表示し、タッチパネル617からユーザBによる原本取得のための入力操作を受け付ける。
スマートフォン11bの原本取得依頼部30は記憶部28に記憶されている図18のプロジェクタ12Aの機器情報から原本追跡情報を読み出す。ステップS50、S51において、原本取得依頼部30は原本追跡情報を利用し、プロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器ID、ゲスト用IDと共に、プロジェクタ12Aが出力中のファイルのダウンロードをリクエストする。
そして、スマートフォン11bからのファイルダウンロードリクエストを受信した情報蓄積装置10のデータ送信部43は、プロジェクタ12aが出力中のファイルの原本をスマートフォン11bに送信する。
したがって、プロジェクタ12Aが接続されているネットワークN3に接続できないスマートフォン11bはプロジェクタ12Aの近距離無線装置16Aの通信圏内に存在する場合に、プロジェクタ12Aが投影しているファイルの原本を容易に取得できる。
ステップS52において、スマートフォン11aの入力部22はユーザAから投影終了のための入力操作を受け付ける。ステップS53、S54においてスマートフォン11aの出力依頼部29は図16のプロジェクタ12Aの機器情報を利用し、プロジェクタ12Aに対する投影終了リクエストを、中継サーバ19経由で情報蓄積装置10に送信する。
ステップS55において、情報蓄積装置10のリクエスト送信部50はプロジェクタ12Aに投影終了リクエストを送信する。ステップS56において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はステップS39でプロジェクタ12Aの機器ID及びゲスト用IDと対応付けて保存した投影対象のファイルを削除する。また、ステップS57においてプロジェクタ12Aの近距離無線通信情報管理部68は図18のプロジェクタ12Aの機器情報に含まれる原本追跡情報を削除する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の連携処理システム1はスマートフォン11aのリクエストによりプロジェクタ12Aが投影しているファイルを、スマートフォン11bのリクエストによりMFP14Aから印刷する処理を一例として説明する。なお、第3の実施形態の説明では第1の実施形態と同一な部分についての説明を省略する。
図19は本実施形態の連携処理システムにおいてファイルの投影とファイルの印刷を行う処理の一例のシーケンス図である。なお、図10ではスマートフォン11aをユーザAが操作し、スマートフォン11bをユーザBが操作しているものとする。
ステップS101において、スマートフォン11aの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図9に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS102においてスマートフォン11aの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。
ステップS103においてスマートフォン11aの表示部21は図20に示すようなUI1100をディスプレイ616に表示し、タッチパネル617からユーザAによる入力操作を受け付ける。図20はファイル出力の選択をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。図20のUI1100はファイル出力として印刷を選択する印刷ボタンと、プロジェクタ投影を選択するプロジェクタ投影ボタン1101と、IWB表示を選択するIWB表示ボタンとが設けられている。ユーザAはプロジェクタ投影ボタン1101を押下することにより、入力部22に対してファイル投影のための入力操作を行う。
なお、ステップS104〜S113の処理は図10のステップS4〜S13と同様であるため、説明を省略する。
ステップS114において、スマートフォン11bの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図11に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS115においてスマートフォン11bの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。このように、スマートフォン11bは近距離無線装置16Aからプロジェクタ12Aが投影中のファイルの原本追跡情報を取得することができる。
ステップS116において、スマートフォン11bの表示部21は、図21に示すようなUI1110をディスプレイ616に表示し、タッチパネル617からユーザBによる印刷、原本取得、表示のための入力操作を受け付ける。図21は印刷、原本取得、表示をユーザから受け付けるUIの一例のイメージ図である。
図21のUI1110は印刷を選択する印刷ボタン1111、原本取得を選択する原本取得ボタン1112、表示を選択する表示ボタン1113が設けられている。ユーザBは印刷ボタン1111を押下することにより、プロジェクタ12Aが投影中のファイルをMFP14Aで印刷するための入力操作を行うことができる。また、ユーザBは原本取得ボタン1112を押下することにより、プロジェクタ12Aが投影中のファイルの原本取得のための入力操作を行うことができる。また、ユーザBは表示ボタン1113を押下することによりプロジェクタ12Aが投影中のファイルをIWB13Aで表示するための入力操作を行うことができる。ここでは、ユーザBは印刷ボタン1111を押下したものとして説明を続ける。
ステップS117において、スマートフォン11bは、複数のMFP14の機器情報が記憶部28に記憶されている場合に、ユーザBからMFP14Aを選択する入力操作を受け付けてもよい。
スマートフォン11bの出力依頼部29は記憶部28に記憶されている図11のプロジェクタ12Aの機器情報から原本追跡情報を読み出す。ステップS118、S119において、出力依頼部29は原本追跡情報を利用し、プロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器IDと共に、プロジェクタ12Aが出力中のファイルの印刷をリクエストする。
スマートフォン11bからの印刷リクエストを受信した情報蓄積装置10のデータ送信部43はプロジェクタ12aが出力中のファイルをMFP14Aに送信する。なお、MFP14Aに送信するファイルのデータ形式は必要に応じてファイル管理部45がMFP14Aで印刷可能なデータ形式に変換する。
MFP14AはステップS121において、プロジェクタ12aが出力中のファイルを印刷する。したがって、プロジェクタ12Aが接続されているネットワークN3に接続できないスマートフォン11bであっても、プロジェクタ12Aが投影しているファイルをMFP14Aで容易に印刷できる。なお、ステップS122〜S127の処理は図10のステップS19〜S24と同様であるため、説明を省略する。
第3の実施形態ではスマートフォン11aのリクエストによりプロジェクタ12Aが投影しているファイルを、スマートフォン11bのリクエストによりMFP14Aから印刷する処理を一例として説明した。同様な手順により、スマートフォン11aのリクエストによりプロジェクタ12Aが投影しているファイルを、スマートフォン11aのリクエストによりMFP14Aから印刷することも可能である。
[第4の実施形態]
次に、イントラネット内にスマートフォン11が接続されている場合の実施形態を記載する。本実施形態では、図22に示すように、スマートフォン11a及びスマートフォン11bがイントラネット内に接続されている。
本実施形態における処理の一例を図23に示す。図23に示すように、スマートフォン11a及びスマートフォン11bは、情報蓄積装置10とイントラネットを介して直接通信を行う。このような実施形態とすることで、中継サーバ19を用いる必要がない場合であっても前述の連携処理システム1を実現することができる。
[第5の実施形態]
次に、原本追跡情報を情報蓄積装置10が保持する場合の実施形態を記載する。本実施形態における処理の一例を図24に示す。
ステップS301において、スマートフォン11aの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図9に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS302においてスマートフォン11aの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。なお、機器情報の取得は必ずしも近距離無線装置16Aから取得せずに、QRコード(登録商標)などの機器情報が埋め込まれた画像を撮影することで取得してもよい。
ステップS303においてスマートフォン11aの入力部22はユーザAからファイル投影のための入力操作を受け付ける。ステップS304において、スマートフォン11aのデータ送信部25はプロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器IDと共に、投影対象のファイルを情報蓄積装置10にアップロードする。
ステップS305において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はプロジェクタ12Aの機器IDと対応付けて投影対象のファイルを保存する。
ステップS306において情報蓄積装置10のファイル管理部45は図9のプロジェクタ12Aの機器情報に、投影対象のファイルのファイルパスを含む原本追跡情報を図11のように登録する。なお、ステップS305で機器IDと対応付けて投影対象のファイルを保存しているため、ステップS306のような原本追跡情報を記憶しなくてもよい(機器IDと対応付けて投影対象のファイルを保存することで、情報蓄積装置10は、対象機器(プロジェクタ12A)から出力されているファイルを特定することができるため)。
ステップS307において情報蓄積装置10のファイル管理部45は投影対象のファイルのデータ形式をプロジェクタ12Aが投影可能なデータ形式に変換する。なお、ステップS11の投影対象のファイルのデータ形式の変換は必要に応じて行われる。そして、ステップS308において、情報蓄積装置10のリクエスト処理部48は保存した投影対象のファイルのファイルパスを含む原本追跡情報の登録リクエストをプロジェクタ12Aに対して行う。プロジェクタ12Aは、受信したリクエストに応じて、情報蓄積装置10から送信されたファイルを投影する。
ステップS310において、スマートフォン11bの機器情報取得部27は近距離無線装置16Aから図9に示したプロジェクタ12Aの機器情報を取得する。ステップS311においてスマートフォン11bの記憶部28は機器情報取得部27が取得したプロジェクタ12Aの機器情報を記憶(登録)する。
ステップS312おいて、スマートフォン11bの表示部21は、図13に示すようなUI(ユーザインタフェース)1000をディスプレイ616に表示し、タッチパネル617からユーザBによる原本取得のための入力操作を受け付ける。
ステップS313において、スマートフォン11bの原本取得依頼部30はステップS310で取得した機器情報を利用し、プロジェクタ12Aの機器情報から読み出したプロジェクタ12Aの機器IDと共に、プロジェクタ12Aが出力中のファイルのダウンロードをリクエストする。
スマートフォン11bからのファイルダウンロードリクエストを受信した情報蓄積装置10のデータ送信部43は、ステップS306で記憶した原本追跡情報を利用して、プロジェクタ12aが出力中のファイルの原本を特定する(ステップS314)。そして、情報蓄積装置10のデータ送信部43は特定されたファイルをスマートフォン11bで表示可能な形式に変換して(ステップS315)、スマートフォン11bに送信する(ステップS316)。なお、情報蓄積装置10がステップS306で原本追跡情報を記憶しない場合、情報蓄積装置10はステップS305においてファイルとともに保存された機器IDを利用して、ファイルを特定してもよい。
ステップS318において、スマートフォン11aの入力部22はユーザAから投影終了のための入力操作を受け付ける。ステップS319においてスマートフォン11aの出力依頼部29は図9のプロジェクタ12Aの機器情報を利用し、プロジェクタ12Aに対する投影終了リクエストを、情報蓄積装置10に送信する。
ステップS320において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はステップS305でプロジェクタ12Aの機器IDと対応付けて保存した投影対象のファイルを削除する。また、ステップS321において、情報蓄積装置10のファイル管理部45はステップS306において保存した原本追跡情報を削除する。そして、ステップS322において、情報蓄積装置10のリクエスト送信部50はプロジェクタ12Aに投影終了リクエストを送信する。
このような処理とすることで、プロジェクタ側に原本情報を記憶させる機能がなくても出力されているファイルを取得することができる。
<まとめ>
以上、本実施形態に係る連携処理システム1によれば、プロジェクタ12などの電子機器が出力しているデータの原本を、電子機器と同一のネットワークN3に接続できないスマートフォン11が、容易に取得できる。
また、本実施形態に係る連携処理システム1によれば、スマートフォン11は電子機器の近距離無線装置16〜18から機器情報を取得できるので、ユーザがスマートフォン11に機器情報を入力する手間を省くことができる。また、本実施形態に係る連携処理システム1によれば、スマートフォン11は電子機器の近距離無線装置16〜18から機器情報を取得できなければ、電子機器が出力しているデータの原本取得、印刷や表示を行うことができないため、セキュリティが向上する。
本実施形態の連携処理システム1では、スマートフォン11を持つユーザが電子機器の付近に近づくことにより、電子機器の機器情報を近距離無線によりスマートフォン11が取得する。
また、本実施形態の連携処理システム1では電子機器がデータを出力する前に、電子機器が出力するデータの原本を情報蓄積装置10が保存する。電子機器にデータが出力されたあと、電子機器から機器情報を取得したスマートフォン11は、電子機器の機器情報を利用して情報蓄積装置10から電子機器が出力しているデータの原本を取得できる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
ネットワークN1は特許請求の範囲に記載した第一のネットワークの一例する。ネットワークN3は第二のネットワークの一例である。スマートフォン11aは第一の端末装置の一例である。スマートフォン11bは第二の端末装置の一例である。情報蓄積装置10は情報処理装置の一例である。プロジェクタ12Aは電子機器の一例である。連携処理システム1は情報処理システムの一例である。近距離無線装置16Aは機器情報記憶装置の一例である。ゲスト用IDは一の電子機器が出力している電子データの取得に必要となる識別情報の一例である。プロジェクタ12Aが出力中のファイルのダウンロードリクエストは電子データの取得要求の一例である。
1 連携処理システム
10 情報蓄積装置
11、11a、11b スマートフォン
12、12A、12B プロジェクタ
13A、13B IWB(インタラクティブホワイトボード)
14A、14B MFP(Multi Function Peripheral:複合機)
16A、16B、17A、17B、18A、18B 近距離無線装置
19 中継サーバ
21 表示部
22 入力部
23 無線通信部
24 近距離無線通信部
25 データ送信部
26 データ受信部
27 機器情報取得部
28 記憶部
29 出力依頼部
30 原本取得依頼部
41 入力部
42 通信部
43 データ送信部
44 データ受信部
45 ファイル管理部
46 リクエスト問い合わせ部
47 リクエスト受付部
48 リクエスト処理部
49 記憶部
50 リクエスト送信部
61 無線通信部
62 近距離無線通信部
63 データ送信部
64 データ受信部
65 映像出力部
66 リクエスト受付部
67 リクエスト処理部
68 近距離無線通信情報管理部
69 記憶部
70 ゲスト用ID生成部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
600 端末装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 EEPROM
605 CMOSセンサ
606 加速度・方位センサ
607 記録メディア
608 メディアドライブ
609 音声入力部
610 音声出力部
611 アンテナ
612 通信部
613 無線LAN通信部
614 近距離無線通信用アンテナ
615 近距離無線通信部
616 ディスプレイ
617 タッチパネル
618 電池
619 バスライン
701 CPU
702 RAM
703 ROM
704 通信部
705 アンテナ
706 操作キー
707 近距離無線通信部
708 近距離無線通信用アンテナ
709 投影装置
710 バスライン
B バス
N1〜N3 ネットワーク
特開2005−208823号公報

Claims (12)

  1. 複数の端末装置と、複数の電子機器と接続される1以上の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置は、
    前記複数の電子機器のうち一の電子機器の機器情報を記憶している機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第一の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の前記機器情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記1以上の情報処理装置に送信する出力要求手段と、を有し、
    前記1以上の情報処理装置は、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段と、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段と、を有し、
    前記複数の端末装置のうちの前記第二の端末装置は、
    前記機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第二の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の機器情報に基づき、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を前記1以上の情報処理装置に送信して、前記一の電子機器が出力している前記電子データを前記情報処理装置から取得する取得要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記端末装置は第1のネットワークに接続され、前記1以上の情報処理装置は前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークに接続され、
    前記第一の端末装置の前記出力要求手段は、前記一の電子機器の前記機器情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、中継装置を介して前記1以上の情報処理装置に送信し、
    前記1以上の情報処理装置の前記要求受付手段は、当該1以上の情報処理装置から前記中継装置に対して送信される問い合わせに応じて前記中継装置から送信される前記出力要求を受け付け、
    前記1以上の情報処理装置の前記取得要求処理手段は、当該1以上の情報処理装置から前記中継装置に対して送信される問い合わせに応じて前記中継装置から送信される前記取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記中継装置を介して前記第二の端末装置に送信し、
    前記複数の端末装置のうちの前記第二の端末装置は、
    前記第一の端末装置の前記取得要求手段は、前記中継装置を介して前記取得要求を前記1以上の情報処理装置に送信して、前記中継装置を介して前記電子データを前記情報処理装置から取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第一の機器情報取得手段は近距離無線通信により前記機器情報記憶装置から前記機器情報を取得し、前記第二の機器情報取得手段は近距離無線通信により前記機器情報記憶装置から前記機器情報及び前記一の電子機器が出力している電子データの追跡情報を取得すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記第一の端末装置の前記出力要求手段は前記一の電子機器が出力している電子データの取得に必要となる識別情報を、近距離無線通信により前記一の電子機器から取得し、前記機器情報及び前記識別情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記情報処理装置に対して行い、
    前記第二の端末装置の前記第二の機器情報取得手段は、前記機器情報記憶装置から前記機器情報、前記識別情報及び前記一の電子機器が出力している電子データの追跡情報を取得し、
    前記取得要求手段は、前記機器情報、前記識別情報及び前記追跡情報を利用して、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を、前記情報処理装置に送信して、前記一の電子機器が出力している前記電子データを前記情報処理装置から取得し、
    前記情報処理装置の要求処理手段は、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付けた場合に、前記識別情報及び前記追跡情報を前記機器情報記憶装置に保存させると共に、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき前記一の電子機器に電子データの出力を実行させるように要求を行い、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記識別情報及び前記追跡情報に基づいて前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に提供する
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理システム。
  5. 前記記憶手段は前記一の電子機器が出力可能なデータ形式に変換される前の元のデータ形式の電子データを記憶すること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理システム。
  6. 前記要求受付手段は、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付けると共に、前記第二の端末装置への前記電子データの提供を許可するか否かの設定を受け付けること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。
  7. 前記機器情報記憶装置は、前記一の電子機器に装着又は内蔵されること
    を特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載の情報処理システム。
  8. 複数の端末装置に搭載されているプログラムと、複数の電子機器と接続される1以上の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置に搭載されたプログラムは、
    前記複数の電子機器のうち一の電子機器の機器情報を記憶している機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第一の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の前記機器情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記1以上の情報処理装置に送信する出力要求手段と、を有し、
    前記1以上の情報処理装置は、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段と、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段と、を有し、
    前記複数の端末装置のうちの前記第二の端末装置に搭載されたプログラムは、
    前記機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第二の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の機器情報に基づき、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を前記1以上の情報処理装置に送信して、前記一の電子機器が出力している前記電子データを前記情報処理装置から取得する取得要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. 複数の端末装置と、複数の電子機器と、該複数の電子機器と接続される1以上の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    一の電子機器は、
    機器情報記憶装置に記憶している前記複数の電子機器のうち一の電子機器の機器情報を管理し、前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置からの要求に基づいて前記一の電子機器の機器情報を提供する機器情報管理手段と、
    電子データの出力要求を受信し、前記電子データの出力を行う出力手段と、を有し、
    前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置は、
    前記機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第一の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の前記機器情報を利用して、前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記1以上の情報処理装置に送信する出力要求手段と、を有し、
    前記1以上の情報処理装置は、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段と、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段と、を有し、
    前記複数の端末装置のうちの前記第二の端末装置は、
    前記機器情報記憶装置から前記一の電子機器の機器情報を取得する第二の機器情報取得手段と、
    前記一の電子機器の機器情報に基づき、前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を前記1以上の情報処理装置に送信して、前記一の電子機器が出力している前記電子データを前記情報処理装置から取得する取得要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  10. 複数の端末装置及び複数の電子機器と接続される情報処理装置であって、
    前記複数の電子機器のうちの一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置から受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段と、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 複数の端末装置及び複数の電子機器と接続される情報処理装置を、
    前記複数の電子機器のうちの一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置から受け付ける要求受付手段、
    前記要求受付手段で受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶する記憶手段、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理手段、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 複数の端末装置及び複数の電子機器と接続される情報処理装置において実行されるデータ取得方法であって、
    前記複数の電子機器のうちの一の電子機器に対する電子データの出力要求を、前記複数の端末装置のうちの第一の端末装置から受け付ける要求受付ステップと、
    前記要求受付ステップで受け付けた出力要求に応じて前記一の電子機器に出力させる電子データの格納先及び該一の電子機器の識別情報を関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記一の電子機器に対する電子データの出力要求に基づき、前記一の電子機器に電子データの出力の実行を要求する出力要求処理ステップと、
    前記複数の端末装置のうちの第二の端末装置から前記一の電子機器が出力している電子データの取得要求を受け付けた場合に、前記一の電子機器の識別情報と関連付けて前記記憶手段に記憶されている電子データの格納先に基づいて、前記一の電子機器が出力している電子データを、前記第二の端末装置に送信する取得要求処理ステップと、
    を有することを特徴とするデータ取得方法。
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