JP6549868B2 - 接続構造体、ワイヤハーネス、及び接続構造体の製造方法 - Google Patents

接続構造体、ワイヤハーネス、及び接続構造体の製造方法 Download PDF

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本発明は、電線と端子を圧着してなる接続構造体と、該接続構造体を備えるワイヤハーネス、及び端子の製造方法に関し、特に、自動車のワイヤハーネスに使用される接続構造体及びその製造方法に関する。
従来、自動車、OA機器、家電製品等の分野において、電力線や信号線として、ワイヤハーネスが用いられている。ワイヤハーネスは、電線に取り付けられ他の機器等との接続に用いられる端子を有する。電線は、絶縁体で被覆された被覆部と、被覆部先端から芯線が露出する導体部分の露出部とを有し、端子が被覆部および露出部のそれぞれに圧着されることにより、導電性の接続構造体が構成されている。このような接続構造体において、端子の材料として電気特性に優れる銅が使用されることが多く、また近年、軽量化の観点から、芯線材料としてアルミニウムを用いた電線が提案されている。
例えば、アルミニウムと銅のような異種金属の接触部分に水分が付着すると、標準電極電位の違いから、異種金属間腐食(電食)が発生する恐れがある。特に、アルミニウムと銅との標準電極電位差は大きいから、電気的に卑であるアルミニウム側の腐食が進行する。このため、端子材料に銅、芯線材料にアルミニウムを用いると、芯線と端子との接続状態が不安定となり、接触抵抗の増加や線径の減少による電気抵抗の増大、さらには断線が生じて電装部品の誤動作、機能停止に至る恐れがある。
そこで、このような異種金属が接触する接続構造体において、電線と端子の接続部を樹脂でコーティングしたものが提案されている。具体的には、図8に示すように、接続構造体100の電線接続部分121に、電線先端部142の表面を覆う樹脂封止部129Aと、主に樹脂封止部129Aの外面を覆う樹脂封止部129Bとからなる樹脂封止部129が形成されている。この樹脂封止部129を構成する絶縁樹脂は、樹脂封止部129Aを構成する第1絶縁樹脂と、樹脂封止部129Bを構成する第2絶縁樹脂とで構成される。第1絶縁樹脂は、硬化前の粘度が50μm以下であり、隙間に浸透可能な低粘度(500〜2,000mPa・s)の樹脂であり、第2絶縁樹脂は、第1絶縁樹脂よりも高粘度(5,000〜20,000mPa・s)の樹脂で形成される。
電線接続部分121の表面に樹脂封止部129を形成する際には、先ず、低粘度の第1絶縁樹脂を複数本の芯線143の隙間に浸透させると共に、電線接続部分121の表面全体に広がりを持たせて被覆する。次に、第1絶縁樹脂の外面を高粘度の第2絶縁樹脂で嵩高に被覆する。その後、電線接続部分121の表面に被覆した第1絶縁樹脂及び第2絶縁樹脂の双方を紫外線硬化させて、樹脂封止部129Aと樹脂封止部129Bとの2層からなる樹脂封止部129を形成する。このように、接続構造体の電線接続部分に粘度の異なる紫外線硬化樹脂を充填して共に硬化することで、芯線−端子間での異種金属間腐食を防止することが可能となっている(例えば、特許文献1)。
特開2011−238500号公報
しかしながら、様々な使用環境下においても良好な電気的特性を発揮しうる製品のニーズに応えるべく、上記のような接続構造体について加速試験を実施すると、以下のような問題が生じることが分かってきた。すなわち、塩水噴霧試験並びに湿熱暴露試験等を行った際、幾つかの実験条件では電線接続部分に形成された樹脂封止部の剥離が発生した。これは、複数本の芯線間の隙間や、芯線と端子の隙間に浸透した紫外線硬化樹脂に十分な光量の紫外線が到達しにくく、第1樹脂封止部を形成する紫外線硬化樹脂の硬化が不完全であることが要因と考えられる。また、第1樹脂封止部を形成する低粘度の紫外線硬化樹脂が漏れ出したり、あるいは電線接続部分での当該樹脂の浸透が不完全であることにより、電線接続部分で第1樹脂封止部及び第2樹脂封止部の接着力が不足する部位が生じていることが要因と考えられる。
本発明の目的は、樹脂硬化のばらつきを抑制して良好な封止を実現し、様々な使用環境下においても優れた防食性を発揮することができ、更には生産性に優れた接続構造体、ワイヤハーネス及び接続構造体の製造方法を提供することにある。
すなわち、上記課題は以下の発明により達成される。
(1)外部端子と電気的に接続されるコネクタ部と、該コネクタ部と連結され且つ電線端部と圧着される電線圧着部とを有する端子と、
一又は複数の導体からなる芯線と、該芯線を被覆する絶縁被覆とを有する電線と、
前記電線圧着部に形成され、少なくとも前記電線端部の絶縁被覆を剥いだ芯線端部を被覆する樹脂被覆部と、で構成される接続構造体であって、
前記樹脂被覆部は、前記電線圧着部−前記導体間及び前記複数の導体間の双方に充てんされ、嫌気性硬化樹脂からなる第1樹脂被覆部と、前記電線圧着部と協働して当該第1樹脂被覆部を密閉するように形成され、紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂被覆部と、を有することを特徴とする、接続構造体。
(2)前記紫外線硬化樹脂の硬化前粘度が、前記嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度よりも高いことを特徴とする、上記(1)記載の接続構造体。
(3)前記嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度が、25℃で10mPa・s〜1000mPa・sであることを特徴とする、上記(1)又は(2)記載の接続構造体。
(4)前記嫌気性硬化樹脂が、嫌気硬化特性及び紫外線硬化特性の双方を有することを特徴とする、上記(1)記載の接続構造体。
(5)前記端子が、銅又は銅合金からなり、
前記電線の芯線が、アルミニウム又はアルミニウム合金からなることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の接続構造体。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の接続構造体を少なくとも1つ備える、ワイヤハーネス。
(7)外部端子と電気的に接続されるコネクタ部と、該コネクタ部と連結され且つ電線端部と圧着される電線圧着部とを備える端子を、電線の絶縁被覆を剥いだ芯線端部に圧着し、更に電線圧着部を樹脂で被覆することにより得られる接続構造体の製造方法であって、
前記電線圧着部−前記導体間及び前記複数の導体間の双方に嫌気性硬化樹脂を充てんする工程と、
前記嫌気性硬化樹脂を紫外線硬化樹脂で覆い、前記電線圧着部と協働して前記嫌気性硬化樹脂を密閉する工程と、
前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することにより、前記紫外線硬化樹脂を硬化させて第2樹脂被覆部を形成すると共に、前記嫌気性硬化樹脂を硬化させて第1樹脂被覆部を形成する工程と、を有することを特徴とする、接続構造体の製造方法。
本発明によれば、接続構造体は、電線圧着部に形成され且つ電線端部の絶縁被覆を剥いだ芯線端部を被覆する樹脂被覆部を備える。そして、樹脂被覆部は、電線圧着部−導体間及び/又は複数の導体間に充てんされ、嫌気性硬化樹脂からなる第1樹脂被覆部と、電線圧着部と協働して当該第1樹脂被覆部を密閉するように形成され、紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂被覆部とを有する。本構成により、第2樹脂被覆部を形成する紫外線硬化樹脂が硬化することにより内部が密閉状態となり、第1樹脂被覆部を形成する嫌気性硬化樹脂が空気と遮断されて硬化する。これにより、第1樹脂被覆部の樹脂硬化のばらつきを抑制して良好な封止を実現することができ、様々な使用環境下においても優れた防食性を発揮することができる。また、樹脂被覆部における紫外線硬化樹脂の量が従来に比べて少ないため、短い紫外線照射時間で、外側の紫外線硬化樹脂のみならず、内側の嫌気性硬化樹脂を硬化させることができ、生産性に優れた接続構造体を提供することが可能となる。
また、紫外線硬化樹脂の硬化前粘度が嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度よりも高いため、硬化前の状態で内側の嫌気性硬化樹脂の流動が外側の紫外線硬化樹脂によって抑制される。よって硬化前に嫌気性硬化樹脂が電線圧着部の周りに流れ出すのを防止することができ、硬化時に嫌気性硬化樹脂を確実に空気遮断することができる。
また、嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度が、25℃で10mPa・s〜1000mPa・sであるので、電線圧着部−導体間及び/又は複数の導体間に存在する隙間に嫌気性硬化樹脂を十分に浸透させることができ、防食性を更に向上させることができる。
更に、嫌気性硬化樹脂が、嫌気硬化特性及び紫外線硬化特性の双方を有するので、外側の紫外線硬化樹脂の硬化時に照射される紫外線によって、内側の嫌気性硬化樹脂を硬化させることができ、空気遮断及び紫外線照射の双方により内側の嫌気性硬化樹脂の硬化時間を短縮することができ、生産性を更に向上することができる。
本発明の実施形態に係る接続構造体の構成を概略的に示す図であり、(a)は接続構造体の全体斜視図、(b)は圧着前の状態を示す全体斜視図である。 (a)は、図1(a)の接続構造体の長手方向部分断面図であり、(b)は、(a)における電線圧着部の長手方向断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る接続構造体の製造方法を示す図である。 図1における樹脂被覆部の変形例及びその検査方法を示す図である。 (a)〜(b)は、図2(b)の接続構造体の変形例を示す長手方向断面図である。 (a)〜(c)は、図2(a)の接続構造体の他の変形例を説明するための長手方向断面図である。 図1の接続構造体の他の変形例を示す全体斜視図である。 従来の接続構造体の構成を示す長手方向断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る接続構造体の構成を概略的に示す全体斜視図、(b)は圧着前の状態を示す全体斜視図、図2(a)は、図1(a)の接続構造体の長手方向断面図である。なお、図1における接続構造体は、その一例を示すものであり、本発明に係るそれぞれの部分の構成、各構成の形状、寸法等は、図1のものに限られないものとする。
図1(a)及び(b)に示すように、接続構造体1は、端子2、電線3、及びこれらの接続部に配置された樹脂被覆部4を備え、樹脂被覆部4によって上記接続部が封止されてなるものである。具体的には、端子2は、不図示の外部端子と電気的に接続されるコネクタ部21と、該コネクタ部と連結され且つ後述の電線端部と圧着される電線圧着部22とを有する。電線3は、複数の導体31a,31aからなる芯線31と、該芯線を被覆する絶縁被覆32とを有する。樹脂被覆部4は、電線圧着部22の一部又は全部に形成されており、少なくとも電線端部3aの絶縁被覆が剥かれた芯線端部31Aを被覆している。
電線3の芯線は、銅又は銅を主成分とする合金や、アルミニウム又はアルミニウムを主成分とする合金などからなる。
端子2は、金属基体からなり、この金属基体を金属材料(銅、アルミニウム、鉄、またはこれらを主成分とする合金等)からなる母材のみで構成するか、或いは導電性と強度を確保するために母材上に金属を主成分とするめっき層を設けて構成することができる。
コネクタ部21は、雄型圧着端子等の挿入タブの挿入を許容するボックス部であり、挿入タブを収容するための収容口21aを有している。本実施形態ではコネクタ部21が雌型端子であるが、後述するように他の形状であってもよい。
トランジション部23は、コネクタ部21と電線圧着部22の橋渡しとなる部分であり、幅方向断面略コの字型に形成されている。トランジション部23は立体的に形成されていても、平面的に形成されていても良い。端子長手方向の折り曲げに対する機械的強度の観点からは、長手方向の断面2次モーメントが大きくなるように設計するのが好ましい。
電線圧着部22は、トランジション部23を介してコネクタ部21に連結された芯線圧着部24と、芯線圧着部24と長手方向Xに沿って設けられ、芯線圧着部24のトランジション部23とは反対側に配置された被覆圧着部25とを有し、これらが上記金属基体にて一体成形される。
圧着前の芯線圧着部24は、図1(b)に示すように、幅方向断面略U型に形成された部位であり、バレル底部24Aと、その幅方向Yの両側から斜め外側上方に延出する一対のバレル片24R,24Lとで構成されている。圧着前の被覆圧着部25も、芯線圧着部24と同様、幅方向断面略U型に形成された部位であり、バレル底部25Aと、その幅方向Yの両側から斜め外側上方に延出する一対のバレル片25R,25Lとで構成されている。圧着時には、バレル底部24Aに芯線端部31Aを、バレル底部25Aに絶縁被覆32をそれぞれ設置し、一対のバレル片24R,24L及び一対のバレル片25R,25Lをそれぞれ内側に折り曲げてかしめることにより、芯線圧着部24が芯線端部31Aに圧着され、また被覆圧着部25が絶縁被覆32に圧着される。
樹脂被覆部4は、図2(b)に示すように、芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間の双方に充てんされ、嫌気性硬化樹脂からなる内側樹脂被覆部41(第1樹脂被覆部)と、電線圧着部22と協働して内側樹脂被覆部41を密閉するように形成され、紫外線硬化樹脂からなる外側樹脂被覆部42(第2樹脂被覆部)とを有する。樹脂被覆部4を積層体として見た場合には、内側樹脂被覆部41は下層に位置する下塗り層と称することができ、外側樹脂被覆部42はその上層に位置する上塗り層と称することができる。
内側樹脂被覆部41は、芯線圧着部24−導体31a間や複数の導体31a,31a間に形成された隙間に充てんされる充填材の役割を果たす。この内側樹脂被覆部41は、少なくとも芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間に充てんされていればよく、更に、芯線端部31Aの端面や外周面に形成されていてもよい。
嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度は、JIS K 7117に基づき、25℃で10mPa・s〜1000mPa・sと、比較的低粘度のものが用いられる。嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度の上記範囲内の値とすることにより、製造工程において、芯線圧着部24−導体31a間及び/又は複数の導体31a,31a間に存在する隙間或いは微小隙間に、嫌気性硬化樹脂を十分に浸透させることができ、異種金属間腐食や隙間腐食の発生を防止することが可能となり、防食性がより向上する。
内側樹脂被覆部41を形成する嫌気性硬化樹脂としては、例えばアクリル系樹脂及びエポキシ系樹脂のいずれかを主成分とする材料を使用することができる。具体的には、スリーボボンド社製1300シリーズ、アセック社製AS−5000シリーズ/AS−6000シリーズなどが挙げられる。芯線圧着部24−導体31a間や複数の導体31a,31a間に形成された隙間が大きい場合には、上記嫌気性硬化樹脂に硬化促進剤(プライマー)が添加されてもよい。
また、内側樹脂被覆部41で使用される嫌気性硬化樹脂は、嫌気硬化特性のみならず、紫外線硬化特性を有していてもよい。嫌気硬化特性及び紫外線硬化特性の双方を有する複合硬化機能樹脂としては、例えばアクリル系樹脂である。このような複合硬化機能樹脂を用いた場合、製造工程において、外側の紫外線硬化樹脂の硬化時に照射される紫外線によって、内側の嫌気性硬化樹脂を硬化させることができ、空気遮断及び紫外線照射の双方により内側の嫌気性硬化樹脂の硬化時間を短縮することができ、生産性を更に向上することが可能となる。
外側樹脂被覆部42は、内側樹脂被覆部41の上面及び側面を覆うコーティング材の役割を果たす。この外側樹脂被覆部41は、少なくとも内側樹脂被覆部41の上面及び側面に配されて内側樹脂被覆部41を密閉可能に形成されればよく、更に、芯線圧着部24の上面全体及び被覆圧着部25の上面の一部にも一体的に形成されてもよい。このように、外側樹脂被覆部42が内側樹脂被覆部41全体を覆って形成されることにより、内側樹脂被覆部41が空気(外気)と遮断される。
紫外線硬化樹脂の硬化前粘度は、嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度よりも高い。これにより、硬化前の状態で、外側の紫外線硬化樹脂が内側の嫌気性硬化樹脂の流動を抑制する。よって硬化前に嫌気性硬化樹脂が電線圧着部22の周り、例えばトランジション部23側に流れ出すのを防止することができ、硬化時に嫌気性硬化樹脂が確実に空気遮断される。
外側樹脂被覆部42を形成する紫外線硬化樹脂は、例えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、フェノール系樹脂、ポリイミド系樹脂、及びアクリルゴム系樹脂のいずれかを主成分とする材料を使用することができる。例えば具体的には、スリーボンド社製3000シリーズ/3100シリーズ、ヘンケル社製ロックタイト300シリーズ/3000シリーズ、ケミテック社製ケミシールU−400シリーズなどが挙げられる。
次に、本実施形態に係る接続構造体1の製造方法を、図3(a)〜(d)を用いて説明する。
先ず、オープンバレル型の端子2と、絶縁被覆32が剥かれた芯線端部31Aを有する芯線3を準備し(図1(b)参照)、電線圧着部22の芯線圧着部24及び被覆圧着部25を加締めて、芯線圧着部24が芯線端部31Aに、被覆圧着部25が絶縁被覆32にそれぞれ圧着された構造体を形成する(図3(a))。
次に、芯線端部31Aが露出している部分に、硬化前の嫌気性硬化樹脂41’を塗布あるいはスプレーし、芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間の双方に硬化前の嫌気性硬化樹脂41’を充てんする(図3(b))。このとき、嫌気性硬化樹脂41’の粘度が低いため、芯線圧着部24−導体31a間や複数の導体31a,31a間の隙間にまで嫌気性硬化樹脂が入り込んでこれらの隙間にほぼ均一に満遍なく充てんされ、また、芯線端部31Aの露出面31A−1が嫌気性硬化樹脂によって覆われる。なお、硬化前の嫌気性硬化樹脂41’は、少なくとも芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間の双方に充てんされればよく、芯線端部31Aの露出面31A−1上に形成されていなくてもよい。
次いで、嫌気性硬化樹脂41’を硬化前の紫外線硬化樹脂42’で覆い、電線圧着部22と協働して嫌気性硬化樹脂42’を密閉する(図3(c))。具体的には、嫌気性硬化樹脂41’の露出面41’−1に紫外線硬化樹脂42’を塗布あるいはスプレーすると共に、バレル片24Lの露出面24L−1の全体、及びバレル片25Lの露出面25L−1の一部にも、紫外線硬化樹脂42’を連続的に塗布あるいはスプレーし、嫌気性硬化樹脂41’が空気(外気)と接触しないようにする。またこのとき、紫外線硬化樹脂42’の粘度が嫌気性硬化樹脂41’の粘度よりも高くすることにより、嫌気性硬化樹脂41’の流動が紫外線硬化樹脂42’によって抑制され、芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間に充てんされた嫌気性硬化樹脂41’がほぼそのままの位置で保持される。
その後、樹脂硬化用の紫外線照射装置50を用いて、紫外線硬化樹脂42’に紫外線を照射することにより、紫外線硬化樹脂42’を硬化させて外側樹脂被覆部42を形成すると共に、嫌気性硬化樹脂41’を硬化させて内側樹脂被覆部41を形成する(図3(d))。紫外線硬化樹脂42’が硬化することにより、その内部の嫌気性硬化樹脂41’が空気遮断され、芯線圧着部24−導体31a間及び複数の導体31a,31a間に充てんされた嫌気性硬化樹脂41’が全て硬化される。また、紫外線硬化樹脂とは異なり、芯線端部31Aの中心部付近の隙間や、芯線圧着部24のバレル底部24Aと導体31aとの間の隙間など、上方から照射される紫外線が到達しにくい部位に充てんされた樹脂を容易に硬化させることができる。このように形成された樹脂被覆部4では、内部が嫌気性硬化樹脂によって密に充てんされ、且つその外周部が電線圧着部22及び紫外線硬化樹脂によって密閉された構造となり、電線圧着部22と電線端部3aとの接続部が確実に封止される。
上述したように、本実施形態によれば、接続構造体1は、電線圧着部22に形成され且つ電線端部3Aの絶縁被覆を剥いだ芯線端部31Aを被覆する樹脂被覆部4を備える。そして、樹脂被覆部4は、電線圧着部22−導体3a間及び/又は複数の導体31a、31a間に充てんされ、嫌気性硬化樹脂からなる内側樹脂被覆部41と、電線圧着部22と協働して当該内側樹脂被覆部41を密閉するように形成され、紫外線硬化樹脂からなる外側樹脂被覆部42とを有する。本構成により、外側樹脂被覆部42を形成する紫外線硬化樹脂42’が硬化することにより内部が密閉状態となり、内側樹脂被覆部41を形成する嫌気性硬化樹脂41’が空気と遮断されて硬化する。これにより、内側樹脂被覆部41の樹脂硬化のばらつきを抑制して良好な封止を実現することができ、様々な使用環境下においても優れた防食性を発揮することができる。また、樹脂被覆部4における紫外線硬化樹脂42の量が従来に比べて少ないため、短い紫外線照射時間で、外側の紫外線硬化樹脂のみならず、内側の嫌気性硬化樹脂を硬化させることができ、生産性に優れた接続構造体を提供することが可能となる。
また、上記接続構造体1において、電線圧着部22と電線端部3aとの接続部が樹脂被覆部4によって良好に封止されているか否かを検査できる構成とすることができる。例えば上記接続構造体1の変形例として、嫌気性硬化樹脂に、所定波長の光を受光して発光する第1発光材を含有させ、また、紫外線硬化樹脂に、上記所定波長とは異なる他の波長の光を受光して発光する第2発光材を含有させてなる樹脂被覆部4’を用いることができる。発光材を含有する嫌気性硬化樹脂及び紫外線硬化樹脂を用いた場合にも、上記と同様の方法にて、内側樹脂被覆部41及び外側樹脂被覆部42を形成することができる。
樹脂被覆部4’の封止状態を検査する際には、図4に示すように、検査用の紫外線を照射する検査用紫外線照射装置60と、発光材からの励起光を受光する受光装置61とを用いることができる。この検査方法では、検査用紫外線照射装置60から所定波長の紫外線U2−1を励起光として樹脂被覆部4に照射し、内側樹脂被覆部41に含まれる第1発光材のみから蛍光F−1(あるいは燐光)を発光させる。そして、この蛍光F−1を受光装置61で受光して発光位置や光強度を検知し、該測定結果に基づいて、内側樹脂被覆部41、すなわち嫌気性硬化樹脂の充てん状態或いは被覆状態を判定する。また、検査用紫外線照射装置60から紫外線U2−1と異なる波長の紫外線U2−2を樹脂被覆部4に照射して、外側樹脂被覆部42に含まれる発光材のみから蛍光F−2を発光させる。そして内側樹脂被覆部41と同様、この蛍光F−2を受光装置61で受光して発光位置や光強度を検知し、該測定結果に基づいて外側樹脂被覆部42、すなわち紫外線硬化樹脂の被覆状態を判定する。このように、内側樹脂被覆部41及び外側樹脂被覆部42のそれぞれの充てん・被覆状態を発光材を用いて検査することにより、良好な封止が施された接続構造体4’のみを判別することが可能となる。
図5(a)〜(b)は、図2(a)の接続構造体1の変形例を示す長手方向断面図である。
図5(a)に示すように、接続構造体1Aは、トランジション部23と電線圧着部22との間に、幅方向Yに沿って端子2の幅全体に亘って形成された堰部70を有している。この堰部70は、端子2の内面2aに固定されるものであれば、材質或いは形状は問わないが、例えば断面略矩形の樹脂で形成される。堰部70の形成方法としては、例えば金属基体からなる板材に、必要な場合にはめっき加工を施した後、打ち抜き加工を施して複数の端子が平面展開した状態となるように繰り返し形状で打ち抜き、繰り返し形状の構成単位となる各板状部位に曲げ加工を施して端子1を形成した後、端子1に樹脂を塗布することができる。このような堰部70を設けることにより、硬化前の嫌気性硬化樹脂41’及び紫外線硬化樹脂42’が堰部70によって堰き止められ、トランジション部23側に流れ出すのを確実に防止することができる。
また、図5(b)に示すように、トランジション部23と電線圧着部22との間に、幅方向Yに沿って端子2の幅全体に亘って形成された溝部71を有していてもよい。溝部71の形成方法としては、例えば金属基体からなる板材に、必要な場合にはめっき加工を施した後、板材の圧延方向に沿ってプレス加工を施して溝部を形成し、さらに打ち抜き加工を施して複数の端子が平面展開した状態となるように繰り返し形状で打ち抜き、繰り返し形状の構成単位となる各板状部位に曲げ加工を施して端子1を形成することができる。このような溝部71を設けることにより、硬化前の嫌気性硬化樹脂41’及び紫外線硬化樹脂42’が流れ出た場合であっても溝部71内に樹脂を受容することができ、トランジション部23側に流れ出すのを防止することができる。
図6は、図2(a)の接続構造体の他の変形例を示す長手方向断面図である。通常、芯線端部31Aの端面は、図2(b)に示すように長手方向に対して略垂直な面であり、その角隅部は略直角形状であるが、圧着時の押圧力により、導体31aの一部が導体圧着部24Lから側方に飛び出して端面31A−2に突起110が形成される場合がある。このような突起110が芯線端部31Aの端面31A−2に形成されていると、突起110を樹脂被覆部で覆うことができず、良好な封止を施すことができない場合がある。
そこで、図6(b)に示すように、接続構造体の長手方向断面において、芯線端部31Aの端面31A−2をバレル片24Lの端面24L−1よりも内側に配置し、芯線端部3Aが芯線圧着部24からトランジション部23側に突出しない位置で、芯線圧着部24と芯線端部31Aとを圧着する。このような配置とすることにより、圧着時に端面31A−2に突起が形成されることがなく、良好な封止を施すことできる。また、芯線圧着部24の内側空間に嫌気性硬化樹脂41’の液溜まり部80を設けることができ、当該液溜まり部に嫌気性硬化樹脂からなる端面封止部81を形成することができる(図6(c))。これにより、複数の導体31a,31a・・・の長手方向端面位置にばらつきが生じた場合であっても、芯線端部31Aの端面31A−2を確実に被覆することができる。
以上、本発明の実施形態に係る接続構造体およびその製造方法について述べたが、本発明は記述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば上記実施形態では、端子のコネクタ部が雌型端子であるが、コネクタ部の細部の形状は、特に限定されず、外部端子と係止あるいは嵌合して電気的に接続し得るものであれば、他の形状を有していてもよい。例えば図7に示すように、接続構造体90は、電線圧着部22と平板状のトランジション部91を介して一体接続され、中央の孔92にボルト等が挿通されて他の部材に固定される丸型端子93を有していてもよい。また、接続構造体が、コネクタ部として、雄型端子の長尺状の接続部(挿入タブ)を有する構造であってもよい。
また上記実施形態では、芯線が複数の導体からなるが、これに限らず、複数の芯線が撚り合わされてなる撚線であってもよいし、1本の導体であってもよい。また、本実施形態の接続構造体は、細物電線、中細電線、及び太物電線のいずれにも適用することができ、特に太物電線に好適に使用される。
また上記実施形態では、電線圧着部は、芯線圧着部と被覆圧着部の双方を有しているが、これに限らず、被覆圧着部(インシュレーションバレル)を有さず、芯線圧着部のみを有していてもよい。また、上記実施形態では、芯線圧着部と被覆圧着部が二組のバレル片で形成されているが、これに限らず、芯線圧着部と被覆圧着部の双方が一組のバレル片に設けられてもよい。
また、上記実施形態の接続構造体を少なくとも1つ有するワイヤハーネスを構成してもよい。
本発明の接続構造体は、自動車、OA機器、家電製品等の各分野で用いられる電力線として使用することができ、特に電気自動車、ハイブリッド自動車等に搭載されるコンバータなどの装置の電力線として好適である。
1 接続構造体
2 端子
2a 内面
3 電線
3a 電線端部
4 樹脂被覆部
4’ 樹脂被覆部
21 コネクタ部
22 電線圧着部
23 トランジション部
24 芯線圧着部
24A バレル底部
24R,24L バレル片
24L−1 露出面
25 被覆圧着部
25A バレル底部
25R,25L バレル片
25L−1 露出面
31a 導体
31 芯線
31A 芯線端部
31A−1 露出面
31A−2 端面
32 絶縁被覆
41 内側樹脂被覆部
41’ 嫌気性硬化樹脂
41’−1 露出面
42 外側樹脂被覆部
42’ 紫外線硬化樹脂
50 樹脂硬化用紫外線照射装置
60 検査用紫外線照射装置
61 受光装置
70 堰部
71 溝部
80 液溜まり部
81 端面封止部
90 接続構造体
91 トランジション部
92 孔
93 丸型端子
U2−1 紫外線
U2−2 紫外線
F−1 蛍光
F−2 蛍光

Claims (10)

  1. 外部端子と電気的に接続されるコネクタ部と、該コネクタ部と連結され且つ電線端部と圧着される電線圧着部とを有する端子と、
    一又は複数の導体からなる芯線と、該芯線を被覆する絶縁被覆とを有する電線と、
    前記電線圧着部に形成され、少なくとも前記電線端部の絶縁被覆を剥いだ芯線端部を被覆する樹脂被覆部と、で構成される接続構造体であって、
    前記樹脂被覆部は、前記電線圧着部−前記導体間及び前記複数の導体間の双方に充てんされ、所定波長の光を受光して発光する第1発光材を含有する嫌気性硬化樹脂からなる第1樹脂被覆部と、前記電線圧着部と協働して当該第1樹脂被覆部全体を覆って当該第1樹脂被覆部を密閉するように形成され、前記所定波長とは異なる他の波長の光を受光して発光する第2発光材を含有する紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂被覆部と、を有することを特徴とする、接続構造体。
  2. 前記電線圧着部が、バレル底部と、当該バレル底部の幅方向両側から延出する一対のバレル片とで構成され、前記樹脂被覆部が前記一対のバレル片側に形成され、前記バレル底部側には前記樹脂被覆部が形成されていないことを特徴とする、請求項1に記載の接続構造体。
  3. 前記コネクタ部と前記電線圧着部の橋渡し部分であるトランジション部と前記電線圧着部との間に、堰部または溝部を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の接続構造体。
  4. 前記芯線の端部が、前記電線圧着部から前記コネクタ部側に突出しない位置で、前記電線圧着部と圧着されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接続構造体。
  5. 前記紫外線硬化樹脂の硬化前粘度が、前記嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度よりも高いことを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の接続構造体。
  6. 前記嫌気性硬化樹脂の硬化前粘度が、25℃で10mPa・s〜1000mPa・sであることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の接続構造体。
  7. 前記嫌気性硬化樹脂が、嫌気硬化特性及び紫外線硬化特性の双方を有することを特徴とする、請求項1に記載の接続構造体。
  8. 前記端子が、銅又は銅合金からなり、
    前記電線の芯線が、アルミニウム又はアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の接続構造体。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の接続構造体を少なくとも1つ備える、ワイヤハーネス。
  10. 外部端子と電気的に接続されるコネクタ部と、該コネクタ部と連結され且つ電線端部と圧着される電線圧着部とを備える端子を、電線の絶縁被覆を剥いだ芯線端部に圧着し、更に電線圧着部を樹脂で被覆することにより得られる接続構造体の製造方法であって、
    前記電線圧着部−前記導体間及び前記複数の導体間の双方に、所定波長の光を受光して発光する第1発光材を含有する嫌気性硬化樹脂を充てんする工程と、
    前記嫌気性硬化樹脂を前記所定波長とは異なる他の波長の光を受光して発光する第2発光材を含有する紫外線硬化樹脂で覆い、前記電線圧着部と協働して前記嫌気性硬化樹脂全体を覆って前記嫌気性硬化樹脂を密閉する工程と、
    前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することにより、前記紫外線硬化樹脂を硬化させて第2樹脂被覆部を形成すると共に、前記嫌気性硬化樹脂を硬化させて第1樹脂被覆部を形成する工程と、を有することを特徴とする、接続構造体の製造方法。
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