JP6547729B2 - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の製造方法に関する。
膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体を支持する支持フレームと、膜電極ガス拡散層接合体及び支持フレームとを挟持する一対のセパレータとを備えた燃料電池の単セルが知られている。例えば特許文献1では、膜電極ガス拡散層接合体の電解質膜の露出した周縁領域は、紫外線硬化接着剤により支持フレームに接合され、セパレータと支持フレームとは熱可塑性接着剤により接合されている。
特開2016−162650号公報
セパレータと支持フレームとは、熱可塑性接着剤を介して互いに当接させて、これら部材の周囲をヒータ等により加熱して熱可塑性接着剤を溶融させ、その後にこれら部材を冷却して熱可塑性接着剤を硬化させることにより接合される。このように、セパレータや支持フレームを介して熱可塑性接着剤が溶融するまで加熱して、その後に熱可塑性接着剤が硬化するまで冷却させる必要があるため、製造時間が長期化する可能性がある。また、熱可塑性接着剤のみを加熱することはできずに、セパレータや支持フレームの一部にも熱が逃げることを見越したうえで、熱可塑性接着剤が溶融する程度にセパレータや支持フレームの周辺を加熱する必要がある。このため、加熱に伴うエネルギー損失が増大し、製造コストの増大を抑制できない可能性がある。
そこで、本発明は、製造時間の長期化及び製造コストの増大が抑制された燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的は、電解質膜の一方の面の周縁領域を露出するように前記電解質膜の両面側にそれぞれ触媒層及びガス拡散層が形成されている膜電極ガス拡散層接合体を準備する工程と、絶縁性及び紫外線透過性を有し、外周形状が前記電解質膜よりも大きく内周形状が前記電解質膜よりも小さい枠状の支持フレームを準備する工程と、外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第1セパレータを準備する工程と、第1紫外線硬化接着剤を介して、前記電解質膜の前記周縁領域と、前記支持フレームの第1面の内周縁側とを当接させて、前記支持フレームの前記第1面とは反対側の第2面側から前記第1紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとを接合する工程と、前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとの接合後に、前記支持フレームの前記第2面と前記第1セパレータとを、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側にある第2紫外線硬化接着剤を介して当接させて、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側の前記支持フレームの前記第1面側から前記第2紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記支持フレームと前記第1セパレータとを接合する工程と、前記支持フレームと前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1セパレータとが接合された接合体を複数準備する工程と、外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第2セパレータを準備する工程と、前記接合体の前記支持フレームの前記第1面側に前記第2セパレータを配置して、複数の前記接合体と複数の前記第2セパレータとを交互に重ねて積層する工程と、を含む燃料電池の製造方法によって達成できる。
支持フレームは紫外線透過性を有しているため、支持フレームを透過させて第1及び第2紫外線接着剤に容易に紫外線を照射できる。また、膜電極ガス拡散層接合体と支持フレームとの接合後であって、第2セパレータが支持フレームの第1面側に配置される前に、支持フレームの第1面側から第2紫外線接着剤に紫外線を照射することにより、第2セパレータに干渉されることなく支持フレームと第1セパレータとを接合できる。このように接合に用いられる紫外線硬化接着剤は紫外線が照射されることにより硬化するため、熱可塑性接着剤のように加熱から硬化までのような長時間を要せず、製造時間の長期化を抑制できる。また、支持フレームやセパレータの一部にまで加熱する必要もないため、エネルギーの損失を抑制でき、製造コストの増大が抑制される。
上記目的は、電解質膜の一方の面の周縁領域を露出するように前記電解質膜の両面側にそれぞれ触媒層及びガス拡散層が形成されている膜電極ガス拡散層接合体を準備する工程と、絶縁性及び紫外線透過性を有し、外周形状が前記電解質膜よりも大きく内周形状が前記電解質膜よりも小さい枠状の支持フレームを準備する工程と、外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第1及び第2セパレータを準備する工程と、第1紫外線硬化接着剤を介して、前記電解質膜の前記周縁領域と、前記支持フレームの第1面の内周縁側とを当接させて、前記支持フレームの前記第1面とは反対側の第2面側から前記第1紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとを接合する工程と、前記第1及び第2セパレータを接合する工程と、前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとの接合後であって前記第1及び第2セパレータの接合後に、前記支持フレームの前記第2面と前記第1セパレータとを、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側にある第2紫外線硬化接着剤を介して当接させて、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側の前記支持フレームの前記第1面側から前記第2紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記支持フレームと前記第1セパレータとを接合する工程と、前記支持フレームと前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1及び第2セパレータとが接合された接合体を複数準備する工程と、複数の前記接合体を同一の向きに積層する工程と、を含む燃料電池の製造方法によっても達成できる。
支持フレームは紫外線透過性を有しているため、支持フレームを透過させて第1及び第2紫外線接着剤に容易に紫外線を照射できる。また、膜電極ガス拡散層接合体と支持フレームとの接合後であって第1及び第2セパレータの接合後に、支持フレームの第1面側から第2紫外線接着剤に紫外線を照射することにより、第2セパレータに干渉されることなく、支持フレームと、第2セパレータが接合された第1セパレータとを接合できる。このように接合に用いられる紫外線硬化接着剤は紫外線が照射されることにより硬化するため、熱可塑性接着剤のように加熱から硬化までのような長時間を要せず、製造時間の長期化を抑制できる。また、支持フレームやセパレータの一部にまで加熱する必要もないため、エネルギーの損失を抑制でき、製造コストの増大が抑制される。
上記構成において、前記支持フレームには、反応ガス又は冷媒が流通する孔と、前記第1面上に弾性を有し前記孔及び膜電極ガス拡散層接合体をそれぞれ包囲した第1及び第2突起部と、が形成され、前記第1セパレータは、前記孔と連通した連通孔を有し、前記第2セパレータは、前記第1セパレータよりも外周形状が小さく、前記孔に連通した連通孔は有しておらず、前記積層する工程では、前記第1及び第2突起部がそれぞれ前記第1及び第2セパレータに圧縮される、構成を採用してもよい。
上記構成において、前記支持フレームには、反応ガス又は冷媒が流通する孔と、前記第1面上に弾性を有し前記孔及び膜電極ガス拡散層接合体をそれぞれ包囲した第1及び第2突起部と、が形成され、前記積層する工程では、前記第1及び第2突起部が前記第2セパレータに圧縮される、構成を採用してもよい。
上記構成において、前記支持フレームの材料は、ポリエチレンナフタレート系樹脂、ポリエチレンテレフテラート系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、及びポリプロピレン系樹脂の少なくとも一つを含む、構成を採用してもよい。
上記構成において、前記第1及び第2突起部の少なくとも一方は、材料が熱可塑性エラストマーであって、前記支持フレームと一体的に形成されている、構成を採用してもよい。
製造時間の長期化及び製造コストの増大が抑制された燃料電池の製造方法を提供できる。
図1は、燃料電池の単セルの分解斜視図である。 図2は、単セルが複数積層された燃料電池の部分断面図である。 図3は、燃料電池の製造方法を示すフローチャートである。 図4A〜図4Cは、燃料電池の製造方法の説明図である。 図5は、変形例の燃料電池の単セルの分解斜視図である。 図6は、変形例の単セルが複数積層された燃料電池の部分断面図である。 図7は、変形例の燃料電池の製造方法を示したフローチャートである。 図8A〜図8Dは、変形例の燃料電池の製造方法の説明図である。 図9は、燃料電池の変形例の製造方法を示したフローチャートである。 図10A〜図10Cは、燃料電池の変形例の製造方法の説明図である。
図1は、燃料電池1の単セル60の分解斜視図である。燃料電池1は、単セル60が複数積層されることで構成される。この燃料電池は、反応ガスとして燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば酸素)の供給を受けて発電する固体高分子型燃料電池である。単セル60は、膜電極ガス拡散層接合体20(以下、MEGA(Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)と称する)と、MEGA20を支持する支持フレーム40と、MEGA20を挟持するカソード側セパレータ33c(以下、第1セパレータと称する)とアノード側セパレータ33a(以下、第2セパレータと称する)とを含む。MEGA20は、アノード側ガス拡散層22a及びカソード側ガス拡散層22c(以下、拡散層と称する)を有している。支持フレーム40は、略枠状であって内周側がMEGA20の周縁領域に接合されているが、詳しくは後述する。
第1セパレータ33cの2つの短辺の一方側には孔c1〜c3が形成され、他方側には孔c4〜c6が形成されている。同様に、支持フレーム40の2つの短辺の一方側には孔s1〜s3が形成され、他方側には孔s4〜s6が形成されている。第2セパレータ33aには、このような孔は設けられておらず、第2セパレータ33aの外周形状は、第1セパレータ33c及び支持フレーム40のそれぞれよりも小さく、孔c1〜c6及びs1〜s6から退避した形状となっている。孔s1及びc1は連通してカソード入口マニホールドを画定する。同様に、孔s2及びc2は、冷媒入口マニホールドを、孔s3及びc3はアノード出口マニホールドを、孔s4及びc4はアノード入口マニホールドを、孔s5及びc5は冷媒出口マニホールドを、孔s6及びc6はカソード出口マニホールドを画定する。支持フレーム40の孔s1〜s6は、反応ガス又は冷媒が流通する孔の一例である。第1セパレータ33cの孔c1〜c6は、それぞれ、支持フレーム40の孔s1〜s6と連通した連通孔の一例である。
MEGA20に対向する第2セパレータ33aの面には、アノード入口マニホールドとアノード出口マニホールドとを連通して燃料ガスが流れるアノード流路34aが形成されている。MEGA20に対向する第1セパレータ33cの面には、カソード入口マニホールドとカソード出口マニホールドとを連通して酸化剤ガスが流れるカソード流路34cが形成されている。第2セパレータ33aのアノード流路34aとは反対側の面、及び第1セパレータ33cのカソード流路34cとは反対側の面には、冷媒入口マニホールドと冷媒出口マニホールドとを連通し冷媒が流れる冷媒流路35a及び35cがそれぞれ形成されている。尚、アノード流路34a、カソード流路34c、冷媒流路35a及び35cは、支持フレーム40、第1セパレータ33c、及び第2セパレータ33aに形成された不図示の溝や孔を介して、各マニホールドと連通している。
支持フレーム40は、薄板状であって枠状の基材41と、基材41上に形成された突起部42、43、及び44とを含む。突起部42、43、及び44は、第2セパレータ33aに対向する基材41の一方の面41aに形成されている。第1セパレータ33cに対向する他方の面41cには、突起部は形成されていない。基材41は、絶縁性及び紫外線透過性を有する樹脂製であるが、絶縁性及び紫外線透過性を有しているゴム製であってもよい。基材41は、紫外線透過性を考慮して無色透明であることが望ましい。基材41の材料は、例えばポリエチレンナフタレート系樹脂(PEN)、ポリエチレンテレフテラート系樹脂(PET)、ポリエーテルサルホン系樹脂(PES)、及びポリフェニレンサルファイド系樹脂(PPS)等のエンジニアリングプラスチックや、ポリプロピレン系樹脂(PP)のような汎用プラスチックであり、これらの樹脂の少なくとも1種を含む。尚、基材41の面41a及び41cは、それぞれ第1及び第2面の一例である。
突起部42は、支持フレーム40の外周縁に沿った枠状である。突起部43は、孔s1〜s6のそれぞれの周辺に形成され、孔s1〜s6のそれぞれを包囲した枠状である。突起部44は、MEGA20を包囲した枠状である。基材41は樹脂製である。突起部42〜44は、それぞれ弾性を有したゴム製であり、例えばEPDM系ゴムやフッ素系ゴムであるが、弾性を有していれば樹脂製、例えば熱可塑性エラストマーであってもよい。また、基材41と、突起部42〜44の少なくとも一つとが、同一の材料により一体に形成又は別体に形成して接合されていてもよいし、異なる材料により一体に形成又は別体に形成して接合されていてもよい。
図2は、単セル60、60a…が複数積層された燃料電池1の部分断面図である。図2では、2つの単セル60及び60aのみを図示し、その他の単セルについては省略してある。単セル60aは、単セル60の第2セパレータ33a側、即ちアノード側で隣接している。以下では、単セル60について説明する。
MEGA20は、上述した拡散層22a及び22cと、略矩形状の電解質膜11と、電解質膜11の一方の面(図2において、上側の面)及び他方の面(図2において、下側の面)にそれぞれ形成されたカソード側触媒層12c及びアノード側触媒層12a(以下、触媒層と称する)とを含む。電解質膜11は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜であり、例えばフッ素系のイオン交換膜である。電解質膜11は、周縁領域11eと、周縁領域11eに囲まれた中央領域11cとを有している。
触媒層12aは、電解質膜11の端部との位置が略揃うように形成されている。即ち、触媒層12aは、電解質膜11の周縁領域11e及び中央領域11cを含む、電解質膜11の一方の面の略全面にわたって形成されている。触媒層12cは、電解質膜11の他方の面の中央領域11cに形成され、周縁領域11eには形成されていない。触媒層12a及び12cは、それぞれ第1及び第2触媒層の一例である。触媒層12a及び12cは、例えば白金(Pt)などを担持したカーボン担体とプロトン伝導性を有するアイオノマとを、電解質膜11に塗布することにより形成される。
拡散層22a及び22cはそれぞれ、触媒層12a及び12cに接合されている。拡散層22a及び22cは、ガス透過性及び導電性を有する材料、例えば炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で形成されている。また、拡散層22a及び22cの少なくとも一方は、上記の構成に限定されず、例えば切り曲げ加工により形成されたエキスパンド部が形成された金属多孔質体であってもよい。また、拡散層22a及び22cの少なくとも一方は、互いに接合された多孔質の繊維基材と金属多孔質体とを備えた構成であってもよい。拡散層22cは、その端部が触媒層12cの端部よりもやや内側に位置するか又は略揃う位置に設けられている。従って、拡散層22cは、触媒層12cを介して電解質膜11の中央領域11cに重なるが周縁領域11eには重ならないように設けられている。これにより、拡散層22cは、電解質膜11の周縁領域11eを露出するように設けられている。
拡散層22aも同様に、その端部が、触媒層12aの端部に略揃う位置に設けられるが、上述したように触媒層12aは電解質膜11の一方の面に略全面にわたって形成されている。このため、拡散層22aは、触媒層12aを介して中央領域11cのみならず周縁領域11eにも重なるように設けられている。このように周縁領域11eにも重なるように拡散層22aが設けられているため、電解質膜11及び触媒層12a及び12cは、安定して支持されている。
支持フレーム40の外周形状はMEGA20全体よりも大きいが、内周形状は電解質膜11、触媒層12a、及び拡散層22aのそれぞれよりも小さく、触媒層12c及び拡散層22cのそれぞれよりも大きい。支持フレーム40の基材41の面41aの内周側は、後述する紫外線硬化接着剤(以下、UV接着剤と称する)により電解質膜11の周縁領域11eに接合されている。また、基材41の面41cは、後述するUV接着剤により第1セパレータ33cが接合されている。突起部44は、第2セパレータ33aに当接して圧縮されている。突起部43は、隣接する他の単セル60aの第1セパレータ33cに当接して圧縮されており、単セル60の孔c1及びs1のみならず、隣接する他の単セル60aの孔c1及びs1の周辺をも包囲している。尚、図2では図示していないが、単セル60aの突起部43も、隣接する他のセルの第1セパレータに当接して圧縮される。また、図2には図示していない突起部42も、隣接する単セルの第1セパレータに当接して圧縮されている。突起部43は、基材41の面41a上に弾性を有し孔s1等を包囲した第1突起部の一例である。突起部44は、基材41の面41a上に弾性を有しMEGA20を包囲した第2突起部の一例である。
このように、単セル60での支持フレーム40は、第1セパレータ33c及び第2セパレータ33a、及び隣接する他の単セル60aの第1セパレータ33cに挟持されている。尚、第2セパレータ33aは、支持フレーム40の突起部44や拡散層22aとは接合されておらず、突起部44と拡散層22aと、隣接する他の単セル60aの第1セパレータ33cとに挟持されている。燃料電池1では、このような単セル60、60a…が複数積層されて、スタック状に形成されている。尚、図示はしていないが、積層された複数の単セルの全体は、一対のターミナルプレートにより挟持されている。更に、一対のターミナルプレートを含む複数の単セルの全体は、一対の絶縁プレートに挟持されている。更に絶縁プレートを含む複数の単セルの全体は、一対のエンドプレートに挟持されている。
次に、燃料電池1の製造方法について説明する。図3は、燃料電池1の製造方法を示すフローチャートである。図4A〜図4Cは、燃料電池1の製造方法の説明図である。まず、MEGA20と支持フレーム40と第1セパレータ33cとを準備する(ステップS10)。
次に、MEGA20と支持フレーム40とを接合する(ステップS20)。具体的には、図4Aに示すように、電解質膜11の周縁領域11e又は支持フレーム40の基材41の面41aの内周側にUV接着剤B1を塗布し、UV接着剤B1を介して周縁領域11eと面41aの内周側とを当接させて、基材41の面41cからUV接着剤B1に向けて紫外線UVを照射する。上述したように、基材41は紫外線透過性を有するため、基材41を介してUV接着剤B1に紫外線を照射して硬化させることができる。これにより、電解質膜11と支持フレーム40とは接合される。尚、電解質膜11の周縁領域11eの反対側の面は、拡散層22aにより支持されているため、上記の接合の際にも電解質膜11が安定して支持され、接合の作業性が確保されている。
次に支持フレーム40と第1セパレータ33cとを接合する(ステップS30)。具体的には、図4Bに示すように、支持フレーム40の基材41の面41c又は第1セパレータ33cのカソード流路34cが形成されている側の面の平坦部分にUV接着剤B2を塗布し、UV接着剤B2を介して基材41の面41cと第1セパレータ33cとを当接させ、MEGA20の外周よりも外側から露出した基材41の面41a側からUV接着剤B2に向けて紫外線UVを照射する。これにより、支持フレーム40と第1セパレータ33cとは接合される。UV接着剤B2の塗布、及び紫外線UVの照射される領域は、冷媒入口マニホールド周囲、冷媒出口マニホールド周囲、アノード入口マニホールド周囲、アノード出口マニホールド周囲、及び支持フレーム40と第1セパレータ33cとの外周縁付近であることが望ましい。尚、MEGA20は紫外線UVを透過させることはできないため、MEGA20の外周側からUV接着剤B2に向けて紫外線UVを照射する必要がある。このため、UV接着剤B2を塗布する領域は、少なくとも、MEGA20よりも外周側に位置する基材41の面41cの領域、又は第1セパレータ33cの平坦部分である必要がある。以上により、支持フレーム40にMEGA20及び第1セパレータ33cが接合された接合体59が製造される。
尚、UV接着剤B1及びB2の塗布前の状態は、例えば、ゲル状、ジェル状、クリーム状の何れであってもよい。UV接着剤B1及びB2の塗布は、例えばディスペンサーを用いる方法やスクリーン印刷法により実現できる。UV接着剤B1及びB2は、例えばラジカル重合性樹脂を用いたものが挙げられ、更に具体的には、紫外線硬化ポリイソブチレン系樹脂や、紫外線硬化エポキシ系樹脂や、紫外線硬化アクリル系樹脂等である。
以上のように、支持フレーム40にMEGA20及び第1セパレータ33cが接合された接合体59と、第2セパレータ33aとを複数準備する(ステップS40)。接合体59は、上述したステップS10〜S30を繰り返すことにより複数準備できる。次に、図4Cに示すように複数の接合体59と複数の第2セパレータ33aとを、交互に並べて積層する(ステップS50)。具体的には、以下のよう積層される。支持フレーム40の突起部44は、隣接する第2セパレータ33aに当接して圧縮される。第2セパレータ33aは、拡散層22aと隣接する接合体59の第1セパレータ33cに挟持される。支持フレーム40の突起部43は、第2セパレータ33aには当接せず、第2セパレータ33aの外周から突出した隣接する接合体59の第1セパレータ33cに当接して圧縮される。尚、図示はしていないが、突起部42も隣接する第1セパレータ33cに当接して圧縮される。尚、これら積層された複数の接合体59及び複数の第2セパレータ33aの全体の両端部に、上述したターミナルプレート、絶縁プレート、及びエンドプレートを積層させる。
このように積層された状態で、これらの部材を締結する(ステップS60)。具体的には、これらの部材を積層方向に所定の荷重が加えられた状態で、エンドプレート同士をボルト等により締結する。これにより、突起部42、43、及び44は圧縮された状態に維持され、これらの弾性復元力により、酸化剤ガスや燃料ガス、及び冷媒のシール性が担保される。
以上のように、支持フレーム40の基材41は、紫外線透過性を有しているため、支持フレームの基材41を透過させてUV接着剤B1及びB2に容易に紫外線を照射できる。また、MEGA20と支持フレーム40との接合後であって、支持フレーム40の基材41の面41a側に第2セパレータ33aが配置される前に、MEGA20から露出した基材41の面41a側から紫外線がUV接着剤B2へ照射される。これにより、第2セパレータ33aにより干渉されることなく、支持フレーム40と第1セパレータ33cとを容易に接合できる。
以上のように、UV接着剤B1及びB2により、支持フレーム40にMEGA20及び第1セパレータ33cが接合される。このため、例えばUV接着剤B1及びB2の代わりに熱可塑性接着剤を用いる場合と比較して、本実施例ではUV接着剤B1及びB2に紫外線の照射を開始してから硬化するまでに要する時間は短時間である。従って、製造時間の長期化が抑制される。また、熱可塑性接着剤を用いる場合には、周辺の部材をも含めて加熱する必要がありエネルギー損失が増大する可能性があるが、本実施例ではそのようなエネルギーの損失は少ない。従って、製造コストの増大も抑制されている。
また、支持フレーム40に第1セパレータ33cが接合されるため、上記のステップS50及びS60の工程において、支持フレーム40に対する第1セパレータ33cの位置ずれを抑制できる。
本実施例での製造方法において、ステップS20及びS30の順序を入れ替えることも考えられるが、上述したように第1セパレータ33cの外周形状はMEGA20の外周形状よりも大きい。このため、MEGA20よりも先に第1セパレータ33cを支持フレーム40の基材41に接合すると、その後に第1セパレータ33cにより基材41の面41cが覆われることになり、MEGA20を基材41の面41cからUV接着剤B2に紫外線を照射することはできない。よって、外周形状が小さいMEGA20から先に基材41の面41aに接合し、その後に外周形状が大きい第1セパレータ33cを基材41の面41cに接合することにより、UV接着剤を用いてMEGA20及び第1セパレータ33cの双方を支持フレーム40に接合できる。
尚、上記実施例では、図4Bに示したように、突起部44と拡散層22aとの間からUV接着剤B2に向けて紫外線を照射したが、UV接着剤B2が塗布される領域や、紫外線が照射される領域は、これに限定されない。例えば、突起部44や突起部43の上方側にまでUV接着剤B2を塗布して、突起部43及び44の間から紫外線を照射してもよい。また、突起部43又は44が例えば紫外線透過性を有したゴム製である場合には、突起部43又は44を透過させて紫外線を照射してもよい。
次に、変形例の燃料電池1Aについて説明する。図5は、変形例の燃料電池1Aの単セル60Aの分解斜視図である。尚、変形例について、上述した実施例と同一の構成については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。第2セパレータ33Aaは、上述した第2セパレータ33aよりも外周が大きく形成されており、支持フレーム40A及び第1セパレータ33cのそれぞれと外周形状が略同じ大きさである。尚、支持フレーム40Aは、上述した支持フレーム40とほぼ同じ大きさ、形状である。また、第2セパレータ33Aaには、孔s1〜s6に対応した位置に孔a1〜a6が形成されている。孔a1、s1、及びc1は連通してカソード入口マニホールドを画定する。孔a2、s2、及びc2は、冷媒入口マニホールドを、孔a3、s3、及びc3はアノード出口マニホールドを、孔a4、s4、及びc4はアノード入口マニホールドを、孔a5、s5、及びc5は冷媒出口マニホールドを、孔a6、s6、及びc6はカソード出口マニホールドを画定する。
図6は、変形例の単セル60A、60Aa…が複数積層された燃料電池1Aの部分断面図である。図6では、単セル60A及び60Aaのそれぞれは、支持フレーム40Aを挟持する第1セパレータ33c及び第2セパレータ33Aaを有している。第2セパレータ33Aaは、突起部43及び44Aが圧縮されるように当接している。ここで突起部44Aは、突起部43と略同じ高さである。
次に、変形例の燃料電池1Aの製造方法について説明する。図7は、変形例の燃料電池1Aの製造方法を示したフローチャートである。図8A〜図8Dは、変形例の燃料電池1Aの製造方法の説明図である。まず、MEGA20と支持フレーム40Aと第1セパレータ33cと第2セパレータ33Aaとを準備する(ステップS10A)。次に、図8Aに示すように、上述した実施例と同様に、UV接着剤B1によりMEGA20と支持フレーム40Aとを接合する(ステップS20A)。
次に、第1セパレータ33cと第2セパレータ33Aaとを、レーザLBによる溶接により接合する(ステップS25A)。具体的には、図8Bに示すように、第1セパレータ33cの冷媒流路35cと第2セパレータ33Aaの冷媒流路35aとを対向させて、接合する。ここで、冷媒流路35c及び35aは共に同一方向に凹部状に延びている。従って、レーザLBによる溶接を施す箇所は、図8Bに示すように、冷媒流路35c及び35aの部分ではなく、第1セパレータ33c及び第2セパレータ33Aaが互いに接触する平面部分であり、冷媒流路35c及び35a周囲、及び各マニホールド周囲である。なお、冷媒流路35c及び35aと冷媒入口マニホールド及び冷媒出口マニホールドを含む外周を接合してもよい。
次に、図8Cに示すように、支持フレーム40Aと、第2セパレータ33Aaが接合されている第1セパレータ33cとを、上述した実施例と同様に、UV接着剤B2により接合する(ステップS30A)。このようにして、支持フレーム40AにMEGA20と第1セパレータ33c及び第2セパレータ33Aaとが接合された接合体59Aが製造される。
次に、上記のステップS10A〜S30Aを繰り返して、複数の接合体59Aを複数準備する(ステップS40A)。次に、図8Dに示すようにこれら接合体59Aを互いに向きが一致するように並べて、積層する(ステップS50A)。具体的には、突起部43及び44Aが隣接する接合体59Aの第2セパレータ33Aaに当接して圧縮されるように積層する。次に、上記実施例と同様に、一対のターミナルプレート、絶縁プレート、及びエンドプレートと共に、積層された複数の接合体59Aを締結する(ステップS60A)。
以上のように、第2セパレータ33Aaが第1セパレータ33cに接合された後に、支持フレーム40Aの基材41の面41a側から紫外線UVがUV接着剤B2へ照射される。このため、第2セパレータ33Aaに干渉されることなく、支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとを容易に接合できる。また、第1セパレータ33cと第2セパレータ33Aaとは溶接により接合されているため、例えばステップS50A及びS60Aの工程での両者の位置ずれを防止できる。
また、本変形例においても、支持フレーム40AにMEGA20と第1セパレータ33cとがそれぞれUV接着剤B1及びB2により接合されているため、製造時間の長期化及び製造コストの増大が抑制される。
尚、ステップS20A及びS25Aの順序は問わないが、ステップS20A及び25Aの実行後にステップS30を実行する必要がある。上述したように、MEGA20よりも先に第2セパレータ33Aaが接合された第1セパレータ33cを支持フレーム40Aに接合すると、その後にMEGA20を接合するUV接着剤B1に紫外線を照射できずに、支持フレーム40AにMEGA20を接合できないからである。
次に、燃料電池1Aの変形例の製造方法について説明する。図9は、燃料電池1Aの変形例の製造方法を示したフローチャートである。図10A〜図10Cは、燃料電池1Aの変形例の製造方法の説明図である。燃料電池1Aの変形例の製造方法は、上述した燃料電池1の製造方法と類似の方法である。まず、MEGA20と支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとを準備する(ステップS10B)。次に、図10Aに示すように、上述した実施例と同様にUV接着剤B1によりMEGA20と支持フレーム40Aとを接合する(ステップS20B)。次に、図10Bに示すように、上述した実施例と同様にUV接着剤B2により支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとを接合する(ステップS30B)。次に、MEGA20と支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとが接合された接合体59Bと、第2セパレータ33Aaとを複数準備する(ステップS40B)。次に、図10Cに示すように、接合体59Bと第2セパレータ33Aaとを交互に並ぶように積層する(ステップS50B)。具体的には、突起部43及び44Aが隣接する第2セパレータ33Aaに圧縮されるように、複数の接合体59Bと複数の第2セパレータ33Aaとが積層される。また、第1セパレータ33cと第2セパレータ33Aaとの間には、不図示のガスケットが配置され、ガスケットが圧縮されることにより、前述のレーザ溶接と同様の個所がシールされる。次に、上記実施例と同様に、積層された複数の接合体59Bと複数の第2セパレータ33Aaとを締結する(ステップS60B)。
以上のような製造方法においても、第2セパレータ33Aaに干渉することなく、支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとを容易に接合できる。また、MEGA20と支持フレーム40Aと第1セパレータ33cとはUV接着剤B1及びB2により接合されているため、製造時間の長期化及び製造コストの増大が抑制される。また、第1セパレータ33cと第2セパレータ33Aaと溶接する必要がないため、より製造時間の長期化及び製造コストの増大が抑制されている。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 燃料電池
11 電解質膜
11e 周縁領域
11c 中央領域
12a アノード側触媒層(触媒層)
12c カソード側触媒層(触媒層)
22a アノード側ガス拡散層(ガス拡散層)
22c カソード側ガス拡散層(ガス拡散層)
33c 第1セパレータ
33a 第2セパレータ
40 支持フレーム
41 基材
43、44 突起部
60、60a 単セル
B1、B2 紫外線硬化接着剤

Claims (6)

  1. 電解質膜の一方の面の周縁領域を露出するように前記電解質膜の両面側にそれぞれ触媒層及びガス拡散層が形成されている膜電極ガス拡散層接合体を準備する工程と、
    絶縁性及び紫外線透過性を有し、外周形状が前記電解質膜よりも大きく内周形状が前記電解質膜よりも小さい枠状の支持フレームを準備する工程と、
    外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第1セパレータを準備する工程と、
    第1紫外線硬化接着剤を介して、前記電解質膜の前記周縁領域と、前記支持フレームの第1面の内周縁側とを当接させて、前記支持フレームの前記第1面とは反対側の第2面側から前記第1紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとを接合する工程と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとの接合後に、前記支持フレームの前記第2面と前記第1セパレータとを、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側にある第2紫外線硬化接着剤を介して当接させて、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側の前記支持フレームの前記第1面側から前記第2紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記支持フレームと前記第1セパレータとを接合する工程と、
    前記支持フレームと前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1セパレータとが接合された接合体を複数準備する工程と、
    外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第2セパレータを準備する工程と、
    前記接合体の前記支持フレームの前記第1面側に前記第2セパレータを配置して、複数の前記接合体と複数の前記第2セパレータとを交互に重ねて積層する工程と、を含む燃料電池の製造方法。
  2. 電解質膜の一方の面の周縁領域を露出するように前記電解質膜の両面側にそれぞれ触媒層及びガス拡散層が形成されている膜電極ガス拡散層接合体を準備する工程と、
    絶縁性及び紫外線透過性を有し、外周形状が前記電解質膜よりも大きく内周形状が前記電解質膜よりも小さい枠状の支持フレームを準備する工程と、
    外周形状が前記膜電極ガス拡散層接合体よりも大きい第1及び第2セパレータを準備する工程と、
    第1紫外線硬化接着剤を介して、前記電解質膜の前記周縁領域と、前記支持フレームの第1面の内周縁側とを当接させて、前記支持フレームの前記第1面とは反対側の第2面側から前記第1紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとを接合する工程と、
    前記第1及び第2セパレータを接合する工程と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体と前記支持フレームとの接合後であって前記第1及び第2セパレータの接合後に、前記支持フレームの前記第2面と前記第1セパレータとを、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側にある第2紫外線硬化接着剤を介して当接させて、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周よりも外側の前記支持フレームの前記第1面側から前記第2紫外線硬化接着剤に紫外線を照射することにより前記支持フレームと前記第1セパレータとを接合する工程と、
    前記支持フレームと前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1及び第2セパレータとが接合された接合体を複数準備する工程と、
    複数の前記接合体を同一の向きに積層する工程と、を含む燃料電池の製造方法。
  3. 前記支持フレームには、反応ガス又は冷媒が流通する孔と、前記第1面上に弾性を有し前記孔及び膜電極ガス拡散層接合体をそれぞれ包囲した第1及び第2突起部と、が形成され、
    前記第1セパレータは、前記孔と連通した連通孔を有し、
    前記第2セパレータは、前記第1セパレータよりも外周形状が小さく、前記孔に連通した連通孔は有しておらず、
    前記積層する工程では、前記第1及び第2突起部がそれぞれ前記第1及び第2セパレータに圧縮される、請求項1の燃料電池の製造方法。
  4. 前記支持フレームには、反応ガス又は冷媒が流通する孔と、前記第1面上に弾性を有し前記孔及び膜電極ガス拡散層接合体をそれぞれ包囲した第1及び第2突起部と、が形成され、
    前記積層する工程では、前記第1及び第2突起部が前記第2セパレータに圧縮される、請求項1又は2の燃料電池の製造方法。
  5. 前記支持フレームの材料は、ポリエチレンナフタレート系樹脂、ポリエチレンテレフテラート系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、及びポリプロピレン系樹脂の少なくとも一つを含む、請求項1乃至4の何れかの燃料電池の製造方法。
  6. 前記第1及び第2突起部の少なくとも一方は、材料が熱可塑性エラストマーであって、前記支持フレームと一体的に形成されている、請求項3又は4の燃料電池の製造方法。
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