JP6545001B2 - センサユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置にて用いられるセンサユニット、及びその画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式や静電記録方式を用いた画像形成装置では、ドラム状やベルト状の電子写真感光体や静電記録誘電体とされる像担持体に、適宜の作像プロセスにてトナー像が形成される。このトナー像は、記録材担持体により搬送される記録材に直接転写されたり(直接転写方式)、一旦中間転写体に一次転写された後に記録材に二次転写されたりする(中間転写方式)。記録材担持体や中間転写体としては、無端状のベルトが多く用いられている。また、記録材担持体や中間転写体の移動方向に沿って複数の画像形成部を配置し、記録材担持体上の記録材や中間転写体上に複数色のトナー像を重ね合わせて転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置がある。
例えば、上述のようなカラー画像形成装置では、高速化、高画質化の達成のために、色味安定性、濃度均一性、各色トナー像の重ね合わせの精度(色ズレの抑制)などの維持が重要となる。そのため、中間転写体や記録材担持体などの搬送体上に制御用のトナー像(以下「制御用画像」という)を形成し、その画像の反射濃度など検出して、画像形成プロセス条件などにフィードバックすることが行われている。上記制御用画像は、例えば中間転写方式の画像形成装置の場合、非画像形成時、例えば、複数枚の記録材に対する連続画像形成中の記録材と記録材との間の領域(以下「紙間」という)に相当する中間転写体上に形成される。
制御用画像を検出するセンサは、一般に、発光部と、受光部と、これらと中間転写体などの制御用画像を担持して搬送する搬送体との間に設けられたセンサ窓(検出部)と、を有する、反射型の光学センサで構成される。このセンサ、より詳細にはそのセンサ窓の表面が、搬送体上などから飛散したトナーで汚れると、制御用画像の検出誤差が生じる原因となる。
そこで、センサがトナーで汚れるのを抑制するために、通常の画像形成時などの制御用画像の検出を行わない期間には、板金や樹脂などで形成された、往復移動可能な板状の遮蔽部材で、センサを搬送体から遮蔽することが行われている(特許文献1)。制御用画像を検出する際は、上記遮蔽部材の一部に設けられた開口部(穴)がセンサに対向する位置に遮蔽部材が移動し、センサで搬送体上の制御用画像を検出することが可能となる。
特許第4724288号公報
しかしながら、上述のような遮蔽部材を用いる場合、通常の画像形成時などに開口部から侵入したトナーがセンサを汚してしまうという問題があった。
つまり、通常の画像形成時、センサは遮蔽部材により搬送体から遮蔽されているが、遮蔽部材の開口部と対向するセンサの近傍の部材は搬送体から遮蔽されていない。そのため、通常の画像形成時などにそのセンサの近傍の部材がトナーで汚れて、そのトナーが移動してセンサを汚してしまうことがある。
ここで、センサに対向する開口部と、この開口部を開閉する開閉部材とを設け、制御用画像の検出時にのみ開口部が開放される構成にすることが考えられる。この場合、通常の画像形成時にセンサの近傍の部材をトナーで汚すことがない。しかし、この場合、開口部が設けられた板状の遮蔽部材に比べると構成が複雑になる。
したがって、本発明の目的は、簡単な構成の遮蔽部材を用いつつ、制御用画像を検出するセンサの汚れを抑制することのできるセンサユニット及び画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係るセンサユニット及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、静電潜像に帯電したトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置を備え、該現像装置により形成されたトナー画像を担持して移動可能な搬送体を用いて記録材にトナー画像を形成する画像形成装置において用いられるセンサユニットであって、該現像装置により形成され、前記搬送体に担持されて搬送される制御用トナー画像を検出するセンサであって、前記搬送体に対向するように配置された検出部を備えるセンサと、前記検出部と前記搬送体との間に配置され、開口部を備える遮蔽部材であって、前記開口部が前記検出部と対向し前記センサが前記制御用トナー画像を検出することを可能とする第1の位置と、前記開口部が前記検出部と対向せず前記検出部を前記搬送体から遮蔽する第2の位置と、の間を往復移動する遮蔽部材と、前記センサを内包し前記搬送体と対向する側面に前記遮蔽部材が配置された筐体と、を有し、前記遮蔽部材が前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれに配置された状態においても前記遮蔽部材を境にして前記筐体の内側と外側とは前記開口部を介して連通しているセンサユニットにおいて、前記遮蔽部材が前記第2の位置から前記第1の位置へと移動する過程で前記開口部と対向する、該移動の方向に関し上流側の第1隣接部であって、前記搬送体と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成された第1トナー付着部材を有して構成された第1隣接部と、該移動の方向に関し下流側の第2隣接部であって、前記搬送体と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成された第2トナー付着部材を有して構成された第2隣接部と、を有し、前記第2隣接部の静電容量の方が前記第1隣接部の静電容量よりも小さいことを特徴とするセンサユニットである。
第2の本発明は、移動可能な搬送体を用いて記録材にトナー画像を形成する画像形成装置において、静電潜像に帯電したトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、前記現像装置により形成されたトナー画像を担持して移動可能な前記搬送体であって、前記現像装置により形成された制御用トナー画像を担持して搬送可能な前記搬送体と、上記本発明のセンサユニットと、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、簡単な構成の遮蔽部材を用いつつ、制御用画像を検出するセンサの汚れを抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 制御用画像の模式図である。 制御用画像の模式図である。 画像形成装置の概略制御態様を示すブロック図である。 センサユニットの模式的な斜視図である。 センサの付近の模式的な底面図及び断面側面図である。 センサがトナーで汚れるメカニズムを説明するための模式的な断面側面図である。 実施例1のセンサの付近の構成を示す模式的な断面側面図である。 実施例2のセンサの付近の構成を示す模式的な断面側面図である。 実施例3のセンサの付近の構成を示す模式的な断面側面図である。
以下、本発明に係るセンサユニット及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置100の概略断面図である。この画像形成装置100は、中間転写方式を採用したタンデム型のカラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、複数の画像形成部としての第1、第2、第3、第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを有する。これらの画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、中間転写ベルト31の水平部に沿って直列状に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する。
なお、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの構成及び動作は、現像工程で使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。
画像形成部10は、像担持体としての回転可能なドラム型の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム11を有する。感光ドラム11は、図中矢印R1方向に回転駆動される。画像形成部10において、感光ドラム11の周囲には、その回転方向に沿って順に、次の各プロセス機器が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ型の帯電部材である帯電ローラ12が配置されている。次に、露光手段としての露光装置(レーザスキャナ)13が配置されている。次に、現像手段としての現像装置14が配置されている。次に、一次転写手段としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ35が配置されている。次に、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置15が配置されている。各現像装置14Y、14M、14C、14Kには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーが収納されている。
また、画像形成装置100は、各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kと対向するように配置された、中間転写体としての無端状のベルトで構成された中間転写ベルト31を有する。中間転写ベルト31は、複数の張架ローラとしての駆動ローラ33、テンションローラ34及びバックアップローラ(二次転写対向ローラ)32に張架されており、図中矢印R2方向に回転駆動される。上述の各一次転写ローラ35は、中間転写ベルト31の内周面側において、各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向する位置に配置されている。一次転写ローラ35は、中間転写ベルト31を介して感光ドラム11に押圧され、感光ドラム11と中間転写ベルト31とが接触する一次転写部T1を形成する。また、中間転写ベルト31の外周面側において、バックアップローラ32と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写ローラ41が配置されている。二次転写ローラ41は、中間転写ベルト31を介してバックアップローラ32に押圧され、中間転写ベルト31と二次転写ローラ41とが接触する二次転写部T2を形成する。また、中間転写ベルト31の外周面側において、駆動ローラ33と対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置36が配置されている。中間転写ベルト31は、トナーで形成された制御用画像(制御用トナー画像)を担持して搬送する移動可能な搬送体の一例である。また、本実施例では、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kが、搬送体としての中間転写ベルト31に制御用画像を形成する形成手段を構成する。
画像形成時には、回転する感光ドラム11の表面が帯電ローラ12によって略一様に帯電させられる。帯電した感光ドラム11の表面には、露光装置13から画像情報に応じたレーザ光が照射されて、画像情報に応じた静電潜像(静電像)が形成される。露光装置13は、各画像形成部10対応した成分色の画像信号に応じて、レーザ光源からのレーザ光を、ポリゴンミラーなどを介して感光ドラム11上に投射して、感光ドラム11上に静電潜像を形成する。感光ドラム11上に形成された静電潜像は、現像装置14によってトナーが転移させられてトナー像(トナー画像)として現像される。本実施例では、現像装置14は、反転現像方式によりトナー像を形成する。つまり、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム11上の露光部に、感光ドラム11の帯電極性(本実施例では負極性)と同極性に帯電したトナーが付着する。感光ドラム11上に形成されたトナー像は、一次転写部T1において、一次転写ローラ35の作用により中間転写ベルト31上に静電的に転写(一次転写)される。このとき、一次転写ローラ35には、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である一次転写バイアスが印加される。一次転写工程後に感光ドラム11上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、ドラムクリーニング装置15によって感光ドラム11上から除去されて回収される。例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のようにして各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kにそれぞれ形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト31上の同一画像位置に重ね合わせるようにして一次転写される。
一方、記録材カセット61に格納された紙などの記録材(転写材、記録媒体)Sは、記録材供給ローラ71が回転することで記録材搬送路81へ搬送される。その後、レジストローラ72が、中間転写ベルト31上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写部T2に記録材Sを給送する。そして、二次転写部T2において、二次転写ローラ41の作用よって、中間転写ベルト31上のトナー像が記録材S上に静電的に転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ41には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の直流電圧である二次転写バイアスが印加される。二次転写工程後に中間転写ベルト31上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置36によって、中間転写ベルト31上から除去されて回収される。
トナー像が転写された記録材Sは、熱定着装置50に搬送される。熱定着装置50は、記録材Sを加熱及び加圧することにより、トナー像を記録材Sの表面に固着させて、例えばフルカラー画像として定着させる。その後、記録材Sは、画像形成装置100の装置本体の外部に排出される。
画像形成装置100は、中間転写ベルト31上に担持されて搬送されるトナーで形成された制御用画像を検出するためのセンサユニット1を有する。本実施例では、制御用画像として、画像濃度制御用パッチ、トナー補給制御用パッチ、色ずれ(レジストレーション)補正制御用パッチが、それぞれ中間転写ベルト31上に形成される。センサユニット1には、それぞれ反射型の光学センサで構成された複数のセンサ2が設けられている。本実施例では、センサユニット1は、中間転写ベルト31の回転方向において最下流の一次転写部T1Kより下流側かつ二次転写部T2より上流側、特に、テンションローラ34と対向する位置に配置されている。制御用画像やセンサユニット1についての詳細は後述する。
中間転写ベルト31は、周長が1100〜2400mmのものを好適に用いることができ、例えば90〜480mm/secの周速度(搬送速度)で回転駆動される。本実施例では、中間転写ベルト31は、周長が2230mmであり、470mm/secの周速度(搬送速度)で回転駆動される。
また、本実施例では、中間転写ベルト31は、弾性中間転写ベルトである。中間転写ベルト31は、基層(裏面の層)、弾性層(中間層)、表層で構成されている。基層としては、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂又は各種ゴムなどに帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させ、厚みを0.05〜0.2mmとしたものを用いた。弾性層としては、CRゴム、ウレタンゴムなどの各種ゴムなどに帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させ厚みを0.1〜0.3mmとしたものを用いた。表層としては、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などの樹脂で厚みを0.001〜0.020mmとしたものを用いた。ただし、中間転写ベルト31の材料は、上記材料に限定されるものではない。
また、本実施例では、ベルトクリーニング装置36は、中間転写ベルト31の回転方向に関し上流側に配置された第1のファーブラシ36a、下流側に配置された第2のファーブラシ36bを有する。第1、第2のファーブラシ36a、36bは、金属ローラ上に導電性繊維が植毛されて構成されている。第1、第2のファーブラシ36a、36bには、それぞれ第1、第2の金属ローラ36c、36dが接触して配置されている。また、第1、第2の金属ローラ36c、36dには、それぞれ第1、第2のクリーニングブレード36e、36fが当接して配置されている。第1の金属ローラ36cには、直流電源により負極性の直流電圧が印加される。これにより中間転写ベルト31上の正極性のトナーが第1のファーブラシ36aに吸着し、第1の金属ローラ36cに転移した後、第1のクリーニングブレード36eによって掻き落とされて回収される。また、第2の金属ローラ36dには、直流電源により正極性の直流電圧が印加される。これにより中間転写ベルト31上の負極性のトナーが第2のファーブラシ36bに吸着し、第2の金属ローラ36dに転移した後、第2のクリーニングブレード36fによって掻き落とされて回収される。
2.画像制御
本実施例では、中間転写ベルト31上に、制御用画像(画像濃度制御用パッチ、トナー補給制御用パッチ、色ずれ補正制御用レジパッチ)が形成される。そして、この制御用画像が、センサユニット1が備えるセンサ2により検出されて、画像制御が行われる。本実施例では、画像濃度制御用パッチ、トナー補給制御用パッチ、色ずれ補正制御用パッチを検出するセンサ2は、それぞれ同様の構成とされる。
図2(a)に示すように、画像濃度制御用パッチは、搬送方向の長さa(15〜40mm)、主走査方向(搬送方向と略直交する方向)の長さb(10〜30mm)の単位パッチを搬送方向に5個連続して並べて形成される。各単位パッチの反射濃度(XRite社製反射濃度計)は、搬送方向上流から、0.2±0.1、0.5±0.1、0.8±0.1、1.1±0.1、1.4±0.1である。なお、この反射濃度は画像濃度制制御用パッチをそのまま紙に出力した場合の紙上での濃度であり、実際の制御においては紙に二次転写せずにベルトクリーニング装置36によってクリーニングされる。上記画像濃度制御用パッチは、Y、M、C、Kの各色ごとに主走査方向に並列に並べて形成される。本実施例では、搬送方向の長さaは23±1mm、主走査方向の長さbは16±1mmとした。この画像濃度制御用パッチがセンサユニット1のセンサ2で検出され、画像濃度として0.2、0.5、0.8、1.1、1.4になるように静電潜像を形成する際の条件が変更される。
図2(b)に示すように、トナー補給制御用パッチは、搬送方向の長さE(15〜40mm)、主走査方向の長さF(10〜30mm)のY、M、C、Kの各色の単位パッチを搬送方向に連続して1個ずつ並べて形成される。各単位パッチの反射濃度(XRite社製反射濃度計)は、0.8±0.1である。なお、この反射濃度はトナー補給制御用パッチをそのまま紙に出力した場合の紙上での濃度であり、実際の制御においては紙に二次転写せずにベルトクリーニング装置36によってクリーニングされる。本実施例では、搬送方向の長さEは23±1mm、主走査方向の長さFは16±1mmとした。このトナー補給制御用パッチがセンサユニット1のセンサ2で検出され、その結果に応じて現像装置14へのトナー補給が制御される。本実施例では、トナー補給制御用パッチを搬送方向に1列に並べたが、主走査方向に並列に並べて形成してもよい。
図3(a)に示すように、色ずれ補正制御用パッチは、それぞれが平行四辺形であるY、M、C、Kの各色の単位パッチを搬送方向に連続して1個ずつ並べて形成される。各単位パッチは、搬送方向長さC(1〜3mm)、主走査方向の高さD(3〜8mm)、傾斜方向の高さG(2〜5mm)の平行四辺形とされる。各単位パッチの反射濃度(XRite社製反射濃度計)は、1.4±0.1である。なお、この反射濃度は色ずれ補正制御用パッチをそのまま紙に出力した場合の紙上での濃度であり、実際の制御においては紙に二次転写せずにベルトクリーニング装置36によってクリーニングされる。図3(a)は、センサ2として正反射センサを用いた場合の検出波形の例を示す。基準色であるMの単位パッチの重心位置と、Y、C、Kの各色の単位パッチの重心位置とのずれ量が検出され、その検出結果からずれ量が算出される。そして、露光装置13で静電潜像を形成する際の画像の書き込みタイミングを変更することでそのずれが補正される。なお、図3(b)は、センサ2として乱反射センサを用いた場合の色ずれ補正制御用パッチの形状とその検出波形を示す。この場合も同様に、基準色であるMの単位パッチの重心位置と、Y、C、Kの各色の単位パッチの重心位置とのずれ量が検出され、その検出結果からずれ量が算出される。そして、露光装置13で静電潜像を形成する際の画像の書き込みタイミングを変更することでそのずれが補正される。ただし、色ずれ補正制御用パッチの形状は、上述の形状に限定されるものではない。
なお、制御用画像は、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおいて、通常の画像形成と同様の画像形成プロセスにて、静電潜像(制御用画像の静電潜像)の形成、現像、一次転写の各工程を経て中間転写ベルト31に形成される。
図4は、本実施例の画像形成装置100の概略制御態様を示すブロック図である。画像形成装置100の各部の動作は、制御手段としてのCPU101によって統括的に制御される。CPU101による制御のプログラムは、記憶手段としてのROM108に格納されている。画像形成が開始されると、枚数カウンタ102は、CPU101へと画像形成枚数を送信する。この画像形成枚数が所定の閾値を超えた場合に制御用画像が形成される。この閾値は、記録材Pのサイズごとにカウントアップし、小サイズ紙(A4、A5、LTRなど)の横送りをカウント1、ラージサイズ(A3、SRA3,13×19inchなど)をカウント2としてカウントする。本実施例では、枚数カウンタ102のカウント値が1〜2000に到達すると、CPU101は、画像出力部109から制御用画像の形成を指示する。センサユニット1のセンサ2は、中間転写ベルト31の外周側で制御用画像を読み取り可能な位置に配置されている。本実施例では、センサユニット1には、中間転写ベルト31の幅方向(中間転写ベルト31の表面の移動方向と略直交する方向)に4個のセンサ2が設けられている。各センサ2は、光反射型のセンサであり、発光部と、受光部と、を有する。そして、各センサ2は、中間転写ベルト31上にトナーで形成された制御用画像に光を照射し、その反射光を測定する。CPU101は、センサ2の検出信号を受信し、該検出信号を記憶手段としてのRAM107に送信して記憶させる。CPU101は、センサ2の検出信号に基づいて、画像出力部109の画像濃度制御部、書き出しタイミング制御部に指示して、適切な画像濃度を得るための画像濃度制御、適切な静電潜像の書き出し開始タイミングとするための色ずれ補正制御を行う。また、CPU101は、センサ2の検出信号に基づいて、トナー補給制御部に指示して、適切なタイミングで適切な量のトナーを補給するためのトナー補給制御を行う。
複数種類の制御用画像(トナー補給制御用パッチ、画像濃度制御用パッチ、色ずれ補正制御用パッチ)は1つの非画像部領域に連続して形成することに限定されるものではない。例えば、異なる紙間などの非画像部にタイミングをずらしてそれぞれ形成してもよい。
センサ2で検出された後の中間転写ベルト31上の制御用画像が二次転写部T2を通過する前に、二次転写ローラ41が中間転写ベルト31から離間させられる。このとき、CPU101は、二次転写部着脱動作制御部104に指示して、二次転写ローラ41を中間転写ベルト31から離間させる動作を行わせる。これにより、制御用画像のトナーは、二次転写ローラ41に接触せずに直接ベルトクリーング装置36へ送られる。ただし、この離間動作を行う時間がない場合は、二次転写部T2に二次転写時の方向とは逆方向の転写電界を形成し、制御用画像トナーが二次転写ローラ41に転写されないようにして、制御用画像トナーをベルトクリーング装置36へ送る。この場合、CPU101は、二次転写部電圧出力部105に指示して、制御用画像のトナーが二次転写部T2に到達する前に、二次転写ローラ41に二次転写時とは逆極性の電圧を印加させる。そして、CPU101は、ベルトクリーニング装置36に制御用画像のトナーが到達するタイミングに合わせて、クリーニング電圧出力部103に、第1、第2の金属ローラ36c、36dへの電圧の印加を指示する。
3.センサユニット
次に、センサユニット1について詳しく説明する。図5は、センサユニット1の模式的な斜視図である。センサユニット1は、制御用画像を担持して搬送する中間転写ベルト31と対向して配置されている。センサユニット1は、4個のセンサ2と、支持体としてのセンサホルダ(筐体)3と、各センサ2を中間転写ベルト31に対して露出又は遮蔽する遮蔽部材4と、を有する。
センサホルダ3は、中間転写ベルト31の表面の移動方向(搬送方向)と交差(本実施例では略直交)する方向に長く、中間転写ベルト31と対向する底部に略長方形の開口部を有する略箱状の部材である。
4個のセンサ2は、センサホルダ1の長手方向、すなわち、中間転写ベルト31の搬送方向と交差(本実施例では略直交)する方向に沿って一列に配置されている。各センサ2はそれぞれ、センサホルダ1の底部において、検出部としてのセンサ窓2a(図8参照)を中間転写ベルト31に対して露出させるようにして、センサホルダ1に保持されている。センサ2はそれぞれ、センサ窓2aを備えた筺体の内部に、発光部2b(図8参照)、受光部2c(図8参照)及び信号処理回路(図示せず)などを備えてユニット化された、反射型の光学センサで構成されている。このように、本実施例では、センサ2は、移動可能な搬送体31に担持されて搬送されるトナーで形成された制御用画像を検出するものであって、搬送体31に対向するように配置された検出部2aを備えている。なお、本実施例では、4個のセンサ2のそれぞれに関し、後述する遮蔽部材4の開口部が対向する部分の構成は実質的に同一とされるので、以下、代表して1個のセンサ2に関して説明する。
図6(a)、(b)は、それぞれセンサ2の付近の模式的な底面図(各図の上側)及び側面断面図(各図の下側)である。遮蔽部材4は、センサホルダ3の長手方向、即ち、中間転写ベルト31の搬送方向と交差(本実施例では略直交)する方向に長い略長方形の板状部材であり、各センサ2に対応して該板状部材を貫通する4個の開口部(穴)4aが形成されている。遮蔽部材4は、センサホルダ3の底部を略閉鎖するように、センサホルダ3の長手方向に沿って往復移動可能にセンサホルダ3に保持されている。本実施例では、遮蔽部材4は、0.5〜2mmの厚みの板金又は2〜3mmの厚みのPOM、PEなどの樹脂で形成される。また、本実施例では、開口部4aは、遮蔽部材4の移動方向と略直交する方向の長さH1が5〜7mm、遮蔽部材4の移動方向に沿う方向の長さH2が12.5〜13.5mmである。
図6(a)に示すように、センサ2による制御用画像の検出を行なわないときには、遮蔽部材4は開口部4aがセンサ2と対向せずセンサ2を中間転写ベルト31から遮蔽する第2の位置に配置される。これにより、中間転写ベルト31上にある通常の画像のトナーなどによるセンサ2の汚れを抑制することできる。
一方、図6(b)に示すように、センサ2による制御用画像の検出を行うときには、遮蔽部材4は上記第2の位置から中間転写ベルト31の搬送方向と略直交する方向に沿って図中右側に移動して、開口部4aがセンサ2と対向する第1の位置に配置される。より詳細には、このとき開口部4aは、センサ2の光路を開放してセンサ2が制御用画像を検出することを可能とするように、センサ2のセンサ窓2aの少なくとも一部と対向する。これにより、センサ2は、開口部4aを介して中間転写ベルト31上の制御用画像を検出することが可能となる。
また、センサ2による制御用画像の検出が終了したときには、再度、遮蔽部材4は、上記第1の位置(図6(b))から上記第2の位置(図6(a))に移動する。
このように、遮蔽部材4は、センサ2の検出部2aと搬送体31との間に配置され、開口部4aを備えている。そして、この遮蔽部材4は、開口部4aが検出部2aと対向しセンサ2が制御用画像を検出することを可能とする第1の位置と、開口部4aが検出部2aと対向せず検出部2aを搬送体31から遮蔽する第2の位置と、の間を往復移動(平行移動)する。
図4に示すように、遮蔽部材4の移動(開閉)は、センサ2により制御用画像を検出するタイミングに合わせてCPU101が遮蔽部材開閉動作制御部106に指示して行わせる。遮蔽部材開閉動作制御部106は、CPU101の指示に従って、駆動源としてのモータやソレノイド、駆動力を遮蔽部材に伝達する駆動伝達部などを有して構成される開閉作動部(図示せず)を作動させる。
図6(b)に示すように、本実施例では、遮蔽部材4のセンサ2側の表面からセンサ2までの距離L1は、1.5〜2.5mmである。また、本実施例では、中間転写ベルト31の表面からセンサ2までの距離L2は5.5〜6.5mmである。
なお、遮蔽部材4が第1の位置にあるとき、センサ2のセンサ窓2aの表面側から開口部4aを介して中間転写ベルト31側へエアーが流れるようにすることができる。これは、例えば、ファンによって略箱状のセンサホルダ3の外部から内部へと空気を送り、遮蔽部材4の開口部4aを介して空気を排出するようにすることで実現できる。つまり、この場合、センサホルダ3は、センサ2を内包し中間転写ベルト31と対向する面に遮蔽部材4が配置された構成とされ、遮蔽部材4を境にしてセンサホルダ3の内側の方がセンサホルダ3の外側よりも気圧が高くされる(正圧状態とされる)。このようにすると、中間転写ベルト31上から開口部4aを介してセンサ2にトナーが向かうことをより抑制することができる。
次に、上述のような構成のセンサユニット1において、センサ2がトナーで汚れるメカニズムについて説明する。図7は、センサ2を汚すトナーの経路を説明するためのセンサ2の付近の模式的な側面断面図である。
図7(a)に示すように、遮蔽部材4が第2の位置にあるとき、中間転写ベルト31上の負極性に帯電したトナーが電位の低い部材へ向かって浮遊する。この浮遊したトナーの大半は遮蔽部材4に付着するが、一部が遮蔽部材4の開口部4aを介して(通過して)センサ2の近傍の部材に付着する。すると、トナーが付着した箇所のセンサ2の近傍の部材の電位が高くなるので、次いでそのトナーは、電位のより低い、センサ2により近い位置へと移動していく。そして、図7(b)に示すように、ついにはそのトナーでセンサ2を汚してしまうことがある。
ここで、図7(b)に示すように、開口部4aの少なくとも一部がセンサ2と対向しているときに、前述のようにセンサ2側から中間転写ベルト31側に向かって開口部4aを介してエアーが流れていると、トナーによるセンサ2の汚れが促進することがある。つまり、図7(b)に破線矢印で示すように、このとき開口部4aに向かうエアーの流れは、センサ2の近傍のトナーが付着した箇所からセンサ2側へと向かっている。そのため、開口部4aの少なくとも一部がセンサ2と対向しているとき、すなわち、遮蔽部材4が第1の位置にあるとき又は遮蔽部材4の第2の位置から第1の位置への移動中に、センサ2の近傍の部材に付着したトナーはセンサ2側に更に向かいやすくなる。
そこで、本実施例では、センサユニット1は、遮蔽部材4が第2の位置から第1の位置へと移動する過程で開口部4aと対向する、センサ2の隣接部を、次のような構成とする。つまり、遮蔽部材4の第2の位置から第1の位置への移動の方向に関し上流側の第1隣接部と、該移動の方向に関し下流側の第2隣接部と、を有する構成とする。そして、第2隣接部の静電容量の方が第1隣接部の静電容量よりも小さい構成とする。これにより、上述のようなセンサ2の近傍の部材に付着したトナーの移動を抑制することができる。以下、更に詳しく説明する。
図8は、センサ2の付近の構成をより詳細に示す模式的な断面側面図である。本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置から第1の位置へと移動する過程で開口部4aと対向するセンサ2の近傍の部材は、次のような構成とされている。つまり、該センサ2の近傍の部材は、電気的に接地された導電体で形成された導電部材5と、誘電体又は絶縁体で形成された第1トナー付着部材6及び第2トナー付着部材7と、を有して構成される。遮蔽部材4の第2の位置から第1の位置への移動方向において第1トナー付着部材6が上流側に配置され、第2トナー付着部材7が下流側に配置されている。また、導電部材5は、第1トナー付着部材6、第2トナー付着部材7の、それぞれの中間転写ベルト31と対向する面(以下「トナー付着面」という)とは反対側の面に接触している。そして、導電部材5と第1トナー付着部材6とで第1隣接部Aが構成され、導電部材5と第2トナー付着部材7とで第2隣接部Bが構成される。
ここで、典型的には、上記導電体の体積抵抗率は1×109Ω・cm以下であり、上記誘電体の体積抵抗率は1×1010Ω・cm以上1×1013Ω・cm以下であり、上記絶縁体の体積抵抗率は1×1014Ω・cm以上である。
本実施例では、導電部材5は、導電体としての金属で形成された板状部材(板金)とされている。ただし、導電部材5は、板金に限定されるもではなく、電気的に接地された、導電体で形成された部材であればよい。例えば、導電性樹脂(ABS、POMなど)であってもよい。また、本実施例では、第1隣接部Aと第2隣接部Bとで共通の導電部材5を用いているが、第1隣接部Aと第2隣接部Bとで別個の導電部材を用いてもよい。
第1トナー付着部材6の材料としては、発泡EPDM(比誘電率3.1〜3.4)、又は発泡シリコーンゴム(比誘電率3.2〜4.0)を好適に用いることができる。また、本実施例では、第1トナー付着部材6の厚みS1は1〜3mmとした。
第2トナー付着部材7の材料としては、絶縁ポリカーボネート(比誘電率2.9〜3.0)、絶縁ポリエチレン(比誘電率2.1〜2.5)、ポリプレン(比誘電率2.2〜2.6)、PET(比誘電率2〜2.6)、PFA、FEP(比誘電率2〜2.2)、ETFE(比誘電率2.4〜2.8)を好適に用いることができる。また、本実施例では、第2トナー付着部材7の厚みS2は、第1トナー付着部材6の厚みS1よりも1〜2mm厚くした。
また、本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの開口部4aのセンサ2側の端部から第2トナー付着部材7までの距離(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N1は4〜6mmである。また、本実施例では、第2トナー付着部材7の幅(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N2は2〜4mmである。なお、導電部材5及び第1トナー付着部材6は、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの、開口部4aのセンサ2とは反対側の端部よりも更にセンサ2とは反対方向に延びている。
なお、本実施例では、センサ2のセンサ窓2aは、PC(比誘電率3.1)で形成されている。
また、本実施例では、第1隣接部Aと第2隣接部Bとが直隣接しており、また第2隣接部Bはセンサ2に直隣接している。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、第1隣接部Aと第2隣接部Bとの間に他の部材が介在していてもよいし、第2隣接部Bとセンサ2との間に他の部材が介在していてもよい。また、上述のような構成の第1隣接部A、第2隣接部Bの、遮蔽部材4の移動方向と略直交する方向の幅は、開口部4aの同方向の幅以上とすることが好ましく、同方向におけるセンサ2(より詳細にはセンサ窓2a)の幅よりも大きくすることがより好ましい。
上述のように、本実施例では、第1トナー付着部材6の比誘電率よりも、第2トナー付着部材7の比誘電率の方が小さい。さらに、本実施例では、第1トナー付着部材6の厚みよりも、第2トナー付着部材7の厚みの方が大きい。したがって、静電容量としては、第1トナー付着部材6(第1隣接部A)よりも、第2トナー付着部材7(第2隣接部B)の方が小さくなる。
したがって、「表面電位V=電荷量÷静電容量」の関係により、第1トナー付着部材6の表面電位よりも、第2トナー付着部材7の表面電位の方が高くなる。本実施例の画像形成装置100において、A4サイズで1000枚通紙した後の(トナーが付着した際の)電位を測定した。その結果、第1トナー付着部材6の表面電位が−1000〜−1600Vであったのに対し、第2トナー付着部材7の表面電位は−1800〜−2000Vであった。電位が負極性であるのは、付着したトナーが負極性であるからである。また、実験の初期条件として、エタノール拭きによる除電を行った。
このように、本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置から第1の位置へと移動する過程で開口部4aが対向するセンサ2の隣接部において、センサ2により近い第2隣接部Bの静電容量を、より遠い第1隣接部Aの静電容量よりも小さくする。これにより、トナーが付着した際の第2隣接部Bの表面電位を、トナーが付着した際の第1隣接部Aの表面電位よりも高くすることができる。そのため、遮蔽部材4が第2の位置にあるときに第1隣接部Aに付着したトナーが第2隣接部Bを超えてセンサ2側に向かうことを抑制して、センサ2がトナーで汚れることを抑制することができる。センサ2のトナーによる汚れ具合を試験したところ、画像形成を中断してセンサ2を清掃する必要が生じる間隔(A4サイズの通紙枚数)を、100〜200k枚から500〜1000k枚に長くすることができた。
なお、本実施例では、第2トナー付着部材7の材料として比誘電率が第1トナー付着部材6よりも小さい材料を用い、かつ、第2トナー付着部材7の厚みを第1トナー付着部材6の厚みよりも厚くした。ただし、十分に第1隣接部Aよりも第2隣接部Bの静電容量を小さくできれば、第2トナー付着部材7に比誘電率が第1トナー付着部材6よりも小さい材料を用いる場合には、第2トナー付着部材7の厚みは第1トナー付着部材6の厚みと同等であってよい。あるいは、十分に第1隣接部Aよりも第2隣接部Bの静電容量を小さくできれば、第2トナー付着部材7の厚みを第1トナー付着部材6の厚みよりも厚くする場合には、第2トナー付着部材7の材料と第1トナー付着部材6の材料の比誘電率は同等であってよい。このように比誘電率が同等の場合、第1トナー付着部材6の材料と第2トナー付着部材7の材料とは同一であってよく、更に第1トナー付着部材6と第2トナー付着部材7とは一体であってもよい。
また、典型的には、本実施例のように、遮蔽部材4が第2の位置にあるときには、第1隣接部Aのみが開口部4aと対向するが、このときに第2隣接部Bの一部が開口部4aと対向してもよい。また、遮蔽部材4が第1の位置にあるときに、第2隣接部Bの一部が開口部4aと対向してもよい。
このように、本実施例では、第1隣接部A及び第2隣接部Bはそれぞれ、搬送体31と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成されたトナー付着部材6、7を有する。また、本実施例では、第1隣接部A及び第2隣接部Bはそれぞれ、トナー付着部材6、7の搬送体31と対向する面とは反対側の面に接触し電気的に接地された導電体で形成された導電部材5を有する。そして、トナー付着部材6、7の材料は、第1隣接部Aと第2隣接部Bとで異なり、トナー付着部材6、7の比誘電率は、第1隣接部Aの方が第2隣接部Bよりも大きい構成とすることができる。また、トナー付着部材6、7の材料は、第1隣接部Aと第2隣接部Bとで同一又は異なり、トナー付着部材6、7の搬送体31と対向する面とその反対側の面との間の厚さは、第1隣接部Aの方が第2隣接部Bよりも小さい構成とすることができる。第1隣接部Aと第2隣接部Bとでトナー付着部材6、7の材料が同一の場合、第1隣接部Aと第2隣接部Bとのトナー付着部材6、7は一体であってもよい。
以上、本実施例によれば、遮蔽部材4の開口部4aを介して侵入してきたトナーが、センサ4の近傍の部材に付着しても、その付着したトナーがセンサ2に向けて移動することを抑制することができる。このように、本実施例によれば、簡単な構成の遮蔽部材4を用いつつ、制御用画像を検出するセンサ2の汚れを抑制することができる。そのため、画像形成を中断してセンサ2を清掃する間隔を長くすることができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能、構成を有する要素については、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図9は、本実施例におけるセンサ2の付近の構成をより詳細に示す模式的な断面側面図である。本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置から第1の位置へと移動する過程で開口部4aと対向するセンサ2の近傍の部材は、次のような構成とされている。つまり、該センサ2の近傍の部材は、電気的に接地された導電体で形成された導電部材5と、誘電体又は絶縁体で形成された第1トナー付着部材6及び第2トナー付着部材7と、を有して構成される。遮蔽部材4の第2の位置から第1の位置への移動方向において第1トナー付着部材6が上流側に配置され、第2トナー付着部材7が下流側に配置されている。また、導電部材5は、第1トナー付着部材6のトナー付着面とは反対側の面に接触している。そして、導電部材5と第1トナー付着部材6とで第1隣接部Aが構成され、第2トナー付着部材7によって第2隣接部Bが構成される。
第1トナー付着部材6の材料としては、実施例1で第1トナー付着部材6の材料として挙げたものを好適に用いることができる。また、本実施例では、第1トナー付着部材6の厚みS1は1〜3mmとした。
第2トナー付着部材7の材料としては、実施例1で第2トナー付着部材7の材料として挙げたものを好適に用いることができる。また、本実施例では、第2トナー付着部材7の厚みS2は、0.1〜1mmとした。
そして、本実施例では、第1トナー付着部材6のトナー付着面とは反対側の面(トナー付着面の対向面)に接触して導電部材5が設けられているが、第2トナー付着部材7のトナー付着面とは反対側の面には導電部材5は設けられていない。つまり、本実施例では、第2トナー付着部材7の中間転写ベルト31と対向する面とは反対側の面には、電気的に接地された導電体は接触していない。本実施例では、導電部材5は、実施例1と同様の板金で形成されている。
また、本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの開口部4aのセンサ2側の端部から第2トナー付着部材7までの距離(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N1は0.5〜1mmである。また、本実施例では、第2トナー付着部材7の幅(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N2は3〜6mmである。なお、導電部材5及び第1トナー付着部材6は、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの、開口部4aのセンサ2とは反対側の端部よりも更にセンサ2とは反対方向に延びている。
また、本実施例では、第1隣接部Aと第2隣接部Bとが直隣接しており、第2トナー付着部材7は第1トナー付着部材6に接触している。また、本実施例では、第2隣接部Bとセンサ2との間に他の部材が介在している。
本実施例では、第1トナー付着部材6のトナー付着面からみた基準電位は、第1トナー付着部材6のトナー付着面とは反対側の面に接触して配置された、電気的に接地された導電部材5になる。一方、第2トナー付着部材7のトナー付着面からみた基準電位は、理論上無限遠になり、該基準電位から該トナー付着面までの間は、第1トナー付着部材7よりも比誘電率の小さい第2トナー付着部材7と空気層とで埋め尽くされることになる。よって、第1トナー付着部材6のトナー付着面から基準電位までの静電容量よりも、第2トナー付着部材7のトナー付着面から基準電位までの静電容量の方が小さくなる。
したがって、実施例1と同様に、「表面電位V=電荷量÷静電容量」の関係により、第1トナー付着部材6の表面電位よりも、第2トナー付着部材7の表面電位の方が高くなる。本実施例の画像形成装置100において、A4サイズで1000枚通紙した後の(トナーが付着した際の)電位を測定した。その結果、第1トナー付着部材6の表面電位が−1000〜−1600Vであったのに対し、第2トナー付着部材7の表面電位は−1800〜−2100Vであった。電位が負極性であるのは、付着したトナーが負極性であるからである。また、実験の初期条件として、エタノール拭きによる除電を行った。
このように、本実施例の構成によっても、実施例1と同様の第2隣接部Bによりトナーの移動を妨げる作用が得られ、実施例1と同様にセンサ2がトナーで汚れることを抑制することができる。本実施例における、センサ2のトナーによる汚れ具合を試験したところ、画像形成を中断してセンサ2を清掃する必要が生じる間隔(A4サイズの通紙枚数)を、100〜200k枚から500〜1000k枚に長くすることができた。
このように、本実施例では、第1隣接部Aは、搬送体31と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で構成されたトナー付着部材6を有する。また、本実施例では、第1隣接部Aは、トナー付着部材6の搬送体31と対向する面とは反対側の面に接触し電気的に接地された導電体で形成された導電部材5を有する。一方、本実施例では、第2隣接部Bは、搬送体31と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成されたトナー付着部材7で構成されている。そして、本実施例では、第2隣接部Bは、搬送体31と対向する面とは反対側の面に電気的に接地された導電体が接触していない。また、本実施例では、トナー付着部材6、7の材料は、第1隣接部Aと第2隣接部Bとで異なり、トナー付着部材6、7の比誘電率は、第1隣接部Aの方が第2隣接部Bよりも大きい。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、センサユニット1の構成をより簡単にすることができる。
[実施例3]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能、構成を有する要素については、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図10は、本実施例におけるセンサ2の付近の構成をより詳細に示す模式的な断面側面図である。本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置から第1の位置へと移動する過程で開口部4aと対向するセンサ2の近傍の部材は、次のような構成とされている。つまり、該センサ2の近傍の部材は、電気的に接地された導電体で形成された導電部材5と、誘電体又は絶縁体で形成された厚みの異なる第1部分8a及び第2部分8bを備えたトナー付着部材8と、を有して構成される。遮蔽部材4の第2の位置から第1の位置への移動方向において第1部分8aが上流側に配置され、第2部分8bが下流側に配置されている。また、導電部材5は、トナー付着部材8の第1部分8aのトナー付着面とは反対側の面に接触している。そして、導電部材5とトナー付着部材8の第1部分8aとで第1隣接部Aが構成され、トナー付着部材8の第2部分8bによって第2隣接部Bが構成される。
トナー付着部材8の材料としては、実施例1で第1トナー付着部材6の材料又は第2トナー付着部材7の材料として挙げたものを好適に用いることができる。そして、トナー付着部材8の第1部分8aの厚みS1は1〜3mmとし、トナー付着部材8の第2部分8bの厚みS2は4〜5mmとした。
そして、本実施例では、トナー付着部材8の第1部分8aのトナー付着面とは反対側の面に接触して導電部材5が設けられているが、トナー付着部材8の第2部分8bのトナー付着面とは反対側の面には導電部材5は設けられていない。つまり、本実施例では、トナー付着部材8の第2部分8bの中間転写ベルト31と対向する面とは反対側の面には、電気的に接地された導電体は接触していない。本実施例では、導電部材5は、実施例1と同様の板金で形成されている。
また、本実施例では、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの開口部4aのセンサ2側の端部からトナー付着部材8の第2部分8bまでの距離(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N1は0.5〜1mmである。また、本実施例では、トナー付着部材8の第2部分8bの幅(遮蔽部材4の移動方向に沿う長さ)N2は3〜6mmである。なお、導電部材5及びトナー付着部材8の第1部分8aは、遮蔽部材4が第2の位置にあるときの、開口部4aのセンサ2とは反対側の端部よりも更にセンサ2とは反対方向に延びている。
また、本実施例では、第1隣接部Aと第2隣接部Bのトナー付着部材8が一体に形成されて第1隣接部Aと第2隣接部とが直隣接しており、また第2隣接部Bとセンサ2との間には他の部材が介在している。
本実施例では、トナー付着部材8の第1部分8aのトナー付着面からみた基準電位は、第1部分8aのトナー付着面とは反対側の面に接触して配置された、電気的に接地された導電部材5になる。一方、第2部分8bのトナー付着面からみた基準電位は、理論上無限遠になり、該基準電位から該トナー付着面までの間は、第1部分8aと比誘電率が同じ第2部分8bと第1部分8aよりも比誘電率の小さい空気層とで埋め尽くされることになる。よって、トナー付着部材8の第1部分8aのトナー付着面から基準電位までの静電容量よりも、トナー付着部材8の第2部分8bのトナー付着面から基準電位までの静電容量の方が小さくなる。
したがって、実施例1と同様に、「表面電位V=電荷量÷静電容量」の関係により、トナー付着部材8の第1部分8aの表面電位よりも、トナー付着部材8の第2部分8bの表面電位の方が高くなる。本実施例の画像形成装置100において、A4サイズで1000枚通紙した後の(トナーが付着した際の)電位を測定した。その結果、トナー付着部材8の第1部分8aの表面電位が−1000〜−1600Vであったのに対し、トナー付着部材8の第2部分8bの表面電位は−1800〜−2100Vであった。電位が負極性であるのは、付着したトナーが負極性であるからである。また、実験の初期条件として、エタノール拭きによる除電を行った。
このように、本実施例の構成によっても、実施例1と同様の第2隣接部Bによりトナーの移動を妨げる作用が得られ、実施例1と同様にセンサ2がトナーで汚れることを抑制することができる。本実施例における、センサ2のトナーによる汚れ具合を試験したところ、画像形成を中断してセンサ2を清掃する必要が生じる間隔(A4サイズの通紙枚数)を、100〜200k枚から500〜1000k枚に長くすることができた。
なお、本実施例では、トナー付着部材の材料が第1隣接部Aと第2隣接部Bとで同一の場合に、第1隣接部Aと第2隣接部Bとのトナー付着部材を一体とする例を示したが、同様の場合に、トナー付着部材を第1隣接部Aと第2隣接部Bとで別体としてもよい。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、センサユニット1の構成をより簡単にすることができる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、センサユニットには複数のセンサが設けられており、各センサについて遮蔽部材の開口部が対向する部分の構成は実質的に同一であるものとして説明したが、これに限定されるものではない。センサユニットは、1個のセンサを有するものであってもよい。また、複数のセンサを有する場合であっても、少なくとも1個のセンサについて遮蔽部材の開口部が対向する部分の構成を上述の実施例と同様の構成とすることができ、これにより相応の効果が得られる。
また、上述の実施例では、センサユニットが、搬送体としての中間転写体に担持されて搬送される制御用画像を検出するものである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。センサユニットは、搬送体としての記録材担持体に担持されて搬送される制御用画像を検出するものであってもよい。記録材担持体としては、上述の実施例における中間転写ベルトと同様の無端状のベルトが多く用いられる。また、センサユニットは、搬送体として感光体や静電記録誘電体に担持されて搬送される制御用画像を検出するものであってもよい。
また、上述の実施例では、センサユニットは、画像濃度制御用パッチ、トナー補給制御用パッチ、色ずれ補正制御用パッチを検出するものであったが、これらの少なくとも一つ又は他の任意の制御用画像を検出するものであってもよい。
また、中間転写体や記録材担持体は、無端状のベルトに限定されるものではなく、例えば枠体にフィルム(シート)が張設されて構成たれたドラム状のものなどであってもよい。また、感光体は、ドラム型のものに限定されるものではなく、無端状のベルトなどであってもよい。
1 センサユニット
2 センサ
3 センサホルダ
4 遮蔽部材
5 導電部材
6 第1トナー付着部材
7 第2トナー付着部材
8 トナー付着部材
10 画像形成部
11 感光ドラム
31 中間転写ベルト
A 第1隣接部
B 第2隣接部

Claims (13)

  1. 静電潜像に帯電したトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置を備え、該現像装置により形成されたトナー画像を担持して移動可能な搬送体を用いて記録材にトナー画像を形成する画像形成装置において用いられるセンサユニットであって、
    該現像装置により形成され、前記搬送体に担持されて搬送される制御用トナー画像を検出するセンサであって、前記搬送体に対向するように配置された検出部を備えるセンサと、
    前記検出部と前記搬送体との間に配置され、開口部を備える遮蔽部材であって、前記開口部が前記検出部と対向し前記センサが前記制御用トナー画像を検出することを可能とする第1の位置と、前記開口部が前記検出部と対向せず前記検出部を前記搬送体から遮蔽する第2の位置と、の間を往復移動する遮蔽部材と、
    前記センサを内包し前記搬送体と対向する側面に前記遮蔽部材が配置された筐体と、
    を有し、
    前記遮蔽部材が前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれに配置された状態においても前記遮蔽部材を境にして前記筐体の内側と外側とは前記開口部を介して連通しているセンサユニットにおいて、
    前記遮蔽部材が前記第2の位置から前記第1の位置へと移動する過程で前記開口部と対向する、該移動の方向に関し上流側の第1隣接部であって、前記搬送体と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成された第1トナー付着部材を有して構成された第1隣接部と、該移動の方向に関し下流側の第2隣接部であって、前記搬送体と対向する面を備え誘電体又は絶縁体で形成された第2トナー付着部材を有して構成された第2隣接部と、を有し、
    前記第2隣接部の静電容量の方が前記第1隣接部の静電容量よりも小さいことを特徴とするセンサユニット。
  2. 前記第1隣接部及び前記第2隣接部はそれぞれ、前記第1、第2トナー付着部材の前記搬送体と対向する面とは反対側の面に接触し電気的に接地された導電体で形成された導電部材をして構成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 前記第1トナー付着部材の材料と前記第2トナー付着部材の材料とは同一又は異なり、前記第1トナー付着部材の前記搬送体と対向する面とその反対側の面との間の厚さは、前記第2トナー付着部材の前記搬送体と対向する面とその反対側の面との間の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  4. 前記第1トナー付着部材の材料と前記第2トナー付着部材の材料とは異なり、前記第1トナー付着部材の比誘電率は、前記第2トナー付着部材の比誘電率よりも大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載のセンサユニット。
  5. 前記第1トナー付着部材の材料と前記第2トナー付着部材の材料とは同一であり、前記第1トナー付着部材と前記第2トナー付着部材とは一体であることを特徴とする請求項2又は3に記載のセンサユニット。
  6. 前記第1隣接部は、前記第1トナー付着部材と、前記第1トナー付着部材の前記搬送体と対向する面とは反対側の面に接触し電気的に接地された導電体で形成された導電部材と、を有して構成され
    前記第2隣接部は、前記第2トナー付着部材で構成されており、前記第2トナー付着部材の前記搬送体と対向する面とは反対側の面に電気的に接地された導電体が接触していない
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
  7. 前記第1トナー付着部材の材料と前記第2トナー付着部材の材料とは異なり、前記第1トナー付着部材の比誘電率は、前記第2トナー付着部材の比誘電率よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のセンサユニット。
  8. 前記第1トナー付着部材の材料と前記第2トナー付着部材の材料とは同一であり、前記第1トナー付着部材と前記第2トナー付着部材とは一体であることを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  9. 記遮蔽部材を境にして前記筐体の内側の方が前記筐体の外側よりも気圧が高くされていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  10. 前記筐体の外部から内部へとファンによって空気が送られ、前記遮蔽部材の前記開口部を介して前記遮蔽部材を境にして前記筐体の内側から外側に空気が排出されるように空気が流されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  11. 前記搬送体は、トナー画像を担持する像担持体から一次転写されたトナー画像を記録材に二次転写するために搬送する中間転写体であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  12. 移動可能な搬送体を用いて記録材にトナー画像を形成する画像形成装置において、
    静電潜像に帯電したトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー画像を担持して移動可能な前記搬送体であって、前記現像装置により形成された制御用トナー画像を担持して搬送可能な前記搬送体と、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のセンサユニットと、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記搬送体は、トナー画像を担持する像担持体から一次転写されたトナー画像を記録材に二次転写するために搬送する中間転写体であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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