JP6543549B2 - ステアリング用機器操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ステアリング用機器操作装置に係り、特に、ステアリングホイールを把持しつつ自動車に搭載された車載機器を操作するためのステアリング用機器操作装置に関する。
近年、自動車に搭載された車載機器、例えばナビゲーション機器、オーディオ機器および空調機器などを、自動車を運転しつつ安全に操作することが求められている。そこで、車載機器を操作するための機器操作部をステアリングホイールに配置したステアリング用機器操作装置が提案されている。
一般的に、ステアリング用機器操作装置は、ステアリングホイールの把持部を把持して運転する運転者の妨げとならないように、把持部の内側に位置するスポーク部に機器操作部が配置されている。しかしながら、機器操作部の位置によっては運転者が把持部から手を放して機器操作部を操作する必要があり、機器操作部をより安全に操作可能なステアリング用機器操作装置が求められている。
そこで、機器操作部を安全に操作するための技術として、例えば、特許文献1には、車両のハンドルを運転者が両手で握っている状態で、運転者の一方の親指が接する範囲に第1の検知手段を配置し、他方の親指が接する範囲に第2の検知手段を配置して、検知手段へのタッチ操作によって車載機器の入力を行うタッチ入力装置が提案されている。このタッチ入力装置は、親指が接する範囲に検知手段を配置することにより、手をハンドルから放すことなく検知手段に触れることができ、検知手段を安全に操作することができる。
特開2014−211690号
しかしながら、特許文献1のタッチ入力装置は、検知手段の位置を感覚的に把握することが困難であるため、運転者は検知手段を操作するために視線を検知手段に一旦移して検知手段の位置を確認する必要があった。また、検知手段を操作する際に、運転者の親指がスポーク部側に移されるのに従って把持部が適切な姿勢で把持されなくなり、ステアリングホイールの操舵に影響を与えるおそれもある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、ステアリングホイールの把持部を把持しつつ安全に操作することができるステアリング用機器操作装置を提供することを目的とする。
この発明に係るステアリング用機器操作装置は、自動車を運転する運転者がステアリングホイールの把持部を把持しつつ自動車に搭載された車載機器を操作するためのステアリング用機器操作装置であって、環形状を有すると共に把持部の外周に沿って囲むように配置され且つ把持部の外周に応じて変形するような可撓性を有し、周方向に把持部の外周に沿って回転可能に取り付けられると共に自らの中心軸の両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられた機器操作部と、機器操作部の動きに応じて車載機器の動作を制御する機器制御部とを備えるものである。
この発明に係るステアリング用機器操作装置は、自動車を運転する運転者がステアリングホイールの把持部を把持しつつ自動車に搭載された車載機器を操作するためのステアリング用機器操作装置であって、環形状を有すると共に把持部の外周に沿って囲むように配置され且つ表面に静電容量の変化を検出する検出面を有し、検出面により周方向への静電容量の変化を検出可能に取り付けられると共に自らの中心軸の両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられた機器操作部と、機器操作部の変化に応じて車載機器の動作を制御する機器制御部とを備えるものである。
ここで、把持部は、楕円状の横断面を有し、機器操作部は、楕円状の外周縁を有することが好ましい。
また、機器制御部は、機器操作部の周方向への回転量または静電容量の変化量に応じて車載機器の動作における第1の系統を制御し、機器操作部が傾斜した回数に応じて車載機器の動作における第2の系統を制御することができる。
また、車載機器は、運転者に対向するように配置された表示部を有し、表示部の左右方向に第1の系統を並べて表示すると共に表示部の上下方向に第2の系統を並べて表示し、機器制御部は、機器操作部の周方向への回転量または静電容量の変化量に応じて第1の系統を左右方向に選択し、機器操作部が傾斜した回数に応じて第2の系統を上下方向に選択することもできる。
また、機器操作部は、把持部の厚み方向に中心軸が平行移動するようにスライド可能に取り付けられることが好ましい。
また、機器制御部は、機器操作部がスライドすることにより車載機器の動作を決定することができる。
また、機器操作部の動きをロックするロック部をさらに有することが好ましい。
また、把持部は、機器操作部を配置するための凹部を有し、機器操作部は、把持部の表面側および裏面側において凹部から突出すると共に把持部の両側面側において凹部内に位置するように配置されることが好ましい。
この発明によれば、機器操作部が、環形状を有すると共に把持部の外周に沿って囲むように配置され且つ把持部の外周に応じて変形するような可撓性を有し、周方向に把持部の外周に沿って回転可能に取り付けられると共に自らの中心軸の両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられるので、ステアリングホイールの把持部を把持しつつ安全に操作することができるステアリング用機器操作装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るステアリング用機器操作装置を備えた自動車の構成を示す図である。 ステアリングホイールの構成を示す図である。 把持部に沿って囲むように配置された機器操作部を示す図2のA−A線断面図である。 機器操作部を操作する様子を示す図である。 機器操作装置の構成を示す断面図である。 表示部の左右方向と上下方向に2次元的に系統を並べて表示した様子を示す図である。 この発明の実施の形態2における機器操作部の構成を示す図である。 機器操作部を支持する支持体の構成を示す図である。 機器操作部の動きをロックするロック部の構成を示す図である。 把持部に形成された幅広な凹部を示す図である。 載置部の中央部近傍に配置された機器操作部を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るステアリング用機器操作装置を備えた自動車の構成を示す。この自動車は、運転席1と、運転席1の前側に配置されるインストルメントパネル2と、運転席1とインストルメントパネル2との間に配置されるステアリングホイール3と、インストルメントパネル2に配置されるナビゲーション機器4と、ステアリングホイール3に配置される機器操作装置5とを有する。
インストルメントパネル2は、車室の前部を車幅方向に延びるように配置され、ナビゲーション機器4を含む様々な車載機器が配置されている。
ナビゲーション機器4は、自動車を運転する運転者D等に向けて地図情報などを表示する表示部4aを有する。この表示部4aは、インストルメントパネル2の車幅方向中央部に運転席1に対向するように配置されている。
ステアリングホイール3は、表面Sが運転席1に対向すると共に裏面Rがインストルメントパネル2に対向するように配置されている。図2に示すように、ステアリングホイール3は、円環形状を有する把持部6と、把持部6のほぼ中央部に配置されるボス部7と、把持部6とボス部7とを接続するスポーク部8とを有する。
把持部6は、運転者Dが自動車を運転する際に把持するもので、中心軸が前方から後方へ向かって緩やかに上方へ傾斜しつつ延びるように配置され、楕円形状の横断面を有するように形成されている。また、把持部6の両側部側には、内周面から内側に突出する載置部9が設けられている。この載置部9は、運転者Dが把持部6を把持した際に親指を載置するためのもので、把持部6の上半部、すなわち把持部6の中心軸より上側に配置されている。
スポーク部8は、ボス部7の両側部と下部からそれぞれ把持部6に延びるように形成されている。
機器操作装置5は、運転者Dがステアリングホイール3の把持部6を把持しつつナビゲーション機器4を操作するためのもので、把持部6の右側部側に配置された機器操作部10を有する。この機器操作部10は、把持部6の上半部において載置部9の下部近傍に配置されている。機器操作部10は、環形状を有し、把持部6の外周に沿って囲むように配置されている。具体的には、図3に示すように、機器操作部10は、楕円状の外周縁を有し、把持部6の表面S側と裏面R側において外側に突出すると共に把持部6の両側面側において内側に位置するように配置されている。すなわち、後述する把持部6の凹部11が、両側面側において表面S側および裏面R側より深く形成されており、この凹部11の形状に応じて機器操作部10が表面S側と裏面R側において外側に突出すると共に把持部6の両側面側において凹部11の内側に位置するように配置されている。
機器操作部10は、把持部6の外周に応じて変形するような可撓性を有し、図4(A)に示すように、周方向、すなわち自らの中心軸Lの周りに把持部6の外周に沿って回転可能に把持部6に取り付けられている。これにより、機器操作部10は、表面S側と裏面R側が車両に対して左右方向に回転移動し、例えば、運転者Dにより機器操作部10の表面S側が左右方向に回転操作される。
なお、把持部6には、機器操作部10をスムーズに操作できるように、機器操作部10が配置される位置に凹部11が形成されている。
また、機器操作部10は、図4(B)に示すように、把持部6の表面Sと裏面Rとの間、すなわち把持部6の厚み方向Tに機器操作部10の中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜可能に把持部6に取り付けられている。ここで、中心軸Lは、把持部6の中央を厚み方向Tに揺動する。これにより、機器操作部10は、表面S側と裏面R側が把持部6に沿って上下方向に移動し、例えば、運転者Dにより機器操作部10の表面S側が上下方向に傾斜操作される。
さらに、機器操作部10は、図4(C)に示すように、把持部6の厚み方向Tに中心軸Lが平行移動するようにスライド可能に把持部6に取り付けられている。これにより、機器操作部10は、例えば表面S側を裏面R側に向かって押されることよりスライド操作される。
なお、機器操作部10は、傾斜操作またはスライド操作された後、元の中立姿勢、すなわち傾斜およびスライドされていない姿勢に戻るように付勢されている。
次に、機器操作装置5の構成を詳細に説明する。
図5に示すように、機器操作装置5は、把持部6の内部に機器操作部10に対応して配置された動き検出部12と、動き検出部12およびナビゲーション機器4にそれぞれ接続された機器制御部13とを有する。
ここで、把持部6は、芯金部14と、芯金部14の外側を覆う表皮部15と、芯金部14と表皮部15との間に配置される軟質な軟質部16とを有する。芯金部14は、把持部6を支持するもので、把持部6の中央部を環状に延びるように配置されている。軟質部16はポリウレタンなどの樹脂材料から構成することができ、表皮部15は合成皮革などの皮材料から構成することができる。
機器操作部10は、把持部6の内部に配置された支持部17を有する。支持部17は、環形状を有すると共に把持部6が延びる方向に幅広く形成されており、把持部6の内部において機器操作部10を支持するものである。
動き検出部12は、支持部17の底面の中央部に配置された中央接点18aと、支持部17の底面に中央接点18aを挟むように配置された端部接点18bおよび18cと、中央接点18aに対向して配置された回転検出部19aと、端部接点18bおよび18cにそれぞれ対向して配置された傾斜検出部19bおよび19cとを有する。
中央接点18aは、支持部17の周方向に並んで配置されており、機器操作部10が回転することにより回転検出部19aに順次接続される。
端部接点18bおよび18cは、機器操作部10が傾斜またはスライドされることにより傾斜検出部19bおよび19cに接続される。
回転検出部19aは、中央接点18aとの接続による検出信号を機器制御部13に出力する。すなわち、回転検出部19aは、ロータリースイッチと同様の機構で機器操作部10の回転を検出するものである。傾斜検出部19bおよび傾斜検出部19cは、端部接点18bおよび端部接点18cの接続による検出信号を機器制御部13に出力する。
機器制御部13は、動き検出部12から出力される検出信号に基づいて機器操作部10の動きを求め、機器操作部10の動きに応じてナビゲーション機器4の動作を制御する。
具体的には、機器制御部13は、回転検出部19aから入力される検出信号に基づいて機器操作部10が回転した回転量、すなわち所定の位置を基準として機器操作部10が左右方向に回転した回転距離を求め、その回転量に応じてナビゲーション機器4の動作における第1の系統を制御する。また、機器制御部13は、端部接点18bおよび18cから入力される検出信号に基づいて機器操作部10が傾斜した回数、すなわち傾斜していない機器操作部10の中立姿勢を基準として上下方向に傾斜された回数を求め、その傾斜回数に応じてナビゲーション機器4の動作における第2の系統を制御する。さらに、機器制御部13は、端部接点18bおよび18cから入力される検出信号に基づいて機器操作部10のスライド移動を検出し、そのスライド移動に応じてナビゲーション機器4の動作を制御する。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、運転者Dがステアリングホイール3の把持部6を把持して自動車の運転を行う。ここで、運転者Dが、自動車を運転しつつナビゲーション機器4を操作したい場合には、図2に示すように、機器操作部10に指を置いてナビゲーション機器4の操作を行う。
この時、機器操作部10は、把持部6に配置されているため、手および指を大きく動かす必要はなく、把持部6を適切な把持姿勢で把持した状態で安全に機器操作部10を操作することができる。また、機器操作部10は、把持部6の外周を囲むように配置されると共に回転および傾斜可能に取り付けられているため、把持部6の形状に応じた複数の操作をスムーズに行うことができる。また、機器操作部10は、把持部6の外周に応じて変形するような可撓性を有するため、様々な形状の把持部6に対応して配置および回転操作を行うことができる。
さらに、機器操作部10は、図3に示すように、楕円状の外周縁を有し、把持部6の表面S側と裏面R側において外側に突出すると共に把持部6の両側面側において内側に位置するように配置されている。一般的に、運転者Dは、親指と人差し指で機器操作部10の表面S側と裏面R側に触れて操作する傾向があるため、機器操作部10の操作性を保ちつつ側面側における誤操作を抑制することができる。また、機器操作部10が把持部6の外周面から突出するため、視線を機器操作部10に移すことなく、指の触覚だけで機器操作部10の位置を把握することができる。
ナビゲーション機器4は、例えば、図6に示すように、表示部4aの左右方向に系統M1を並べて表示すると共に表示部4aの上下方向に系統M2を並べて表示する。
運転者Dは、表示部4aに表示された系統M1を選択したい場合には、図4(A)に示すように、機器操作部10を回転操作する。この時、例えば運転者Dが機器操作部10の表面S側に触れて回転操作すると、機器操作部10は左右方向に回転操作されることになり、この操作方向は表示部4aに表示された系統M1の配列方向と一致するものとなる。このため、機器操作部10の回転操作を感覚的に行うことができ、機器操作部10の操作に関心を移すことなく、自動車を安定して運転することができる。
図5に示すように、動き検出部12が機器操作部10の回転を順次検出し、機器制御部13が機器操作部10の回転量に応じて系統M1を左右方向に選択する。例えば、系統M1において「ア」から右方向に3項目分だけ進むように機器操作部10が回転された場合には「エ」が選択されることになる。
続いて、運転者Dは、表示部4aに表示された系統M2を選択したい場合には、図4(B)に示すように、機器操作部10を傾斜操作する。この時、例えば運転者Dが機器操作部10の表面S側に触れて傾斜操作すると、機器操作部10は上下方向に傾斜操作されることになり、この操作方向は表示部4aに表示された系統M2の配列方向と一致するものとなる。このため、回転操作と同様に、機器操作部10の傾斜操作を感覚的に行うことができ、機器操作部10の操作に関心を移すことなく、自動車を安定して運転することができる。
機器操作部10の傾斜は動き検出部12により検出され、機器制御部13が機器操作部10の傾斜回数に応じて系統M2を上下方向に選択する。例えば、機器制御部13は、傾斜検出部19bのみから検出信号が入力される場合、すなわち傾斜検出部19bと端部接点18bが接続されると共に傾斜検出部19cと端部接点18cが開放されている場合には、機器操作部10が上方へ傾斜操作されたと判断する。反対に、傾斜検出部19cのみから検出信号が入力される場合には、機器操作部10が下方へ傾斜操作されたと判断する。
機器制御部13は、例えば、機器操作部10が下方向に2回だけ傾斜操作された場合には、「エ」から下方向に2項目分進んで「セ」を選択することになる。
このようにして、運転者Dは、系統M1およびM2のうち「セ」を選択すると、図4(C)に示すように、機器操作部10をスライド操作する。このスライド操作も感覚的に行うことができ、機器操作部10の操作に関心を移すことなく、自動車を安定して運転することができる。
機器操作部10のスライドは動き検出部12により検出され、機器制御部13が選択された項目を決定する。機器制御部13は、傾斜検出部19bと傾斜検出部19cの両者から検出信号が入力される場合、すなわち傾斜検出部19bと端部接点18bが接続されると共に傾斜検出部19cと端部接点18cが接続されている場合には、機器操作部10がスライド操作されたと判断する。
これにより、機器制御部13は、所望の項目として「セ」を決定する。
このように、運転者Dは、自動車を運転しつつ安全に機器操作部10の操作を行うことができる。
本実施の形態によれば、機器操作部10が、環形状を有すると共に把持部6の外周に沿って囲むように配置され且つ把持部6の外周に応じて変形するような可撓性を有し、回転および傾斜可能に取り付けられているため、把持部6を把持しつつ安全に機器操作部10の操作を行うことができる。また、機器操作部10が、把持部6の外周に応じて変形するような可撓性を有するため、様々な形状の把持部6に対応して回転操作させることができる。
実施の形態2
実施の形態1では、機器操作部10は、把持部6の外周に応じて変形するような可撓性を有することにより把持部6の楕円形状に対応して回転操作することができたが、把持部6の外周に対応して周方向に操作できればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、実施の形態1の機器操作部10に換えて、機器操作部21を配置することができる。機器操作部21は、把持部6の外周に沿って囲むように配置され、その表面に静電容量の変化を検出する検出面22を有する。この検出面22により周方向への静電容量の変化を検出可能に取り付けられている。なお、機器操作部21は、実施の形態1と同様に、中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられると共に中心軸Lが把持部6の厚み方向Tに平行移動するようにスライド可能に取り付けられている。
検出面22は、機器制御部13に接続されており、周方向への静電容量の変化量が機器制御部13に順次入力される。そして、機器制御部13が、機器操作部21の変化に応じてナビゲーション機器4の動作の制御を行う。すなわち、機器制御部13は、検出面22における周方向への静電容量の変化量に応じて表示部4aに表示された系統M1を左右方向に選択し、機器操作部21が傾斜した回数に応じて表示部4aに表示された系統M2を上下方向に選択する。そして、機器制御部13は、機器操作部21がスライドされることにより所望の項目を決定する。
本実施の形態によれば、機器操作部21が、環形状を有すると共に把持部6の外周に沿って囲むように配置され且つ表面に静電容量の変化を検出する検出面22を有し、検出面22により周方向への静電容量の変化を検出可能に取り付けられると共に傾斜可能に取り付けられているため、把持部6を把持しつつ安全に機器操作部21の操作を行うことができる。
なお、上記の実施の形態1および2において、機器操作部を支持する支持体を設けることが好ましい。
例えば、図8に示すように、実施の形態1において、機器操作部10と把持部6の間に支持体31を新たに配置することができる。この支持体31は、把持部6に固定されており、機器操作部10を下側および側方から支持するものである。これにより、機器操作部10の回転操作、傾斜操作およびスライド操作をスムーズに行うことができる。
また、支持体31は、機器操作部10の回転をガイドするような形状を表面上に有することが好ましく、これにより機器操作部10の回転操作をよりスムーズに行うことができる。
また、上記の実施の形態1および2において、機器操作装置5は、機器操作部の動きをロックするロック部をさらに有することが好ましい。
例えば、図9に示すように、実施の形態1において、把持部6の凹部11にロック部32を設けることができる。このロック部32は、凹部11に段差を形成するもので、その外径が機器操作部10の内径より大きな径を有するように形成されている。このため、機器操作部10を凹部11からロック部32に移動させると、ロック部32の外周面が機器操作部10の内周面を押し拡げ、機器操作部10の動きをロックすることができる。
このように、機器操作部10の動きをロックすることにより、機器操作部10の誤操作を防ぐことができ、自動車を安定して運転することができる。なお、実施の形態2において、ロック部は、機器操作部21の動きをロックすると同時に、検出面22における静電容量の検出も停止することが好ましい。
また、上記の実施の形態1および2において、運転者Dの指が機器操作部に当接する当接範囲が広がるように把持部6において機器操作部が配置された位置に幅広な凹部を有することが好ましい。
例えば、図10に示すように、実施の形態1において、把持部6の凹部11に換えて凹部33を配置することができる。この凹部33は、凹部11に対して表面S側と裏面R側を幅広に形成したものである。一般的に、運転者Dは、親指と人差し指で機器操作部10の表面S側と裏面R側に触れて操作する傾向があり、凹部33を形成することにより親指と人差し指に対する機器操作部10の当接範囲を広げることができる。
このように、機器操作部10の当接範囲を広げることにより、把持部6を把持しつつスムーズに機器操作部10の操作を行うことができる。
また、上記の実施の形態1および2では、機器操作部は、把持部6において載置部9の下部近傍に配置されたが、把持部6を囲むように配置されていればよく、この位置に限られるものではない。ここで、機器操作部10は、把持部6の角度および載置部9の位置などに応じて操作性が高い位置に配置することが好ましい。例えば、図11に示すように、実施の形態1において、載置部9の中央部近傍に機器操作部34を配置することができる。
また、上記の実施の形態1および2では、機器操作部は、把持部6の厚み方向Tに中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜されたが、中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜できればよく、厚み方向Tに限定されるものではない。例えば、厚み方向Tに直交する把持部6の幅方向に中心軸Lが揺動するように傾斜させることもできる。
また、上記の実施の形態1および2では、機器操作部は、把持部6の厚み方向Tのみに中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜されたが、厚み方向Tに加えて他の方向にも中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜させてもよい。例えば、把持部6の厚み方向Tと幅方向に中心軸Lの両端部が揺動するように傾斜させることができる。これにより、機器操作部10は、複数の方向に傾斜操作を行うことができ、ナビゲーション機器4の多様な動作を制御することができる。
また、上記の実施の形態1および2では、機器制御部13は、ナビゲーション機器4の動作を制御したが、これに限られるものではなく、他の車載機器の動作を制御してもよい。機器制御部13は、例えば、オーディオ機器および空調機器などの動作を機器操作部10の動きおよび変化に応じて制御することができる。
1 運転席、2 インストルメントパネル、3 ステアリングホイール、4 ナビゲーション機器、4a 表示部、5 機器操作装置、6 把持部、7 ボス部、8 スポーク部、9 載置部、10,21,34 機器操作部、11,33 凹部、12 動き検出部、13 機器制御部、14 芯金部、15 表皮部、16 軟質部、17 支持部、18a 中央接点、18b,18c 端部接点、19a 回転検出部、19b,19c 傾斜検出部、22 検出面、31 支持体、32 ロック部、D 運転者、S 表面、R 裏面、L 中心軸、T 厚み方向、M1,M2 系統。

Claims (9)

  1. 自動車を運転する運転者がステアリングホイールの把持部を把持しつつ自動車に搭載された車載機器を操作するためのステアリング用機器操作装置であって、
    環形状を有すると共に前記把持部の外周に沿って囲むように配置され且つ前記把持部の外周に応じて変形するような可撓性を有し、周方向に前記把持部の外周に沿って回転可能に取り付けられると共に自らの中心軸の両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられた機器操作部と、
    前記機器操作部の動きに応じて前記車載機器の動作を制御する機器制御部とを備えるステアリング用機器操作装置。
  2. 自動車を運転する運転者がステアリングホイールの把持部を把持しつつ自動車に搭載された車載機器を操作するためのステアリング用機器操作装置であって、
    環形状を有すると共に前記把持部の外周に沿って囲むように配置され且つ表面に静電容量の変化を検出する検出面を有し、前記検出面により周方向への静電容量の変化を検出可能に取り付けられると共に自らの中心軸の両端部が揺動するように傾斜可能に取り付けられた機器操作部と、
    前記機器操作部の変化に応じて前記車載機器の動作を制御する機器制御部とを備えるステアリング用機器操作装置。
  3. 前記把持部は、楕円状の横断面を有し、
    前記機器操作部は、楕円状の外周縁を有する請求項1または2に記載のステアリング用機器操作装置。
  4. 前記機器制御部は、前記機器操作部の前記周方向への回転量または静電容量の変化量に応じて前記車載機器の動作における第1の系統を制御し、前記機器操作部が傾斜した回数に応じて前記車載機器の動作における第2の系統を制御する請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング用機器操作装置。
  5. 前記車載機器は、前記運転者に対向するように配置された表示部を有し、前記表示部の左右方向に前記第1の系統を並べて表示すると共に前記表示部の上下方向に前記第2の系統を並べて表示し、
    前記機器制御部は、前記機器操作部の前記周方向への回転量または静電容量の変化量に応じて前記第1の系統を左右方向に選択し、前記機器操作部が傾斜した回数に応じて前記第2の系統を上下方向に選択する請求項4に記載のステアリング用機器操作装置。
  6. 前記機器操作部は、前記把持部の厚み方向に前記中心軸が平行移動するようにスライド可能に取り付けられる請求項1〜5のいずれか一項に記載のステアリング用機器操作装置。
  7. 前記機器制御部は、前記機器操作部がスライドすることにより前記車載機器の動作を決定する請求項6に記載のステアリング用機器操作装置。
  8. 前記機器操作部の動きをロックするロック部をさらに有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のステアリング用機器操作装置。
  9. 前記把持部は、前記機器操作部を配置するための凹部を有し、
    前記機器操作部は、前記把持部の表面側および裏面側において前記凹部から突出すると共に前記把持部の両側面側において前記凹部内に位置するように配置される請求項1〜8のいずれか一項に記載のステアリング用機器操作装置。
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