JP6542579B2 - Led照明装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されたLED照明装置(照明装置)は、器具本体の中央部に設けられた主光源(ロアーユニット)と、器具本体の外周部の枠部に設けられた補助光源と、天井面に対向する器具本体の上部に設けられた間接光源(アッパーユニット)と、を備えている。
間接光源は、LEDが実装された基板と、基板を器具本体の上面に取り付けるための取付部等、を有している。取付部は、全体がL字形状に形成されて、横向きに配置したLEDを有する基板が、器具本体の水平な上面に直交するように上下方向に向けて取り付けられている。間接光源は、LEDからの光が器具本体の上面と平行に外側へ向けて出射されるように配置されている。
天井照明器具は、このような主光源と、補助光源と、天井面を照明する間接光源とを備えていることによって、器具をどのような向きに取り付けても部屋全体を照明して、部屋の明るさ感を向上させている。
電源コネクタ13aは、電源基板13とLED光源基板15、及び、間接光光源基板20を電線23でつなぐためのものである。
これにより、LED照明装置1は、屋内配線器具(図示省略)、取付アダプタ(図示省略)、電線23,24、電源基板13をそれぞれ介して、給電されるように構成されている。
図4に示すように、環状部14cの上面側には、環状部14cの上面にねじ止めされる間接光光源基板20と、この間接光光源基板20を覆う間接光カバー21と、が配置されている。
電線挿通孔14gは、環状部14cに穿孔された貫通孔からなり、前記電線挿通孔14fから引き出された電線23が配線されている。
収納凹部14hは、電線23が接続された電源基板13が内設される収納空間である。
基板収納部16dは、つば部16cから傾斜して窪んだ状態に形成されて、その内底部位にLED光源基板15が水平に配置されて、LED素子群15bが収容されている。
また、図12に示すように、反射部21bは、山状部21dの内面(天井面)から下方向に向けて形成された略環状の肉厚部からなり、外側壁面でLED素子20aから放射された光を外周方向に向けて反射するように形成されている。
なお、反射部壁外周面に反射率の高い、反射シート等を取り付けたり、光を反射する反射材を塗装したりすることで、より効率よく、光を外周部へ出射することができる。
下面視して略環状に形成された反射部21a,21bは、センサユニット22が配置されている箇所では、それを避けるために、凹形状(略C字形状)に折曲がった形状に形成されている。
山状部21dは、間接光光源基板20の上面と、間接光カバー21の下面との間に反射部21a,21bを形成するための空間を形成する部位である。山状部21dは、上面が縦断視して山状(三角形状)に形成されて、上側に膨らんだ状態に形成されている。
図11及び図12に示すように、外縁部21fは、山状部21dの外周部から下側方向に向けて形成されて、放熱板14のカバー取付部14eの外周面を覆うように配置されている。
次に、図5、図11及び図12を主に各図を参照しながら本発明の実施形態に係るLED照明装置1の作用を説明する。
ちなみに、本や新聞の文字を見やすくするときは、リモコンの所定のボタンを押下すると、昼光色LED15b1と電球色LED15b2の明るさが増すとともに、青色LED15b3が点灯して青緑色光をプラスし、さらに明るく、より太陽光に近い自然な明かりを実現する。これにより、文字や写真等が見やすくなる。
このため、LED素子20aから照射された光は、間接光カバー21の反射部21a,21bによって外周方向に反射されるので、外周方向(横方向)を照射して、部屋全体を明るく照明することができる。
このため、LED素子20aは、このLED素子20aから照射された光が、外周方向及び上方向に他の部材によって遮られることなく照明することができるので、LED照明装置1の外周方向及び天井方向に光の量を従来の装置を比べて多くして、明るく照明することができる。
なお、グレアをより確実に防止または低減するように、LED素子20aから照射された光は、間接光カバー21の下面とLED素子20aの間の空間において拡散や反射して、間接光カバー21の所定位置から外周方向に出射するように構成することが好ましい。また、少なくとも間接光カバー21の光が出射する所定位置は、セード19のように光が拡散するように構成することが好ましい。
また、特許文献1では、間接光源の基板(特許文献1の符号34の基板)が平坦な板状(直線状)で、かつ、基板同士の間に大きな隙間があいているが、本実施形態の間接光光源基板20は円弧状(C字状)でそのような隙間がないので、間接光光源基板20上にLED素子20aを適切に(隙間なく)配置できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、前記実施形態で説明したものと同一なものは、同一符号を付してその説明は省略する。
図13は、間接光カバー21A(上方カバー)の第1変形例を示す要部拡大断面図である。
図13に示すように、間接光カバー21Aは、副光源用のLED素子20aの光を反射する反射部21a以外に、LED素子20aから放射された光を外周方向に屈折させる導光部21Aa(プリズム)を有しているものであってもよい。
図14は、間接光カバー21B(上方カバー)の第2変形例を示す要部拡大断面図である。
図14に示すように、間接光カバー21Bは、副光源用のLED素子20aの上方にある基板収容部21Bcの上面部の外周部寄りの位置に、プリズムの機能を果す導光部21Baを形成してもよい。
図15は、間接光光源基板20Aの変形例を示す図であり、間接光カバーを取り外したLED照明装置を示す斜視図である。
前記実施形態では、間接光光源基板20(図9参照)の一例として、3つに分割した回路基板を平面視してC字状に連結した場合を説明したが、これに限定されるものでない。
図15に示すように、間接光光源基板20Aは、1つのC字状に形成された回路基板であってもよい。
また、間接光光源基板20Aは、1つの環状に形成された回路基板であってもよい。
前記した実施形態や変形例では、間接光カバー21Aや間接光カバー21Bのように、プリズム(導光部21Aaや導光部21Ba)が間接光カバー21自体に備わるようにしているが、プリズムを、LED素子の一つ一つ(一組一組)に対応して、間接光カバー21とは別体または一体に設けるようにしてもよい。
また、間接光光源基板20のLEDの光軸は、天井方向を向くようにされているが、外周方向に傾斜した光軸を有するようにしてもよい。
また、本実施形態では、基板作成時に基板の材料を無駄にしないように、つまり基板の板取の都合上、円弧状の3つの基板を作成し、それを連結することでC字状の間接光光源基板20としたが、単一の基板で間接光光源基板20を構成してもよい。この場合、基板接続用のコネクタ20b等が不要になるという利点がある。
11 バックボーン
14 放熱板
14e カバー取付部
15 LED光源基板(第1の光源基板)
15b LED素子群(LED素子)
16 LEDカバー
20,20A 間接光光源基板(第2の光源基板)
20a LED素子
21,21A,21B 間接光カバー(上方カバー)
21a,21b 反射部
21Aa 導光部(プリズム)
21Ab,21Bb 突起
21Ba 導光部(傾斜面)
Claims (4)
- 複数のLED素子を主光源として備えて光を照射する第1の光源基板と、
複数のLED素子を副光源として備えて光を照射する第2の光源基板と、
前記第1の光源基板及び前記第2の光源基板の熱を放熱する放熱板と、を有するLED照明装置であって、
前記放熱板は、
当該放熱板の下面側には、下向きに光を照射するように前記第1の光源基板が配置され、
当該放熱板の上面側には、上向きに光を照射するように前記第2の光源基板が水平に配置されると共に、前記第2の光源基板を上方から覆い光を透過する透光性の上方カバーを備え、
前記上方カバーは、
前記第2の光源基板の前記複数のLED素子から放射された光を外周方向に反射する反射部と、
前記第2の光源基板の上面と、当該上方カバーの下面との間に前記反射部を形成するための空間を形成する山状部と、を有し、
前記第2の光源基板の前記複数のLED素子から照射された光を外周方向及び上方向に照射し、
前記山状部は、上面が縦断視して山状に膨らんだ状態に形成され、
前記反射部は、前記山状部の内面から下方向に向けて形成されていること
を特徴とするLED照明装置。 - 前記第2の光源基板の前記複数のLED素子は、前記放熱板の上面側の外周部に、当該外周部の全体の位置から光を照射するように配置されていること
を特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。 - 前記第2の光源基板の前記複数のLED素子は、前記第1の光源基板の外周部よりも外周側に配置されていること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED照明装置。 - 前記放熱板の外周部には、前記上方カバーが取り付けられるカバー取付部を有し、
前記第2の光源基板の前記複数のLED素子は、前記カバー取付部の上部に配置されていること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載のLED照明装置。
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