JP6538550B2 - 潤滑油の漏洩を防止する軸封装置を有する流体継手 - Google Patents

潤滑油の漏洩を防止する軸封装置を有する流体継手 Download PDF

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Description

本発明は、流体継手に関するものであり、特に流体継手の軸封装置に関するものである。
流体継手は、入力側羽根車であるインペラと、出力側羽根車であるランナとの間に存在する作動流体を介して入力軸の回転を出力軸に伝達する装置である。作動流体には、例えば、作動油が使用される。インペラとランナとの間に存在する作動流体の量を増減することにより、入力軸に対する出力軸の回転速度を無段階に変えることができる。
インペラは駆動軸に固定されており、ランナは出力軸に固定されている。出力軸は、インペラおよびランナなどを収容するケーシングを貫通して延びており、継手を介して被回転体に接続される。ケーシングにおける出力軸の軸貫通部は、出力軸を支持する軸受に供給された潤滑油が流体継手の外部に漏洩しないように、ラビリンス構造などを有する軸シールによって封止されている。
さらに、流体継手は、駆動軸に原動機(電動機やガスタービンなど)の回転を伝達する入力軸を有している。入力軸は、ケーシングを貫通して、原動機に接続される。ケーシングにおける入力軸の軸貫通部は、入力軸を支持する軸受に供給された潤滑油が流体継手の外部に漏洩しないように、ラビリンス構造などを有する軸シールによって封止されている。
特開平10−196686号公報
出力軸を支持する軸受に供給された潤滑油の一部は霧状となり、油ミストを形成する。軸シールは軸受の近傍に配置されているため、油ミストは軸シールに到達する。同様に、入力軸を支持する軸受に供給された潤滑油の一部は油ミストを形成し、これが軸シールに到達する。このような油ミストの漏洩を、ラビリンス構造などを有する軸シールだけで防止するのは困難であり、潤滑油が流体継手のケーシングから漏洩することがある。
本発明は、そのような従来の問題点を解決するためになされたものであり、ケーシングからの潤滑油の漏洩を確実に防止することができる軸封装置を有した流体継手を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の第1の態様は、互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、前記インペラが固定された駆動軸と、前記ランナが固定され、前記ケーシングを貫通して延びる出力軸と、前記ケーシングと前記出力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する出力軸軸封装置を備え、前記出力軸軸封装置は、前記出力軸の外周面を囲む軸シールと、前記軸シールを覆う出力軸軸封カバーと、エゼクターと、前記出力軸軸封カバーの最下端部から前記エゼクターまで延びる出力軸油戻り配管を有し、前記エゼクターは、前記駆動軸および前記出力軸を回転可能にそれぞれ支持する軸受の少なくとも一つに供給される潤滑油を駆動流体として用いることを特徴とする流体継手である。
本発明の第2の態様は、互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、前記インペラが固定された駆動軸と、前記ランナが固定され、前記ケーシングを貫通して延びる出力軸と、前記ケーシングと前記出力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する出力軸軸封装置を備え、前記出力軸軸封装置は、前記出力軸の外周面を囲む軸シールと、前記軸シールを覆う出力軸軸封カバーと、エゼクターと、前記出力軸軸封カバーから前記エゼクターまで延びる出力軸油戻り配管を有し、前記エゼクターは、前記駆動軸および前記出力軸を回転可能にそれぞれ支持する軸受の少なくとも一つに供給される潤滑油を駆動流体として用いる流体継手であって、前記流体継手は、前記インペラと前記ランナとの間に形成された流体室内にある作動流体の量を増減させるスクープチューブと、前記スクープチューブの先端を変位させるためのスクープチューブ駆動油として、前記潤滑油を用いるアクチュエータと、前記アクチュエータから前記スクープチューブ駆動油が排出されるスクープチューブ駆動油排出ラインをさらに備え、前記スクープチューブ駆動油は、前記潤滑油を前記軸受に供給する油供給ラインから前記アクチュエータに供給され、前記エゼクターは、前記スクープチューブ駆動油排出ラインに接続されることを特徴とする流体継手である。
本発明の好ましい態様は、前記エゼクターは、前記潤滑油を前記軸受に供給する油供給ラインに接続されることを特徴とする。
本発明の第の態様は、互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、前記インペラが固定された駆動軸と、前記ランナが固定された出力軸と、原動機に連結され、前記ケーシングを貫通して延びる入力軸と、前記ケーシングと前記入力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する入力軸軸封装置を備え、前記入力軸軸封装置は、前記入力軸の外周面を囲む軸シールと、前記軸シールを覆う入力軸軸封カバーと、前記入力軸軸封カバーから前記ケーシングまで延びる入力軸油戻り配管と、前記入力軸に固定された回転体と、前記回転体の側面に隣接する板体を有し、前記入力軸油戻り配管の油排出口は、前記回転体の回転方向における前記板体の下流側に位置することを特徴とする流体継手である。
本発明の好ましい態様は、前記板体は、前記ケーシングの内面に形成されたリブであることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記回転体は、前記駆動軸に固定された駆動軸歯車と噛み合う入力軸歯車であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記入力軸油戻り配管は、前記入力軸軸封カバーの最下端部から延びることを特徴とする。
本発明の第1の態様および第2の態様によれば、エゼクターにより、軸シールを覆う出力軸軸封カバーの内部に負圧が形成される。軸シールを通過した潤滑油(油ミストを含む)はエゼクターに吸引されるので、潤滑油が流体継手の外部に漏洩することを確実に防止することができる。
本発明の第の態様によれば、回転体が回転すると、板体の下流側には負圧が形成される。軸シールを覆う入力軸軸封カバーの内部は、入力軸油戻り配管を介して板体の下流側の領域に連通している。したがって、回転体が回転すると、入力軸軸封カバーの内部に負圧が形成される。軸シールを通過した潤滑油(油ミストを含む)は、入力軸油戻り配管を通ってケーシング内に吸引されるので、潤滑油が流体継手の外部に漏洩することを確実に防止することができる。

本発明の流体継手の一実施形態を模式的に示す平面図である。 出力軸と流体継手のケーシングとの間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止するための出力軸軸封装置の一実施形態を示す概略断面図である。 入力軸と流体継手のケーシングとの間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止するための入力軸軸封装置の一実施形態を示す概略断面図である。 図3のA−A線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の流体継手の一実施形態を模式的に示す平面図である。図1に示すように、流体継手は、互いに向き合って配置されたインペラ1およびランナ2と、インペラ1が固定された駆動軸11と、ランナ2が固定された出力軸12とを備える。インペラ1は入力側羽根車、ランナ2は出力側羽根車とも呼ばれる。インペラ1およびランナ2は、それぞれ内側に複数の放射状翼を有する半球形状を有しており、インペラ1とランナ2との間には流体室5が形成される。
駆動軸11と平行に、入力軸15が配置されている。この入力軸15は、ラジアル軸受16,17によって支持されている。入力軸15には入力軸歯車(大歯車)21が固定され、駆動軸11には、入力軸歯車21に噛み合う駆動軸歯車(小歯車)22が固定されている。入力軸15の端部は、図示しない原動機(電動機やガスタービンなど)に接続されている。原動機の回転は、入力軸15から入力軸歯車21および駆動軸歯車22を介して駆動軸11に伝達される。
流体継手は、インペラ1およびランナ2を収容するケーシング8を有する。ケーシング8には、入力軸歯車21および駆動軸歯車22なども収容される。出力軸12は、ケーシング8を貫通して延びており、ケーシング8における出力軸12の軸貫通部には、出力軸軸封装置65が配置される。同様に、入力軸15は、ケーシング8を貫通して延びており、ケーシング8における入力軸15の軸貫通部には、入力軸軸封装置70が配置される。出力軸軸封装置65および入力軸軸封装置70については、後述する。
流体継手は、インペラ1とランナ2との間に形成される流体室5に作動流体を供給する作動流体循環システム25と、流体室5内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブ(すくい管)30とをさらに備えている。このスクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内に位置している。インペラケーシング7は、インペラ1に固定され、ランナ2を囲む形状を有している。インペラケーシング7は、インペラ1とともに回転する。
本実施形態では、スクープチューブ30には油圧サーボ32を有するアクチュエータ31が接続されており、このアクチュエータ31によってスクープチューブ30はインペラ1およびランナ2の半径方向に移動可能となっている。インペラ1およびインペラケーシング7が回転しているとき、作動流体(例えば作動油)は、回転するインペラケーシング7に保持される。このインペラケーシング7内の作動流体は、回転するインペラ1によって流動し、この流動した作動流体がランナ2を回転させる。
インペラ1が回転しているとき、作動流体には遠心力が発生し、作動流体の圧力が高まる。スクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内の作動流体をすくい取り、作動流体はスクープチューブ30内を通ってインペラケーシング7から排出される。作動流体循環システム25は、作動流体を冷却するための流体冷却装置26と、この流体冷却装置26を貫通して延びる作動流体循環ライン27とを備えている。作動流体循環ライン27の入口は、スクープチューブ30に接続されており、作動流体循環ライン27の出口は、インペラ1とランナ2との間の流体室5に連通している。
インペラケーシング7からスクープチューブ30を通って排出された作動流体は、作動流体循環ライン27を流れて流体冷却装置26に送られる。作動流体は、冷却水との熱交換によって冷却された後、さらに作動流体循環ライン27を通って流体室5に戻される。このように、作動流体は、回転するインペラ1によって上昇された自身の圧力によって、流体室5と流体冷却装置26との間を循環する。
インペラ1は駆動軸11に固定されており、ランナ2は出力軸12に固定されている。駆動軸11の回転は、インペラ1から作動流体を介してランナ2に伝えられ、出力軸12が回転する。ランナ2の回転速度は、インペラ1とランナ2との間に形成された流体室5内の作動流体の量によって変化する。具体的には、作動流体の量が多いほど、ランナ2の回転速度は高くなる。
流体室5内の作動流体の量は、スクープチューブ30の位置に依存して変わる。すなわち、スクープチューブ30の先端30aが半径方向外側に移動すると、作動流体の量が減り、スクープチューブ30の先端30aが半径方向内側に移動すると、作動流体の量が増える。このように、アクチュエータ31でスクープチューブ30を操作することによって、流体室5内の作動流体の量、すなわち、出力軸12の回転速度を変えることができる。
インペラ1の回転によって作動流体に遠心力が付与されると、作動流体の圧力が上がり、インペラ1およびランナ2にはスラスト力が作用する。したがって、駆動軸11は、2つのラジアル軸受40,41および1つのスラスト軸受42によって回転自在に支持されている。同様に、出力軸12も、2つのラジアル軸受45,46および1つのスラスト軸受47によって回転自在に支持されている。
流体継手は、ラジアル軸受16,17,40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に潤滑油を供給する潤滑油供給システム50を備えている。潤滑油供給システム50は、潤滑油を冷却するための油冷却装置54と、この油冷却装置54を貫通して延びる油供給ライン51と、油供給ライン51に接続された油ポンプ53を備えている。本実施形態では、油ポンプ53は、入力軸15に連結され、入力軸15の回転に伴って運転されるギヤポンプである。一実施形態では、油ポンプ53は、電動機によって入力軸15とは独立して駆動されるポンプであってもよい。潤滑油は、油ポンプ53によって油供給ライン51を通って油冷却装置54に移送され、ここで冷却水によって冷却される。冷却された潤滑油は、さらに油供給ライン51を通ってラジアル軸受40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に供給される。冷却された潤滑油は、入力軸15を支持するラジアル軸受16,17にも供給される。
油供給ライン51は、上記ラジアル軸受16,17,40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に潤滑油を供給するための分岐油路51aと、スクープチューブ30の先端30aを移動させるアクチュエータ31の油圧サーボ32に潤滑油を供給するための分岐油路51bとを有する。アクチュエータ31の油圧サーボ32は、シリンダ55と、該シリンダ55内に配置され、スクープチューブ30に接続されたピストン56と、を有する。ピストン56は、分岐油路51bからシリンダ55に供給された潤滑油によって前進または後進する。すなわち、油供給ライン51の分岐油路51bを通ってシリンダ55に供給された潤滑油は、ピストン56に接続されたスクープチューブ30の先端30aを変位させるスクープチューブ駆動油として用いられる。油圧サーボ32のシリンダ55に供給された潤滑油は、該シリンダ55から延びるスクープチューブ駆動油排出ライン58を通って排出される。スクープチューブ駆動油排出ライン58は、エゼクター60に接続されている。このエゼクター60の駆動流体には、スクープチューブ駆動油排出ライン58を流れる潤滑油(すなわち、アクチュエータ31の油圧サーボ32から排出されたスクープチューブ駆動油)が用いられる。エゼクター60から噴出された潤滑油は、図示しない油タンクに回収される。
図2は、出力軸12と流体継手のケーシング8との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止するための出力軸軸封装置65の一実施形態を示す概略断面図である。図2に示されるように、出力軸軸封装置65は、出力軸12の外周面を囲む軸シール68と、この軸シール68を覆う出力軸軸封カバー66と、上記エゼクター60と、出力軸軸封カバー66からエゼクター60まで延びる出力軸油戻り配管67と、を有している。出力軸軸封カバー66は、軸方向において軸シール68の外側に配置されており、軸シール68および出力軸軸封カバー66はケーシング8に固定されている。本実施形態では、軸シール68と出力軸軸封カバー66は一体に形成されているが、これらは別部材として構成されてもよい。
軸シール68はラビリンスシールである。出力軸軸封カバー66の中央部には、貫通孔66aが形成されており、該貫通孔66aを通って出力軸12が延びる。図2に示されるように、この貫通孔66aを形成する円周面には、軸シールであるラビリンスシール69が形成されてもよい。出力軸軸封カバー66には出力軸油戻り配管67が接続されており、この出力軸油戻り配管67は上記エゼクター60に接続されている
出力軸軸封カバー66は、該出力軸軸封カバー66の内周面から外周面まで延びる出力軸排出油路66bを有している。出力軸排出油路66bは、出力軸油戻り配管67の一方の端部に接続されている。したがって、出力軸油戻り配管67は出力軸軸封カバー66の内部に連通している。出力軸油戻り配管67の他方の端部はエゼクター60に接続されている。
本実施形態では、エゼクター60は、駆動流体として、油ポンプ53によって昇圧された潤滑油を利用する。潤滑油は、油供給ライン51の分岐油路51bを通ってアクチュエータ31の油圧サーボ32に供給され、該油圧サーボ32からスクープチューブ駆動油排出ライン58を通ってエゼクター60に供給される(図1参照)。
油ポンプ53によって昇圧された潤滑油がエゼクター60を通過するとき、出力軸油戻り配管67には負圧が発生する。出力軸油戻り配管67は、出力軸軸封カバー66の内部に連通しているので、出力軸軸封カバー66の内部にも負圧が形成される。この負圧により、軸シール68を通過した潤滑油(油ミストを含む)がエゼクター60に吸い込まれる。この潤滑油は、スクープチューブ駆動油排出ライン58からエゼクター60に供給された潤滑油(駆動流体)と混合され、ケーシング8の下方に配置された図示しない油タンクに回収される。このように、本実施形態によれば、出力軸軸封装置65は、ケーシング8の外部への潤滑油の漏洩を確実に防止することができる。
本実施形態では、エゼクター60は、油ポンプ53から油供給ライン51の分岐油路51bを通ってアクチュエータ31に供給された潤滑油を駆動流体として用いるが、アクチュエータ31を通さずに、油供給ライン51を流れる潤滑油を直接エゼクター60に供給してもよい。あるいは、油ポンプ53とは異なる油ポンプからエゼクター60の駆動流体を該エゼクター60に供給してもよい。さらに、エゼクター60の駆動流体として供給される潤滑油は、駆動軸11、出力軸12、および入力軸15を回転可能に支持する軸受16,17,40,41,42,45,46,47のうちの少なくとも一つに潤滑油を供給するための油供給ラインから供給されてもよい。
本実施形態において、出力軸油戻り配管67は、出力軸軸封カバー66の最下端部に接続されている。このような構成によれば、軸シール68を通過した潤滑油は、自重によって出力軸軸封カバー66の最下端部に集まり、出力軸油戻り配管67に流入する。したがって、潤滑油が出力軸軸封カバー66の内部に残留することが防止される。
図3は、入力軸15と流体継手のケーシング8との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止するための入力軸軸封装置70の一実施形態を示す概略断面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。図3および図4に示されるように、入力軸軸封装置70は、入力軸15の外周面を囲む軸シール74と、この軸シール74を覆う入力軸軸封カバー71と、入力軸軸封カバー71からケーシング8まで延びる入力軸油戻り配管72と、入力軸15に固定された回転体としての入力軸歯車21と、入力軸歯車21の側面に隣接する板体75と、を有している。入力軸軸封カバー71は、軸方向において軸シール74の外側に配置されており、軸シール74および入力軸軸封カバー71はケーシング8に固定されている。本実施形態では、軸シール74と入力軸軸封カバー71は一体に形成されているが、これらは別部材として構成されてもよい。
軸シール74はラビリンスシールである。入力軸軸封カバー71の中央部には、貫通孔71aが形成されており、該貫通孔71aを通って入力軸15が延びる。図3に示されるように、この貫通孔71aを形成する円周面には、軸シールであるラビリンスシール76が形成されてもよい。入力軸軸封カバー71には入力軸油戻り配管72の一方の端部が接続されており、入力軸油戻り配管72の他方の端部はケーシング8に接続されている。入力軸油戻り配管72は、入力軸軸封カバー71からケーシング8まで延びている。
入力軸15には、駆動軸11に固定された駆動軸歯車(小歯車)22と噛み合う入力軸歯車(大歯車)21が固定されている。入力軸歯車21は、入力軸15と一体に回転する回転体である。ケーシング8の内面には板体75が形成されている。この板体75は、入力軸歯車21の側面に隣接している。本実施形態では、板体75は、ケーシング8の剛性を増加させるために、ケーシング8の内面に形成された補強用のリブである。
入力軸軸封カバー71は、該入力軸軸封カバー71の内周面から外周面まで延びる入力軸排出油路71bを有している。入力軸排出油路71bは、入力軸油戻り配管72の一方の端部に接続されている。したがって、入力軸油戻り配管72は入力軸軸封カバー71の内部に連通している。入力軸油戻り配管72はケーシング8まで延びており、入力軸油戻り配管72の他方の端部に形成された油排出口72aは、ケーシング8の内面で開口している。図4に示されるように、油排出口72aは、入力軸歯車(回転体)21の回転方向における板体(リブ)75の下流側に位置している。
入力軸15を回転させると、入力軸歯車21は入力軸15と一体に回転し、入力軸歯車21に隣接する板体75の下流側には負圧が形成される。入力軸油戻り配管72の一方の端部は入力軸軸封カバー71に接続され、他方の端部に形成された油排出口72aは、板体75の下流側の領域に連通している。したがって、入力軸歯車21が回転すると、入力軸軸封カバー71の内部には負圧が形成される。この負圧により、軸シール74を通過した潤滑油(油ミストを含む)は、入力軸油戻り配管72を通ってケーシング8内に吸い込まれる。この潤滑油は、ケーシング8の下方に配置された図示しない油タンクに回収される。このように、本実施形態によれば、入力軸軸封装置70は、ケーシング8の外部への潤滑油の漏洩を確実に防止することができる。
本実施形態では、入力軸軸封カバー71の内部に負圧を発生させる回転体として入力軸歯車21を用いているが、入力軸歯車21とは異なる回転体を入力軸15に固定してもよい。さらに、本実施形態では、回転体の側面に隣接する板体75として、ケーシング8の剛性を増加させるためのリブを用いているが、このリブとは異なる板体をケーシング8の内面に固定してもよい。
本実施形態において、入力軸油戻り配管72は、入力軸軸封カバー71の最下端部に接続されている。このような構成によれば、軸シール74を通過した潤滑油は、自重によって入力軸軸封カバー71の最下端部に集まり、入力軸油戻り配管72に流入する。したがって、潤滑油が入力軸軸封カバー71の内部に残留することが防止される。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 インペラ
2 ランナ
5 流体室
7 インペラケーシング
8 ケーシング
11 駆動軸
12 出力軸
15 入力軸
16,17 ラジアル軸受
21 入力軸歯車(回転体)
22 駆動軸歯車
25 作動流体循環システム
26 流体冷却装置
27 作動流体循環ライン
30 スクープチューブ(すくい管)
31 アクチュエータ
32 油圧サーボ
40,41,45,46 ラジアル軸受
42,47 スラスト軸受
50 潤滑油供給システム
51 油供給ライン
53 油ポンプ
54 油冷却装置
55 シリンダ
56 ピストン
58 スクープチューブ駆動油排出ライン
60 エゼクター
65 出力軸軸封装置
66 出力軸軸封カバー
67 出力軸油戻り配管
68,69 軸シール
70 入力軸軸封装置
71 入力軸軸封カバー
72 入力軸油戻り配管
74,76 軸シール
75 板体

Claims (7)

  1. 互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、
    前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、
    前記インペラが固定された駆動軸と、
    前記ランナが固定され、前記ケーシングを貫通して延びる出力軸と、
    前記ケーシングと前記出力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する出力軸軸封装置を備え、
    前記出力軸軸封装置は、
    前記出力軸の外周面を囲む軸シールと、
    前記軸シールを覆う出力軸軸封カバーと、
    エゼクターと、
    前記出力軸軸封カバーの最下端部から前記エゼクターまで延びる出力軸油戻り配管を有し、
    前記エゼクターは、前記駆動軸および前記出力軸を回転可能にそれぞれ支持する軸受の少なくとも一つに供給される潤滑油を駆動流体として用いることを特徴とする流体継手。
  2. 互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、
    前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、
    前記インペラが固定された駆動軸と、
    前記ランナが固定され、前記ケーシングを貫通して延びる出力軸と、
    前記ケーシングと前記出力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する出力軸軸封装置を備え、
    前記出力軸軸封装置は、
    前記出力軸の外周面を囲む軸シールと、
    前記軸シールを覆う出力軸軸封カバーと、
    エゼクターと、
    前記出力軸軸封カバーから前記エゼクターまで延びる出力軸油戻り配管を有し、
    前記エゼクターは、前記駆動軸および前記出力軸を回転可能にそれぞれ支持する軸受の少なくとも一つに供給される潤滑油を駆動流体として用いる流体継手であって、
    前記流体継手は、
    前記インペラと前記ランナとの間に形成された流体室内にある作動流体の量を増減させるスクープチューブと、
    前記スクープチューブの先端を変位させるためのスクープチューブ駆動油として、前記潤滑油を用いるアクチュエータと
    記アクチュエータから前記スクープチューブ駆動油が排出されるスクープチューブ駆動油排出ラインをさらに備え
    記スクープチューブ駆動油は、前記潤滑油を前記軸受に供給する油供給ラインから前記アクチュエータに供給され、
    前記エゼクターは、前記スクープチューブ駆動油排出ラインに接続されることを特徴とする流体継手。
  3. 前記エゼクターは、前記潤滑油を前記軸受に供給する油供給ラインに接続されることを特徴とする請求項1に記載の流体継手。
  4. 互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、
    前記インペラおよび前記ランナを収容するケーシングと、
    前記インペラが固定された駆動軸と、
    前記ランナが固定された出力軸と、
    原動機に連結され、前記ケーシングを貫通して延びる入力軸と、
    前記ケーシングと前記入力軸との間の隙間からの潤滑油の漏洩を防止する入力軸軸封装置を備え、
    前記入力軸軸封装置は、
    前記入力軸の外周面を囲む軸シールと、
    前記軸シールを覆う入力軸軸封カバーと、
    前記入力軸軸封カバーから前記ケーシングまで延びる入力軸油戻り配管と、
    前記入力軸に固定された回転体と、
    前記回転体の側面に隣接する板体を有し、
    前記入力軸油戻り配管の油排出口は、前記回転体の回転方向における前記板体の下流側に位置することを特徴とする流体継手。
  5. 前記板体は、前記ケーシングの内面に形成されたリブであることを特徴とする請求項4に記載の流体継手。
  6. 前記回転体は、前記駆動軸に固定された駆動軸歯車と噛み合う入力軸歯車であることを特徴とする請求項4または5に記載の流体継手。
  7. 前記入力軸油戻り配管は、前記入力軸軸封カバーの最下端部から延びることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の流体継手。
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