JP6531752B2 - 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法 - Google Patents

形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6531752B2
JP6531752B2 JP2016242450A JP2016242450A JP6531752B2 JP 6531752 B2 JP6531752 B2 JP 6531752B2 JP 2016242450 A JP2016242450 A JP 2016242450A JP 2016242450 A JP2016242450 A JP 2016242450A JP 6531752 B2 JP6531752 B2 JP 6531752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
steel plate
difference
gap
shape evaluation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016242450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018096876A (ja
Inventor
青江 信一郎
信一郎 青江
順 衞藤
順 衞藤
岳則 湯浅
岳則 湯浅
三宅 勝
勝 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2016242450A priority Critical patent/JP6531752B2/ja
Publication of JP2018096876A publication Critical patent/JP2018096876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6531752B2 publication Critical patent/JP6531752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

本発明は、例えば鋼板などの形状評価対象体の形状評価方法、鋼板の形状矯正方法、鋼板の製造方法に関し、例えば圧延工程或いは加熱冷却工程で鋼板に発生した反り、耳波、歪みなどの形状を圧延ライン横で矯正するのに好適なものである。
鋼板などの形状評価対象体の形状評価方法としては、例えば下記特許文献1に記載されるように、予め設定された長さの差金を形状評価対象体の形状測定面にあてがい、差金と形状側定面との間の隙間を計測するときの周波数応答特性を有するバンドパスフィルタを用い、形状評価対象体の形状測定面上の測定点の位置の点群データにバンドパスフィルタを作用させて隙間を求めるものがある。
特開2014−104483号公報
特許文献1のような形状評価方法は、オペレータ(作業者)が鋼板表面上に予め設定された長さの差金をあてがい、差金と鋼板との間の隙間を観察することで鋼板形状を認識する場合と同等の形状評価を短時間で正確に行なうことができる。
しかしながら、オペレータが実際に差金を鋼板表面上にあてがう場合には、鋼板の先端及び尾端で差金隙間が零に拘束される。すなわち、図12に示すように、鋼板の先端又は尾端の端部付近では、差金隙間の差金有効長が短くなり、板端では差金隙間が原理的に零となる。この端部付近での差金有効長が短くなることに合わせて、差金長さを短くしていく必要があるが、バンドパスフィルタとして作用させる場合、場所毎で差金長を変更することはできない。
したがって、バンドパスフィルタを使用して差金隙間を演算処理によって計測する場合には、例えば図10に示すように、鋼板の先端及び尾端の差金隙間が零とはならず、比較的大きな値となってしまい、実際にオペレータが差金を鋼板端部にあてがう場合に比較して差金隙間の誤差が大きくなってしまうという未解決の課題がある。
本発明は、上記のような未解決の課題に着目してなされたものであり、形状評価対象体の測定端部での差金隙間の誤差を抑制して形状を適正に評価することができ、もって形状評価対象体の形状を適正に矯正することが可能な形状評価方法、鋼板形状矯正方法、鋼板製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る形状評価方法は、演算処理機能を有する計算機を用いて形状評価対象体の形状測定面の形状評価を行うに際し、予め設定された長さの差金を前記形状評価対象体の形状測定面にあてがい、前記差金と前記形状測定面との間の隙間を計測するときの周波数応答特性を有する位相補償バンドパスフィルタを前記形状評価対象体の形状測定面上の測定点の位置の点群データに作用させて前記隙間を求める形状評価方法であって、前記形状評価対象体の少なくとも一方の測定端から所定長さ内側までの調整領域で射影座標を伸長させるようにしている。
また、本発明に係る鋼板形状矯正方法は、前記形状評価対象体が鋼板である場合、前記形状評価方法で求めた前記隙間の絶対値が予め設定された規定値以上である位置を加圧ラムによるプレス矯正位置として提示するようにしている。
また、本発明に係る鋼板製造方法は、前記鋼板形状矯正方法を鋼板製造工程に用いるようにしたものである。
本発明に係る形状評価方法の一態様によれば、形状評価対象体の端部側の調整領域で射影座標を伸長させてから形状測定面上の測定点の位置の点群データに位相補償用バンドパスフィルタを作用させるようにしている。このため、調整領域での射影座標を伸長させることにより、相対的に差金長さを短くして評価対象体の測定端部の差金隙間を正確に評価することが可能となる。
また、形状評価対象体を鋼板とし、形状評価方法で求めた差金と形状測定面との間の隙間の絶対値が予め設定された規定値以上である位置を加圧ラムによるプレス矯正位置として提示する。これにより、鋼板形状を適正に矯正することができる。
さらに、鋼板形状矯正方法を鋼板製造工程に用いることにより、鋼板形状を正確に矯正した鋼板を製造することができる。
本発明の形状評価方法及び鋼板形状矯正方法を適用した鋼板形状矯正装置の概略構成の一実施形態を示す平面図である。 図1の形状計測装置中のレーザ距離計を構成するレーザ照射装置の概略構成図である。 図1の制御装置内で行われる鋼板形状矯正のための演算処理を示すフローチャートである。 点群データの一例を示す説明図である。 差金隙間測定モデルの模式図である。 差金隙間測定モデルの周波数応答関数の波長応答特性図である。 周波数特性の異なる曲面の差から差金隙間を求める場合の波長特性の説明図である。 図4の点群高さデータを測定誤差除去のための平滑化スプライン処理で得られた高さ曲面である。 図7の平滑化スプライン曲面を用いて周波数特性の異なる曲面の差から求めた差金隙間の説明図である。 図9の差金隙間の側面図である。 図9の差金隙間の上面図である。 板端における差金測定方法を示す説明図である。 伸長率の逆数を表す特性線図である。 形状測定装置で実行するフィルタ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図14の処理を行なった結果を示す図10と同様の差金隙間の説明図である。 周波数特性の異なる曲面の差から差金隙間を求める形状評価方法の説明図である。

図16の形状評価方法に従って計算によって求めた差金隙間の説明図である。 計算によって求めた差金隙間とオペレータが測定した差金隙間の相関図である。
以下、本発明の実施形態に係る形状評価方法及び鋼板形状矯正方法を適用した鋼板形状矯正装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の鋼板形状矯正装置の概略構成を示す平面図である。この鋼板形状矯正装置は、鋼板Sをオフラインで形状矯正するものである。図中の符号1は、鋼板Sの形状を矯正するプレス機であり、プレス機1の入側には入側ベッド3、プレス機1の出側には出側ベッド4が配設されている。
ベッド3,4は、何れも鋼板Sを搬送するための多数のローラが配設されており、このローラの回転状態を制御することで鋼板Sの搬送状態を制御することができる。また、入側ベッド3及び出側ベッド4の側方には、鋼板Sの位置を検出する位置検出装置7が設けられている。位置検出装置7は、後述する形状計測装置と同様にレーザ光を鋼板Sの搬送方向に走査して鋼板Sの搬送方向への形状を計測し、その形状計測結果から鋼板Sがどの位置にあるかを検出する。
本実施形態のプレス機1の場合、加圧ラム2で鋼板Sを上から加圧し、主として鋼板Sに曲げモーメント(3点曲げ)を付与して鋼板の形状を矯正する。鋼板Sの形状は、後述する鋼板形状計測装置によって計測する。
鋼板形状矯正のパラメータとしては、例えば鋼板Sの形状から求めた差金隙間、加圧ラム2による加圧力、シムと呼ばれる敷板の位置と間隔、鋼板Sの位置、即ちベッド3,4による鋼板Sの搬送状態などが挙げられる。
本実施形態のプレス機1による鋼板形状矯正は、後述するように、シムを用いて鋼板Sを加圧ラム2で加圧する。例えばプレス機1に搭載された鋼板Sが上に凸状に曲がっている場合、凸部を挟んだ鋼板Sの下に2本のシムを敷き、そのシムの間の凸部を加圧ラム2で加圧する。逆に、例えば鋼板Sが下に凸状に曲がっている場合、凸部の下に1本のシムを敷き、凸部を挟んだ鋼板Sの両側にシムを介在して加圧ラム2で加圧する。
加圧ラム2による曲げモーメントは、主にシムの間の部分の鋼板Sにのみ生じる。この曲げモーメントによる鋼板Sの変形量と加圧開放時の戻り量、所謂スプリングバック量を加味して、前述した種々のパラメータを調整する。
入側ベッド3の入側及び出側ベッド4の出側には形状計測装置5を、出側ベッド4の側方には制御装置6を設置した。このうち、形状計測装置5は、レーザ光によって検出点までの距離を検出するレーザ距離計と、レーザ距離計で検出された距離データから鋼板Sの形状を計測するコンピュータシステムを備えて構成される。
形状計測装置5の具体的な鋼板形状計測方法は、本出願人が先に提案した特開2010−155272号公報に記載されているものと同様である。すなわち、本実施形態の形状計測装置5は、3次元にレーザ光を走査して距離を計測するレーザ距離計を備えている。なお、鋼板Sは、一般に搬送方向に長手で、搬送方向と直交方向に短い。つまり、鋼板Sには長辺と短辺があり、本実施形態では、長辺方向を長手方向(x方向ともいう)とし、短辺方向を幅方向(y方向ともいう)と定義する。また、高さ方向をz方向ともいう。
本実施形態のレーザ距離計は、図2に示すように、レーザ光源11を回転台12の上に搭載し、レーザ光源11のレーザ出射口に周知のガルバノミラー13を配設した。ガルバノミラー13の回転軸はレーザ光源11のレーザ出射口からのレーザ光に一致し、ガルバノミラー13の回転軸は回転台12の回転軸と直交する。
本実施形態では、ガルバノミラー13を回転させることにより、レーザ光源11からのレーザ光を、例えば鋼板Sの長手方向、即ち図1の鋼板Sの搬送方向に偏光し、回転台12を回転させることにより、ガルバノミラー13から偏光されるレーザ光を、主として鋼板Sの幅方向、即ち図1の鋼板Sの搬送方向と直交方向に走査する。そのため、例えば鋼板Sの表面に向けて出射したレーザ光の再帰反射光を受光することにより、その表面の測定点までの距離を求めることができる。この距離は、測定点の長手方向(x方向)の位置及び幅方向(y方向)の位置を規定すると、誤差を含む高さ方向(z方向)の位置情報に変換することができる。従って、鋼板Sの表面を形状測定面とすると、形状測定面上のx、y座標上の高さ(z)位置を形状測定面の形状として認識することができる。
なお、本実施形態の形状計測装置5は、入側ベッド3上や出側ベッド4上だけでなく、プレス機1の加圧ラム2下でも鋼板Sの形状を計測することが可能である。また、前記位置検出装置7も、同様にして鋼板Sの形状を検出し、その形状がどこにあるのかで鋼板Sの位置を検出する。
さらに、形状計測装置5としては、鋼板Sの搬送を停止した状態で形状計測を行なう場合に限らず、鋼板Sを例えば長手方向に搬送させながら幅方向にレーザ光を走査することにより、x、y座標上の高さ(z)位置を形状測定面の形状として認識するようにしてもよい。
制御装置6は、ホストコンピュータなどのコンピュータシステムを備えて構築され、形状計測装置5によって鋼板S表面、即ち形状測定面の形状評価を行うと共に、プレス機1及びベッド3,4の稼動状態を制御して鋼板Sの形状矯正を行う。この演算処理は、図3に示すように、例えば鋼板形状矯正開始指令と同時に行われ、まずステップS1で、入側ベッド3や出側ベッド4により鋼板Sをプレス機1の加圧ラム2の下に搬入する。次にステップS2に移行して、前記形状計測装置5によって鋼板Sの形状測定面である表面の形状評価を行う。次にステップS3に移行して、前記ステップS2で得られた鋼板Sの形状評価に基づき、プレス機1及びベッド3,4の稼働状態を制御して鋼板Sの形状矯正制御を行う。次にステップS4に移行して、鋼板Sの形状矯正が完了したことを判定する。次にステップS5に移行して、入側ベッド3や出側ベッド4により鋼板Sを加圧ラム2下から払い出し、制御を終了する。
次に、形状計測装置5による鋼板Sの形状測定面、即ち表面の形状評価方法について説明する。この形状計測装置5では、前述したレーザ光の出射・受光によって、例えば図4に示すような位置データの点群データを取得することができる。位置データは、長手方向(x方向)、幅方向(y方向)が規定されており、高さ方向(z方向)に誤差を有する。このような点群データに対しては、例えば本出願人が先に提案した特開2012−37313号公報に記載の平滑化スプライン曲面を応用することができる。
平滑化スプライン曲面は、スプライン次数l、平滑化パラメータγで点群データを平滑化したスプライン状の曲面であり、その周波数応答関数h(ω,ω)は下記式(1)で表される。
Figure 0006531752
式(1)中のωは長手方向(鋼板Sの長手方向とは必ずしも一致しない)に対応する角周波数、ωは幅方向(鋼板Sの幅方向とは必ずしも一致しない)に対応する角周波数である。式(1)から、平滑化スプライン曲面が位相補償ローパスフィルタとして機能することが分かる。
この平滑化スプライン曲面を活用して、差金で形状評価することを考える。差金は、凡そその差渡し方向のみ形状評価するもので、この差金の差渡し方向を長手方向と考えると、長手方向と直行する幅方向は評価しない。更にスプライン次数lを1として、差金隙間推定方法を考える。
この周波数応答関数h(ω,ω)は、平滑化パラメータγを前記式(1)とした場合に、差金長さがLであるときのローパスフィルタであるから、これと長さの異なる差金長さのローパスフィルタの出力、即ち平滑化スプライン曲面と前記式(1)で表される平滑化スプライン曲面との差は、即ちバンドパスフィルタの出力となる。例えば、点群データの誤差を遮断するための比較的短い差金長さL、つまり前記差金長さLより短い差金長さLの差金を考え、この差金長さLの差金による平滑化スプライン曲面から前記式(1)で表される差金長さLの差金による平滑化スプライン曲面を差し引くことにより差金隙間が得られる。この差金隙間の周波数応答関数をf(ω,ω)とすると、周波数応答関数f(ω,ω)は下記式(2)で表される。なお、前記式(1)で表される平滑化スプライン曲面の周波数応答関数h(ω,ω)は差金長さがLであるときのローパスフィルタであるから、この周波数応答関数h(ω,ω)の長手方向の角周波数ωをL/L倍すれば、差金長さLの差金による平滑化スプライン曲面の周波数応答関数が得られる。
Figure 0006531752
前記式(2)を展開すると、下記式(3)式が得られる。
Figure 0006531752
この式(3)で幅方向の角周波数ωを無視してω=0とおくと下記式(4)が得られる。
Figure 0006531752
この式(4)の周波数応答関数f(ω,0)は、位相補償バンドパスフィルタである。上記の演算は、任意のスプライン次数に対して一般化は可能である。
また、差金の長さ(差金長さ)をLとし、この差金長さLの差金を鋼板Sの表面(形状測定面)、即ち平滑化スプライン曲面にあてがって差金隙間を測定するときの周波数応答関数は、共振周波数が2π/Lのとき、最大利得が2になると考えることができる。即ち、鋼板の撓みをy(x)、差金隙間測定値をY(x)、差金長さをLとしたとき、図5の差金隙間測定モデルの模式図から、下記式(5)が成立する。
Figure 0006531752
この式(5)をラプラス変換して下記式(6)を得る。
Figure 0006531752
前記式(6)から、差金隙間測定値の伝達関数G(s)は下記式(7)で表される。
Figure 0006531752
更に、差金隙間測定値の伝達関数G(s)の周波数応答関数G(ω)は下記式(8)で表される。
Figure 0006531752
図6には、前記式(8)で表される差金隙間測定値の周波数応答関数G(ω)の波長応答特性を示す。このモデルでは、波長が短い領域では、利得がギザギザになる。オペレータは、波長の短い凹凸をより短い長さの差金で測定しようとするので、この部分は無視してよい。従って、前記式(8)の周波数応答関数の共振周波数ωは下記式(9)で、共振周波数ωにおける最大利得は下記式(10)で表される。
Figure 0006531752
従って、オペレータが差金隙間を測定するときの周波数応答関数は、共振周波数が2π/Lのとき、最大利得が2になると考えられる。前記差金隙間の周波数応答関数と差金を鋼板表面にあてがって差金隙間を測定するときの周波数応答関数の特性を可能な限り一致させるためには、互いの共振周波数及び最大利得を一致させればよい。
この2つの平滑化スプライン曲面の差から求めた差金隙間の周波数応答関数f(ω,ω)の波長応答特性を図7に示す。ここでは、差金長さLを2m、誤差を遮断するための差金長さLを0.2m、平滑化パラメータを0.19mとして計算した。2つの平滑化スプライン曲面の差から差金隙間を求めた場合の周波数応答関数f(ω,ω)は、波長0.2m〜2mの範囲で利得が大きくなっていることから、バンドパスフィルタの帯域幅が広い。つまり、2つの平滑化スプライン曲面の差から差金隙間を求めることにより、より鋭角な(細かい)凹凸(変形)を認識(評価)できることになる。
主として鋼板Sを長手方向に搬送して形状矯正を行う形状矯正装置では、鋼板Sの長手方向の方がより細かい変形まで矯正できるという特性がある。
ところで、形状計測装置5では、前述したレーザ光の出射・受光によって、例えば図4に示すような位置データの点群データを取得することができる。位置データは、長手方向(x方向)、幅方向(y方向)が規定されており、高さ方向(z方向)に誤差を有する。
この点群データをローパスフィルタ周波数応答関数で平滑化した鋼板形状は、図8に示すようになる。ここで、誤差遮断波長を0.25mとした。この図8から計測誤差成分の「凸凹」が除去されていることが分かる。
図4の点群データをバンドパスフィルタf1(高周波誤差遮断波長0.25m、低周波遮断波長(差金長さ)2.0m)の周波数応答関数で推定するとともに、グレースケール処理した差金隙間を図9及び図10に示す。差金隙間の正値は凹、負値は凸を示している。
図10の差金隙間は、前記図8の差金隙間を鋼板の表面と平行な視点で表したものであり、正値は凸、つまり上に凸、負値は凹、つまり下に凸を表している。この差金隙間は、全体として鋼板の表面(形状測定面)の凹凸(変形)を認識しやすいが、オペレータにとっては、どの箇所をどの程度プレス矯正してよいか分かりにくい。そこで、図10の差金隙間を、長手方向及び幅方向の平面状に表したのが図11である。このようにして、差金隙間の絶対値が予め設定された規定値以上である箇所を、例えば白っぽく表したり、黒っぽく表したりすることで、それらの箇所をプレス矯正すればよいことが分かる。
凸形状については、前述のような凸部挟んだ鋼板の下に2本のシムを敷き、そのシムの間の凸部を加圧ラムで加圧する。凹形状については、凹部の下に1本のシムを敷き、凹部を挟んだ鋼板の両側にシムを介在させて加圧ラムで加圧する。
ところで、図10では、板先端及び板尾端で、差金隙間が比較的大きな値となっているが、実際は零に拘束されなければいけない。図12に示すように、板端部付近では、差金隙間の差金有効長が短くなり、板端では、差金間が原理的に零となる。
したがって、板端付近では、作業者の隙間測定値と合わせるために、差金長さを順次短くして行く必要がある。しかしながら、バンドパスフィルタを作用させる場合、鋼板Sの場所毎に差金長さを変更することはできない。そこで、逆に長手方向位置と幅を成分とする射影平面を長手方向に伸長させることで、鋼板Sの場所毎での差金長さを相対的に変更することができる。
このためには、xを伸長前の鋼板Sの形状測定面における長手方向座標とし、Xを伸長後の鋼板Sの形状測定面における長手方向座標とし、伸長率の逆数をρとすると、鋼板Sを長手方向に伸長させる場合には、伸長前長手方向座標x、伸長後長手方向座標X及び伸長率の逆数ρについて、下記(11)式が成り立つ。
dx/dX(x)=ρ ・・・式(11)
この伸長率の逆数ρを“1”に設定すると、伸長や伸縮を行なわない状態となり、伸長率の逆数ρを“1”より小さい値に設定すると伸長状態となり、“1”より大きい値に設定する縮小状態となる。このため、図13に示すように、先端側及び尾端側に設定した調整領域Aa内で内側から板端に向かうに従い順次“1”より小さい値に順次減少させ、板端で例えば1/4程度のρ=0.25に設定することにより、調整領域Aa内で射影平面を伸長させることができる。調整領域Aaを除く他の領域では、ρ=1に設定することにより、伸長及び縮小を行なわない状態とする。
ここで、調整領域Aaは、差金隙間の計測を図5に示すように差金長さLの半分の長さL/2の位置で行なうので、鋼板Sの長手方向の先端及び尾端と、これら先端及び尾端から差金長さの1/2の距離だけ内側にとった先端及び尾端と平行な線L1と、幅方向の両端とで囲まれる射影領域である。しかしながら、調整領域Aaの設定は、厳密にL/2に設定する必要はなく、板端からL/2以上の長さをとった位置から板端までの間に設定することができる。また、調整領域Aaは、要求される差金隙間の計測精度が低い場合には、板端からL/2より小さい長さをとった位置から板端までの間に設定することができる。
この調整領域Aaでの伸長率の逆数ρの設定は、図13で実線図示の上に凸の2次曲線L2で示すように、線L1上のρ=1から板端側に行くに従い順次減少させ、板端でρ=0.25=1/4となるように設定されている。したがって、伸長率の逆数ρが“1”から徐々に減少することにより、調整領域Aaの長手方向の各点データの射影座標が線L1から板端に向かうにしたがって長手方向に伸長され、板端で長手方向に4倍に伸長された射影座標となる。
なお、調整領域Aaでの伸長率の逆数ρの設定は、図13で実線図示のように上に凸の円弧状に設定する場合に限らず、図13で点線図示のように折れ線状に減少させるように設定するようにしてもよく、図13で一点鎖線図示のように直線状に減少するように設定するようにしてもよく、図13で破線図示のように下側に凸の2次曲線に設定するようにしてもよい。
また、板端での伸長率の逆数ρは、ρ≧0.25に設定することが好ましく、ρ<0.25に設定すると、測定点がまばらになりすぎ、却って精度が悪くなる。
したがって、上記式(11)から、伸長後の長手方向座標値X(x)は、下記式(12)で計算することができる。
Figure 0006531752
そして、鋼板Sの点群データの調整領域Aaにおける長手方向座標値xを式(12)で伸長後の長手方向座標値Xに変換する。ここで、任意のρに対応できるように、式(12)は数値積分で計算する。
この点群データの長手方向座標値の変換が終了した後の点群データに対して前述した式(2)の右辺第2項のローパスフィルタを作用させた結果を、座標変換前の点群データに対して式(2)の右辺第2項のローパスフィルタを作用させた結果から減算してバンドパスフィルタ処理を行なう。
したがって、形状計測装置5で、図14に示すフィルタ処理を実行することにより、差金隙間を算出することができる。
すなわち、先ず、ステップS11でレーザ距離計から鋼板Sの位置データの点群データを取得し、次いでステップS12に移行して、取得した点群データに対して前記(2)式の右辺第1項の高周波数域側のローパスフィルタを作用させて高周波数域ローパスフィルタ処理を行い、フィルタ処理結果をメモリ等の記憶領域に記憶する。
次いで、ステップS13に移行して、点群データの調整領域Aaに対応する各長手方向座標値xについて前述した図13で設定される伸長率の逆数ρに基づいて前記式(12)の演算を行なって伸長後の長手方向座標値X(x)を算出してからステップS14に移行する。
ステップS14では、点群データの調整領域Aaに対応する長手方向座標値xを伸長後の長手方向座標値X(x)に変換する座標変換処理を行なってからステップS15に移行する。
ステップS15では、座標変換後の点群データに対して前述した式(2)の右辺第2項の低周波数域ローパスフィルタ処理を行なって、フィルタ処理結果をメモリ等の記憶領域に記憶してからステップS16に移行する。
ステップS16では、高周波数域ローパスフィルタ処理結果から低周波数域ローパスフィルタ処理結果を減算するバンドパスフィルタ処理を行なって差金隙間を算出する。
このように、本実施形態では、鋼板Sの先端及び尾端の板端側において、板端から内側へ差金長さの1/2の距離をとった調整領域Aaで内側から板端に向かうにしたがって伸長率の逆数ρを順次小さく設定することにより、調整領域Aaの長手方向座標値xを伸長させた長手方向座標値X(x)に変換している。
したがって、相対的に差金長さLを縮小していることになり、板端では伸長率の逆数ρを0.25に設定することにより、長手方向座標値を4倍に伸長させている。このため、板端で相対的に差金長さを1/4に縮小していることになる。
したがって、図14のフィルタ処理を行なった場合の差金隙間は、図15に示すように、前述した図10に比較して先端部及び尾端部の双方で“0”に近づき、実際のオペレータの差金による測定時の差金隙間と同等の差金隙間に近づけることができる。このため、鋼板Sの長手方向の全面で正確な差金隙間評価が可能となる。
よって、差金隙間評価に基づいて鋼板Sをプレス機1で正確な形状矯正を行なうことができる。
図16には、2つの平滑化スプライン曲面の差から差金隙間を求める方法の具体的な結果を示す。前述のように、本実施形態では、2つの平滑化スプライン曲面の差から差金隙間を求める方法は、鋼板の長手方向に採用しているので、ここでは長手方向の位置と高さ方向の位置を示す。同図に示す誤差遮断曲面は、誤差遮断のための差金長さ(誤差遮断波長)Lの差金で平滑化した平滑化スプライン曲面、基準曲面は、差金長さLの差金で平滑化した平滑化スプライン曲面であり、前者から後者を差し引くと差金隙間が求まる。
このようにして求めた差金隙間を図17に示す。この差金隙間は、前記図8の差金隙間を鋼板の表面と平行な視点で表したものであり、正値は凸、負値は凹となっている。凸形状については、前述のように凸部を挟んだ鋼板の下に2本のシムを敷き、そのシムの間の凸部を加圧ラムで加圧する。凹形状については、凹部の下に1本のシムを敷き、凹部を挟んだ鋼板の両側にシムを介在して加圧ラムで加圧する。
図18には、計算によって求めた差金隙間とオペレータが差金を用いて測定した差金隙間との相関を示す。両者の差は、±0.3mm以内であり、良好な相関が見られる。そのため、オペレータが差金を用いて差金隙間を測定する代わりに、形状測定装置及び制御装置を用いて、差金隙間、即ち鋼板の形状を適正に評価することができ、その結果を用いて鋼板の形状を適正にプレス矯正することが可能となる。
このように本実施形態の形状評価方法及び鋼板形状矯正方法では、演算処理機能を有する計算機を用いて形状評価対象体の形状測定面の形状評価を行う場合に、予め設定された長さの差金を形状評価対象体の形状測定面にあてがい、差金と形状測定面との間の隙間を計測するときの周波数応答特性を有するバンドパスフィルタを用い、形状評価対象体の形状測定面上の測定点の位置の点群データにバンドパスフィルタを作用させて隙間を求める。
このバンドパスフィルタとして、形状測定面にあてがわれる差金長さに相当する平滑化度合で点群データを平滑化して求めた平滑化スプライン曲面と、形状測定面にあてがわれる差金長さより短く且つ誤差を遮断するために予め設定された第2の差金長さに相当する平滑化度合で点群データを平滑化して求めた第2の平滑化スプライン曲面との差から、差金と形状測定面との間の隙間を求める。このため、差金と形状測定面との間の隙間を正確に求めることができ、これにより形状測定面の形状を適正に評価することができる。
しかも、形状評価対象体の先端及び尾端の板端から所定長さ内側にとった調整領域Aaで計測方向の位置座標を伸長させることにより、相対的に差金長さを縮小することが可能となる。このため、板端での差金隙間を実際のオペレータによる測定時の差金隙間に近づけることができ、鋼板Sの計測方向の全面で正確な形状評価を行なうことができる。
また、形状評価対象体の先端又は尾端から差金長さLの半分の距離L/2をとった調整領域Aaでのみ計測方向の座標値を伸長させればよいので、形状評価対象体の長さにかかわらず所定の伸長処理を適用することができる。
また、形状評価対象体を鋼板とし、形状評価方法で求めた差金と形状測定面との間の隙間の絶対値が予め設定された規定値以上である位置を加圧ラムによるプレス矯正位置として提示する。これにより、鋼板形状を適正に矯正した鋼板を製造することができる。
なお、前記実施形態では、鋼板Sの長手方向について形状評価した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、幅方向についても同様の手法で形状評価を行なうことができる。
また、前記実施形態では、鋼板Sの先端及び尾端の双方について長手方向座標の伸長処理を行なった場合について説明したが、これに限定されるものではなく、形状評価対象体の長さが長い場合には、形状評価対象体の形状測定面を複数に分割して形状評価を行なうことが可能であり、この場合には、先端又は尾端を含む領域について調整領域の座標値伸長処理を行なえばよい。
また、前記実施形態では、圧延ラインの側方でオフライン的に鋼板の形状を評価し、矯正する場合について説明したが、本発明の鋼板形状矯正方法は、圧延ラインの内部にオンライン的に適用することも可能である。
また、前記実施形態では、形状評価対象体として、圧延ラインで圧延された鋼板についてのみ詳述したが、本発明の形状評価方法は、鋼板に限らず、形状測定面上の測定点の位置の点群データを取得できる形状評価対象体であれば、如何様なものにも適用することができる。
1 プレス機
2 加圧ラム
3 入側ベッド
4 出側ベッド
5 形状計測装置
6 制御装置
7 位置検出装置
11 レーザ光源
12 回転台
13 ガルバノミラー

Claims (6)

  1. 演算処理機能を有する計算機を用いて形状評価対象体の形状測定面の形状評価を行うに際し、予め設定された長さの差金を前記形状評価対象体の形状測定面にあてがい、前記差金と前記形状測定面との間の隙間を計測するときの周波数応答特性を有する位相補償用バンドパスフィルタを前記形状評価対象体の形状測定面上の測定点の位置の点群データに作用させて前記隙間を求める形状評価方法であって、前記形状評価対象体の少なくとも一方の測定端から所定長さ内側までの調整領域で射影座標を伸長させることを特徴とする形状評価方法。
  2. 前記調整領域は、前記形状評価対象体の端面から前記差金の1/2の長さ分内側までの領域であることを特徴とする請求項1に記載の形状評価方法。
  3. 前記位相補償用バンドパスフィルタは、前記形状測定面にあてがわれる差金長さに相当する平滑化度合で前記点群データを平滑化して求めた平滑化スプライン曲面と、前記形状測定面にあてがわれる差金長さより短く且つ誤差を遮断するために予め設定された第2の差金長さに相当する平滑化度合で前記点群データを平滑化して求めた第2の平滑化スプライン曲面との差から前記隙間を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の形状評価方法。
  4. 前記調整領域における射影座標の伸長率は、当該調整領域の内側端から前記形状評価対象体の端面に向かって大きくなるように設定され、前記端面で当該伸長率の逆数が1/4以上に設定されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の形状評価方法。
  5. 前記形状評価対象体が鋼板である場合、前記請求項1から4の何れか1項に記載の形状評価方法で求めた前記隙間の絶対値が予め設定された規定値以上である位置を加圧ラムによるプレス矯正位置として提示することを特徴とする鋼板形状矯正方法。
  6. 前記請求項5に記載の鋼板形状矯正方法を鋼板製造工程に用いたことを特徴とする鋼板製造方法。
JP2016242450A 2016-12-14 2016-12-14 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法 Active JP6531752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242450A JP6531752B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242450A JP6531752B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018096876A JP2018096876A (ja) 2018-06-21
JP6531752B2 true JP6531752B2 (ja) 2019-06-19

Family

ID=62632906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242450A Active JP6531752B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6531752B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6984621B2 (ja) * 2019-01-30 2021-12-22 Jfeスチール株式会社 鍛造プレス装置、鍛造プレス方法及び金属材の製造方法
JP7036093B2 (ja) * 2019-07-22 2022-03-15 Jfeスチール株式会社 形状測定装置、形状測定方法、鋼板の形状矯正装置、鋼板の形状矯正方法、鋼板の製造装置、及び鋼板の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5412829B2 (ja) * 2008-12-27 2014-02-12 Jfeスチール株式会社 鋼板の形状矯正装置
EP2517799B1 (en) * 2011-04-26 2014-11-19 Centre de Recherches Métallurgiques asbl - Centrum voor Research in de Metallurgie vzw Apparatus and method for industrial online micro-topography and waviness measurements on moving products
JP5983311B2 (ja) * 2012-10-29 2016-08-31 Jfeスチール株式会社 鋼板形状矯正方法
JP6003583B2 (ja) * 2012-11-27 2016-10-05 Jfeスチール株式会社 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018096876A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6003583B2 (ja) 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法
TWI438050B (zh) 雷射加工誤差校正方法及處理器
JP5412829B2 (ja) 鋼板の形状矯正装置
TW201425881A (zh) 物件表面之傾斜角的偵測方法、補償方法及其系統
US9491448B2 (en) Laser videogrammetry
JP5327003B2 (ja) 表面形状測定装置および方法
JP6531752B2 (ja) 形状評価方法、鋼板形状矯正方法、及び鋼板製造方法
JP5983311B2 (ja) 鋼板形状矯正方法
JP6624121B2 (ja) 鋼板形状矯正装置
US7325427B2 (en) Machine for bending of long products and a method to control such a machine
KR101379438B1 (ko) 벤딩 설비의 실시간 곡률 보정 시스템 및 그 방법
JP6477541B2 (ja) 鋼板形状矯正方法および鋼板製造方法
KR100856276B1 (ko) 압연 소재 두께 측정 장치
JP6597679B2 (ja) 鋼板の歪み評価方法
JP7207448B2 (ja) 鋼板の矯正位置算出方法及び鋼板の製造方法
US9664604B2 (en) Measurement apparatus, measurement method, and method of manufacturing article
JP2001330430A (ja) 平面度測定方法および平面度測定装置
JP7066630B2 (ja) 旋回曲げ機械のための曲げビーム
JP5294891B2 (ja) 凹凸文字抽出のための画像処理方法
US6771363B1 (en) Device and method for determining a bending angle of a sheet and the use thereof for the angle-bending of sheets
KR101500221B1 (ko) 주조롤의 슬롯 가공 장치 및 방법
KR100523219B1 (ko) 씨씨디카메라와 레이저 슬릿광을 이용한 열연판의 도그본 프로파일 측정방법
JP2016179487A (ja) 圧延機における圧延制御方法
JP5087165B1 (ja) 表面検査装置を調整するためのデータを出力する調整装置、調整データ出力方法及びプログラム
KR20240030614A (ko) 진동성분보정을 이용한 비접촉식 강판 평탄도 측정 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6531752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250