JP6531452B2 - 粘着剤組成物および粘着シート - Google Patents

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Description

本発明は、粘着剤組成物およびそれを用いてなる粘着シートに関する。さらに詳しくは、低極性被着体に対する粘着力と曲面密着性に優れ、高い透明性を有する粘着剤組成物と粘着シートに関する
従来からアクリル系粘着剤は、粘着力や凝集力等の粘着物性、耐熱性、耐候性等の耐老化性に優れているため様々な産業分野で使用されており、用途によっては、被着体に捉われない高い性能が求められる傾向にある。
その中でも、ポリエチレンやポリプロピレン(以下、PPと略すこともある)に代表されるポリオレフィン材料は、近年、自動車分野を中心に使用量が増大傾向にあるが、低極性であるために粘着剤が接着しづらい性質がある。特に、低極性被着体に対する曲面密着性は、変形による応力を受けやすいため、端部での剥離や、凹部の浮きが生じやすいといった問題があった。
これらの低極性被着体に対する曲面密着性を高める方法としては、従来、粘着付与剤(タッキファイヤー)としてロジン系樹脂を添加する方法が知られているが、ロジン系樹脂を添加した場合、低極性被着体に対する曲面密着性は向上するものの、その性能は十分ではなく、さらに、着色に伴う透明性の低下、高温時の保持力低下等の問題点があった。
一方、低極性被着体に対する接着力を高める方法としては、特許文献1〜2には、ポリエステルポリオールと単官能アルコールとイソシアネート化合物より構成される接着剤組成物が開示されているが、曲面密着性には言及しておらず、さらに、記載の単官能アルコールを、一般的な粘着剤に使用しても低極性被着体に対する曲面密着性は十分ではなかった。
特開2004−115681号公報 特開2006−037037号公報
本発明が解決しようとする課題は、低極性被着体に対する粘着力と曲面密着性に優れ、高い透明性を有する粘着剤組成物と粘着シートを提供することである。
本発明者らは、上記問題を解決するため、鋭意検討した結果、本発明に達した。
すなわち、本発明は、アクリル重合体(A)、多官能イソシアネート化合物(B)およびアルコール(C)を含んでなる粘着剤組成物であって、アクリル重合体(A)が、水酸基および/またはカルボキシル基を有するアクリル重合体であり、アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、脂環式炭化水素基を1つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールであり、アクリル重合体(A)100質量部に対してアルコール(C)を0.5〜15質量部含んでなることを特徴とする粘着剤組成物に関する。
また、本発明は、アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、脂環式炭化水素基を2つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールである前記粘着剤組成物に関する。
また、本発明は、アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、縮合脂環式炭化水素基を1つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールである前記粘着剤組成物に関する。
また、本発明は、シート状基材の少なくとも一方の面に、前記粘着剤組成物から形成されてなる粘着剤層が積層されてなる粘着シートに関する。
本発明により、低極性被着体に対する粘着力と曲面密着性に優れ、高い透明性を有する粘着剤組成物と粘着シートを提供できるようになった。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に限定されない。
<粘着剤組成物>
本発明は、アクリル重合体(A)、多官能イソシアネート化合物(B)およびアルコール(C)を含有する粘着剤組成物である。なお、本明細書における粘着物性とは、粘着力、曲面密着性、保持力等の諸物性を意味する。
<アルコール(C)>
アルコール(C)は、分子量が140以上500以下で、脂環式炭化水素基を1つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールを指す。脂環式炭化水素基は、飽和脂環式炭化水素基であっても、不飽和脂環式炭化水素基であってもよく、さらに、脂環式炭化水素基同士が縮合した縮合脂環式炭化水素基であっても構わない。水酸基は、第2級であれば結合位置は特に限定されず、脂環式炭化水素基に直接結合している様態や、脂環式炭化水素基の側鎖に結合している様態が挙げられる。
アルコール(C)としては、以下の例には特に限定されないが、下記式[1]〜[8]で表される化合物や、イソカンフィルシクロヘキサノール、α−アンブリノール、脂環式炭化水素基の炭素数が7つ以上の、シクロアルカノール、アルキルシクロアルカノール、ジアルキルシクロアルカノール、トリアルキルシクロアルカノール、テトラアルキルシクロアルカノール等が挙げられる。
上記式[1]〜[8]中、Ra1〜Ra5、Rb1〜Rb9、Rc1〜Rc7、Rd1〜Rd10、Re1〜Re7、Rf1〜Rf7、Rg1〜Rg5、およびRh1〜Rh7は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ホルミル基、アルキルカルボニル基、カルボキシアルキルカルボニル基、ホルマートアルキルカルボニル基、アセトキシアルキルカルボニル基、アルキルカルボニルアルキル基、アルキルカルボキシ基、カルボキシアルキルカルボキシ基、ホルマートアルキルカルボキシ基、アセトキシアルキルカルボキシ基、アルキルカルボキシアルキル基、アルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、ホルマートアルコキシ基、アセトキシアルコキシ基、または、フェニル基のいずれかで表される基である。
アルキル基としては、メチル基やエチル基等が挙げられる。アルケニル基としては、ビニル基やアリル基等が挙げられる。アルキニル基としては、エチニル基やプロパ−2−イン−1−イル基等が挙げられる。なお、「ホルマート」とは、「−O−CH=O」を意味する。
アルコール(C)の分子量は、140以上500以下であり、150以上400以下がより好ましい。分子量が140以上であると、十分な凝集力が得られ、低極性被着体に対する曲面密着性を向上することができる。分子量が500以下であると、過度な凝集力に伴う粘着力の低下や粘着シートの白化を抑制できる。
アルコール(C)の脂環式炭化水素基の個数は、1つ以上であれば特に限定されないが、2つ以上であることがより好ましい。1分子中に1つ以上の脂環式炭化水素基を有することによって、十分な凝集力が得られ、低極性被着体に対する曲面密着性を向上することができる。
また、アルコール(C)の脂環式炭化水素基は、特に限定されないが、飽和脂環式炭化水素基であることが好ましい。脂環式炭化水素基が飽和されていることによって、経時での着色に伴う透明性の低下を抑制することができる。
さらに、アルコール(C)の脂環式炭化水素基は、特に限定されないが、脂環式炭化水素基同士が縮合した縮合脂環式炭化水素基であることが好ましい。1つ以上の脂環式炭化水素基が、縮合環構造を有することによって、十分な凝集力が得られ、低極性被着体に対する曲面密着性を向上することができる。
アルコール(C)の水酸基の結合位置は、特に限定されないが、脂環式炭化水素基に直接結合している様態が好ましい。水酸基が脂環式炭化水素基に直接結合していると、水酸基の反応性の点から、架橋反応に組込まれる量の調整が容易となる。
前記式[1]〜[8]中の置換基である、Ra1〜Ra5、Rb1〜Rb9、Rc1〜Rc7、Rd1〜Rd10、Re1〜Re7、Rf1〜Rf7、Rg1〜Rg5、およびRh1〜Rh7としては、水素原子、アルキル基、アルケニル基、および/または、アルキニル基のいずれかであることが好ましい。置換基が、水素原子、アルキル基、アルケニル基、および/または、アルキニル基のいずれかである場合、低極性被着体に対する密着性を向上させることができ、さらに、アクリル重合体(A)との相溶性が向上し、粘着シートにした際に、高い透明性を得ることができる。
アルコール(C)の沸点としては、170℃以上が好ましく、200℃以上がより好ましい。沸点が170℃以上であることによって、粘着剤組成物を乾燥させた際のアルコールの揮発を抑制でき、架橋反応に組込まれる量の調整が容易となる。
以上述べたアルコール(C)の具体例としては、4−ブチルシクロヘキサノール、4−ペンチルシクロヘキサノール、4−ヘキシルシクロヘキサノール、シクロデカノール、シクロドデカノール、シクロペンタデカノール、4−イソプロピルシクロヘキサノール、3,5,5−トリメチルシクロヘキサノール、メントール、4−ターシャリーブチル−シクロヘキサノール、2,6−ビス−ターシャリーブチル−4−メチルシクロヘキサノール、2−フェニル−1−シクロヘキサノール、イソプレゴール、ジヒドロカルベオール、4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸、4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサン−1−オール、1−シクロヘキシル−1−ペンタノール等の1分子中に脂環式炭化水素基を1つ有する第2級モノアルコール、
ジシクロヘキシルメタノール、デカトール、2−シクロヘキシルシクロヘキサノール、4−シクロヘキシルシクロヘキサノール、4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、α−アンブリノール等の1分子中に脂環式炭化水素基を2つ以上有する第2級モノアルコール、
2−ノルボルナノール、ボルネオール、1,3,3−トリメチル−2−ノルボルナノール、ヒドロキシジシクロペンタジエン、2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−オール、イソカンフィルシクロヘキサノール等の2つの脂環式炭化水素基同士が縮合した縮合脂環式炭化水素基を有する第2級モノアルコール、
2−アダマンタノール等の3つの脂環式炭化水素基同士が縮合した縮合脂環式炭化水素基を有する第2級モノアルコール等が挙げられる。
これらのアルコール(C)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
粘着剤組成物中の、アルコール(C)の含有量は、アクリル重合体(A)100質量部に対してアルコール(C)を0.5〜15質量部含んでいることが好ましく、より好ましくは0.8〜10質量部であり、さらに好ましくは1.0〜5.0質量部である。アルコール(C)の含有量が上記範囲にあることによって、低極性被着体に対する良好な曲面密着性を得ることができる。
<アクリル重合体(A)>
本発明のアクリル重合体(A)は、少なくとも(メタ)アクリル酸エステルモノマーを含むエチレン性不飽和結合を有するモノマーの重合体を意味し、水酸基および/またはカルボキシル基を有する。ここで、「(メタ)アクリル酸エステルモノマー」とは、「アクリル酸エステルモノマー」と「メタクリル酸エステルモノマー」の総称を指す。
(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの内、特にブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートが適度な粘着物性を得やすく、重量平均分子量の比較的大きいアクリル重合体を容易に製造できる点で好ましい。
アクリル重合体(A)は、後述する多官能イソシアネート化合物(B)が有するイソシアナト基と反応し得る水酸基および/またはカルボキシル基を有する。水酸基および/またはカルボキシル基の導入方法としては、特に制限はないが、例えば、(メタ)アクリル酸エステルモノマー以外に、水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーおよび/またはカルボキシル基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー等の反応性官能基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーを共重合することで、水酸基および/またはカルボキシル基を有するアクリル重合体(A)を得ることができる。
水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カルボキシル基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−カルボキシエチル、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸等の不飽和結合を有するカルボン酸等が挙げられる。
また、上記以外に、粘着物性を損なわない範囲で、水酸基および/またはカルボキシル基以外の官能基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーを用いることができる。そのようなモノマーとしては、例えば、エポキシ基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー、アミノ基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー、イソシアナト基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー等を挙げることができる。
エポキシ基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
アミノ基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、例えば、モノメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モノエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モノメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、モノエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等の、モノアルキルアミノエステル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
イソシアナト基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、例えば、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記以外のエチレン性不飽和結合を有するモノマーとして、例えば、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類、酢酸ビニル、クロトン酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等も使用することができる。
上記のエチレン性不飽和結合を有するモノマーは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
水酸基および/またはカルボキシル基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマーの割合は、アクリル重合体(A)を構成する全モノマー100質量%中、0.1〜20質量%の範囲であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましい。0.1質量%以上であると、十分な架橋が形成され、高い凝集力と良好な粘着物性を得ることができる。20質量%以下であると、ガラス転移温度の増加を抑制でき、良好な粘着物性を得ることができる。
アクリル重合体(A)の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)による標準ポリスチレン換算値で、30万〜150万が好ましく、40万〜100万がより好ましい。重量平均分子量が30万以上であると、十分な凝集力と耐久性を得ることができる。重量平均分子量が150万以下であると、粘度の増加を抑制でき、良好な塗工適性を得ることができる。
また、アクリル重合体(A)のガラス転移温度は、−60〜0℃が好ましく、−50〜−10℃がより好ましい。ガラス転移温度が−60℃以上であると、十分な凝集力が得られ、粘着力や耐久性を高めることができる。ガラス転移温度が0℃以下であると、十分な濡れ性が得られ、粘着力を高めることができる。
アクリル重合体(A)の製造方法としては、特に制限はなく、例えば公知のラジカル重合反応で、上記のエチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合させて得ることができる。反応は無溶剤下でも構わないが、合成安定性およびハンドリングの観点から溶剤を使用することが好ましい。また、分子量制御の観点から、ラジカル重合開始剤(以下、「重合開始剤」と略記することがある)を使用することが好ましい。その他、連鎖移動剤等の公知の添加剤を用いてもよい。
溶剤としては、例えば、アセトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、トルエン、キシレン、アニソール、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、イソプロパノール等が挙げられる。これらの溶剤は、特に制限されないが1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーベンゾエート、クメンヒドロパーオキシドやジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシド等の有機過酸化物や、
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2’−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等のアゾ系化合物が挙げられる。
これらの重合開始剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、アクリル重合体(A)の分子量を調節する目的で、連鎖移動剤を使用してもよい。連鎖移動剤としては、例えば、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チオグリコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチルヘキシル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン、α−ピネン、β−ピネン等が挙げられる。特に、チオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン、α−ピネン、β−ピネン等が、得られる重合体が低臭気となる点で好ましい。連鎖移動剤の使用量は、アクリル重合体(A)を構成する全モノマー100質量%中、3質量%以下であることが好ましい。
<多官能イソシアネート化合物(B)>
多官能イソシアネート化合物(B)は、アクリル重合体(A)中の水酸基および/またはカルボキシル基、およびアルコール(C)中の水酸基と架橋反応することで、ネットワーク状の架橋構造を形成し、粘着剤として利用するための高弾性や、基材密着性を付与する目的で使用される。多官能イソシアネート化合物(B)は、アクリル重合体(A)の水酸基および/またはカルボキシル基、およびアルコール(C)中の水酸基と架橋構造を形成し得るものであれば特に制限されないが、例えば、芳香族系イソシアネート、脂肪族系イソシアネート、脂環族系イソシアネート、およびこれらのビュレット体、ヌレート体、アダクト体である2官能以上のイソシアネート化合物等が挙げられる。
芳香族系イソシアネートとしては、例えば、1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネート、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、ジアニシジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、ω,ω’−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼン(別名:XDI、m−キシリレンジイソシアネート)、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジメチルベンゼン(別名:p−キシリレンジイソシアネート)、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、1,3−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂肪族系イソシアネートとしては、例えば、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(別名:HMDI)、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環族系イソシアネートとしては、例えば、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(別名:IPDI、イソホロンジイソシアネート)、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等が挙げられる。
ビュレット体としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体(製品名「スミジュールN−75」、住化バイエルウレタン社製;製品名「デュラネート 24A−90CX」、旭化成ケミカルズ社製)等が挙げられる。
ヌレート体としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体(製品名「スミジュールN−3300」、住化バイエルウレタン社製)、イソホロンジイソシアネートのヌレート体(製品名「デスモジュールZ−4370」、住化バイエルウレタン社製)、トリレンジイソシアネートのヌレート体(製品名「コロネート 2030」、日本ポリウレタン社製)等が挙げられる。
アダクト体としては、上記芳香族系イソシアネート、脂肪族系イソシアネート、および/または脂環族系イソシアネートと2官能以上の低分子活性水素含有化合物とを反応させてなる、2官能以上のイソシアネート化合物が挙げられ、例えば、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネートアダクト体(製品名「タケネートD−160N」、三井化学社製)、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダクト体(製品名「コロネートL」、日本ポリウレタン社製;製品名「タケネートD−102」、三井化学社製)、トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネートアダクト体(製品名「タケネートD−110N」、三井化学社製)、トリメチロールプロパンのイソホロンジイソシアネートアダクト体(製品名「タケネートD−140N」、三井化学社製)等が挙げられる。
なお、2官能以上の低分子活性水素含有化合物としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3’−ジメチロールヘプタン、2−メチル−1,8−オクタンジオール、3,3’−ジメチロールヘプタン、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ポリオキシエチレングリコール(付加モル数10以下)、ポリオキシプロピレングリコール(付加モル数10以下)、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール,トリシクロデカンジメタノール、シクロペンタジエンジメタノール、ダイマージオール等の脂肪族あるいは脂環族ジオール類;
1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,2−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、4,4’−メチレンジフェノール、4,4’−(2−ノルボルニリデン)ジフェノール、4,4’−ジヒドロキシビフェノール、o−,m−,およびp−ジヒドロキシベンゼン、4,4’−イソプロピリデンフェノール、あるいはビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノール類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加させてなるビスフェノール類等の芳香族ジオール類;
1,1,1−トリメチロールプロパン、1,1,1−トリメチロールブタン、1,1,1−トリメチロールペンタン、1,1,1−トリメチロールヘキサン、1,1,1−トリメチロールヘプタン、1,1,1−トリメチロールオクタン、1,1,1−トリメチロールノナン、1,1,1−トリメチロールデカン、1,1,1−トリメチロールウンデカン、1,1,1−トリメチロールドデカン、1,1,1−トリメチロールトリデカン、1,1,1−トリメチロールテトラデカン、1,1,1−トリメチロールペンタデカン、1,1,1−トリメチロールヘキサデカン、1,1,1−トリメチロールヘプタデカン、1,1,1−トリメチロールオクタデカン、1,1,1−トリメチロールナノデカン、1,1,1−トリメチロール−sec−ブタン、1,1,1−トリメチロール−tert−ペンタン、1,1,1−トリメチロール−tert−ノナン、1,1,1−トリメチロール−tert−トリデカン、1,1,1−トリメチロール−tert−ヘプタデカン、1,1,1−トリメチロール−2−メチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−3−メチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−2−エチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−3−エチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロールイソヘプタデカン等のトリメチロール分岐アルカン類;
トリメチロールブテン、トリメチロールヘプテン、トリメチロールペンテン、トリメチロールヘキセン、トリメチロールヘプテン、トリメチロールオクテン、トリメチロールデセン、トリメチロールドデセン、トリメチロールトリデセン、トリメチロールペンタデセン、トリメチロールヘキサデセン、トリメトロールヘプタデセン、トリメチロールオクタデセン、1,2,6−ブタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、グリセリン等の3官能ポリオール類;
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、キシリトール等の4官能以上のポリオール類;
トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリアミノプロパン等の脂肪族ポリアミン類を挙げることができる。これら2官能以上の低分子活性水素含有化合物は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの多官能イソシアネート化合物(B)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
多官能イソシアネート化合物(B)の中でも、密着性、耐熱性、および相溶性等を考慮すると、3官能イソシアネート化合物の使用が好ましく、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、イソホロンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体がより好ましく、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体がさらに好ましい。
本発明に使用する多官能イソシアネート化合物(B)の使用量は、多官能イソシアネート化合物(B)中のイソシアナト基と、アクリル重合体(A)中の水酸基および/またはカルボキシル基、およびアルコール(C)中の水酸基の合計のモル数の比(イソシアナト基/(水酸基および/またはカルボキシル基))が、0.05〜1.5であることが好ましく、より好ましくは0.1〜0.8である。0.05以上であると、十分な架橋が形成され、高い凝集力と良好な定荷重剥離性や耐熱性を得ることができ、1.5以下であると架橋度が高くなり過ぎることによる過度な凝集力を抑制でき、被着体に対する良好な密着性を得ることができる。
本発明の粘着剤組成物は、さらに、粘着付与剤、触媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、加水分解防止剤、防黴剤、増粘剤、可塑剤、充填剤、消泡剤等の公知の添加剤を必要に応じて配合することができる。
粘着付与剤としては、テルペン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジン系樹脂(ロジン、重合ロジン、水添ロジン、およびそれらのグリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール類とのエステル化物、樹脂酸ダイマー等)、アクリル樹脂等公知のものが使用できる。粘着付与剤の使用量としては、アクリル重合体(A)100質量部に対して、粘着付与剤を0〜60質量部含んでいることが好ましく、より好ましくは10〜30質量部である。粘着付与剤の含有量が上記範囲にあることによって、十分な粘着力を得ることができる。
粘着付与剤として用いることができるアクリル樹脂としては、アクリル重合体(A)以外であれば特に限定されないが、アクリル重合体(A)との相溶性の観点から、(メタ)アクリル酸エステルモノマーを含むエチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合することによって得られる、重量平均分子量が50,000以下のアクリル樹脂であることが好ましい。
触媒としては、粘着剤組成物の硬化時間を調節する目的で使用されるが、特に制限はなく、例えば、公知の第3級アミンや、有機金属化合物等が挙げられる。
第3級アミンとしては、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリン、N−シクロヘキシルモルフォリン、N、N、N’、N’−テトラメチルエチレンジアミン、N、N、N’、N’−テトラメチルブタンジアミンもしくはN、N、N’、N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、1、4、−ジメチルピペラジン、1、2−ジメチルイミダゾール、1−アゾビシクロ[3.3.0]オクタン、1、4−ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタン、アルカノールアミン化合物、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン等が挙げられる。
有機金属化合物としては、例えば、酢酸スズ(II)、スズ(II)オクトエイト、スズ(II)エチルヘキサノエート、スズ(II)ラウレート等の有機カルボン酸スズ(II)塩、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレート、ジオクチルスズジアセテート、ジオクチルスズラウレート等の有機カルボン酸ジアルキルスズ(IV)塩、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラノルマルブトキシド、チタンブトキシドダイマー、チタンテトラ−2−エチルヘキソキシド等のアルコキシド有機チタン化合物、チタンジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)、チタンテトラアセチルアセトネート、チタニウムジ-2-エチルヘキソキシビス(2-エチル-3-ヒドロキシヘキソキシド)、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)等の溶剤系キレート有機チタン化合物、チタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)、チタンラクテートアンモニウム塩、チタンラクテート、チタンラクテート等の水系キレート有機チタン化合物等が挙げられる。
本発明の粘着剤組成物に触媒を使用する場合は、粘着剤組成物のポットライフを向上させる目的で、アセチルアセトン等の公知の触媒作用抑制剤を使用することができる。
<粘着シート>
本発明の粘着剤組成物を使用して、粘着剤層が基材に積層された積層体(以下、「粘着シート」という。)を得ることができる。
粘着シートの基材としては、公知の粘着シート用基材を使用することができ、例えば、紙、金属フィルム、セロハン、各種プラスチックフィルム等のフィルム状基材、および、それらのフィルム状基材の表面をシリコーン化合物やフッ素化合物で剥離処理した剥離性フィルム基材が挙げられる。これらの粘着シートの基材は、単層のものであってもよいし、複数の基材を積層してなる多層のものであってもよい。
各種プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリヒドロキシエテンフィルムやトリアセチルセルロースフィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリシクロオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂のフィルム、ポリエテンテレフタレートやポリブテンテレフタレート等のポリエステル系樹脂のフィルム、ポリカーボネート系樹脂のフィルム、ポリノルボルネン系樹脂のフィルム、ポリアリレート系樹脂のフィルム、プロペン酸系樹脂のフィルム、ポリフェニレンサルファイド樹脂のフィルム、ポリエテニルベンゼン樹脂のフィルム、ビニル系樹脂のフィルム、ポリアミド系樹脂のフィルム、ポリイミド系樹脂のフィルム、オキシラン系樹脂のフィルム等が挙げられる。
粘着シートの積層構成としては、例えば、フィルム状基材/粘着剤層/剥離性フィルム基材のような片面粘着シート、あるいは剥離性フィルム基材/粘着剤層/剥離性フィルム基材や、剥離性フィルム基材/粘着剤層/フィルム状基材/粘着剤層/剥離性フィルム基材のような両面粘着シートが挙げられ、使用時に、片面あるいは両面の剥離性フィルム基材が剥がされ、粘着剤層が被着体に貼付される。
粘着シートは、公知の積層法によって、剥離性フィルム基材に粘着剤組成物を塗工して作成される。粘着剤組成物が、有機溶媒や水等の揮発性液体を含有する場合には、加熱等の方法により揮発性液体を除去する。一方、粘着剤組成物が揮発性液体を含有しない場合は、溶融状態にある粘着剤組成物を基材へ塗布した後、冷却して固化することで、基材上に粘着剤層を形成することができる。
粘着剤層の膜厚は、乾燥後で、1μm〜120μmの範囲であることが好ましく、1μm〜50μmの範囲であることがより好ましい。
本発明の粘着剤組成物を剥離性フィルム基材等に塗工する方法としては、特に制限は無く、マイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター等種々の塗工機を用いて塗工することができる。
塗工した粘着剤組成物を乾燥させる場合、乾燥方法には特に制限はなく、熱風、赤外線、減圧による方法等が挙げられる。乾燥条件としては、粘着剤組成物の架橋形態、膜厚や含有する揮発性液体の種類にもよるが、通常60〜180℃程度の熱風による方法が好ましい。
上記の方法により得られた粘着シートは、各被着体に対して良好な粘着力を示すため、ラベルシール、両面テープ、キャストテープ、マスキングテープ、フォームテープ等の用途に使用することができる。
以下に、本発明の具体的な実施例を比較例と併せて説明するが、本発明は、下記実施例に限定されない。また、下記実施例および比較例中、特に断りの無い限り、「部」および「%」は、それぞれ「質量部」および「質量%」を表す。
<不揮発分の測定>
試料溶液約1gを金属容器に秤量し、150℃オーブン中にて20分間乾燥して、残分を秤量して残率計算をし、不揮発分(不揮発分濃度)とした。
<分子量(Mn、Mw)の測定>
数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定した。測定機器として、東ソー社製GPC「HPC−8020」を用いた。カラムは、東ソー社製Super HM−MおよびSuper HM−Lを直列に2本連結したものを用いた。溶媒(溶離液)としてテトラヒドロフラン(THF)を使用して、40℃にて測定した。なお、数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)は、いずれもポリスチレンを標準とした換算値とした。
<ガラス転移温度(Tg)の測定>
ガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量計(DSC)による測定により決定した。ロボットDSC(示差走査熱量計、セイコーインスツルメンツ社製「RDC220」)に「SSC5200ディスクステーション」(セイコーインスツルメンツ社製)を接続して、測定に使用した。各合成例で得られたアクリル重合体の溶液を、ポリエステル製の剥離性フィルム基材に塗工・乾燥し、乾燥したものを測定用試料として用いた。測定用試料10mgを上記示差走査熱量計にセットし、100℃の温度で5分間保持した後、液体窒素を用いて−120℃まで急冷した。その後、昇温速度10℃/分で昇温し、200℃まで昇温してDSC測定を行った。得られたDSCチャートからガラス転移温度(Tg)(単位:℃)を決定した。
<水酸基価(OHV)の測定>
共栓三角フラスコ中に試料1gを精密に量り採り、ピリジンを100ml加えて溶解した。更に、アセチル化剤(無水酢酸25gをピリジンで溶解し、容量100mlとした溶液)を正確に5ml加え、1時間攪拌した後、0.5N−アルコール性水酸化カリウム溶液にて滴定した。水酸基価(単位:mgKOH/g)は次式により求めた。水酸基価は乾燥した試料の数値とした。
水酸基価=[{(b−a)×F×28.05}/S]/(不揮発分濃度/100)+D
S:試料の採取量(g)
a:0.5N−アルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
b:空実験の0.5N−アルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
F:0.5N−アルコール性水酸化カリウム溶液のファクター
D:酸価(mgKOH/g)
<イソシアナト価(NCO価)の測定>
共栓三角フラスコ中に試料10gを精密に量り採り、オルトジクロロベンゼン25ml、ジ−n−ブチルアミン/o−ジクロロベンゼン(質量比:ジ−n−ブチルアミン/o−ジクロロベンゼン=1/24.8)混合液10mlを加えて溶解した。この溶液に、メタノール80g、ブロムフェノールブルー試薬を指示薬として加え、0.1Nアルコール性塩酸溶液で滴定した。溶液が黄緑色を呈して30秒間以上保持したところを終点とした。NCO価(単位:%)は次式により求めた。
NCO価=[0.42×(B−C)×F]/W
W:試料の採取量(g)
B:試料滴定に要した0.1Nアルコール性塩酸溶液の消費量(ml)
C:空試験の滴定に要した0.1Nアルコール性塩酸溶液の消費量(ml)
F:0.1Nアルコール性塩酸溶液のファクター
実施例および比較例で使用した材料と略号を、以下に記す。
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
nBA:n−ブチルアクリレート
2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート
MMA:メチルメタクリレート
Vac:酢酸ビニル
2HEA:2−ヒドロキシエチルアクリレート
AA:アクリル酸
IBXA:イソボルニルアクリレート
<連鎖移動剤>
1−メチル−4 −イソプロピリデン−1−シクロヘキセン
チオグリコール酸−2−エチルヘキシル
<重合開始剤>
tert−ブチル−2−エチルペルオキシヘキサノアート(製品名「パーブチルO」、日油社製)
ベンゾイルパーオキサイド(製品名「ナイパーBW」、日油社製)
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(製品名「V−60」、和光純薬工業社製)
<イソシアネート化合物(B)>
XDI−TMP:m−キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、イソシアナト基数=3、NCO価=7.7%、不揮発分=50%
TDI−TMP:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、イソシアナト基数=3、NCO価=6.5%、不揮発分=37.5%
<アルコール(C)>
メントール(分子量156.3、沸点210℃)
4−シクロヘキシルシクロヘキサノール(分子量182.3)
ボルネオール(分子量154.3)
2−アダマンタノール(分子量152.2)
<(C)以外の脂環式炭化水素基を有するアルコール>
シクロヘキサノール(分子量100.16、沸点161℃)
2−ノルボルナノール(分子量112.17、沸点177℃)
ルビキサンチン(分子量552.85)
(−)−ミルタノール(分子量154.3)
4,4’−ビシクロヘキサノール(分子量198.3)
<アクリル重合体(A)の合成>
(合成例1)
反応槽、攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下槽、窒素導入管を備えた重合反応装置を用意した。反応槽および滴下槽に、下記に示すモノマー、溶剤、および重合開始剤からなるモノマー混合物を、下記比率で仕込み、反応槽内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下、80℃まで昇温した。次に、滴下槽のモノマー混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、攪拌しながら3時間反応させた。さらに重合開始剤を後添加し、3時間反応させた。反応後、下記に示す希釈溶剤を添加し、室温まで冷却し、アクリル重合体(A)を含む溶液を得た。得られたアクリル重合体の重量平均分子量(Mw)は470,000、ガラス転移温度は−33℃、不揮発分は50%であった。
[反応槽]
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
((メタ)アクリル酸エステルモノマー)
nBA 38.0部
MMA 5.0部
(水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
2HEA 0.35部
(上記以外のエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
Vac 4.0部
<溶剤>
酢酸エチル 33.8部
トルエン 0.9部
<重合開始剤>
tert−ブチル−2−エチルペルオキシヘキサノアート 0.071部
[滴下槽]
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
(アクリル酸エステルモノマー)
nBA 52.1部
(水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
2HEA 0.35部
<溶剤>
酢酸エチル 39.7部
トルエン 1.1部
<重合開始剤>
tert−ブチル−2−エチルペルオキシヘキサノアート 0.071部
[後添加]
<重合開始剤>
tert−ブチル−2−エチルペルオキシヘキサノアート 0.12部
[希釈溶剤]
酢酸エチル 21.5部
トルエン 2.9部
(合成例2)
モノマー、溶剤、重合開始剤の種類と配合量を下記に変更した以外は、合成例1と同様の方法で、アクリル重合体(A)を含む溶液を得た。得られたアクリル重合体の重量平均分子量(Mw)は520,000、ガラス転移温度は−43℃、不揮発分は45%であった。
[反応槽]
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
((メタ)アクリル酸エステルモノマー)
nBA 25.5部
2EHA 6.6部
(水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
2HEA 0.03部
(カルボキシル基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
AA 1.0部
<溶剤>
酢酸エチル 37.3部
<連鎖移動剤>
1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン 0.025部
<重合開始剤>
ベンゾイルパーオキサイド 0.088部
[滴下槽]
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
(アクリル酸エステルモノマー)
nBA 51.0部
2EHA 13.3部
(水酸基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
2HEA 0.07部
(カルボキシル基を有するエチレン性不飽和結合を有するモノマー)
AA 2.0部
<溶剤>
酢酸エチル 44.4部
<連鎖移動剤>
1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン 0.025部
<重合開始剤>
ベンゾイルパーオキサイド 0.177部
[後添加]
<重合開始剤>
ベンゾイルパーオキサイド 0.068部
tert−ブチル−2−エチルペルオキシヘキサノアート 0.102部
[希釈溶剤]
酢酸エチル 40.5部
<粘着付与剤の合成>
(合成例3)
反応槽、攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下槽、窒素導入管を備えた重合反応装置を用意した。反応槽および滴下槽に、下記に示すモノマー、溶剤、連鎖移動剤、および重合開始剤からなるモノマー混合物を、下記比率で仕込み、反応槽内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下、80℃まで昇温し、攪拌しながら3時間反応させた。さらに重合開始剤を後添加し、4時間反応させた。反応後、下記に示す希釈溶剤を添加し、室温まで冷却し、粘着付与剤を含む溶液を得た。得られた粘着付与剤の重量平均分子量(Mw)は3,300、ガラス転移温度は60℃、不揮発分は70%であった。
[反応槽]
<エチレン性不飽和結合を有するモノマー>
((メタ)アクリル酸エステルモノマー)
IBXA 100部
<溶剤>
酢酸エチル 27.7部
<連鎖移動剤>
チオグリコール酸−2−エチルヘキシル 10.8部
<重合開始剤>
2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル) 0.12部
[後添加]
<重合開始剤>
2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル) 0.04部
[希釈溶剤]
酢酸エチル 10.6部
(実施例1)
<粘着剤組成物の製造>
合成例1で得られたアクリル重合体(A)100部に対し、多官能イソシアネート化合物(B)としてXDI−TMPを2.2部、アルコール(C)としてボルネオールを3.0部、粘着付与剤として合成例3で得られたアクリル重合体を20部それぞれ不揮発分換算で均一配合して粘着剤組成物を得た。
<粘着シートの製造>
得られた粘着剤組成物を、厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート製剥離性フィルム基材[リンテック社製「SP−PET382050」、以下「剥離性フィルム基材」という]の剥離処理面上に、コンマコーターにて乾燥後の厚みが25μmになるように速度2m/分で塗工した後、100℃で2分間乾燥させ、粘着剤層を形成した。この粘着剤層面と厚さ50μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製「E5100」)を張り合わせて、粘着シートを形成した。得られた粘着シートを、温度23℃、相対湿度50%の環境下で、1週間エージングさせて、粘着シートを得た。
(実施例2〜8)
アクリル重合体(A)、多官能イソシアネート化合物(B)、アルコール(C)、粘着付与剤を、表1に示すものに変更した以外は、実施例1と同様の方法で、それぞれ粘着剤組成物と粘着シートを得た。
(比較例1〜7)
アクリル重合体(A)、多官能イソシアネート化合物(B)、アルコール(C)、粘着付与剤を、表2に示すものに変更した以外は、実施例1と同様の方法で、それぞれ粘着剤組成物と粘着シートを得た。
<評価>
実施例1〜8、および比較例1〜7で得られた粘着剤組成物および粘着シートについて、下記の方法で評価を行った。結果を表1、表2に示す。
(PP粘着力)
JIS Z 0237に準じて、粘着力を測定した。得られた粘着シートを25mm幅にカットし、剥離性フィルム基材を剥がし温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下でポリプロピレン板(製品名「コウベポリシートPP」、山宗社製)に貼着し、2kgロールにて1往復させ圧着後、同環境下に24時間放置した後に、同環境下で、引張試験機(製品名「テンシロン」、オリエンテック社製)を用いて、引っ張り速度300mm/分で180度方向に剥離した際の剥離強度を測定した。
14N/25mm以上:実用上優れる。
9N/25mm以上、14N/25mm未満:実用域。
9N/25mm未満:実用不可。
(PP曲面密着性)
得られた粘着シートを25mm×25mmに試験片をカットし、剥離性フィルム基材を剥がし温度23℃、相対湿度50%の環境下で直径10mmのポリプロピレン板(製品名「コウベポリシートPP」、山宗社製)の棒に貼着、圧着後に、温度60℃の環境下で1日間放置した後の試験片端部の浮き、剥がれを測定し、3段階で評価した。
浮きが2mm以下:実用上優れる。
浮きが2mm以上〜5mm以下:実用域。
浮きが5mm超え:実用不可。
(塗膜外観)
得られた粘着シートを、温度40℃の雰囲気下に7日間放置し、その塗膜外観を目視にて観察し、3段階で評価した。
○:無色透明である。実用上優れる。
△:僅かに着色しているが、透明性を有する。実用域。
×:白濁または黄変している、または凝集物が多数認められる。実用不可。
(保持力)
JIS Z 0237に準じて、保持力を測定した。得られた粘着シートを幅25mm、長さ100mmカットし、縦25mm、横25mmの部分を紙やすり(#280)で研磨したステンレス板(SUS304)の片端に、剥離性フィルム基材を剥がし貼着面積25mm×25mmで貼着して、試験片を作成した。この試験片のステンレス板を、40℃の恒温槽内にて鉛直に吊り下げ、シート片のもう一方の端部に1kgの錘を吊り下げ72000秒間放置した。72000秒以内にシート片が落下したものは、落下するまでの時間を測定し、保持していたものは、初期の貼着部分からのズレの長さを測定し、3段階で評価した。
〇:保持していたものでズレなし。実用上優れる。
△:保持していたものでズレが1mm以内。実用域。
×:保持していたものでズレが1mmを超える、または落下したもの。実用不可。

Claims (4)

  1. アクリル重合体(A)、多官能イソシアネート化合物(B)およびアルコール(C)を含んでなる粘着剤組成物であって、アクリル重合体(A)が、アクリル重合体(A)を構成する全モノマー100質量%中、水酸基および/またはカルボキシル基を有するモノマーを0.1〜20質量%有し、アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、脂環式炭化水素基を1つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールであり、アクリル重合体(A)100質量部に対してアルコール(C)を0.5〜15質量部含んでなることを特徴とする粘着剤組成物。
  2. アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、脂環式炭化水素基を2つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールであることを特徴とする請求項1記載の粘着剤組成物。
  3. アルコール(C)が、分子量が140以上500以下で、縮合脂環式炭化水素基を1つ以上有し、第2級水酸基を1つ有するモノアルコールであることを特徴とする請求項1または2記載の粘着剤組成物。
  4. シート状基材の少なくとも一方の面に、請求項1〜3いずれか記載の粘着剤組成物から形成されてなる粘着剤層が積層されてなる粘着シート。
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