JP6529600B2 - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、電装品を収納した制御箱を有する空気調和装置の室外機に関するものである。
従来から、空気調和装置の室外機において、制御装置の電装品である整流回路、直流リアクトル及びインバーター等を制御箱に収納しているものがある。そして、その制御箱を室外機内の風路上に配置して上記の電装品を冷却する空気調和装置の室外機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−75363号公報
近年、空気調和装置の運転環境の範囲は、販売エリアの拡大に伴い広域となっている。そして、運転環境の広域化に伴い、従来のように電装品の冷却が必要となる高温外気の環境での使用に加えて、−20℃を下回るような低温外気の環境でも使用される場合が生じてきた。
低温外気の環境下においては、空気調和装置の起動時、又は空気調和装置の運転に伴う蒸発器からの冷風により制御箱内の環境温度は下がり、電装品の許容下限の温度を下回ることがある。これにより、各電装品の劣化及び寿命の減少を招くという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、極低温の環境下で空気調和装置が運転された場合であっても、制御箱内の環境温度及び電装品の温度を一定以上に保つ空気調和装置の室外機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置の室外機は、筐体と、前記筐体内に配置され、制御基板を収納する制御箱と、前記制御箱の内部の温度を検知する温度センサーと、前記制御箱の内部を加熱する発熱装置と、を備え、前記温度センサーは、前記制御箱内の上方及び下方に2つ設けられており、前記発熱装置は、前記温度センサーのうち下方の温度センサーの検知温度が前記制御箱に搭載されている前記制御基板の許容温度の下限値を下回ったときに駆動が開始され、前記温度センサーのうち上方の温度センサーの検知温度が前記制御箱に搭載されている前記制御基板の許容温度の上限値を上回ったときに駆動が停止されるものである。
本発明によれば、発熱装置は、温度センサーの検知温度が制御基板の許容温度の下限値を下回ったときに駆動が開始される構成とする。このようにすることで、極低温の環境下で空気調和装置が運転された場合であっても、制御箱内の環境温度及び電装品の温度を一定以上に保ち、各電装品の劣化及び寿命の減少を抑える空気調和装置の室外機を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機を含む回路構成の一例を示す概略回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の冷房運転モード時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の暖房運転モード時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の概略内部構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられた制御箱の概略側面断面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられた制御箱の概略側面断面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられたペルチェ素子の状態を示す図である。
以下、本発明の空気調和機の室外機の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
[空気調和装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機を含む回路構成の一例を示す概略回路構成図である。図1に示されるように、空気調和装置100は、室外機1及び室内機2を有し、室外機1と室内機2とは、冷媒主管3及び冷媒主管7で接続されている。
[室外機1の構成]
室外機1には、圧縮機5と、四方弁等の切替弁8と、室外側熱交換器6とが、冷媒配管4で接続されて搭載されている。また、室外機1には、室外送風機9及び制御箱22が搭載されている。圧縮機5は、低温低圧の冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものであり、たとえば容量制御可能なインバーター圧縮機等で構成されている。室外側熱交換器6の付近には、室外送風機9及び制御箱22が設けられ、室外送風機9は室外側熱交換器6に空気を送風する。室外側熱交換器6は、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能し、例えば、ファン等の室外送風機9から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行うものである。切替弁8は、第一ポート8a、第二ポート8b、第三ポート8c及び第四ポート8dを有し、各ポートを互いに接続することで、後述する冷房運転モード時における冷媒の流れと暖房運転モード時における冷媒の流れとを切り替えるものである。
[室内機2の構成]
室内機2には、室内送風機12と、室内側熱交換器10と、絞り装置11と、が搭載されている。室内機2は、冷媒主管3及び冷媒主管7を介して室外機1と接続し、冷媒が流入又は流出するようになっている。このように、圧縮機5、室外側熱交換器6、絞り装置11及び室内側熱交換器10が配管を介して順次接続されて空気調和装置100の冷媒回路が構成されている。
室内側熱交換器10は、例えばファン等の室内送風機12から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行い、室内空間に供給するための暖房用空気又は冷房用空気を生成するものである。また、絞り装置11は減圧弁又は膨張弁としての機能を有し、冷媒を減圧して膨張させるものであり、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成すると良い。
[冷房運転モード]
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の冷房運転モード時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。図2に示されるように、冷房運転モードにおいて、切替弁8は、第一ポート8aと第二ポート8bとが互いに連通し、かつ、第三ポート8cと第四ポート8dとが互いに連通する状態となる。このようにして、冷媒は、図2の実線矢印で示される方向に流れる。
冷房運転モードの場合、低温低圧の冷媒が、圧縮機5によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機5から吐出された高温高圧のガス冷媒は、切替弁8を介して室外側熱交換器6に流入する。室外側熱交換器6に流入した高温高圧ガス冷媒は、室外空気に放熱しながら凝縮し高圧の液冷媒となる。この際、室外側熱交換器6で加熱された室外空気は、制御箱22を通り、室外送風機9によって室外機1の外へ排出される。そして、室外側熱交換器6から流出した高圧の液冷媒は、室外機1から流出し、冷媒主管7を通り、室内機2に流入する。
室内機2に流入した高圧の液冷媒は、絞り装置11によって低温低圧の二相冷媒に減圧された後、蒸発器として作用する室内側熱交換器10に流入する。そして、低温低圧の二相冷媒は、室内空気から吸熱することで室内空気を冷却し、低温低圧のガス冷媒となる。室内側熱交換器10から流出した低温低圧のガス冷媒は、冷媒主管3を通り室外機1へ流入する。室外機1に流入した冷媒は、切替弁8を通り、圧縮機5へ吸入される。このように冷媒が循環することで、冷房運転モードが行われる。
[暖房運転モード]
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の暖房運転モード時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。図3に示されるように、暖房運転モードにおいて、切替弁8は、第一ポート8aと第三ポート8cとが互いに連通し、かつ、第二ポート8bと第四ポート8dとが互いに連通する状態となる。このようにして、冷媒は、図3の実線矢印で示される方向に流れる。
暖房運転モードの場合、低温低圧の冷媒が圧縮機5によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機5から吐出された高温高圧のガス冷媒は、切替弁8を介して冷媒主管3を通り室内機2に流入する。室内機2に流入した高温高圧ガス冷媒は、室内側熱交換器10で室内空気に放熱し、高圧の液冷媒となり、絞り装置11へ流入する。そして、絞り装置11によって低温低圧の二相冷媒に減圧された後、室内機2から流出し、冷媒主管7を通り、室外機1へ流入する。
室外機1へ流入した低温低圧の二相冷媒は、室外側熱交換器6で室外空気から吸熱することで低温低圧のガス冷媒となる。この際、室外側熱交換器6で冷却された室外空気は、制御箱22を通り、室外送風機9によって室外機1の外へ排出される。室外側熱交換器6を出た低温低圧のガス冷媒は、切替弁8を通り、圧縮機5へ吸入される。このように冷媒が循環することで、暖房運転モードが行われる。
なお、本実施の形態1において、空気調和装置100が冷房運転モード及び暖房運転モードの両方の運転ができる例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば、空気調和装置100を極寒冷地で使用する場合には、暖房運転モードのみ運転する冷媒回路の構成としてもよい。この場合、切替弁8を設ける必要が無く、冷媒回路の簡素化を図ることができ、かつ、コストの低減化を図ることが可能となる。
[制御箱の冷却の説明]
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の概略内部構成図である。図4に示されるように、空気調和装置100の室外機1は、筐体21と、筐体21の上部に設けられた室外送風機9を備えている。筐体21の内部には、制御箱22、室外側熱交換器6、圧縮機5(図示省略)及び切替弁8(図示省略)が設けられている。筐体21には、室外側熱交換器6に送風するための室外外気の通路となる風路26が形成されている。室外送風機9は、筐体21に形成された風路26に室外空気を送風するものである。そして、筐体21の上部に設けられた室外送風機9が回転駆動することにより、風路26に示すように筐体21内を下側から上側に向かって室外空気が流れる。
制御箱22には、風路26と接する外面にヒートシンク23a及びヒートシンク23bが備えられており、室外送風機9の運転時には、風路26内を室外側熱交換器6の通過後に下側から上側に向かって流れる室外空気によってヒートシンク23a及びヒートシンク23bは冷却される。なお、本実施の形態1においてヒートシンクを2つ設けた例を示したが本発明はこれに限定されず、ヒートシンクを1つ又は3つ以上設けてもよい。また、本実施の形態1において室外送風機9を筐体21の上部に設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、筐体21の上部以外の場所に設けてもよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられた制御箱の概略側面断面図である。図5に示されるように、制御箱22は、ヒートシンク23a、ヒートシンク23b、制御基板27a、制御基板27b、温度センサー28a、温度センサー28b及び電気ヒーター31を有している。ヒートシンク23aは、ヒートシンク23bより上部に設置されている。また、制御基板27aは、制御基板27bより上部に設置されている。また、温度センサー28aは、温度センサー28bより上部に設置されている。なお、本実施の形態1において、ヒートシンク、制御基板及び温度センサーを2つ設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、3つ以上設けても良い。このことは後述する実施の形態2についても同様である。
制御基板27a及び制御基板27bは、空気調和装置100を制御するものであって、例えばインバーター回路及び高調波抑制回路等が形成された基板である。制御基板27aは、土台24aを介して背面板29に接続されている。制御基板27bは、土台24bを介して背面板29に接続されている。ヒートシンク23a及び制御基板27aは、制御箱22の背面板29及び土台24aを介して隣接して設けられている。ヒートシンク23b及び制御基板27bは、制御箱22の背面板29及び土台24bを介して隣接して設けられている。制御基板27a及び制御基板27bに形成される電装品は、風路26内を通る風によって冷却されるヒートシンク23a及びヒートシンク23bを介して冷却される。
ここで、制御箱22内の環境温度の分布状態について説明する。通電時以降の室外機1の運転時においては、インバーター回路などの電装品の発熱が原因となって、制御箱22の内部の空気の密度に差が生じる。そして、空気の密度の差の性質の関係で、制御箱22の内部において、上下方向に温度分布が生じ、制御箱22の内部の上側は、温度が高くなる。一方で、制御箱22の内部の下側は、温度が低くなる。また、低温外気の状況下で使用される暖房運転時の室外側熱交換器6は蒸発器として機能し、室外側熱交換器6の内部を流通する冷媒の温度は外気温度より低い状態となっている。低温外気の状況下で暖房運転を行うと、室外側熱交換器6を通って冷却された室外空気が風路26を通り、制御箱22の下部に当たるため上述した温度分布はより助長される。
そこで、制御箱22の内部の環境温度の低下を検知する温度センサー28bを制御箱22の内部に設ける。温度センサー28bは、制御箱22の下方、特に温度範囲の下限値が見込まれる制御基板27bの最下部に配置する。このようにすることで、制御箱22の内部の測定ポイントを少なくしながら、制御箱22の内部に設けられた制御基板27a及び制御基板27bの温度状態が何度以上であるかを把握することができる。
ここで、制御箱22の内部の環境温度が下がった場合に、制御基板27aと制御基板27bとの温度、及び制御箱22の内部の環境温度を上昇させる手段として、電気ヒーター31を制御箱22の内部の下方に設ける。電気ヒーター31を制御箱22の内部の下方、特に底部に配置することにより、環境温度が低下しやすい制御箱22内の下方に設けられた制御基板27bを加温することができる。また、制御基板27bより上方に設けられた制御基板27aについても、電気ヒーター31で温められた空気が自然対流により上昇することで、制御基板27aを加温することができる。このように、電気ヒーター31を制御箱22の内部の下方に設置することにより、制御箱22全体を効率よく加温することができる。なお、電気ヒーター31は、本発明における「発熱装置」に相当する。
次に、電気ヒーター31の動作について説明する。
外気温度が低温状態の場合の室外機1において、温度センサー28bによって検知された温度が、制御基板27a及び制御基板27bの許容温度の下限値を下回った場合、電気ヒーター31の駆動が開始される。そして、温度センサー28bによって検知された温度がある一定以上の値となった場合、例えば制御基板27a及び制御基板27bの許容温度の上限値を上回った場合は、電気ヒーター31の駆動が停止される。ここで、上記の許容温度とは、制御基板27a、27bが正常に動作し、故障等が発生しない温度範囲のことをいう。以上のようにすることで、外気温度が低温状態の場合の室外機1において、制御箱22の内部の環境温度、制御基板27a及び制御基板27bの温度を一定以上に保ち、制御回路の各電装品の劣化や寿命の減少を抑えることができる。
一方で、外気温度が高い条件で空気調和装置100が運転される場合には、制御基板27a及び制御基板27bの温度範囲の上限を保護するため、制御箱22の上方、特に制御基板27aの最上部に温度センサー28aを設置しておくのが良い。そして、温度センサー28aが検知した温度が、制御基板27a及び制御基板27bの許容温度の上限値を超える場合には、室外機1の運転負荷を下げることにより、制御基板27a及び制御基板27bの温度上昇を抑えることができる。
[実施の形態1の効果]
以上のことから、本実施の形態1によれば、空気調和装置100の室外機1は、筐体21と、筐体21内に配置され、制御基板27a、27bを収納する制御箱22と、制御箱22の内部の温度を検知する温度センサー28a、28bと、制御箱22の内部を加熱する発熱装置と、を備え、発熱装置は、温度センサー28a、28bの検知温度が制御基板27a、27bの許容温度の下限値を下回ったときに駆動が開始される。このようにすることで、制御箱22内の環境温度及び電装品の温度を一定以上に保ち、各電装品の劣化及び寿命の減少を抑える空気調和装置100の室外機1を得ることができる。
また、温度センサー28a、28bは、制御箱22内の上方及び下方に2つ設けられている。このようにすることで、制御箱22の内部の環境温度を少ない温度センサーで効率よく検知することができる。
また、電気ヒーター31は、制御箱22の下方に設けられている。このようにすることで、制御箱22の下方で温められた空気が自然対流により上昇することで、制御箱22の上方の空気及び電装品を効率良く温めることができる。
また、電気ヒーター31は、温度センサー28a、28bのうち下方の温度センサー28bの検知温度が制御箱22に搭載されている制御基板27a、27bの許容温度の下限値を下回ったときに駆動が開始され、温度センサー28a、28bのうち上方の温度センサー28aの検知温度が制御箱22に搭載されている制御基板27a、27bの許容温度の上限値を上回ったときに駆動が停止されるように構成する。このようにすることで、制御箱22内の環境温度及び電装品の温度を一定に保ち、各電装品の劣化及び寿命の減少を抑える空気調和装置100の室外機1を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2における空気調和装置の室外機の基本的な構成は実施の形態1における空気調和装置の室外機と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態2を説明する。実施の形態1と本実施の形態2との相違点は、発熱装置が、ペルチェ素子で構成されている点である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられた制御箱の概略側面断面図である。図6に示されるように、制御箱22は、空気調和装置100を制御するものである。制御箱22は、内部にヒートシンク23c、ヒートシンク23d、制御基板27a、制御基板27b、温度センサー28a、温度センサー28b、ペルチェ素子29a及びペルチェ素子29bを有している。ペルチェ素子29aは、ペルチェ素子29bの上方に設けられている。
ペルチェ素子29aは、ヒートシンク23cを介して制御基板27aに接するように制御箱22の内壁面に配置される。すなわち、ペルチェ素子29aは制御基板27aの土台を構成している。同様に、ペルチェ素子29bは、ヒートシンク23dを介して制御基板27bに接するように制御箱22の内壁面に配置される。すなわち、ペルチェ素子29bは制御基板27bの土台を構成している。
[ペルチェ素子]
外気温度が低い状況下の室外機1において、制御箱22の下方に設置された温度センサー28bの検知温度が所定の温度以下となった場合には、ペルチェ素子29bのヒートシンク23dと接する面が加温面となるように、ペルチェ素子29bは加電される。そして、温度センサー28bの検知温度が所定の温度以上となった場合には、ペルチェ素子29bへの加電が停止される。このようにすることで、低温外気の状況下で使用される場合においても、制御箱22の内部の環境温度、制御基板27a及び制御基板27bの温度を一定以上に保ち、制御回路の各電装品の劣化及び寿命の減少を抑制することができる。
一方、外気温度が高い状況下の室外機1において、各電装品の許容上限温度を超えないようにするため、必要であれば、温度センサー28aを制御箱22の上方、特に運転により温度の上昇が懸念される制御基板27aの最上部に配置する。そして、温度センサー28aによる検知温度が、制御基板27aの許容上限温度を超える場合には、室外機1の運転負荷を下げることにより、制御箱22の内部の温度の上昇を抑え電装品を保護することができる。
また、外気温度が高い状況下の室外機1において、室外機1の運転負荷が高く、制御基板27aの温度が許容上限温度を超えるような場合がある。この場合には、ペルチェ素子29aのヒートシンク23cと接する面が冷却面となるように、ペルチェ素子29aが加電されることにより、室外機1の運転負荷を下げることなく、制御基板27aを冷却することもできる。
上述したペルチェ素子29a及びペルチェ素子29bは、加電の極性を変えることにより冷却面と加熱面とを交換することが可能である。したがって、温度センサー28a及び温度センサー28bの検知温度を基に制御箱22の内部の温度状態を検知し、ペルチェ素子29a及びペルチェ素子29bへの加電の要否、及び冷却面と加熱面との切り替えを行うことができる。このようにすることで、外気温度が低い状況下における制御基板27a、27bの温度の上昇を実現することができる。また、外気温度が高い状況下における制御基板27a、27bの温度の上昇の抑制を実現することができる。
[ペルチェ素子の動作]
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室外機の内部に設けられたペルチェ素子の状態を示す図である。図7に示されるように、温度センサー28aの検知温度において、制御基板27aを保護するために必要な許容上限温度の閾値をDとする。一方、温度センサー28aの検知温度において、制御基板27aを保護するために必要な許容下限温度の閾値をCとする。温度センサー28aの検知温度が閾値のDを上回る場合は、ペルチェ素子29aはヒートシンク23cと接する面、つまり制御基板27a側が冷却面となるように加電される。また、温度センサー28aの検知温度が閾値のCを下回る場合は、ペルチェ素子29aはヒートシンク23cと接する面、つまり制御基板27a側が加熱面となるように加電される。一方、温度センサー28aの検知温度が閾値のDとCとの間である場合は、ペルチェ素子29aは加電されない。
温度センサー28bの検知温度において、制御基板27bを保護するために必要な許容上限温度の閾値をBとする。一方、温度センサー28bの検知温度において、制御基板27bを保護するために必要な許容下限温度の閾値をAとする。温度センサー28bの検知温度が閾値のBを上回る場合は、ペルチェ素子29bはヒートシンク23dと接する面、つまり制御基板27b側が冷却面となるように加電される。また、温度センサー28bの検知温度が閾値のAを下回る場合は、ペルチェ素子29bはヒートシンク23dと接する面、つまり制御基板27b側が加熱面となるように加電される。一方、温度センサー28bの検知温度が閾値のBとAとの間である場合は、ペルチェ素子29bは加電されない。
次に、図7を用いて、ペルチェ素子29a及びペルチェ素子29bの具体的な動作例を説明する。図7に示されるように、温度センサー状態120aの場合において、温度センサー28bの検知温度が閾値のAを下回っているため、ペルチェ素子29bのヒートシンク23dと接する面が加熱面となるように、ペルチェ素子29bが加電される。一方で、温度センサー状態120aの場合において、温度センサー28aの検知温度が閾値のCとDの間であるため、ペルチェ素子29aには加電がされない。そして、ペルチェ素子29bの加温により制御箱22の内部の温度が上昇し、温度センサー状態120bになった時には、ペルチェ素子29bへの加電が終了する。
このように、ペルチェ素子29a及びペルチェ素子29bを制御基板27a及び制御基板27bの冷却に用いることで、制御箱22の外側面にヒートシンクを設ける必要がなくなり、制御箱をよりコンパクトにすることができる。また、室外機内の風路沿いに制御箱を設置しなければならないという制約を受けることが無くなり、空気調和装置の室外機の構造配置の設計の自由度を向上させることができる。
[実施の形態2の効果]
以上のことから、本実施の形態2によれば、発熱装置は、ペルチェ素子29a、29bで構成され、ペルチェ素子29a、29bは、制御箱22に搭載されている制御基板27a、27bの土台を構成している。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、制御箱22の外側面にヒートシンクを設ける必要がなくなり、制御箱をよりコンパクトにすることができる。また、室外機内の風路沿いに制御箱を設置しなければならないという制約を受けることが無くなり、空気調和装置の室外機の構造配置の設計の自由度を向上させることができる。
また、ペルチェ素子は、温度センサー28a、28bの検知温度が制御基板27a、27bの許容上限温度を上回るときは、制御基板27a、27b側が冷却面として駆動し、温度センサー28a、28bの検知温度が制御基板27a、27bの許容下限温度を下回るときは、制御基板27a、27b側が加熱面として駆動する。このようにすることで、制御箱22内の環境温度及び電装品の温度を一定以上に保ち、各電装品の劣化及び寿命の減少を抑える空気調和装置100の室外機1を得ることができる。
以上、実施の形態1〜2について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、各実施の形態の全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 室外機、2 室内機、3 冷媒主管、4 冷媒主管、5 圧縮機、6 室外側熱交換器、7 冷媒主管、8 切替弁、8a 第一ポート、8b 第二ポート、8c 第三ポート、8d 第四ポート、9 室外送風機、10 室内側熱交換器、11 絞り装置、12 室内送風機、21 筐体、22 制御箱、23a〜23d ヒートシンク、24a 土台、24b 土台、26 風路、27a 制御基板、27b 制御基板、28a 温度センサー、28b 温度センサー、29 背面板、29a ペルチェ素子、29b ペルチェ素子、31 電気ヒーター、100 空気調和装置、120a 温度センサー状態、120b 温度センサー状態。

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、制御基板を収納する制御箱と、
    前記制御箱の内部の温度を検知する温度センサーと、
    前記制御箱の内部を加熱する発熱装置と、を備え、
    前記温度センサーは、
    前記制御箱内の上方及び下方に2つ設けられており、
    前記発熱装置は、
    前記温度センサーのうち下方の温度センサーの検知温度が前記制御箱に搭載されている前記制御基板の許容温度の下限値を下回ったときに駆動が開始され
    前記温度センサーのうち上方の温度センサーの検知温度が前記制御箱に搭載されている前記制御基板の許容温度の上限値を上回ったときに駆動が停止される
    空気調和装置の室外機。
  2. 前記発熱装置は、
    電気ヒーターで構成されている
    請求項1に記載の空気調和装置の室外機。
  3. 前記発熱装置は、
    前記制御箱の下方に設けられている
    請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外機。
  4. 室外空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
    前記筐体に取り付けられ、前記筐体内の風路に室外空気を供給するファンを更に備え、
    前記制御箱は、前記室外熱交換器と前記ファンとの間の風路に配置されている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置の室外機。
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