JP6430758B2 - 冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)等の発熱機器に冷却用媒体を供給することにより、複数の発熱機器を冷却する冷却システムに関する。
例えば、特許文献1に記載のICT機器用の空調装置では、複数のICT機器が設置された特定の空間(ゾーン)に対して、所定時間毎に冷房設定温度を自動的に再設定することにより、空調装置の消費電力を低減している。
特開2010−133626号公報
本発明は、更なる消費電力の低減が可能な冷却システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及びICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器(1)という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の発熱機器(1)を冷却する冷却システムにおいて、冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の発熱機器(1)に供給する冷熱発生装置(5)と、発熱機器(1)で発生する熱量の増減に応じて変化する制御用のパラメータを稼働率としたとき、各発熱機器(1)の稼働率に基づいて冷熱発生装置(5)の作動を制御する制御部(10)とを備えることを特徴とする。
これにより、本発明では、発熱機器(1)毎の稼働率(Ro)を考慮して冷熱発生装置(5)を制御することが可能となるので、更なる消費電力の低減が可能な冷却システムを得ることが可能となる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
空調システムの概要を示す図である。 空調システムの概要を示す図である。 (a)及び(b)は第1室内ユニット5Aの概要を示す図である。 第2室内ユニット5Kの概要を示す図である。 第1実施形態に係る空調システムの制御系ブロック図である。 第1実施形態に係る空調システムの制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る空調システムの制御系ブロック図である。 第3実施形態に係る空調システムの制御を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る空調システムの制御を示すフローチャートである。 第9実施形態に係る空調システムの制御系ブロック図である。 第9実施形態に係る空調システムの制御を示すフローチャートである。 第10実施形態に係る冷却システムの概要を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
1.空調システムの構成
本実施形態は、サーバ室や通信機器室等の空調を行う空調システムに本発明に係る冷却システムを適用したものである。
すなわち、本実施形態に係る空調システムは、情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び電力供給機器等の発熱機器に、冷却用媒体として空気を供給することにより、複数のICT機器等の発熱機器を冷却する、
電力供給機器は、ICT機器に電力を供給するための蓄電池や無停電電源装置等をいう。なお、本実施形態では、発熱機器として主にICT機器を想定している。以下の説明では、ICT機器を発熱機器として説明する。
複数のICT機器1は、図1に示すように、ラック3に組み付けられた状態でデータセンタ室等の室内に設置される。ラック3は、金属製の棚枠及び柱壁等を組み合わせた枠状の収納棚にて構成されている。
図2に示すように、ラック3を挟んで一方には、冷風が供給される冷風通路(コールドアイル)3Aが設けられている。冷風は、図1に示すように、冷風通路3Aの床下に設けられたダクト空間3Cからラック3側に供給された後、床に設けられた複数の冷風吹出口(図示せず。)から冷風通路3Aに供給される。
なお、ラック3を挟んで冷風通路3Aと反対側の通路3B(図2参照)には、冷風吹出口が設けられていない。このため、当該通路3Bには、冷風通路3AからICT機器1に供給された空気であって、ICT機器1との熱交換を終えて温度が上昇した空気が流通する。つまり、通路3Bは、加熱された空気(温風)が流通する温風通路(ホットアイル)となる。
第1室内ユニット5Aは、冷熱発生装置5の一部を構成する機器であって、室内の上方側から空気を吸い込んで当該空気を冷却するとともに、その空気を冷却風として、ダクト空間3C及び冷風通路3Aを介してICT機器1に供給する。
第1室内ユニット5Aは、図3(a)に示すように、室外に配設された第1室外ユニット5Bと共に蒸気圧縮式冷凍サイクルを構成する。第1室内ユニット5A内には、膨張弁5C、蒸発器5D、圧縮機5E及び送風機5F等が収納されている。
第1室内ユニット5Aの鉛直方向上方側には、空気を吸引するための吸気口5J(図1参照)が設けられている。送風機5Fは、吸気口5Jから空気を吸引して蒸発器5Dに送風するとともに、蒸発器5Dにて冷却された空気をダクト空間3Cに送風する。
なお、第1室内ユニット5Aの設置台数は、ICT機器1の台数等によって推定される室内で発生する総熱量に応じた台数である。そして、第1室内ユニット5Aを「アンビエント(周囲)型空調機」ともいう。
第1室外ユニット5Bには凝縮器等の放熱器5Gが収納されている。放熱器5Gは、圧縮機5Eから吐出された高温・高圧の冷媒を大気又は水と熱交換して当該冷媒を冷却する。ポンプ5Hは、圧縮機5Eを停止させた状態で冷媒を循環させる際に稼働する。
すなわち、冬等の外気温度が室内温度より低い場合には、圧縮機5Eにて冷媒を圧縮することなく、冷媒を大気等にて冷却できる。そこで、外気温度が室内温度より低く、かつ、室内の熱負荷が小さい場合には、図3(b)に示すように、膨張弁5Cを全開として膨張弁5Cでの圧力損失を小さくし、かつ、圧縮機5Eを停止した状態でポンプ5Hを稼働させる。
各ラック3には、図2に示すように、少なくとも1台の第2室内ユニット5Kが収納されている。第2室内ユニット5Kは、第1室内ユニット5Aと同様に、冷熱発生装置5の一部を構成する機器である。そして、第2室内ユニット5Kを「ラック空調機」ともいう。
第2室内ユニット5Kは、温風通路3Bから空気を吸い込んで当該空気を冷却するとともに、その空気を冷却風として冷風通路3Aに吹き出す。つまり、第2室内ユニット5KもICT機器1に冷風を供給する。
第2室内ユニット5K内には、図4に示すように、蒸発器5L及び送風機5M等が収納されている。第2室内ユニット5K(蒸発器5L)用の膨張弁及び圧縮機は、第2室外ユニット(図示せず。)に収納されている。
冷熱発生装置5、つまり第1室内ユニット5A及び第2室内ユニット5Kの作動は、図5に示す統合制御装置10により制御される。統合制御装置10は、CPU、ROM及びRAM等を有するコンピュータにて構成された制御部である。冷熱発生装置5の作動を制御するプログラムは、ROM等の不揮発性記憶部10Aに記憶されている。
2.冷熱発生装置の制御
2.1 制御の概要
統合制御装置10は、ICT機器1に供給する冷風の温度(以下、供給冷媒温度Tsという。)を制御用のパラメータとして、冷熱発生装置5の作動を制御する。すなわち、統合制御装置10は、ICT機器1毎に目標とする供給冷媒温度Ts(以下、目標供給冷媒温度Tts)を設定した後、現実の供給冷媒温度Tsが目標供給冷媒温度Ttsとなるように、供給する冷風の温度及び当該冷風の風量を制御する。
なお、本実施形態に係る「冷媒の温度」とは「冷風の温度」であるので、「供給冷媒温度」とは「第1室内ユニット5Aの吹出空気温度」を意図し、「目標供給冷媒温度」とは「目標吹出空気温度」を意図する。
現実の供給冷媒温度Tsは各ICT機器1に吸い込まれる冷風の温度である。当該供給冷媒温度Tsは、各ICT機器1に設けられた吸気温度センサSi1〜Sinからの検出信号を利用して統合制御装置10が判断する。
統合制御装置10は、各ICT機器1の目標供給冷媒温度Ttsを当該ICT機器1の稼働率Roを利用して設定する。稼働率Roは、ICT機器1で発生する熱量の増減に応じて変化する制御用のパラメータである。
なお、稼働率Roの変動要因は不問である。つまり、稼働率Roの変動は、ICT機器1で処理すべき処理量が変動したことによる稼働率Roの変動、複数のICT機器1が設置されている場合において、予め設定された規則に従って特定のICT機器1に処理を集中させるとともに、その他のICT機器1を停止状態としたことによる稼働率Roの変動、その他要因による変動等であってもよい。
具体的には、統合制御装置10は、ICT機器1での情報処理量、ICT機器1での消費電力、及びICT機器1の稼働(ON)又は非稼働(OFF)を示す情報のうち少なくとも一方(本実施形態では、情報処理量)に基づいて稼働率Roを決定する。このため、統合制御装置10には、各ICT機器1から情報処理量を示す信号が入力されている。
なお、本実施形態に係る稼働率Roは、現実の情報処理量を処理可能な情報処理量で除した値を基準とする値であるが、稼働率Roの定義はこれに限定されるものではない。例えば、処理可能な情報処理量で除した値ではなく、現実の情報処理量それ自体を稼働率Roとしてもよい。
因みに、ICT機器の稼働状態又は非稼働状態を示す情報、つまりICT機器1のオン又はオフ情報は、ICT機器1の情報処理量とは連動しない場合がある。すなわち、ICT機器1の情報処理量が0であっても、ICT機器1が非稼働となっていない、つまりアイドリング状態としてICT機器1が稼働している場合ある。
そして、統合制御装置10は、稼働率Roを変数とするn次関数(nは自然数)を用いて各ICT機器1の目標供給冷媒温度Ttsを決定する。本実施形態では、下記の数式1で示すように、1次関数にて目標供給冷媒温度Ttsを決定している。
Ttsn=A×Ron+B (数式1)
Ttsn:第n番目のICT機器1に設定される目標供給冷媒温度Tts
Ron:第n番目のICT機器1についての稼働率Ro
「現実の情報処理量」及び「処理可能な情報処理量」は第n番目のICT機器1について情報処理量である。
A:予め設定された定数(負の実数)
B:Ron>Cの場合は、予め設定された定数(0より大きい実数)
Ron≦Cの場合は、予め設定された定数であって、目標供給冷媒温度Ttsが冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる値
C:予め設定された定数(本実施形態では0)
このため、本実施形態に係る目標供給冷媒温度Ttsは、稼働率Roが0より大きい場合には、稼働率Roの増加に応じて低い温度に設定される。稼働率Roが0の場合には、目標供給冷媒温度Ttsは、冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる。
このため、稼働率Roが0となっているICT機器1、つまり停止状態にあるICT機器1に対する目標供給冷媒温度Ttsが上昇設定されることになる。つまり、稼働率Roが0となっているICT機器1に対する冷却は、事実上、停止した状態となる。
そして、当該ICT機器1の稼働率Roが0より大きくなると、再び、当該ICT機器1に対する冷却が再開される。なお、本実施形態では、ICT機器1への冷却を停止する際の設定値(本実施形態では0)と、ICT機器1への冷却を開始する際の設定値(本実施形態では0)とが同一の値であったが、停止させる際の設定値と冷却を開始する際の設定値とが異なる値であってもよい。
なお、本実施形態では、ICT機器1毎に個別に冷却風を送風する構成ではないので、「特定のICT機器1のみに冷却風を供給することを停止する」ことはできない。
したがって、「特定のICT機器1への冷却を停止する」とは、統合制御装置10が冷熱発生装置5で発生させる冷凍能力及び風量を制御する際に、その「特定のICT機器1」の発熱量(稼働率Ro)を考慮せずに、統合制御装置10が冷熱発生装置5を制御すること意味する。
2.2 制御の詳細
本実施形態では、図2に示す2台の室内ユニット5Aのうち紙面左側の第1室内ユニット5Aは、主に紙面左側2列分のICT機器1に対して冷却を行う。紙面右側の第1室内ユニット5Aは、主に紙面右側2列分のICT機器1に対して冷却を行う。各第2室内ユニット5Kは、主に、各第2室内ユニット5Kが収納されたラック3と対向する他のラック3に組み込まれたICT機器1の冷却を行う。
以下、図6に示すフローチャートに基づいて、紙面左側2列分のICT機器1に対して冷却を行う場合を例に統合制御装置10の制御作動を説明する。なお、紙面右側2列分のICT機器1に対して冷却を行う際の統合制御装置10の制御作動も図6と同一である。
図6に示すフローチャートを実行するためのプログラムは、統合制御装置10に設けられた不揮発性記憶部10Aに予め記憶されている。空調システムの起動スイッチ(図示せず。)が投入されると、上記プログラムが読み込まれて統合制御装置10のCPUにて実行される。起動スイッチが遮断されると、上記プログラムの実行が停止する。
起動スイッチが投入されて空調システムが起動されると、先ず、各ICT機器1の目標供給冷媒温度Ttsが設定される(S1)。次に、現時のICT機器1毎の供給冷媒温度Tsから当該ICT機器1の目標供給冷媒温度Ttsを減じた値(以下、目標偏差値ΔTsという。)が、予め設定された所定の温度差ΔTo以上となるICT機器1があるか否かが判定される(S5)。
つまり、S5では、第1室内ユニット5Aが冷却を行う領域内に、目標供給冷媒温度Ttsに対して現実の供給冷媒温度Tsが大きく上昇しているICT機器1が、1台でもあるか否かを判定される。
温度差ΔToは、冷熱発生装置5の能力、ICT機器1の許容限界温度、及び冷風流れICT機器1の発熱分布影響等を考慮して設定される値である。このため、温度差ΔToは、第1室内ユニット5Aが設置される環境毎に異なる値である。なお、許容限界温度とは、ICT機器1に障害が発生する可能性が高くなる温度をいう。
そして、目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo以上であると判定された場合には(S5:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S30)。
なお、統合制御装置10は、(a)第1室内ユニット5Aから供給する冷風温度を低くする場合、及び(b)第1室内ユニット5Aから供給する冷風量を増大させる場合のうち少なくとも一方を実行することにより、冷却能力を現状よりも大きく(強化)する。
目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo未満であると判定された場合には(S5:NO)、正の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs1、及び負の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs2の絶対値が演算される(S10、S15)。
次に、総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいか否か、つまり、正及び負の目標偏差値ΔTsの総和が0より大きいか否かが判定される(S20)。総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいと判定された場合には(S20:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S30)。
総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きくない、つまり総和ΔTs1が総和ΔTs2以下であると判定された場合には(S20:NO)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも小さく(緩和)される(S25)。
なお、統合制御装置10は、(a)第1室内ユニット5Aから供給する冷風温度を高くする場合、及び(b)第1室内ユニット5Aから供給する冷風量を減少させる場合のうち少なくとも一方を実行することにより、冷却能力を現状よりも小さく(緩和)する。
3.本実施形態に係る空調システムの特徴
本実施形態に係る空調システムは、ICT機器1毎の稼働率Roに基づいて冷熱発生装置5の作動を制御することを特徴としている。これにより、ICT機器1毎の発熱量を考慮して冷熱発生装置5の冷却能力を制御できるので、更なる消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
本実施形態では、稼働率Roが0となっているICT機器1、つまり停止状態にあるICT機器1に対する目標供給冷媒温度Ttsが上昇設定される。つまり、稼働率Roが0となっているICT機器1に対する冷却は、事実上、停止した状態となることを特徴としている。したがって、無駄に電力が消費されることを抑制できるので、更なる消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
本実施形態では、目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo以上である場合には、冷却能力が強化されるので、特定のICT機器1が過度に温度上昇してしまうことを抑制できる。ICT機器1の冷却信頼性を向上させつつ、消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る空調システムは、通常時制御モード及び非常時制御モードのうちいずれか一方の制御モードを実行することができる。通常時制御モードでは、統合制御装置10は、第1実施形態と同様な手法にて各目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsnを決定する。
非常時制御モードでは、統合制御装置10は、第1実施形態と同様な手法にて決定された目標供給冷媒温度Ttsnから非常時補正値を減じた値を目標供給冷媒温度Ttsnとして決定するものである。
具体的には、本実施形態に係る目標供給冷媒温度Ttsは、以下の数式2により決定される。
Ttsn=A×Ron+B−E×D (数式2)
E:予め設定された定数(正の実数)
D:通常時は0、非通常時は1
非通常時とは、例えば、同一室内に設置された複数の第1室内ユニット5Aのうちいずれかいずれかの第1室内ユニット5Aが故障した場合等、設計段階で想定した冷却能力を発揮することが困難な状態をいう。
統合制御装置10には、各第1室内ユニット5Aの稼働状態を示す稼働信号が入力されている。統合制御装置10は、稼働信号を利用して通常時であるか、非通常時であるかを判定する。
なお、本実施形態は、数式2にて目標供給冷媒温度Ttsが決定される点を除き、その他の制御作動等は、第1実施形態と同じである。
(第3実施形態)
本実施形態は、ICT機器1との熱交換を終えた空気(以下、排気という。)の温度が、制御目標とする温度に近づくように冷熱発生装置5の作動を制御するものである。
1.制御の概要
図7に示すように、統合制御装置10には、各ICT機器1に設けられた排気温度センサSo1〜Sonからの検出信号が入力されている。統合制御装置10は、当該検出信号を利用して排気の温度を判断する。
統合制御装置10は、排気温度センサSo1〜Son毎、つまりICT機器1毎に制御目標温度(以下、目標排気温度Ttoという。)を設定するとともに、各排気温度センサSo1〜Sonにて検出された温度が、当該排気温度センサSo1〜Sonに対して設定した目標排気温度Ttoに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御する。
統合制御装置10は、以下の数式3を利用して目標排気温度Ttoを設定する。なお、本実施形態に係る目標排気温度Ttoは、ICT機器1毎に予め決まる固定値となるので、数式3を用いることなく、ICT機器1毎に固定値として目標排気温度Ttoを設定してもよい。
Tton=A×Tn+B (数式3)
Tton:排気温度センサSonに対して設定される目標排気温度Tto
Tn:第n番目のICT機器1についての許容限界温度
A、B:予め設定された定数(正の実数)
2.制御の詳細
以下、図8に示すフローチャートに基づいて、図2の紙面左側2列分のICT機器1に対して冷却を行う場合を例に統合制御装置10の制御作動を説明する。なお、紙面右側2列分のICT機器1に対して冷却を行う際の統合制御装置10の制御作動も図8と同一である。
図8に示すフローチャートを実行するためのプログラムは、統合制御装置10に設けられた不揮発性記憶部10Aに予め記憶されている。空調システムの起動スイッチ(図示せず。)が投入されると、上記プログラムを読み込まれて統合制御装置10のCPUにて実行される。起動スイッチが遮断されると、上記プログラムの実行が停止する。
起動スイッチが投入されて空調システムが起動されると、先ず、各ICT機器1の目標排気温度Ttoが設定される(S40)。次に、現時のICT機器1毎の排気温度から当該ICT機器1の目標排気温度Ttoを減じた値(以下、目標偏差値ΔTsという。)が、予め設定された所定の温度差ΔTo以上となるICT機器1があるか否かが判定される(S45)。
つまり、S45では、第1室内ユニット5Aが冷却を行う領域内に、目標排気温度Ttoに対して現実の排気温度が大きく上昇しているICT機器1が、1台でもあるか否かを判定される。
なお、本実施形態に係る温度差ΔToは、第1実施形態に係る温度差ΔToと具体的な値は異なる。しかし、本実施形態に係る温度差ΔToも冷熱発生装置5の能力、ICT機器1の許容限界温度、及び冷風流れICT機器1の発熱分布影響等を考慮して設定される値である。
そして、目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo以上であると判定された場合には(S45:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S70)。
目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo未満であると判定された場合には(S45:NO)、正の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs1、及び負の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs2の絶対値が演算される(S50、S55)。
次に、総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいか否か、つまり、正及び負の目標偏差値ΔTsの総和が0より大きいか否かが判定される(S60)。総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいと判定された場合には(S60:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S70)。
総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きくない、つまり総和ΔTs1が総和ΔTs2以下であると判定された場合には(S60:NO)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも小さく(緩和)される(S65)。
3.本実施形態に係る空調システムの特徴
本実施形態に係る空調システムは、排気温度が、目標排気温度Ttoに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御することを特徴としている。これにより、ICT機器1毎の発熱量を考慮して冷熱発生装置5の冷却能力を制御できるので、更なる消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、正及び負の目標偏差値ΔTsの総和が0より大きいか否に基づいて空調システムの冷却能力を増減している。このため、全ての排気温度センサSo1〜Sonにおいて、当該排気温度センサSo1〜Sonに対して設定された目標排気温度Ttoに近づかない場合も発生し得る。
しかし、複数のICT機器1全体で観察すれば、概ね多くのICT機器1については、現実の排気温度が各排気温度センサSo1〜Sonに対して設定された目標排気温度Ttoに近づいていく。
つまり、本実施形態は、複数の排気温度センサSo1〜Son毎に目標排気温度Ttoを設定し、当該個別に設定された目標排気温度Ttoに基づいて冷熱発生装置5を制御することにより、冷却信頼性を確保しつつ、更なる消費電力の低減を図ることを特徴とする。
(第4実施形態)
本実施形態は第3実施形態の変形例である。以下、その詳細を説明する。
現実に販売されている空調システムの多くは、目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsを制御用のパラメータとして冷熱発生装置5の作動を制御している。すなわち、統合制御装置10は、目標供給冷媒温度Ttsを冷熱発生装置5に与え、冷熱発生装置5は、与えられた目標供給冷媒温度Ttsに応じた冷却能力を発揮する。
具体的には、冷熱発生装置5は、与えられた目標供給冷媒温度Ttsが低くなるほど、大きな冷却能力を発生させ、かつ、与えられた目標供給冷媒温度Ttsが高くなるほど、小さな冷却能力を発生させる。つまり、目標供給冷媒温度Ttsは、冷熱発生装置5においては発生させる冷却能力の大きさを示す目盛のような機能を有している。
そこで、本実施形態では、第3実施形態(図8)のS35及びS70が実行される際に、統合制御装置10が冷熱発生装置5に対して冷却能力の増減指令をするのではなく、具体的な目標供給冷媒温度Ttsが統合制御装置10から冷熱発生装置5に与えられる。
これにより、本実施形態においても、第3実施形態と同様な作用及び効果を得ることができる。
(第5実施形態)
本実施形態は、ICT機器1(特に、CPU等の発熱素子)の温度に基づいて目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsを決定して冷熱発生装置5の作動を制御するものである。
つまり、第1実施形態では、数式1に示すように、第n番目のICT機器1についての稼働率Ronに基づいて、第n番目のICT機器1に設定される目標供給冷媒温度Ttsを決定して冷熱発生装置5を制御した。
これに対して、本実施形態では、第n番目のICT機器1についての稼働率Ronに代えて、第n番目のICT機器1の温度(以下、機器温度Tinnと記す。)にて第n番目のICT機器1に設定される目標供給冷媒温度Ttsを決定して冷熱発生装置5を制御する。
1.目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)の決定手法
具体的には、図9に示すように、統合制御装置10には、各ICT機器1に設けられた機器温度センサSc1〜Scnからの検出信号が入力されている。機器温度センサSc1〜Scnは、発熱素子の温度又は当該温度に関連する部位の温度を検出する。統合制御装置10は、機器温度センサSc1〜Scnの検出信号を利用してICT機器1の温度を判断する。
統合制御装置10は、機器温度Tinを変数とするn次関数(nは自然数)を用いて各ICT機器1の目標供給冷媒温度Ttsを決定する。なお、本実施形態では、下記の数式4で示すように、1次関数にて目標供給冷媒温度Ttsを決定している。
Ttsn=A×Tinn+B (数式4)
Ttsn:第n番目のICT機器1に設定される目標供給冷媒温度Tts
Tinn:第n番目のICT機器1の温度
A:予め設定された定数(負の実数)
B:Tinn>Cの場合は、予め設定された定数(0より大きい実数)
Tinn≦Cの場合は、予め設定された定数であって、目標供給冷媒温度Ttsが冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる値
C:ICT機器1が停止しているとみなすことが可能な温度
(例えば:室温に予め決められた温度を加算した温度)
このため、本実施形態に係る目標供給冷媒温度Ttsは、機器温度TinがCより大きい場合には、機器温度Tinの上昇に応じて低い温度に設定される。機器温度TinがC以下の場合には、目標供給冷媒温度Ttsは、冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる。
このため、機器温度TinがC以下となっているICT機器1、つまり停止状態にあるICT機器1に対する目標供給冷媒温度Ttsが上昇設定されることになる。つまり、機器温度TinがC以下となっているICT機器1に対する冷却は、事実上、停止した状態となる。
なお、本実施形態では、ICT機器1毎に個別に冷却風を送風する構成ではないので、「特定のICT機器1のみに冷却風を供給することを停止する」ことはできない。
したがって、「特定のICT機器1への冷却を停止する」とは、統合制御装置10が冷熱発生装置5で発生させる冷凍能力及び風量を制御する際に、その「特定のICT機器1」の発熱量(機器温度Tin)を考慮せずに、統合制御装置10が冷熱発生装置5を制御すること意味する。
なお、本実施形態は、目標供給冷媒温度Ttsの決定手法のみが第1実施形態と異なる。目標供給冷媒温度Ttsを用いた冷熱発生装置5の制御フローは、第1実施形態に係る目標供給冷媒温度Ttsを用いた冷熱発生装置5の制御フロー(図6)と同じである。
2.本実施形態に係る空調システムの特徴
本実施形態に係る空調システムは、ICT機器1毎の機器温度Tinに基づいて冷熱発生装置5の作動を制御することを特徴としている。これにより、ICT機器1毎の発熱量を考慮して冷熱発生装置5の冷却能力を制御できるので、更なる消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
(第6実施形態)
本実施形態も第2実施形態と同様に、通常時制御モード及び非常時制御モードのうちいずれか一方の制御モードを実行することができる。通常時制御モードでは、統合制御装置10は、第1実施形態又は第5実施形態と同様な手法にて各目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsnを決定する。
非常時制御モードでは、統合制御装置10は、第1実施形態又は第5実施形態と同様な手法にて決定された目標供給冷媒温度Ttsnから非常時補正値を減じた値を目標供給冷媒温度Ttsnとして決定するものである。
本実施形態に係る非常時制御モードは、機器温度Tinが当該ICT機器1について予め設定された閾値温度以上となったときに実行される。閾値温度とは、各ICT機器1の許容限界温度Tlimを基準として各ICT機器1に設定された温度である。なお、本実施形態に係る各ICT機器1の閾値温度は、当該ICT機器1の許容限界温度Tlimと同一温度である。
具体的には、本実施形態に係る目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsは、以下の数式5又は数式6により決定される。なお、数式5は第1実施形態を本実施形態に適用した場合を示す。数式6は第5実施形態を本実施形態に適用した場合を示す。
Ttsn=A×Ron+B−E(Tinn−Tlimn)×D (数式5)
Ttsn=A×Tinn+B1−E(Tinn−Tlimn)×D (数式6)
A:予め設定された定数(負の実数)
B:Ron>Cの場合は、予め設定された定数(0より大きい実数)
Ron≦Cの場合は、予め設定された定数であって、目標供給冷媒温度Ttsが冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる値
C:予め設定された定数(本実施形態では0)
E:予め設定された定数(正の実数)
D:通常時は0、非通常時は1
B1:Tinn>C1の場合は、予め設定された定数(0より大きい実数)
Tinn≦C1の場合は、予め設定された定数であって、目標供給冷媒温度Ttsが冷熱発生装置5から冷却風を送風する必要がない温度となる値
C1:ICT機器1が停止しているとみなすことが可能な温度
(例えば:室温に予め決められた温度を加算した温度)
つまり、本実施形態では、統合制御装置10が「ICT機器1の温度が閾値温度以上なっている」と判断すると、統合制御装置10は、ICT機器1の温度が閾値温度未満であるときに比べて、目標供給冷媒温度Ttsを低い温度に決定する。このとき、統合制御装置10は、上記「低い温度」として、予め設定された値、又は予め設定された関数により決定される値を採用する。
(第7実施形態)
上述の実施形態では、例えば上記の数式1及び数式4に係る「A」は、全てのICT機器1で共通する定数であったが、本実施形態ではICT機器1毎に「A」を決定するものである。
すなわち、不揮発性記憶部10A(図5等参照)には、各ICT機器1の許容限界温度Tlimが記憶されている。統合制御装置10は、下記の数式7を用いてICT機器1毎に「A」を決定する。
An=C×Tlimn+D (数式7)
An:第n番目のICT機器1についての「A」
Tlimn:第n番目のICT機器1についての許容限界温度Tlim
C:定数(負の実数)
D:定数(正の実数)
なお、本実施形態では、不揮発性記憶部10Aに記憶されている許容限界温度Tlim及び数式7を用いて、第n番目のICT機器1についての許容限界温度Tlimを演算したが、本実施形態はこれに限定さるものではなく。予めICT機器1毎に具体的な係数で定義された数式が不揮発性記憶部10Aに記憶されていてもよい。
(第8実施形態)
本実施形態は、第3実施形態の変形例である。すなわち、第3実施形態では、各排気温度センサSo1〜Sonにて検出された温度が、当該排気温度センサSo1〜Sonに対して設定した目標排気温度Ttoに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御した。
これに対して、本実施形態は、各機器温度センサSc1〜Scnにて検出された温度が、当該機器温度センサSc1〜Scnに対して設定した目標機器温度Titnに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御するものである。
目標機器温度Titnは、n番目の機器温度センサScnについての制御目標温度である。因みに、本実施形態に係る目標機器温度Titnは、n番目のICT機器1についての上記閾値温度(第6実施形態参照)と同じである。
なお、冷熱発生装置5の作動制御手法は、第4実施形態と同様に、目標供給冷媒温度(目標吹出空気温度)Ttsを制御用のパラメータとして冷熱発生装置5の作動を制御している。つまり、目標供給冷媒温度Ttsを上下させることにより冷熱発生装置5の能力を変更制御する。
(第9実施形態)
第3実施形態では、ICT機器1との熱交換を終えた供給空気の温度が、制御目標とする温度に近づくように冷熱発生装置5の作動を制御したが、本実施形態では、ICT機器1に供給される空気(供給空気という。)の温度が、制御目標とする温度に近づくように冷熱発生装置5の作動を制御するものである。
1.制御の概要
図10に示すように、統合制御装置10には、各ICT機器1に設けられた供給空気温度センサSi1〜Sinからの検出信号が入力されている。統合制御装置10は、当該検出信号を利用して供給空気の温度を判断する。
統合制御装置10は、供給空気温度センサSi1〜Sin毎、つまりICT機器1毎に制御目標温度(以下、目標供給空気温度Ttiという。)を設定するとともに、各供給空気温度センサSi1〜Sinにて検出された温度が、当該供給空気温度センサSi1〜Sinに対して設定した目標供給空気温度Ttiに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御する。
統合制御装置10は、以下の数式8を利用して目標供給空気温度Ttiを設定する。なお、本実施形態に係る目標供給空気温度Ttiは、ICT機器1毎に予め決まる固定値となるので、数式8を用いることなく、ICT機器1毎に固定値として目標供給空気温度Ttiを設定してもよい。
Ttin=A×Tn+B (数式8)
Ttin:供給空気温度センサSinに対して設定される目標供給空気温度Tti
Tn:第n番目のICT機器1についての許容限界温度
A、B:予め設定された定数(正の実数)
2.制御の詳細
以下、図11に示すフローチャートに基づいて、図2の紙面左側2列分のICT機器1に対して冷却を行う場合を例に統合制御装置10の制御作動を説明する。なお、紙面右側2列分のICT機器1に対して冷却を行う際の統合制御装置10の制御作動も図11と同一である。
図11に示すフローチャートを実行するためのプログラムは、統合制御装置10に設けられた不揮発性記憶部10Aに予め記憶されている。空調システムの起動スイッチ(図示せず。)が投入されると、上記プログラムを読み込まれて統合制御装置10のCPUにて実行される。起動スイッチが遮断されると、上記プログラムの実行が停止する。
起動スイッチが投入されて空調システムが起動されると、先ず、各ICT機器1の目標供給空気温度Ttiが設定される(S80)。次に、現時のICT機器1毎の供給空気温度から当該ICT機器1の目標供給空気温度Ttiを減じた値(以下、目標偏差値ΔTsという。)が、予め設定された所定の温度差ΔTo以上となるICT機器1があるか否かが判定される(S85)。
つまり、S85では、第1室内ユニット5Aが冷却を行う領域内に、目標供給空気温度Ttiに対して現実の供給空気温度が大きく上昇しているICT機器1が、1台でもあるか否かを判定される。
なお、本実施形態に係る温度差ΔToは、第1実施形態に係る温度差ΔToと具体的な値は異なる。しかし、本実施形態に係る温度差ΔToも冷熱発生装置5の能力、ICT機器1の許容限界温度、及び冷風流れICT機器1の発熱分布影響等を考慮して設定される値である。
そして、目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo以上であると判定された場合には(S85:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S110)。
目標偏差値ΔTsが温度差ΔTo未満であると判定された場合には(S85:NO)、正の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs1、及び負の目標偏差値ΔTsのみの総和ΔTs2の絶対値が演算される(S90、S95)。
次に、総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいか否か、つまり、正及び負の目標偏差値ΔTsの総和が0より大きいか否かが判定される(S100)。総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きいと判定された場合には(S100:YES)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも大きく(強化)される(S110)。
総和ΔTs1が総和ΔTs2よりも大きくない、つまり総和ΔTs1が総和ΔTs2以下であると判定された場合には(S100:NO)、第1室内ユニット5Aの冷却能力が現状よりも小さく(緩和)される(S105)。
3.本実施形態に係る空調システムの特徴
本実施形態に係る空調システムは、供給空気温度が、目標供給空気温度Ttiに近づくように冷熱発生装置5の作動を制御することを特徴としている。これにより、目標供給空気温度TtiをICT機器1毎の予想発熱量を考慮した値とすれば、ICT機器1毎の予想発熱量に対応して冷熱発生装置5の冷却能力を制御できる。したがって、更なる消費電力の低減が可能な空調システムを得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、正及び負の目標偏差値ΔTsの総和が0より大きいか否に基づいて空調システムの冷却能力を増減している。このため、全ての供給空気温度センサSi1〜Sinにおいて、当該供給空気温度センサSi1〜Sinに対して設定された目標供給空気温度Ttiに近づかない場合も発生し得る。
しかし、複数のICT機器1全体で観察すれば、概ね多くのICT機器1については、現実の供給空気温度が各供給空気温度センサSi1〜Sinに対して設定された目標供給空気温度Ttiに近づいていく。
つまり、本実施形態は、複数の供給空気温度センサSi1〜Sin毎に目標供給空気温度Ttiを設定し、当該個別に設定された目標供給空気温度Ttiに基づいて冷熱発生装置5を制御することにより、冷却信頼性を確保しつつ、更なる消費電力の低減を図ることを特徴とする。
(第10実施形態)
上述の実施形態では、冷却用媒体として空気を供給する空調システムに本発明を適用したが、本実施形態は、冷却用媒体として液体(以下、二次冷却液という。)を供給する冷却システムに適用したものである。
すなわち、図12に示すように、各ラック3には、二次冷却液を冷却する冷却器3Dが設けられている。冷却器3Dには、蒸気圧縮機式冷凍機等の冷凍機にて冷却された一次冷却液が供給される。そして、冷却器3Dでは、一次冷却液と二次冷却液とが熱交換される。
冷却器3Dにて冷却された二次冷却液は、ポンプ3Eにて各ICT機器1に供給される。ICT機器1を冷却して温度が上昇した二次冷却液は、冷却器3Dに戻り、冷却器3Dにて再び冷却される。
そして、本実施形態では、各ICT機器1に供給される二次冷却水の温度及び供給流量等が、上記第1〜第9実施形態に示された手法のうちいずれか1つ又は少なくとも2つが
組み合わされた手法にて制御される。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、発熱機器としてICT機器1を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ICT機器に電力を供給するための蓄電池や無停電電源装置等の電力供給機器にも適用できる。
上述の実施形態では、稼働率Roのn次関数を用いて目標供給冷媒温度Ttsを決定したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、稼働率Roが大きくなるほど目標供給冷媒温度Ttsが低くなり、かつ、稼働率Roが小さくなるほど目標供給冷媒温度Ttsが高くなる関係が成立すれば、十分である。
上述の実施形態では、蒸気圧縮機式冷凍機にて冷熱を生成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、廃熱が十分に確保可能な場合には、吸着式冷凍機又は吸収式冷凍機にて冷熱を生成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… ICT機器 3… ラック 3A… 冷風通路 3C… ダクト空間
3B… 温風通路 5A… 第1室内ユニット 5… 冷熱発生装置
5B… 第1室外ユニット 5C… 膨張弁 5D… 蒸発器
5E… 圧縮機 5J… 吸気口 5F… 送風機 5G… 放熱器
5H… ポンプ 5K… 第2室内ユニット 5L… 蒸発器
10… 統合制御装置 10A… 不揮発性記憶部

Claims (13)

  1. 情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び前記ICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の前記発熱機器を冷却する冷却システムにおいて、
    冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の前記発熱機器に供給する冷熱発生装置と、
    前記発熱機器で発生する熱量の増減に応じて変化する制御用のパラメータを稼働率としたとき、各発熱機器の稼働率に基づいて前記冷熱発生装置の作動を制御する制御部とを備え
    前記発熱機器に供給する冷却用媒体の温度を供給冷媒温度としたとき、
    前記制御部は、前記供給冷媒温度を制御用のパラメータとして、前記冷熱発生装置の作動を制御し、
    前記制御部は、前記稼働率に基づいて前記供給冷媒温度を決定し、
    さらに、前記制御部は、前記稼働率が予め設定された設定値以下の場合には、当該設定値以下の稼働率となっている前記発熱機器に対する前記供給冷媒温度を上昇させることにより、当該発熱機器に対する冷却を停止することを特徴とする冷却システム。
  2. 前記制御部は、前記ICT機器での情報処理量、前記ICT機器での消費電力、及び前記ICT機器の稼働状態又は非稼働状態を示す情報のうち少なくとも一方に基づいて前記稼働率を決定し、かつ、当該決定された稼働率に基づいて前記冷熱発生装置の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記制御部は、前記稼働率が予め設定された設定値以上の場合には、少なくとも当該設定値以上の稼働率となっている前記発熱機器に対して冷却を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却システム。
  4. 前記制御部は、前記稼働率が予め設定された設定値以上の場合には、当該設定値以上の稼働率となっている前記発熱機器に対する前記供給冷媒温度を、現在の前記供給冷媒温度より低下させることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の冷却システム。
  5. 前記制御部は、前記稼働率を変数とするn次関数を用いて前記供給冷媒温度を決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷却システム。
  6. 前記制御部は、通常時制御モード及び非常時制御モードのうちいずれか一方の制御モードを実行可能であり、
    前記通常時制御モードでは、前記制御部は、前記稼働率に基づいて前記供給冷媒温度を決定し、
    前記非常時制御モードでは、前記制御部は、前記稼働率に基づく前記供給冷媒温度から非常時補正値を減じた値を供給冷媒温度として決定する
    ことを特徴とする請求項ないしいずれか1項に記載の冷却システム。
  7. 情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び前記ICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の前記発熱機器を冷却する冷却システムにおいて、
    複数の前記発熱機器に対応して設けられた温度検出部であって、当該発熱機器との熱交換を終えた冷却用媒体の温度を検出する複数の温度検出部と、
    冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の前記発熱機器に供給する冷熱発生装置と、
    前記複数の温度検出部毎に制御目標温度を設定するとともに、各温度検出部にて検出された温度が、当該温度検出部に対して設定した前記制御目標温度に近づくように前記冷熱発生装置の作動を制御する制御部と
    前記発熱機器に障害が発生する可能性が高くなる温度(以下、許容限界温度という。)としたとき、各発熱機器の許容限界温度が記憶された記憶部と、
    前記許容限界温度を基準として設定された温度を閾値温度としたとき、前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっているか否かを判断する判断部とを備え
    前記発熱機器に供給する冷却用媒体の温度を供給冷媒温度としたとき、前記制御部は、前記供給冷媒温度を制御用のパラメータとして、前記冷熱発生装置の作動を制御し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記許容限界温度に応じて前記供給冷媒温度を決定し、
    さらに、「前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっている」と前記判断部が判断したときには、前記制御部は、前記発熱機器の温度が前記閾値温度未満であるときに比べて、前記供給冷媒温度を低い温度に決定することを特徴とする冷却システム。
  8. 情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び前記ICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の前記発熱機器を冷却する冷却システムにおいて、
    複数の前記発熱機器に対応して設けられた温度検出部であって、当該発熱機器に供給される冷却用媒体の温度を検出する複数の温度検出部と、
    冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の前記発熱機器に供給する冷熱発生装置と、
    前記複数の温度検出部毎に制御目標温度を設定するとともに、各温度検出部にて検出された温度が、当該温度検出部に対して設定した前記制御目標温度に近づくように前記冷熱発生装置の作動を制御する制御部と
    前記発熱機器に障害が発生する可能性が高くなる温度(以下、許容限界温度という。)としたとき、各発熱機器の許容限界温度が記憶された記憶部と、
    前記許容限界温度を基準として設定された温度を閾値温度としたとき、前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっているか否かを判断する判断部とを備え
    前記発熱機器に供給する冷却用媒体の温度を供給冷媒温度としたとき、前記制御部は、前記供給冷媒温度を制御用のパラメータとして、前記冷熱発生装置の作動を制御し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記許容限界温度に応じて前記供給冷媒温度を決定し、
    さらに、「前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっている」と前記判断部が判断したときには、前記制御部は、前記発熱機器の温度が前記閾値温度未満であるときに比べて、前記供給冷媒温度を低い温度に決定することを特徴とする冷却システム。
  9. 情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び前記ICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の前記発熱機器を冷却する冷却システムにおいて、
    複数の前記発熱機器に対応して設けられた温度検出部であって、当該発熱機器の温度を検出する複数の温度検出部と、
    冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の前記発熱機器に供給する冷熱発生装置と、
    前記複数の温度検出部毎の検出温度に基づいて前記冷熱発生装置の作動を制御する制御部と
    前記発熱機器に障害が発生する可能性が高くなる温度(以下、許容限界温度という。)としたとき、各発熱機器の許容限界温度が記憶された記憶部と、
    前記許容限界温度を基準として設定された温度を閾値温度としたとき、前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっているか否かを判断する判断部とを備え
    前記発熱機器に供給する冷却用媒体の温度を供給冷媒温度としたとき、前記制御部は、前記供給冷媒温度を制御用のパラメータとして、前記冷熱発生装置の作動を制御し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記許容限界温度に応じて前記供給冷媒温度を決定し、
    さらに、「前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっている」と前記判断部が判断したときには、前記制御部は、前記発熱機器の温度が前記閾値温度未満であるときに比べて、前記供給冷媒温度を低い温度に決定することを特徴とする冷却システム。
  10. 情報通信技術用機器(以下、ICT機器という。)及び前記ICT機器に電力を供給するための電力供給機器のうち少なくとも一方の機器(以下、発熱機器という。)に冷却用媒体を供給することにより、複数の前記発熱機器を冷却する冷却システムにおいて、
    複数の前記発熱機器に対応して設けられた温度検出部であって、当該発熱機器の温度を検出する複数の温度検出部と、
    冷却用媒体を冷却するとともに、その冷却用媒体を複数の前記発熱機器に供給する冷熱発生装置と、
    前記複数の温度検出部毎に制御目標温度を設定するとともに、各温度検出部にて検出された温度が、当該温度検出部に対して設定した前記制御目標温度に近づくように前記冷熱発生装置の作動を制御する制御部と
    前記発熱機器に障害が発生する可能性が高くなる温度(以下、許容限界温度という。)としたとき、各発熱機器の許容限界温度が記憶された記憶部と、
    前記許容限界温度を基準として設定された温度を閾値温度としたとき、前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっているか否かを判断する判断部とを備え
    前記発熱機器に供給する冷却用媒体の温度を供給冷媒温度としたとき、前記制御部は、前記供給冷媒温度を制御用のパラメータとして、前記冷熱発生装置の作動を制御し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記許容限界温度に応じて前記供給冷媒温度を決定し、
    さらに、「前記発熱機器の温度が前記閾値温度以上なっている」と前記判断部が判断したときには、前記制御部は、前記発熱機器の温度が前記閾値温度未満であるときに比べて、前記供給冷媒温度を低い温度に決定することを特徴とする冷却システム。
  11. 前記制御部は、前記「低い温度」として、予め設定された値、又は予め設定された関数により決定される値を採用することを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載の冷却システム。
  12. 前記冷却用媒体は、前記発熱機器に設置された空間に吹き出される空気であり、
    前記制御部は、吹き出される空気の温度、風量及び風向のうち少なくとも1つの要件を調整することを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の冷却システム。
  13. 前記冷却用媒体は液体であり、
    前記制御部は、供給される液体の温度及び流量のうち少なくとも1つの要件を調整することを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の冷却システム。
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