JP6524975B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除電部を備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体の表面を除電する除電部を備える。前記除電部は、前記感光体ドラムの回転軸方向に沿って配置された長尺の導光部材と、前記導光部材の端部に向けて光を出射する光源とを備える場合がある。
前記導光部材は、その周辺要素である現像部、現像部に供給するトナーを収容したトナーコンテナ、これらの連結部分等から飛散したトナーにより汚染され得る。一方、前記導光部材がトナーの付着により汚染されると、前記導光部材からの出射光量が低下する。そのため、前記像担持体の表面の除電が不十分となり、これが印刷画質の劣化を引き起こす原因となる。そこで、トナー汚染による除電光の強度低下を抑制すべく、除電部を清掃することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−55677号公報
しかしながら、除電部を清掃する構成を採用すると、装置構成の複雑化を招き、装置の大型化やコストアップの原因となる。また、装置構成によっては、清掃時に除電部が損傷する可能性がある。導光部材の損傷は、除電光量が低下する原因ともなりかねない。
本発明の目的は、装置の大型化やコストアップを抑制しつつ、像担持体の除電不足に起因する印刷画質の低下を抑制できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、像担持体と、除電部とを備える。前記像担持体は、トナー像を担持する。前記除電部は、光源及び導光部材を有する。前記光源は、前記像担持体の除電に用いられる光を出射する。前記導光部材は、前記光源から一端に入射される光を長手方向に沿って導くと共に前記像担持体に向けて除電光を出射する。前記除電部は、前記導光部材における前記長手方向の第1領域において第2領域よりも大きい光量の除電光を出射する。前記第1領域は、前記第2領域よりもトナー汚染度が高くなることが予想される領域である。
本発明によれば、装置の大型化やコストアップを抑制しつつ、像担持体の除電不足に起因する印刷画質の低下を抑制できる画像形成装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置が備える画像形成ユニットの一例の構成図である。 図3は、画像形成ユニットの平面図である。 図4は、画像形成ユニットの除電部の一例を示す平面図である。 図5は、図4に示される導光部材におけるV−V切断線の部分の断面図である。 図6は、図4に示される導光部材におけるVI−VI切断線の部分の断面図である。 図7は、除電光量と、除電後の感光体ドラムの表面電位との関係を示すグラフである。 図8は、導光部材の長手方向における出射光量分布の一例を示すグラフである。 図9は、除電部の他の例の要部を示す断面図である。 図10は、除電部の他の応用例を示す断面図である。 図11は、除電部の他の応用例を示す平面図である。 図12は、除電部の他の応用例を示す平面図である。 図13は、除電部の他の応用例を示す平面図である。 図14は、除電部の他の応用例を示す断面図である。 図15は、除電部の他の応用例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[第1の実施形態]
図1に示すように、画像形成装置10は、複数の画像形成ユニット11(11Y,11C,11M,11K)、中間転写ベルト12、光走査装置13、二次転写ローラー14、定着装置15、排紙トレイ16、給紙カセット17、搬送経路18及びトナーコンテナ19等を備える。画像形成装置10は、給紙カセット17から搬送経路18に沿って供給されるシートに、パーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力される画像データに基づくカラー画像又はモノクロ画像を形成するカラープリンターである。また、ファクシミリー、コピー機、及び複合機等も、本発明に係る画像形成装置の一例である。
画像形成ユニット11は、中間転写ベルト12の進行方向D1に沿って並設されており、所謂タンデム方式によりシートに画像を形成する。具体的に、画像形成ユニット11Yではイエロー色のトナー像が形成される。また、画像形成ユニット11C,11M,11Bのそれぞれでは、シアン色のトナー像、マゼンタ色のトナー像、黒色のトナー像がそれぞれ形成される。例えば、中間転写ベルト12の進行方向D1の上流側から順に、イエロー用の画像形成ユニット11Y、シアン色用の画像形成ユニット11C、マゼンタ色用の画像形成ユニット11M、及び黒色用の画像形成ユニット11Kがその順番で一列に配置されている。なお、進行方向D1は、中間転写ベルト12の下面が進む方向である。
図2に示すように、画像形成ユニット11は、感光体ドラム2、帯電部3、現像部4、除電部5、一次転写ローラー6、及びクリーニング部7を備える。
感光体ドラム2は、中間転写ベルト12の進行方向D1に沿って並設されている。感光体ドラム2は、静電潜像及びトナー像を担持する像担持体であり、中間転写ベルト12の下面に接触しつつ中間転写ベルト12と共に回転する。
帯電部3は、不図示の電源から供給される電力により対応する感光体ドラム2を帯電させる帯電ローラー31を有する。そして、帯電部3により帯電された感光体ドラム2に、光走査装置13によってレーザー光が照射され、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム2の外周面に形成される。
現像部4は、感光体ドラム2に形成された前記静電潜像をトナー(現像剤)により現像する現像ローラー41を有する。現像部4には、感光体ドラム2の軸方向の一方の端部にトナー導入口42が形成されており、各色に対応するトナーコンテナ19(19Y,19C,19M,19K)からトナーが補給される。なお、感光体ドラム2の軸方向は、後述の導光部材52の長手方向D2に平行な方向である。
トナーコンテナ19は、現像部4に供給する未使用のトナーを収容するものである。トナーコンテナ19は、本体部191及び搬送部192を有する。本体部191は、前記トナーを収容しており、現像部4における長手方向D2の一方側の側方に配置されている。搬送部192は、スクリュー機構等の公知の機構により本体部191のトナーを現像部4に向けて搬送する。搬送部192は、トナー排出口193を有している。トナー排出口193は、現像部4における前記一方の端部よりの部位に設けられ、現像部4のトナー導入口42に連結されている。即ち、トナー排出口193及びトナー導入口42は、互いに結合され連結部9を構成する。トナーコンテナ19では、本体部191に収容されたトナーが、搬送部192によりトナー排出口193まで搬送され、連結部9を介して現像部4に導入される。なお、トナーコンテナ19は、現像部4に供給するトナーに加えて、クリーニング部7で回収された廃トナーを収容するものであってもよい。
一次転写ローラー6は、感光体ドラム2に形成されたトナー像を中間転写ベルト12の下面に転写する。中間転写ベルト12は、画像形成ユニット11の感光体ドラム2の上方を進行し、感光体ドラム2に形成された各色のトナー像が順次重ね合わせて転写されるものである。
そして、中間転写ベルト12のトナー像は、二次転写ローラー14により、給紙カセット17から搬送経路18を経て搬送されるシートに転写される。その後、前記シートに転写されたトナー像は、定着装置15で加熱されて前記シートに溶融定着する。
クリーニング部7は、一次転写ローラー6による前記トナー像の中間転写ベルト12への転写後の感光体ドラム2の表面から残存トナーを除去するクリーニングローラー71を有する。
除電部5は、感光体ドラム2に形成された前記トナー像を中間転写ベルト12に転写した後、感光体ドラム2の表面から残留電位を除電光L1の照射により除去するものである。除電部5は、感光体ドラム2の外周面における中間転写ベルト12に接する転写位置と、クリーニング部7との間の除電領域20に除電光L1を照射する。図3に示すように、除電部5は、LED等の光源51、及び感光体ドラム2の軸方向に延びる長尺の導光部材52を有する。
なお、除電部5は、保持部材8を介してクリーニング部7に固定されている。そのため、除電部5は、進行方向D1の下流側の画像形成ユニット11の現像部4に隣接した位置に配置されている。
光源51は、感光体ドラム2の除電に用いられる光を出射する。光源51は、光の出射面511が導光部材52の一端面521に対向する向きで配置されている。ここで、一端面521は、導光部材52の長手方向D2におけるトナーコンテナ19側の一端である。即ち、光源51は、導光部材52における連結部9に近い側の一端に向けて光を出射する。
光源51から出射される光は、導光部材52の長手方向D2の一端面521に入射する。そして、導光部材52では、一端面521から入射される光が反射を繰り返して長手方向D2の他端面522に向けて導かれ、感光体ドラム2に向けて除電光が出射される。
なお、本実施形態では、導光部材52の一端面521に対向して光源51が設けられている場合を例に挙げて説明するが、導光部材52の一端面521に対向する光源51に加えて他端面522に対向して光源を設け、一端面521及び他端面522の両方から光が入射する構成も他の実施形態として考えられる。この場合、一端面521側の光源は、他端面522よりも強度の高い光を出射するものであることが好ましい。
図4〜図6に示すように、導光部材52は、基部523及びレンズ部524を有している。導光部材52は、例えば樹脂等の材料により、感光体ドラム2よりも長手方向D2の寸法が大きい断面略D字形状に形成されている。
基部523は、導光部材52における中間転写ベルト12の進行方向D1の下流側に形成されている。基部523は、一定の厚みを有する部分であり、図5に示す導光部材52における仮想線Bの右側の部分に相当する。基部523は、進行方向D1の下流側に長手方向D2に延びる長矩形状の傾斜面525を有する。
傾斜面525は、上下方向D3に対して進行方向D1の下流側に傾斜している(図2参照)。傾斜面525の上下方向D3に対する傾斜角度は、例えば5°以上15°以下である。また、傾斜面525には、導光部材52の内部を長手方向D2に沿って進行する光を感光体ドラム2の除電領域20に向けて反射する複数の凹部527が形成されている。導光部材52では、複数の凹部527が等間隔で形成されている。
凹部527は、長手方向D2に沿う断面が一様なV字状に形成され、底部から開口部に向かうに従い拡開している。そして、凹部527では、その表面528において導光部材52の内部を進行する光を反射し、導光部材52の内部を進行する光を進行方向D1の上流側に向けたものとする。なお、凹部527の断面形状が半円形等である他の実施形態も考えられる。
レンズ部524は、導光部材52における基部523に対して進行方向D1の上流側に形成されている。なお、レンズ部524は、図5に示す導光部材52における仮想線Bの左側の部分に相当する。
レンズ部524における長手方向D2に直交する方向に沿う断面の形状は、一様に略半円状である。レンズ部524は、複数の凹部527で反射した光を集光すると共に除電光L1として除電領域20に照射する。これにより、導光部材52は、長手方向D2に沿った一様な光を除電光L1として除電領域20に向けて出射する。
レンズ部524の光軸L0の方向は、基部523の傾斜面525に直交又は略直交する方向である。ここで、略直交とは、直交方向に対する傾斜角度が±5°の範囲を意味する。そのため、レンズ部524の光軸L0は、傾斜面525の傾斜角度に対応し、中間転写ベルト12の進行方向D1に対して、例えば5°以上15°以下で上方に向けて傾斜している。即ち、レンズ部524からは、中間転写ベルト12の進行方向D1に対して若干上向きに除電光L1が出射される。
光軸L0は除電領域20と交差している。即ち、中間転写ベルト12の進行方向D1に対するレンズ部524の光軸L0の傾斜角度は、光軸L0が除電領域20から外れない角度に設定されている。そのため、レンズ部524から除電領域20に向けて出射される除電光L1のうち、光軸L0周辺の最も強度の大きな部分の光が、除電光L1として除電領域20に直接照射される。これにより、感光体ドラム2の除電領域20に照射される除電光L1の強度が十分に確保される。
なお、レンズ部524の形状として、断面半円状に限らず、集光作用を有する他の形状を採用することも考えられる。また、導光部材52が、断面が円形又は楕円形の部材であることも考えられる。
図7は、感光体ドラム2の除電領域20に照射される除電光L1の光量と、除電光L1を照射した後の感光体ドラムの除電領域20の表面電位との関係を示すグラフである。
図7に示すように、感光体ドラム2の除電領域20に照射される除電光L1の光量は、除電光L1を照射した後の感光体ドラム2の除電領域20の表面電位に影響を与える。具体的には、除電領域20に照射する除電光L1の光量が小さいと、感光体ドラム2の残留電位を十分に低減できず表面電位の低下が十分に図れない。そして、感光体ドラム2の除電が不十分であると、ドラムゴースト等による印刷画質の低下が生じ得る。このような印刷画質の低下が生じ難い表面電位とするために必要な光量を、以下、最低除電光量QN1と称する。
一方、導光部材52では、レンズ部524に汚れが生じると、汚れにより除電光L1が減衰され、除電光L1の光量が低下する。そして、除電部5により感光体ドラム2に照射される除電光L1の光量が最低除電光量QN1を下回ると、感光体ドラム2の除電不足により印刷画質が低下し得る。
導光部材52に汚れが生じる主な原因としては、装置内を飛散するトナーが考えられる。導光部材52には、例えばトナーコンテナ19のトナー排出口193と現像部4のトナー導入口42との連結部9、進行方向D1の下流側の画像形成ユニット11における感光体ドラム2と現像部4との隙間、中間転写ベルト12等から飛散するトナーが付着し得る。画像形成装置10のように現像部4の側方にトナーコンテナ19が配置される場合、連結部9から飛散するトナーが導光部材52のレンズ部524に付着しやすい。そのため、導光部材52のトナー汚染度は、連結部9に近い領域が連結部9から遠い領域に比べて高くなる。
導光部材52における連結部9に近い領域は、本発明の「第2領域よりもトナー汚染度が高くなることが予想される領域」である第1領域の一例に相当する。具体的には、図3の導光部材52では、レンズ部524における長手方向D2の光源51に対向する一端面521側の部分が第1領域531である。
導光部材52における連結部9に遠い領域は、本発明の第2領域の一例に相当する。具体的には、図3の導光部材52では、レンズ部524における長手方向D2の一端面521とは反対の他端面522側の部分が第2領域532である。
これに対し、画像形成装置10の除電部5では、光源51が導光部材52における連結部9に近い側の一端面521に向けて光を出射し、導光部材52の傾斜面525における複数の凹部527の間隔を等間隔としている。そのため、除電部5では、導光部材52の一端面521に光源51から光を入射させた場合、導光部材52から出射される除電光L1の光量は、光源51からの距離に依存する。
具体的には、図8に一例を示すように、導光部材52からの除電光L1の光量は、導光部材52の光源51に近い部分が大きくなり、光源51から離れるほど小さくなる傾向を有する。換言すれば、導光部材52からの除電光L1の光量は、長手方向D2において第1領域531に近づくに従って光量が大きくなる傾向の光量分布を有する。このように除電部5では、連結部9に近い第1領域531から出射される除電光の光量が、連結部9から遠い第2領域532から出射される除電光の光量よりも大きい。そのため、除電部5では、第2領域532よりもトナー汚染度が高くなることが予想される第1領域531において、第2領域532によりも大きい光量の除電光L1を出射する。これにより、除電部5では、導光部材52から出射された除電光L1が付着トナーにより減衰され、除電光L1の光量が低下したとしても、除電光L1の光量を最低除電光量QN1以上に確保することが可能となる。その結果、画像形成装置10では、感光体ドラム2の除電不足により印刷画質の低下を抑制できる。
なお、導光部材52の第1領域531での除電光L1の光量QN2は、例えば最低除電光量QN1の2倍以上、第2領域532での除電光L1の光量QN3の1.2倍以上1.6倍以下とされる。このような範囲に第1領域531での除電光L1の光量QN2を設定することで、出射強度が大きい高価な光源51を用いることなく、導光部材52の第1領域531での除電光L1の光量QN2を最低除電光量QN1以上に確保することが容易となる。また、導光部材52の第2領域532での除電光L1の光量QN3が必要以上に低下してしまうことも抑制される。
このような効果は、除電部5において、導光部材52における連結部9に近い側の一端面521に向けて光源51からの光を出射させ、導光部材52の傾斜面525における複数の凹部527の間隔を等間隔とすることで得られる。そのため、画像形成装置10では、トナー汚染による感光体ドラム2の除電不足を抑制するために、装置の大型化やコストアップを招来することもない。
従って、画像形成装置10は、装置の大型化やコストアップを抑制しつつ、感光体ドラム2の除電不足に起因する印刷画質の低下を抑制できる。
[他の実施形態]
以下、図9〜図15を参照し、本発明の他の実施形態を説明する。なお、図9〜図15では、トナーコンテナのトナー排出口と、現像部のトナー導入口との連結部が図示されていないが、以下の説明での連結部9は、図3等に示される第1の実施形態の連結部9と同様なものを意味する。
図9〜図12に示す除電部5A〜5Dでは、第1領域531における長手方向D2の単位長さ当たりの複数の凹部527A〜527Dの総内面積である単位凹面積が、第2領域532よりも大きい。即ち、除電部5A〜5Dでは、連結部9に近いトナー汚染度が高いことが予想される第1領域531における複数の凹部の527A〜527Dによる総反射面積が、連結部9から遠くトナー汚染度が第1領域531よりも低いことが予想される第2領域532よりも大きくされている。
例えば、図9に示す除電部5Aは、導光部材52Aの複数の凹部527Aの深さが、光源51及び連結部9に近い第1領域531のほうが、光源51及び連結部9から遠い第2領域532よりも大きい。また、複数の凹部527Aの深さは、長手方向D2に沿った方向において、光源51から離れるに従い連続的に小さくなっている。
図10に示す除電部5Bは、図9に示す除電部5Aと同様に、複数の凹部527Bの深さが、光源51及び連結部9に近い第1領域531のほうが、光源51及び連結部9から遠い第2領域532よりも大きい。また、図10に示す複数の凹部527Bの深さは、長手方向D2に沿った方向において、光源51からから離れるに従い段階的に小さくなる。
図11に示す除電部5Cは、導光部材52Cの複数の凹部527Cの長さが、光源51及び連結部9に近い第1領域531のほうが、光源51及び連結部9から遠い第2領域532よりも大きい。また、複数の凹部527Cの長さは、光源51から離れるに従い連続的に小さくなる。なお、複数の凹部527Cの長さは、長手方向D2に沿った方向において、トナーコンテナ19から離れるに従い段階的に小さくなっていてもよい。
図12に示す除電部5Dは、導光部材52Dの複数の凹部527Cの間隔が、光源51及び連結部9に近い第1領域531のほうが、光源51及び連結部9から遠い第2領域532よりも小さい。また、複数の凹部527Cの間隔は、長手方向D2に沿った方向において、光源51から離れるに従い連続的に大きくなる。
図9〜図12に示す除電部5A〜5Dのように、光源51及び連結部9に近い第1領域531では、連結部9から遠い第2領域532よりも、長手方向D2の単位長さ当たりの総反射面積が大きい。そのため、第1領域531での複数の凹部527A〜527Cによる感光体ドラム2に向けた方向への反射光量が、第2領域532での前記反射光量よりも大きくなる。これにより、連結部9に近いトナー汚染度の高いことが予想される第1領域531での除電光L1の光量が、連結部9から遠い第2領域532よりも大きくされる。その結果、除電部5A〜5Dでは、導光部材52A〜52Dにおける連結部9に近い一端面521に光源51からの光を入射させることに加え、前記単位凹面積を第2領域532よりも大きくすることで、第1領域531での除電光L1の光量QN2を最低除電光量QN1の2倍以上に確保することが容易となる。
また、図13に示す除電部5Eは、導光部材52Eにおける連結部9に近い一端面521側に光源51が配置される一方で、連結部9から遠い他端面522に反射部526Eが設けられたものである。
反射部526Eは、導光部材52Eの内部を他端面522に向けて進行する光を反射し、一端面521に向けて進行させる。反射部526Eは、例えばアルミ蒸着フィルム、白色フィルム等の反射フィルムの貼着、白色塗料の塗工により形成される。
第1領域531及び第2領域532では、複数の凹部527Eが等間隔に設けられている。これに対し、第1領域531と第2領域532との間に設けられた中間領域533では、複数の凹部527Eの間隔が、第1領域531側から第2領域532側に向かうに従い小さくなる。そして、複数の凹部527Eの間隔は、図12に示す除電部5Dとは逆に、光源51及び連結部9に近い第1領域531のほうが連結部9から遠い第2領域532よりも大きい。また、中間領域533では、複数の凹部527Eの間隔が、第1領域531より小さく、第2領域532よりも大きい。即ち、導光部材52Eでは、複数の凹部527Eの間隔が、第2領域532、中間領域533、及び第1領域531の順に小さく、この順で前記単位凹面積ひいては前記総反射面積が大きくなる。また、導光部材52Eでは、中間領域533における複数の凹部527Eが、長手方向D2において第1領域531から第2領域532に向かうに従い前記単位凹面積が増大する。そして、中間領域533における長手方向D2の前記単位凹面積の変化率は、第1領域531及び第2領域532における前記単位凹面積の長手方向D2の変化率よりも大きい。
除電部5Eでは、第1領域531からの除電光L1の光量が光源51に近いことで確保される。一方、第2領域532からの除電光L1の光量は、複数の凹部527Eの間隔を小さくすることと、反射部526での戻り光を利用することで確保できる。そのため、除電部5Eでは、第2領域532側からの除電光L1が著しく小さくなること、即ち最低除電光量QN1よりも小さくなることを抑制できる。
また、図14に示す除電部5Fは、複数の凹部のうちの光源51及び連結部9に近い第1領域531に形成される凹部527Fが、導光部材52Fの短手方向D4に対する傾斜角度が異なる第1反射面54F及び第2反射面55Fを有する。なお、図面上は省略されているが、光源51及び連結部9から遠い第2領域532の凹部は、凹部527Fと深さ及び長さが同じで、図6等に示された凹部527等と同様に、第1反射面54Fと同じ傾斜角度の反射面のみで形成されたものである。
第1反射面54Fは、凹部527Fの底部側領域56Fを規定する傾斜面である。第2反射面55Fは、凹部527Fの開口部側領域57Fを規定し、第1反射面53Fよりも導光部材52Fの短手方向D4に対する傾斜角度が大きい傾斜面である。即ち、凹部527Fは、底部から開口部に向けて拡開し、その拡開率が底部側領域56Fに比べて開口部側領域57Fのほうが大きい。そのため、導光部材52Fでは、第1反射面53Fのみにより形成される凹部に比べて、開口部側での拡開率が大きいことにより凹部527Fの前記単位凹面積ひいては前記総反射面積が大きく確保される。これにより、導光部材52Fでは、連結部9に近いトナー汚染度の高いと予想される第1領域531での除電光L1の光量が、連結部9から遠い第2領域532よりも大きくされる。その結果、導光部材52Fでは、第1領域531での除電光L1の光量QN2を最低除電光量QN1の2倍以上に確保することが容易となる。
なお、図15に示す除電部5Gの導光部材52Fように、光源51及び連結部9に近い第1領域531の凹部527Gとして、図14に示される傾斜面とされた第2反射面55Fに代えて、曲面とされた第2反射面59Gを採用してもよい。この第2反射面59Gによっても凹部527Gの前記単位凹面積ひいては前記総反射面積を大きく確保できるため、除電部5Gは、図14に示す除電部5Fと同様の効果を奏する。
また、第1の実施形態及び他の実施形態では、トナーコンテナが現像部の一端側に配置され、導光部材の長手方向におけるトナーコンテナと同じ側に光源が配置されていたが、本発明はトナーコンテナ及び/又は光源が前記実施形態とは異なる位置に設けられる画像形成装置にも適用できる。即ち、本発明は、導光部材におけるトナー汚染度が高いことが予想される領域が、導光部材の一方の端部側とは異なる場合であっても適用できる。
10:画像形成装置
19:トナーコンテナ
193:トナー排出口
2 :感光体ドラム
4 :現像部
42:トナー導入口
5,5A〜5G:除電部
51:光源
52,52A〜52G:導光部材
523:基部
524:レンズ部
526:反射部E
527,527A〜527G:凹部
531:第1領域
532:第2領域
533:中間領域
9:連結部

Claims (3)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面に形成される静電潜像をトナー像へ現像する現像部と、
    前記現像部に供給するトナーを収容するトナーコンテナと、
    前記像担持体の除電に用いられる光を出射する光源前記光源から一端に入射される光を長手方向に沿って導くと共に前記像担持体に向けて除電光を出射する導光部材、及び前記導光部材の前記一端とは前記長手方向の反対側の他端に設けられた反射部を有する除電部と、
    を備え、
    前記導光部材前記長手方向の第1領域において第2領域よりも大きい光量の除電光を出射し、
    前記第1領域は、前記トナーコンテナのトナー排出口と前記現像部のトナー導入口との連結部に対し、前記第2領域よりも近い領域であり、
    前記光源は、前記導光部材における前記連結部に近い端面側に配置されており、
    前記導光部材は、前記導光部材の内部を前記長手方向に沿って進行する光を前記像担持体に向かう方向へ反射する複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部各々は、底部から開口部に向かうに従い拡開する形状で形成されており、
    前記第1領域における前記複数の凹部の間隔は、前記第2領域における前記複数の凹部の間隔よりも大きく、
    前記第1領域における前記複数の凹部各々の内面は、前記長手方向に直交する前記導光部材の短手方向に対する傾斜角度が異なる第1反射面及び第2反射面を有し、
    前記第1反射面は、前記凹部の内面における前記底部側の領域の傾斜面であり、
    前記第2反射面は、前記凹部の内面における前記開口部側の領域に形成され前記第1反射面よりも前記短手方向に対する傾斜角度が大きい傾斜面であり、
    前記第2領域における前記複数の凹部各々の内面は、前記第1反射面と同じ傾斜角度の反射面で形成されており、
    前記第1領域における前記長手方向の単位長さ当たりの前記複数の凹部の総内面積である単位凹面積が、前記第2領域における前記単位凹面積よりも大きい、画像形成装置。
  2. 記第2領域は、前記第1領域との間に中間領域を介する前記導光部材の前記他端側の領域であり、
    前記複数の凹部の前記単位凹面積は、前記第2領域、前記中間領域、及び前記第1領域の順に大きい請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記導光部材は、前記複数の凹部が形成される基部と、前記複数の凹部で反射した光を集光すると共に前記除電光を出射するレンズ部と、を有する請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
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