JP6521715B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、静止画を撮像するための撮像装置に関する。
従来、画像再生の際に、画像を撮像した際の撮影シーンに存在する被写体(人物又は物体)に合焦させた画像を生成するようにした撮像装置が知られている(特許文献1参照)。
さらに、ぼけ付加処理における画質の劣化を防止するため、ぼけ方の異なる複数の画像から被写体距離を算出するようにした撮像装置がある(特許文献2参照)。ここでは、複数の画像間の位置ずれに応じて、画像中の領域毎に求められた被写体距離に対する信頼度に応じて、被写体距離を変更するようにしている。
特開2013−201752号公報 特開2013−239119号公報
ところが、特許文献1に記載の撮像装置では、ユーザーが指定した焦点距離に応じた画像を生成した際に、撮影の際の焦点距離で得られた画像と比較するとその画質が劣ってしまう。
また、特許文献2に記載の撮像装置においては、画像再生の際にユーザー所望の被写体に合焦させた画像を得ることが困難であり、そして、合焦可能な全ての距離について所謂フォーカスブラケッティング撮影を行うとなると、極めて無駄が多い。
従って、本発明の目的は、画像再生の際にユーザー所望の被写体に合焦してしかも高画質の画像を得ることのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置であって、フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出手段と、前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出手段と、前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定手段と、前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出手段と、前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影手段と、を有し、前記第2の算出手段は、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする。
本発明による制御方法は、撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置の制御方法であって、フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出ステップと、前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出ステップと、前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定ステップと、前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出ステップと、前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影ステップと、を有し、前記第2の算出ステップでは、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出ステップと、前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出ステップと、前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定ステップと、前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出ステップと、前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影ステップと、を実行させ、前記第2の算出ステップでは、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする。
本発明によれば、被写体距離と予め設定された条件とに応じて合焦間隔と合焦回数とを決定するようにしたので、必要最小限のフォーカスブラケット撮影を行って、画像再生の際にユーザー所望の被写体に合焦してしかも高画質の画像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われる撮像処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図2に示す被写体検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。 被写体検出処理の結果得られた被写体検出結果を示す被写体リストの一例を示す図である。 図2に示す合焦間隔および合焦回数算出処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図2の示す焦点面距離算出処理を説明するためのフローチャートである。 焦点面距離検出処理の結果得られた焦点面距離データの一例を示す図である。 図1に示すカメラにおいて撮像される撮影シーンの一例を示す図である。 図8に示す撮影シーンにおける被写***置と合焦位置との関係を説明するための図である。 図1に示すカメラで得られた画像を表示する画像表示装置の一例であるパーソナルコンピュータ(PC)の構成を示すブロック図である。 図10に示す画像表示装置(PC)で用いられるユーザーインターフェイスの一例を示す図である。 図1に示すPCで行われる画像表示処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す合焦間隔および合焦回数算出処理の他の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラで用いられる被写体距離と合焦間隔と関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われる被写体検出結果(被写体特性情報)が登録された被写体リストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合焦間隔および合焦回数算出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われた合焦間隔および合焦回数算出処理の結果である合焦間隔および合焦回数算出結果の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
[撮像装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、撮像部100を有している。撮像部100は、撮像光学系、CCD又はCMOSセンサーなどの撮像素子、およびA/D変換部(ともに図示せず)を備えており、撮像素子は撮像光学系を介して結像した光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。そして、このアナログ信号はA/D変換部によってA/D変換および所定の信号処理が行われて、画像データとして出力される。
CPU101はカメラ全体の制御を司る。ROM102には、CPU101の動作処理手順(例えば、カメラの電源をONした際の処理、および基本入出力処理などのプログラム)が記憶されている。RAM103はCPU101のメインメモリとして用いられる。さらに、RAM103には後述する処理を行うための制御プログラムを含む各種プログラムがROM102などからロードされて、CPU101によって実行される。そして、RAM103はCPU101が各種処理を実行する際のワークエリアとしても用いられる。
CPU101は表示装置104に、処理に応じて各種表示を行う。例えば、CPU101は、記憶媒体に記憶された画像データなどを表示装置104に表示する。入力装置105はボタンなどが備えられており、ユーザーは入力装置105を操作してカメラに対して各種指示を与える。なお、入力装置105には、電源スイッチおよびレリーズボタンなどが含まれている。
記録媒体装着ユニット(メディアドライブ)106には、記憶媒体が装着され、CPU101は当該記録媒体に画像データなどを記憶するとともに、記録媒体に記憶された画像データなどを読み出す。ネットワークインターフェイス(I/F)107は通信回線109を介してコンピュータネットワーク(Network)110と接続される。CPU101はネットワークインターフェイス107を介してコンピュータネットワーク110上に存在するサーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータと画像データなどを送受信する。
なお、上述の各ブロック(ユニット)はシステムバス(アドレスバス、データバス、および制御バス)によって相互に接続されている。
[撮像処理]
図2は、図1に示すカメラで行われる撮像処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、CPU101がRAM103に展開された制御プログラムを実行することによって行われる。
ここでは、ユーザーが入力装置105に備えられたレリーズボタンを押し下げると、CPU101は、ユーザーによる撮像操作があったと判定して、撮像処理を開始する。なお、以下の説明においては、被写体の距離および奥行きの単位はcmとする。
撮像処理を開始すると、CPU101は、撮像部100を制御して仮撮影を行う(ステップS201)。そして、CPU101は仮撮影の結果得られた画像データを一旦RAM103に記録する。
続いて、CPU101は、ステップS201で得られた画像データに応じて、距離マップを作成する(ステップS202)。なお、距離マップとは、被写体像を規定する画素の各々ついてカメラと被写体との距離(被写体距離)を数値化したデータである。距離マップの作成に当たっては、例えば、前述の特許文献2に記載の手法が用いられる。そして、CPU101は当該距離マップをRAM103に記録する。
続いて、CPU101は、ステップS202において作成した距離マップを参照して被写体を検出して、被写体毎の被写体距離を求める(ステップS203)。なお、被写体検出の手法については後述する。
次に、CPU101は、内蔵カウンタのカウント値iに1をセットする(ステップS204)。そして、CPU101は、カウント値iが画像データにおける被写体(例えば、人物および物体)の数以下であるか否かを判定する(ステップS205)。
カウント値iが被写体数以下であると(ステップS205において、YES)、CPU101は、ステップS203で得られた被写体距離に基づいて合焦位置の間隔およびその回数を求める(ステップS206)。以下合焦位置の間隔を合焦間隔と呼び、合焦を行って撮影する回数を合焦回数と呼ぶ。なお、合焦間隔および合焦回数の算出については後述する。
次に、CPU101は、被写体距離と合焦間隔および合焦回数とに基づいて撮像素子から合焦位置までの物理的な距離(以下、焦点面距離と呼ぶ)を算出し、RAM103に焦点面距離リストとして記憶する(ステップS207)。なお、焦点面距離の算出および焦点面距離リストについては後述する。そして、CPU101は、カウント値iを”+1”インクリメントして(ステップS208)、ステップS205の処理に戻る。
カウント値iが被写体数を超えると(ステップS205において、NO)、CPU101は、RAM103から焦点面距離リストを読み込み、撮像部100を制御して焦点面距離リストに記録された距離に合焦するようフォーカスレンズを駆動して連続撮影を行う(ステップS209)。そして、CPU101は、連続撮影の結果得られた複数の画像データを、一回の撮像操作で得られた一群の画像群として距離マップと関連づけてメディアドライブ106によって記憶媒体に記憶する。なお、画像群を構成する画像データの各々は個別のヘッダ情報を有し、当該ヘッダ情報には焦点面距離を示す焦点面距離情報が保持される。
続いて、CPU101は、合焦位置を無限遠として、撮像部100を制御して撮影を行う。そして、CPU101は当該無限遠で得られた画像データを、ステップS209で得られた画像群の1つとしてメディアドライブ106によって記憶媒体に記憶する(ステップS210)。その後、CPU101は撮像処理を終了する。
[被写体検出処理]
図3は、図2に示す被写体検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。また、図4は、被写体検出処理の結果得られた被写体検出結果を示す被写体リストの一例を示す図である。
図3および図4を参照して、被写体検出処理を開始すると、まず、CPU101は、RAM103から距離マップを読み込む(ステップS300)。そして、CPU101は、距離マップと同一の画素数を有する探索領域判定用データを作成して、RAM103に記憶する(ステップS301)。この探索領域判定用データは、後述のステップS303以降の処理において、距離マップの全体について被写体検出処理が完了したか否かを判定する際に用いられる。なお、探索領域判定データは、その作成直後においては、全画素の画素値を”0”として未探索領域とする。
続いて、CPU101は、被写体数をカウントするためのカウンタのカウント値objCountに1をセットする(ステップS302)。そして、CPU101は、RAM103に記憶した探索領域判定用データを参照して、未探索領域が存在するか否かを判定する(ステップS303)。未探索領域が存在するか否かを判定する際には、CPU101は探索領域判定用データの各画素を参照して、画素値”0”の画素が存在するか否かに応じて未探索領域が存在するか否かを判定する。
未探索領域が存在しないと(ステップS303において、NO)、CPU101は、被写体検出処理が完了したとして、RAM103に記憶された探索領域判定用データを破棄する(ステップS314)。そして、CPU101は被写体検出処理を終了する。
一方、未探索領域が存在する場合には(ステップS303において、YES)、CPU101は、RAM103に記憶された探索領域判定用データを参照して、未探索領域、つまり、画素値が”0”の画素の座標を取得する。そして、CPU101は当該座標に対応する距離マップの画素値を参照して、未探索領域に最も近い距離の画素を探索する(ステップS304)。
次に、CPU101は、ステップS304において探索した距離、つまり、最も近い距離を変数disCloseにセットする(ステップS305)。そして、CPU101は、被写体を検出する際の境界を判定するため、ステップS304において探索した画素(つまり、注目画素)を境界画素として、RAM103に記憶する(ステップS306)。
続いて、CPU101は、境界画素と当該境界画素に隣接する全ての画素について、境界画素との距離の差が所定の閾値disTh未満であるか否かを判定する(ステップS307)。なお、ここでは、閾値disThは、例えば、1cmとする。距離の差が閾値disTH未満の画素が存在あると(ステップS307において、YES)、CPU101は、距離の差が閾値disTH未満である画素を境界画素としてRAM103に記憶する(ステップS308)。
続いて、CPU101は、距離マップを参照して、境界画素および境界画素で囲まれた領域において、未探索領域に最も近い距離の画素から最も遠い境界画素の距離を変数disFarにセットする(ステップS309)。そして、CPU101はステップS307の処理に戻る。
距離の差が閾値disTH未満の画素が存在しないと(ステップS307において、NO)、CPU101は、境界画素および境界画素で囲まれた領域における画素の数が所定の閾値objMinPixより大きいか否かを判定する(ステップS310)。画素数が閾値objMinPixより大きいと(ステップS310において、YES)、CPU101は注目する被写体が十分な面積を占めているとして、境界画素および境界画素で囲まれた領域が1つの被写体であるとする。そして、CPU101は、図4に示す被写体リストに当該被写体を記憶する。なお、被写体リストはRAM103に記憶される。
次に、CPU101は、被写体カウンタのカウント値objCountを”+1”インクリメントする(ステップS312)。そして、CPU101は、RAM103に記憶された探索領域判定用データについて、境界画素および境界画素に囲まれた領域の画素値を”1”として探索済み領域とする(ステップS313)。その後、CPU101はステップS303の処理に戻る。
画素数が閾値objMinPix以下であると(ステップS310において、NO)、CPU101は注目する被写体が被写体として十分な面積を占めていないとして、ステップステップS313の処理に進む。なお、閾値objMinPixは、例えば、距離マップを構成する画素数の20分の1とする。
図4に示す被写体リストには、被写体No.欄401、距離欄402、および奥行き欄403が備えられており、ここでは、被写体として「カブトムシ」、「本」、「子供」、および「お母さん」が例に挙げられている。被写体No.401は、注目する被写体を一意に特定するための識別番号である。なお、被写体No.401には、カウント値objCountが用いられる。
距離402は、注目する被写体の距離を示し、距離402には、変数disCloseが用いられる。奥行き403は、注目する被写体の奥行きを示し。奥行き403には、最も遠い距離disFarから最も近い距離disCloseを減算した結果が用いられる。
[合焦間隔および合焦回数算出処理]
図5は、図2に示す合焦間隔および合焦回数算出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
合焦間隔および合焦回数算出処理を開始すると、CPU101は、前述のカウンタiのカウント値を読み込む(ステップS500)。そして、CPU101はRAM103に記憶された被写体リストからi番目の被写体に関する距離(distance)および奥行き(depth)を読み込む(ステップS501)。
続いて、CPU101は、被写体距離distanceが所定の第1の距離閾値(ここでは、例えば、20cm)未満であるか否かを判定する(ステップS502)。distance<20cmであると(ステップS502において、YES)、CPU101は被写体との距離が極めて近いとして、合焦間隔intervalに”2”をセットし、合焦回数(つまり、撮影回数)repCntに”4”をセットする(ステップS503)。
一方、Distance≧20cmであると(ステップS502において、NO)、CPU101は被写体距離distanceが所定の第2の距離閾値(ここでは、例えば、300cm)未満であるか否かを判定する(ステップS504)。distance<300cmであると(ステップS504において、YES)、CPU101は被写体との距離が中距離であるとして、合焦間隔intervalに”10”をセットし、合焦回数repCntに”2”をセットする(ステップS505)。
distance≧300cmであると(ステップS504において、NO)、CPU101は遠距離であるとして、合焦間隔intervalに”50”をセットし、合焦回数repCntに”1”をセットする(ステップS506)。
ステップS503、S505、又はS506の処理の後、CPU101は、下記の式(1)で示す関係が真となるか又は偽となるかについて判定をする(ステップS507)。
depth>interval×(repCnt+1) (1)
式(1)で示す関係が真であると、つまり、成り立つと(ステップS507において、YES)、CPU101は上述の合焦間隔および合焦回数では、対象とする被写体の奥行きに関して必要となる撮影が不足するとして、式(2)によって合焦回数を改めて算出する(ステップS508)。そして、CPU101は合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。
repCnt=depth÷interval (2)
一方、式(1)で示す関係が偽であると、つまり、成り立たないと(ステップS507において、NO)、CPU101は、上述の合焦間隔および合焦回数によって対象とする被写体の奥行きに関して撮影が十分であるとして、合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。
[焦点面距離算出処理]
図6は、図2の示す焦点面距離算出処理を説明するためのフローチャートである。また、図7は、焦点面距離検出処理の結果得られた焦点面距離データ(焦点面距離リスト)の一例を示す図である。
図6および図7を参照して、焦点面距離算出処理を開始すると、CPU101は、図2に示すステップS206の処理で求めた合焦間隔(interval)および合焦回数(repCnt)とi番目の被写体に係る被写体距離(distance)をRAM103から読み込む(ステップS601)。そして、CPU101は、処理カウンタkに”0”をセットする(ステップS602)。
続いて、CPU101は、処理カウンタkのカウント値が合焦回数repCntより小さいか否かを判定する(ステップS603)。処理カウンタkのカウント値≧合焦回数repCntであると(ステップS603において、NO)、CPI101は焦点面距離算出処理を終了する。
一方、処理カウンタkのカウント値<合焦回数repCntであると(ステップS603において、YES)、CPI101は、次の式(3)によって焦点面距離focusDisを算出する(ステップS604)。
focusDis=distance+interval×k (3)
次に、CPU101は、RAM103に記憶された焦点面距離リストに、ステップS604で求めた焦点面距離focusDisと同一の焦点同距離が存在するか否かを判定する(ステップS605)。焦点面距離focusDisと同一の焦点同距離が存在しないと(ステップS605において、NO)、CPU101は、当該焦点面距離focusDisに合焦No.を付与して焦点面距離リストに記憶する(ステップS606)。
この合焦No.は、図7に参照番号701で示すように、処理対象の焦点面距離を一意に特定するため番号であり、前述の処理カウンタkのカウント値が用いられる。なお、合焦No.を決定する際には、CPU101は焦点面距離リストに記憶された合焦No.のうち最も大きい番号を1つインクリメントして、合焦No.とする。また、焦点面距離702には、ステップS604の処理で得られた焦点面距離focusDisが記憶される。
続いて、CPU101は処理カウンタkのカウント値を”+1”インクリメントする(ステップS607)。そして、CPU101はステップS603の処理に戻る。なお、焦点面距離focusDisと同一の焦点同距離が存在する(ステップS605において、YES)、CPU101は、ステップS607の処理に進む。
このようにして、図4に示す被写体について、図7に示す合焦No.1〜合焦No.14の焦点面距離が焦点面距離リストに記憶される。
[被写***置と合焦位置との関係]
図8は、図1に示すカメラにおいて撮像される撮影シーンの一例を示す図である。また、図9は、図8に示す撮影シーンにおける被写***置と合焦位置との関係を説明するための図である。
いま、図1に示すカメラを用いて、図8に示す撮影シーンを撮像するとする。図9において、カメラ901に対して、箱902、本903、子供904、および母親905の順にその距離が遠くなる。前述の被写体検出処理の後、図4に示す被写体リストが得られたとする。そして、当該被写体リストについて焦点面距離算出処理を行って、図7に示す合焦No.1〜合焦No.14の焦点面距離が得られる。
図9において、参照番号906〜919の各々は合焦位置であって、図7に示す合焦No.1〜合焦No.14の焦点面距離に対応する。合焦位置906〜913はそれぞれ合焦No.1〜合焦No.8の焦点面距離に対応しており、カメラ901から近距離に位置する箱902および本903の位置まではその合焦間隔が短くなっていることが分かる。
合焦位置914〜918は、合焦No.9〜合焦No.13の焦点面距離に対応しており、焦点位置912を含めて、カメラ901から中距離に位置する子供904までの合焦間隔が等間隔になっていることが分かる。合焦位置919は合焦No.14の焦点面距離に対応しており、カメラ901から遠距離に位置する母親905の位置と合焦位置が一致していることが分かる。なお、合焦位置918〜919の間においては被写体が存在しないので、合焦位置は存在しない。
[画像表示装置として動作するPC]
図10は、図1に示すカメラで得られた画像を表示する画像表示装置の一例であるパーソナルコンピュータ(PC)の構成を示すブロック図である。
図示のPCは、CPU1001を有しており、CPU1001はPC全体の制御を司る。ROM1002には、CPU1001の動作処理手順(例えば、コンピュータの立ち上げ処理および基本入出力処理などのプログラム)が記憶されている。RAM1003はCPU1001のメインメモリとして用いられる。
なお、RAM1003には後述の処理を行うための制御プログラムを含む各種プログラムがハードディスクドライブ(HDD)1005などからロードされて、CPU1001によって実行される。また、RAM1003はCPU1001が各種処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
HDD1005はアプリケーションプログラム、データ、およびライブラリなどの保存、そして、読み込み用に用いられる。入力装置1006はポインティングデバイスおよびキーボードなどを有している。ディスプレイ1004はCPU1001の制御下で各種表示が行われる。
記憶媒体装着ユニット(メディアドライブ)1007には着脱可能に記憶媒体が装着される。当該記録媒体には、例えば、図1に示すカメラによって撮影の結果得られた画像データが記録されている。そして、メディアドライブ1007は、CPU1001の制御下で記録媒体に記憶された画像データを読み出す。
ネットワークインターフェイス(I/F)1008は、通信回線1010を介してコンピュータネットワーク1011と接続される。このネットワークインターフェイス1008によって、PCは外部機器と画像データなどの各種データを送受信する。なお、上述の各ブロックは、システムバス(アドレスバス、データバス、および制御バス)によって相互に接続されている。
以下の説明では、処理対象の画像データは、既にHDD1005に保存されているものとする。
[画像表示装置のユーザーインターフェイス]
図11は、図10に示す画像表示装置(PC)で用いられるユーザーインターフェイスの一例を示す図である。なお、ここでは、ユーザーが画像再生の際に焦点位置を変更する手法について説明する。
PCのディスプレイ1004には、図11に示すユーザーインターフェイスが表示されているものとする。図示のユーザーインターフェイスには、ファイル読み込みメニュー1101が表示される。ユーザーが入力装置1006を用いてファイル読み込みメニュー1101を選択すると、CPU1001はファイル読み込み指示があったと判定してファイルオープンダイアログをディスプレイ1004に表示する。そして、ユーザーがファイルオープンダイアログにおいて画像データを選択すると、CPU1001はHDD1005から選択された画像データをRAM1003に読み込んで、画像データ表示領域1105に画像として表示する。
ユーザーが入力装置1006を用いて、ユーザーインターフェイスに表示されたファイル保存メニュー1102を選択すると、CPU1001はファイル保存指示があったと判定して、ファイル保存ダイアログをディスプレイ1104に表示する。そして、CPU1001はユーザーが指定したファイル名で、画像データ表示領域1105に表示された画像をHDD1005に保存する。
ユーザーが入力装置1006を用いて、フォーカス指定ボタン1103を押下すると、CPU1001はフォーカス位置指定操作があったと判定して、フォーカス指定ボタンを凹んだ状態とする。そして、CPU1001は、後述のポインティングデバイスの位置を示すカーソル1106の形状を画像データ表示領域1105において変更する。つまり、カーソル1106は、PC起動直後においては矢印の形状をしているが、ユーザーがフォーカス指定ボタン1103を押し下げると、CPU1001はフォーカス位置指定操作があったと判定して、カーソル1106の形状を変更する。
フォーカス指定ボタン1103が凹んだ状態で、再びユーザーがフォーカス指定ボタン1103を押し下げると、CPU1001は、フォーカス位置指定操作が解除されたものと判定して、フォーカス指定ボタン1103を凸状態に戻す。さらに、フォーカス指定ボタン1103が凹んだ状態で、画像上において任意の箇所が選択されると、CPU1001はフォーカス位置指定が完了したと判定して、後述する画像表示処理を実行するととともに、フォーカス指定ボタン1103を凸状態に戻す。
ユーザーが入力装置1006を用いて終了ボタン1104を押し下げると、CPU1001は終了指示があったと判定して画像表示を終了する。
ユーザーが所望の画像データに対して焦点の位置を変更する際には、まずユーザーはファイル読み込みメニューにおいて所望の画像データを選択する。そして、フォーカス指定ボタン1103を押下した後、ユーザーは画像データ表示領域1105において焦点を合わせたい所望の位置にカーソルを移動して当該位置を選択する(フォーカス位置指定操作)。
これによって、CPU1001は後述する画像表示処理を行って、ユーザーが選択した位置に合焦の画像を画像データ表示領域1105に表示する。
[画像表示処理]
図12は、図1に示すPCで行われる画像表示処理を説明するためのフローチャートである。
前述のようにして、フォーカス位置指定操作があると、CPU1001は画像表示処理を開始する。CPU1001は、ユーザーが画像データ表示領域1105において位置選択を行ったか否かを判定する(ステップS1201)。画像データ表示領域1105において位置選択を行っていないと判定すると、つまり、画像データ表示領域1105の外で選択したと判定すると(ステップS1201において、NO)、CPU1001は、ユーザーが終了ボタン1104を押し下げたか否かを判定する(ステップS1202)。
終了ボタン1104を押し下げたと判定すると(ステップS1202において、YES)、CPU1001は画像表示処理を終了する。一方、終了ボタン1104の押し下げを行っていないと判定すると(ステップS1202において、NO)、CPU1001はステップS1201の処理に戻る。
画像データ表示領域1105において位置選択を行ったと判定すると(ステップS1201において、YES)、CPU1001はユーザーが選択した選択位置の座標を読み込む(ステップS1203)。続いて、CPU1001は、HDD1005から表示中の画像データに関連付けられた距離マップをRAM1003に読み込み、選択位置座標における距離(つまり、被写体距離)を距離マップから検索する(ステップS1204)。
次に、CPU1001は、ステップS1204において検索した距離が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1205)。なお、ここの閾値は、例えば、1000cmとする。距離が閾値以上であると(ステップS1205において、YES)、CPU1001は、焦点面距離が無限遠である画像データHDD1005からRAM1003に読み込んで、画像データ領域1105に表示する(ステップS1206)。そして、CPU1001はステップS1201の処理に戻る。
距離が閾値未満であると(ステップS1205において、NO)、CPU1001は、ステップS1204において検索した距離と一致する焦点面距離の画像データがHDD1005に存在するか否かを判定する(ステップS1207)。距離と一致する焦点面距離の画像データが存在すると(ステップS1207において、YES)、CPU1001は、上記の距離と一致する焦点面距離の画像データをHDD1005からRAM1003に読み込んで、画像データ領域1105に表示する(ステップS1208)。そして、CPU1001はステップS1201の処理に戻る。
距離と一致する焦点面距離の画像データが存在しないと(ステップS1207において、NO)、CPU1001は、ステップS1204において検索した距離に最も近い焦点面距離の画像をRAM1003に読み込んで、画像データ領域1105に表示する(ステップS1209)。そして、CPU1001はステップS1201の処理に戻る。
[合焦間隔および合焦回数算出処理の他の手法]
図13は、図2に示す合焦間隔および合焦回数算出処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
図5に関連して説明した合焦間隔および合焦回数算出処理においては、被写体距離に応じて合焦間隔および合焦回数を変更するようにしたが、ここでは、被写体に応じて合焦範囲と当該合焦範囲における合焦回数を変更する。なお、図13において、図5と同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS502において、distance<20cmであると(ステップS502において、YES)、CPU101は被写体との距離が極めて近いとして、合焦範囲rangeに”8”をセットし、合焦回数repCntに”4”をセットする(ステップS1303)。一方、Distance≧20cmであると(ステップS502において、NO)、CPU101は、ステップS504において被写体距離distanceが所定の第2の距離閾値未満であるか否かを判定する。distance<300cmであると(ステップS504において、YES)、CPU101は被写体との距離が中距離であるとして、合焦範囲rangeに”20”をセットし、合焦回数repCntに”2”をセットする(ステップS1305)。
distance≧300cmであると(ステップS504において、NO)、CPU101は遠距離であるとして、合焦範囲rangeに”0”をセットし、合焦回数repCntに”1”をセットする(ステップS1306)。
ステップS1303、S1305、又はS1306の処理の後、CPU101は、次の式(4)によって合焦間隔intervalを求める(ステップS1307)。
interval=range÷repCnt (4)
続いて、CPU101は、下記の式(5)で示す関係が真となるか又は偽となるかについて判定をする(ステップS1308)。
depth>range (5)
式(5)で示す関係が真であると、つまり、成り立つと(ステップS1308において、YES)、CPU101は上述の合焦範囲rangeでは、対象とする被写体の奥行きに関して必要となる撮影が不足するとして、前述の式(2)によって合焦回数repCentを改めて算出する(ステップS1309)。そして、CPU101は合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。
一方、式(5)で示す関係が偽であると、つまり、成り立たないと(ステップS1308において、NO)、CPU101は、上述の合焦範囲rangeによって対象とする被写体の奥行きに関して撮影が十分であるとして、合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。
図13で説明した処理を行った後、図6で説明した焦点面距離算出処理を行えば、被写体距離に応じて合焦範囲と当該合焦範囲における合焦回数を変更しても、図7で説明した焦点面距離を算出することができる。
なお、図12で説明した画像表示処理においては、閾値の一例として1000cmを用いるようにしたが、距離マップで表現可能な距離の上限を閾値としてもちいるようにしてもよい。例えば、被写体が300cm以上遠距離離れていると、被写体距離を正確に算出することができないのであれば、当該300cmが閾値とされる。また、被写体が2000cm以上遠距離離れていると被写体距離を正確に算出することができないのであれば、当該2000cmが閾値とされる。
また、図3で説明した被写体検出処理においては、閾値disThを1cmとしたが、被写体距離に応じて当該閾値を変更するようにしてもよい。例えば、被写体距離disCloseが小さく、つまり、被写体距離が短い場合には、閾値も小さくする。一方、被写体距離disCloseが大きく、つまり、被写体距離が長い場合には、閾値も大きくする。
これによって、カメラに近い被写体に対しては、細かい精度で被写体を検出し、遠い被写体については、粗い精度で被写体を検出することができるので、適切な精度で被写体検出処理を行うことができる。
さらに、図3で説明した被写体検出処理においては、閾値objMinPixを、距離マップを構成する画素数の20分の1としたが、被写体距離disCloseおよびdisFarに応じて、上記の閾値を変更するようにしてもよい。ここでは、被写体距離が遠くなる程、被写体は小さくなるので、被写体が遠くなる程、閾値を小さくすることになる。
ところで、画像再生の際にユーザーが指定した合焦位置と一致する画像がない場合には、検索した距離に最も近い焦点面距離の画像を表示するようにしたが、互いに焦点面距離が隣接する2枚の画像を合成するようにしてもよい。この場合には、撮影の際に合焦した画像よりも劣化した画像になるが、被写体距離に応じて適切な間隔で撮影が行われているので、従来に比べて高画質の画像が得られる。
また、合焦間隔および合焦回数算出処理において、閾値として20cmおよび300cmを用いたが、当該閾値はカメラの光学的な特性に応じて可変としてもよい。さらには、2回の判定ではなく、判定回数を増やしてもよい。また、被写体距離が短い場合には、合焦間隔を細かくなるようにするとともに合焦回数を多くなるようにし、被写体距離が長い場合には、合焦間隔が粗くなるようにするとともに合焦回数を少なくなるように閾値を変更してもよい。
図14は、図1に示すカメラで用いられる被写体距離と合焦間隔と関係の一例を示す図である。
図14に示す関係を用いると、前述の式(1)で示す判定式が変更となるが、いずれにしても被写体の奥行きが算出された合焦間隔および合焦回数で十分であるか否かが判定できればよい。また、合焦回数については、被写体の奥行きに対して十分であり、かつ被写体距離に対応した合焦間隔および合焦回数で撮影できればよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、被写体がカメラに近い場合には、合焦間隔を細かくして撮影する。よって、近距離の被写体について所望の位置に合焦した画像が得られる。さらには、被写体がカメラから遠い場合には合焦間隔が粗くして撮影する。これによって、無駄な撮影を防止することができる。
また、被写体距離が同一又は所定の距離未満である場合には、重複して撮影を行わないので、無駄な撮影を防止することができる。さらに、奥行きがある場合には、合焦位置を等間隔とするので、奥行きがある被写体についても途中の位置で合焦した画像を得ることができる。そして、上述のように、必要最小限のフォーカスブラケット撮影を行うことによって、画像再生の際にユーザーが所望する人物又は物体に合焦した高画質な画像を得ることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態に係るカメラについて説明する。なお、第2の実施形態に係るカメラの構成は、図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。
前述の第1の実施形態においては、被写体距離に応じて合焦間隔を変更する場合について説明したが、ここでは、被写体距離と被写体の特性とに応じて合焦間隔を変更する場合について説明する。なお、被写体の特性とは、例えば、凹凸のある被写体であるか否か、人物又は動物であるか否かなどをいう。
また、第1の実施形態においては、被写体毎の合焦間隔を被写体距離に応じて一意に定まった間隔を用いたが、ここでは、被写体距離と被写体の特性とに応じて、合焦間隔を算出するための係数を変更する場合について説明する。
[被写体の特性取得]
前述の図3に示すステップS307の処理において、境界画素と隣接する画素との距離の差分を算出する。この際、凹凸の少ない物体であれば、当該差分は正の値に偏るか又は負の値に偏る。一方、凹凸の多い物体であれば、当該差分においては正の値と負の値とが交互に出現する。
そこで、図3に示すステップS307の処理とステップS308の処理との間に、正の差分を合算する第1の合算処理と負の差分を合算する第2の合算処理とを追加する。さらに、図3に示すステップS310の処理とステップS311の処理との間において、正の差分の合算値と負の差分の合算値の絶対値を合計する処理を行う。そして、絶対値の合計値が所定の閾値以上である場合に、CPU101は凹凸のある物体であると判定して、RAM103に記憶された被写体リストに登録する。
被写体が人又は動物であるかを判定する際には、既知の人検出処理および動物検出処理が用いられる。例えば、図3に示すステップS307の処理とステップS308の処理との間で、CPU101は境界画素および境界画素で囲まれた領域と人検出結果又は動物検出結果が示す領域とが一致しているか否かを判定する。一致している場合には、CPU101は人又は動物と判定して、RAM103に記憶された被写体リストに当該判定結果を登録する。
図15は、本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われる被写体検出結果(被写体特性情報)が登録された被写体リストの一例を示す図である。なお、図15において、図4に示す例と同一の要素については同一の参照番号を付す。
図15に示す被写体リストでは、被写体No.401、距離(被写体距離)402、および奥行き403に加えて、人物又は動物1404および凹凸1405が備えられている。そして、CPU101は被写体が人物又は動物であると判定すると、人物又は動物1404に真(TRUE)を登録する。また、CPU101は被写体が人物又は動物でないと判定すると、人物又は動物1404に偽(FALSE)を登録する。
さらに、CPU101は被写体に凹凸があると判定すると、凹凸1405に”あり”を登録する。そして、CPU101は被写体に凹凸がないと判定すると、凹凸1405に”なし”を登録する。
[被写体の距離および特性に応じた合焦間隔および合焦回数の算出]
図16は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合焦間隔および合焦回数算出処理を説明するためのフローチャートである。
ここでは、カメラの光学的な特性に対応する合焦間隔を基準として、被写体距離および被写体特性に応じて係数を変更して合焦間隔および合焦回数を算出する例について説明する。なお、図16において、図5に示すステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5で説明したステップS500の処理の後、CPU101は、予めROM102に記憶されたカメラの光学特性を示す光学情報を読み込む(ステップS1501)。そして、CPU101はリフォーカス可能な距離を得る。ここで、光学情報はカメラのレンズ性能および撮像素子の性能を数値化した情報であり、リフォーカス可能な距離は光学情報に応じて算出される。
続いて、CPU101は、基準となる合焦間隔baseIntervalにリフォーカス可能距離をセットする(ステップS1502)。ここでは、リフォーカス可能距離を20cmとする。そして、CPU101は、基準となる合焦回数baseRepCntに初期値として”1”をセットする(ステップS1503)。
次に、CPU101は、ステップS501において図15に示す被写体リストからi番目の被写体に係る距離と奥行きとを読み込む。そして、CPU101は、i番目の被写体について図15に示す人又は動物列1404がTRUEであるか否かを判定する(ステップS1505)。人又は動物1404がTRUEであると(ステップS1505において、YES)、CPU101は被写体が人又は動物であると判定して、被写体特性合焦間隔係数intCoefに”0.25”をセットするとともに、被写体特性合焦回数係数repCoefに”4”をセットする(ステップS1506)。
人又は動物1404がFALSEであると(ステップS1505において、NO)、CPU101は被写体が人又は動物ではないと判定して、i番目の被写体に係る凹凸1405が”あり”であるか否かを判定する(ステップS1507)。凹凸1405が”あり”であると(ステップS1507において、YES)、CPU101は被写体が凹凸のある物体であると判定して、被写体特性合焦間隔係数intCoefに”0.5”をセットするとともに、被写体特性合焦回数係数repCoefに”2”をセットする(ステップS1508)。
凹凸1405が”なし”であると(ステップS1507において、NO)、CPU101は被写体が凹凸のない物体であると判定して、被写体特性合焦間隔係数intCoefに”1”を代入するセットするとともに、被写体特性合焦回数係数repCoefに”1”をセットする(ステップS1509)。
ステップS1506、S1508、又はS1509の処理の後、CPU101は、図5で説明したステップS502の処理を行う。そして、被写体距離distanceが20cm未満であると(ステップS502において、YES)、CPU101は、被写体距離合焦間隔係数disIntCoefに”0.2”をセットするとともに、被写体特性合焦回数係数disRepCoefに”4”をセットする(ステップS1511)。
被写体距離distanceが20cm以上であると(ステップS502において、NO)、CPU101は、図5で説明したステップS504の処理を行う。そして、被写体距離distanceが300cm未満であると(ステップS504において、YES)、CPU101は被写体距離合焦間隔係数disIntCoefに”1”をセットするとともに、被写体特性合焦回数係数disRepCoefに”2”をセットする(ステップS1513)。
一方、被写体距離distanceが300cm以上であると(ステップS504において、NO)、CPU101は被写体距離合焦間隔係数disIntCoefに”4”をセットするとともに、被写体特性合焦回数係数disRepCoefに”1”をセットする(ステップS1514)。
ステップS1511、S1513、又はS1514の処理の後、CPU101は、合焦間隔intervalおよび合焦回数repCntをそれぞれ式(6)および式(7)を用いて算出する(ステップS1515)。
interval=baseInterval×intCoef×disIntCoef (6)
repCnt=baseRepCnt×repCoef×disRepCoef (7)
続いて、CPU101は、図5で説明したステップS507の処理を行って、式(1)が成り立つと、ステップS508の処理を行った後、合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。一方、式(1)が成り立たないと、CPU101は合焦間隔および合焦回数算出処理を終了する。
図17は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われた合焦間隔および合焦回数算出処理の結果である合焦間隔および合焦回数算出結果の一例を示す図である。
なお、図17に示す例では、図16に示すステップS507の処理においてその判定結果が”偽”である場合、つまり、ステップS1515の処理で得られた合焦間隔および合焦回数によって対象の被写体の奥行きについて撮影が十分である場合が示されている。
合焦間隔および合焦回数算出結果(以下単に合焦結果と呼ぶ)は、被写体特性1601を有しており、この被写体特性1601は図16に示すステップS1505およびS1507の処理に応じて得られる。被写体距離1602は、図16に示すステップS502およびS504の処理に応じて得られる。被写体特性合焦間隔計数1603は、図16に示すステップS1506、S1508、およびS1509の処理で決定された被写体特性合焦間隔係数intCoefに対応する。
被写体距離合焦間隔計数1604は、図16に示すステップS1511、S1513、およびS1514の処理で決定された被写体距離合焦間隔係数disIntCoefに対応する。被写体特性合焦回数係数1605は、図16に示すステップS1506、S1508、S1509の処理で決定された被写体特性合焦回数係数repCoefに対応する。被写体距離合焦回数係数1606は、図16に示すステップS1511、S1513、およびS1514で決定された被写体距離合焦間隔係数disIntCoefに対応する。
合焦間隔1607は、図16に示すステップS1515の処理で求められた合焦間隔intervalに対応する。そして、合焦回数1608は、図16に示すステップS1515の処理で求められた合焦回数repCntに対応する。
なお、被写体特性1601において、人・動物は被写体が人又は動物であることを示し、凹凸は被写体に凹凸があることを示す。また、普通は被写体が人および動物でなく、かつ凹凸がないことを示す。
なお、図16に示す合焦間隔および合焦回数算出処理では、閾値として20cmおよび300cmを用いたが、当該閾値はカメラの光学的な特性に応じて可変としてもよい。さらには、2回の判定ではなく、判定段回数を増やしてもよい。また、被写体距離に応じて被写体距離合焦間隔係数および被写体距離合焦回数係数を線形的に変更するようにしてもよい。
この場合、前述の式(1)で示す判定式が変更となるが、いずれにしても被写体の奥行きが算出された合焦間隔および合焦回数で十分であるか否かが判定できればよい。また、合焦回数については、被写体の奥行きに対して十分であり、かつ被写体距離に対応した合焦間隔および合焦回数で撮影できればよい。
このように、本発明の第2の実施形態では、カメラの近傍に、複雑な凹凸を有する被写体が存在すると、合焦間隔を細かくする。よって、花および虫などをマクロ撮影する際にユーザーの所望する合焦位置で画像を得ることができる。
また、被写体が人又は動物である場合には、注目する被写体と推定して、合焦間隔を細かくする。これによって、人又は動物を撮影する際にユーザーが所望する合焦位置で画像を得ることができる。
さらに、光学系の特性によって、合焦間隔を変更するようにしたので、無駄な撮影を省いて必要最小限の撮影で済ますことができる。そして、必要最小限のフォーカスブラケット撮影(連続的な撮影)を行うことによって、画像再生の際にユーザー所望の人物又は物体に合焦した高画質な画像を得ることができる。
上述の説明から明らかなように、CPU101は被写体距離と予め定められた条件とに応じて合焦間隔および合焦回数を決定する。ここで、予め定められた条件とは、被写体距離の長さ、撮像光学系の特性、および被写体の特性などである。また、図1に示す例では、CPU101が検出手段、第1の算出手段、決定手段、第2の算出手段、判定手段、および制御手段として機能する。また、CPU101および撮像部100は撮影手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 表示装置
105 入力装置
106 メディアドライブ
107 ネットワークインターフェイス(I/F)
109 通信回線
110 コンピュータネットワーク(Network)

Claims (14)

  1. 撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置であって、
    フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出手段と、
    前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出手段と、
    前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定手段と、
    前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出手段と、
    前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影手段と、
    を有し、
    前記第2の算出手段は、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記予め定められた条件は、予め前記被写体距離が長くなるにつれて前記合焦間隔を粗くする条件であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記予め定められた条件は、前記撮像光学系の特性であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記検出手段によって検出された被写体の特性を判定して被写体特性を得る判定手段を備え、
    前記予め定められた条件は前記被写体特性であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記判定手段によって前記被写体特性として前記被写体が所定の凹凸を有する被写体であると判定されると、前記第2の算出手段は前記合焦間隔を細かくすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段によって前記被写体特性として前記被写体が所定の長さを超える奥行きを有しているとされた場合には前記被写体が前記所定の長さを超える奥行きを有していない場合に比べて、前記第2の算出手段は前記合焦回数増やすことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段によって前記被写体特性として前記被写体が人又は動物であるとされると、前記第2の算出手段は前記合焦間隔を細かくすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の算出手段は、前記被写体距離に応じて合焦範囲を求めて、当該合焦範囲において前記合焦回数を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記検出手段によって複数の被写体が検出された際、当該複数の被写体について前記第2の算出手段で算出された前記合焦位置が同一であると、前記合焦位置が同一の被写体の1つについて前記撮影手段による撮影を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記検出手段によって複数の被写体が検出された際、当該複数の被写体について前記第2の算出手段で算出された前記合焦位置の距離の差が所定の値未満であると、前記合焦位置が同一の被写体の1つについて前記撮影手段による撮影を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記合焦間隔の少なくとも一部は等間隔であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置であって、
    フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から被写体を検出する検出手段と、
    前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記被写体と前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出手段と、
    前記検出手段によって検出された被写体の特性を判定して被写体特性を得る判定手段と、
    前記被写体距離と前記被写体特性とに応じて前記被写体について合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定手段と、
    前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出手段と、
    前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影手段と、
    を有し、
    前記判定手段によって前記被写体特性として前記被写体が所定の凹凸を有する被写体であると判定されると、前記第2の算出手段は前記合焦間隔を細かくすることを特徴とする撮像装置。
  13. 撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置の制御方法であって、
    フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出ステップと、
    前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出ステップと、
    前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定ステップと、
    前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出ステップと、
    前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影ステップと、
    を有し、
    前記第2の算出ステップでは、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする制御方法。
  14. 撮像光学系を有し、フォーカスブラケット撮影を行って複数の画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    フォーカスブラケット撮影の前の撮影によって得られた画像から複数の被写体を検出する検出ステップと、
    前記画像に応じて得られた距離マップに基づいて前記複数の被写体のそれぞれと前記撮像装置との距離を被写体距離として求める第1の算出ステップと、
    前記被写体距離と予め設定された条件とに応じて前記複数の被写体のそれぞれについて合焦する合焦位置の間隔である合焦間隔とその回数である合焦回数とを決定する決定ステップと、
    前記被写体距離、前記合焦間隔、および前記合焦回数に応じて合焦位置を求める第2の算出ステップと、
    前記合焦位置で前記フォーカスブラケット撮影によって連続的に撮影を行って複数の画像を得る撮影ステップと、
    を実行させ
    前記第2の算出ステップでは、前記複数の被写体のいずれかが存在する位置に前記合焦位置が設定され、前記複数の被写体のいずれも存在しない位置に前記合焦位置が設定されないように前記合焦位置を求めることを特徴とする制御プログラム。
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