JP6520554B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載して用いられる情報処理装置に関する。
車両の後続車が接近してきたときに、安全処理を実行する技術が知られている。例えば、車両の後続車が追突する可能性があると判断したときに、ブレーキランプの点灯、シートベルトの巻き上げ、ヘッドレストの移動を実行する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−306198号公報
後続車の接近を認識したドライバーは、追突の危険を考えたり、自己の運転に問題があるのではないかと考えたりすることで、不安を覚え焦りを感じてしまう場合がある。その結果、運転操作を誤ったり、後続車との車間距離を空けるために走行速度を必要以上に上げてしまったりして、危険な状況となってしまう恐れがあった。
本発明は、ドライバーの不安の低減を図ることができる技術を提供することを目的としている。
本発明の情報処理装置(1)は、車両に搭載して用いられる情報処理装置であって、後方距離取得手段(31)と、報知制御手段(31)と、判定手段(31)と、を備える。
後方距離取得手段は、当該情報処理装置が存在する車両である自車両(101)から該自車両の後続車までの距離である後方距離を取得する。報知制御手段は、自車両のドライバーに、自車両及び後続車の少なくともいずれか一方に関する情報である車両情報の報知を行う1つ以上の報知処理を実行する。
判定手段は、自車両及び後続車が複数の状態区分のいずれに該当する状態であるかを判定する。上記複数の状態区分の中の少なくとも1つの状態区分は、後方距離が所定の範囲であることを条件として含み、判定手段は、少なくとも後方距離取得手段により取得された後方距離に基づいて上記判定を実行する。
そして上記報知制御手段は、判定手段により所定の状態区分と判定されたときには、所定の状態区分に応じて予め定められた報知処理を実行する。
このような構成によれば、ドライバーに対して、自車両や後続車の客観的な情報や、運転席からでは把握しにくい情報を与えることができるため、ドライバーの不安の低減を図ることができる。
例えば、ドライバーがバックミラーにて後続車を視認した印象よりも、実際の距離が離れているならば、追突されるかもしれないという不安が低減される。また、自車両の運転状況(例えば走行速度)を知ることで、自己の運転の正当性を認識したり、適正な運転状況に改善したりすることができ、「自己の運転が不適正であるため後続車が接近しているのかもしれない」という不安の低減を図ることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の車載システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の不安低減処理のフローチャートである。 不安ゾーンの判定方法を説明する図である。 後方画像の一例を示す図である。 第2実施形態の不安低減処理のフローチャートである。 状態区分の判定方法を説明する図である。 (A)、(B)ともに情報表示画像の一例である。 ライトの設置位置を説明する図である。 その他の実施形態の車載システムの構成を示すブロック図である。 前方画像の一例を示す図である。 その他の実施形態の不安低減処理のフローチャートである。 その他の実施形態の不安低減処理のフローチャートである。 状態区分の判定方法を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお本発明は、以下の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
本実施形態の車載システムは、図1に示すように、自車両101に搭載して用いられるシステムであって、HCU(HMI(Human Machine Interface) Control Unit)1、ディスプレイ11、ドライバー状態センサ13、操作部15、カメラ17、ソナー19、スピーカ21、ライト23、車速センサ25、車車間通信器27、ナビゲーション機能部29などを備える。なお自車両とは、当該システムが設けられた車両を意味する。
HCU1は、CPU31と、CPU31が実行するプログラム等を記憶するROM33と、CPU31によるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM35と、各種データを記憶する記憶部37と、これらを接続する図示しないバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータである。CPU31が、本発明における後方距離取得手段,報知制御手段,判定手段,速度取得手段,及び前方距離取得手段の一例である。
ディスプレイ11は、車両のインストルメントパネルに配置され、HCU1からの制御信号に従って画像を表示する装置である。なお、ディスプレイ11はインストルメントパネル以外に配置されていてもよく、例えばバックミラーに配置されていてもよい。
ドライバー状態センサ13は、運転者の状態を検出するセンサである。具体的には、ステアリングやシートなどに配置される感圧センサ,脈波センサ,心拍センサなどのセンサや、運転者の挙動や表情、目の状態などを検出するための画像センサなどの1つ以上が該当する。ドライバー状態センサ13から出力された信号はHCU1に送信される。HCU1は、これらの信号に基づいて運転者の状態を判定するドライバーステータスモニタとして機能する。
操作部15は、HCU1に操作入力を行うためのデバイスである。具体的な構成は特に限定されないが、ディスプレイ11に配置されるキースイッチやタッチパネル、ステアリングコントローラなどを操作部15として用いることができる。
カメラ17は、CCDカメラや撮像管を用いたカメラ、又は赤外線画像を取得することができる赤外線カメラなどのカメラであって、自車両101の後部に装着されて、車両後方における後続車が存在する領域を撮像する。
ソナー19は、自車両101の車両前方及び後方に配置されるミリ波レーダ、又はレーザ・レーダなどの車両前方及び後方に存在する物体を検出するセンサであって、自車両101の前方及び後方を検出範囲とすることで自車両101の先行車及び後続車の相対位置を検出することができる。
なお後続車とは、自車両101の後方に位置し、自車両101の走行方向と同じ方向に走行する車両である。後方とは自車両101の走行方向の反対方向である。また先行車とは、自車両101の前方に位置し、自車両101の走行方向と同じ方向に走行する車両である。
スピーカ21は、HCU1からの制御信号に従って音声を出力する装置である。
ライト23は、自車両101の後方に配置されるライトである。なお、このライト23はいわゆるブレーキランプやテールランプとしての機能を有するものであってもよいし、これらとは別個に設けられるものであってもよい。
車速センサ25は、自車両101の走行速度に応じた検出信号を出力するセンサである。
車車間通信器27は、自車両101以外の車両と車車間通信を行う装置である。
ナビゲーション機能部29は、所謂カーナビゲーションシステムの機能を有しており、GPS(Global Positioning System)による自車両の位置の検出、マップマッチング、経路探索や経路案内を実行する。なお経路案内等の画像表示はディスプレイ11にて行い、ドライバー等からの入力操作は操作部15から受け付ける。
[1−2.処理]
次に、HCU1のCPU31が実行する不安低減処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。
本処理は、一例として車両のイグニッションスイッチをオンとしたときに開始され、繰り返し実行される。
S1では、CPU31は、ソナー19の出力に基づいて後続車が検知されているか否かを判定する。後続車が検知されていなければ(S1:NO)、再度S1を実行する。一方、後続車が検知されていれば(S1:YES)、処理がS2に移行する。
S2では、CPU31は、ソナー19の出力に基づいて自車両101から後続車までの車間距離を算出して取得する。以降、このS2で取得される後続車との車間距離を単に後方距離とも記載する。
S3では、CPU31は、ソナー19の出力に基づいて自車両101から先行車までの車間距離を算出して取得する。以降、このS3で取得される先行車との車間距離を単に前方距離とも記載する。
S4では、CPU31は、現在の状態が「不安ゾーン」の状態区分であるか否かを判定する。不安ゾーンとは、ドライバーの不安を低減することが望まれると想定される状態が該当する状態区分である。具体的な判定方法を図3を用いて説明する。CPU31は以下の(i)〜(iv)の条件を満たすときに、現在の状態が不安ゾーンの状態区分であると判定する。
(i)自車両101の走行速度がVkm/h以上Vkm/h以下であること
(ii)前方距離LがNm以上であること
(iii)後方距離LがNm以上であること
(iv)後方距離がNm未満であること
まず(i)について、自車両101の走行速度がV未満であれば、仮に後続車102が自車両101に接近していても、例えば混雑中や渋滞中であること、徐行区間であることなどが想定されるため、ドライバーが不安に感じる可能性が低い。
また自車両101の走行速度がV以上であれば、ドライバーが自らの操作によって相対的に危険度の高い高速走行を運転している状態であることが想定されるため、敢えて後続車102の状況を通知する必要がない。なお、Vは一例として30km/hとすることができ、Vは一例として130km/hとすることができる。
次に(ii)について、先行車103との距離が近いならば、例えば混雑中や渋滞中であることなどが想定されるため、後続車102が接近していてもドライバーが不安に感じる可能性が低い。なお、Nは一例として5mとすることができる。
次に(iii)について説明する。本実施形態では、不安ゾーンと判定されると、”ドライバーの認識よりも客観的には安全である”ことをドライバーに認識させる報知を実行するが、後続車102が非常に接近している場合には、そのような通知が適切でない可能性がある。よって、後方距離LがN未満である場合には、不安ゾーンと判定しない。なお、Nは一例として5mとすることができる。
次に(iv)について、後続車102が十分に離れている場合には、ドライバーが不安に感じる可能性が低い。なおNは一例として20mとすることができる。
以上説明した理由から、上記(i)〜(iv)を満たすときに不安ゾーンと判定される。
説明を図2に戻る。S4にて、不安ゾーンと判定されなければ(S4:NO)、処理がS1に戻る。一方、不安ゾーンと判定されれば(S4:YES)、処理がS5に移行する。このようにS4では、自車両101、後続車102、及び先行車103を勘案した状態が、不安ゾーンの状態区分と、不安ゾーンでない状態区分と、のいずれかに該当する状態であるかが判定される。
続くS5、S6では、ドライバーの不安の低減を図るための報知を行う。
S5では、CPU31は、ディスプレイ11に後方画像を表示させる。後方画像の一例を図4に示す。後方画像51はカメラ17が撮像する自車両101から後方を見た画像であって、後続車102が映されている。また、測定された後方距離Lの値及び安全な距離であることを示す文字表示55と、ドライバーが自車から後続車102までの距離をイメージしやすくするためのガイドライン57も併せて表示される。
S6では、CPU31は安全ガイダンスを行う。ここでは、スピーカ21にドライバーの不安を低減するための音声出力を行わせる。具体的には、「後続車との車間は十分に保たれています」「車間距離はAmです。安全領域です」「安全です。安心してください」などの音声をスピーカ21に出力させる。このS6の後、本処理を終了する。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(A)本実施形態の車載システムでは、CPU31がソナー19の出力信号に基づいて後続車102との車間距離である後方距離Lを取得し、後続車102が不安ゾーンにあるか否かを判定する。不安ゾーンと判定されたときには、後続車102を撮影した後方画像51と、後続車102までの距離と、をドライバーに提示する。
このように構成された本実施形態の車載システムでは、ドライバーが後続車について不安に感じる可能性がある場合に、ドライバーはバックミラーを見るだけの場合よりも詳細に後続車の情報を取得することができる。よって、ドライバーの不安の低減を図ることができ、ドライバーが焦りを感じて運転操作を誤ったり、危険な操作を行ってしまったりすることを抑制できる。
なおHCU1のCPU31は、本発明における後方距離取得手段、報知制御手段、及び判定手段として機能する。CPU31は、自車両から後続車までの距離である後方距離Lを取得し、自車両のドライバーに、自車両及び後続車の少なくともいずれか一方に関する情報である車両情報の報知を行う1つ以上の報知処理を実行する。
またCPU31は、自車両及び後続車が2つの状態区分のいずれに該当する状態であるかを判定する。上記2つの状態区分の中の1つである不安ゾーンの状態区分は、後方距離が所定の範囲であることを条件として含む。CPU31は、取得した後方距離に基づいて上記判定を実行する。
またCPU31は、所定の状態区分(不安ゾーン)と判定したときには、所定の走行状態区分に応じて予め定められた報知処理を実行する。
上述した車両情報とは、図4に示すような自車両から後続車を撮影した撮影画像(後方画像51)や、文字表示55、スピーカ21により音声出力される後続車や自車両の情報などが該当するが、自車両や後続車に関する様々な情報を車両情報とすることができる。
状態区分は、2つ以上に分けられていてもよい。CPU31はソナー19の出力信号に基づき後方距離及び前方距離を取得する構成を例示したが、それ以外の手法でそれらの距離を取得してもよい。例えば、カメラにて撮影した画像から距離を取得してもよい。
なお、図2のフローチャートでは明記していないが、不安ゾーンでないと判定されたときには、実行中の報知処理を停止してもよい。つまり、CPU31は、判定手段により判定された状態区分の判定結果が変化した場合には、実行する報知処理を、変化した後の状態区分に応じた報知処理に変更するように構成されていてもよい。
(B)本実施形態の車載システムは、CPU31が車速センサ25の出力信号に基づいて自車両101の走行速度を取得する。そして不安ゾーンと判定するための条件の1つが、自車両101の走行速度がV以上V以下であることである。
このように構成された本実施形態の車載システムは、走行速度が所定の範囲にあるときにのみ報知を行う。走行速度が所定の範囲を逸脱しているとき、例えば通常の走行状態ではないと判断できるときには不安ゾーンであると判定しない。よって、ドライバーへの不要な報知を行う必要がなく都合がよい。
なおCPU31は、本発明における、自車両の走行速度を取得する速度取得手段として機能する。また、複数の状態区分の中の少なくとも1つは、後方距離が所定の範囲であること、及び自車両の走行速度が所定の範囲であることを条件として含んでいる。CPU31は、少なくとも後方距離取得手段により取得された後方距離及び速度取得手段により取得された走行速度に基づいて、上記判定を実行する。
なお不安ゾーンと判定するための走行速度の範囲は、V以上及びV以下のいずれか一方であってもよい。
(C)本実施形態の車載システムは、CPU31がソナー19の出力信号に基づいて先行車103との車間距離である前方距離Lを取得する。不安ゾーンと判定するための条件の1つが、前方距離LがNm以上であることである。よって先行車103が自車両101の近くに位置するときは、不安ゾーンであると判定しない。
このように構成された本実施形態の車載システムは、前方に先行車103が接近しているとき、例えば道路が混雑や渋滞しているときには不安ゾーンであると判定しない。よって、ドライバーへの不要な報知を行う必要がなく都合がよい。
なおCPU31は、本発明における、自車両から該自車両の先行車までの距離である前方距離を測定する前方距離取得手段として機能する。また、複数の状態区分の中の少なくとも1つは、後方距離が所定の範囲であること、及び前方距離が所定の範囲であることを条件として含む。
上記判定手段は、少なくとも後方距離取得手段により取得された後方距離及び前方距離取得手段により取得された前方距離に基づいて、上記判定を実行する。
なお、不安ゾーンと判定するためのLの範囲はNm以上であること、言い換えるとLが所定の下限値以上であることに限らない。例えば上限値を設定してもよい。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様である。しかしながら、CPU31により実行される処理の内容が相違するため、その点を中心に説明する。
[2−2.処理]
第2実施形態の車載システムにおけるHCU1のCPU31が実行する不安低減処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。本処理は、車両のイグニッションスイッチをオンとしたときに開始され、繰り返し実行される。
図5におけるS11〜S13は、図2のS1〜S3と同様の処理であるため説明を省略する。
S14では、CPU31は、ドライバーが不安状態であるか否かを判定する。ドライバーが不安状態であるか否かは、ドライバー状態センサ13の出力に応じてCPU31が判定する。不安状態の検出には公知の様々な手法を採用することができる。例えば、ハンドルを握る圧力、脈拍又は心拍、ドライバーのバックミラー確認頻度、通常時からの速度増加状況などから不安状態を判定することができる。
S14にて、不安状態であると判定されなければ(S14:NO)、処理がS11に戻る。一方、不安状態であると判定されれば(S14:YES)、処理がS15に移行する。
S15では、CPU31は、操作ガイド表示を開始する。具体的には、CPU31はドライバーの不安を取り除くための報知処理を開始するためのボタンをディスプレイ11に表示させ、タッチパネルによる入力を受け付ける。またCPU31は、スピーカ21に、上述したボタンを押すことで上述した処理が開始される旨を出力させる。
S16では、CPU31は、S15にてディスプレイ11に表示させたボタンへの入力操作がなされたか否かを判定する。ボタンが操作されなければ(S16:NO)、再度S16を実行する。即ち、ボタン操作が行われるまで待機する。一方、ボタンが操作されれば(S16:YES)、処理がS17に移行する。
S17及びS18では、CPU31は、後続車が安心領域、不安領域、危険領域のいずれに位置するかを判定する。安心領域とは、ドライバーが不安になる蓋然性が低い状態区分である。不安領域は、ドライバーの不安を低減することが望まれると想定される状態区分である。危険領域は、ドライバーの落ち着きを促すことが望まれると想定される状態区分である。
S17では、CPU31は、後続車が安心領域であるか否かを判定する。具体的には、CPU31は、図2のS4にて説明した条件(i)及び(ii)のいずれかを満たさない場合、又は図6に示すように、後方距離LがN以上である場合に、安心領域であると判定する。一方、条件(i)及び(ii)を満たし、かつ後方距離LがN未満であるときには安心領域でないと判定される。
S17において安心領域であると判定されれば(S17:YES)、報知処理を行う必要がないため、本処理を終了する。一方、安心領域でないと判定されれば(S17:NO)、処理がS18に移行する。
S18では、CPU31は、後続車が不安領域であるか否かを判定する。具体的には、CPU31は、上述した条件(i)及び(ii)を満たし、かつ図6に示すように後方距離LがN以上N未満である場合に、不安領域であると判定する。
S18において不安領域であると判定されれば(S18:YES)、処理がS19に移行する。一方、不安領域でないと判定されれば(S18:NO)、即ち、後方距離LがN未満である危険領域であると判定されれば、処理がS20に移行する。
S19では、CPU31は、第1の安全報知を行う。ここでは、図2のS5、S6と同様に、ドライバーの不安の低減を図る報知処理を実行する。このS19の後、本処理を終了する。
S20では、CPU31は、第2の安全報知を行う。ここでは、ドライバーの落ち着きを促す情報を提示する。一例として、以下の(a)、(b)の処理を実行する。
(a)ディスプレイ11に自車両101の走行状態を表示し、走行状態を客観的に表示する。
図7(A)の例は適切な走行速度である場合の情報表示画像61の一例であり、走行中の道路の制限速度と自車両の走行速度が表示される。制限速度の取得方法は特に限定されないが、例えばナビゲーション機能部29が有する地図情報に含まれる道路の制限速度情報を取得したり、カメラにより車両外部を撮影して画像処理を行うことにより取得したり、情報を発信する路側器から受信したりすることが考えられる。
なお、自車両101の走行速度が速すぎる場合や遅すぎる場合には、適切な走行速度とするように案内表示を行うように構成されていてもよい。また、ディスプレイ11への表示内容に応じてスピーカ21に音声出力をさせてもよい。例えば図7(A)の場合、「制限速度50km/hに対し、47km/hで走行できています」と出力することが考えられる。
(b)ディスプレイ11に後続車102の録画を開始した旨を表示すると共にスピーカ21でその旨を音声出力し、またライト23を点灯させることで後続車102のドライバーに警告を行う。
図7(B)は後続車102の録画を開始した旨を示す情報表示画像63の一例である。スピーカ21からは「後方車両の撮影を開始しました」と出力される。後続車102を録画することにより、万一事故が発生したときに後続車102が危険な走行をしていたことの証拠を提示することができるため、ドライバーの不安を低減すると共に落ち着きを図ることができる。
図8は、ライト23を設けた自車両101の後部を示す図である。このライト23は自車両101の後端部に設けられており、カメラのフラッシュのように発光することができる。またブレーキランプ71を点滅させてもよい。また、このように警告している旨を自車両101のドライバーに画像表示又は音声により報知してもよい。
このS20の後、本処理を終了する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
[2A]本実施形態の車載システムでは、車両情報として自車両に関する情報が提示されるため、ドライバーは自己の運転状態を客観的に知ることができる。また、自車両101の走行速度を知ることで、自己の運転の正当性を認識したり、適正な走行速度に変更したりすることができる。これにより、ドライバーの「自分の運転が不適正であるため後続車が接近しているのかもしれない」という不安を低減し、落ち着きを図ることができる。
[2B]本実施形態において、CPU31は、自車両101などが安全領域、不安領域、及び危険領域の3つのいずれであるかを判定する。不安領域と危険領域は後方距離Lの条件が相違する。
このように構成された車載システムでは、想定されるドライバーの不安度合に応じた適切な報知を行うことができる。
なお、CPU31は、自車両101等の状態区分として3つ以上の区分に分類することができる。その際には、少なくとも2つの状態区分が互いに相違する後方距離の範囲を条件として含むようにすることができる。
[2C]CPU31は、自車両101のドライバーの状態を検出する状態検出手段として機能し、ドライバーが不安状態であると検出されたときに、報知処理を実行する。よって、ドライバーが不安でないときに不安低減のための報知を実行してしまい、ドライバーに煩わしさを感じさせてしまう危険を低減できる。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態をとり得る。
[3A]自車両101のドライバーの不安を低減するための報知の態様は、上述した各実施形態において説明したものに限定されるものではなく、自車両及び後続車の少なくともいずれか一方に関する情報である車両情報を報知するものであれば様々な態様の報知を行うことができる。
例えば、自車両が安全確保のために実行している処理又は実行を開始した処理の内容を報知することで不安の低減を図ることが考えられる。また、例えば後方距離Lの経時変化を表示することで、徐々に距離が詰まってきているのか、長時間に亘って同様の車間距離を維持しているのか、といった情報をドライバーに与えることができる。
なお、後続車に対する警告も上記実施形態で説明したものに限定されない。例えば、インジケータを自車両後方に配置又は表示して車間距離を示す構成としてもよいし、表示装置を用いて文字表示を行うものとしてもよい。表示装置とは後続車から認識できる文字を表示するものであればよく、例えば液晶等のディスプレイや投影装置、点灯時に文字が表示されるライトなどを用いることが考えられる。文字の内容は、例えば「撮影中」「後方録画中」「接近注意」などとすることができる。
[3B]車車間通信により自車両101と後続車102との間で通信を行い、後続車102にて取得した情報を自車両101で出力したり、後続車102においてドライバーに警告を行うように後続車102に信号を送信したりするように構成されていてもよい。
図9に、車車間通信を実現するための構成を示す。自車両101には、後続車102と車車間通信を行うための車車間通信器27が配置されている。後続車102は、車車間通信器111、各装置を制御するHCU113、前方を撮影するカメラ115が設けられている。
自車両101にて出力される、後続車102にて取得された情報の例としては、図10にて示すように、カメラ115にて撮影した後続車102の前方の画像である前方画像117が考えられる。前方画像117には、自車両101が映し出される。また、文字情報119を合わせて表示してもよい。
後続車102のHCU113は、自車両101のHCU1から所定の制御信号を受信すると、カメラ115に前方を撮影させ、撮影画像をHCU1に送信する。
ドライバーがバックミラーなどから後続車を確認すると、後続車が実際よりも接近しているように感じてしまう恐れがある。しかしながら、後続車から見た自車両を示す映像を自車両にて表示することで、ドライバーはより適切に後方距離を把握することができる。
[3C]自車両101の走行速度に応じて、上述したN,N,Nのパラメータのいずれか1つ以上が変更されるように構成されていてもよい。例えば走行速度が大きくなるにつれて、各パラメータも大きくなるように構成することが考えられる。
[3D]自車両101が走行中の道路の種類に応じて、上述したV,V,N,N,Nのパラメータのいずれか1つ以上が変更されるように構成されていてもよい。道路の種類は、車線数、道幅、制限速度、道路形状などにより分類することができる。走行中の道路種類の特定は、ナビゲーション機能部の地図データベースに基づいて分類してもよいし、車両外部をカメラで撮影した撮影画像を画像処理することで特定してもよい。
また、いわゆる高速道路や自動車専用道路と、一般道路とで道路の種類を分類してもよい。
この場合、ナビゲーション機能部29又はCPU31は、自車両が走行中の道路の種類を特定する道路特定手段として機能する。CPU31は、少なくとも、後方距離取得手段により取得された後方距離を所定の閾値と比較した結果に基づいて状態区分の判定を実行する。このとき、上記閾値は、道路特定手段により特定された道路の種類に応じて設定される。
[3E]自車両101の走行履歴に応じて、上述したV,V,N,N,Nのパラメータのいずれか1つ以上が変更されるように構成されていてもよい。
例えば、ナビゲーション機能部29のGPSを利用して自車両101の走行した道路ごとの平均車速を算出し、平均車速が例えば30−50km/h、50−70km/h、70km/h以上という閾値を用いて道路種類を分類する。そして、分類した道路種類に合わせて上記パラメータを設定する。
なお平均車速の算出には、渋滞や信号待ちなどのノイズを除去するため通常走行時の走行速度を用いることが考えられる。通常走行時の定義は、例えば車速の増減±5%がn分間続くこと、とすることができる。
また、道路ごとに走行回数を記録し、その回数や走行頻度に応じて上記パラメータを設定してもよい。走り慣れていない道路ほど不安解消のための報知が行われやすくなるように、走り慣れていない道路ほど報知が実行されやすくなるように閾値を設定するとよい。
この場合、ナビゲーション機能部29は、自車両が走行した道路の履歴を取得する履歴取得手段として機能する。ここでいう道路の種類とは、上記履歴が所定の条件を満たす道路、及び、所定の条件を満たさない道路、のいずれかであり、上記[3D]にて説明した道路特定手段は、履歴取得手段により取得された履歴に基づいて、自車両が走行中の道路の種類を特定する。
[3F]自車両101等の状態が変化して該当する状態区分が変化した場合、その新たな状態区分と判定された状態で所定時間経過したことを条件に、新たな状態区分に応じた報知を行うように設定してもよい。図2に示す第1実施形態の不安解消処理に上記処理を加えたものを、図11のフローチャートを用いて説明する。図11において、S1〜S6は図2と同様であるため説明を省略する。
本処理では、S4にて不安ゾーンである(S4:YES)と判定されると、処理がS31に移行する。また、不安ゾーンでない(S4:NO)と判定されると、処理がS34に移行する。
S31では、CPU31は、不安フラグがオンであるか否かを判定する。不安フラグはS32にて立てられるフラグである。フラグがオンでなければ(S31:NO)、処理がS32に移行する。一方フラグがオンであれば(S31:YES)、処理がS33に移行する。
S32では、CPU31は、タイマーを起動して連続存在時間のカウントを開始する。連続存在時間とは、不安ゾーンと判定された状態が継続している時間である。また、不安フラグをオンとする。その後、処理がS33に移行する。
S33では、CPU31は、連続存在時間がTs経過したか否かを判定する。連続存在時間がTs経過していれば(S33:YES)、処理がS5に移行する。一方、連続存在時間がTs経過していなければ(S33:NO)、処理がS1に移行する。
S34では、連続存在時間のカウントを停止して値をリセットする。また不安フラグをオフとする。その後、処理がS1に戻る。
このように構成された車載システムでは、不安ゾーンと判定された状態がTs継続したときにS5に移行する。
次に、図5に示す第2実施形態の処理に上記処理を加えたものを、図12のフローチャートを用いて説明する。図12において、S11〜S20は図5と同様であるため説明を省略する。また、図12に示す処理では、S15、S16の処理を実行しない。
本処理では、S17にて安心領域である(S17:YES)と判定されると、処理がS41に移行する。また、安心領域でない(S17:NO)と判定されると、処理がS45に移行する。
S41では、CPU31は、安心フラグがオンであるか否かを判定する。安心フラグはS42にて立てられるフラグである。フラグがオンでなければ(S41:NO)、処理がS42に移行する。一方、フラグがオンであれば(S41:YES)、処理がS43に移行する。
S42では、CPU31は、安心領域の連続存在時間のカウントを開始する。また、安心フラグをオンとする。その後、処理がS43に移行する。
S43では、CPU31は、連続存在時間がTs経過したか否かを判定する。連続存在時間がTs経過していれば(S43:YES)、処理がS44に移行する。一方、連続存在時間がTs経過していなければ(S43:NO)、処理がS11に移行する。
S44では、第1の安全報知や第2の安全報知を行っている場合には、CPU31はそれらの報知を停止する。その後、本処理を終了する。
S45では、安心領域の連続存在時間のカウントを停止して値をリセットする。また安心フラグをオフとする。その後、処理がS18に移行する。
S18にて不安領域である(S18:YES)と判定されると、処理がS51に移行する。また、不安領域でない(S18:NO)と判定されると、処理がS54に移行する。
S51では、CPU31は、不安フラグがオンであるか否かを判定する。本処理における不安フラグとは、S52にて立てられるフラグである。フラグがオンでなければ(S51:NO)、処理がS52に移行する。一方、フラグがオンであれば(S51:YES)、処理がS53に移行する。
S52では、CPU31は、不安領域の連続存在時間のカウントを開始する。また、不安フラグをオンとする。その後、処理がS53に移行する。
S53では、CPU31は、連続存在時間がTs経過したか否かを判定する。連続存在時間がTs経過していれば(S53:YES)、処理がS19に移行する。一方、連続存在時間がTs経過していなければ(S53:NO)、処理がS11に移行する。
S54では、不安領域の連続存在時間のカウントを停止して値をリセットする。また不安フラグをオフとする。その後、処理がS20に移行する。
このように構成された車載システムでは、安心領域と判定された状態がTs継続したときに報知を停止し、また不安領域と判定された状態Ts継続したときに第1の安全報知を行うため、判定結果が安心領域と不安領域との間で短時間で変化するときに、報知の実行と停止を繰り返すことがない。
なお、危険領域と判定されたとき(S18:NO)には、連続存在時間の経過を待たずに第2の安全報知を行う。これにより、自車両101と後続車102との距離の接近度合が高い場合には速やかに報知を行うことができる。もちろん、危険領域と判定されたときも他の領域と同様に、連続存在時間の経過を待って第2の安全報知を行うように構成されていてもよい。
また、TとTとは同じ時間でもよいし、異なる時間でもよい。Tをより長く設定して、報知の開始は速やかに、報知の停止には十分な時間を経過してから行うように構成してもよい。また危険領域と判定されたときに連続存在時間Tの経過を待って報知を行うように構成する場合には、TがTより短くなるように設定してもよい。
[3G]第2実施形態において、安心領域における不安領域側の部分に付加領域を設けて、後続車が付加領域に所定期間存在する場合には、不安領域であると判定された場合と同様の報知を行うように構成してもよい。図13において、自車両101の後方Nm以上Nm以下の部分が付加領域となる。
安心領域ではあるが不安領域に近い位置に後続車が一定時間存在すると、ドライバーは煽られているのではないか、という不安が生じてしまう恐れがある。しかしながら上記構成ではその不安を低減させることができる。なお、付加領域と判定されるためには、後方距離Lのみでなく上述した(i)、(ii)の条件を満たす必要がある。
[3H]自車両101の走行中のみでなく、停車中も後続車102の接近を監視し、後続車102との距離をディスプレイ11に表示してもよい。また衝突の危険があると判断された場合にはドライバーに告知するように構成されていてもよい。
[3I]上記実施形態においては、後方距離に加え、走行速度や前方距離も勘案して状態区分を判定する構成を例示した。しかしながら、報知を行う状態区分と判定されるための条件は、少なくとも後方距離の条件が含まれていればよく、走行速度や前方距離を含まない構成であってもよい。また、上述した以外の条件が含まれるものであってもよい。例えば、天気や時刻を条件として含めてもよい。
[3J]上記実施形態においては、HCU1は車両に搭載される装置である構成を例示したが、車両内に存在した状態で作動する情報処理装置であれば、車両からの持ち出しが可能な装置にて上記HCU1と同様の機能を実現する構成であってもよい。
例えば、携帯電話やスマートフォンなどの装置にて実現することも可能である。これらの機器はディスプレイやスピーカを有しているため、そのディスプレイやスピーカを用いて報知を行うことができる。
[3K]上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[3L]上述した情報処理装置(HCU1)の他、当該HCU1を構成要素とするシステム、当該情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…HCU、11…ディスプレイ、17…カメラ、19…ソナー、21…スピーカ、23…ライト、25…車速センサ、29…ナビゲーション機能部、31…CPU、51…後方画像、61,63…情報表示画像、101…自車両、102…後続車、103…先行車。

Claims (8)

  1. 車両に搭載して用いられる情報処理装置(1)であって、
    当該情報処理装置が存在する車両である自車両(101)から該自車両の後続車までの距離である後方距離を取得する後方距離取得手段(31)と、
    前記自車両のドライバーに、前記自車両及び前記後続車の少なくともいずれか一方に関する情報である車両情報の報知を行う1つ以上の報知処理を実行する報知制御手段(31)と、
    前記自車両及び前記後続車が、複数の状態区分のいずれに該当する状態であるかを判定する判定手段(31)と、
    前記自車両から該自車両の先行車までの距離である前方距離を測定する前方距離取得手段(31)と、を備え、
    前記複数の状態区分の中の少なくとも1つの前記状態区分は、前記後方距離が所定の範囲であること、及び前記前方距離が所定の範囲であることを条件として含み、
    前記判定手段は、少なくとも前記後方距離取得手段により取得された前記後方距離及び前記前方距離取得手段により取得された前記前方距離に基づいて前記判定を実行し、
    前記報知制御手段は、前記判定手段により所定の前記状態区分と判定されたときに、予め定められた前記報知処理を実行するように構成されており、
    前記判定手段は、前記前方距離が所定の閾値以下である場合には、前記所定の状態区分であると判定しない
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記車両情報とは、前記自車両から前記後続車を撮影した撮影画像である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記自車両の走行速度を取得する速度取得手段(31)を備え、
    前記複数の状態区分の中の少なくとも1つの前記状態区分は、前記後方距離が所定の範囲であること、及び前記自車両の走行速度が所定の範囲であることを条件として含み、
    前記判定手段は、少なくとも前記後方距離取得手段により取得された前記後方距離及び前記速度取得手段により取得された前記走行速度に基づいて前記判定を実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記判定手段は、前記自車両及び前記後続車が少なくとも3つの前記状態区分のいずれに該当する状態であるかを判定するものであり、前記少なくとも3つの前記状態区分のうち少なくとも2つの前記状態区分は、互いに相違する前記後方距離の範囲を条件として含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記自車両が走行中の道路の種類を特定する道路特定手段(29)を備え、
    前記判定手段は、少なくとも、前記後方距離取得手段により取得された前記後方距離を所定の閾値と比較した結果に基づいて前記判定を実行するものであり、
    前記閾値は、前記道路特定手段により特定された道路の種類に応じて設定される
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記自車両が走行した道路の履歴として、走行速度、走行回数、及び走行頻度のうちの少なくともいずれかを取得する履歴取得手段(29)を備え、
    前記道路の種類とは、前記走行速度の履歴に基づく平均速度、前記走行回数、及び前記走行頻度の少なくともいずれかが所定の範囲に含まれる道路、及び、前記所定の範囲に含まれない道路、のいずれかであり、
    前記道路特定手段は、前記履歴取得手段により取得された前記履歴に基づいて、前記自車両が走行中の道路の種類を特定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記報知制御手段は、前記判定手段により前記所定の状態区分と判定されてから所定時間経過するまで判定結果が変化しなかったときに、前記所定の状態区分に応じて予め定められた前記報知処理を実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記自車両のドライバーの状態を、ハンドルを握る圧力、脈拍、心拍、ドライバーのバックミラー確認頻度、走行速度状況のうちの少なくともいずれかに基づいて検出する状態検出手段を備え、
    前記報知制御手段は、前記判定手段により所定の前記状態区分と判定され、かつ、前記状態検出手段によって前記ドライバーが不安を感じていると推定可能な状態であることが検出されたときに、前記報知処理を実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
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