JP6520355B2 - 電動回転調理器 - Google Patents

電動回転調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP6520355B2
JP6520355B2 JP2015091310A JP2015091310A JP6520355B2 JP 6520355 B2 JP6520355 B2 JP 6520355B2 JP 2015091310 A JP2015091310 A JP 2015091310A JP 2015091310 A JP2015091310 A JP 2015091310A JP 6520355 B2 JP6520355 B2 JP 6520355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attachment
motor
main body
electric rotary
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015091310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016202797A (ja
Inventor
雅之 阪田
雅之 阪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP2015091310A priority Critical patent/JP6520355B2/ja
Publication of JP2016202797A publication Critical patent/JP2016202797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520355B2 publication Critical patent/JP6520355B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

本発明は、電動回転調理器に関するものであり、特に、モータを内蔵した本体に、調理用ワークを有するアタッチメントを装着して用いる電動回転調理器に関する。
各種の食材をつぶしたり、まぜ合わせたり、きざみ、おろすためなどの調理手段として、従来から、底部に撹拌手段を備えた容器内に食材を入れて調理する電動ミキサー等が提供されている。また最近では、回転式の撹拌手段そのものを手に持って使用するハンディタイプの電動回転調理器が提供されている。例えば特許文献1,2には、モータを内蔵した本体と、本体に着脱可能であり、調理ワークを有するアタッチメントとを備えた電動回転調理器が開示されている。
また、特許文献3−5では、電動調理器において、内蔵されたモータを過負荷状態から保護するための手段(リセットスイッチ)を備えた構成が開示されている。
特開2012−183206号公報 特開2012−192082号公報 特許第5560593号公報 特開2005−87571号公報 特開2003−153813号公報
ハンディタイプの電動回転調理器では、アタッチメント毎に、使用に適した定格時間を設けている。しかしながら、ユーザが実際に電動回転調理器を用いて調理を行う際には、例えば調理に夢中になってしまい、この定格時間を超えて使用してしまう可能性がある。定格時間を超えた使用はモータ温度の上昇につながるため、使用が続くとやがてモータが焼き付き、ひいては電動回転調理器の故障に至ってしまう。
このような問題を回避するために、過度の温度上昇や過電流というようなモータの異常を検知可能な異常検知手段を本体に設けることが考えられる。例えば、モータの温度が過度に上昇したとき、モータへの電流供給を遮断するサーマルプロテクタのような手段を本体に設ける。ところが、このような異常検知手段が自動復帰タイプの場合には、例えばモータの温度が下がると自動復帰するため、モータが突然回転を始めてしまう可能性がある。アタッチメントが装着された状態でモータが突然回転を始めると、調理用ワークの回転が突然起こることになるため、安全性の面で好ましくない。
本発明は、モータを内蔵した本体に調理用ワークを有するアタッチメントを装着して用いる電動回転調理器において、モータの異常時に回転を確実に停止させるとともに、モータの動作復帰が安全に行われるようにすることを目的とする。
本発明の第1態様では、本体と、前記本体に装着して用いるアタッチメントとを備えた電動回転調理器において、前記本体は、モータと、前記モータによって回転駆動されるシャフトと、前記シャフトに固定されており、前記シャフトの回転を前記アタッチメントに伝えるための連結部と、筒状の外装と、前記外装から、前記アタッチメントを装着する側に突出しており、前記アタッチメントを装着したときに隠れる突出部とを備え、前記アタッチメントは、前記アタッチメントが前記本体に装着されたとき、前記連結部と嵌合するように構成された嵌合部と、前記嵌合部の回転に従って、回転する調理用ワークとを備え、前記本体は、前記モータの異常を検知可能であり、異常を検知したとき前記モータへの電流供給を遮断する、手動復帰型の異常検知手段をさらに備え、前記異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段が、前記本体における、前記突出部に、設けられており、前記操作手段は、前記外装が前記アタッチメントの外装と当接する当接面を基準にして、前記シャフトの軸方向において、所定の高さに位置しており、前記所定の高さは、前記アタッチメントを前記本体に装着した状態から、前記嵌合部が前記連結部から外れるまで前記アタッチメントを動かす長さに相当する高さよりも、高い
この態様によると、本体に、モータの異常を検知可能であり、異常を検知したときモータへの電流供給を遮断する手動復帰型の異常検知手段が設けられている。そして、この異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段が、本体における、アタッチメントが装着されたときに隠れる部分である、突出部に設けられている。このため、ユーザは、電動回転調理器のモータが異常発生により停止した場合において、アタッチメントを本体から外さなければ、異常検知手段の復帰操作を行うことができない。すなわち、モータを復帰させるためには、アタッチメントを一旦本体から外す必要があるため、アタッチメントを装着した状態で異常検知手段が復帰してしまい、調理ワークが回転を開始してしまう、という問題を未然に回避することができる。したがって、安全性の高い電動回転調理器を提供することができる。また、操作手段は、本体の外装からアタッチメント側に突出した突出部に設けられているので、ユーザは、アタッチメントを本体から外した状態で、異常検知手段の復帰操作を容易に行うことができる。さらに、本体外装のアタッチメントとの当接面を基準にした操作手段の位置の、シャフトの軸方向における高さは、アタッチメントを本体に装着した状態から嵌合部が連結部から外れるまでにアタッチメントを動かす長さに相当する高さよりも、高い。これにより、アタッチメントの嵌合部が本体の連結部から確実に外れた状態でないと、ユーザは操作手段を操作することができない。したがって、より安全性の高い電動回転調理器を提供することができる。
本発明の第2態様では、第1態様の電動回転調理器において、前記操作手段は、復帰操作を行う方向が、前記シャフトの軸方向と同一であるように構成されている。
この態様により、異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段は、復帰操作を行う方向がメインシャフトの軸方向と同一であるので、例えば、本体を調理台の上に寝かして置いたりしたときに、復帰操作が誤ってなされる可能性が低い。このため、電動回転調理器の安全性をより高めることができる
発明の第3態様では、第1または第2態様の電動回転調理器において、前記異常検知手段は、前記モータの温度が過度に上昇したとき、異常を検知する手段である。
この態様により、異常検知手段は、モータの温度が過度に上昇したとき異常を検知するので、例えば固い食材を切断するときに重い負荷が連続してかかりモータが過熱状態になったとき等に、モータの動作を停止できる。
本発明の第4態様では、第1または第2態様の電動回転調理器において、前記異常検知手段は、前記モータに供給される電流が過度に増加したとき、異常を検知する手段である。
この態様により、異常検知手段は、モータに供給される電流が過度に増加したとき異常を検知するので、例えば非常に固い食材を切断するときにモータがロック状態になったとき等に、モータの動作を停止できる。
本発明によると、電動回転調理器のモータが異常発生により停止した場合、ユーザは、モータを復帰させるためには、アタッチメントを一旦本体から外す必要がある。このため、アタッチメントを装着した状態で異常検知手段が復帰してしまい、調理用ワークが回転を開始してしまう、という問題が生じない。したがって、安全性の高い電動回転調理器を提供することができる。
実施形態に係る電動回転調理器の構成を示す斜視図 実施形態に係る電動回転調理器の構成を示す正面図 実施形態に係る電動回転調理器の構成を示す側面図 実施形態に係る電動回転調理器の構成を示す縦断面図 実施形態に係る電動回転調理器の回路構成の概略を示す回路図 本体とアタッチメントの装着部分の拡大図 アタッチメントを外した状態における本体の構成を示す斜視図 本体とアタッチメントの装着部分の拡大図であり、アタッチメントを外しかけた状態を示す図 変形例における本体とアタッチメントの装着部分の拡大図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<電動回転調理器の構成>
図1〜図4は実施の形態に係る電動回転調理器の構成を示す図であり、図1は外観構成を示す斜視図、図2は正面図、図3は側面図、図4は図2のIV−IV線における縦断面図である。図1〜図4に示す電動回転調理器100は、例えばハンディ式ブレンダーであり、本体200と、本体200に着脱可能に装着されるアタッチメント300とを備える。なお、本願明細書では、電動回転調理器100の上下方向について、本体200側を上とし、アタッチメント300側を下として説明を行う。また、後述する運転停止スイッチ220が設けられている側を前、その反対側を後ろとする。
図1〜図3に示すように、本体200は、略円筒形の外装210を備えている。外装210は例えば樹脂成形体であって、主に、下部の胴体部211と、その上部のくびれ部215とから構成されている。くびれ部215は、左右から中央に向かって、および、後方から前方に向かってくびれており、人が手で安定して把持できる形状になっている。胴体部211は略円筒形を呈しており、下端近傍の両脇には、アタッチメント300の装着のために用いられるアタッチメント取付部217が設けられている。
図4に示すように、本体200はその内部に、モータ410と、モータ410により回転駆動されるシャフト420と、シャフト420の回転をアタッチメント300に伝達するための連結部425とを備える。モータ410は通常のDCモータであり、回転軸が胴体部211の軸に沿うようにして、外装210の胴体部211に収容されている。シャフト420は、軸が胴体部211の軸に沿うようにして配置されており、モータ410の回転子に連結されている。またこのシャフト420は、モータ410の上下に配置される軸受431,432によって支持されている。また連結部425は、シャフト420の下端に取り付けられている。
アタッチメント300は、被駆動シャフト310と、被駆動シャフト310の下端側に接続された各種の調理用ワーク320とを備える。被駆動シャフト310の上端側には、アタッチメント300が本体200に装着されたとき、連結部425と嵌合するように構成された嵌合部325が設けられている。これにより、モータ410が作動したとき、シャフト420および被駆動シャフト310が回転することによって、調理用ワーク320が回転し、各種の食材をつぶしたり、混ぜ合わしたりなど、様々な調理動作が行われる。アタッチメント300は、ここではブレンダーとしているが、この他にも、泡立てビーター、生地こねニーダー、チョッパーカッター、おろしカッターなどがある。
運転停止スイッチ220は、図1〜図3に示すように、くびれ部215の正面に配置されている。また、ロック解除スイッチ230は、安全スイッチであって、運転停止スイッチ220の下方近傍に配置されている。ロック解除スイッチ230が押圧されていないときは電動回転調理器100はロック状態であり、ユーザが運転停止スイッチ220を押圧してもモータ410は作動しない。ユーザがロック解除スイッチ230を押圧すると、電動回転調理器100はロック状態からロック解除状態に切り替わる。ロック解除状態においてユーザが運転停止スイッチ220を押圧すると、外装210に収容される電気回路が閉状態となってモータ410が作動する。その後ユーザがロック解除スイッチ230を開放しても、運転停止スイッチ220を押圧している間は、モータ410は作動し続ける。ユーザが運転停止スイッチ220を開放するとモータ410は停止する。
回転速度調整ダイヤル240は、略円環状の部材であって、本体200の上端部に設けられている。回転速度調整ダイヤル240は、回転軸を中心として所定の角度範囲で回転可能なように外装210に取り付けられている。本体200内部に可変抵抗器450が設けられており、回転速度調整ダイヤル240と機械的に接続されている。ユーザが回転速度調整ダイヤル240を操作すると、可変抵抗器450によりモータ410に通電される電流値が変化し、その結果、モータ410の回転数が変化する。
コードブッシュ250は、本体200の上側から上方に延びるように設置されており、モータ410から延びる電源コード260を上方へと案内する。また、コードブッシュ250の先端部255には開口OPが形成されており、ユーザは、調理場等に設置されるフックなどに電動回転調理器100を吊り下げることができるようになっている。
さらに、本実施形態では、本体200は、ワンショットサーモスタット500と、ロッド510とを備えている。ワンショットサーモスタット500は、手動復帰型の異常検知手段の一例であり、モータ410の側面に沿うように配置されている。ワンショットサーモスタット500は、モータ410の温度が過度に上昇したとき、異常を検知して作動する。図5は本実施形態に係る電動回転調理器100の回路構成の概略を示す回路図である。図5に示すように、ワンショットサーモスタット500が作動すると、モータ410への電流が遮断される。これにより、モータ410の温度が過度に上昇したとき、モータ410は自動的に停止する。
図6は本体200とアタッチメント300との装着部分の拡大図、図7はアタッチメント300を外した状態の本体200の外観を示す斜視図である。図6および図7に示すように、本体200の外装210は、アタッチメント300が装着される側に、アタッチメント300の外装330と当接する当接面270を有している。そして本体200は、この当接面270からアタッチメント300側に突出した突出部280を備えており、シャフト420の下端や連結部425がこの突出部280の内部に設けられている。また、突出部280の表面には、アタッチメント300を係合するためのらせん状のガイド溝を有するガイド部材271や、アタッチメント300を装着したときにクリック音を発生させるための突部272が設けられている。
ロッド510は、モータ410の側面に沿って摺動するように設けられており、上端はワンショットサーモスタット500の復帰ボタン501に当接し、下端は突出部280の一部から露出して復帰スイッチ512を構成する。復帰スイッチ512をシャフト420の軸方向において上側に押すことによって、ワンショットサーモスタット500の復帰ボタン501を押圧することができる。すなわち、異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段としての復帰スイッチ512が、本体200における、アタッチメント300が装着されたときに隠れる部分である、突出部280に設けられている。また、復帰スイッチ512の復帰操作を行う方向は、シャフト420の軸方向と同一になっている。
<電動回転調理器の使用方法>
ユーザは、所望のアタッチメント300をアタッチメント取付部217および連結部425を介して本体200に取り付ける。そして、例えば、人差し指が運転停止スイッチ220に位置し、中指がロック解除スイッチ230に位置し、親指が回転速度調整ダイヤル240に位置するようにくびれ部215を把持する。一方、くびれ部215を把持している手とは逆の手で、調理物が入っている容器等を押さえ、その容器の中にアタッチメント300を挿入する。
続いて、中指でロック解除スイッチ230を押圧してロック解除状態とし、人差し指で運転停止スイッチ220を押圧してモータ410を回転させる。すると、本体200のシャフト400に連結されるアタッチメント300の被駆動シャフト310が回転し、ユーザは、泡立てしたり、生地こねをしたり、調理物をブレンドしたりすることができる。また、ユーザは親指で回転速度調整ダイヤル240を回転させることによって、モータ410の回転速度を調整することができる。
その後、例えば粘り気のあるパン生地をブレンドする場合などモータ410が負荷の高い状態でゆっくり回転する状態が連続した場合、あるいは、例えば定格時間よりも相当長い時間ユーザが電動回転調理器100を動作させた場合等には、モータ410の温度が過度に上昇してしまう可能性がある。ところが、本実施形態では、ワンショットサーモスタット500がモータ410の側面に沿うように配置されており、このワンショットサーモスタット500は、モータ410の温度が過度に上昇したとき、異常を検知して作動する。これにより、モータ410への電流が遮断されて、モータ410は自動的に停止する。したがって、異常加熱に起因したモータ410の焼き付きや電動回転調理器100の故障が未然に防止される。
ユーザは、動作停止した電動回転調理器100を例えば調理台の上などに置き、モータ410の熱が冷めるのを待つ。モータ410の熱が冷めた後、ユーザは電動回転調理器100を再度動作させるが、再度動作させるためには、ワンショットサーモスタット500を手動で復帰させる必要がある。このため、ユーザは、アタッチメント300を本体200から一旦外し、図7に示すように、アタッチメント300側に突出した突出部280を露出させる。そして、この突出部280に設けられた復帰スイッチ512を上側に押圧し、ワンショットサーモスタット500を復帰させる。その後、アタッチメント300を本体200に再度装着し、ロック解除スイッチ230を押圧してロック解除状態とし、運転停止スイッチ220を押圧してモータ410を回転させる。
<実施形態の効果>
以上のように本実施形態によると、本体200に、モータ410の温度が過度に上昇したとき、モータ410への電流供給を遮断するワンショットサーモスタット500が設けられている。そして、このワンショットサーモスタット500の復帰操作を行うための操作スイッチ512が、本体200における、アタッチメント300が装着されたときに隠れる部分に設けられている。このため、ユーザは、電動回転調理器100のモータ410が過熱状態により停止した場合において、アタッチメント300を本体200から外さなければ、ワンショットサーモスタット500の復帰操作を行うことができない。すなわち、アタッチメント300を装着した状態でワンショットサーモスタット500が復帰してしまい、調理用ワーク320が回転を開始してしまう、という問題が生じない。したがって、安全性の高い電動回転調理器100を提供することができる。特に、上で説明したハンディタイプの電動回転調理器では、刃などが付いた調理用ワーク320が外部に露出しているため、本実施形態によって安全性を高めることがより効果的である。
また、ワンショットサーモスタット500の復帰操作を行うための復帰スイッチ512は、復帰操作を行う方向がシャフト420の軸方向と同一であるので、例えば、本体200を調理台の上に寝かして置いたりしたときに、復帰操作が誤ってなされる可能性が低い。このため、電動回転調理器100の安全性をより高めることができる。なお、復帰スイッチ512の復帰操作を行う方向は、必ずしもシャフト420の軸方向と同一でなくてもかまわない。
また、復帰スイッチ512は、本体200の外装210からアタッチメント300側に突出した突出部280に設けられているので、ユーザは、アタッチメント300を本体200から外した状態で、ワンショットサーモスタット500の復帰操作を容易に行うことができる。なお、復帰スイッチ512の設置位置はここで示したものに限られるものではなく、本体200における、アタッチメント300が装着されたときに隠れる部分に設けられていればよい。
さらに、復帰スイッチ512の設置位置は、アタッチメント300が本体200から確実に離れており、本体200のモータ410が仮に回転したとしても調理用ワーク320が回転しない状態のときに、操作可能な位置であることが好ましい。すなわち、図8に示すように、シャフト420の軸方向において、本体200の外装210がアタッチメント300の外装と当接する当接面270を基準にしたとき、復帰スイッチ512が所定の高さHに位置しているとする。この高さHは、アタッチメント300を本体200に装着した状態から、嵌合部325が連結部425から外れるまでアタッチメント300を動かす長さに相当する高さよりも、高いことが好ましい。これにより、アタッチメント300の嵌合部325が本体200の連結部425から確実に外れた状態でないと、ユーザは復帰スイッチ512を操作することができない。したがって、より安全性の高い電動回転調理器100を提供することができる。
<変形例>
上述の実施形態では、上端がワンショットサーモスタット500の復帰ボタン501に当接しており、モータ410外面を基準にして摺動可能なロッド510を用いて、復帰スイッチ512を構成しているが、復帰スイッチの構成はこれに限られるものではない。例えば、ロッドを摺動させるために、別の部材によるガイドや孔を用いてもかまわない。また、ロッド以外の部材、例えば、モータ外周面を摺動する筒状部材を用いてもよい。
あるいは、図9に示すように、例えば胴細のモータ411を用いるなどしてワンショットサーモスタット500の設置位置を突出部280表面の近傍とし、ワンショットサーモスタット500の復帰ボタン501をそのまま外部に露出させ、復帰スイッチ513としてもかまわない。
また、モータ410の異常を検知する異常検知手段として、ワンショットサーモスタット500を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、他の手動復帰型の温度検知手段であってもよい。また、温度の代わりに、モータ410に供給される電流を検知する手動復帰型の手段を設けてもよい。すなわち、例えば電流ブレーカーのような、モータ410に供給される電流が過度に増加したとき、電流を遮断する手段を設けてもよい。電流検知手段を設けることによって、例えば固い調理物によってモータ410の回転がロックした状態が連続した場合などに、モータ410の故障や破壊を未然に防ぐことができる。そして、この電流検知手段の復帰操作を行うための操作スイッチを、本体200における、アタッチメント300が装着されたときに隠れる部分に設けるようにすればよい。
また、上述の実施形態では、ハンディタイプの電動回転調理器を例にとって説明したが、本実施形態は据え置き型の電動回転調理器、例えば電動ミキサーなどであっても適用可能である。すなわち、本体にアタッチメントを装着して用いる構成であって、本体側のモータによってアタッチメント側の調理用ワークを回転させる構成であれば、本実施形態と同様に、モータの異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段を、本体における、アタッチメントが装着されたときに隠れる部分に設ければよい。これにより、アタッチメントを装着した状態で異常検知手段が復帰してしまい、調理用ワークが回転を開始してしまう、という問題を未然に回避することができる。したがって、本実施形態と同様に、安全性の高い据え置き型の電動回転調理器を提供することができる。
100 電動回転調理器
200 本体
210 外装
270 当接面
280 突出部
300 アタッチメント
320 調理用ワーク
325 嵌合部
410,411 モータ
420 シャフト
425 連結部
500 ワンショットサーモスタット(異常検知手段)
512,513 復帰スイッチ(操作手段)

Claims (4)

  1. 本体と、前記本体に装着して用いるアタッチメントとを備えた電動回転調理器であって、
    前記本体は、
    モータと、
    前記モータによって回転駆動されるシャフトと、
    前記シャフトに固定されており、前記シャフトの回転を前記アタッチメントに伝えるための連結部と
    筒状の外装と、
    前記外装から、前記アタッチメントを装着する側に突出しており、前記アタッチメントを装着したときに隠れる突出部とを備え、
    前記アタッチメントは、
    前記アタッチメントが前記本体に装着されたとき、前記連結部と嵌合するように構成された嵌合部と、
    前記嵌合部の回転に従って、回転する調理用ワークとを備え、
    前記本体は、前記モータの異常を検知可能であり、異常を検知したとき前記モータへの電流供給を遮断する、手動復帰型の異常検知手段をさらに備え、
    前記異常検知手段の復帰操作を行うための操作手段が、前記本体における、前記突出部に、設けられており、
    前記操作手段は、前記外装が前記アタッチメントの外装と当接する当接面を基準にして、前記シャフトの軸方向において、所定の高さに位置しており、
    前記所定の高さは、前記アタッチメントを前記本体に装着した状態から、前記嵌合部が前記連結部から外れるまで前記アタッチメントを動かす長さに相当する高さよりも、高い
    ことを特徴とする電動回転調理器。
  2. 請求項1記載の電動回転調理器において、
    前記操作手段は、復帰操作を行う方向が、前記シャフトの軸方向と同一であるように構成されている
    ことを特徴とする電動回転調理器。
  3. 請求項1または2記載の電動回転調理器において、
    前記異常検知手段は、前記モータの温度が過度に上昇したとき、異常を検知する手段である
    ことを特徴とする電動回転調理器。
  4. 請求項1または2記載の電動回転調理器において、
    前記異常検知手段は、前記モータに供給される電流が過度に増加したとき、異常を検知する手段である
    ことを特徴とする電動回転調理器。
JP2015091310A 2015-04-28 2015-04-28 電動回転調理器 Active JP6520355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091310A JP6520355B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 電動回転調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091310A JP6520355B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 電動回転調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016202797A JP2016202797A (ja) 2016-12-08
JP6520355B2 true JP6520355B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=57488181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015091310A Active JP6520355B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 電動回転調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520355B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5089576A (ja) * 1973-12-14 1975-07-18
JPS59186531A (ja) * 1984-02-03 1984-10-23 松下電器産業株式会社 調理器
JP3771168B2 (ja) * 2001-11-29 2006-04-26 東芝テック株式会社 電動調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016202797A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7520453B2 (en) Safety actuator for a food processor having a visual indication
EP1903921B1 (en) Blender arm and food processor
RU2635794C2 (ru) Усовершенствованный настольный миксер
EP3298935A1 (en) Stirring and grinding-type automatic cooking apparatus
JP6541192B2 (ja) フード・プロセッサー
WO2012015637A2 (en) Food processor
JP2011055934A (ja) 調理用電動撹拌機
EP3373786B1 (en) Safety bearing arrangement and food processing device
US8794555B2 (en) Vegetable cutting machine
JP6520355B2 (ja) 電動回転調理器
GB2441508A (en) Stand mixer with heating and thermal sensing means
JP6750214B2 (ja) 電動調理器
JPH0584449A (ja) 調理機
JP2011244912A (ja) 電動調理器
JP2013066580A (ja) 回転調理装置
JP2005087571A (ja) 電動調理器
JP7248884B2 (ja) 攪拌型調理器
JP6516994B2 (ja) フードプロセッサー用カッター
CN216535020U (zh) 食物处理器
JP6376928B2 (ja) フードプロセッサー
CN210961666U (zh) 食物处理器
JP5747568B2 (ja) 調理用電動回転装置
KR20110010553U (ko) 믹서기의 회전칼날 체결구조
KR200166573Y1 (ko) 다용도 소형믹서
JP2023067415A (ja) カッターカバー及び電動調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6520355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150