JP6518143B2 - ツイストペア電線の接続部材及びコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ツイストペア電線の端末部をコネクタに接続するためのツイストペア電線の接続部材及びコネクタに関する。
近年、自動車用伝送システムの高速LAN化が進んできており、電気信号の良好な伝送性能を得るために、2本の電線を所定ピッチで撚り合わせてなるツイストペア電線が用いられている。このツイストペア電線をLAN用コネクタ等に接続するに際しては、ツイストペア電線の端末部の電線を撚り戻して、撚り戻された各電線の端末部にコンタクトを接続する作業を行う。
ところで、コンタクトを接続する際に撚り戻されたツイストペア電線の端末部では、撚り戻された部分の電線同士が離間した状態になるため、電線間の電気的結合(静電容量)が小さく、結果としてインピーダンスが高くなってしまう。つまり、この撚り戻された部分が伝送経路のインピーダンスと整合されなくなり、この不整合が大きすぎると、より高速の電気信号の伝送においては信号の反射等が起きるという問題があった。
この問題を解決するために、従来、例えば、特許文献1に示すツイストペア電線の端末処理構造が知られている。
特許文献1に示すツイストペア電線の端末処理構造は、コネクタハウジングの外側で一部撚り戻されたツイストペア電線の撚り戻された部分の電線2本を電線保持部材により近接させて保持する。これにより、この部分のインピーダンスの整合を図るようにしている。
また、前述の問題を解決するために、従来、例えば、特許文献2に示すツイストペア電線の端末接続構造が知られている。
特許文献2に示すツイストペア電線の端末接続構造は、ツイストペア電線に接続される信号用端子と、信号用端子を電磁的に遮蔽する外導体シェルと、信号用端子と外導体シェルとを絶縁状態で保持する誘電体とを備えている。そして、ツイストペア電線の端末部を撚り戻し、この撚り戻し部分を構成する2本の信号線の端末は信号用端子に接続されると共に、それら信号用端子は誘電体の収容室に収容される。また、信号用端子に接続された撚り戻し部分は、外導体シェルによって覆われるとともに、外導体シェルに設けられたバレルによって固定保持されるようになっている。そして、信号用端子、誘電体、及び外導体シェルからなる組立体がコネクタハウジングに収容される。
特開2004−71404号公報 特開2004−63360号公報
しかしながら、これら従来の特許文献1に示すツイストペア電線の端末処理構造及び特許文献2に示すツイストペア電線の端末接続構造にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示すツイストペア電線の端末処理構造の場合、ツイストペア電線の撚り戻された部分の電線2本を保持する電線保持部材がコネクタハウジングに対して固定されていない。このため、電線保持部材がコネクタハウジングに対して動き、電線保持部材とコネクタハウジングとの間の距離が変化してしまうことがある。当該距離が変化すると、電線保持部材よりコネクタハウジング側のツイストペア電線の撚り戻された部分の長さが変化し、電線間の間隔も変化してしまうことがある。これにより、撚り戻された部分の静電容量が変化し、伝送経路のインピーダンスと整合しなくなってしまうことがある。
一方、特許文献2に示すツイストペア電線の端末接続構造の場合、信号用端子に接続された撚り戻し部分は、外導体シェルに設けられたバレルによって固定保持され、その外導体シェルが誘電体に固定される。そして、信号用端子、誘電体、及び外導体シェルからなる組立体がコネクタハウジングに収容される。このため、バレルが誘電体及びコネクタハウジングに対して動くことはなく、バレルと誘電体及びコネクタハウジングとの間の距離が変化してしまうことはない。従って、伝送経路のインピーダンスと整合しなくなるおそれは回避できる。
しかし、外導体シェルを誘電体に固定するために、外導体シェルを誘電体を覆うような形状に形成した上で、誘電体を覆う外導体シェルの部分に係止片を設け、誘電体にその係止片が形成される凹部を設けてある。そして、外導体シェルを固定した誘電体をコネクタハウジングに更に収容する。このため、外導体シェルを誘電体及びコネクタハウジングに固定する特殊な構造が必要となる。
従って、本発明は、これら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ツイストペア電線を保持する保持部をコネクタのハウジングに固定できるとともに、当該保持部をハウジングに固定するハウジング固定部を、特殊な構造を必要とせずにハウジングに固定できるツイストペア電線の接続部材及びコネクタを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の一態様に係るツイストペア電線の接続部材は、ツイストペア電線を保持する保持部と、該保持部をコネクタのハウジングに固定するハウジング固定部とを備え、前記ハウジング固定部は、前記ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に接続される1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部とは別の、前記ハウジングに設けられた第2コンタクト収容部に収容されて前記ハウジングに固定され 前記保持部及び前記ハウジング固定部は、導電性金属板から一体で形成され、 前記第2コンタクト収容部は、1対の前記第1コンタクト収容部の両側に1対設けられ、前記ハウジング固定部は、1対の前記第2コンタクト収容部に収容されるように1対設けられていることを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係るコネクタは、ツイストペア電線と、該ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に接続される1対のコンタクトと、該1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部の他に、第2コンタクト収容部を有するハウジングと、前述のツイストペア電線の接続部材とを備えることを要旨とする。
本発明に係るツイストペア電線の接続部材及びコネクタによれば、ツイストペア電線を保持する保持部と、保持部をコネクタのハウジングに固定するハウジング固定部とを備えているので、ツイストペア電線を保持する保持部をコネクタのハウジングに固定できる。このため、保持部とコネクタのハウジングとの間の距離が変化してしまうことはなく、保持部よりハウジング側のツイストペア電線の撚り戻された部分の長さ及び電線間の間隔が変化しない。これにより、伝送経路のインピーダンスと整合しなくなってしまうおそれを回避することができる。
また、本発明に係るツイストペア電線の接続部材及びコネクタにおいて、ハウジング固定部は、ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に接続される1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部とは別の、ハウジングに設けられた第2コンタクト収容部に収容されてハウジングに固定される。このため、当該保持部をハウジングに固定するハウジング固定部を、特殊な構造を必要とせずにハウジングに固定できる。つまり、ツイストペア電線の端末に接続される1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部の他に第2コンタクト収容部を有する多極コネクタにおいて、既にある第2コンタクト収容部を用いて、ハウジング固定部を固定することができる。
本発明の一実施形態に係るツイストペア電線の接続部材を備えたコネクタの前方斜め上方から見た斜視図である。 図1のコネクタの後方斜め上方から見た斜視図である。 図1に示すツイストペア電線の接続部材を備えたコネクタの正面図である。 図1に示すツイストペア電線の接続部材を備えたコネクタの背面図である。 図3の5−5線に沿う断面図である。 図4の6−6線に沿う断面図である。 ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に1対のコンタクトを接続した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るツイストペア電線の接続部材を後方斜め上方から見た斜視図である。 図8の接続部材を前方斜め下方から見た斜視図である。 ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に1対のコンタクトを接続した後、図8及び図9に示すツイストペア電線の接続部材をツイストペア電線の端末部に固定したツイストペア電線組立体の前方斜め上方から見た斜視図である。 図10に示すツイストペア電線組立体を図1に示すコネクタのハウジングに固定する前の状態の斜視図である。 ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に1対のコンタクトを接続した後、変形例に係るツイストペア電線の接続部材をツイストペア電線の端末部に固定したツイストペア電線組立体の前方斜め上方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6には、本発明の実施形態に係るツイストペア電線の接続部材を備えたコネクタが示されている。
図1乃至図6に示すコネクタ1は、例えば、自動車用高速伝送システムに用いられるものであり、ツイストペア電線Wを備えている。ツイストペア電線Wは、図6及び図7に示すように、2本の電線W1、W2を撚り合わせたものであり、それら2本の電線W1、W2の外側は被覆WSで覆われている。そして、ツイストペア電線Wは、2本の電線W1、W2の端末に1対のコンタクト10(図7参照)を接続するために、端末部において撚り戻され、これにより撚り戻し部分Yが形成される。
また、コネクタ1は、ツイストペア電線Wの撚り戻し部分Yを構成する2本の電線W1、W2の端末に接続される1対のコンタクト10と、1対のコンタクト10を収容するハウジング20と、ツイストペア電線Wの接続部材30とを備えている。
ここで、各コンタクト10は、図6に示すように、ハウジング20に形成された後述の第1コンタクト収容部21に収容され、リセプタクル部11及び電線接続部12を備えている。各コンタクト10は、導電性金属部材を打ち抜き及び曲げ加工によって形成される。リセプタクル部11は、図示しない相手コネクタに設けられた相手コンタクトを受容可能な略箱型に形成されている。リセプタクル部11の上面には、図6に示すように、第1コンタクト収容部21に形成されたハウジングランス23が係止される係止用開口11aが形成されている。また、リセプタクル部11の後端(図6における右端)には、後述するダブルロック部材25が係止される係止部11bが設けられている。また、リセプタクル部11内には、相手コンタクトに接触する弾性接触片11cが設けられている。そして、電線接続部12は、リセプタクル部11の後端から後方に延び、電線W1又はW2の端末に圧着されるバレルで構成される。
次に、ハウジング20は、図1乃至図6に示すように、左右方向(図3における左右方向)、上下方向(図3における上下方向)及び前後方向(図5における左右方向)に延びる略直方体形状を有する。ハウジング20は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。ハウジング20は、1対のコンタクト10を収容する1対の第1コンタクト収容部21と、これら1対の第1コンタクト収容部21の左右両外側に設けられた1対の第2コンタクト収容部22とを有している。ハウジング20は、これら第1コンタクト収容部21及び第2コンタクト収容部22以外にも、複数のコンタクト収容部を備えている。各第1コンタクト収容部21は、図3、図4及び図6に示すように、コンタクト10を収容可能なようにハウジング20の前後方向に貫通している。また、各第2コンタクト収容部22は、図3、図4及び図5に示すように、接続部材30の後述するハウジング固定部32を収容可能なようにハウジング20の前後方向に貫通している。各第1コンタクト収容部21には、コンタクト10の係止用開口11aに係止してコンタクト10の後方への抜け止めを行うハウジングランス23が設けられている。コンタクト10の前方への抜け止めは、各第1コンタクト収容部21の前端に設けられた壁部にリセプタクル部11の前端が当接することにより達成される。また、各第2コンタクト収容部22には、ハウジング固定部32の後述する係止用開口35aに係止してハウジング固定部32の後方への抜け止めを行うハウジングランス24が設けられている。ハウジング固定部32の前方への抜け止めは、各第2コンタクト収容部22の前端に設けられた壁部にハウジング固定部32の後述するリセプタクル部35の前端が当接することにより達成される。
なお、ハウジング20の上面には、図1に示すように、コネクタ1が相手コネクタと嵌合した際に、相手コネクタをロックするロック突起27を有するロックアーム26が設けられている。
また、ツイストペア電線Wの接続部材30は、図5及び図8乃至図10に示すように、ツイストペア電線Wを保持する保持部31と、保持部31をコネクタ1のハウジング20に固定する1対のハウジング固定部32とを備えている。接続部材30は、導電性金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって一体に形成される。
ここで、保持部31は、オープンバレルであり、図6及び図10に示すように、ツイストペア電線Wの端末部の撚り戻し部分Yを被覆WSの外側から保持する。これにより、ツイストペア電線Wを構成する2本の電線W1、W2の撚り戻し部分Yにおける間隔が一定に保持される。保持部31は、ツイストペア電線Wの被覆WSを外側から圧着する。
また、保持部31の前端には、図8及び図9に示すように、左右方向に延びる連結板部33が設けられ、1対のハウジング固定部32は、連結板部33の左右両端部から前方に延びている。
各ハウジング固定部32は、図5に示すように、ハウジング20に設けられた第2コンタクト収容部22に収容されてハウジング20に固定されるものである。各ハウジング固定部32は、連結板部33の左右端部から前方に延びる前方延出部34と、前方延出部34の前端から前方に延びるリセプタクル部35とを備えている。各前方延出部34は、下側が開いたチャネル形状を有する。また、各リセプタクル部35は、各コンタクト10のリセプタクル部11とほぼ同様の形状を有し、図示しない相手コネクタに設けられた相手コンタクトを受容可能な略箱型に形成されている。リセプタクル部35の上面には、図5に示すように、第2コンタクト収容部22に形成されたハウジングランス24が係止される係止用開口35aが形成されている。また、リセプタクル部35の後端には、後述するダブルロック部材25が係止される係止部35bが設けられている。また、リセプタクル部35内には、相手コンタクトに接触可能な弾性接触片35cが設けられている。このため、各ハウジング固定部32は、コネクタ1に嵌合する相手コネクタの相手コンタクトと電気的に接続可能な構成を有する。
次に、このように構成されるコネクタ1の組立方法、すなわち、ツイストペア電線Wの接続方法について、図7、図10、図11、図5及び図6を参照して説明する。
先ず、図7に示すように、ツイストペア電線Wの端末部を撚り戻し、撚り戻し部分Yを構成する2本の電線W1、W2の端末に1対のコンタクト10を接続する。この際に、一方のコンタクト10の電線接続部12を一方の電線W1の端末に圧着し、他方のコンタクト10の電線接続部12を他方の電線W2の端末に圧着する。
次いで、図10に示すように、接続部材30の保持部31によって、ツイストペア電線Wの端末部の撚り戻し部分Yを被覆WSの外側から保持する。この際に、2本の電線W1、W2の端末に接続された1対のコンタクト10を保持部31の内側を挿通し、ツイストペア電線Wの被覆WSの端末部が保持部31の内側に位置したところで保持部31を被覆WSの外側から圧着する。これにより、ツイストペア電線組立体Aが完成する。
その後、図11、図5及び図6に示すように、ツイストペア電線組立体Aを構成する1対のコンタクト10をハウジング20の第1コンタクト収容部21に収容して固定する。同様に、接続部材30の1対のハウジング固定部32をハウジング20の第2コンタクト収容部22に収容して固定する。接続部材30の1対のハウジング固定部32をハウジング20の第2コンタクト収容部22に収容して固定することにより、保持部31がハウジング20に対して固定される。
ここで、1対のコンタクト10をハウジング20の第1コンタクト収容部21に収容して固定する際に、各コンタクト10を、リセプタクル部11を先頭にしてハウジング20の後方から第1コンタクト収容部21内に挿入する。これにより、図6に示すように、第1コンタクト収容部21に設けられたハウジングランス23がコンタクト10の係止用開口11aに係止し、コンタクト10の後方への抜け止めがなされる。また、コンタクト10の前方への抜け止めは、各第1コンタクト収容部21の前端に設けられた壁部にリセプタクル部11の前端が当接することにより達成される。
また、1対のハウジング固定部32を第2コンタクト収容部22に収容して固定するに際しては、各ハウジング固定部32を、接続部材30のリセプタクル部35を先頭にしてハウジング20の後方から第2コンタクト収容部22内に挿入する。これにより、図5に示すように、第2コンタクト収容部22に設けられたハウジングランス24がハウジング固定部32の係止用開口35aに係止し、ハウジング固定部32の後方への抜け止めがなされる。また、ハウジング固定部32の前方への抜け止めは、各第2コンタクト収容部22の前端に設けられた壁部にリセプタクル部35の前端が当接することにより達成される。
最後に、ダブルロック部材25をハウジング20の下方からハウジング20内に挿入し、各コンタクト10の係止部11b及び各ハウジング固定部32の係止部35bをダブルロック部材25により二次的に係止する。これにより、各コンタクト10及び各ハウジング固定部32の後方への抜け止めがより強固になる。なお、ダブルロック部材25は、ハウジング20に予め仮係止してもよい。
以上により、コネクタ1の組立、すなわち、ツイストペア電線Wの接続が完了する。
このように、本実施形態に係るツイストペア電線Wの接続部材30及びコネクタ1においては、ツイストペア電線Wを保持する保持部31と、保持部31をコネクタ1のハウジング20に固定するハウジング固定部32とを備えている。このため、ツイストペア電線Wを保持する保持部31をコネクタ1のハウジング20に固定できる。これにより、保持部31とコネクタ1のハウジング20との間の距離が変化してしまうことはなく、保持部31よりハウジング20側のツイストペア電線Wの撚り戻された部分Yの長さ及び電線間の間隔が変化しない。これにより、伝送経路のインピーダンスと整合しなくなってしまうおそれを回避することができる。
また、本実施形態に係るツイストペア電線Wの接続部材30及びコネクタ1において、ハウジング固定部32は、ツイストペア電線Wの撚り戻し部分Yを構成する2本の電線W1、W2の端末に接続される1対のコンタクト10を収容する1対の第1コンタクト収容部21とは別の、ハウジング20に設けられた第2コンタクト収容部22に収容されてハウジング20に固定される。このため、当該保持部31をハウジング20に固定するハウジング固定部32を、特殊な構造を必要とせずにハウジング20に固定できる。つまり、1対の第1コンタクト収容部21の他に第2コンタクト収容部22を有する多極コネクタにおいて、既にある第2コンタクト収容部22を用いて、ハウジング固定部32を固定することができる。
また、本実施形態に係るツイストペア電線Wの接続部材30及びコネクタ1において、各ハウジング固定部32は、コネクタ1に嵌合する相手コネクタの相手コンタクトと電気的に接続可能な構成を有する。このため、接地されている相手コンタクトが各ハウジング固定部32と電気的に接続される場合には、各ハウジング固定部32を有する接続部材30を電気的に接地することができる。これにより、ツイストペア電線Wの信号特性(主に耐ノイズ性)を向上させることができるとともに、ツイストペア電線Wからの不要輻射を低減することができる。
更に、第2コンタクト収容部22は、1対の第1コンタクト収容部21の両側に1対設けられ、ハウジング固定部32は、1対の第2コンタクト収容部22に収容されるように1対設けられている。このため、1対のハウジング固定部32を第1コンタクト収容部21の配置方向に沿って第1コンタクト収容部21の両側に均等に配置できる。これにより、保持部31のハウジング20に対する固定を安定して行うことができるとともに、保持部31のハウジング20に対する固定強度を1つのハウジング固定部32で固定するよりも向上させることができる。また、1対のハウジング固定部32を1対のコンタクト10に対して両側に配置し保持部31を介して囲むようになり、接続部材30による電気的特性(主に耐ノイズ性、不要輻射の低減性)を向上させることができる。
また、接続部材30を導電性金属部材を打ち抜き及び曲げ加工することによって一体に形成し、ハウジング固定部32及び保持部31を一体で形成している。このため、接続部材30を簡単に製造することができる。
なお、図12に示すように、接続部材30を一体で構成する必要は必ずしもない。図12は、変形例に係る接続部材30をツイストペア電線Wの端末部に固定したツイストペア電線組立体Aを前方斜め上方から見た斜視図である。図12においては、図10に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図12に示す接続部材30において、各ハウジング固定部32は、連結板部33の左右端部から前方に延びる前方延出部36と、前方延出部36に圧着されて前方延出部36の前端から前方に延びるリセプタクル部37とを備えている。リセプタクル部37を前方延出部36と別体で形成し、そのリセプタクル部37を前方延出部36に圧着する点で図1乃至図11に示す接続部材30のハウジング固定部32と異なっている。
即ち、各リセプタクル部37の後端には、この後端から後方に延びる圧着部38が設けられている。圧着部38は、バレルで形成され、前方延出部36の前端に圧着される。
なお、各リセプタクル部37は、リセプタクル部35と同様に、各コンタクト10のリセプタクル部11とほぼ同様の形状を有し、図示しない相手コネクタに設けられた相手コンタクトを受容可能な略箱型に形成されている。リセプタクル部37の上面には、第2コンタクト収容部22に形成されたハウジングランス24が係止される係止用開口37aが形成されている。また、リセプタクル部37の後端には、ダブルロック部材25が係止される係止部37bが設けられている。また、リセプタクル部37内には、相手コンタクトに接触可能な弾性接触片37cが設けられている。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、保持部31は、ツイストペア電線Wを保持すればよく、ツイストペア電線Wの端末部の撚り戻し部分Yを被覆WSの外側から保持する場合に限らず、例えば、ハウジング20から離れた撚り部を被覆WSの外側からあるいは直接保持するようにしてもよい。
また、ツイストペア電線Wは、グランド編組(図示せず)を有するシールド付きツイストペア電線であってもよく、保持部31がシールド付きツイストペア電線のグランド編組に接続されるようにしてもよい。この場合、グランド編組をコネクタ1のグランドに電気的に接地することができ、電位を安定させることが可能である。このため、シールド付きツイストペア電線の信号特性(主に耐ノイズ性)を向上させることができるとともに、ツイストペア電線からの不要輻射を低減することができる。
更に、接続部材30の一部が非導電性部材で構成されていてもよい。
また、第2コンタクト収容部22が、1対の第1コンタクト収容部21の上側及び下側のいずれか一方又は双方や斜めの位置に設けられていてもよい。また、第2コンタクト収容部22は、1つあるいは3つ以上であってもよい。
また、第2コンタクト収容部22が1対の1対の第1コンタクト収容部21の上側及び下側のいずれか一方又は双方に設けられる場合、ハウジング固定部32のハウジング20から露出する部分がツイストペア電線Wの撚り戻し部分を上側、下側あるいは側方から囲むよう構成されていてもよい。
また、ハウジング固定部32は、保持部31をハウジング20に固定できればよく、コネクタ1に嵌合する相手コネクタの相手コンタクトと電気的に接続可能な構成を有する必要は必ずしもない。
また、ハウジング固定部32は、コンタクト10のリセプタクル部11に合わせたリセプタクル部35を有しているが、コンタクト10の相手コンタクトに接触する部分がタブ形状の場合には、相手コンタクトに接触する部分はタブ形状にしてもよい。
1 コネクタ
10 コンタクト
20 ハウジング
21 第1コンタクト収容部
22 第2コンタクト収容部
30 ツイストペア電線の接続部材
31 保持部
32 ハウジング固定部
W ツイストペア電線
W1,W2 電線

Claims (4)

  1. ツイストペア電線を保持する保持部と、該保持部をコネクタのハウジングに固定するハウジング固定部とを備え、
    前記ハウジング固定部は、前記ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に接続される1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部とは別の、前記ハウジングに設けられた第2コンタクト収容部に収容されて前記ハウジングに固定され
    前記保持部及び前記ハウジング固定部は、導電性金属板から一体で形成され、
    前記第2コンタクト収容部は、1対の前記第1コンタクト収容部の両側に1対設けられ、前記ハウジング固定部は、1対の前記第2コンタクト収容部に収容されるように1対設けられていることを特徴とするツイストペア電線の接続部材。
  2. 記ハウジング固定部は、前記コネクタに嵌合する相手コネクタの相手コンタクトと電気的に接続可能な構成を有することを特徴とする請求項1に記載ツイストペア電線の接続部材。
  3. 前記ツイストペア電線がグランド編組を有するシールド付きツイストペア電線であり、前記保持部が前記シールド付きツイストペア電線のグランド編組に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載のツイストペア電線の接続部材。
  4. ツイストペア電線と、該ツイストペア電線の撚り戻し部分を構成する2本の電線の端末に接続される1対のコンタクトと、該1対のコンタクトを収容する1対の第1コンタクト収容部の他に、第2コンタクト収容部を有するハウジングと、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のツイストペア電線の接続部材とを備えることを特徴とするコネクタ。
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