JP2016067475A - ペーパータオルディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】ペーパータオルの束から一枚ずつスムーズにペーパータオルを引き出すことができる、組立式のペーパータオルディスペンサーを提供する。
【解決手段】
折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のシート材から組み立てられるペーパータオルディスペンサーであって、ペーパータオルを収容する収容部が、側面部の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片によって、その幅方向長さが底面部に形成された底面開口部の幅方向の長さよりも短くなっているペーパータオルディスペンサー。
【選択図】図2

Description

本発明は、可撓性のシート材を組立てることにより形成される簡易構造のペーパータオルディスペンサーに関する。
複数枚のペーパータオルを折り畳み積層してなるペーパータオルの束を、交換可能に内部に収め、取出口から一枚ずつ引き出すようにするペーパータオルディスペンサーは良く知られるところである。
このペーパータオルディスペンサーには、成形された硬質素材の筐体を有するもの(下記、特許文献4〜6等)のほか、一枚或いは複数枚のシート材を折曲げ箱形状に組立てて形成される簡易構造のものがある(下記、特許文献7等)。
従来のこの簡易な組立式のペーパータオルディスペンサーは、素材であるシート材が折曲げ可能な程度の剛性であるがゆえ、また取出口の形状や対象であるペーパータオルの物性からして、次のような問題があった。
まず、ペーパータオルは、例えば、同様に一枚ずつ引き出して使用する類のティシュペーパー等と比較して、より手洗い後の手拭きに適するように厚みがありコシが強く、ディスペンサーの取出口から引き出す際の抵抗が高い。
そして、従来の簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーは、使用時に底面或いは上面となる位置に、ペーパータオルの束の長手方向に沿って内外連通の細長の略長方形の開口を取出口とするものであった。
しかし、この従来の取出口のものは、取出口の長さがペーパータオルの束の長手方向の長さより短い場合には、上記ペーパータオルのコシの強さゆえ、引き出し時の抵抗が高くなり、ペーパータオルディスペンサーを変形させるおそれがあり、また、ペーパータオルの束の長手方向の長さと一致或いはそれ以上にすると、取出口が設けられている面に対する開口比率が高くなるとともに、取出口の端から前記各面の縁までの距離が一致或いは近置となるため、ディスペンサー自体の剛性の確保が難しくなる。ディスペンサー自体の剛性の低下は、例えば、ペーパータオルを引き出す際に、取出口の中央近傍が過度に撓んで、引出口を有する面全体が皿状に変形してしまい、それに起因して束も変形し取出口への荷重が高まって、スムーズな引き出しがなされないという事象を発生させる。
また、取出口である開口による剛性の低下を小さくすべく、ディスペンサー自体を大きくして、取出口の縁とそれが設けられている面の縁までの距離を長くすれば、ディスペンサー自体の剛性をある程度高めることができるものの、そのようにするとディスペンサー内容積がティシュペーパー束の体積に比して大きくなり、ディスペンサー内で固定されず、取出し時に取出口から適切な位置方向に引き出せず、その際に意図しない部位に負荷がかかってやはりディスペンサーを変形、破壊するおそれがある。
また、特に、ペーパータオルは、手洗い後の手拭き用に用いられることが多いため、ペーパータオルディスペンサーは、手洗い後の水が落下して取出口から侵入して内部の束全体を汚染させないようにすることや、洗面所や化粧室等の比較的狭小な空間に設置することが求められることなどの要望から、取出口を底面に形成し、取出口を下方に向けて壁面設置とされることが多い。このような設置態様では、取出口は、内部の束を構成するペーパータオルの枚数が少なくなってきた際などに、取出口から意図せずペーパータオルが落下しないように、取出口の幅を幅狭に形成するが、このような設置態様ではペーパータオルの束が重力によって取出口を塞ぐかたちになるため、従来の取出口では、特に交換後の最初に一枚目のペーパータオルを摘み難いという問題もあった。さらに、この設置態様では、一枚のペーパータオルを引き出した際に、それにつられて次のペーパータオルが取出し口から一部下方に垂れて露出されるようになるが、その次のシートが取出口から下方に垂れづらいという問題がある。
実登録3168903号 実登録3189923号 特開2005−053534号公報 特開2011−168310号公報 特開2013−27601号公報 特開2013−184034号公報 特開2012−121631号公報
本発明は、上記従来の簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーの諸問題を解決することにあり、したがって、その主たる課題は、ペーパータオルの束から一枚ずつスムーズにペーパータオルを引き出すことができる、簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のシート材から組み立てられ、ペーパータオルを収容する収容部と、その収容部に収容されたペーパータオルの束から外部へペーパータオルを取り出すための取出口とを有する、ペーパータオルディスペンサーであって、
ディスペンサー外郭をなす前面部、背面部、上面部、底面部及び両側面部を有し、
前記取出口が、底面部の幅方向に延在する底面開口部と、前面部の幅方向中央部が底面側から上面側に向かって切り欠かれた前面開口部と、前記底面開口部と前記前面開口部とを連続する前部開口部と、前記底面開口部の幅方向中央部背面側縁が前面側に向かって延出してなる支持片とを有し、
前記収容部が、側面部の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片を有し、その折込片によって幅方向の長さが両側面部間の長さより狭められて、前記収容部の幅方向の長さに対して前記底面開口部の幅方向の長さが長くなっている、
ことを特徴とするペーパータオルディスペンサー。
〔請求項2記載の発明〕
前記折込片は、側面部上縁から延在するシート材の一部が、前記側面部の上縁から幅方向内方へ所定距離離間した位置で底面部側に向かって折り曲げられ、さらに先端部が側面外方側に向かって折り曲げられて形成され、その先端が側面部の内面に接することで、折込片の側面部側への移動が規制されている、請求項1記載のペーパータオルディスペンサー。
〔請求項3記載の発明〕
前記折込片が、シート材の可撓性により、収納されたペーパータオルの束の側面を押持する、請求項1又は2記載のペーパータオルディスペンサー。
以上のとおり、本発明によれば、ペーパータオルの束から一枚ずつスムーズにペーパータオルを引き出すことができる、簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーが提供される。
本発明に係るペーパータオルディスペンサーの前面上方から見た斜視図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの背面下方から見た斜視図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーのブランクシート例を示す図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの支持片を説明するための図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの使用態様を説明するための正面図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの折込片を説明するための正面図である。
次いで、本発明の実施の形態を図1〜5を参照しながら以下に詳述する。
本実施形態に係るペーパータオルディスペンサー(以下、単に「ディスペンサー」とも言う)1は、図1〜5に示すように、折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のブランクシートBSから組み立てられる、簡易構造の組み立て式のものであり、ペーパータオルの束2を収容する収容部10と、その収容部10に収容されたペーパータオルの束2から外部へペーパータオルを取り出すための取出口30とを有している。なお、図3は、図1及び図2に示すディスペンサーの組み立て前のブランクシートBSの一例を示すものであるが、この図3において、符号は理解のため組み立て後のディスペンサー1の各部に対応する部分に組み立て後の部分と同一の符号を付する。
本実施形態に係る前記折り曲げ可能な可撓性のシート材は、例えば、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製シート材、段ボール紙、坪量210g/m2以上のコートボール紙等の紙製シート材が挙げられる。中でも、折曲げ成形性、耐久性、組立て後の強度及び後述するペーパータオルの束保持のための折曲げ復元性や弾性の点から厚さ0.1mm以上のポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートの熱可塑性樹脂製シートが特に望ましい。なお、本発明における可撓性は、単に撓むだけではなく、その撓みに対して復元力を有することを意味する。換言すれば撓み可能でかつ弾性変形性があることを意味する。
また、本実施形態に係るディスペンサー1は、ディスペンサー外郭をなす前面部11、背面部13、上面部12、底面部14及び両側面部15,15で囲まれる箱形の本体部分と、その本体部分の背面部13の上面側縁から延在する壁掛け用の背面側立片16とを有しており、前記背面側立片16には、壁掛け用孔17,17が形成され、壁面から突出するフック等に前記壁掛け用孔17,17を掛けてディスペンサー1を壁面設置できるように構成されている。また、前記上面部12と前面部11との間の縁12Eを軸として、前記上面部12が開閉自在とされディススペンサー1の蓋を構成しており、この蓋を開いてディスペンサー1内の収容部10にペーパータオルの束2を収容することが可能となっている。なお、図示の形態では、各面部が矩形とされ各面部で構成される本体部分の形状は、直六面体形状となっているが、必ずしも本体部分の形状はこの直六面体形状に限られるわけではない。また、立片の形状も特に限定されない。また、背面側立片16は必ずしも形成されている必要はない。
他方、収容部10に収容されるペーパータオルの束2、すなわち本実施形態に係るディスペンサー1が対象とするペーパータオルの束2は、方形のペーパータオルが二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するペーパータオルの折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されたものである。この積層構造のペーパータオルの束は、最上位又は最下位に位置する一枚の折り返し片を引っ張ると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が、摩擦により引きずられる。そして、本実施形態に係るディスペンサー1では、かかる構造のペーパータオルの束2を、その最下面が上述の底面部14に、折返縁が並ぶ側面が前面部11及び背面部13に、それぞれ対面するようにして収容して使用される。なお、このペーパータオルの束2は、公知のインターフォルダによって製造することができる。また、ペーパータオルは、特に限定されず公知の一般的なものが対象とされる。例示すれば、JIS P 8124(1998)に基づく米坪が20〜50g/m2、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)による紙厚が100〜300μmのクレープ紙からなるものである。
他方、本実施形態に係るディスペンサー1は、前記収容部10に収容したペーパータオルの束2からペーパータオルを取り出すための前記取出口30が、特徴的に底面開口部31と前面開口部32と前部開口部33と支持片34の要素を有している。
底面開口部31は、収容部10に収めたペーパータオルの束2の底面側から一枚ずつペーパータオルを引き出す際の実質的な引き出し口であり、底面部14の幅方向中央から両側方向に向かって延在する細長形状とされる。そして、上記構成のペーパータオルの束2からペーパータオルを取出口30を介して引き出した際には、特に、図4に示すように、主にこの底面開口部31から次に引き出されるペーパータオルの一部Sがディスペンサー外方へ露出される。特に、本実施形態のディスペンサー1では、この底面開口部31の幅方向長さL1が、収容するペーパータオルの束2の幅よりも長くされているため、ペーパータオルの束2からペーパータオルを引き出す際に、この底面開口部31がボトルネックとなってその引き出し時の抵抗力が高まることがなくスムーズな引き出しがなされる。また、ペーパータオルの引き出し時における、底面開口部31の縁とペーパータオルとの引っ掛かりをよりなくすべく、両端部31Eは角取あるいは外方に膨出する円弧形状をなすようにするのが望ましい。前記底面開口部31の具体的な前後方向長さは、ペーパータオルの大きさ等に基づいて、適宜に定めることができ、幅方向の具体的長さL1はペーパータオルの大きさと後述する収容部の構成とから適宜に定めることができる。
一方、前面開口部32は、前面部11の幅方向中央部が底面側から上面側に向かって切り欠かれてなり、特に図5に示すように、この前面開口部32によって、収容部10に収めたペーパータオルの束2の特にペーパータオルの折返縁が並ぶ面Fの中央底面側部分が前面に露出されるようになる。前面開口部32の広さは、限定されないが、収容部10に収めたペーパータオルの束2からその最底面に位置する一枚S1或いはこれを含む数枚程度を指で摘めるほどの広さで、ディスペンサー1の強度を維持できる適宜の大きさとすればよい。また、過度に大きくするとこの前面開口部32を介してペーパータオルに汚れが付着しやすくなるため、その点をも考慮する。図示例では、好ましい例として、上面側に向かってやや幅狭となる角取台形とされているが、この形状に限られるわけではない。例えば、底面側から上面側に向かって膨出する円弧で囲まれる半円形状や、底面側から上面側に向かって狭窄する三角形状等であってもよい。単なる矩形であってもよい。
他方、前部開口部33は、前記底面開口部31と前記前面開口部32とを繋いで一体的な開口とする部分であり、底面部14の前面部側が切り欠かれてなる。この前部開口部33によって前面開口部32に露出するペーパータオルの束2の縁が並ぶ面Fからその最底面側に位置する一枚S1或いはこれを含む数枚のペーパータオルを摘まんで下方に引き下げた際に、前面開口部32から底面開口部31に至るように当該ペーパータオルS1が引き出されて取り出すことができるようになる。したがって、この前面開口部32から底面開口部31へペーパータオルS1が連続的にスムーズに至って引き出されるように、前部開口部33は、前面側から底面側に向かってやや末広がりとなるように略台形形状とするのがよい。また、底面開口部31との連続する縁部33Eは、角取されているのが望ましい。さらに、上記ペーパータオルS1の引き出し時に、前面開口部32から前部開口部33へペーパータオルがスムーズに至るように、前部開口部33の最前面部側の幅L2は、前面開口部32の最底面部側の幅以上とするのが望ましい。より好ましくは、図示例の如くその幅L2を一致させるのがよい。換言すれば、前面開口部32の両縁の底面側各端と、前部開口部33の両縁の前面側各端とが一致しているのがより望ましい形態である。このようにすると前面開口部32から前部開口部33へペーパータオルが引き出されていく際に、それらの連接位置でペーパータオルが引っ掛かることなくスムーズに引き出されていくようになる。
一方、前記支持片34は、前記底面開口部31の幅方向中央部背面側縁が前面側に向かって延出してなる部分であり、本実施形態に係るディスペンサー1では、この支持片34の存在によって、図4に示すように、ペーパータオルの束2からペーパータオルを引きだした際に、その後に続く次のペーパータオルの折り返し片が前記底面開口部31から露出された時に、その折り返し片の露出部分Sの下方側が支持されて前面側に向かって突き出す態様となり、もって、前面側からその折り返し片の露出部分Sを摘んで次のペーパータオルが容易に引き出せるようになる。また、この支持片34は、本実施形態に係るディスペンサー1が可撓性を有するシート材で形成されていることから、ペーパータオルの引き出し時には、前記底面開口部31の背面側縁部近傍を軸として復元力をもって撓むため、ペーパータオルを引き出す際には、支持片の撓み復元力によってペーパータオルに適度な引き出し抵抗力を与え、よりスムーズな引き出し性を発現させるとともに、さらに次のペーパータオルの折り返し片のスムーズな露出をも助ける。また、この支持片34が撓むことで、上述の特にペーパータオルの束の前面開口部32に露出する縁から、最底面に位置する一枚等を摘んで引き出す際における前面開口部32から前部開口部33を介して底面開口部31に至るペーパータオルの移動を妨げない。さらに、この支持片34によって、収容部10に収められたペーパータオルの束2からペーパータオルが意図せず底面開口部31から落下することも防止される。支持片34の形状は特に限定されないが、好ましくは、前面側先端が先細の略角取台形であり、特にその先端部が前記前部開口部33の縁と適当距離離間しつつ、前記前部開口部に入り込むように延在されているのが望ましい。係る形状では、上記支持片による機能が効果的に発揮される。
このように、本実施形態のディスペンサー1では、特徴的な取出口30の構造からペーパータオルの引き出し性、すなわちペーパータオルの束から使用開始時に最初に一枚或いは数枚をとり出す際に、その最底面側に位置する一枚或いはこれを含む数枚を摘んで引き出しやすく、また、前面側から底面開口部より露出するペーパータオルの折り返し片たる一部を摘んで引き出しやすく、さらに、引き出し時の抵抗も低く、スムーズなペーパータオルの引き出しを行なうことができるのである。
そして、本実施形態に係るディスペンサー1では、その取出口30の構造によるペーパータオルの取り出し性の向上を、取出口30の構造と相まってより顕著なものとすべく、特徴的な収容部10の構造を有している。すなわち、収容部10は、側面部15,15の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片18,18を有しており、この折込片18,18よって収容部10の幅方向の長さL3がディスペンサー1の両側面部間の長さL4より狭められ、前記収容部10の幅方向の長さL3に対して前記底面開口部31の幅方向の長さL1が長くなっている。すなわち、本実施形態に係るディスペンサー1では、収容部10の内側面が前記折込片18,18で構成され、その折込片18,18がディスペンサーの外殻をなす側面部15,15から離間した位置とされることにより、底面部14に形成された底面開口部31の幅方向長さL1よりも、収容部10の幅方向長さL3を短くすることができるのである。そして、このような収容部10とすることで、底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサー1の外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成しなくとも、収容部10の幅方向の長さL3より長く形成しておけば、底面開口部31の幅方向長さL1は、結果的に収容部内に収められるペーパータオルの束2の幅方向(長手方向)の長さよりも長くなり、上述のとおりペーパータオルの束2から底面開口部31を介してペーパータオルを引き出す際に底面開口部31がボトルネックとなって引き出し抵抗力を高めることがなく、スムーズな引き出しがなされるのである。
したがって、本実施形態のディスペンサーでは、底面開口部31の幅方向長さL1を広くすべく、上記のように底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサー1の外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成する必要がなく、その離間距離としては、適宜にシート材の強度を確保できる程度を離間させることができる。このように、本実施形態に係るディスペンサー1では、ペーパータオルの束2の幅よりも底面開口部31の幅方向長さL1を長くするにあたり、その底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサーの外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成する必要がないため、ディスペンサーの強度を保持でき、特に、底面開口部形成による引き出し時の底面部14の歪みが発生し難く、これによる引き出し性の向上の効果も奏する。
ここで、前記折込片18は、好ましくは図示例の如く、前記側面上縁から幅方向内方へ所定距離離間した位置で底面側に向かって折り曲げられ、さらに先端部18Eが側面外方側に向かって折り曲げられて形成され、その先端18eが側面部15の内面に接することで、折込片18の側面部15側への移動が規制されるように形成するのが望ましい。係る構造の折込片18では、側面部15から前記所定距離と先端部18Eの長さによって側面部15からの離間位置を一定に定めることができ、収容部10の幅方向長さを設計しやすい。また、構造的にも強度が高まる。さらに、折込片18は、その前面側及び背面側の縁18Yが、前面部11及び背面部13にそれぞれ接するか近位に位置するように形成するのが望ましい。前記折込片18が前面部11と背面部13との間に位置する補強板として役割を担うようになり、ディスペンサー1の構造的強度が高まり歪み難く、ペーパータオルの引き出し性をも向上させる。
さらに、前記折込片18は、シート材の可撓性を利用して、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにするのが望ましい。シート材の可撓性を利用して、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持する。具体的には、シート材の可撓性(主にそこに含まれる弾性変形性)による、前記折込片が、その折曲げから戻ろうとする折曲げに対する復元力や、折込片18自体の撓みに対する復元力によって、折込片18が、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにすればよい。図示例では、折込片18の先端側を自由とすることで、前記折込片が、その折曲げから戻ろうとする折曲げに対する復元力と、折込片18自体の撓みに対する復元力とによって、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにしている。
上記のようにシート材の可撓性を利用して、折込片18が、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにすれば、ペーパータオルの束2を収容部10の幅方向で偏りなく適当な中央部に位置せしめることができ、また、収容部内への移動を規制するため、底面開口部31などの各開口部に対する適切な位置となり、引き出し性を良好なものとする。また、ペーパータオルの束2は、規格や製造元によって、幅方向の長さ(寸法)が異なる複数種が一般に存在するが、折込片18を上記のとおり構成すれば、係る複数種の幅のペーパータオルの束2を適切な中央部に位置せしめることができる。
このように、本実施形態に係るディスペンサー1では、特徴的な取出口30及び収容部10の構成を採ることでペーパータオルの束2からペーパータオルをスムーズに引き出すことができるのである。
他方、本実施形態に係るディスペンサー1は、複数枚又は一枚の可撓性のシート材を折曲げ組立てて形成されるものであるためその組立て例についても図を参照しながら説明する。本実施形態に係るディスペンサー1は、例えば、図3に示す一枚のブランクシートBSから組立てることができる。ブランクシートBSは、シート材の打抜きや切り取りによって形成することができる。
図示のブランクシートBSは、前面部11、背面部13及び各側面部15,15の境界で折曲げるとともに、背面部13の一縁から延在する接続片13Aを一方の側面部15に接着することで前面部11、背面部13及び各側面部15,15が角筒状に組立てられ、さらに底面部14の背面側縁から延在する縁片14Aを折曲げたうえ、その縁片14Aと底面部14の境界部に形成された差し込み用スリット14Bに対して、背面部13の底面部側縁中央から突出する差し込み片13Bを差し込むことで、底面部14が角筒の底として形成される。
さらに、前面部11の上縁から延在する上面部12をその前面部11との間で折曲げ、上面部12の先端に形成された蓋フラップ12Aを背面部13の内面に接するように差し込むことで、前記前面部11との間の境界をヒンジとする蓋を形成するようにして上面部12が組立てられる。
さらに、側面部上縁から延在する折込片18,18をディスペンサー内方に折り込むことで、収容部10が組立て形成される。
また、図示のブランクシートBSでは、背面部13から上方に向かって背面側立片16の二倍の長さの縁片16Aが形成されており、この縁片16を中間位置で折り返すことで、背面側立片16が形成される。図示例では、縁片16を折り返した際に一致する位置に壁掛け用孔17,17が形成されており、前記折り返しによってこれらが重なり一体化されるようになっている。
このようにして本実施形態に係るディスペンサー1は、一枚のブランクシートから組立てることができる。なお、本実施形態に係るディスペンサー1は、このブランクシートに限らず、ディスペンサーの具体的形状に応じた適宜の展開形状のブランクシートを設計して組立てることができる。また、複数枚のブランクシートを適宜に接着、差し込み連結するなどして、一体化した上で組立てるようにしてもよい。
1…ペーパータオルディスペンサー、2…ペーパータオルの束、BS…ブランクシート、10…収容部、30…取出口、11…前面部、12…上面部、12A…蓋フラップ、12E…上面部と前面部との間の縁、13…背面部、13A…接続片、13B…差し込み片
14…底面部、14A…縁片、14B…差し込み用スリット、15…側面部、16…背面側立片、16A…縁片、17…壁掛け用孔、18…折込片、18E…折込片の先端部、18e…折込片の先端、18Y…折込片の縁、31…底面開口部、31E…底面開口部の幅方向両端部、32…前面開口部、33…前部開口部、33E…前部開口部の底面開口部と連続する縁部、34…支持片、L1…底面開口部の幅方向長さ、L2…前部開口部の最前面部側の幅、L3…収容部の幅方向長さ、L4…ディスペンサーの両側側面部間の長さ、F…束の折返縁が並ぶ面、S…ペーパータオルの露出部分、S1…束の最底面に位置するペーパータオル。
本発明は、可撓性のシート材を組立てることにより形成される簡易構造のペーパータオルディスペンサーに関する。
複数枚のペーパータオルを折り畳み積層してなるペーパータオルの束を、交換可能に内部に収め、取出口から一枚ずつ引き出すようにするペーパータオルディスペンサーは良く知られるところである。
このペーパータオルディスペンサーには、成形された硬質素材の筐体を有するもの(下記、特許文献4〜6等)のほか、一枚或いは複数枚のシート材を折曲げ箱形状に組立てて形成される簡易構造のものがある(下記、特許文献7等)。
従来のこの簡易な組立式のペーパータオルディスペンサーは、素材であるシート材が折曲げ可能な程度の剛性であるがゆえ、また取出口の形状や対象であるペーパータオルの物性からして、次のような問題があった。
まず、ペーパータオルは、例えば、同様に一枚ずつ引き出して使用する類のティシュペーパー等と比較して、より手洗い後の手拭きに適するように厚みがありコシが強く、ディスペンサーの取出口から引き出す際の抵抗が高い。
そして、従来の簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーは、使用時に底面或いは上面となる位置に、ペーパータオルの束の長手方向に沿って内外連通の細長の略長方形の開口を取出口とするものであった。
しかし、この従来の取出口のものは、取出口の長さがペーパータオルの束の長手方向の長さより短い場合には、上記ペーパータオルのコシの強さゆえ、引き出し時の抵抗が高くなり、ペーパータオルディスペンサーを変形させるおそれがあり、また、ペーパータオルの束の長手方向の長さと一致或いはそれ以上にすると、取出口が設けられている面に対する開口比率が高くなるとともに、取出口の端から前記各面の縁までの距離が一致或いは近置となるため、ディスペンサー自体の剛性の確保が難しくなる。ディスペンサー自体の剛性の低下は、例えば、ペーパータオルを引き出す際に、取出口の中央近傍が過度に撓んで、引出口を有する面全体が皿状に変形してしまい、それに起因して束も変形し取出口への荷重が高まって、スムーズな引き出しがなされないという事象を発生させる。
また、取出口である開口による剛性の低下を小さくすべく、ディスペンサー自体を大きくして、取出口の縁とそれが設けられている面の縁までの距離を長くすれば、ディスペンサー自体の剛性をある程度高めることができるものの、そのようにするとディスペンサー内容積がティシュペーパー束の体積に比して大きくなり、ディスペンサー内で固定されず、取出し時に取出口から適切な位置方向に引き出せず、その際に意図しない部位に負荷がかかってやはりディスペンサーを変形、破壊するおそれがある。
また、特に、ペーパータオルは、手洗い後の手拭き用に用いられることが多いため、ペーパータオルディスペンサーは、手洗い後の水が落下して取出口から侵入して内部の束全体を汚染させないようにすることや、洗面所や化粧室等の比較的狭小な空間に設置することが求められることなどの要望から、取出口を底面に形成し、取出口を下方に向けて壁面設置とされることが多い。このような設置態様では、取出口は、内部の束を構成するペーパータオルの枚数が少なくなってきた際などに、取出口から意図せずペーパータオルが落下しないように、取出口の幅を幅狭に形成するが、このような設置態様ではペーパータオルの束が重力によって取出口を塞ぐかたちになるため、従来の取出口では、特に交換後の最初に一枚目のペーパータオルを摘み難いという問題もあった。さらに、この設置態様では、一枚のペーパータオルを引き出した際に、それにつられて次のペーパータオルが取出し口から一部下方に垂れて露出されるようになるが、その次のシートが取出口から下方に垂れづらいという問題がある。
実登録3168903号 実登録3189923号 特開2005−053534号公報 特開2011−168310号公報 特開2013−27601号公報 特開2013−184034号公報 特開2012−121631号公報
本発明は、上記従来の簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーの諸問題を解決することにあり、したがって、その主たる課題は、ペーパータオルの束から一枚ずつスムーズにペーパータオルを引き出すことができる、簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のシート材から組み立てられ、ペーパータオルを収容する収容部と、その収容部に収容されたペーパータオルの束から外部へペーパータオルを取り出すための取出口とを有する、ペーパータオルディスペンサーであって、
ディスペンサー外郭をなす前面部、背面部、上面部、底面部及び両側面部を有し、
前記取出口が、底面部の幅方向に延在する底面開口部と、前面部の幅方向中央部が底面側から上面側に向かって切り欠かれた前面開口部と、前記底面開口部の幅方向中央部と前記前面開口部とを連続する前部開口部と、前記底面開口部の幅方向中央部背面側縁が前面側に向かって延出してなる支持片とを有し、
前記収容部が、側面部の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片を有し、その折込片によって幅方向の長さが両側面部間の長さより狭められて、前記収容部の幅方向の長さに対して前記底面開口部の幅方向の長さが長くなっている、
ことを特徴とするペーパータオルディスペンサー。
〔請求項2記載の発明〕
前記折込片は、側面部上縁から延在するシート材の一部が、前記側面部の上縁から幅方向内方へ所定距離離間した位置で底面部側に向かって折り曲げられ、さらに先端部が側面外方側に向かって折り曲げられて形成され、その先端が側面部の内面に接することで、折込片の側面部側への移動が規制されている、請求項1記載のペーパータオルディスペンサー。
〔請求項3記載の発明〕
前記折込片が、シート材の可撓性により、収納されたペーパータオルの束の側面を押持する、請求項1又は2記載のペーパータオルディスペンサー。
以上のとおり、本発明によれば、ペーパータオルの束から一枚ずつスムーズにペーパータオルを引き出すことができる、簡易構造の組立式のペーパータオルディスペンサーが提供される。
本発明に係るペーパータオルディスペンサーの前面上方から見た斜視図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの背面下方から見た斜視図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーのブランクシート例を示す図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの支持片を説明するための図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの使用態様を説明するための正面図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサーの折込片を説明するための正面図である。
次いで、本発明の実施の形態を図1〜5を参照しながら以下に詳述する。
本実施形態に係るペーパータオルディスペンサー(以下、単に「ディスペンサー」とも言う)1は、図1〜5に示すように、折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のブランクシートBSから組み立てられる、簡易構造の組み立て式のものであり、ペーパータオルの束2を収容する収容部10と、その収容部10に収容されたペーパータオルの束2から外部へペーパータオルを取り出すための取出口30とを有している。なお、図3は、図1及び図2に示すディスペンサーの組み立て前のブランクシートBSの一例を示すものであるが、この図3において、符号は理解のため組み立て後のディスペンサー1の各部に対応する部分に組み立て後の部分と同一の符号を付する。
本実施形態に係る前記折り曲げ可能な可撓性のシート材は、例えば、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製シート材、段ボール紙、坪量210g/m2以上のコートボール紙等の紙製シート材が挙げられる。中でも、折曲げ成形性、耐久性、組立て後の強度及び後述するペーパータオルの束保持のための折曲げ復元性や弾性の点から厚さ0.1mm以上のポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートの熱可塑性樹脂製シートが特に望ましい。なお、本発明における可撓性は、単に撓むだけではなく、その撓みに対して復元力を有することを意味する。換言すれば撓み可能でかつ弾性変形性があることを意味する。
また、本実施形態に係るディスペンサー1は、ディスペンサー外郭をなす前面部11、背面部13、上面部12、底面部14及び両側面部15,15で囲まれる箱形の本体部分と、その本体部分の背面部13の上面側縁から延在する壁掛け用の背面側立片16とを有しており、前記背面側立片16には、壁掛け用孔17,17が形成され、壁面から突出するフック等に前記壁掛け用孔17,17を掛けてディスペンサー1を壁面設置できるように構成されている。また、前記上面部12と前面部11との間の縁12Eを軸として、前記上面部12が開閉自在とされディススペンサー1の蓋を構成しており、この蓋を開いてディスペンサー1内の収容部10にペーパータオルの束2を収容することが可能となっている。なお、図示の形態では、各面部が矩形とされ各面部で構成される本体部分の形状は、直六面体形状となっているが、必ずしも本体部分の形状はこの直六面体形状に限られるわけではない。また、立片の形状も特に限定されない。また、背面側立片16は必ずしも形成されている必要はない。
他方、収容部10に収容されるペーパータオルの束2、すなわち本実施形態に係るディスペンサー1が対象とするペーパータオルの束2は、方形のペーパータオルが二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するペーパータオルの折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されたものである。この積層構造のペーパータオルの束は、最上位又は最下位に位置する一枚の折り返し片を引っ張ると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が、摩擦により引きずられる。そして、本実施形態に係るディスペンサー1では、かかる構造のペーパータオルの束2を、その最下面が上述の底面部14に、折返縁が並ぶ側面が前面部11及び背面部13に、それぞれ対面するようにして収容して使用される。なお、このペーパータオルの束2は、公知のインターフォルダによって製造することができる。また、ペーパータオルは、特に限定されず公知の一般的なものが対象とされる。例示すれば、JIS P 8124(1998)に基づく米坪が20〜50g/m2、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)による紙厚が100〜300μmのクレープ紙からなるものである。
他方、本実施形態に係るディスペンサー1は、前記収容部10に収容したペーパータオルの束2からペーパータオルを取り出すための前記取出口30が、特徴的に底面開口部31と前面開口部32と前部開口部33と支持片34の要素を有している。
底面開口部31は、収容部10に収めたペーパータオルの束2の底面側から一枚ずつペーパータオルを引き出す際の実質的な引き出し口であり、底面部14の幅方向中央から両側方向に向かって延在する細長形状とされる。そして、上記構成のペーパータオルの束2からペーパータオルを取出口30を介して引き出した際には、特に、図4に示すように、主にこの底面開口部31から次に引き出されるペーパータオルの一部Sがディスペンサー外方へ露出される。特に、本実施形態のディスペンサー1では、この底面開口部31の幅方向長さL1が、収容するペーパータオルの束2の幅よりも長くされているため、ペーパータオルの束2からペーパータオルを引き出す際に、この底面開口部31がボトルネックとなってその引き出し時の抵抗力が高まることがなくスムーズな引き出しがなされる。また、ペーパータオルの引き出し時における、底面開口部31の縁とペーパータオルとの引っ掛かりをよりなくすべく、両端部31Eは角取あるいは外方に膨出する円弧形状をなすようにするのが望ましい。前記底面開口部31の具体的な前後方向長さは、ペーパータオルの大きさ等に基づいて、適宜に定めることができ、幅方向の具体的長さL1はペーパータオルの大きさと後述する収容部の構成とから適宜に定めることができる。
一方、前面開口部32は、前面部11の幅方向中央部が底面側から上面側に向かって切り欠かれてなり、特に図5に示すように、この前面開口部32によって、収容部10に収めたペーパータオルの束2の特にペーパータオルの折返縁が並ぶ面Fの中央底面側部分が前面に露出されるようになる。前面開口部32の広さは、限定されないが、収容部10に収めたペーパータオルの束2からその最底面に位置する一枚S1或いはこれを含む数枚程度を指で摘めるほどの広さで、ディスペンサー1の強度を維持できる適宜の大きさとすればよい。また、過度に大きくするとこの前面開口部32を介してペーパータオルに汚れが付着しやすくなるため、その点をも考慮する。図示例では、好ましい例として、上面側に向かってやや幅狭となる角取台形とされているが、この形状に限られるわけではない。例えば、底面側から上面側に向かって膨出する円弧で囲まれる半円形状や、底面側から上面側に向かって狭窄する三角形状等であってもよい。単なる矩形であってもよい。
他方、前部開口部33は、前記底面開口部31と前記前面開口部32とを繋いで一体的な開口とする部分であり、底面部14の前面部側が切り欠かれてなる。この前部開口部33によって前面開口部32に露出するペーパータオルの束2の縁が並ぶ面Fからその最底面側に位置する一枚S1或いはこれを含む数枚のペーパータオルを摘まんで下方に引き下げた際に、前面開口部32から底面開口部31に至るように当該ペーパータオルS1が引き出されて取り出すことができるようになる。したがって、この前面開口部32から底面開口部31へペーパータオルS1が連続的にスムーズに至って引き出されるように、前部開口部33は、前面側から底面側に向かってやや末広がりとなるように略台形形状とするのがよい。また、底面開口部31との連続する縁部33Eは、角取されているのが望ましい。さらに、上記ペーパータオルS1の引き出し時に、前面開口部32から前部開口部33へペーパータオルがスムーズに至るように、前部開口部33の最前面部側の幅L2は、前面開口部32の最底面部側の幅以上とするのが望ましい。より好ましくは、図示例の如くその幅L2を一致させるのがよい。換言すれば、前面開口部32の両縁の底面側各端と、前部開口部33の両縁の前面側各端とが一致しているのがより望ましい形態である。このようにすると前面開口部32から前部開口部33へペーパータオルが引き出されていく際に、それらの連接位置でペーパータオルが引っ掛かることなくスムーズに引き出されていくようになる。
一方、前記支持片34は、前記底面開口部31の幅方向中央部背面側縁が前面側に向かって延出してなる部分であり、本実施形態に係るディスペンサー1では、この支持片34の存在によって、図4に示すように、ペーパータオルの束2からペーパータオルを引きだした際に、その後に続く次のペーパータオルの折り返し片が前記底面開口部31から露出された時に、その折り返し片の露出部分Sの下方側が支持されて前面側に向かって突き出す態様となり、もって、前面側からその折り返し片の露出部分Sを摘んで次のペーパータオルが容易に引き出せるようになる。また、この支持片34は、本実施形態に係るディスペンサー1が可撓性を有するシート材で形成されていることから、ペーパータオルの引き出し時には、前記底面開口部31の背面側縁部近傍を軸として復元力をもって撓むため、ペーパータオルを引き出す際には、支持片の撓み復元力によってペーパータオルに適度な引き出し抵抗力を与え、よりスムーズな引き出し性を発現させるとともに、さらに次のペーパータオルの折り返し片のスムーズな露出をも助ける。また、この支持片34が撓むことで、上述の特にペーパータオルの束の前面開口部32に露出する縁から、最底面に位置する一枚等を摘んで引き出す際における前面開口部32から前部開口部33を介して底面開口部31に至るペーパータオルの移動を妨げない。さらに、この支持片34によって、収容部10に収められたペーパータオルの束2からペーパータオルが意図せず底面開口部31から落下することも防止される。支持片34の形状は特に限定されないが、好ましくは、前面側先端が先細の略角取台形であり、特にその先端部が前記前部開口部33の縁と適当距離離間しつつ、前記前部開口部に入り込むように延在されているのが望ましい。係る形状では、上記支持片による機能が効果的に発揮される。
このように、本実施形態のディスペンサー1では、特徴的な取出口30の構造からペーパータオルの引き出し性、すなわちペーパータオルの束から使用開始時に最初に一枚或いは数枚をとり出す際に、その最底面側に位置する一枚或いはこれを含む数枚を摘んで引き出しやすく、また、前面側から底面開口部より露出するペーパータオルの折り返し片たる一部を摘んで引き出しやすく、さらに、引き出し時の抵抗も低く、スムーズなペーパータオルの引き出しを行なうことができるのである。
そして、本実施形態に係るディスペンサー1では、その取出口30の構造によるペーパータオルの取り出し性の向上を、取出口30の構造と相まってより顕著なものとすべく、特徴的な収容部10の構造を有している。すなわち、収容部10は、側面部15,15の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片18,18を有しており、この折込片18,18よって収容部10の幅方向の長さL3がディスペンサー1の両側面部間の長さL4より狭められ、前記収容部10の幅方向の長さL3に対して前記底面開口部31の幅方向の長さL1が長くなっている。すなわち、本実施形態に係るディスペンサー1では、収容部10の内側面が前記折込片18,18で構成され、その折込片18,18がディスペンサーの外殻をなす側面部15,15から離間した位置とされることにより、底面部14に形成された底面開口部31の幅方向長さL1よりも、収容部10の幅方向長さL3を短くすることができるのである。そして、このような収容部10とすることで、底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサー1の外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成しなくとも、収容部10の幅方向の長さL3より長く形成しておけば、底面開口部31の幅方向長さL1は、結果的に収容部内に収められるペーパータオルの束2の幅方向(長手方向)の長さよりも長くなり、上述のとおりペーパータオルの束2から底面開口部31を介してペーパータオルを引き出す際に底面開口部31がボトルネックとなって引き出し抵抗力を高めることがなく、スムーズな引き出しがなされるのである。
したがって、本実施形態のディスペンサーでは、底面開口部31の幅方向長さL1を広くすべく、上記のように底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサー1の外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成する必要がなく、その離間距離としては、適宜にシート材の強度を確保できる程度を離間させることができる。このように、本実施形態に係るディスペンサー1では、ペーパータオルの束2の幅よりも底面開口部31の幅方向長さL1を長くするにあたり、その底面開口部31の幅方向の両端部31Eをディスペンサーの外殻をなす側面部15,15まで或いはその近位置に至るまで形成する必要がないため、ディスペンサーの強度を保持でき、特に、底面開口部形成による引き出し時の底面部14の歪みが発生し難く、これによる引き出し性の向上の効果も奏する。
ここで、前記折込片18は、好ましくは図示例の如く、前記側面上縁から幅方向内方へ所定距離離間した位置で底面側に向かって折り曲げられ、さらに先端部18Eが側面外方側に向かって折り曲げられて形成され、その先端18eが側面部15の内面に接することで、折込片18の側面部15側への移動が規制されるように形成するのが望ましい。係る構造の折込片18では、側面部15から前記所定距離と先端部18Eの長さによって側面部15からの離間位置を一定に定めることができ、収容部10の幅方向長さを設計しやすい。また、構造的にも強度が高まる。さらに、折込片18は、その前面側及び背面側の縁18Yが、前面部11及び背面部13にそれぞれ接するか近位に位置するように形成するのが望ましい。前記折込片18が前面部11と背面部13との間に位置する補強板として役割を担うようになり、ディスペンサー1の構造的強度が高まり歪み難く、ペーパータオルの引き出し性をも向上させる。
さらに、前記折込片18は、シート材の可撓性を利用して、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにするのが望ましい。シート材の可撓性を利用して、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持する。具体的には、シート材の可撓性(主にそこに含まれる弾性変形性)による、前記折込片が、その折曲げから戻ろうとする折曲げに対する復元力や、折込片18自体の撓みに対する復元力によって、折込片18が、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにすればよい。図示例では、折込片18の先端側を自由とすることで、前記折込片が、その折曲げから戻ろうとする折曲げに対する復元力と、折込片18自体の撓みに対する復元力とによって、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにしている。
上記のようにシート材の可撓性を利用して、折込片18が、収納されたペーパータオルの束2の側面を押持するようにすれば、ペーパータオルの束2を収容部10の幅方向で偏りなく適当な中央部に位置せしめることができ、また、収容部内への移動を規制するため、底面開口部31などの各開口部に対する適切な位置となり、引き出し性を良好なものとする。また、ペーパータオルの束2は、規格や製造元によって、幅方向の長さ(寸法)が異なる複数種が一般に存在するが、折込片18を上記のとおり構成すれば、係る複数種の幅のペーパータオルの束2を適切な中央部に位置せしめることができる。
このように、本実施形態に係るディスペンサー1では、特徴的な取出口30及び収容部10の構成を採ることでペーパータオルの束2からペーパータオルをスムーズに引き出すことができるのである。
他方、本実施形態に係るディスペンサー1は、複数枚又は一枚の可撓性のシート材を折曲げ組立てて形成されるものであるためその組立て例についても図を参照しながら説明する。本実施形態に係るディスペンサー1は、例えば、図3に示す一枚のブランクシートBSから組立てることができる。ブランクシートBSは、シート材の打抜きや切り取りによって形成することができる。
図示のブランクシートBSは、前面部11、背面部13及び各側面部15,15の境界で折曲げるとともに、背面部13の一縁から延在する接続片13Aを一方の側面部15に接着することで前面部11、背面部13及び各側面部15,15が角筒状に組立てられ、さらに底面部14の背面側縁から延在する縁片14Aを折曲げたうえ、その縁片14Aと底面部14の境界部に形成された差し込み用スリット14Bに対して、背面部13の底面部側縁中央から突出する差し込み片13Bを差し込むことで、底面部14が角筒の底として形成される。
さらに、前面部11の上縁から延在する上面部12をその前面部11との間で折曲げ、上面部12の先端に形成された蓋フラップ12Aを背面部13の内面に接するように差し込むことで、前記前面部11との間の境界をヒンジとする蓋を形成するようにして上面部12が組立てられる。
さらに、側面部上縁から延在する折込片18,18をディスペンサー内方に折り込むことで、収容部10が組立て形成される。
また、図示のブランクシートBSでは、背面部13から上方に向かって背面側立片16の二倍の長さの縁片16Aが形成されており、この縁片16を中間位置で折り返すことで、背面側立片16が形成される。図示例では、縁片16を折り返した際に一致する位置に壁掛け用孔17,17が形成されており、前記折り返しによってこれらが重なり一体化されるようになっている。
このようにして本実施形態に係るディスペンサー1は、一枚のブランクシートから組立てることができる。なお、本実施形態に係るディスペンサー1は、このブランクシートに限らず、ディスペンサーの具体的形状に応じた適宜の展開形状のブランクシートを設計して組立てることができる。また、複数枚のブランクシートを適宜に接着、差し込み連結するなどして、一体化した上で組立てるようにしてもよい。
1…ペーパータオルディスペンサー、2…ペーパータオルの束、BS…ブランクシート、10…収容部、30…取出口、11…前面部、12…上面部、12A…蓋フラップ、12E…上面部と前面部との間の縁、13…背面部、13A…接続片、13B…差し込み片
14…底面部、14A…縁片、14B…差し込み用スリット、15…側面部、16…背面側立片、16A…縁片、17…壁掛け用孔、18…折込片、18E…折込片の先端部、18e…折込片の先端、18Y…折込片の縁、31…底面開口部、31E…底面開口部の幅方向両端部、32…前面開口部、33…前部開口部、33E…前部開口部の底面開口部と連続する縁部、34…支持片、L1…底面開口部の幅方向長さ、L2…前部開口部の最前面部側の幅、L3…収容部の幅方向長さ、L4…ディスペンサーの両側側面部間の長さ、F…束の折返縁が並ぶ面、S…ペーパータオルの露出部分、S1…束の最底面に位置するペーパータオル。

Claims (3)

  1. 折り曲げ可能な一枚又は複数枚の可撓性のシート材から組み立てられ、ペーパータオルを収容する収容部と、その収容部に収容されたペーパータオルの束から外部へペーパータオルを取り出すための取出口とを有する、ペーパータオルディスペンサーであって、
    ディスペンサー外郭をなす前面部、背面部、上面部、底面部及び両側面部を有し、
    前記取出口が、底面部の幅方向に延在する底面開口部と、前面部の幅方向中央部が底面側から上面側に向かって切り欠かれた前面開口部と、前記底面開口部(の幅方向中央部)と前記前面開口部とを連続する前部開口部と、前記底面開口部の幅方向中央部背面側縁が前面側に向かって延出してなる支持片とを有し、
    前記収容部が、側面部の上縁から延在するシート材の一部が内方に折り曲げられて形成される折込片を有し、その折込片によって幅方向の長さが両側面部間の長さより狭められて、前記収容部の幅方向の長さに対して前記底面開口部の幅方向の長さが長くなっている、
    ことを特徴とするペーパータオルディスペンサー。
  2. 前記折込片は、側面部上縁から延在するシート材の一部が、前記側面部の上縁から幅方向内方へ所定距離離間した位置で底面部側に向かって折り曲げられ、さらに先端部が側面外方側に向かって折り曲げられて形成され、その先端が側面部の内面に接することで、折込片の側面部側への移動が規制されている、請求項1記載のペーパータオルディスペンサー。
  3. 前記折込片が、シート材の可撓性により、収納されたペーパータオルの束の側面を押持する、請求項1又は2記載のペーパータオルディスペンサー。
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