JP6517006B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents

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本発明は、皮膚化粧料に関する。
頬や目元と云った顔面皮膚や首筋、肩筋等の人体の皮膚に塗布する皮膚化粧料では、肌上でののびやハリ感を高めたり、使用感の向上、保湿効果の持続性が求められる。こうした要請に応えるべく、グリセリン誘導体とポリエチレングリコールとを含有する手法が提案されている(特許文献1)。
特開2012−197253号公報
しかしながら、特許文献1は、固体の平均分子量10000〜50000のポリエチレングリコールに対して、液体のグリセリン誘導体と平均分子量が1000〜5000のポリエチレングリコールの配合量が多くなり、べたつきの点で満足のいくものではなかった。
上記した課題の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態として実施することができる。
(1)本発明の一形態によれば、皮膚化粧料が提供される。この皮膚化粧料は、次の成分(a)〜(c)を含有し、(a)アルキルグルコシド誘導体;(b)ポリエチレングリコール;(c)高分子化合物;成分(b)ポリエチレングリコールの含有量は0.1〜10.0質量%(以下wt%と記載する)である。この形態の皮膚化粧料によれば、0.1〜10.0wt%という少量の含有量で成分(b)ポリエチレングリコールを含有するだけで、肌上でののびやハリ感を確保した上で、使用感の向上や保湿効果の持続性を達成できる。
上記形態の皮膚化粧料における成分(a)アルキルグルコシド誘導体は、液状成分であって、界面活性剤および潤滑剤として機能するものであり、その組成等については特段の制限はない。例えば、メチルグルセス−10、メチルグルセス−20、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコース、アルキル(C12−20)グルコシド、デシルグルコシド、ヒドロキシステアリルグルコシド、ポリオキシプロピレンカルボキシアルキル(C14−18)ジグルコシド、ラウリルグルコシド、(C12−20)アルキルグルコシド等を用いることができる。その中でも、塗布感、肌上でののび、リッチな使用感、保湿効果の持続性及び肌にハリを与える観点からメチルグルセス−10、メチルグルセス−20、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコースから選ばれる1種、或いは2種以上を用いることが好ましい。
成分(b)ポリエチレングリコールは、ワックス状或いはペースト状の固形高分子化合物であって水溶性であり、重合程度を変えることで種々の分子量を取り得る。この成分(b)ポリエチレングリコールは、ワックス状或いはペースト状で潤滑剤として機能するものであれば、その組成、分子量等については特段の制限はない。例えば、1000以上の分子量のポリエチレングリコールとしてはPEG−20、PEG−40、PEG−75、PEG−150、PEG−400等を用いることができる。その中でも、塗布感、肌上でののび、リッチな使用感、保湿効果の持続性及び肌にハリを与える観点からPEG−75、PEG−150、PEG−400から選ばれる1種、或いは2種以上を用いることが好ましい。
成分(c)高分子化合物は、粘度調整剤として機能するものであれば、その組成、分子量等については特段の制限はない。例えば、カルボマー、アクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、セルロースガム、キサンタンガム、アラビアガム、グアーガム、カルボキシメチルデンプンナトリウム等を用いることができる。その中でも、塗布感、肌上でののび、リッチな使用感、保湿効果の持続性及び肌にハリを与える観点からカルボマー、セルロースガム、キサンタンガムから選ばれる1種、或いは2種以上を用いることが好ましい。
(2)上記形態の皮膚化粧料において、成分(a)アルキルグルコシド誘導体の含有量は、0.1〜10.0wt%であるようにしてもよい。こうした含有量とすれば、成分(a)アルキルグルコシド誘導体により、保湿感を創出できる。
皮膚化粧料MLの実施例とその比較例について含有成分ごとの含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。 実施例と比較例とで成分(a)アルキルグルコシド誘導体の含有の状況を変えた場合の各成分含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。 実施例と比較例とで成分(c)高分子化合物の含有の状況を変えた場合の各成分含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
次に、皮膚化粧料MLの処方について説明する。図1は皮膚化粧料MLの実施例とその比較例について含有成分ごとの含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。図示するように、本実施形態の皮膚化粧料MLは、成分(a)アルキルグルコシド誘導体であるポリオキシエチレンメチルグルコシドと、成分(b)ポリエチレングリコールと、成分(c)高分子化合物とを含有する。この他、皮膚化粧料MLは、一般的な皮膚化粧料において含有することが有益と想定される各種成分を図示するように含有する。図1において、成分(a)〜(c)以外の各成分は、例えば、pH調整剤や、防腐剤、金属封鎖剤、粘度調整剤、精製水以外の溶剤、可溶剤、着香剤、湿潤剤等として、一般的な皮膚化粧料と同様に用いられている。なお、図1〜3の実施例および比較例の成分含有量を示す値は特に記載がない限り、質量%(wt%)を示す。
成分(a)アルキルグルコシド誘導体は、液状をなし、低刺激性の界面活性剤および化粧料としての湿潤剤として機能するものであり、既存の手法での精製品を入手可能である。本実施形態の皮膚化粧料MLは、図1に示すように、この成分(a)アルキルグルコシド誘導体として、例えば、メチルグルセス−20を後述の範囲の含有量で含む。成分(b)ポリエチレングリコールは、ワックス状の高分子化合物であって水溶性であり、既存の手法で精製され、各種薬液、試薬、湿潤剤等として入手可能である。本実施形態の皮膚化粧料MLは、図1に示すように、この成分(b)ポリエチレングリコールとして、例えば、ポリエチレングリコール4000(PEG−75)、ポリエチレングリコール6000(PEG−150)、ポリエチレングリコール20000(PEG−400)を、1種或いは2種以上、後述の範囲の含有量で含む。成分(c)高分子化合物は、粘度調整剤として入手可能であり、本実施形態では、例えば、カルボマー、セルロースガム、キサンタンガムを含有する。これらカルボマーやセルロースガム、キサンタンガムといった高分子化合物は、粘度調整剤として機能することから、被膜感の保持に有益であるとして含有し、その含有量は、皮膚化粧料MLとして通常採択可能な含有量である。
図1に示す成分(a)〜(c)以外のその他の各種成分は、適宜選択して採択できるが、本実施形態の皮膚化粧料MLでは、図示した各成分の総てを図示する含有量で含有するようにした。なお、一般的な皮膚化粧料MLとして通常採択される上記以外の成分についても、本実施形態の皮膚化粧料MLに含有するようにしてもよい。
図1に示す各成分を含有する皮膚化粧料MLは、既存の手法で調合精製される。例えば、成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(b)ポリエチレングリコールと他の適宜な成分とを同一相として湯せんで溶解させておき、その後、成分(c)高分子化合物を含む他の成分を順次配合して攪拌する。
次に、本実施形態の皮膚化粧料MLに含まれる実施例と比較例について、図1以降の図を用いて説明する。図1に示す実施例1〜6と比較例1〜2は、本願発明の採択した成分(b)ポリエチレングリコールの有益性を対比するため、他の成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(c)高分子化合物およびその他の成分については、総て同じ含有量とした。また、図1に示す成分(a)〜(c)以外のその他の各種成分については、これらの成分を含むことでの影響を排除して上記の有益性を評価するため、同一の含有量とした。後述の図2以降も同様である。
図1に示す成分含有量で精製した各実施例および各比較例について、塗布感、肌へののび、使用感、べたつき、保湿性およびハリ感について、次のようにして評価した。
塗布感は、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについての塗布感について官能評価を得た。図1における塗布感について、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、塗布感が良いと判定した。;
○:5〜7名が、塗布感が良いと判定した。;
△:3〜4名が、塗布感が良いと判定した。;
×:0〜2名が、塗布感が良いと判定した。
肌へののびは、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについての肌へののびについて官能評価を得た。図1における肌へののびについて、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。;
○:5〜7名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。;
△:3〜4名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。;
×:0〜2名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
使用感は、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについての使用感について官能評価を得た。図1における使用感について、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、リッチな使用感であると判定した。;
○:5〜7名が、リッチな使用感であると判定した。;
△:3〜4名が、リッチな使用感であると判定した。;
×:0〜2名が、リッチな使用感であると判定した。
べたつきは、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについてのべたつきについて官能評価を得た。図1におけるべたつきについて、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、べたつきが少ないと判定した。;
○:5〜7名が、べたつきが少ないと判定した。;
△:3〜4名が、べたつきが少ないと判定した。;
×:0〜2名が、べたつきが少ないと判定した。
保湿感は、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについての保湿感について官能評価を得た。図1における保湿感について、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、優れた保湿効果の持続性があると判定した。;
○:5〜7名が、優れた保湿効果の持続性があると判定した。;
△:3〜4名が、優れた保湿効果の持続性があると判定した。;
×:0〜2名が、優れた保湿効果の持続性があると判定した。
ハリ感は、10名の女性パネラーに、各実施例1〜6および各比較例1〜2の皮膚化粧料MLのそれぞれを頬等の所定の肌面に使用して貰い、各パネラーからそれぞれの皮膚化粧料MLについてのハリ感について官能評価を得た。図1におけるハリ感について、以下のように4段階評価した。
◎:8〜10名が、肌にハリを与えると判定した。;
○:5〜7名が、肌にハリを与えると判定した。;
△:3〜4名が、肌にハリを与えると判定した。;
×:0〜2名が、肌にハリを与えると判定した。
図1から明らかなように、実施例1〜6は、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができた。これに対し、比較例1では、保湿効果の持続性に欠け、比較例2では、べたつきの抑制が不十分であった。比較例1は成分(b)ポリエチレングリコールを全く含有しない点で実施例1〜6と相違するだけで有り、他の成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(c)高分子化合物については実施例1〜6と同じ含有量で含有する。比較例2にあっては、成分(b)ポリエチレングリコールの含有量が相違するだけで有り、他の成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(c)高分子化合物については実施例1〜6と同じ含有量で含有する。それでいながら比較例1が保湿効果の持続性に欠け、比較例2ではべたつきの抑制が不十分であったことから、実施例の皮膚化粧料MLによれば、成分(b)ポリエチレングリコール(ポリエチレングリコール4000(PEG−75)、ポリエチレングリコール6000(PEG−150)、ポリエチレングリコール20000(PEG−400))を、成分(a)アルキルグルコシド誘導体(メチルグルセス−20)と成分(c)高分子化合物(カルボマー、セルロースガム、キサンタンガム)と共に含有する故、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。
実施例1〜6の皮膚化粧料MLは、成分(b)ポリエチレングリコールとしてのポリエチレングリコール4000(PEG−75)、ポリエチレングリコール6000(PEG−150)、ポリエチレングリコール20000(PEG−400)を、1種類或いは2種類含有し、その含有量範囲は0.1〜10.0wt%の範囲で含有する。よって、成分(b)ポリエチレングリコールを0.1〜10.0wt%という含有量で含有すれば、良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。更に、成分(b)ポリエチレングリコールを0.5〜5.0wt%の範囲で含有すれば、よりリッチな使用感を得たり、保湿効果の持続性により優れる。
次に、本願発明の採択した成分(a)アルキルグルコシド誘導体の有益性について説明する。図2は実施例と比較例とで成分(a)アルキルグルコシド誘導体の含有の状況を変えた場合の各成分含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。図2に示す実施例7〜12と比較例3〜4は、本願発明の採択した(a)アルキルグルコシド誘導体の有益性を対比するため、成分(b)ポリエチレングリコールと成分(c)高分子化合物およびその他の成分については、総て同じ含有量とした。
図2に示す成分含有量で精製した各実施例および各比較例についても、塗布感、肌へののび、使用感、べたつき、保湿性およびハリ感について、既述したように評価した。そうすると、図2から明らかなように、実施例7〜12は、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができた。これに対し、比較例3では、保湿効果の持続性とハリ感に欠け、比較例4では、べたつきの抑制が不十分であった。比較例3は成分(a)アルキルグルコシド誘導体を全く含有しない点で実施例7〜12と相違するだけで有り、他の成分(b)ポリエチレングリコールと成分(c)高分子化合物については実施例7〜12と同じ含有量で含有する。比較例4にあっては、成分(a)アルキルグルコシド誘導体の含有量が相違するだけで有り、他の成分(b)ポリエチレングリコールと成分(c)高分子化合物については実施例7〜12と同じ含有量で含有する。それでいながら比較例3が保湿効果の持続性とハリ感に欠け、比較例4ではべたつきの抑制が不十分であったことから、実施例の皮膚化粧料MLによれば、成分(a)アルキルグルコシド誘導体(メチルグルセス−10、メチルグルセス−20、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコース)を、成分(b)ポリエチレングリコール(ポリエチレングリコール6000(PEG−150))と成分(c)高分子化合物(カルボマー、セルロースガム、キサンタンガム)と共に含有する故、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。
実施例7〜12の皮膚化粧料MLは、成分(a)アルキルグルコシド誘導体としてのメチルグルセス−10、メチルグルセス−20、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコースを、1種類或いは2種類以上含有し、その含有量範囲は0.1〜10.0wt%の範囲で含有する。よって、成分(a)アルキルグルコシド誘導体を0.1〜10.0wt%という含有量で含有すれば、良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。更に、成分(a)アルキルグルコシド誘導体を0.5〜5.0wt%の範囲で含有すれば、よりリッチな使用感を得たり、保湿効果の持続性により優れる。
次に、成分(c)高分子化合物(カルボマー、セルロースガム、キサンタンガム)がもたらす利点について説明する。図3は実施例と比較例とで成分(c)高分子化合物の含有の状況を変えた場合の各成分含有量と評価結果とを併記して示す説明図である。図3に示す実施例13〜20と比較例5は、本願発明の採択した成分(c)高分子化合物の有益性を対比するため、成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(b)ポリエチレングリコールおよびその他の成分については、総て同じ含有量とした。
図3に示す成分含有量で精製した各実施例および各比較例についても、塗布感、肌へののび、使用感、べたつき、保湿性およびハリ感について、既述したように評価した。そうすると、図3から明らかなように、実施例13〜20は、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができた。これに対し、比較例5では、保湿効果の持続性とハリ感および使用感に欠けていた。比較例5は成分(c)高分子化合物を全く含有しない点で実施例13〜20と相違するだけで有り、他の成分(a)アルキルグルコシド誘導体と成分(b)ポリエチレングリコールについては実施例13〜20と同じ含有量で含有する。それでいながら比較例5が保湿効果の持続性とハリ感および使用感に欠けていたことから、実施例の皮膚化粧料MLによれば、成分(c)高分子化合物(カルボマー、セルロースガム、キサンタンガム)を、成分(a)アルキルグルコシド誘導体(メチルグルセス−20)と成分(b)ポリエチレングリコール(ポリエチレングリコール20000(PEG−400))と共に含有する故、いずれも良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。
実施例13〜20の皮膚化粧料MLは、成分(c)高分子化合物としてのカルボマー、セルロースガム、キサンタンガムを、1種類或いは2種類以上含有し、その含有量範囲は0.01〜2.0wt%の範囲で含有する。よって成分(c)高分子化合物を0.01〜2.0wt%という少量の含有量で含有すれば、良好な塗布感や肌上でののびを得られた上で、使用感もリッチでべたつきも少なく、保湿効果の持続性にも優れ、好適なハリ感を得ることができる。更に、成分(c)高分子化合物を0.05〜1.0wt%の範囲で含有すれば、よりリッチな使用感を得たり、保湿効果の持続性により優れる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。

Claims (1)

  1. 人体の皮膚に塗布する皮膚化粧料であって、
    次の成分(a)〜(c)を含有し、
    (a)アルキルグルコシド誘導体;
    (b)ポリエチレングリコール;
    (c)高分子化合物;
    成分(a)アルキルグルコシド誘導体の含有量は、0.7〜3.0wt%であり、
    成分(b)ポリエチレングリコールの含有量は、1.03.0wt%であり、
    成分(c)高分子化合物の含有量は、0.1〜0.5wt%であり、
    成分(a)がメチルグルセス−10、メチルグルセス−20から選ばれた1種または2種以上のアルキルグルコシド誘導体であり、
    成分(b)が平均分子量1000以上のポリエチレングリコールであって、ポリエチレングリコール6000、ポリエチレングリコール20000から選ばれた1種または2種以上のポリエチレングリコールであり、
    成分(c)が少なくともセルロースガムを含む高分子化合物である
    皮膚化粧料。
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