JP6508652B2 - 情報端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手書き入力デバイスを備えた情報端末装置に関する。
タブレット端末等の情報端末装置では、ペンによる入力および指等によるタッチ入力が可能なものが知られている。このような情報端末装置では、ペンによる入力が行われる際に、タッチ入力がなされることを防止するための構成がとられうる。たとえば、特許文献1に記載の情報入力処理装置では、専用ペンが電磁誘導方式タブレットデバイスに接近すると、タッチ入力が無効とされる。
特開平9−138730号公報
しかしながら、特許文献1の情報入力処理装置では、たとえば、専用ペンが電磁誘導方式タブレットデバイスに近付く前に、専用ペンを持った手が感圧抵抗膜方式タブレットデバイスに接触してしまうと、タッチ入力が行われてしまう。この場合、ユーザにとって意図しないタッチ入力が有効に受け付けられてしまうとの問題が生じる。
かかる課題に鑑み、本発明は、ペンによる入力が行われる際にユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる情報端末装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る情報端末装置は、入力受付面を介してタッチ入力を受け付ける第1入力受付部と、前記入力受付面を介して筆記具による入力を受け付ける第2入力受付部と、水平面に対する傾きを検出するための第1センサ部と、制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1センサ部の検出信号に基づいて前記入力受付面の水平面に対する傾きを取得し、前記入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値以下であることに基づいて、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にする。
ユーザが情報端末装置を机等に置いて使用するような場合には、筆記具による入力が想定され、ユーザが情報端末装置を机等に置いているか否かは、入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値以下であるか否かにより判定できる。本態様に係る情報端末装置によれば、入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値以下であることに基づいてタッチ入力が無効とされる。したがって、ユーザが情報端末装置を机等に置いて筆記具による入力を行う際に、筆記具を持った手が入力受付面に接触するといった、ユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる。
また、ユーザが情報端末装置を手に持って使用するような場合には、筆記具とタッチの両方による入力が想定され、ユーザが情報端末装置を手に持っているか否かは、入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値より大きいか否かにより判定できる。また、入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値より大きい場合には、筆記具を持った手が入力受付面に接触する可能性が低い。本態様に係る情報端末装置によれば、入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値より大きい場合、タッチ入力は無効とされない。したがって、ユーザが情報端末装置を手に持って使用する際に、タッチと筆記具の両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。また、この場合、ユーザの手が入力受付面に接触する可能性が低いため、ユーザにとって意図しないタッチ入力が、使用形態から未然に回避される。
この場合、前記第1センサ部は、加速度センサからなる構成とされ得る。こうすると、制御部は、加速度センサの検出信号に基づいて入力受付面の水平面に対する傾きを取得できる。
あるいは、この場合、前記第1センサ部は、ジャイロセンサおよび加速度センサからなる構成とされ得る。こうすると、制御部は、ジャイロセンサの検出信号および加速度センサの検出信号に基づいて入力受付面の水平面に対する傾きを取得できる。また、加速度センサの検出信号のみに基づく場合に比べて、制御部は、入力受付面の水平面に対する傾きを精度良く取得できる。
本態様に係る情報端末装置は、前記所定の閾値を設定するための閾値設定画面を表示する表示部を備える構成とされ得る。前記制御部は、前記閾値設定画面を介して受け付けた前記所定の閾値を記憶部に記憶させる構成とされ得る。こうすると、ユーザは、設定画面を介して所定の閾値を設定できるため、使用形態に合わせてタッチ入力を無効にするレベルを設定できる。
本態様に係る情報端末装置において、前記入力受付面は、縦横の長さが異なるよう構成され、本態様に係る情報端末装置は、前記入力受付面の向きを検出するための第2センサ部をさらに備える構成とされ得る。前記制御部は、前記第2センサ部の検出信号に基づいて前記入力受付面が縦向きと横向きの何れであるかを判定し、前記入力受付面が縦向きである場合に、前記入力受付面の水平面に対する傾きが前記所定の閾値以下であっても、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にしない構成とされ得る。入力受付面が縦向きである場合、筆記具を持った手が入力受付面に接触する可能性が低い。本態様に係る情報端末装置によれば、入力受付面が縦向きである場合、タッチ入力は無効とされない。したがって、ユーザが情報端末装置を机等に置いて筆記具による入力を行う際でも、入力受付面が縦向きであれば、タッチと筆記具の両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。また、この場合、ユーザの手が入力受付面に接触する可能性が低いため、ユーザにとって意図しないタッチ入力が、使用形態から未然に回避される。
この場合、前記第2センサ部は、加速度センサからなる構成とされ得る。こうすると、制御部は、加速度センサの検出信号に基づいて入力受付面の向きを判定できる。
本態様に係る情報端末装置において、前記制御部は、前記第1入力受付部からの信号をアプリケーションの実行部に通知しないことにより、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にする構成とされ得る。こうすると、タッチ入力を無効にするために第1入力受付部の動作自体が無効にされるような場合に比べて、第1入力受付部に対するタッチ入力を円滑に無効にできる。
本態様に係る情報端末装置において、前記筆記具と前記第2入力受付部は、電磁式のデジタイザにより構成され得る。こうすると、筆記具による入力を受け付けることを、簡素な構成で実現できる。
以上のとおり、本発明によれば、ペンによる入力が行われる際にユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる情報端末装置を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施形態1に係る情報端末装置の正面図であり、図1(b)は、実施形態1に係る情報端末装置の断面を示す図である。 図2(a)、(b)は、実施形態1に係る情報端末装置の上面の一部を示す図である。 図3は、実施形態1に係る情報端末装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態1に係るタッチパッドがタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。 図5(a)は、実施形態1に係る閾値を設定するための処理を示すフローチャートであり、図5(b)は、実施形態1に係る閾値設定画面の構成を示す図である。 図6(a)は、実施形態1に係る入力受付面の水平面に対する角度が閾値以下の状態を示す図であり、図6(b)は、実施形態1に係る入力受付面の水平面に対する角度が閾値より大きい状態を示す図である。 図7は、実施形態1の変更例に係るタッチパッドがタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態2に係るタッチパッドがタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。 図9(a)は、実施形態2に係る入力受付面が縦向き、かつ、入力受付面の水平面に対する角度が閾値以下の状態を示す図であり、図9(b)は、実施形態2に係る入力受付面が縦向き、かつ、入力受付面の水平面に対する角度が閾値より大きい状態を示す図である。 図10(a)は、実施形態2に係る入力受付面が横向き、かつ、入力受付面の水平面に対する角度が閾値以下の状態を示す図であり、図10(b)は、実施形態2に係る入力受付面が横向き、かつ、入力受付面の水平面に対する角度が閾値より大きい状態を示す図である。
<実施形態1>
実施形態1は、情報端末装置の一種であるタブレット端末に本発明を適用したものである。実施形態1の情報端末装置は、教育用として利用されることが想定されている。なお、本発明は、タブレット端末に限らず、携帯電話機やノートパソコン等、他の種類の情報端末装置に適用されても良い。
図1(a)は、情報端末装置1の正面図であり、図1(b)は、情報端末装置1の断面を示す図であり、図2(a)、(b)は、情報端末装置1の上面の一部を示す図である。図1(a)〜図2(b)には、便宜上、互いに直交するXYZ軸が示されている。X軸方向は、後述する入力受付面31aの短辺が延びる方向であり、Y軸方向は、入力受付面31aの長辺が延びる方向であり、Z軸方向は、入力受付面31aに垂直な方向である。
図1(a)、(b)に示すように、情報端末装置1は、筐体10と、デジタイザペン20と、タッチパネル30と、を備える。筐体10には、デジタイザペン20を収容するための収容部11が設けられている。デジタイザペン20の先端21には、巻線コイルとコンデンサが配されている。タッチパネル30は、カバー31と、液晶表示部32と、タッチパッド33と、デジタイザセンサ34と、がZ軸方向に重ねられた構成となっている。
カバー31は、透明であり、筐体10を覆っている。カバー31の表側面(Z軸正側の面)は、平坦な面である。タッチパッド33とデジタイザセンサ34に対する入力は、カバー31の入力受付面31aを介して行われる。入力受付面31aは、カバー31の表側面の中央部分に位置する矩形形状の面であり、タッチパッド33とデジタイザセンサ34に対する入力を受付可能な領域に対応する。入力受付面31aは、縦横の長さが異なるように構成されている。
液晶表示部32は、液晶パネルと、液晶パネルを照明するLEDバックライトとを含み、各種の画像を表示する。
タッチパッド33は、透明であり、液晶表示部32の表示面上に配され、入力受付面31aを介して指等による入力(以下、「タッチ入力」という)を受け付ける。タッチパッド33は、静電容量式のタッチパッドである。タッチパッド33は、タッチ入力が行われると、静電容量の変化に基づいてタッチ入力を検出し、タッチされた位置を示す座標信号と、タッチされた面積を示す面積信号とを出力する。座標信号と面積信号は、後述する制御部70に対して、ハードウェア割り込みにより送信される。なお、タッチパッド33が、複数のタッチを同時に検出できる、いわゆるマルチタッチに対応したタッチパッドである場合、タッチパッド33は、上記のような座標信号および面積信号を、タッチの数だけ出力する。
デジタイザセンサ34は、液晶表示部32の表示面下に配され、入力受付面31aを介してデジタイザペン20による入力を受け付ける。デジタイザセンサ34は、デジタイザペン20とともに、電磁式のデジタイザを構成する。デジタイザセンサ34には、各座標位置にセンサコイルが配されている。デジタイザセンサ34は、一定周期で各センサコイルに交流電流を流す。
デジタイザペン20がデジタイザセンサ34に接近すると、デジタイザセンサ34の各センサコイルに流れる交流電流によって、デジタイザペン20の巻線コイルに誘導起電力が生じる。デジタイザペン20では、この誘導起電力によって、巻線コイルとコンデンサからなるLC共振回路に電流が流れる。こうして巻線コイルに電流が流れると、デジタイザセンサ34側のセンサコイルのうち、デジタイザペン20付近のセンサコイルに誘導起電力が生じる。デジタイザセンサ34は、最も大きな誘導起電力が生じたセンサコイルを特定し、このセンサコイルの座標位置を示す座標信号を出力する。
デジタイザペン20は、入力受付面31aに押し当てられると、デジタイザペン20の内部に配された巻線コイルが縮むように構成されている。デジタイザペン20が入力受付面31aに押し当てられることにより巻線コイルが縮むと、デジタイザセンサ34のセンサコイルを流れる電流量が変化する。デジタイザセンサ34は、この電流量の変化に応じて、デジタイザペン20が接触したことを示す接触信号を出力する。デジタイザペン20が入力受付面31aから離されると、巻線コイルの縮みが解消されるため、デジタイザセンサ34のセンサコイルに流れる電流量が変化する。デジタイザセンサ34は、この電流量の変化に応じて、デジタイザペン20が離間したことを示す離間信号を出力する。
なお、情報端末装置1は、教育用として利用されることが想定されているため、入力には主としてデジタイザペン20を用いることが想定されている。したがって、タッチ入力は補助的に用いられることになる。具体的には、ユーザが情報端末装置1を机等に置いて使用するような場合には、デジタイザペン20による入力が想定され、ユーザが情報端末装置1を手に持って使用するような場合には、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が想定される。このように、情報端末装置1に対する入力に用いられる手段は、ユーザの使用形態に応じて異なる。
図2(a)、(b)に示すように、情報端末装置1の上面(Y軸負側のXZ平面に平行な面)には、タッチ切替スイッチ40が配置されている。タッチ切替スイッチ40は、スライドスイッチであり、ユーザによりX軸方向に移動可能に構成されている。タッチ切替スイッチ40は、タッチパッド33に対するタッチ入力を有効および無効にするための操作を受け付ける。タッチ切替スイッチ40が、図2(a)に示すようにX軸負方向に移動されオンとなると、タッチパッド33に対するタッチ入力が有効に切り替えられる。他方、タッチ切替スイッチ40が、図2(b)に示すようにX軸正方向に移動されオフとなると、タッチパッド33に対するタッチ入力が無効に切り替えられる。
図3は、情報端末装置1の構成を示すブロック図である。
情報端末装置1は、図1(a)〜図2(b)に示したように、液晶表示部32と、タッチパッド33と、デジタイザセンサ34と、デジタイザペン20と、タッチ切替スイッチ40と、を備える。また、情報端末装置1は、加速度センサ50と、ジャイロセンサ60と、制御部70と、を備える。加速度センサ50と、ジャイロセンサ60と、制御部70は、図1(a)に示す筐体10内に収容されている。
加速度センサ50は、直交する3軸方向(図1(a)のXYZ軸方向)の加速度を検出し、3軸方向の加速度を検出信号として出力する。ジャイロセンサ60は、直交する3軸まわり(図1(a)のXYZ軸まわり)の角速度を検出し、3軸まわりの角速度を検出信号として出力する。
制御部70は、CPUと、ROM、RAM、フラッシュメモリ等からなる記憶部71と、を含む。記憶部71は、各種のプログラム、ならびに、後述する閾値d0、入力受付面31aの水平面に対する角度、および入力受付面31aの向きを記憶している。制御部70は、情報端末装置1の各部から信号を受信し、記憶部71に記憶されたプログラムに従って、情報端末装置1の各部を制御する。
制御部70には、記憶部71に保持されたプログラムによって、手書きアプリ実行部72と、傾き取得部73と、向き判定部74の機能が付与される。
手書きアプリ実行部72は、手書きアプリケーションを起動および停止し、タッチパッド33から出力される座標信号および面積信号、ならびに、デジタイザセンサ34から出力される座標信号、接触信号および離間信号に応じた手書き機能を実行する。手書きアプリケーションは、液晶表示部32に表示された任意の画像の上に重ねて手書きできるノートアプリケーションが含まれる。
ノートアプリケーションの場合、タッチパッド33の座標信号が検出されると、座標信号と面積信号に応じて、液晶表示部32に表示される画像に対する線の描画が行われる。タッチパッド33の座標信号が検出されなくなると、線の描画が終了される。デジタイザペン20の接触信号が検出されると、デジタイザセンサ34の座標信号に応じて、液晶表示部32に表示される画像に対する線の描画が開始される。その後、デジタイザペン20の離間信号が検出されるまで、デジタイザペン20の移動により出力された座標信号に応じて線が描画される。デジタイザペン20の離間信号が検出されると、線の描画が終了される。画像の保存処理が実行されることにより、手書きの線や文字などの画像が背景画像とともに記憶部71に記憶される。
傾き取得部73は、加速度センサ50の検出信号とジャイロセンサ60の検出信号に基づいて、入力受付面31aの水平面に対する傾き(角度d)を取得する。具体的には、傾き取得部73は、加速度センサ50の検出信号に基づいて、重力方向がZ軸負方向に一致した時点を基準とし、基準時点において記憶部71に記憶している角度dをリセットする。傾き取得部73は、ジャイロセンサ60の検出信号に基づいて、入力受付面31aの基準時点からの回転角度を一定間隔で取得する。そして、傾き取得部73は、記憶部71に記憶している角度dに、取得した回転角度を加算することにより、現在の角度dを取得する。取得された角度dは、記憶部71に記憶される。これにより、記憶部71に記憶されている角度は、現時点における入力受付面31aの水平面に対する角度を示すものとなる。
向き判定部74は、加速度センサ50の検出信号に基づいて、入力受付面31aが縦向きと横向きの何れであるかを判定する。具体的には、向き判定部74は、加速度センサ50の検出信号に基づいて重力方向を取得し、取得した重力方向に基づいて入力受付面31aの向きを判定する。たとえば、重力方向に対する入力受付面31aの短辺の角度が、重力方向に対する入力受付面31aの長辺の角度よりも大きい場合、入力受付面31aは縦向きと判定される。反対に、重力方向に対する入力受付面31aの短辺の角度が、重力方向に対する入力受付面31aの長辺の角度よりも小さい場合、入力受付面31aは横向きと判定される。向き判定部74は、入力受付面31aの向きの判定を一定間隔で行い、判定結果を記憶部71に記憶する。これにより、記憶部71に記憶されている向きは、現時点における入力受付面31aの向きを示すものとなる。
図4は、タッチパッド33がタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、タッチパッド33がタッチ入力を検出し、制御部70がタッチパッド33から出力された座標信号および面積信号を受信すると開始される。
制御部70は、タッチパッド33から座標信号および面積信号を受信すると、タッチ切替スイッチ40がオンであるか否かを判定する(S11)。タッチ切替スイッチ40がオフである場合(S11:NO)、後述するS13の処理が行われることなく、図4に示す処理が終了する。このように、タッチ切替スイッチ40がオフであると、常にタッチ入力が無効となるため、デジタイザペン20によって行われた入力のみが有効となる。
タッチ切替スイッチ40がオンである場合(S11:YES)、制御部70は、入力受付面31aの水平面に対する角度dが所定の閾値d0より大きいか否かを判定する(S12)。角度dは、上述したように、傾き取得部73によって継続的に更新され、記憶部71に記憶されている。閾値d0は、ユーザがデジタイザペン20を用いて入力を行う際に、デジタイザペン20を持つユーザの手が入力受付面31aに接触するか否かを判定するための値として予め記憶部71に記憶されている。閾値d0は、初期値として、たとえば60度に設定される。なお、後述するように、閾値d0は閾値設定画面80を介して設定可能である。
入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0以下の場合(S12:NO)、制御部70は、S13の処理を実行せずに処理を終了させる。この場合、制御部70は、タッチパッド33から受信した座標信号および面積信号を、タッチイベントとして手書きアプリ実行部72に通知しない。すなわち、ユーザがタッチパッド33に対して行ったタッチ入力は無効となる。角度dが閾値d0以下であると、デジタイザペン20を持つユーザの手が、入力受付面31aに接触する可能性が高い。したがって、タッチ入力が無効となることにより、意図しないタッチ入力が抑制される。
他方、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0より大きい場合(S12:YES)、制御部70は、タッチパッド33から受信した座標信号および面積信号を、タッチイベントとして手書きアプリ実行部72に通知する(S13)。これにより、手書きアプリ実行部72は、タッチパッド33から出力される座標信号および面積信号に応じた手書き機能を実行する。角度dが閾値d0より大きいと、デジタイザペン20を持つユーザの手が、入力受付面31aに接触する可能性が低い。したがって、タッチ入力が有効となっても、意図しないタッチ入力が生じる可能性は低い。
図5(a)は、閾値d0を設定するための処理を示すフローチャートである。
制御部70は、ユーザにより、図5(b)に示す閾値設定画面80を表示するための指示が行われたか否かを判定する(S21)。閾値設定画面80の表示指示が行われると(S21:YES)、制御部70は、液晶表示部32に閾値設定画面80を表示させる(S22)。
図5(b)は、閾値設定画面80の構成を示す図である。閾値設定画面80は、閾値入力領域81と、角度取得ボタン82と、OKボタン83と、キャンセルボタン84と、を備える。ユーザは、閾値入力領域81を選択し、ソフトウェアキーボード等を利用して、閾値d0として設定したい値を閾値入力領域81に入力する。また、ユーザは、角度取得ボタン82を押すことにより、現在の入力受付面31aの水平面に対する角度dを、閾値入力領域81に入力することもできる。ユーザは、閾値入力領域81に入力した値を閾値d0として設定する場合、OKボタン83を押し、閾値d0を設定しない場合、キャンセルボタン84を押す。
図5(a)に戻り、ユーザによりOKボタン83が押されると(S23:YES)、制御部70は、閾値入力領域81に入力された値を閾値d0として記憶部71に記憶し(S24)、閾値設定画面80を閉じる。他方、ユーザによりキャンセルボタン84が押下されると(S23:NO)、制御部70は、閾値入力領域81に入力された値を破棄して、閾値設定画面80を閉じる。
<実施形態1の効果>
以上、実施形態1によれば、以下の効果が奏される。
ユーザが情報端末装置1を机等に置いて使用するような場合には、デジタイザペン20による入力が想定される。実施形態1によれば、ユーザが情報端末装置1を机等に置いてデジタイザペン20による入力を行う際に、タッチ切替スイッチ40がオンの場合でも、デジタイザペン20を持ったユーザの手が入力受付面31aに接触するといった、ユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる。
図6(a)は、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0以下の状態を示す図である。角度dが閾値d0以下であると、ユーザが情報端末装置1を机等に置いて使用していることが想定される。この場合、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しやすくなる。図6(a)において、楕円で囲んだ部分は、ユーザの手が接触している入力受付面31aの部分を示している。しかしながら、この場合、図4に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときでも、タッチ入力が無効とされる。これにより、ユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる。
また、ユーザが情報端末装置1を手に持って使用するような場合には、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が想定される。実施形態1によれば、ユーザが情報端末装置1を手に持って使用する際に、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。
図6(b)は、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0より大きい状態を示す図である。角度dが閾値d0より大きいと、ユーザが情報端末装置1を手に持って使用していることが想定される。この場合、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しにくくなる。この場合、図4に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときに、タッチ入力が無効とされることはない。これにより、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。また、この場合、ユーザの手が入力受付面31aに接触する可能性が低いため、ユーザにとって意図しないタッチ入力が、使用形態から未然に回避される。
なお、ユーザは、意図しないタッチ入力を抑制したい場合には、予めタッチ切替スイッチ40をオフにすることにより、タッチ入力を無効にすることもできる。しかしながら、タッチ入力を無効にすることを忘れてデジタイザペン20による入力を行ってしまった場合には、意図しないタッチ入力が生じるおそれがある。この場合でも、図4に示す処理によれば、意図しないタッチ入力を抑制できる。また、ユーザは、デジタイザペン20による入力をすぐに開始したい場合に、タッチ切替スイッチ40をオフにする操作を省略する場合もある。この場合でも、図4に示す処理によれば、意図しないタッチ入力が抑制される。よって、タッチ切替スイッチ40がオンの場合でも、タッチ切替スイッチ40をオフにする操作を省略して、すぐにデジタイザペン20による入力を開始できる。
また、ユーザは、閾値設定画面80を介して閾値d0の値を設定できるため、使用形態に合わせてタッチ入力を無効にするレベルを設定できる。すなわち、ユーザが情報端末装置1を机等に置いて使用するときや、ユーザが情報端末装置1を手に持って使用するときの、入力受付面31aの水平面に対する角度dは、ユーザの使用形態によって異なる。実施形態1によれば、このようなユーザの使用形態に合わせてタッチ入力を無効にするレベルを設定できる。
また、制御部70は、タッチパッド33からの信号を手書きアプリ実行部72に通知しないことにより、タッチパッド33に対するタッチ入力を無効にする。これにより、タッチパッド33に対するタッチ入力を円滑に無効にできる。すなわち、タッチ入力を無効にするためにタッチパッド33の動作自体が無効にされるような場合、タッチ入力の有効および無効の切り替えを迅速に行うことは困難である。また、この場合、タッチ入力の有効および無効の切り替えが連続的に行われると、タッチパッド33が異常状態となりやすくなる。しかしながら、実施形態1のように、タッチ入力を無効にするためにタッチパッド33からの信号を手書きアプリ実行部72に通知しないようにすると、上記のような場合に比べて、タッチパッド33に対するタッチ入力を円滑に無効にできる。
また、デジタイザペン20とデジタイザセンサ34は、電磁式のデジタイザを構成している。このようにデジタイザペン20とデジタイザセンサ34が構成されると、デジタイザペン20による入力を受け付けることを、簡素な構成で実現できる。
<実施形態1の変更例>
実施形態1では、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0以下であると、タッチ入力は全て無効とされた。しかしながら、タッチ入力が可能となる手段を別途設けることにより、角度dが閾値d0以下であっても、タッチ入力が可能とされても良い。
図7は、本変更例におけるタッチパッド33がタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。図7の処理は、図4の処理に対して、S11の後段にS14〜S16の処理が追加されている。その他の制御および構成については、実施形態1と同様である。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
タッチ切替スイッチ40がオンである場合(S11:YES)、制御部70は、タッチ入力が強制タッチ入力フラグの切り替え操作であったか否かを判定する(S14)。切り替え操作は、デジタイザペン20による入力が通常行われる際に誤ってタッチされる可能性の低い場所(たとえば、入力受付面31aの隅)に対するタッチ入力である。タッチ入力が強制タッチ入力フラグの切り替え操作であった場合(S14:YES)、制御部70は、強制タッチ入力フラグの切り替えを行う(S15)。具体的には、制御部70は、強制タッチ入力フラグがオンの場合はオフに設定し、強制タッチ入力フラグがオフの場合はオンに設定する。強制タッチ入力フラグは、記憶部71に記憶されており、オフに対応する値(たとえば0)とオンに対応する値(たとえば1)が設定される。なお、強制タッチ入力フラグは、情報端末装置1が起動したときに予めオフに設定される。
タッチ入力が強制タッチ入力フラグの切り替え操作でなかった場合(S14:NO)、制御部70は、強制タッチ入力フラグがオンであるか否かを判定する(S16)。強制タッチ入力フラグがオンの場合(S16:YES)、制御部70は、角度dに基づいた判定を行うことなく、タッチパッド33から受信した座標信号および面積信号を、タッチイベントとして手書きアプリ実行部72に通知する(S13)。他方、強制タッチ入力フラグがオフの場合(S16:NO)、制御部70は、S12において入力受付面31aの水平面に対する角度dに基づいて判定を行う。
以上、強制タッチ入力フラグが用いられると、角度dが閾値d0以下であっても、タッチ入力が可能となる。たとえば、ユーザは、情報端末装置1を机等に置いて使用している際にタッチ入力を行いたい場合、上記切り替え操作により、強制タッチ入力フラグをオンにする。こうすると、角度dにかかわらずタッチ入力が有効になるため、ユーザは、デジタイザペン20による入力に加えて、タッチ入力も行うことができるようになる。
なお、本変更例では、所定の場所に対してタッチ入力が行われた場合に、強制タッチ入力フラグの切り替えが行われた。しかしながら、これに限らず、デジタイザペン20による入力が通常行われにくい場所(たとえば、入力受付面31aの隅)に対してデジタイザペン20による入力が行われた場合に、強制タッチ入力フラグの切り替えが行われても良い。また、デジタイザペン20とタッチによる入力により、液晶表示部32に表示されるメニューに基づいて切り替え指示が入力された場合に、強制タッチ入力フラグの切り替えが行われても良い。
<実施形態2>
実施形態1では、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0以下であると、タッチ入力は全て無効とされた。しかしながら、角度dが閾値d0以下であっても、所定の条件のもとでは、タッチ入力が可能とされても良い。
図8は、実施形態2におけるタッチパッド33がタッチ入力を検出した場合の処理を示すフローチャートである。図8の処理は、図4の処理に対して、S11とS12の間にS21の処理が追加されている。その他の制御および構成については、実施形態1と同様である。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
タッチ切替スイッチ40がオンである場合(S11:YES)、制御部70は、入力受付面31aが縦向きであるか否かを判定する(S21)。入力受付面31aの向きは、上述したように、傾き取得部73によって一定間隔で取得され、記憶部71に記憶されている。
入力受付面31aが縦向きである場合(S21:YES)、制御部70は、角度dに基づいた判定を行うことなく、タッチパッド33から受信した座標信号および面積信号を、タッチイベントとして手書きアプリ実行部72に通知する(S13)。これにより、入力受付面31aの水平面に対する角度dにかかわらず、タッチ入力が有効となる。入力受付面31aが縦向きであると、デジタイザペン20を持つユーザの手が、入力受付面31aに接触する可能性が低い。したがって、タッチ入力が有効となっても、意図しないタッチ入力が生じる可能性は低い。他方、入力受付面31aが横向きである場合(S21:NO)、制御部70は、S12において入力受付面31aの水平面に対する角度dに基づいて判定を行う。
<実施形態2の効果>
以上、実施形態2によれば、以下の効果が奏される。
入力受付面31aが縦向きの場合、入力受付面31aの水平面に対する角度dが閾値d0以下であっても、実施形態1とは異なりタッチ入力は無効とされない。これにより、ユーザが情報端末装置1を机等に置いて使用するような場合でも、入力受付面31aが縦向きであれば、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。
図9(a)は、入力受付面31aが縦向き、かつ、角度dが閾値d0以下の状態を示す図である。図6(a)を参照して説明したように、角度dが小さいと、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しやすい。しかしながら、入力受付面31aが縦向きであると、デジタイザペン20を持つユーザの手は、デジタイザペン20に対して入力受付面31aの短辺が延びる方向に位置付けられる。このため、デジタイザペン20を持つユーザの手は、入力受付面31aに接触しにくくなる。図9(a)の状態の場合、図8に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときに、タッチ入力が無効とされることはない。よって、デジタイザペン20とタッチの両方による入力が可能となるため、ユーザの利便性が向上する。また、ユーザの手が入力受付面31aに接触する可能性が低いため、ユーザにとって意図しないタッチ入力が、使用形態から未然に回避される。
図9(b)は、入力受付面31aが縦向き、かつ、角度dが閾値d0より大きい状態を示す図である。この場合、図6(b)を参照して説明したように、角度dが大きいと、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しにくい。また、入力受付面31aが縦向きであるため、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しにくい。図9(b)の状態の場合、図8に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときに、タッチ入力が無効とされることはない。よって、ユーザの利便性が向上し、意図しないタッチ入力が使用形態から未然に回避される。
図10(a)は、入力受付面31aが横向き、かつ、角度dが閾値d0以下の状態を示す図である。図6(a)を参照して説明したように、角度dが小さいと、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しやすい。さらに、入力受付面31aが横向きであると、デジタイザペン20を持つユーザの手は、デジタイザペン20に対して入力受付面31aの長辺が延びる方向に位置付けられる。このため、デジタイザペン20を持つユーザの手は、入力受付面31aに接触しやすくなる。図10(a)において、楕円で囲んだ部分は、ユーザの手が接触している入力受付面31aの部分を示している。しかしながら、図10(a)の状態の場合、図8に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときでも、タッチ入力が無効とされる。よって、ユーザにとって意図しないタッチ入力を抑制できる。
図10(b)は、入力受付面31aが横向き、かつ、角度dが閾値d0より大きい状態を示す図である。この場合も、入力受付面31aが横向きであるため、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しやすい。しかしながら、図6(b)を参照して説明したように、角度dが大きいと、デジタイザペン20を持つユーザの手は入力受付面31aに接触しにくくなる。図10(b)の状態の場合、図8に示す処理によれば、タッチ切替スイッチ40がオンのときに、タッチ入力が無効とされることはない。よって、ユーザの利便性が向上し、意図しないタッチ入力が使用形態から未然に回避される。
なお、入力受付面31aが縦向きであるか否かの判定を行うS21の処理は、S11とS12の処理の間で行われたが、S21の処理は、S12の処理でNOと判定された後で行われても良い。この場合、S21でYESと判定されると処理がS13に進められ、S21でNOと判定されるとS13の処理がスキップされる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら制限されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、ペンを用いた入力が、電磁式のデジタイザペン20とデジタイザセンサ34により行われたが、他の方式の手書き入力デバイスにより行われても良い。また、上記実施形態では、タッチパッド33は、静電容量式のタッチパッドとされたが、感圧式、光検出式等、他の方式のタッチパッドであっても良い。
また、上記実施形態では、タッチパッド33がタッチ入力を検出すると、ハードウェア割り込みにより、座標信号および面積信号が、タッチパッド33から制御部70に送信された。しかしながら、これに限らず、制御部70が一定間隔でタッチパッド33に問い合わせを行うことにより、座標信号と面積信号が、タッチパッド33から制御部70に送信されても良い。
また、上記実施形態では、傾き取得部73は、入力受付面31aの水平面に対する角度を取得したが、入力受付面31aの重力方向に対する角度を取得しても良い。この場合、図4、7、8のS12において、入力受付面31aの重力方向に対する角度が閾値d0より小さいか否かが判定される。
また、上記実施形態では、傾き取得部73は、加速度センサ50の検出信号とジャイロセンサ60の検出信号に基づいて入力受付面31aの水平面に対する角度dを取得したが、加速度センサ50の検出信号のみに基づいて角度dを取得しても良い。なお、加速度センサ50とジャイロセンサ60の両方の検出信号を用いると、加速度センサ50の検出信号のみを用いる場合に比べて、精度良く角度dを取得できる場合がある。このような場合、傾き取得部73は、上記実施形態のように、加速度センサ50とジャイロセンサ60の両方の検出信号を用いるのが望ましい。
また、上記実施形態では、制御部70は、タッチパッド33から受信した座標信号および面積信号を、タッチイベントとして手書きアプリ実行部72に通知しないことにより、タッチパッド33に対するタッチ入力を無効にした。しかしながら、これに限らず、制御部70は、タッチパッド33の動作を無効にすることにより、タッチパッド33に対するタッチ入力を無効にしても良い。ただし、この場合、上述したようにタッチパッド33に対するタッチ入力が円滑に無効にできなくなる可能性があるため、上記実施形態のようにタッチパッド33に対するタッチ入力が無効にされるのが望ましい。
また、上記実施形態2では、図8のS21において、制御部70は、記憶部71に記憶されている入力受付面31aの向きに基づいて向きの判定を行ったが、記憶部71に記憶されている向きを用いず、加速度センサ50の検出信号に基づいて向きの判定を行っても良い。
また、上記実施形態では、タッチ切替スイッチ40により、タッチパッド33に対するタッチ入力が有効および無効に切り替えられたが、タッチ切替スイッチ40は省略されても良い。この場合、図4、7、8のS11の処理は省略される。タッチ切替スイッチ40が省略された場合でも、上述したように制御が行われれば、入力受付面31aの角度や向きに応じてタッチ入力が無効とされるため、意図しないタッチ入力を抑制できる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 情報端末装置
20 デジタイザペン(筆記具)
31a 入力受付面
32 液晶表示部(表示部)
33 タッチパッド(第1入力受付部)
34 デジタイザセンサ(第2入力受付部)
50 加速度センサ(第1センサ部、第2センサ部)
60 ジャイロセンサ(第1センサ部)
70 制御部
71 記憶部
72 手書きアプリ実行部(実行部)
73 傾き取得部(制御部)
74 向き判定部(制御部)
80 閾値設定画面

Claims (8)

  1. 入力受付面を介してタッチ入力を受け付ける第1入力受付部と、
    前記入力受付面を介して筆記具による入力を受け付ける第2入力受付部と、
    水平面に対する傾きを検出するための第1センサ部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1センサ部の検出信号に基づいて前記入力受付面の水平面に対する傾きを取得し、
    前記入力受付面の水平面に対する傾きが所定の閾値以下であることに基づいて、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にする、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記第1センサ部は、加速度センサからなる、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  3. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記第1センサ部は、ジャイロセンサおよび加速度センサからなる、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記所定の閾値を設定するための閾値設定画面を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、前記閾値設定画面を介して受け付けた前記所定の閾値を記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記入力受付面は、縦横の長さが異なるよう構成され、
    前記入力受付面の向きを検出するための第2センサ部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第2センサ部の検出信号に基づいて前記入力受付面が縦向きと横向きの何れであるかを判定し、
    前記入力受付面が縦向きである場合に、前記入力受付面の水平面に対する傾きが前記所定の閾値以下であっても、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にしない、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  6. 請求項5に記載の情報端末装置において、
    前記第2センサ部は、加速度センサからなる、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記制御部は、前記第1入力受付部からの信号をアプリケーションの実行部に通知しないことにより、前記第1入力受付部に対する前記タッチ入力を無効にする、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記筆記具と前記第2入力受付部は、電磁式のデジタイザを構成する、
    ことを特徴とする情報端末装置。
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