JP6507673B2 - 長短複合紡績糸 - Google Patents

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Description

本発明は、鞘側に異型断面ポリエステル短繊維を配し、芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維を配してなる吸水拡散性を有する長短複合紡績糸に関するものであり、特に、ソフトな風合いを持つ衣料用途、具体的にインナーシャツやアウターシャツ、およびパンツ等に良的な布帛を得ることが可能となる長短複合紡績糸に関するものである。
従来、ユニフォームやスポーツ、アウターまたは産業資材向けに芯鞘型のポリエステル扁平断面繊維を用いることにより、ドレープ性とドライ感を有し、良好な防スケ性とUVが得られる布帛が提案されている(特許文献1参照。)。具体的に、ポリエステル扁平断面繊維の凸部が3〜6個であり、扁平形状外周部の凹凸部を一様とした糸が提案されている。しかしながら、ポリエステル扁平断面繊維の凸部が6個未満では隣接する繊維間で形成する空隙が少なくなり、吸水性、および補液性が乏しくなるという課題がある。また、この提案では、扁平形状外周部の凹凸高さを一様としており、繊維間に大小様々な空隙を有することができず、優れた吸水性、速乾性およびソフト性を有することができない。
また別に、ポリエステルがジカルボンサン成分とグリコール成分からなる共重合体であって、断面横形状が多葉状である多葉型ポリエステル繊維が提案されている(特許文献2参照。)。しかしながら、この提案は、ポリエステル繊維は染色性に優れてはいるが、異形度が0.05〜0.08と低く、擦過による繊維損傷を受けやすくなる恐れがあるという課題がある。
また、偏平異型断面ポリエステル短繊維が20重量%以上と、単繊維繊度が1.5〜5デニールであり、繊維断面が丸形状の丸断面ポリエステル短繊維とが混紡してなることを特徴とする紡績糸が提案されている(特許文献3参照。)。しかしながら、この提案は、キラキラ感がなく、タッチがソフトで張腰があり、しかも清涼感のある麻/レーヨン調風合いを有することができるが、混紡であり吸水速乾効果を向上させることが困難であるという課題がある。
また、扁平多用断面ポリエステル系繊維20〜80%とセルロース系繊維20〜80%を混紡させ、天然繊維およびセルロース系繊維のみではなしえなかった高い吸収性、速乾性および防スケ性の機能を備えた紡績糸が提案されている(特許文献4および5参照。)。しかしながら、これらの提案では、扁平多用断面ポリエステル系繊維を用いることにより、吸水性や速乾性を得ることができるが、混紡であり飛躍的な速乾性を得られない恐れがあるという課題がある。
特開2013−44055号公報 特開2012−136810号公報 特開平8−60470号公報 国際公開WO2014/132690号公報 国際公開WO2014/156451号公報
そこで本発明の目的は、前記の従来技術ではなしえなかったポリエステル系繊維を使用しつつもソフトな風合いを有し、更に天然繊維やセルロース系繊維ではなし得なかった吸水性、拡散性、透け防止性、紫外線遮蔽性および耐久性など多くの機能を兼ね備えた長短複合紡績糸を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題について鋭意策検討した結果、繊維間の空隙に着目した。すなわち、前記の特許文献1と2においては、繊維間の空隙が少ないため吸水拡散性において十分な効果が得られていない。異形断面繊維を用いた吸水拡散性については、一方的に吸水性が高いだけでは水分をそのまま保持してしまい、着用中に身体を冷やしてしまうなどの懸念があり、水分拡散により外気とのとの接触機会を増やすことにより、速乾性が望めることから繊維間の空隙が非常に重要であることを見出した。
また、前記の特許文献3の提案においては、キラキラ感がなくタッチがソフトで張腰があり、しかも清涼感があり吸水性に効果がある紡績糸布帛が得られるが、飛躍的な吸水性拡散性があらわれない。
そこで本発明者らは、上記の課題を解決するため、特定の扁平多葉型断面ポリエステル系短繊維と好適には太繊度のポリエステル系マルチフィラメント繊維を併用した複合紡績糸にすることにより、吸水拡散性が高い複合紡績糸に到達した。
本発明は、上記の課題を解決せんとするものであって、本発明の長短複合紡績糸は、鞘側に扁平多葉断面ポリエステル系短繊維60〜80質量%を配し、芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維20〜40質量%を配してなる複合紡績糸であって、鞘側の前記扁平多葉断面ポリエステル系短繊維が、その横断面の最大長さAを対称軸とし、対向する両凸部頂点間線分のうち、横断面最大幅Bを除いて最長となる長さをEとするとき、次式(1)で示される凸部比(E/B)が0.6〜0.9の範囲を満足することを特徴とする長短複合紡績糸である。
・凸部比(E/B)・・・(1)
本発明の長短複合紡績糸の好ましい態様によれば、前記の鞘側に配する扁平多葉断面ポリエステル系短繊維の単繊維繊度が1.5〜4.0dtexの範囲にあり、横断面形状が円周上に6個以上の凸部を有する扁平形状で、次式(2)で示される扁平度(A/B)が2.0〜3.0、次式(3)で示される異形度(C/D)が1.0〜5.0であり、かつ、芯側に配するポリエステルマルチフィラメント繊維の単繊維繊度が1.5〜4.0dtexの範囲にあり、鞘単繊維繊度より1.03倍以上3.0倍未満の太繊度を有することである。
・扁平度(A/B)・・・(2)
・異形度(C/D)・・・(3)
(ただし、Aは扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大長さ、Bは扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大幅、Cは最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線の長さ、そしてDは最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線から凹部の底辺に下ろした垂線の長さを、それぞれ表す。)
本発明においては、前記の長短複合紡績糸を用いて、後述する布帛を製造することができる。
本発明によれば、良好な吸水拡散性を有する長短複合紡績糸が得られる。詳細には、本発明によれば、ポリエステル系繊維を使用しつつもソフトな風合いを有し、更に天然繊維やセルロース系繊維ではなし得なかった吸水性、拡散性、透け防止性、紫外線遮蔽性および耐久性など多くの機能を兼ね備えた長短複合紡績糸が得られる。
また、本発明によれば、本発明の長短複合紡績糸を用いてなる吸水性と拡散性に優れた布帛、およびソフトな風合いを有し、ピリング性が良好な織編物布帛を得ることができる。
本発明の長短複合紡績糸は、衣料用途、特にインナーシャツ、アウターシャツ、パンツ、スポーツおよびパンツ等の織編物等の布帛に好適に用いられる。
図1は、繊維断面の円周上に複数(8個)の凸部を有する本発明の長短複合紡績糸が備える扁平多葉断面ポリエステル系繊維の横断面形状を例示説明する断面図である。 図2は、本発明の長短複合紡績糸を例示説明するための断面図である。
本発明の長短複合紡績糸は、鞘側に扁平多葉断面ポリエステル系短繊維60〜80質量%を配し、芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維20〜40質量%を配してなる複合紡績糸であって、鞘側の前記扁平多葉断面ポリエステル系短繊維が、その横断面の最大長さAを対称軸とし、対向する両凸部頂点間線分のうち、横断面最大幅Bを除いて最長となる長さをEとするとき、凸部比(E/B)が0.6〜0.9の範囲を満足する長短複合紡績糸である。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル系短繊維およびポリエステル系マルチフィラメント繊維を構成するポリエステルとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートおよびそれら共重合体等が挙げられる。特に好ましく用いられるポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートである。
次に、本発明で用いられる扁平多用断面ポリエステル短繊維とポリエステル系マルチフィラメント繊維について説明する。
まず、扁平多葉断面ポリエステル短繊維は、本発明の長短複合紡績糸の鞘側に配置されており、毛羽が外側に広がることにより吸水した水分を拡散する効果を発揮させる作用から短繊維が用いられる。また、詳細については後述するが、本発明で用いられる扁平多用断面ポリエステル短繊維は、横断面形状が円周上に好ましくは6個以上の凸部を有する扁平形状の繊維である。断面形状において円周上に存在する凸部が6個未満では、隣接する繊維間で形成する空隙が少なくなり、吸水性や保液性おおよび拡散性が乏しくなる。また、断面形状が扁平形状であることにより、単繊維間に空隙を形成することが可能となり、吸水性、保液性および拡散性が良好となる。さらに、扁平多用断面ポリエステル短繊維を鞘側に配することにより、単繊維あたりの毛倒れ性が良くなることから、布帛にした場合にソフトな風合いを得ることができる。
図1に、本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維断面形状の一例を示す。図1に、繊維断面の円周上に複数(8個)の凸部を有する本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面形状が例示されている。
図1において、上記の扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大長さAと扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大幅であって、前記の最大長さAに垂直に交わる凸部の頂点間を結ぶ最大幅の線分の長さBが示されている。また図1に、最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ長さC、最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線から、凹部の頂点に下ろした垂線の長さD、および最大長さAを対称軸とし、対向する両凸部頂点間線分のうち、最大幅Bを除いて最長となる長さEが、それぞれ示されている。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル短繊維は、繊維の断面形状において、好ましくは6個以上の凸部を有する扁平形状のポリエステル系繊維であり、凸部数はより好ましくは7〜13個であり、さらに好ましくは8〜12個である。また、凸部形状は、肌触り性の観点から丸みを帯びた形状であることが好ましい態様である。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル系短繊維は、断面の最大長さAを対称軸とし、対向する量凸部頂点間線分のうち、断面最大幅Bを除いて最長となる長さをEとするとき、次式(1)で示される凸部比を満足することが重要である。
・凸部比(E/B)=0.6〜0.9・・・(1)。
上記の凸部比(E/B)は、前記の扁平多葉形において、最大長さAを対称軸とし、最大幅Bとそれを除く最大凸部頂点間長さの比を示しており、このことは、最大幅BおよびE、最大長さAの各凸部頂点を結ぶ線を描いた際に得られる略楕円形状の歪度合いを測る指標として意味を持つ。凸部比があまりにも小さい場合、凹部深さが減少するとともに、そのよこ断面形状は限りなく扁平十字形に近似した形状となる。そのため、毛細管現象効果が減少し、吸水性と拡散性が低下する傾向を示す。また、肌に触れた際、扁平十字形状に近しくなるために接触する凸部数が減少し、肌触り感とソフト性が低下する傾向を示す。従って、凸部比は0.6以上であることが重要である。
一方、凸部比があまりにも大きい場合、繊維同士の凹凸が重合した際に、凹部が完全に閉塞する部分が多くなることにより、空隙が減少してしまい、吸水性と拡散性が低下する傾向を示す。また、肌に触れた際、その形状は扁平六角形に近い形状となることにより、接触する凸部数が減少し、肌触り感・ソフト性が低下する傾向を示す。このことから、凸部比(E/B)は、0.9以下であることが重要である。凸部比(E/B)は、前述の観点から0.6〜0.9であることが好ましく、さらに、そのバランスから凸部比は、より好ましくは0.6〜0.8であり、さらに好ましくは0.7〜0.8である。
凸部比(E/B)は、特殊な異型からなる紡糸口金をとおして250〜300℃の温度で吐出させ、10〜25℃の温度の空気を吹き付けて冷却させることにより、制御することができる。
また、本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル短繊維は、その繊維の単繊維断面形状における扁平多葉断面形状が、次式(2)で示される扁平度の範囲と次式(3)で示される異形度の範囲を満足することが好ましい態様である。
・扁平度(A/B)=2.0〜3.0・・・(2)
・異形度(C/D)=1.0〜5.0・・・(3)。
扁平度が2.0未満では、繊維の毛倒れ性が悪くなるソフトな風合いが得られ難くなる。一方、扁平度が3.0を超えると、ハリコシ感が小さくヘタリ易くなり、また、製糸性の悪化や異形度が悪化する傾向を示す。扁平度は、より好ましくは2.0〜2.7であり、更に好ましくは2.0〜2.5である。
また、異形度は前記の扁平多用形において、凸部と凸部の間にある凹部の大きさを表しており、その値が大きいと凹部が小さく、その値が小さいと凹部は大きいことを意味している。異形度が大きくなると凹部は浅く、単繊維間で形成される空隙も小さくなるため、吸水性と拡散性が低下する傾向がある。従って、異形度は5.0以下であることが望ましい。一方、異形度があまりにも小さい場合、繊維断面の凹部が折れ曲がりやすくなり、扁平形状を保つことが出来なくなる傾向がある。更には、擦過による繊維損傷を受けやすくするため、肌と摩擦した場合に肌が傷つく恐れがある。これらのことから、異形度は1.0以上である。異形度は前述の点から好ましくは1.0〜5.0の範囲にあり、異形度は吸水性と拡散性の点からより好ましくは1.0〜4.0の範囲であり、更には扁平形状の保持性と吸水性と拡散性のバランスの観点から2.0〜4.0がより好ましい態様である。
扁平度(A/B)と異形度(C/D)も、前記の凸部比(E/B)と同様に、特殊な異型からなる紡糸口金をとおして250〜300℃の温度で吐出させ、10〜25℃の温度の空気を吹き付けて冷却させることにより、制御することができる。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル繊維の単繊維繊度は、4.0dtex以下であることが好ましい。単繊維繊度はより好ましくは1.0〜3.5dtexであり、更に好ましくは、1.2〜3.5dtexである。単繊維繊度が4.0dtexを超えると、ポリエステル繊維特有の剛性が強くなるため肌触り感の刺激も強くなり、ソフト風合いも損なわれることがある。更に、繊維間で形成する空隙が大きくなり過ぎるため、毛細管現象が弱くなり、液体の拡散性が低下することにより、肌に触れた際のドライ感や清涼感が損なわれる傾向がある。また、単繊維繊度が1.0dtexより細くなると、布帛製造工程での工程通過性が悪くなり、生産性が低下する恐れがある。
また、本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル短繊維の繊維長は、高次加工工程(布帛の繊維抜け)の観点から30〜64mmであることが好ましく、より好ましくは35〜51mmである。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル繊維は、例えば、次の方法により製造することができる。
ポリエステルを溶融し、吐出孔を400〜1300孔有し、最長軸スリットに対し、垂直に3〜8本の短軸スリットを有する扁平多葉断面を形成する特殊異形孔からなる紡糸口金を通して、250〜300℃の温度で200〜500g/分の吐出量で吐出し、10〜25℃の温度の空気を30〜100m/分の流れで吹き付けて冷却させた後、紡糸油剤を付与し、引き取り速度900〜1700m/分で一旦、缶に収めることにより未延伸糸を得る。次いで、これらの未延伸糸のトウを収束後、得られた未延伸糸のトウを2.0〜7.0倍の延伸倍率、延伸温度80〜165℃の温度で15〜30分間乾燥した後、切断して扁平多用断面ポリエステル系繊維を得ることができる。
次に、本発明で用いられる芯部に配置されるポリエステル系繊維は、長繊維(マルチフィラメント)である。芯部に配置されポリエステル系繊維が短繊維の混紡糸であると、製造工程で紡績糸の繊維配列がランダムになり吸水拡散効果を発揮することができない。芯部に配置されるポリエステル系繊維を長繊維(マルチフィラメント)にすることで繊維が纏まり、芯鞘構造で吸水拡散効果が発揮できる長短複合糸を得ることができる。
本発明で用いられる芯部に配置されるポリエステル系マルチフィラメント繊維の単繊維繊度も、4.0dtex以下であることが好ましく、扁平多葉断面ポリエステル繊維の単繊維繊度の1.03倍以上3.0倍未満であることが好ましい。芯部に配置されるポリエステル系マルチフィラメント繊維の単繊維繊度が、扁平多葉断面ポリエステル繊維の単繊維繊度より1.03倍より低い場合、毛細管現象が弱くなり、吸水効果は発揮できるが液体の拡散性が低下することにより、肌に触れた際のドライ感や清涼感が損なわれる傾向がある。また、単繊維繊度が1.0dtexより細くなることや、扁平多葉断面ポリエステル繊維の単繊維繊度より3.0倍以上になると、布帛製造工程での工程通過性が悪くなり、生産性が低下する恐れがある。
また、芯部に配置されるポリエステル系マルチフィラメントのフィラメント数や総繊度については、長短複合紡績糸の断面繊維本数が65本以上であることが好ましい。形成された長短複合紡績糸の断面繊維本数が65本以下になると、工程通過時に糸が切れてしなうなどの問題が発生する可能性があり、生産性が欠如する可能性がある。
本発明で用いられる芯部を配するポリエステル系マルチフィラメント繊維の単繊維の断面形状は、丸断面、扁平断面、三角断面、マルチローバル断面、X型断面およびその他の異形断面とすることができる。
本発明で用いられるポリエステル系マルチフィラメント繊維は、例えば、次の方法により製造することができる。
ポリエステルを溶融し、吐出孔を300〜1300孔有し、丸を形成する孔からなる紡糸口金を通して、250〜300℃の温度で200〜500g/分の吐出量で吐出し、10〜25℃の温度の空気を30〜100m/分の流れで吹き付けて冷却させた後、紡糸油剤を付与し、引き取り速度900〜1700m/分で引き取り、缶に収めることにより未延伸糸を得る。次いで、これらの未延伸糸のトウを収束後、得られた未延伸糸のトウを2.0〜7.0倍の延伸倍率、延伸温度80〜165℃の温度で15〜30分間乾燥した後、巻き取り延伸糸を得ることができる。
本発明で用いられる扁平多葉断面ポリエステル系短繊維とポリエステル系マルチフィラメント繊維の各単繊維強度は、好ましくは1.5〜4.0cN/dtexである。単繊維強度が1.5cN/dtexより低くなると、布帛の製造工程において、糸切れなど工程不良が起こりやすい。また、単繊維強度が4.0cN/dtexより高くなると、ソフト性および抗ピリング性に乏しくなる。
本発明の長短複合紡績糸は、鞘側に扁平多葉断面ポリエステル系短繊維60〜80質量%を配し、芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維20〜40質量%を配してなる複合紡績糸である。
本発明で用いられる扁平多用断面ポリエステル短繊維の混率が60質量%未満になると、芯部を配するポリエステル系マルチフィラメント繊維を覆うことができず、吸水拡散効果を向上させることができない。また、扁平多用断面ポリエステル短繊維の混率が80質量%を超えると毛細管現象による拡散性の効果が現れにくくなることから、扁平多用断面ポリエステル短繊維の混率は60〜80質量%である。
本発明の長短複合紡績糸はマルチフィラメント繊維と短繊維とが一体化されて撚られた長短複合紡績糸であって、断面から見たとき、ポリエステル系マルチフィラメント繊維は長短複合紡績糸の内部に包含されているか、または周辺部にまとまって偏在している糸を指す。
図2に、本発明の長短複合紡績糸の断面図を例示する。図2において、ポリエステル系マルチフィラメント繊維Fは長短複合紡績糸の内部に包含されているか、または周辺部にまとまって偏在している。具体的に、図2の1(左端部の図)の長短複合紡績糸の場合は、長短複合紡績糸の断面形状において、ポリエステル系マルチフィラメント繊維Fが扁平多葉断面ポリエステル短繊維Sに覆われ(取り巻かれ)の長短複合紡績糸の芯側に配置されている。また、本発明の長短複合紡績糸の断面形状は、常に図2の1(左端部)のように芯側に配されるポリエステル系マルチフィラメント繊維Fが中心部に配されておらず、図2の2(中央部の図)や図2の3(左端部の図)のように、ポリエステル系マルチフィラメント繊維Fの断面配置が長短複合紡績糸の長手方向にランダムに形成される場合がある。本発明では、常にポリエステル系マルチフィラメント繊維Fが長短紡績糸断面の中心に配置されることが重要ではなく、芯部単繊維であるポリエステル系マルチフィラメント繊維Fがまとまっていることが、毛細管現象による吸水速乾性を発揮させる上で重要なポイントである。
本発明の長短複合紡績糸を製造するため芯鞘構造化する場合は、精紡機、粗紡機および練条機などさまざまな工程によって芯鞘構造を形成することができる。
次に、本発明の長短複合紡績糸の製造方法について説明する。
芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維を配し、鞘側に扁平多葉断面ポリエステル短繊維を配置してなる本発明の長短複合紡績糸を形成する方法としては、まず鞘側に配する扁平多葉断面ポリエステル短繊維を常法によりカード機でスライバー化し、練条と粗紡工程にて細くムラを無くしスライバーを形成する。また、芯側に配置されるポリエステル系マルチフィラメント繊維を扁平多用断面ポリエステル短繊維と混ぜ合わせる(混繊させる)工程は、精紡機において行うことが望ましい。精紡機より前の工程で、ポリエステル系マルチフィラメント繊維と扁平多用断面ポリエステル短繊維とを混繊させると、延伸部で単繊維群配置が崩れ、吸水性や拡散性が発揮できないことがある。精紡機で芯側を配するポリエステル系マルチフィラメントは、フロントローラー上部から供給し、フロントローラーのニップ線上でドラフトされた扁平多葉断面ポリエステル短繊維束に重ね合わせ、実撚りを加えて長短複合紡績糸を製造する。
本発明の長短複合紡績糸の番手は、24〜100番(英式綿番手)であることが望ましい。番手が100番より細くなると断面繊維本数が少なく生産時に糸切れが発生するなど生産性が劣ることになる。また、インナー素材やシャツ素材に使用する場合においては30〜53番手であることが好ましく、30〜40番手であることがより好ましい態様である。
また、本発明の長短複合紡績糸のヨリ係数は、3.0〜4.5の範囲であることが好ましい。ヨリ係数が3.0未満では、十分な糸強力が得られない傾向があり、紡績時の糸切れや織編物にした際の強度低下を招く傾向がある。また、ヨリ係数が4.5を超えると、ヨリ戻りによるビリが発生する傾向があるほか、布帛にした際に粗硬間が出る傾向がある。
本発明の長短複合紡績糸を用いてなる布帛は、インナーシャツ、アウターシャツ、パンツ等として好的に用いられる。
次に、本発明の複合紡績糸について、実施例によって具体的に説明する。実施例における特性等の測定と評価は、次の方法によって行った。測定方法は、JIS L1095(2010年版)に順ずる。また、実施例中における各物性値でJISに示している方法以外は、測定回数3回についての平均値をとった。
(1)単繊維繊度と繊維長:
単繊維繊度と繊維長の測定方法は、JIS L1015(2010年版)に順じて行った。
(2)番手:
番手の測定方法は、JIS L1095(2010年版)に順じて行った。
(3)布帛の吸水性評価:
布帛の吸水性評価は、JIS L1907(2010年版、バイレック法)の測定方法に順じて行った。評価内容は、次のとおりであり、本発明では「○」と「◎」を合格とした。
◎:80mm以上
○:70〜79mm
△:50〜69mm
×:49mm以下。
(4)布帛速乾性評価:
布帛速乾性評価は、温室25℃、湿度40%RH雰囲気下において、24時間放置した試験片を10cm角に切り出して質量(A)を測定する。その試験片を、イオン交換水の中に30秒間浸し、その後、試験片の一角をピンセットでつまんで液から取り出す。取り出した試験片を同様に室温25℃、湿度40%RHの雰囲気下に1時間放置して自然乾燥させ、質量(B)を測定する。残存水分率(C)は、次式で算出する。
・C(%)=(B−A)/A×100
評価は次のとおりであり、本発明では「○」と「◎」を合格とした。
◎:30%以下
○:31〜40%
△:41〜50%
×:51%以上。
(5)風合い(ソフト性)評価:
風合い評価は、試験片を10cmに切り出して、5名の被験者に切り出した試験片を握ってもらい、次の基準に従って点数評価を行った後に平均点を算出した。本発明では「○」と「◎」を合格とした。
3点:風合い柔らか
2点:風合いやや硬い
1点:風合いが硬い
◎:2.8点以上
○:2.4〜2.7点
△:1.9〜2.3点
×:1.8点以下。
(6)抗ピリング性評価:
抗ピリング性の評価は、JIS L1076(2012年版A法)に順じて行った。抗ピリング性を次の基準で判定した。本発明では、「○」と「◎」を合格とした。
◎:4.5級以上
○:3.5〜4級
△:2〜3級
×:1.5級以下。
[実施例1]
(扁平多葉断面ポリエステル短繊維の製造方法)
ポリエチレンテレフタレート(PET)(融点252℃)を用いて、溶融紡糸装置によって最長軸スリットに対し、垂直に5本の短軸スリットを有する扁平多葉断面形状口金(486孔)から290℃の紡糸温度で550g/分で吐出し、15℃の温度の空気を40m/分の流れで吹き付けて冷却させた後、1200m/分の速度で引き取り未延伸糸を得た。この未延伸糸を収束後、延伸倍率6.74倍、延伸温度90℃で延伸し、捲縮し85℃の温度で分乾燥した後、切断して、扁平多葉断面ポリエステル短繊維を製造した。
(ポリエステル系マルチフィラメントの製造方法)
ポリエチレンテレフタレート(PET)(融点252℃)を用いて、溶融紡糸装置によって丸型断面形状口金(336孔)から290℃の紡糸温度で415g/分にて吐出し、15℃の温度の空気を70m/分の流れで吹き付けて冷却させた後、1300m/分の速度で引き取り未延伸糸を得た。この未延伸糸を収束後、延伸倍率6.36倍、延伸温度90℃で延伸し、ポリエステル系マルチフィラメントを製造した。
鞘部を配する扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維繊度が1.7dtexで、繊維長が51mmであり、そして扁平度が2.2、異形度が1.8で、凸部比が0.8であり、断面形状が8個の凸部有する繊維70質量%と、単繊維繊度が1.8dtexで本数が24本
の芯部に配するポリエステル系マルチフィラメント繊維30質量%と、精紡機(豊田リング精紡機RX240型)で混繊させ、ヨリ係数が3.5として英式綿番手が40sの長短複合紡績糸を得た。このようにして得られた長短複合紡績糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、吸水性、速乾性、風合い、および抗ピリング性に優れた織物であった。結果を、表1と表2に示す。
[実施例2]
(扁平多葉断面ポリエステル短繊維とポリエステル系マルチフィラメントの製造方法)
扁平多葉断面ポリエステル短繊維とポリエステル系マルチフィラメントを、実施例1と同様の方法により製造した。
鞘部を配する扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維繊度が1.7dtexで、繊維長が51mmであり、そして扁平度が2.2、異形度が1.8で、凸部比が0.8であり、断面形状が8個の凸部有する繊維60質量%と、単繊維繊度が1.8dtexで本数が33本の芯部に配するポリエステル系マルチフィラメント繊維40質量%と、精紡機(豊田リング精紡機RX240型)で混繊させ、ヨリ係数が3.5として英式綿番手が40sの長短複合紡績糸を得た。このようにして得られた長短複合紡績糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、吸水性、速乾性、風合いおよび抗ピリング性に優れた織物であった。結果を、表1と表2に示す。
[比較例1]
扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維繊度が1.7dtexで繊維長が51mmであり、そして扁平度が2.2、異形度が1.8で、凸部比が0.8であり、断面形状が8個の凸部有する繊維100質量%を、ヨリ係数3.5として英式綿番手40sの紡績糸を得た。この紡績糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、吸水性、速乾性、風合いおよび抗ピリング性に優れた織物であった。結果を表1と表2に示す。
[比較例2]
ポリエステル繊維として、単繊維繊度が1.7dtexで、繊維長が51mmであり、断面形状が丸型丸型ポリエステル系短繊維製造し、得られた丸型ポリエステル系短繊維を用いて、ヨリ係数が3.5で、英式綿番手が40sの紡績糸を得た。この紡績糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、抗ピリング性に優れた織物であったが吸水性、速乾性および風合いに劣るものであった。結果を表1と表2に示す。
[比較例3]
鞘部を配する扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維繊度が1.7dtexで、繊維長が51mmであり、そして扁平度が2.2、異形度が1.8で、凸部比が0.8であり、断面形状が8個の凸部有する繊維を40質量%と、単繊維繊度が1.8dtexで本数が24本の芯部に配するポリエステル系マルチフィラメント繊維60質量%とを精紡機で混ぜ込み(混繊させ)、ヨリ係数3.5として英式綿番手40sの長短紡績糸を得た。このようにして得られた長短紡績糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、吸水性、速乾性および抗ピリング性に優れた織物であったが、風合いが劣るものであった。結果を表1と表2に示す。
[比較例4]
扁平多葉断面ポリエステル短繊維の単繊維繊度が1.7dtexで、繊維長が51mmであり、そして扁平度が2.2、異形度が1.8で、凸部比が0.8であり、断面形状が8個の凸部有する繊維を70質量%と、単繊維繊度が1.8dtexで繊維長が51mmのポリエステル系短繊維30質量%を混打綿工程で混ぜ、ヨリ係数3.5として英式綿番手40sの混紡糸を得た。このようにして得られた混紡糸を経糸と緯糸に使い、エアジェット織機を用いて、経密度が110本/2.54cmで緯密度が76本/2.54cmの平織り物を得た。得られた平織り物は、吸水性、速乾性および抗ピリング性に優れた織物であったが、風合いが劣るものであった。結果を表1と表2に示す。
A:扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大長さ
B:扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大幅
C:最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線の長さ
D:最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線から凹部の底辺に下ろした垂線の長さ

Claims (3)

  1. 鞘側に扁平多葉断面ポリエステル系短繊維60〜80質量%を配し、芯側にポリエステル系マルチフィラメント繊維20〜40質量%配してなる長短複合紡績糸であって、鞘側の記扁平多葉断面ポリエステル系短繊維が、その横断面の最大長さAを対称軸とし、対向する両凸部頂点間線分のうち、横断面最大幅Bを除いて最長となる長さをEとするとき、次式(1)で示される凸部(E/B)が0.6〜0.9の範囲を満足することを特徴とする長短複合紡績糸。
    ・凸部比(E/B)・・・(1)
  2. 鞘側に配する扁平多葉断面ポリエステル系短繊維の単繊維繊度が1.5〜4.0dtexの範囲にあり、横断面形状が円周上に6個以上の凸部を有する扁平形状で、次式(2)で示される扁平度(A/B)が2.0〜3.0、次式(3)で示される異形度(C/D)が1.0〜5.0であり、かつ、芯側に配するポリエステルマルチフィラメント繊維の単繊維繊度が1.5〜4.0dtexの範囲にあり、鞘単繊維繊度より1.03倍以上3.0倍未満の太繊度を有することを特徴とする請求項1記載の長短複合紡績糸。
    ・扁平度(A/B)・・・(2)
    ・異形度(C/D)・・・(3)
    (ただし、Aは扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大長さ、Bは扁平多葉断面ポリエステル短繊維の断面の最大幅、Cは最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線の長さ、そしてDは最大凹凸部において隣り合う凸部の頂点間を結ぶ線から凹部の底辺に下ろした垂線の長さを、それぞれ表す。)
  3. 請求項1または2記載の複合紡績糸からなる布帛。
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