JP5785720B2 - 編物及びそれを用いた繊維製品 - Google Patents

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本発明は、断面形状が扁平のレーヨン繊維を20質量%以上含む混紡紡績糸からなる編物及びそれを用いた繊維製品に関する。
従来より再生セルロース繊維は、その柔軟性、吸湿性、保湿性や発色性が高く、衣料品から資材に至るまで幅広く使用されている。中でもレーヨン繊維は、紡績工程や加工工程での工程通過性も良好で、比較的安価であることから繊維製品に多く使用されている。更に近年ではアクリル繊維等と組合せた吸湿発熱素材も見られる。しかしながら、レーヨン繊維を用いた織物や編物は、ハリとコシが弱く、皺になりやすく、且つへたり易い性質を有しており、手持ち感が重くなるということで、用途的な制約を受ける場合がある。これらの問題を解決するため、異型断面の平均重合度400以上の再生繊維を含む紡績糸からなり、再生繊維が割繊化及び/又はフイブリル化された布帛が提案されている(特許文献1)。また、扁平率0.65〜0.10のビスコースレーヨンフィラメント糸条と繊維糸条を交撚してなるレーヨン交撚糸の提案もある(特許文献2)。さらに紡績糸の撚り係数を高くする方法もなされている。
しかし、これらの提案においても、ハリとコシについて満足できるものが得られていないのが現状である。
特開平8−113846号公報 特開2002−54037号公報
本発明は、前記従来の問題を解決するため、断面形状が扁平のレーヨン繊維を20質量%以上含む混紡紡績糸を用いることにより、ハリ、コシに優れた編物及びこれを用いた繊維製品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の編物は、断面形状が扁平のレーヨン繊維を20質量%以上含み、撚係数が3.5〜5.0の混紡紡績糸からなる編物であって、当該編物のJIS L 1096 A法による剛軟度が17〜38mmであり、JIS L 1018 F法によるドレープ係数が0.12〜0.25であることを特徴とする。又、本発明は、前記編物を用いた繊維製品をも提供する。
本発明の編物は、断面形状が扁平のレーヨン繊維を20質量%以上含み、撚係数が3.5〜5.0の混紡紡績糸からなる編物であって、当該編物のJIS L 1096 A法による剛軟度が17〜38mmであり、JIS L 1018 F法によるドレープ係数が0.12〜0.25であることにより、ハリ、コシに優れた編物及びそれを用いた繊維製品を提供することができる。
本発明の編物に用いる混紡紡績糸は、レーヨン繊維の断面形状が扁平であることが好ましい。通常(レギュラー)のレーヨン繊維の断面形状は菊花状あるいは干し柿状と称されるような形態をしている。本発明における断面形状が扁平とは菊花状あるいは干し柿状以外の形態であることをいう。本発明に用いられるレーヨン繊維断面の扁平比は、長辺/短辺の倍率は、3〜9であることが好ましい。この断面形状が扁平であるレーヨン繊維は、例えば、ダイワボウレーヨン社、ケルハイム社等レーヨン繊維メーカーから入手することができる。また、本発明に用いられるレーヨン繊維は、断面形状が扁平であり、各々の繊維の扁平形状は様々な形状を含み不定形のものを含むのが好ましい。それによって、レーヨン繊維の曲げかたさが強くなり、編物のハリ、コシが優れたものとなる。具体的な不定形の断面としては、扁平断面がI字型、L字型、U字型、J字型、V字型等に変形した扁平の異形断面を有し、中空部を含んでもよい。なお、変形した扁平の断面を有する繊維の扁平比は、顕微鏡写真から繊維断面を自在定規等を用いて長辺及び短辺の長さから求めるとよい。
前記混紡紡績糸においては、断面形状が扁平のレーヨン繊維を20質量%以上含むことが好ましい。より好ましくは40質量%以上である。断面形状が扁平のレーヨン繊維が20質量%未満であると、それを用いて編物にした場合、ハリ、コシといった効果を得られなくなるからである。一方、前記扁平のレーヨン繊維が混紡紡績糸に占める好ましい上限は85質量%であり、より好ましくは70質量%である。扁平のレーヨン繊維が上限を超えても、ハリ、コシに及ぼす影響が小さいからである。
前記混紡紡績糸においては、レーヨン繊維の単繊維の繊度は0.6〜6.6dtexの範囲であり、好ましくは、0.9〜2.5dtexの範囲である。繊度が、0.6dtex未満では、紡績工程中のカード工程でネップが発生し、織編物の品位を損なう恐れがあり、6.6dtexを超えると糸の構成本数が減少し、糸強力の低下や、紡出番手の制約を受けることとなる。
また前記混紡紡績糸においては、レーヨン繊維の繊維長は25〜100mmの範囲にあることが好ましい。より好ましくは32〜51mmである。繊維長が25mm未満であると糸を構成することが難しくなり、100mmを超えると紡績方法が制約され、汎用性が低下するといった問題がある。
前記混紡紡績糸においては、断面形状が扁平のレーヨン繊維に天然繊維、再生繊維及び合成繊維を任意の割合で混合してもよい。混合する繊維の具体例としては、綿、麻、シルク、ビスコースレーヨン、ポリノジック、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ビニロン等が使用でき、これらを組み合わせて使用してもよい。また、合成繊維においては、例えば、三角、L型,T型、Y型、H型、I型やW型等の異型断面繊維を用いることもできる。他繊維は、長繊維、短繊維のいずれであってもよい。
断面形状が扁平のレーヨン繊維に混合する繊維の単繊維の繊度は0.6〜6.6dtexの範囲であり、好ましくは、0.9〜2.5dtexの範囲である。理由は上述したように、繊度が、0.6dtex未満では、紡績工程中のカード工程でネップが発生し、織編物の品位を損なう恐れがあり、6.6dtexを超えると糸の構成本数が減少し、糸強力の低下や、紡出番手の制約を受けることとなる。
断面形状が扁平のレーヨン繊維に混合する繊維の繊維長は、25〜100mmの範囲にあることが好ましい。より好ましくは32〜51mmである。理由は上述したように、繊維長が25mm未満であると糸を構成することが難しくなり、100mmを超えると紡績方法が制約され、汎用性が低下するといった問題がある。なお、綿の繊維長については大量高速棉花品質測定機(HVI)にて測定されるUpperHalfMeanLength(UHML)のことをいう。
また前記混紡紡績糸においては、撚係数は3.5〜5.0の範囲にあることが好ましい。より好ましくは3.8〜4.5である。撚係数は、単位長さ(1インチ)間の糸の撚数を英式綿番手の平方根で除した数値で求められる。前記混紡紡績糸の撚係数は通常の綿糸に比して高い値となっている。これは、よりハリ、コシを出すためである。撚係数が3.5未満であると甘撚すぎて糸の強力が劣り、5.0を超えると生産性への悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明の編物は、なかでも断面形状が扁平のレーヨン繊維とポリエステル繊維との混合形態にした編物とすると、抗ピリング性に優れる。ポリエステル繊維は異型断面のものを用いることもでき、断面形状がW型であることが好ましい。これは、ポリエステル繊維の断面形状をW型にすることにより、断面形状が扁平のレーヨン繊維との混紡状態がより良好になるためと考えられる。抗ピリング性は3級以上であることが望ましい。抗ピリング性の測定方法は後述する。この場合、扁平のレーヨン繊維とポリエステル繊維の好ましい混紡比(レーヨン/ポリエステル)は、2/8〜8/2である。
また、本発明の編物は、断面形状が扁平のレーヨン繊維とアクリル繊維との混合形態とした編物とすると、保温性に優れる。これは、アクリル繊維が丸断面であるものの、扁平のレーヨン繊維と組合せで空隙が形成され、空気層が形成されるためと考えられる。アクリル繊維は高収縮繊維を用いることもできる。保温性の観点からは、高収縮アクリル繊維が多い方がよいが、ハリ、コシの観点からは、通常(レギュラー)のアクリル繊維(非収縮または低収縮アクリル)が多い方が好ましい。なお、両面を勘案すると通常のアクリル繊維と高収縮アクリル繊維の割合(通常のアクリル/高収縮アクリル)は1/9〜9/1であることが好ましく、同量(5/5)であることがより好ましい。なお、高収縮アクリル繊維とは、例えば、沸水収縮率が10%以上、好ましくは20〜30%のものをいう。高収縮アクリル繊維を含む紡績糸あるいは編物を熱処理することにより、バルキー性を与えることができる。保温率の値が大きい程、編物の保温性が高い。本発明の編物の構成中、前記の構成の保温率は20〜35%の範囲であり、保温性が高いレベルであり暖かみがある好ましい範囲である。保温率の値がこの範囲からはずれる場合は寒くなり、保温率の値がこれ以上の高いレベルを得ることは困難である。保温率の測定方法は後述する。この場合、扁平のレーヨン繊維とアクリル繊維の好ましい混紡比(レーヨン/アクリル)は、2/8〜8/2である。
前記混紡紡績糸においては、レーヨン繊維又は任意の繊維に抗菌、消臭等の各種機能をもたせてもよい。こうすることで、抗菌や消臭機能等各種機能も併せもつ糸が得られるからである。
前記混紡紡績糸においては、混紡紡績糸はリング紡績糸、オープンエンド紡績糸、結束紡績糸、渦流紡績糸などであってもよいが、リング紡績糸であることが好ましい。
本発明の混紡紡績糸の番手は特に制約はないが、生産性、品質の安定性から20〜60番手(英式綿番手)が好ましい。
本発明の編物については、特に組織、密度、目付等限定はなく、例えば、平編、ゴム編、フライス編、スムース編、その他の編組織等が適用できる。また、本発明の編物は、前処理工程を含めた染色工程を経たものも含まれる。
本発明の編物のハリ、コシを評価する指標は剛軟度である。本発明の編物の剛軟度は17〜38mmであることが必要である。剛軟度が38mmより大きいと編物の風合が硬くなり、例えば衣料に用いたときに着用者に不快な印象を与えることがある。また、17mm未満では、編物の風合が柔らかくなりすぎ、所望のハリ、コシが得られない。剛軟度の測定方法は後述する。
また、本発明の編物のハリ、コシを評価する指標はドレープ係数である。ドレープ係数は、0.12〜0.25の範囲が好ましく、さらに、0.12〜0.15の範囲がより好ましい。ドレープ係数が小さいほど身体に対する接触性が大きくなり、また、ウエアとなった場合のシルエットを充分発揮させることができるが、編物のハリ、コシを満足するためには上記範囲が好ましい。ドレープ係数の測定方法は後述する。
本発明の編物は、吸湿発熱性能にも優れている。吸湿発熱性能を評価する方法として、恒温恒湿内にて、20℃40%RHの環境下で2時間処理後、20℃90%RHに変化させたときの温度変化を測定した。扁平レーヨン繊維40%、アクリル繊維60%の本発明の編物と綿繊維50%、アクリル繊維50%の編物(編物の組織、目付同じ)を比較した場合、約5分経過後に約1℃の温度差がみられる。
本発明の編物は、蒸散性にも優れている。蒸散性を評価する方法として、ボーケン二法により、60分後の乾燥率を測定した。扁平レーヨン繊維40%、ポリエステル繊維60%の本発明の編物とレーヨン繊維50%、ポリエステル繊維50%の編物(編物の組織、目付同じ)を比較した場合、蒸散性において約15%の差が見られ、本発明の編物の方が乾燥し易いという効果がみられる。
本発明の編物は、吸・放湿特性にも優れている。吸・放湿特性を評価する方法として、生地を絶乾状態から40℃90%RHの環境に変化させ、その後20℃65%RHの環境へと変化させたときの生地の水分率を測定した。扁平レーヨン繊維40%、アクリル繊維60%の本発明の編物と綿繊維50%、アクリル繊維50%の編物(編物の組織、目付同じ)を比較した場合、約5%の水分率の差が見られ、本発明の編物の方が多湿状態で湿気を多く吸収するという効果がみられる。
本発明の編物は、通常の編物と同様、繊維製品の素材として用いられて繊維製品を与える。具体的には、下着、肌着、スポーツ衣料、ポロシャツ、防寒衣料等様々な繊維製品が提供される。
以下実施例にて、本発明の内容を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、下記の実施例の性能は、以下の方法で測定した。
(剛軟度の測定)JIS L 1096 A法により剛軟度を測定した。
(ドレープ係数の測定)JIS L 1018 F法によりドレープ係数を測定した。
(抗ピリング性の測定)JIS L 1076 A法により抗ピリング性を測定した。
(保温率の測定)JIS L 1018 A法により保温率を測定した。
(ハリ、コシの評価)
5名の社内モニターに3日間使用させて、使用期間中のハリ、コシの評価を以下の基準で行った。
×:モニターの2名以下がハリ、コシがあると回答
△:モニターの3名がハリ、コシがあると回答
○:モニターの4名以上がハリ、コシがあると回答
(保温性の評価)
5名の社内モニターに3日間使用させて、使用期間中の保温性の評価を以下の基準で行った。
×:モニターの2名以下が寒いと回答
△:モニターの3名が暖かいと回答
○:モニターの4名以上が暖かいと回答
(実施例1)
断面形状が扁平で不定形であり、扁平比が3〜9のレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン社製 2.2dtex×38mm)40質量%、綿繊維(品名:ANDY オーストラリア産 G5グレード)60質量%を混紡して、短繊維紡績方法にて、撚係数が3.8で英式綿番手30番のリング紡績糸を得た。このリング紡績糸を用いて24Gの丸編み機にてスムース生地を編成した。次に、このスムース生地を染色工程において、精錬、リラックス後、液流染色機を用いて通常の染色加工を実施し、目付180g/m2の生地を得た。この生地における剛軟度は31mm、ドレープ係数は0.17であった。
(実施例2)
断面形状が扁平で不定形であり、扁平比が3〜9のレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン社製 2.2dtex×38mm)40質量%、高収縮アクリル繊維(品名:K817 日本エクスラン社製 0.9dtex×38mm)30質量%、レギュラーのアクリル繊維(品名:C8G8 日本エクスラン社製 1.0dtex×38mm)30質量%を混紡して、短繊維紡績方法にて、撚係数が4.0で英式綿番手50番のリング紡績糸を得た。その後、実施例1に記載のとおり、スムース生地を編成し、染色加工を施し、目付169g/m2の生地を得た。この生地における剛軟度は30mm、ドレープ係数は0.15、保温率は25%であった。
(実施例3)
断面形状が扁平で不定形であり、扁平比が3〜9のレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン社製 2.2dtex×38mm)40質量%、ポリエステル繊維(品名:エコペットTF、帝人ファイバー社製 1.4dtex×38mm 断面形状:W型)60質量%を混紡して、短繊維紡績方法にて、撚係数4.0で英式綿番手30番のリング紡績糸を得た。このリング紡績糸を用いて28Gの丸編み機にて天竺生地を編成し、実施例1と同様に染色加工を施し、目付172g/m2の生地を得た。この生地における剛軟度は23mm、ドレープ係数は0.12、抗ピリング性は3級であった。
(実施例4)
実施例2で得られた生地を用いて紳士用の肌着を作成し、5名の社内モニターに3日間使用させた。
(比較例1)
断面形状が菊花状のレギュラーのレーヨン繊維(品名:BH ダイワボウレーヨン社製 1.4dtex×38mm)40質量%、高収縮アクリル繊維(品名:K817 日本エクスラン社製 0.9dtex×38mm)30質量%、レギュラーのアクリル繊維(品名:C8G8 日本エクスラン社製 1.0dtex×38mm)30質量%を混紡して、短繊維紡績方法にて撚係数3.2で英式綿番手50番のリング紡績糸を得た。その後、実施例1に記載のとおり、スムース生地を編成し、染色加工を施し、目付170g/m2の生地を得た。この生地における剛軟度は21mm、ドレープ係数は0.11、保温率は19%であった。
(比較例2)
断面形状が菊花状のレギュラーのレーヨン繊維(品名:BH ダイワボウレーヨン社製 1.7dtex×38mm)40質量%、ポリエステル繊維(品名:エコペットTF、帝人ファイバー社製 1.4dtex×38mm 断面形状:W型)60質量%を混紡して、短繊維紡績方法にて、撚係数3.2で英式綿番手30番のリング紡績糸を得た。その後、実施例3に記載のとおり、天竺生地を編成し、染色加工を施し、目付172g/m2の生地を得た。この生地における剛軟度は18mm、ドレープ係数は0.09、抗ピリング性2級であった。
(比較例3)
比較例1で得られた生地を用いて紳士用の肌着を作成し、5名の社内モニターに3日間使用させた。
実施例1〜3及び比較例1、2の結果を表1に示す。
(表1)
剛軟度(mm) ドレープ係数 保温率(%) 抗ピリング性(級)
実施例1 31 0.17
実施例2 30 0.15 25
実施例3 23 0.12 3
比較例1 21 0.11 19
比較例2 18 0.09 2
表1に示す結果からわかるとおり、各実施例の剛軟度、ドレープ係数からみて本発明の編物は適度なハリ、コシを持っていることがわかる。また、他繊維の混合形態において、アクリル繊維との組合せでは、保温性に優れ、ポリエステル繊維との組合せでは、抗ピリング性に優れることもわかる。
実施例4、比較例3の結果を表2に示す。
(表2)
ハリ、コシの評価 保温性の評価
実施例4 ○ ○
比較例3 × ×
表2に示す結果からわかるとおり、本発明の編物を用いた肌着は、ハリ、コシを持ち、他繊維の混合形態において、アクリル繊維との組合せでは保温性に優れていることがわかる。

Claims (2)

  1. 断面形状が扁平の異形断面を有するレーヨン繊維を20質量%以上と断面形状が異形断面を有するポリエステル繊維またはアクリル繊維を含み、撚係数が3.5〜5.0の混紡紡績糸からなる編物であって、当該編物のJIS L 1096 A法による剛軟度が17〜38mmであり、JIS L 1018 F法によるドレープ係数が0.12〜0.25であることを特徴とする編物。
  2. 請求項1に記載の編物を用いた繊維製品。
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