JP6503877B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。特に、使い捨ておむつや吸収パッドに関する。
使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とも言う)等の吸収性物品においては、さまざまな改良が行われ、その機能や着用感の向上が図られている。
吸収性物品は、吸収体によって排出された体液のほとんどを吸収する。ここで、おむつは、腹、尻及び股部分を覆うものであるので、歩行や寝返り、赤ちゃんのハイハイなどのさまざまな体、特に脚の動きの影響を受ける。特に、吸収体は、体のさまざまな動きによって、よれたり、折れたり、割れたりする場合がある。そうすると、おむつの股間へのフィット性が低下し、液漏れを起こしやすくなる。そこで、フィット性を維持するために、例えば、特許文献1に見られるように、吸収体の非肌当接面側に、エンボス加工がなされたものがある。吸収体にエンボス加工を施すことにより、吸収体の剛性が強化され、体の動きによって加わる力に対して、吸収体がよれにくく、割れにくくなる。
また、特許文献2に見られるように、吸収体の肌当接面側に、おむつの前身頃から後身頃にわたる方向に対して傾斜して伸びる斜め格子状の圧縮溝であるエンボス加工を施したものもある。
また、このようなエンボス加工は、表面にエンボスパターンが突起するエンボスロールを、長尺の吸収体シート上で回転移動させることで形成される。おむつ製造時は、長尺の吸収体シート等上でエンボスロールを回転させてエンボス加工した後、各種シートを積層する等して必要な大きさに切断していた。
特開2014−69002号公報 特開2015−16218号公報
ところで、着用者の体重による圧力が加わっても、溝がへたらないようにするために、本発明者は、吸収体の肌当接面側に配置される表面シート(トップシート)側から、表面シートと吸収体とを共に圧縮し、よりへたりにくい圧縮溝を形成した。この場合も上述したように、エンボスロールを表面シートが積層された吸収体上に回転させることにより圧縮溝を形成する。このようにして圧縮溝を形成する際、エンボスロールの押圧によって、吸収体よりも上層に位置する表面シート等が、溝に向かって食いこんでいく。特に、斜め格子状など、斜め方向に伸びる成分を有するエンボスパターンは、格子点付近など、同時に圧縮される地点間の距離が短くなる(間隔が狭くなる)部分がある。同時に圧縮される地点間の距離が短いと、隣接する圧縮地点双方から表面シートを引っ張る力が強く働き、表面シートが強く張った状態となりやすい。
圧縮溝自体は、圧縮されていない箇所に比べて低い位置にあるため、着用者の肌に直接ふれないが、格子の交点(格子点)近傍、すなわち格子の角付近は表面シート及び吸収体が引っ張られて強く張った状態で固定されている。このため、吸収体内の粉末状の高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)が表面シートに当たる場合があった。そうすると、表面シートの肌当接面における格子の角付近は、高吸収性樹脂のごつごつ感が手触りとして伝わってしまうなど、他の部分に比べて硬いものとなってしまう。
この格子の角付近は圧縮溝の底に比べて高い位置にあるため、着用者の肌に触れて、着用者に肌触りの硬さやごわごわした感触を与えてしまい、好ましくなかった。吸収性物品は股間などのデリケートな肌部分に接するため、柔らかな肌触りが求められ、格子の角部分が硬いと、肌に当たる感触は好ましくなかった。
一方で、表面シートは、着用者の肌当接面であるため、着用時等に着用者が観察しやすい箇所である。エンボスパターンが規則性やデザイン性をあまり感じられないものであると、美観的効果が低く、場合によっては、着用者が、製造不良によるしわなどと誤認してしまう可能性があった。
本発明は、斜め方向に伸びる成分を有する視覚的に優れたエンボスパターンを表面シートと吸収体とを共に圧縮して形成するとともに、斜め方向に伸びる成分が交差する交差点近傍においてもやわらかな肌触りを着用者に与える吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の吸収性物品は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配された吸収体とを有し、表面シートと吸収体とを圧縮した凹部を有する吸収性物品であって、凹部は、吸収性物品が着用された際に着用者の腹側から股下を通り、背側にいたる仮想線に対して一方側に傾斜する成分と他方側に傾斜する成分とによる格子であって、格子の交点に位置する第1凹部と、該第1凹部間に位置する第2凹部を有し、第1凹部と第2凹部との間は、非圧縮領域であり、前記第2凹部は、凹部第1部と、該凹部第1部内においてさらに凹んだ凹部第2部とからなり、前記第2凹部の下には全域に前記吸収体が存在している、ことを特徴とする。
図1は、本発明による吸収性物品をパンツ型使い捨ておむつに応用した一実施形態の外観を示す立体投影図である。 図2は、図1に示したおむつを展開し、肌当接面側から見た部分破断平面図である。 図3は、図2に示したおむつをIII−III線で切断した断面図である。 図4は、図1に示したおむつを展開し、分解した分解斜視図である。 図5は、図1に示したおむつの吸収体部分をトップシート側から見た部分上面図である。 図6は、図5における斜め格子状のエンボスパターン部分を示す模式的部分平面図である。 図7は、図6の一部を拡大した拡大部分平面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線での断面図である。 図9は、図7のIX−IX線での断面図である。
本発明による吸収性物品の実施形態について、図1から図9を参照しながら詳細に説明する。
本発明をパンツ型使い捨ておむつに応用した第1の実施形態の外観において、正面側から見た斜視図を図1に示す。図1に示すおむつを展開し、肌当接面側から見た平面図を図2に示す。図2のIII−III線破断断面図を図3に示し、図1,図2に示すパンツ型使い捨ておむつを展開した分割状態にて図4に示す。
本実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつ(以下、単におむつと記述する場合がある)10は、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。また、着用時に前身頃領域10Fと後身頃領域10Rとで着用者のウエストの部分を取り囲むウエスト周り開口部10Wが形成されている。同様に、前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの下端部股下領域10Cとで着用者の両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lが形成されている。そして、左右の脚周り開口部10Lを除いて、カバーシート11の左右両端を閉じ合わせ部10Jで示すように閉じ合わせてパンツ型のおむつとなる。
着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、股下領域10Cは、着用者の股下を覆い、左右一対の脚周り開口部10Lに、着用者の脚がそれぞれ通された形となる。したがって、脚周り開口部10Lは、着用者の両脚の付け根から太ももあたりのいずれかに位置することとなる。
仮想線Pは、おむつ中央部において腹側から背側に向かって、股下部分を通って延びるものである。具体的には、仮想線Pは、例えば、おむつのウエスト側を上、股下側を下とすると、おむつ表面に沿って、かつ上下方向に延びると共に、股下部分を経由して、背側においても上下方向に延びるものである。言い換えれば、この上下方向とは、着用者の頭から股下への体の中心軸に沿う方向であり、仮想線Pは、体の中心軸に沿って延びるものである。
図3及び図4に示されるように、本実施形態におけるおむつ10は、外側から順にカバーシート11と、バックシート12と、吸収体13と、着用者の肌に触れるトップシート14とを順に重ねて接合したものである。カバーシート11の股下領域10Cの左右両側には、それぞれ脚周り開口部10Lとなる半円弧状をなす一対の切欠き部11Aが形成されている。液不透過性のバックシート12は、このインナーカバーシート11Bに接合され、先の吸収体13は、このバックシート12と液透過性のトップシート14との間に配され、この吸収体13を介してトップシート14がバックシート12に接合される。良好な手触りを得るために薄い不織布にて形成されるアウターカバーシート11Cとインナーカバーシート11Bとの間には、脚周りギャザーを形成するための糸ゴム15とウエスト周りギャザーを形成するための糸ゴム17とがそれぞれ伸長状態で接合されている。
本実施形態における液透過性のトップシート14の左右両側縁部には、液不透過性のサイドシート18が接合され、左右のサイドシート18の内側端縁部には、立体ギャザーを形成するための糸ゴム19が伸張状態で接合されている。そして、サイドシート14はこの糸ゴム19の伸縮によって、長手方向に引き寄せられ、図3に示されるように、内側端縁部が立ち上がった立体ギャザーとなる。
なお、本実施形態におけるおむつ10は、吸収体13が仮想線Pに沿って長くなるものであり、その長手方向は仮想線Pに平行である。そして、仮想線Pに対して直交する方向を幅方向とする。なお、おむつの長手方向と幅方向の比率は本実施形態に限定されない。着用者の体型に応じてこの比率は適宜変更されるものである。
次に本実施形態における吸収体部分の構造を説明する。
図5は、吸収体13及びトップシート14が位置する部分を、トップシート14側から見た部分上面図である。
トップシート14の下に位置する本実施形態の吸収体13は、主にパルプと高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)とからなるものである。吸収体13は、前身頃、股下、後身頃にわたるように、細長い形状をしている。そして、前身頃部分M1、股下部分M2、後身頃部分M3に三区分されている。股下部分M2には、両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lに合わせて、円弧状をなす一対の切欠き部13aが形成されている。なお、この切欠き部13aは、吸収体13の大きさに応じて形成しなくてもよい。また、本実施形態の吸収体13は、切欠き部13aが設けられており、中央部の幅が前後端に比べて狭い砂時計型のものであるが、本発明の吸収体の形状はこれに限らない。前身頃部分から後身頃部分を前後(上下)方向とし、それに直交する方向を左右方向とすると、例えば、前後(上下)端の角が丸く落とされているもの、前後(上下)に延びる楕円形のもの、円形のもの、前後(上下)左右の長さが同程度の矩形のものなど、さまざまな形状を含む。
また、吸収体13は、不図示のコアラップ(ティシュ)で包まれている。コアラップは親水性の薄いシートである。なお、本実施形態では、コアラップで包まれた吸収体13を用いているが、本発明における吸収体は、コアラップで包まれていなくてもよい。
そして、図5及び図6に示されるように、おむつ10は、トップシート14表面から吸収体13に向かって規則的なエンボス加工による圧縮を施した圧縮部形成領域(エンボスパターン形成領域)N1を有する。圧縮部形成領域N1には、圧縮による複数の凹部21、23の配列によって、全体として、遠視的に斜め格子状のパターンとなるエンボスパターンが形成されている。具体的には、格子の交点に位置する凹部23(以下、「第1凹部」、「短凹部」ともいう)と、それら凹部23の間に位置する凹部21(以下、「第2凹部」、「長凹部」ともいう)とを具えて形成される。すなわち、凹部21と凹部23とを交互に配列した圧縮列22が複数形成され、この複数の圧縮列22の並びによって、それぞれ斜めに伸びる格子状のエンボスパターンが形成されている。図には示されていないが、凹部21は、トップシート14表面から、コアラップ、吸収体13を共に圧縮して形成されている。
本実施形態における長凹部21は、おむつ着用時に着用者の体の中心軸に沿う仮想線Pに対し、傾斜したものである。具体的には、長凹部21は、仮想線Pに対し、所定角度αで、第1方向である図中右方向に傾斜した右向き長凹部21aと、所定角度βで、第2方向である図中左方向に傾斜した左向き長凹部21bとが設けられている。そして、図7に示されるように、同方向に傾斜した長凹部21と、短凹部23とが、交互に所定間隔L1をあけて列を形成するように配置されている。
図5に示されるように、右向き長凹部21aが並ぶ列を第1圧縮列22aとし、左向き長凹部21aが並ぶ列を第2圧縮列22bとする。これらの圧縮列22は、仮想線Pに対して長凹部21の傾斜角度と同じ角度傾いた直線状となるものである。さらに、複数の第1圧縮列22aは、互いに間隔S1をあけて平行に配置されている。また、複数の第2圧縮列22bは、互いに間隔S2をあけて平行に配置されている。そして、第1圧縮列22aと第2圧縮列22bとの交点に、短凹部23が位置するように、各列22の間隔S1、S2及び、凹部21、23の並びの間隔L1が決定されている。このように、複数の第1圧縮列22aと第2圧縮列22bとを配置することにより、交点に短凹部23が位置する斜め格子状のエンボスパターンを形成している。本実施形態においては、間隔S1とS2は同じ値としたが、両者は異なる値であってもよい。
そして、図5及び図6から理解されるように、格子のひとつのマス(マス目)は次の構成である。四辺は、各長凹部21で形成され、4つの頂点は短凹部23で形成される。ここで、長凹部21の長さは、先の間隔S1、S2よりも短い。図5に示されるように、格子において、右向き長凹部21aと左向き長凹部21bとは重ならない。
なお、図5に示されるように、エンボスパターンは、吸収体13の両端には形成されていない。したがって、吸収体13は圧縮部形成領域(エンボスパターン形成領域)N1の両側に、圧縮部非形成領域(エンボスパターン非形成領域)N2が位置するものである。これは、エンボスパターンを伝って、体液が脚周り開口部10Lから漏れることを防ぐためである。
図7は、図6における圧縮列の交点付近を拡大した模式図であり、図8は、図7のVIII−VIII線による断面を示す図である。図9は、図7のIX−IX線による断面を示す図である。
図7に示されるように、長凹部21、及び短凹部23の周囲を取り囲む破線で示された領域は、準圧縮領域24である。すなわち、長凹部21、短凹部23を形成するためにトップシート14と吸収体13とを強く圧縮することにより、長凹部21、短凹部23の周囲のトップシート14及び吸収体13は、引っ張られて圧縮されることになる。このように、エンボス型によって強く圧縮された領域である凹部の周囲の弱く圧縮された領域を準圧縮領域24という。したがって、吸収体13等が圧縮されている領域、すなわち圧縮領域は、各凹部21、23及びその周囲の準圧縮領域24となる。そして、吸収体13等における、これら圧縮領域以外の領域は、圧縮されておらず、非圧縮領域となる。すなわち、格子の交点である短凹部23と長凹部21との間に位置する交点近傍部26、格子の内部である主吸収領域25は、非圧縮領域である。
図8及び図9に示されるように、非圧縮領域である主吸収領域25と交点近傍部26とは、吸収体13等の厚み(高さ)が同じである。一方、長凹部21、短凹部23は、吸収体13等が圧縮されており、非圧縮領域に比べて凹んでいる。そして、非圧縮領域と各凹部21、23とをつなぎ、吸収体13の厚みが漸次的に変化する部分が準圧縮領域24である。
次に、各凹部の形状について具体的に説明する。
図7及び図8に示されるように、長凹部21は、その外形を形成する長凹部第1部211と、第1長凹部211内に間欠的に配置されて、長凹部第1部211よりもさらに深く凹んでいる円状の長凹部第2部212とから構成されている。長凹部第1部211は、図7に示されるように、格子の辺の長さS1、S2よりも短い長さUと幅Vの細長いものである。具体的にはその両端が円弧となった形状である。そして、長凹部第1部211の内部には、その長手方向中心軸に対して、円形の長凹部第2部212が、所定間隔で互い違いとなるように配置されている。長凹部第2部212は、長凹部第1部211よりも吸収体の厚み方向に深くくぼんでいる。
図8に示されるように、長凹部21において、最も深い地点に長凹部第2部212が位置し、長凹部第2部212の底部からわずかに上がった位置に長凹部第1部211が位置する。長凹部21の最も深い位置、すなわち長凹部第2部212の底までの深さをQ1、長凹部第1部211の底部までの深さをQ2とすると、Q1からQ2を引いた差分であるQ3は、長凹部第2部212の底までの深さQ1の約3.5〜15%程度である。そして、非圧縮領域における吸収体13とトップシート14からなる厚みをQ4とすると、長凹部第2部212の底までの深さQ1は、厚みQ4の42.5%〜97.5%程度である。そして、長凹部第1部211の底までの深さQ2は、厚みQ4の37.5%〜95.0%程度である。このように、本実施形態における長凹部21は吸収体13をかなり深くまで圧縮して形成されている。そして、2段階の深さを有する形状となっている。
一方、図9に示されるように、格子の交点に位置する短凹部23は、長凹部第1部211と同じ深さQ2だけ、吸収体13等を圧縮して形成されている。
長凹部21及び短凹部23を形成するエンボス加工は、トップシート14と吸収体13との間に接着剤を介在させて、トップシート14表面からトップシート14と吸収体13とを共に圧縮するものである。長凹部21、短凹部23は、エンボスロールに形成された所定の型によって、トップシート14の表面からトップシート14と吸収体13とを共に圧縮して形成されたものである。
そして、長凹部21においては、長凹部第2部212は、小さな円であり、その面積は小さい。したがって、エンボスロールによる押圧において、長凹部第2部212に圧力が集中し、吸収体13とトップシート14は強く圧縮される。この圧縮の際に、吸収体13のパルプ繊維とトップシート14の繊維とがしっかりと絡み合い、両者が一体となった状態で接合される。次に、長凹部第1部211においても圧縮の際に同じ押圧力が加わるが、面積が広い分、圧力は長凹部第2部212ほど集中しない。このため、吸収体13とトップシート14との接合は長凹部第2部212に比べるとわずかに弱いが、その凹部形状を形成するには十分である。このように、長凹部第2部212において吸収体13が強く圧縮されているとともに、吸収体13とトップシート14とがしっかりと接合することにより、長凹部21の形状が維持される。例えば、着用者が着座するなどして、吸収体13表面に着用者の体重による圧力が加わった際にも、この長凹部21はへたることなく、その形状を維持する。そして、脚の様々な動きによって、おむつ10が強く引っ張られたりしても、トップシート14と吸収体13がしっかりと接合し、長凹部21はその形状を維持する。ここで、長凹部第1部211と長凹部第2部212の二段階構造とするのではなく、長凹部21全体に強い圧縮力を加えて形成することも考えられる。すなわち、エンボス加工において、長凹部第1部211に合わせた略楕円状の突起の内部にさらに、長凹部第2部212に合わせた丸い突起を突出させた型を用いるのではなく、表面が平らな略楕円状の突起のみの型を用いて圧縮することも考えられる。しかしながら、そのような型では圧力が集中する箇所が作られていないので、全体的に強く圧力を加えないと、表面シートと吸収体との繊維が強く絡み合った状態で接合する箇所を作り出せない。結果として、必要な押圧力は大変強くなり、トップシート14が破れてしまう場合がある。また、全体に弱い押圧力での圧縮では、着用者の体重や様々な動きに耐えられる長凹部21を形成するのが難しい。本実施形態では、エンボス加工の型において長凹部第2部212に対応する突起を設けて、部分的に強く圧縮することにより、トップシート14と吸収体13とがしっかりと接合する箇所を作るとともに、製造時にトップシート14が破れるなどの不良発生を防ぐ。なお、トップシート14の強度や圧縮量によっては、このような二段階の圧縮構造を用いることなく、間欠的にドット状の凹部を配列するなどの構成によって、圧縮列を形成してもよい。
さらに、格子の交点に設けられた短凹部23は、上述したように、このエンボスロールによって、吸収体13が長凹部第1部211と同じ程度押圧されて圧縮されることで形成されている。この押圧の強さはトップシート14が破れることなく、トップシート14と吸収体13との一体的な接合を実現する程度の強さである。
図8、図9に示されるように、吸収体13において、長凹部第2部212の底面部分は、吸収体の密度が最も高い高密度部13Aである。そして、主吸収領域25、交点近傍部26等の非圧縮領域は、吸収体の密度が最も低い低密度部13Dである。そして、長凹部第1部211の底面部分及び短凹部23底部は、中密度部13Bである。準圧縮領域24は、非圧縮領域に向かって密度がしだいに低くなっていく密度変化部13Cとなる。
ここで、吸収体13は、上述したように、主にSAPとパルプからなるものであり、密度は主にパルプ繊維密度が関与している。したがって、高密度部13Aはパルプが圧縮され、パルプ間の隙間が少ない状態である一方、低密度部13Dは、パルプ間の隙間が高密度部13Aに比べて多い状態である。
加えて、凹部21、23は、合成繊維であるトップシート14と主成分がパルプの吸収体13とをともに圧縮接合して形成されているので、凹部21、23の底面は、フィルム状となって液をほとんど吸収しないと見られる。したがって、凹部21、23上に排出された体液は、凹部21、23の側壁である密度変化部13Cで吸収され、主吸収領域25へ送られる。
上述したように、本実施形態では、圧縮列22を形成する上で、連続する凹部とするのではなく、間欠的に凹部21、23を配列して形成している。特に、この斜め格子の交点に短凹部23を設け、次の長凹部21は、交点から離れた場所に位置するようにしている。このように間隔L1を設ける理由について以下に説明する。
上述したように、斜め格子の圧縮列22は、各凹部21、23にあわせた型が表面に形成されているエンボスロールを回転させながら押し当てることにより形成される。図6に示されるように、エンボスロールが回転しながら矢印W方向に進行すると、エンボスロールの進行方向Wに対して直交する方向(回転軸に平行な方向)に並ぶ長凹部21部分は全て同時に押圧されることとなる。本実施形態では、エンボスロールの円周は、吸収体13の長手方向の長さに相当するように、エンボスロールの大きさが決定されているが、これに限るものではない。
なお、本実施形態では、エンボスロールの進行方向Wは、エンボスロールの回転軸に直交する方向であり、おむつ10が完成した際に、先の仮想線Pとなる方向に平行である。上述したように、トップシート14と吸収体13とをともにエンボスロールで圧縮した後、必要な他のシート等を積層するなどして、おむつ10のサイズに切断される。切断は、おむつ10の前身頃、股下、後身頃にわたる長さで成されるため、エンボスロールの進行方向Wも仮想線Pと平行とすることにより、仮想線Pに対して傾斜した斜め格子状のエンボスパターンを形成できる。
したがって、右向き長凹部21aは、進行方向Wに対しても右方向に傾斜し、左向き長凹部21bは左方向に傾斜することとなる。このため、進行方向Wにエンボスロールが進むにつれて、交差部分23に向かって隣接する右向き長凹部21aと左向き長凹部21b間の距離が短くなっていく。
ここで、凹部21、23を形成するエンボスロールの押圧の際、トップシート14は凹部21、23内に引き込まれることになる。特に、長凹部21は、右向き長凹部21aと左向き長凹部21bとが、隣接して配置されているため、これらを形成する上で同時に左右からトップシート14が引き込まれることになる。つまり、図6において、矢印Aで示す引き込み力が左右同時に加わってトップシート14が引っ張られることになる。隣接する右向き凹部21aと左向き凹部21bの距離が短くなるほど、トップシート14の引き込み力Aの引っ張りに対する余裕部分が少なくなるため、トップシート14が強く張った状態となっていく。
例えば、同じ大きさの格子を作る上で、間隔L1をあけずに、右向き長凹部21aと左向き長凹部21bとが格子の交点で接合する形に形成すると仮定すると、格子の角近傍において、右向き長凹部21aと左向き長凹部21bとが非常に近接して配置されることになる。すると、交点近傍においては、吸収体13自体の密度が高く、硬い状態であるところに加えて、近接する左右の長凹部21a、21bの引き込み力でトップシート14が強く張った状態で吸収体13に接することとなる。交点近傍の主吸収領域25では、吸収体13中のSAPがトップシート14に当たり、ごつごつとした手触りとなる。これは、着用者の肌に対して刺激となるため、好ましくない。
したがって、本実施形態では、隣接する長凹部21間の距離が所定距離T未満となる交点近傍部26は圧縮せず、トップシート14が強く張った状態としないようにする。すなわち、主吸収領域25内のトップシート14が余裕を持った状態で維持できる範囲までに、吸収体13圧縮及び吸収体13とトップシート14との接合をとどめる。これにより、SAPによるごつごつした手触り及び格子の角部分が硬くなることを抑制する。
つまり、図6、図7に示されるように、右向き長凹部21a、左向き長凹部21b間の最短距離はTとし、両者間の距離がT以上となる部分にのみ、長凹部21が形成されている。したがって、トップシート14はふんわりとした状態で固定されることとなり、硬い手触りを回避できる。図中において、距離Tは、進行方向Wに対して直交する方向に記しているが、進行方向Wに平行な方向についても、角部分が硬くなることによる問題は発生するため、同じく一定距離以上離して、各長凹部21を形成するのが好ましい。本実施形態では、右向き長凹部21a、左向き長凹部21bの長さを等しくし、その形成間隔L1も等しくしているため、進行方向Wに平行な方向についても同様に距離T以上離れて各長凹部21が形成されることとなる。
言い換えると、エンボスパターンを決定する際に、第1圧縮列22aと第2圧縮列22bとによって区画される四辺形(マス)の対角線に平行な方向において、隣接する凹部間の距離がT以上となるように、各長凹部21の配置間隔を決定する。
なお、上述したように、引き込み力Aは、エンボスロールの進行方向Wに対して直交する方向に対して強く作用するため、エンボスロールの進行方向Wに対して平行な対角線については、隣接する凹部間の距離が、Tよりもわずかに短くなっても、その影響は少ないとも言える。
このTは、例えば、本実施形態では、吸収体の厚み8mm、第1凹部Q2の深さが6mmの場合、7mm程度である。これは吸収体13におけるSAPの量とパルプ繊維量との関係や、トップシート14の厚みによっても変化する。本発明において重要な点は、斜め格子状など斜めの成分を有するエンボスパターンを用いる際に、隣接する凹部間の間隔が狭くなる部分にはエンボスパターンを形成しないということである。
一方で、格子の交点自体は、近接して左右両方から同時に押圧される場所でないため、トップシート14が強く引っ張られることがない。トップシート14の張りを考慮して、圧縮列22において、凹部を形成しない間隔を広く取りすぎると、圧縮列22が列として識別されなくなり、格子が認識されない可能性がある。また、あまりに長凹部21間の間隔が広いと、吸収体13が体の動きに追従して斜めに折れ曲がりやすいという作用を発揮しにくくなる。したがって、トップシート14の張りに影響のない交点には、凹部23を設けて、格子の認識性を高め、エンボスパターンの視覚的効果をより向上させる。また、格子マスの角を硬くすることなく、体の動きに吸収体13を追従して、折れ曲がりやすいものとなる。
このように、本実施形態では、隣接する凹部21間の最短距離がT未満とならないようにする。つまり、凹部21を距離T以上離して配置したエンボスパターン、すなわち、格子の交点近傍26はエンボス加工しないエンボスパターンとすることにより、肌当接面の肌触りが硬くなることを防ぐ。そして、格子の角は、主吸収領域25と同様にふんわりとした状態であるので、斜め格子状のエンボスパターンを用いても、格子マスの角が硬く尖った手触りとならず、着用者にふんわりとした肌触りを与えることができる。
また、第1圧縮列22aと第2圧縮列22bの交点には、短凹部23を設けることにより、格子の交点(マスの頂点)をはっきりさせ、美観性、デザイン性を向上させる。また、この斜めに伸びる圧縮列22が、製造不良によるしわや、不規則に並んだ凹部等と誤認されないようにする。また、体の動きに追従した吸収体13の斜め方向にも変形しやすくなる。
なお、本実施形態では、エンボス加工はエンボスロールを用いて行うものを説明したが、この方法に限らず、おむつの大きさに合わせた板状のエンボス板によって、おむつの大きさ単位でエンボスを押していくものなどでもよい。
次にエンボス加工によるエンボスパターン実施例の詳細について、説明する。
図6に示されるように、本実施例のエンボスパターンは、右向き長凹部21aと、右向き長凹部21aの長手方向の前後に位置する短凹部23とが、互いに間隔L1をあけて第1圧縮列22aを形成する。左向き長凹部21aも同様に、短凹部23と、互いに間隔L1をあけて第2圧縮列22bを形成する。これら、第1圧縮列22aは、間隔S1で平行に複数列配置され、第2圧縮列22bは、間隔S2で平行に複数列配置される。そして、これら第1圧縮列22aと第2圧縮列22bとによって、同図に示されるように、遠視的に斜め格子状となるエンボスパターンが形成される。
本実施例における格子の1辺の長さS1およびS2は等しく、27.0mmである。格子の間隔は、13.0mm以上54.0mm以下が好ましい。また、長凹部21の長手方向の長さUは19.0mmであり、長さUは格子の1辺の長さS1、S2の55%から85%が好ましい。また、長凹部21の幅Vは、3.0mmである。幅Vは、2.0mm以上、4.0mm以下が好ましい。また、短凹部23の幅V1は、長凹部21の幅Vと同じか、それよりも狭い。本実施形態における幅V1は、2.0mmである。幅V1は、1.0mm以上、4.0mm以下が好ましい。また凹部21、23間の間隔L1は、4.4mmである。間隔L1は、2.0mm以上6.0mm以下が好ましい。このような関係とすることにより、交点を除き、隣接する長凹部21間の距離Tが6.0mm未満となる箇所は、凹部がない状態となる。
また、本実施形態において、エンボス加工をする前の吸収体13とトップシート14との厚さは、8.0mmであり、図8に示されるように、長凹部21の最も深い箇所の深さQ1は7.8mmである。そして、次に深い箇所の深さQ2は7.5mmである。そして、非圧縮領域の厚みQ4は8.0mmである。
なお、エンボス加工前の吸収体13とトップシート14との厚さは、5.0mm〜20.0mmが好ましい。また、凹部21によって圧縮された部分の最大深さQ1は、3.0mm〜8.0mmが好ましい。そして次に深い箇所との差Q3は、0.1mm〜0.5mmが好ましい。また、非圧縮領域の厚み(高さ)Q4は、5.0mm〜20.0mmが好ましい。
各凹部21、23をこのような深さ及び間隔で形成することにより、体重が加わっても、その溝を維持することができるとともに、おむつの股下部の肌当接面において、柔らかい肌触りを維持することができる。したがって、斜め格子状のエンボスパターンにより、脚の様々な動きに対しておむつがよれるなど変形を抑制できるとともに、その肌触りを柔らかいものとして、肌への刺激を極力抑えることができる。
なお、本実施形態において、長凹部21は、細長い略楕円形の長凹部第1部211によってその外形が確定されるものとしたが、本発明はこれに限らず、斜め格子状の圧縮列を複数のドットや平行四辺形などの凹部を間欠的に配置して形成してもよい。すなわち、本実施形態において、凹部を形成しない交点近傍部26を所定の大きさだけ設けることが重要であり、格子の各辺を構成する長凹部21で画定している部分の凹部の形状はこの実施形態に限るものではない。上述の複数のドット等を配列しても同様の効果を得ることができる。この場合においても、前記格子のマスの対角線に平行な方向における隣接する凹部間の距離はT以上となるように凹部は配置されることとなる。
また、本実施形態において、一つの長凹部21ではなく、長手方向の長さを短くした2つ以上の長凹部21によって、マスの一辺を形成するようにしてもよい。また、長凹部第1部211内の長凹部第2部212の配置は、互い違いとなるように、幅方向外側に振り分けているが、本発明はこれに限らず、中央に一列に並べる構成などいかなるものであってもよい。また、長凹部第2部212の形状は本実施形態に示した形状に限らず、四角形、楕円形、三角形など様々な形状を取り得る。
また、本実施形態において、短凹部は4頂点が尖った星状としたが、本発明はこれに限らず、四辺形、円などでもよい。すなわち、格子のマスの頂点(角)と認識させる上で適当な形であれば、いかなるものであってもよい。
本実施形態の使い捨ておむつ10は、大人用、子供用のいずれにも適用可能である。また、本実施形態では、パンツ型おむつを例にして説明したが、展開型おむつ(いわゆるシート型おむつ)にも適用可能であるのはいうまでもない。また、本発明の吸収性物品はおむつのみに特定されるものではなく、吸収パッド等、他の一般的な吸収性物品全般に適用されるものである。例えば、図5に示されるように、吸収体13及びトップシート14部分の構造から、本発明は、吸収パッド等にも適用可能であり、おむつと同様の作用効果を有するものである。
10 使い捨ておむつ
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
10W ウエスト周り開口部
10L 脚周り開口部
11 カバーシート
11A 切欠き部
11B インナーカバーシート
11C アウターカバーシート
12 バックシート(裏面シート)
13 吸収体
14 トップシート(表面シート)
15 糸ゴム(脚周り糸ゴム)
17 糸ゴム(ウエスト周り糸ゴム)
18 サイドシート
21 長凹部(第2凹部)
21a 右向き長凹部
21b 左向き長凹部
211 長凹部第1部(凹部第1部)
212 長凹部第2部(凹部第2部)
22 圧縮列
22a 第1圧縮列
22b 第2圧縮列
23 短凹部(第1凹部)
24 準圧縮領域
25 主吸収領域(マスを構成する辺で取り囲まれた内部領域)(非圧縮領域)
26 交点近傍部(非圧縮領域)
L1 圧縮列における隣接凹部間の前後間隔
S1 複数の第1圧縮列の形成間隔
S2 複数の第2圧縮列の形成間隔
T 隣接する凹部間の最短距離
U 長凹部の長手方向の長さ
V 長凹部の短手方向の長さ(幅)
V1 短凹部の幅

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配された吸収体とを有し、前記表面シートと前記吸収体とを圧縮した凹部を有する吸収性物品であって、
    前記凹部は、前記吸収性物品が着用された際に着用者の腹側から股下を通り、背側にいたる仮想線に対して一方側に傾斜する成分と他方側に傾斜する成分とによる格子であって、前記格子の交点に位置する第1凹部と、該第1凹部間に位置する第2凹部を有し、
    前記第1凹部と前記第2凹部との間は、非圧縮領域であり、
    前記第2凹部は、凹部第1部と、該凹部第1部内においてさらに凹んだ凹部第2部とからなり、前記第2凹部の下には全域に前記吸収体が存在している、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記凹部は、前記表面シートと前記吸収体が一体的に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記格子のマスにおける対角線に平行な方向において、隣接する前記第2凹部間の距離は、6mm以上あることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記格子の間隔は、13mm以上54mm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記非圧縮領域における前記吸収体と前記表面シートからなる厚みに対する、前記凹部第2部の底までの深さは42.5%〜97.5%、前記凹部第1部の底までの深さは37.5%〜95.0%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体が前身頃、股下、後身頃にわたって延在する大きさの使い捨ておむつであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品。
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