JP6503716B2 - 解体システム及び解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の解体工事で用いられる解体システム及び建物の解体方法に関する。
高層建物の解体方法として、まず、高層階に解体システムを設置して、高層階から下層階へと解体を進めていく方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この解体方法では、まず、屋上階の大梁を支持する仮設柱を、最上階から数階下に支持されるように設置し、大梁及び仮設柱を覆う仮設屋根と仮設壁とを設置することにより、解体作業スペースを画する解体システムを構築する。そして、上記解体作業スペース内で解体し、その後、仮設柱を降下させて数階下に支持されるように盛り替え、上記解体作業スペース内で解体する。このように、この解体方法では、仮設屋根と仮設壁とで囲まれた解体作業スペース内での解体作業と、仮設柱の盛り替えとを繰り返すことにより、高層階から下層階へと解体を進めていく。これにより、防音、防塵に優れると共に、解体していることが外からは分らないかのような解体工事が可能となる。
特開2011−69117号公報
特許文献1に記載の解体方法では、仮設柱を解体作業スペースの下階で支持することから、支持階に解体システムの荷重が作用する。このため、解体システムの重量によっては、仮設柱を支持する階の補強が必要になり、該補強を避けるためには、解体システムの軽量化が必要なる。即ち、特許文献1に記載の解体方法では、解体システムの重量による制約がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、屋根を降下させながら上階から下階へと建物の解体を進める建物工事における、解体システムの重量による制約を低減することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る解体システムは、解体する建物の屋根を降下させながら上階から下階へと該建物の解体を進める解体工事で用いられるシステムであって、複数の柱材が着脱可能に接続されてなり、前記建物のスラブに形成された開口に挿通され、前記屋根を支持する柱部と、前記建物の基礎の上に設置されて、最下位の一段上の高さに位置する前記柱材を支持する架台と、前記基礎又は前記架台の上に設置されて前記柱材を昇降させるジャッキと、前記スラブに設けられ、前記柱部を水平方向に拘束した状態と、前記柱部の拘束を解除した状態とに遷移する拘束機構と、を備える。
また、本発明に係る建物の解体方法は、前記解体システムを用いて、前記屋根を降下させながら上階から下階へと前記建物の解体を進める解体方法であって、前記架台を前記建物の基礎の上に設置し、前記ジャッキを前記基礎又は前記架台の上に設置する工程と、前記ジャッキで前記柱部を上昇させて最下位の前記柱材を前記架台で支持し、該柱材の下に前記柱材を接続することを繰り返すことにより、前記柱部を延長する工程と、前記柱部で前記屋根を支持した状態で、上階から下階へと解体すると共に、前記ジャッキで前記柱部を下降させて最下位の一段上の前記柱材を前記架台で支持し、最下位の前記柱材を撤去することを繰り返すことにより、前記柱部を短縮する工程とを備える。
本発明によれば、屋根を降下させながら上階から下階へと建物の解体を進める建物の解体工事における、解体システムの重量による制約を低減することができる。
一実施形態に係る解体システムを示す立面図である。 ジャッキシステムを示す立面図である。 ジャッキシステムを示す立面図である。 仮設柱の振れ止め機構を示す立断面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 本実施形態に係る建物の解体方法の手順を示す立面図である。 他の実施形態に係るジャッキシステムを示す立断面図である。 他の実施形態に係るジャッキシステムを示す立断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る解体システム10を示す立面図である。この図に示すように、解体システム10は、複数の仮設柱20と、複数のジャッキシステム30と、解体対象の建物1の屋根(既存屋根)12と、養生14と、天井クレーンシステム40とを備えている。
各仮設柱20は、建物1の柱2の近傍に配されており、建物1のスラブ3には、仮設柱20が挿通される開口4と、解体物たるブロック体9を降ろすための開口6とが空けられている。そして、複数の仮設柱20は、屋根12を支持している。ここで、仮設柱20の全長は、基礎スラブ5上に設置されたジャッキシステム30から屋根12までの長さであるところ、仮設柱20は、全長に比して短い(本実施形態では天井高以下)複数の柱材21が接続された構成となっている。
各ジャッキシステム30は、各仮設柱20の脚部に対応して、基礎スラブ5上に設置されている。ジャッキシステム30は、ジャッキ32と、架台34とを備えている。ジャッキ32は、基礎スラブ5上に設置され、仮設柱20を昇降可能に支持している。また、架台34は、複数の柱材34Aと該複数の柱材34Aの上端を結合するフレーム34Bとを備えている。仮設柱20の各柱材21には、可動式の一対の係止部22(図2参照)が設けられており、該一対の係止部22を介して、仮設柱20の荷重が架台34で支持される。
養生14は、建物1の1階から最上階までを包囲するように設置されている。ここで、養生14の上端は、屋根12に取付けられており、屋根12から吊り下げられている。
天井クレーンシステム40は、複数の主桁42と、複数の横桁44と、複数のホイストレール46と、複数の電動ホイスト48とを備えている。屋根12は、梁12Aと屋根スラブ12Bとを備えており、複数の主桁42は、互いに平行に配されて梁12Aに固定されている。また、複数の横桁44は、互いに平行かつ主桁42に対して直交するように配されて主桁42に固定されている。
複数のホイストレール46は、互いに平行かつ横桁44に対して直交するように配されて横桁44に固定されている。また、各電動ホイスト48は、各ホイストレール46に移動可能に設置されている。
図2及び図3は、ジャッキシステム30を示す立面図である。これらの図に示すように、ジャッキ32は、最下位の柱材21を基礎スラブ5の近傍の高さと架台34のフレーム34Bの高さとの間で昇降させる。
フレーム34Bは多角形(本実施形態では矩形)であり、フレーム34Bの内側に柱材21が挿通される。ここで、柱材21の下部には、一対の係止部22が鉛直のシャフト23及びブラケット24を介して回動可能に取り付けられている。この一対の係止部22は、柱材21の中心に対して対称に配されており、同一直線上に位置する展開状態では、フレーム34B上に載り、折畳まれた状態では、フレーム34Bの内側に位置する。なお、係止部22は、型鋼や鋼管等の鋼材である。
図4は、仮設柱20の振れ止め機構50を示す立断面図である。この図に示すように、スラブ3の開口4の縁部には、振れ止め機構50が設けられている。この振れ止め機構50は、開口4の孔壁及び周縁上面に固定された一対のL字状の固定板52と、それぞれ各固定板52上に移動可能に設けられた一対のL字状の移動板54とを備えている。
一対の固定板52は、開口4の中心に対して対称に配され、一対の移動板54についても、開口の中心に対して対称に配されている。固定板52の上部にはアンカーボルト56が設けられ、移動板54の水平部にはアンカーボルト56が挿入される長穴54Aが形成されている。この長穴54Aは、開口4の近傍から開口4から離れる方向へ延びており、これにより、移動板54は、柱材21に接近又は離間する方向に移動可能となっている。ここで、アンカーボルト56により移動板54を固定することができる。
一対の移動板54は、図中破線で示す退避状態と、図中実線で示す前進状態とをとることができる。退避状態の一対の移動板54は、開口4の上から退避する。この状態では、柱材21は開口4を通って昇降することができる。一方、前進状態の一対の移動板54は、柱材21を挟み込む。この状態では、柱材21は水平方向に拘束されて振れ止めをなされる。
ここで、一対の移動板54が柱材21を挟み込むことにより柱材21の振れ止めがなされているが、柱材21の鉛直荷重はスラブ3及びそれを支える梁や梁には作用していない。
図5〜図12は、本実施形態に係る建物1の解体方法の手順を示す立面図である。これらの図に示すように、本実施形態に係る建物1の解体方法では、建物1の高層階からブロック解体を行い、分断されたブロック体9を天井クレーンシステム40で開口6を通して1階まで降し、そして、解体システム10を解体の進行に合わせて下降させる。
まず、図5に示すように、仮設柱20を挿通するための開口4と、ブロック体9を天井クレーンシステム40で1階まで降ろすための開口6とを、2階から最上階までのスラブ3に形成する。また、最上階の耐震壁7をウォールソー等で切断して撤去する。さらに、1階から最上階までの内装を人力により撤去し、図中の建物1の左側に破線で示す外部階段を切断して撤去する。
次に、図6に示すように、天井クレーンシステム40を設置する。本工程では、主桁42を屋根12の梁12Aに固定し、横桁44を主桁42に固定する。そして、ホイストレール46を横桁44に固定し、電動ホイスト48をホイストレール46に設置する。また、ジャッキシステム30を基礎スラブ5上に設置する。また、養生14を建物1の周囲に設置しその上端を屋根12に取り付ける。
次に、図6及び図7に示すように、仮設柱20を設置する。本工程では、係止部22を折畳んだ状態の柱材21をジャッキ32上に設置して、該柱材21をジャッキ32により架台34のフレーム34Bの高さまで上昇させる。そして、係止部22(図2及び図3参照)を展開状態にすることにより、柱材21を係止部22を介して架台34で支持する。次に、ジャッキ32を収縮させた後、架台34で支持した柱材21とジャッキ32との間に柱材21を設置して、上下の柱材21をボルトにより接続する。次に、ジャッキ32で柱材21を支持した状態で、架台34の高さの係止部22を折畳み、最下位の柱材21をジャッキ32により架台34のフレーム34Bまで上昇させる。かかる作業を繰り返すことにより、基礎スラブ5の近傍から屋根12まで延びる仮設柱20を構築する。そして、最下位の柱材21を架台34で支持し、各階の開口4に振れ止め機構50を設置して、仮設柱20を各階で固定する(図4参照)。
次に、図8に示すように、最上階の柱2の下端2Aを切断する。また、最上階のバルコニー8及び廊下を切断して電動ホイスト48で下階に降ろす。さらに、最上階のスラブ3を切断して電動ホイスト48で開口6を通して下階に降ろす。
次に、図9に示すように、最上階及びその下の階の梁及び耐震壁7を切断してブロック体9にし、該ブロック体9を電動ホイスト48で開口6を通して1階のトラック上に降ろす。そして、トラックでブロック体9を搬出する。
次に、図10に示すように、最上階の下の階の柱2及び梁を切断してブロック体9にし、該ブロック体9をチルホールやジャッキ台車等で開口6の近傍まで移動させ、電動ホイスト48で開口6を通して1階のトラック上に降ろす。そして、トラックでブロック体9を搬出する。
次に、図11に示すように、解体システム10を下降させる。本工程では、まず、振れ止め機構50による仮設柱20の固定を解除する(図4参照)。次に、ジャッキ32で仮設柱20を下降させて最下位の上の柱材21を架台34で支持し、最下位の柱材21をその上の柱材21から取り外して、フォークリフトで搬出する。そして、ジャッキ32で柱材21を支持した状態で、最下位の柱材21の係止部22を折畳み、最下位の柱材21をジャッキ32により下降させる。その後、最下位の上の柱材21の係止部22を展開して、該柱材21を架台34で支持する。
図9〜図11に示す工程を繰り返すことにより、図12に示すように、建物1の下層階まで解体する。
以上説明したように、本実施形態に係る解体システム10は、複数の柱材21が着脱可能に接続されてなり、建物1のスラブ3に形成された開口4に挿通され、屋根12を支持する仮設柱20と、基礎スラブ5の上に設置されて最下位の一段上の高さに位置する柱材21を支持する架台34と、基礎スラブ5の上に設置されて柱材21を昇降させるジャッキ32とを備える。
ここで、仮設柱20を支持する架台34と、仮設柱20を昇降可能に支持するジャッキ32とを基礎スラブ5の上に設置したことにより、解体システム10の荷重は、解体中の建物1には作用せずに建物1の基礎に作用する。これによって、屋根12や天井クレーンシステム40の荷重が大きい場合でも、解体中の建物1の躯体の強度にかかわらず、屋根12や天井クレーンシステム40を支持することができる。従って、屋根12を上階から下階へと降下させながら建物1の解体を進める建物の解体工事における、解体システム10の重量による制約を低減することができる。
また、本実施形態に係る解体システム10は、スラブ3に設けられ、仮設柱20を水平方向に拘束した状態と、仮設柱20の拘束を解除した状態とに遷移する振れ止め機構50を備える。これによって、拘束状態では、解体システム10の荷重を解体中の建物1の躯体に作用させずに、仮設柱20の振れ止めをなすことができ、他方、拘束解除状態では、仮設柱20を開口4を通して昇降させることができる。
また、本実施形態に係る解体方法では、架台34を建物1の基礎スラブ5の上に設置し、ジャッキ32を基礎スラブ5の上に設置する工程と、ジャッキ32で仮設柱20を上昇させて最下位の柱材21を架台34で支持し、該柱材21の下に柱材21を接続することを繰り返すことにより、仮設柱20を延長する工程と、仮設柱20で屋根12を支持した状態で、上階から下階へと解体すると共に、ジャッキ32で仮設柱20を下降させて最下位の一段上の柱材21を架台34で支持し、最下位の柱材21を撤去することを繰り返すことにより、仮設柱20を短縮する工程とを実施する。
かかる方法によれば、解体システム10の荷重を解体中の建物1の躯体に作用させることなく、屋根12を上階から下階へと降下させながら建物1の解体を進める解体工事を実施することができる。
図13及び図14は、他の実施形態に係るジャッキシステム130を示す立断面図である。これらの図に示すように、ジャッキシステム130は、一対のセンターホールジャッキ132と、該一対のセンターホールジャッキ132を支持する架台34とを備えている。
架台34は、複数の柱材34Aと該複数の柱材34Aの上端を結合するフレーム34Bとを備えている。一対のセンターホールジャッキ132は、柱材21の軸心に対して対称に配されており、フレーム34B上に固定されている。また、フレーム34Bには、複数のPC鋼材133が挿通される孔が形成されている。
仮設柱20の各柱材21には一対の係止部22と一対の定着プレート26が設けられている。一対の係止部22は、各柱材21の下部に軸心に対して対称に配されている。また、一対の定着プレート26は、各柱材21の下端に軸心に対して対称に配されている。ここで、定着プレート26と係止部22とは、柱材21の軸心の周りに90°の間隔で配されている。
定着プレート26には、PC鋼材133が挿通される複数の孔が形成されており、該孔に楔が嵌め込まれることにより、PC鋼材133が定着プレート26に定着される。この定着プレート26は、水平のシャフト27及びブラケット28を介して柱材21に回動可能に取り付けられている。ここで、ブラケット28には、水平な姿勢の定着プレート26に係止する係止部材が設けられている。
仮設柱20を設置する工程では、柱材21を架台34の内側に設置し、定着プレート26を水平な姿勢にしてPC鋼材133を定着プレート26に定着させる。そして、該柱材21をセンターホールジャッキ132により上昇させ、係止部22を展開状態にすることにより、柱材21を係止部22を介して架台34で支持する。次に、架台34で支持した柱材21の下に柱材21を設置して、上下の柱材21をボルトにより接続する。また、PC鋼材133を上側の柱材21の定着プレート26から下側の柱材21の定着プレート26に盛り替える。そして、センターホールジャッキ132で柱材21を支持した状態で、最下位の上の柱材21の係止部22を折畳み、最下位の柱材21をセンターホールジャッキ132によりフレーム34Bまでの高さまで上昇させる。かかる作業を繰り返すことにより、基礎スラブ5の近傍から屋根12まで延びる仮設柱20を構築する。
一方、解体システム10を下降させる工程では、まず、振れ止め機構50による仮設柱20の固定を解除する(図4参照)。次に、最下位の柱材21を、その上の柱材21から取り外して、フォークリフトで搬出する。そして、センターホールジャッキ132で柱材21を支持した状態で、最下位の柱材21の係止部22を折畳み、該柱材21をセンターホールジャッキ132により下降させる。その後、最下位の上の柱材21の係止部22を展開して、該柱材21を架台34で支持する。係る作業を繰り返すことにより、仮設柱20を短縮させる。
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、上述の実施形態では、架台34を地上1階の基礎スラブ5上に設置して解体システム10の荷重を基礎スラブ5で支持したが、解体対象の建物1に地下階が存在する場合には、架台34を地下階の基礎の上に設置して解体システム10の荷重を地下階の基礎で支持してもよい。
また、上述の実施形態では、屋根12を解体対象の建物1の屋根、即ち既存の屋根としたが、仮設の屋根を新設してもよい。また、上述の実施形態では、ブロック体9を降下させる際に通す開口6をスラブ3に形成したが、該開口としては、エレベータ開口等の既存の開口を利用してもよい。さらに、建物1を1階や2階まで全て解体することは必須ではなく、1階や2階の低層階を残置して再利用するなどしてもよい。
1 建物、2 柱、2A 下端、3 スラブ、4 開口、5 基礎スラブ、6 開口、7 耐震壁、8 バルコニー、9 ブロック体、10 解体システム、12 屋根、12A 梁、12B 屋根スラブ、14 養生、20 仮設柱、21 柱材、22 係止部、23 シャフト、24 ブラケット、26 定着プレート、27 シャフト、28 ブラケット、30 ジャッキシステム、32 ジャッキ、34 架台、34A 柱材、34B フレーム、40 天井クレーンシステム、42 主桁、44 横桁、46 ホイストレール、48 電動ホイスト、50 振れ止め機構、52 固定板、54 移動板、54A 長穴、56 アンカーボルト、130 ジャッキシステム、132 センターホールジャッキ、133 PC鋼材

Claims (2)

  1. 解体する建物の屋根を降下させながら上階から下階へと該建物の解体を進める解体工事で用いられるシステムであって、
    複数の柱材が着脱可能に接続されてなり、前記建物のスラブに形成された開口に挿通され、前記屋根を支持する柱部と、
    前記建物の基礎の上に設置されて、最下位の一段上の高さに位置する前記柱材を支持する架台と、
    前記基礎又は前記架台の上に設置されて前記柱材を昇降させるジャッキと、
    前記スラブに設けられ、前記柱部を水平方向に拘束した状態と、前記柱部の拘束を解除した状態とに遷移する拘束機構と、
    を備える解体システム。
  2. 請求項1に記載の解体システムを用いて、前記屋根を降下させながら上階から下階へと前記建物の解体を進める解体方法であって、
    前記架台を前記建物の基礎の上に設置し、前記ジャッキを前記基礎又は前記架台の上に設置する工程と、
    前記ジャッキで前記柱部を上昇させて最下位の前記柱材を前記架台で支持し、該柱材の下に前記柱材を接続することを繰り返すことにより、前記柱部を延長する工程と、
    前記柱部で前記屋根を支持した状態で、上階から下階へと解体すると共に、前記ジャッキで前記柱部を下降させて最下位の一段上の前記柱材を前記架台で支持し、最下位の前記柱材を撤去することを繰り返すことにより、前記柱部を短縮する工程と
    を備える建物解体方法。
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