JP6502635B2 - 積層チップおよび積層チップの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン印刷等によって磁性体層と導電パターンが積層されることにより磁性体中にコイル等の回路が形成された積層チップおよびその製造方法に関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォン等の電子機器類にあっては、小型化、薄型化の要請に伴い、積層チップからなるフィルター、コンデンサ、インダクタ等の部品を基板に実装したものが用いられている。
積層チップの一種である積層インダクタは、スクリーン印刷法等によって、電気絶縁性の磁性層と導電パターンが交互に積層されるとともに、上記導電パターンが積層方向に順次接続されることにより、磁性体中に積層方向に重畳しながら螺旋状に周回するコイルが形成され、当該コイルの両端がそれぞれ引出導電を介して積層体チップ外表面に引き出されたものである。
図3および図4は、上記従来の積層インダクタの製造方法を説明するためのもので、この積層インダクタは、印刷用スクリーン等を用いて、Agペーストによってコイルの一部形状の一部をなす導電パターン1を印刷するとともに、その周囲にフェライトからなる磁性体2を印刷したパターン層3を形成し、これらパターン層3を順次積層して圧着させることにより、磁性体2中に上記積層方向に重畳するコイルを形成し、これを脱脂処理して焼成することにより製造されている。
特開2008−21788号公報
ところで、上記従来の製造方法によって得られた積層インダクタにあっては、焼成時に、図4に示すように、パターン層3間において導電パターン1の接続部に亀裂Cが発生して、所望の電気的特性が得られないものが生じてしまうことが多く、製造歩留まりを低下させる一因となっていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、積層方向における導電パターンの接続部に亀裂が生じることを確実に防止することができ、よって電気的特性に優れる製品を製造することができる結果、製造歩留まりも向上させることが可能になる積層チップおよびその製造方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、導電パターンで構成されるパターン層が複数積層され、当該複数のパターン層各々を構成する上記導電パターン同士を上記積層方向に接続する接続用導電パターンが介装され、上記導電パターン及び上記接続用導電パターンにより上記積層方向に重畳する回路が形成され、当該回路の周囲に電気絶縁性の磁性体が形成された積層チップであって、上記接続用導電パターンは、上記積層方向において上記磁性体の間に位置せず上記導電パターンの間に位置しており、かつ、上記磁性体に固定されていないことを特徴とするものである
また、請求項2に記載の本発明に係る積層チップの製造方法は、導電パターンの周囲に電気絶縁性の磁性体が印刷されたパターン層と、接続用導電パターンが形成された接続用パターン層とを交互に積層し、上記パターン層及び上記接続用パターン層を上記積層方向に圧着することで、上記導電パターン及び上記接続用導電パターンを上記積層方向に接続し、上記導電パターン及び上記接続用導電パターンで構成されて上記積層方向に重畳する回路を上記磁性体中に形成する積層チップの製造方法であって、上記接続用導電パターンは、上記積層方向において上記磁性体の間に位置せず上記導電パターンの間に位置しており、かつ、上記磁性体に固定されていないことを特徴とするものである。


請求項1または2に記載の発明によれば、導電パターンの周囲に電気絶縁性の磁性体が印刷されたパターン層の間に、上下のパターン層における導電体パターンを接続するための接続用導電パターンのみからなる接続用パターン層を介装しているために、積層後における上下の導電パターン間の密着度が増加する。
これにより、上記導電体の接続部における接合強度が高くなるために、焼結時における亀裂の発生を抑止することができる。この結果、電気的特性が向上した製品を多く製造することができ、よって製造歩留まりも向上させることができる。
本発明に係る積層チップの製造方法の一実施形態を説明するための図である。 上記一実施形態によって製造および製造された積層チップを示す縦断面図である。 従来の積層インダクタを示す平面図である。 図3の積層インダクタの製造方法を説明するための縦断面図である。
以下、図1(a)〜(c)および図2(a)、(b)に基づいて、本発明に係る積層チップの製造方法の一実施形態について説明する。
この積層チップの製造法においては、先ず図1(a)に示すように、スクリーン印刷法等によって、AgペーストやNiペーストを用いてコイル等の回路の一部形状を導電パターン10として形成し、その周囲にフェライト等を用いて電気絶縁性の磁性体11を形成することによりパターン層12を得る。
次いで、このパターン層12の上側に、図1(b)に示すような接続用パターン層13を、図1(c)に示すように積層する。この接続用パターン層13は、上記パターン層12の導電パターン10と後工程において積層される上側のパターン層12の導電パターン10とを接続する位置に、接続用導電パターン14のみが形成されたものである。
そして、図2(a)、(b)に示すように、上記接続用パターン層13を積層した後に、その上側に上記パターン層12と同様に上記コイル等の回路の他の一部形状が導電パターン10として形成されるとともにその周囲に磁性体11が形成されたパターン層12を積層する工程と、接続用パターン層13を積層する工程を順次繰り返して積層方向に圧着することにより、磁性体11中に上記積層方向に重畳する回路が形成された積層チップが製造される。
この結果、得られた積層チップにおいては、図2(b)に示すように、導電パターン10の周囲に磁性体11が印刷されたパターン層12の積層方向の間に、上下の導電体パターン10を接続する接続用導電パターン14のみからなる接続用パターン層13が介装されている。
以上の構成からなる積層チップの製造方法およびこれによって製造された積層チップにおいては、図2(a)に示すように、導電パターン10の周囲に電気絶縁性の磁性体11が印刷されたパターン層12の間に、上下のパターン層12の導電体パターン10を接続するための接続用導電パターン14のみからなる接続用パターン層13が介装されている。
これにより、積層後における上下の導電パターン間の密着度が増加するために、図2(b)に示すように、積層方向に圧着した後における導電体10、14の接続部の接合強度が高くなり、この結果焼結時における亀裂の発生を抑止することができるために、電気的特性が向上した製品を多く製造することができ、製造歩留まりも向上させることができる。
10 導電パターン
11 磁性体
12 パターン層
13 接続用パターン層
14 接続用導電パターン

Claims (2)

  1. 導電パターンで構成されるパターン層が複数積層され、当該複数のパターン層各々を構成する上記導電パターン同士を上記積層方向に接続する接続用導電パターンが介装され、上記導電パターン及び上記接続用導電パターンにより上記積層方向に重畳する回路が形成され、当該回路の周囲に電気絶縁性の磁性体が形成された積層チップであって、
    上記接続用導電パターンは、上記積層方向において上記磁性体の間に位置せず上記導電パターンの間に位置しており、かつ、上記磁性体に固定されていないことを特徴とする積層チップ。
  2. 導電パターンの周囲に電気絶縁性の磁性体が印刷されたパターン層と、接続用導電パターンが形成された接続用パターン層とを交互に積層し、
    上記パターン層及び上記接続用パターン層を上記積層方向に圧着することで、上記導電パターン及び上記接続用導電パターンを上記積層方向に接続し、
    上記導電パターン及び上記接続用導電パターンで構成されて上記積層方向に重畳する回路を上記磁性体中に形成する積層チップの製造方法であって、
    上記接続用導電パターンは、上記積層方向において上記磁性体の間に位置せず上記導電パターンの間に位置しており、かつ、上記磁性体に固定されていないことを特徴とする積層チップの製造方法。
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