JP6502186B2 - 壁体および壁体構築方法 - Google Patents

壁体および壁体構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、壁体および壁体構築方法に関する。
LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)などの液体を貯留する設備として、PC(プレストレストコンクリート)タンクが用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。
図8は、PCタンクとして、LNGを貯留するLNGタンク100の例を示したものである。LNGタンク100は、地盤7中の杭4で支持された底版5上にコンクリート製の防液堤6を固定して設け、その内側に鋼板等による内槽3aと外槽3bを設けたものである。LNGは内槽3aにて貯留し、内槽3aと外槽3bの間に断熱材を配置して保冷を行う。
防液堤6は、内槽3aが破損した場合にLNGの外部への液漏れを防ぐために設けられる壁体であり、通常円筒状である。防液堤6はLNGの液圧に耐え得る構造とする必要があり、そのため周方向および鉛直方向の緊張材(不図示)によるプレストレスが導入される。
防液堤6に周方向のプレストレスを導入することで液圧に抵抗できるが、防液堤6は、常時はタンク内部から液圧がかかっていない状態にある。そのため、防液堤6の底部では、周方向のプレストレスにより内側方向の曲げモーメントが加わり、応力が集中してひび割れ等の原因となる恐れがある。これを抑制する方策として、防液堤6の底部をその上方の部分に比べて外側に拡幅した形状とすることが多い。この拡幅部分に鉛直方向の追加の緊張材を設けてプレストレスを導入することで、防液堤6の底部の補強ができる。
特開2006-83572号公報
図9(a)は防液堤6の底部近傍を模式的に示したものである。図9(b)は図9(a)の線A−Aによる水平方向の断面を示したものである。この防液堤6は、底部がその上方の部分に比べて外側へと段状に拡幅した形状となっている。また、防液堤6は前記したように円筒状であり、底部の外周面61や底部の上方の部分の外周面62は平面視において円周状である。防液堤6の内周面63も同じく円周状である。
防液堤6を構築する際には、コンクリート打設時に防液堤6の外径に応じた曲率の外型枠を準備する必要があるが、この外型枠は外径が異なる別の防液堤6に転用することができず、効率が悪い。さらに、防液堤6の底部が拡幅している場合、1つの防液堤6でも底部とその上方の部分とで曲率が異なる別の外型枠を準備することが必要になる。
本発明は、効率良く構築できる壁体等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、コンクリート製の筒状の壁体であって、前記壁体は、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状であり、前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体である。
記外周面は、略正二十角形以上の略正多角形状であることが望ましい。
第2の発明は、コンクリート製の筒状の壁体を構築する壁体構築方法であって、内型枠と外型枠の間にコンクリートを打設することで、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状である前記壁体を構築し、前記内型枠は、前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有し、前記外型枠は、前記壁体の外周面の略正多角形の直線部分に対応する平面を有し、前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体構築方法である。
記上方の部分のコンクリート打設時の外型枠として、前記壁体の底部のコンクリート打設時の外型枠を転用することが望ましい。
さらに、前記外型枠は、幅を可変とする可変機構を有し、前記可変機構は、前記外型枠の端部を折り返し可能とするヒンジであることが望ましい。
第3の発明は、コンクリート製の筒状の壁体を構築する壁体構築方法であって、コンクリート製のプレキャストブロックを前記壁体の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層することで、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状である前記壁体を構築し、前記プレキャストブロックは、内側側面に前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有し、外側側面に前記壁体の外周面の略正多角形の直線部分に対応する平面を有し、前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体構築方法である。
第3の発明の壁体構築方法は、前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有する底面と、側面とを有する型枠にコンクリートを打設することで前記プレキャストブロックを製作する工程を有することも望ましい。また、前記壁体の底部のプレキャストブロックを製作する際と、その上方の部分のプレキャストブロックを製作する際とで、前記型枠にコンクリートを打設する深さを変えることも望ましい。
本発明では、筒状の壁体の外周面を略正多角形状とすることにより、コンクリート打設時の外型枠が平面状のものでよく、壁体の規模が異なる場合でも外型枠の幅を変える等により転用できる。このように、本発明では外型枠の転用性が高く、壁体の外周面が略円周状の場合のように曲率の違いによって全く別の型枠を準備する必要がない。一方、壁体の内周面は略円周状であり必要な内空を好適に確保できる。壁体をプレキャストブロックにより構築する場合も、ブロック製作用の型枠を様々な壁体の構築時に共通して用いることができ、壁体を効率よく構築できる。
また本発明では、壁厚が鉛直方向の途中で変化する場合でも外型枠の転用が容易であり、施工を合理化できる。外型枠に前記の可変機構を設けておくと転用性がより向上する。壁体をプレキャストブロックにより構築する場合も、上記と同じくブロック製作用の型枠を共通して用いることができる。また、壁体の外周面を略正二十角形以上の略正多角形状とすることで、外周面を円周に近づけ、設計上余計なコンクリートの量を減らすことができる。
本発明により、効率良く構築できる壁体等を提供できる。
防液堤2を示す図 防液堤2の底部201近傍を示す図 防液堤2の構築について示す図 外型枠301’、301”を示す図 防液堤2’を示す図 防液堤2aの底部201近傍を示す図 型枠400を示す図 LNGタンク100を示す図 防液堤6を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.防液堤2)
図1は本発明の第1の実施形態に係る防液堤2を示す図である。図1(a)は防液堤2の鉛直方向の構成を示す図であり、図1(b)は図1(a)の線a−aの位置での防液堤2の水平方向の断面を示す図である。
本実施形態において、防液堤2はLNGタンク1の防液堤であり、コンクリート製の筒状の壁体である。なお、防液堤2以外のLNGタンク1の構成は図8等で説明したものと同様とする。
図1(a)に示すように、防液堤2の底部201は、その上方の部分である中間部202に対して外側に拡幅した形状となっている。本実施形態では、防液堤2の頂部203もその下方の中間部202に対して外側に拡幅した形状となっている。
防液堤2は疑似円筒状であり、底部201、中間部202、頂部203の外周面21、22、23が、平面視において円周に近似した略正多角形状となっている。一方、防液堤2の内周面24は平面視において略円周状である。なお、以降の説明は主に防液堤2の底部201と中間部202について行う。頂部203の構成は底部201と概ね同様であるので、以降の説明では省略する。
図2(a)は防液堤2の底部201近傍を模式的に示す図である。防液堤2の底部201は、中間部202に対して外側へと段状に拡幅する。
図2(b)は図2(a)の線b−bによる水平方向の断面を示す図である。防液堤2の外周面21、22は、防液堤を円筒状として設計する場合の円周状の外周面(点線で示す)に外接する略正多角形状として定められる。
従って、外周面21、22の角部21a、22aでは、この円周状の外周面に対して余計なコンクリートが必要となる。そのため、外周面21、22は角数の大きな略正多角形状として円周に近似し、余計なコンクリートの量を減らすことが望ましい。例えば、外周面21、22は略正二十角形以上の略正多角形状とするとよい。本実施形態では外周面21、22を略正四十八角形状としている。
例えば内径80m、壁厚0.7mの円筒状の防液堤について、外周面を上記のような略正四十八角形状とする場合、コンクリートの増分は元の量の12%程度に抑えることができる。
(2.防液堤2の構築方法)
本実施形態において、防液堤2は現場打ちコンクリートにより構築される。そのため、防液堤2を構築する際は、まず図3(a)の左図に示すように底版5上に外型枠301と内型枠303を配置し、その間に防液堤2の底部201のコンクリートを打設する。
底部201のコンクリートを打設した後、外型枠301と内型枠303を上方に移動させ、図3(a)の右図に示すように配置する。外型枠301は、底部201のコンクリート打設時よりも内側に配置される。なお、内側とはタンク中心側をいうものとし、その逆は外側というものとする。外型枠301や内型枠303の移動はスライド装置(不図示)などにより行われる。その後、外型枠301と内型枠303の間にコンクリートを打設する。
コンクリートの打設後、外型枠301、内型枠303を上方へと移動させ、外型枠301と内型枠303の間に再びコンクリートを打設する。これを繰り返すことで、中間部202のコンクリートの打設を下から順次行ってゆく。
図3(b)は、外型枠301、内型枠303の配置を上から見たものであり、左図は底部201のコンクリート打設時、右図は中間部202のコンクリート打設時を示す。
外型枠301は、防液堤2の外周面21、22(図2(b)参照)の略正多角形の直線部分に対応する平面を内側側面に有する。
内型枠303は、防液堤2の内周面24(図2(b)参照)の略円周の一部に対応する曲面を外側側面に有する。
外型枠301と内型枠303は、これらの面を対向させ、防液堤2の周方向に沿って配置される。
ただし、防液堤2の中間部202の外周面22は、底部201の外周面21に比べ内側にあり、外周面21の略正多角形を縮小した略正多角形状となる。従って、底部201のコンクリート打設時の外型枠301に必要な幅cに比べ、中間部202のコンクリート打設時の外型枠301に必要な幅c’は若干短い。ここで、幅とは防液堤2の周方向に沿った長さをいうものとする。
そのため、本実施形態では、例えば底部201のコンクリート打設時の外型枠301の幅方向の端部を切り取り、中間部202のコンクリート打設時の外型枠301として転用するが、幅を可変とする可変機構を外型枠に設けてもよい。
その例が図4(a)の外型枠301’であり、この外型枠301’は端部301aをヒンジ接続して折り返し可能としたものである。底部201のコンクリート打設時には端部301aを折り返さず用いるが、中間部202のコンクリート打設時には下図に示すように端部301aを折り返し、幅を短くして用いることができる。
また図4(b)の外型枠301”は、着脱可能な1または複数の端部部材301bを設けたものであり、底部201のコンクリート打設時には端部部材301bを取り付けた状態で用いるが、中間部202のコンクリート打設時には、下図に示すように一部または全部の端部部材301bを取り外し、幅を短くして用いることができる。
中間部202のコンクリート打設後、頂部203のコンクリートの打設が行われる。なお、頂部203の外周面23は中間部202の外周面22より外側にある(図1(a)参照)ので、頂部203のコンクリート打設時には、先程とは逆に、中間部202のコンクリート打設時の外型枠301より幅の長い外型枠を、中間部202のコンクリート打設時よりも外側に配置して用いればよい。幅を可変とする可変機構を有する外型枠を用いる場合は、その幅を長くして転用可能である。
図示は省略するが、防液堤2のコンクリートの内部には、前記した周方向や鉛直方向の緊張材、追加の緊張材なども埋設され、各緊張材の緊張により防液堤2にプレストレスを導入すると、防液堤2の構築が完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、防液堤2の外周面を略正多角形状とすることにより、コンクリート打設時の外型枠301が平面状のものでよく、防液堤2の規模が異なる場合でも外型枠301の幅を変える等により転用できる。このように、本実施形態では外型枠301の転用性が高く、防液堤の外周面が円周状の場合のように曲率の違いによって全く別の型枠を準備する必要がない。さらに、外型枠301自体の形状も簡単であり製作コストが低い。一方、防液堤2の内周面は略円周状でありタンクに必要な内空を好適に確保できる。
なお、防液堤2の外周面は円周に近い厳密な正多角形とした方が応力的には理想的であるが、防液堤2をプレストレストコンクリート構造とする場合、外周面には周方向緊張材の定着部(ピラスター部)を周方向に数箇所配置しなければいけない。このピラスター部が配置される辺とそれ以外の辺の辺長を同じとすることが現実的には困難な場合がある。このような場合も含め、本発明では防液堤2の外周面が厳密に正多角形でなくでもよく、実際の構造形式の制約等を考慮し、極力円周に近い略正多角形の形状とすることが可能である。
また、本実施形態では防液堤2の壁厚が鉛直方向の途中で変化するが、この場合でも外型枠301の転用が可能であり、施工を合理化できる。外型枠に前記したような可変機構を設けておくと転用性がより向上する。さらに、防液堤2の外周面を略正二十角形以上とすることで、外周面を円周に近づけ、設計上余計なコンクリートの量を減らすことができる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、本実施形態ではLNGタンクの防液堤2を構築する例を示したが、本発明の適用範囲はLNGタンクの防液堤2に限らず、各種の構造物に含まれる筒状の壁体に適用することが可能である。また緊張材によるプレストレスを省略することも可能である。
また、本実施形態では防液堤2の外周面の略正多角形の1辺あたり1枚の外型枠301を用いているが、1辺に対して複数枚の外型枠を並べて用いることも可能である。外型枠の転用時には、防液堤2の規模の違い等に応じて、外型枠の幅を変えるほか、並べて用いる外型枠の枚数を変えることもできる。
さらに、本実施形態では底部201の拡幅部分を1段としているが、複数段に拡幅させることも可能である。また本実施形態は、図5の防液堤2’に示すように、底部201の外周面21’が下方に行くにつれ外側へと向かうように直線状に傾斜して拡幅したものであっても適用可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図6(a)は第2の実施形態に係る防液堤2aの底部201近傍を模式的に示す図である。図6(b)は図6(a)の線d−dによる水平方向の断面を示す図である。
第1の実施形態と同様、防液堤2aの底部201は、その上方の部分である中間部202に対して外側へと段状に拡幅した形状となっている。なお、第1の実施形態と同じく、防液堤2aの頂部(不図示)もその下方の中間部202に対して外側に拡幅した形状となっているが、この頂部の構成は底部201と概ね同様であり、以降の説明では省略する。
本実施形態では、防液堤2aが、コンクリート製のプレキャストブロック(以下、ブロックという)を防液堤2aの周方向に並べるとともに鉛直方向に積層して構築される。図示は省略するが、前記した周方向や鉛直方向の緊張材、追加の緊張材などはブロック内のシース管(不図示)に通して配置され、各緊張材の緊張により防液堤2aにプレストレスが導入される。
図の200aは底部201に用いるブロックであり、200bは中間部202に用いるブロックである。ブロック200a、200bはそれぞれ、防液堤2aの外周面21、22の略正多角形の直線部分に対応する平面を外側側面に有し、防液堤2aの内周面24の略円周の一部に対応する曲面を内側側面に有する。
第1の実施形態と同様、防液堤2aの外周面21、22は略正四十八角形状であり、ブロック200a、200bは防液堤2aの周方向に48個並べて配置される。
上下のブロック200a、200bは内側側面の位置を合わせて配置される。ブロック200bはブロック200aよりも薄いものとなっており、図6(b)に示すように、ブロック200bの外側側面の幅e’は、ブロック200aの外側側面の幅eよりも若干短い。また、ブロック200a、200bの幅方向の両端面は、タンク中心で収束するように若干テーパ状に傾斜している。
図7(a)はブロック200a、200bを製作する際の型枠400を示したものである。この型枠400は、底面402が防液堤2aの内周面24の略円周の一部に対応する曲面となっており、側面401が上記のテーパ形状に対応する傾斜を有する。
型枠400内の線f1で示す位置までコンクリートを打設することにより図7(b)に示すようにブロック200aが製作され、それより低い、線f2で示す位置までコンクリートを打設することにより図7(c)に示すようにブロック200bが製作される。こうして、型枠400により厚さや外側側面の幅が異なるブロック200a、200bを製作できる。なお、前記したシース管(不図示)などはコンクリートの打設前に型枠400内に配置しておく。
また、側面部材を点線401’に示すように挿し込んで用いるなどして、ブロックの内側側面および外側側面の幅やブロックの幅方向の両端面の傾斜などを変えることも可能であり、これにより、壁厚の他、防液堤2aの外周面の略正多角形の角数が異なる場合などでも対応できる。
このように、防液堤2aをプレキャストブロックにより構築するケースでも、壁厚等が異なる様々な防液堤2aに対し共通の型枠400を用いることができ、型枠400の使用数が大幅に減り防液堤2aが効率良く構築できる。さらに、防液堤2aの壁厚が鉛直方向の途中で変化する場合にもブロック製作用の型枠400を共通して用いることができる。
以上、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
2、2’、2a、6;防液堤
21、21’、22、23、61、62;外周面
24、63;内周面
200a、200b;プレキャストブロック
201;底部
202;中間部
203;頂部
301、301’、301”;外型枠
303;内型枠
400;型枠

Claims (7)

  1. コンクリート製の筒状の壁体であって、
    前記壁体は、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状であり、
    前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、
    前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体。
  2. コンクリート製の筒状の壁体を構築する壁体構築方法であって、
    内型枠と外型枠の間にコンクリートを打設することで、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状である前記壁体を構築し、
    前記内型枠は、前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有し、
    前記外型枠は、前記壁体の外周面の略正多角形の直線部分に対応する平面を有し、
    前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、
    前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体構築方法。
  3. 記上方の部分のコンクリート打設時の外型枠として、前記壁体の底部のコンクリート打設時の外型枠を転用することを特徴とする請求項に記載の壁体構築方法。
  4. 前記外型枠は、幅を可変とする可変機構を有し、
    前記可変機構は、前記外型枠の端部を折り返し可能とするヒンジであることを特徴とする請求項または請求項に記載の壁体構築方法。
  5. コンクリート製の筒状の壁体を構築する壁体構築方法であって、
    コンクリート製のプレキャストブロックを前記壁体の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層することで、内周面が略円周状であり、外周面が略正多角形状である前記壁体を構築し、
    前記プレキャストブロックは、
    内側側面に前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有し、
    外側側面に前記壁体の外周面の略正多角形の直線部分に対応する平面を有し、
    前記壁体の底部は、その上方の部分に対し外側に拡幅した形状となっており、
    前記壁体の底部の外周面が、その上方の部分の外周面を拡大した略正多角形状となることを特徴とする壁体構築方法。
  6. 前記壁体の内周面の略円周の一部に対応する曲面を有する底面と、側面とを有する型枠にコンクリートを打設することで前記プレキャストブロックを製作する工程を有することを特徴とする請求項5記載の壁体構築方法。
  7. 前記壁体の底部のプレキャストブロックを製作する際と、その上方の部分のプレキャストブロックを製作する際とで、前記型枠にコンクリートを打設する深さを変えることを特徴とする請求項6記載の壁体構築方法。
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