JP6143073B2 - タンクの施工方法、及び外槽ライナープレート - Google Patents
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Description
また、PC型枠部分は、現場打設のコンクリートと一体化されるが、円周方向及び上下方向にプレストレスを作用させる低温タンクの防液堤のような構造物において、設計上、その部分にプレストレスを導入させることができず、防液堤の厚さに組み入れることができないために、結果的にPC型枠の部分だけ防液堤の厚さが増加してしまうという新たな課題が生じていた。
また、本発明では、外槽ライナープレートが外槽ライナープレート付きプレキャストコンクリート型枠としたときよりも軽量で、かつ、厚さが薄いことから、施工時のハンドリング性に優れ、しかも、防液堤の厚さを増加させることがないという利点がある。そのため、施工が容易となって、作業効率が向上し、工期の短縮を図ることができる。
ここで、図3(a)〜(f)は、その施工方法の工程図を示し、そして、図2(a)〜(e)は、タンク1の構成要素の外槽ライナープレート10を示している。
タンク1は、図示しない支持杭上に支持された平面視が円形を呈する基礎版2上に、外周構造としての防液堤3が構築されている。この防液堤3の内側(タンク1の内側)は、後述する外槽ライナープレート10で形成されている。
なお、説明の都合上、上述した図1及び後述する図3(f)の各ロット境界に線が設けられているが、この線で防液堤3が分割されていることを示したものではない。
例えば、本実施の形態では、タンクはLNGタンクの例を示したが、原油タンク等の他のタンクであっても良い。
また、本実施の形態では、外周支持材として外周アングル材11を採用しているが、これに限らず、溝形鋼などの他の鋼材を外周支持材として用いることも可能である。
2 基礎版
2A アンカー
3 防液堤
3A 第1防液堤ロット
3B 第2防液堤ロット
3C 第3防液堤ロット
3D 第4防液堤ロット
3E 第5防液堤ロット
10 外槽ライナープレート
11 外周アングル材(外周支持材)
12 補強用アングル材
13 パッキン材
14 ボルト・ナット
20 外型枠
30 溝形鋼
30A 円周PCシース
31A,31B 鉛直方向筋
32 円周方向筋
40 コンクリート
F 足場
M クレーン
Claims (5)
- 基礎版上に防液堤を構築するとともに、その構築された防液堤の内側に外槽を設けて構成されるタンクの施工方法であって、
前記防液堤は、前記基礎版上に前記外槽を形成する外槽ライナープレートを内型枠として組み立てるとともに、該外槽ライナープレートの外側に所定の間隔を保って外型枠を組み立て、それら組み立てられた前記外槽ライナープレートと前記外型枠との間にコンクリートを打設して構築し、
前記外槽ライナープレートは、矩形を呈する鋼板からなり、その鋼板の外周部には所定の間隔を保って外周支持材が前記外側に向けて突出して設けられ、前記外周支持材が前記コンクリートの鉄筋被りの中に納められていることを特徴とするタンクの施工方法。 - 前記外周支持材は隣接する外槽ライナープレートの外周支持材に当接して組み立てられることを特徴とする請求項1のタンクの施工方法。
- 前記外槽ライナープレートの組み立ては、前記外周支持材同士の間にパッキン材を介在させてボルト締めにより行われることを特徴とする請求項2に記載のタンクの施工方法。
- 基礎版上に防液堤を構築するとともに、その構築された防液堤の内側に外槽を設けて構成されるタンクの施工方法に用いられ、
内型枠として組み立てられるとともに、外側に所定の間隔を保って組み立てた外型枠との間にコンクリートを打設して前記防液堤を構築し、前記基礎版上に前記外槽を形成するための外槽ライナープレートであって、
矩形を呈する鋼板からなり、その鋼板の外周部には所定の間隔を保って外周支持材が設けられ、該外周支持材は隣接する外周支持材に当接して組み立てられ、
前記外周支持材は、前記外側に向けて突出して設けられ、前記外槽ライナープレートを前記外型枠と間隔を保って前記内型枠として組み立てた状態で、前記外型枠と前記内型枠との間に打設された前記コンクリートの鉄筋被りの中に納められていることを特徴とする外槽ライナープレート。 - 前記外周支持材同士の間にパッキン材を介在させてボルト締めにより組み立てられる構成であることを特徴とする請求項4に記載の外槽ライナープレート。
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