JP6501198B2 - 車両用携帯機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両のドアの施開錠の遠隔操作や、車両のエンジンの始動等の操作に用いる車両用携帯機に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、上部カバーと下部カバーとによって構成される内部空間に、上部より、ノブ部材と、防水カバーと、上面にスイッチ、下面にアンテナ素子を備えた基板と、が順次配置されてなる携帯機が提案されている。該携帯機は、ユーザーがノブ部材を押圧して、ノブ部材とともに防水カバーを撓ませることで、基板に設けられたスイッチに押圧力が作用されるようになっている。
特許第4301303号公報
ところで、従来の車両用携帯機では、ユーザーによって操作が行われる入力部の配置位置や、ユーザーの手の大きさや利き腕(右手、左手のどちらで入力部を操作するか)によっては、ユーザーは入力部を操作しづらい場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザーの手の大きさや利き腕に左右されず、操作のし易い車両用携帯機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用携帯機は、車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部とを有する車両用携帯機において、
前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部を有し、
前記第一入力部は前記制御信号の種類毎に操作範囲が分割されており、
同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、制御部が出力する制御信号の種類を選択する第一入力部は、制御信号の種類毎に操作範囲が分割されており、同一種類の制御信号を選択する操作範囲が少なくとも2箇所に配置されているので、ユーザーは、少なくとも2箇所に配置された操作範囲のうち好きな方を選んで、制御信号の選択操作を行うことができる。よって、ユーザーの手の大きさや利き腕に左右されず、第一入力部(車両用携帯機)を操作しやすくできる。
携帯機の正面図である。 携帯機の背面図である。 携帯機の正面にアイコン6が表示された状態を示した図である。 携帯機の正面にアイコン6及び両操作部7、8が表示された状態を示した図である。 携帯機の電気的構成を示したブロック図である。 携帯機の背面に配置された第三入力部の操作部10が操作された状態を示した図である。 右側の操作部8が操作された状態を示した図である。 右側の操作部8でアイコン6bを選択した後、第二入力部の操作部が操作された状態を示した図である。 左側の操作部7が操作された状態を示した図である。 左側の操作部7でアイコン6bを選択した後、第二入力部の操作部が操作された状態を示した図である。 図5のブロック図に対して、入力制御部12内に入力部表示制御部121を追加した図である。 第二入力部及びLED17〜19が制御部11に接続された構成ブロック図である。 図12のブロック図に対して、制御部11内に入力部表示制御部111を追加した図である。 第一〜第三入力部、LED17〜19が制御部11に接続された構成ブロック図である。 複数箇所間で操作範囲が連続した第一入力部の構成例を説明する図であり、変形例6に係る携帯機21の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車両用携帯機1(以下単に携帯機という)の正面図を示している。携帯機1は、車両のユーザーに所持されて、車両ドアの施開錠等、車両の遠隔操作をするために用いられる。先ず、携帯機1の構成を説明する。
携帯機1は、携帯機1の外形を構成する例えば樹脂製のハウジング2を有する。そのハウジング2は、薄型の直方体の各角部を丸めた外形を有し、複数のカバーの嵌合により構成されている。本実施形態では、ハウジング2は、図1の正面側に位置する上カバーと、図2の背面側に位置する下カバーの2つのカバーを有する。そして、それら2つのカバーが外周部で嵌合されることで、内部に各種部品を収容する収容空間を有したハウジング2が構成されている。
ハウジング2は、図1の正面方向から見て略長方形に形成される。ハウジング2の正面には、ハウジング2の正面外形より若干小さい略長方形(長方形の4隅を丸めた形状)の開口3が形成されている。その開口3に、携帯機1の操作及び表示の機能を有するアクリルカバー4が配置されている。アクリルカバー4は、アクリルやポリカーボネート等の透明な樹脂やガラス等を基材として構成されている。また、アクリルカバー4は、開口3の形状に合うように略長方形かつ板状に形成されている。アクリルカバー4の表面が開口3を介して視認可能となっている。
以下では、図1の左右方向を携帯機1の左右幅方向と定義し、図1の上下方向を携帯機の上下幅方向と定義する。アクリルカバー4の短手方向(図1の左右方向。携帯機1の左右幅方向)の中央位置には、後述する制御部11(図5参照)が出力する各制御信号の内容、つまり車両の制御内容を示した各種のアイコンを点灯表示するアイコン表示部5を有する。なお、図1では、アイコンが非表示の状態を示している。アイコン表示部5は、アクリルカバー4の中央位置において、アクリルカバー4の長手方向(図1の上下方向。携帯機1の上下幅方向)に伸びた細長状に設定されている。
アイコン表示部5は、制御信号の種類ごとにアイコンの表示領域が分割されている。詳しくは、本実施形態では図3に示すようにアイコン表示部5には5種類のアイコン6が表示されるが、アイコン表示部5は5つの表示領域5a〜5e(図1参照)に分割されている。なお、図1では分かりやすくするために、表示領域5a〜5eの境界を点線で図示しているが、実際は境界は表示されない。
5つに分割された表示領域5a〜5eのうち一番上の表示領域5aは、車両ドアのロックを示すアイコン6a(図3参照)の表示領域である。上から2番目の表示領域5bは、車両ドアのアンロックを示すアイコン6b(図3参照)の表示領域である。上か3番目の表示領域5cは、車両の左側パワースライドドアの開錠を示すアイコン6c(図3参照)の表示領域である。上から4番目の表示領域5dは、車両の右側パワースライドドアの開錠を示すアイコン6d(図3参照)の表示領域である。上から5番目(一番下)の表示領域5eは、車両のトランクの開錠を示すアイコン6e(図3参照)の表示領域である。これら表示領域5a〜5e(アイコン6a〜6e)が携帯機1の上下幅方向に一列に並ぶように配置される。
なお、アイコン表示部5に表示するアイコンの個数、及び内容は図3に示す個数、内容に限定されるものではなく、例えば、車両のエンジン始動を示したアイコンや、車両のウィンドウの開閉を示したアイコンを表示しても良い。この場合には、車両のエンジン始動を指示する制御信号やウィンドウの開閉を指示する制御信号の電波が携帯機1から送信される。また、アイコン表示部5に、車両の制御に関係するアイコンだけでなく、携帯機1の電池の残量表示や、メカキーの保持状態等の携帯機の状態を示すアイコンを表示しても良い。
アイコン表示部5は、各アイコン6の表示と非表示とを切替可能に構成されている。アイコン6の表示と非表示とを切替可能とするために、アイコン表示部5は、各アイコン6a〜6eの形態に形成され、光を透過可能な光透過部を有する。その光透過部がアイコン6a〜6eを構成する。光透過部(アイコン6a〜6e)の周囲は光を遮断する遮光部とされている。この遮光部は、アクリルカバー4の表面又は裏面において塗装、印刷、2色成形等で形成される。この際、アイコン6a〜6eの部分は塗装、印刷、2色成形等の遮光加工を施さないようにすることで、アイコン6a〜6eの形態の光透過部が形成される。なお、後述するLED17(図5参照)の点灯が無い時にはアイコン6a〜6eが視認されにくくするために、アイコン6a〜6eの部分は例えばスモーク調(半透明)に形成される。そのスモーク調の形成に関し、スモーク調の材質のアクリルカバー4を使用することで、スモーク調のアイコン6a〜6eを形成しても良いし、透明な材質の上にスモーク調インクを塗装又は印刷することでスモーク調のアイコン6a〜6eを形成しても良い。なお、本実施形態では、アイコン6a〜6e自体が点灯する構成になっているが、アクリルカバーの表面に塗装、印刷、2色成形等で光を透過しないアイコンを形成し、その横にLED等で点灯させる点灯領域を設けても良い。
携帯機1の正面の一部、すなわちアクリルカバー4の表面の一部は、アイコン表示部5に表示される5つのアイコン6a〜6eのうち一つを選択、つまり制御部11(図5参照)に出力させる制御信号の種類を選択する第一入力部の操作部7、8に設定されている。この操作部7、8は、表示と非表示とが切替可能に構成されていて、図1では操作部7、8が非表示の状態、図4では操作部7、8が表示された状態を示している。
操作部7、8は、アイコン表示部5を間に挟んで、アクリルカバー4の表面の左右両側の2箇所に配置されている。一方の操作部7は、アクリルカバー4の表面の、アイコン表示部5よりも左側の位置(左右幅方向の左側位置)において、携帯機1(アクリルカバー4)の長手方向に伸びるように配置される(図4参照)。他方の操作部8は、アクリルカバー4の表面の、アイコン表示部5よりも右側の位置(左右幅方向の右側位置)において、携帯機1の長手方向に伸びるように配置される(図4参照)。
各操作部7、8は、機械的な断続接点を有しないスイッチの一部を構成し、具体的には静電容量スイッチの一部を構成する。なお、機械的な断続接点とは、操作部に加えられた力を受けて、スイッチの固定接点と接続し又は切断するように移動するスイッチの可動接点をいう。また、静電容量スイッチとは、センサ電極と、操作部に触れた物体(指)によって構成されるコンデンサの静電容量変化を検知する原理のスイッチをいう。静電容量スイッチで指の接近を検知するには、センサ電極に電圧(高周波電圧)を印加しておく必要がある。
各操作部7、8は、ユーザーによってタッチ操作が行われる部分であり、アイコン表示部5に表示されるアイコン6ごと、言い換えると制御信号の種類ごとに操作範囲が分割されている。詳しくは、図4に示すように、左側の操作部7は、5つのアイコン6a〜6eに対向するように5つの操作範囲7a〜7eに分割されている。第1のアイコン6aの左隣りの位置にある操作範囲7aは第1のアイコン6a(車両ドアのロックを指示する制御信号)を選択する操作範囲に設定されている。第2のアイコン6bの左隣りの位置にある操作範囲7bは第2のアイコン6b(車両ドアのアンロックを指示する制御信号)を選択する操作範囲に設定されている。第3のアイコン6cの左隣りの位置にある操作範囲7cは第3のアイコン6c(左側パワースライドドアの開錠を指示する制御信号)を選択する操作範囲に設定されている。第4のアイコン6dの左隣りの位置にある操作範囲7dは第4のアイコン6d(右側パワースライドドアの開錠を指示する制御信号)を選択する操作範囲に設定されている。第5のアイコン6eの左隣りの位置にある操作範囲7eは第5のアイコン6e(トランクの開錠を指示する制御信号)を選択する操作範囲に設定されている。これら5つの操作範囲7a〜7eが、アイコン6a〜6eの配列方向と同じ方向に一列に繋がるように配置されている。
同様に、右側の操作部8は、5つのアイコン6a〜6eに対向するように5つの操作範囲8a〜8eに分割されている。第1のアイコン6aの右隣りの位置にある操作範囲8aは第1のアイコン6aを選択する操作範囲に設定されている。第2のアイコン6bの右隣りの位置にある操作範囲8bは第2のアイコン6bを選択する操作範囲に設定されている。第3のアイコン6cの右隣りの位置にある操作範囲8cは第3のアイコン6cを選択する操作範囲に設定されている。第4のアイコン6dの右隣りの位置にある操作範囲8dは第4のアイコン6dを選択する操作範囲に設定されている。第5のアイコン6eの右隣りの位置にある操作範囲8eは第5のアイコン6eを選択する操作範囲に設定されている。これら5つの操作範囲8a〜8eが、アイコン6a〜6eの配列方向と同じ方向に一列に繋がるように配置されている。
このように、各操作部7、8は、操作部7、8間で同一種類の制御信号(アイコン6a〜6e)を選択する操作範囲を有する。言い換えると、アイコン表示部5を基準として左右対称となるように、同一種類の制御信号を選択する操作範囲7a〜7e、8a〜8eが配置されている。さらに言い換えると、左側の操作部7に属する操作範囲7a〜7eは、携帯機正面の左側の箇所において隣り合うように配置(一列に並ぶように配置)された1つの組を構成する。他方、右側の操作部8に属する操作範囲8a〜8eは、携帯機正面の右側の箇所において隣り合うように配置(一列に並ぶように配置)された、操作範囲7a〜7eとは別の1つの組を構成する。なお、図4では、操作範囲7a〜7e間の境界及び操作範囲8a〜8e間の境界を点線で図示しているが、実際は境界は表示されていない。
各操作部7、8は、アイコン表示部5と同一平面上に配置された平面状としても良いし、アイコン表示部5に対して各操作部7、8が若干盛り上がる形状(凸形状)、又はすり鉢(凹)形状等、ユーザーが操作しやすい形状であれば良い。
また、操作部7、8は点灯可能に構成、つまり光を透過するように構成される。操作部7、8の周囲(アイコン表示部5を除く部分)は光を遮断する遮光部とされている。また、操作部7、8の背面側が視認されないように、操作部7、8は例えばスモーク調など半透明に構成される。
携帯機1の正面の左右幅方向(短手方向)の中央下部、つまりアイコン表示部5の下には第二入力部の操作部9が配置されている。操作部9は、ユーザーにより押下操作(プッシュ操作)が行われる部分であり、操作部9の背面側に配置された機械的な断続接点を持つ内部スイッチ16(図5参照)をオンオフするためのノブである。操作部9は押下方向に変位可能に設けられる。操作部9(第二入力部)は、操作部7、8(第一入力部)により選択された制御信号の出力を指示する入力部である。
操作部7、8及びアイコン表示部5が配置された携帯機1の面を正面、その正面と反対側の面を背面としたとき、携帯機1の背面(ハウジング2の背面)には、図2に示すように、第三入力部の操作部10が配置されている。その操作部10は、第一入力部の操作部7、8と同様に機械的な断続接点を持たない静電容量スイッチにより構成されている。つまり、操作部10は、静電容量スイッチの一部を構成する。操作部10(第三入力部)は、操作部7、8(第一入力部)を、ユーザーからのアクションに対し動作(反応)しない待機状態から、動作する起動状態への遷移を指示する入力部である。操作部10は、ハウジング2(下カバー)の背面の一部を加飾印刷することで構成されたとしても良いし、ハウジング2とは別部材で構成されたとしても良い。
ハウジング2内には、上記したアクリルカバー4(操作部7、8、アイコン表示部5)、操作部9、10の他に各種部品が収容されている。ここで、図5は、ハウジング2内に収容された各種部品を説明する図であり、携帯機1の電気的構成を示したブロック図である。図5に示すように、ハウジング2内には、制御部11、入力制御部12、センサ電極13、14、15、内部スイッチ16、アイコン表示用LED17、左側の第一入力部(操作部7)表示用LED18、右側の第一入力部(操作部8)表示用LED19、及び送受信部20が収容されている。
センサ電極13、14、15は、静電容量スイッチを構成する各操作部7、8、10の対向位置に配置されて、各操作部7、8、10に対するユーザーのアクション(タッチ操作)を検知する、静電容量スイッチのセンサ電極である。センサ電極13、14、15は導電性を有する金属(例えば銅箔)や、PEDOTのような導電性を持つ有機材料により形成される。
センサ電極13は、左側の操作部7の対向位置において操作部7の長手方向と同じ方向に伸びるように形成されている。詳しくは、センサ電極13は、操作部7の全操作範囲7a〜7e(図4参照)をカバーするように設けられ、より詳しくは、操作部7の長手方向と同じ方向に沿って配列された、互いに分離された複数の電極から構成される。操作部7が操作された場合には、その操作位置に近い位置にある電極ほど、大きい静電容量変化を示す信号が出力される。これによって、操作部7の操作範囲7a〜7eのうちどの操作範囲が操作されたのかを判別可能となっている。なお、操作部7及びセンサ電極13が第一入力部である。
同様に、センサ電極14は、右側の操作部8の対向位置において操作部8の長手方向と同じ方向に伸びるように形成されている。詳しくは、センサ電極14は、操作部8の全操作範囲8a〜8e(図4参照)をカバーするように設けられ、より詳しくは、操作部8の長手方向と同じ方向に沿って配列された、互いに分離された複数の電極から構成される。操作部8が操作された場合には、その操作位置に近い位置にある電極ほど、大きい静電容量変化を示す信号が出力される。これによって、操作部8の操作範囲8a〜8eのうちどの操作範囲が操作されたのかを判別可能となっている。なお、操作部8及びセンサ電極14が第一入力部である。
センサ電極15は、背面に配置された操作部10(図2参照)の対向位置に形成されている。操作部10が操作された場合には、センサ電極15から静電容量変化を示す信号が出力される。これによって、操作部8が操作されたことを判別可能となっている。なお、操作部10及びセンサ電極15が第三入力部である。
入力制御部12は、各センサ電極13、14、15と電気的に接続して、各センサ電極13、14、15への電圧供給を制御したり、各センサ電極13、14、15とユーザーの指との間で発生する静電容量変化を検知したりする回路である。入力部制御部12によって、センサ電極13、14、15に電圧が加えられた状態になると、センサ電極13、14、15は、操作部7、8、10に対するユーザーのアクションを検知可能な状態、つまりユーザーからのアクションに対し動作(反応)する起動状態となる。これに対し、入力制御部12によって、センサ電極13、14、15への電圧供給が遮断された場合には、センサ電極13、14、15は、操作部7、8、10に対するユーザーのアクションを検知しない状態、つまりユーザーからのアクションに対し動作(反応)しない待機状態となる。
入力制御部12は、センサ電極13、14、15ごとに電圧の供給、遮断を個別制御する。なお、入力制御部12は、センサ電極13、14、15ごとに別々に設けられたとしても良いし、センサ電極13、14、15間で共通(単一)の入力制御部としても良い。
なお、センサ電極13、14、15及び入力制御部12による操作部7、8、10に対するアクションの検知方式は、機械的な断続接点を有しないスイッチであるのであれば、静電容量方式に限られず、例えば、超音波表面弾性波方式、音響パルス認識方式、赤外線遮光方式などを原理としたスイッチを採用しても良い。なお、タッチ操作の各種の検知方式(機械的な断続接点を有しないスイッチ)は、例えば、URL:http://www.technoveins.co.jp/technical/explain/touchpanel.htmに記載されている。
また、入力制御部12は、センサ電極13〜15の他に、内部スイッチ16、各LED17〜19と接続して、内部スイッチ16のオンオフを監視したり、各LED17〜19の点灯制御を行ったりする。このように、入力制御部12は、操作部7、8のLED18、19の点灯制御を行うが、このことは、図11に示すように、入力制御部12内にLED18、19の点灯制御を行う入力部表示制御部121が設けられていることを意味する。
内部スイッチ16は、操作部9(図1参照)に対するユーザーのアクション(押下操作)を検知するスイッチである。その内部スイッチ16は、機械的な断続接点を持つスイッチであり、具体的には例えばメタルドーム、タクトスイッチ、メンブレンスイッチ、接点付ラバースイッチ等である。内部スイッチ16は、操作部9が操作された際に操作部9が押下方向に変位することで、オンとなる(オン信号を出力する)。なお、操作部9及び内部スイッチ16が第二入力部である。この第二入力部9、16は、制御部11に対し制御信号の出力を指示するための入力部(本発明の第二入力部)として機能する。
アイコン表示用LED17は、アイコン6に光を供給するLED(発光ダイオード)である。アイコン表示用LED17は、各アイコン6の対向位置に、アイコン6ごとに個別に設けられている。なお、LED17をアイコン6の対向位置からずれた位置に配置して、そのLED17からの光を導光部(ライトガイド)でアイコン6まで導いても良い。この場合には、アイコン6の対向位置には導光部が配置される。LED17からの光がアイコン6の背面に入射して、入射した光がアイコン6の表面から出射することで、アイコン6が点灯(表示)される。
左側の第一入力部(操作部7)表示用LED18は、操作部7の背面に光を供給するLEDである。詳しくは、操作部7の対向位置には、操作部7の全範囲をカバーするように導光部が設けられている。LED18はその導光部の側面位置に配置されて、導光部の側面に光を入射する。LED18の光は導光部を介して操作部7の背面に入射し、入射した光が操作部7の表面から出射することで、操作部7は点灯(表示)される。
右側の第一入力部(操作部8)表示用LED19は、操作部8の背面に光を供給するLEDである。詳しくは、操作部8の対向位置には、操作部8の全範囲をカバーするように導光部が設けられている。LED19はその導光部の側面位置に配置されて、導光部の側面に光を入射する。LED19の光は導光部を介して操作部8の背面に入射し、入射した光が操作部8の表面から出射することで、操作部8は点灯(表示)される。
送受信部20は、送信アンテナを含み、制御部11から出力される制御信号、つまり、車両の各種制御(ドアの施開錠等)を指示する信号の電波を送信アンテナから送信する部分である。なお、携帯機1が、車両との間の双方向通信に基づき車両制御を行う電子キーシステム(いわゆるスマートエントリーシステム)に対応したものである場合には、送受信部20は、受信アンテナを含んで、その受信アンテナにより車両から送信される電波を受信する。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等から構成され、携帯機1の全体制御を司る部分である。制御部11は、入力制御部12と接続して、入力制御部12から、操作部7、8(第一入力部)、操作部9(第二入力部)、操作部10(第三入力部)に対するアクションの有無や操作部7、8の操作位置の信号を取得する。そして、制御部11は、操作部7、8の操作内容に基づいて、予め定められた複数種類の制御信号のうち一つを選択し、その選択した制御信号を送受信部20に出力し、送受信部20に制御信号の電波を送信させる。制御部11が出力する制御信号は、アイコン6a〜6eの内容と対応しており、具体的には車両ドアのロックを指示する制御信号、アンロックを指示する制御信号、左側パワースライドドアの開錠を指示する制御信号、右側パワースライドドアの開錠を指示する制御信号、トランクの開錠を指示する制御信号である。
また、携帯機1がスマートエントリーシステムに対応している場合には、制御部11は、スマートエントリーシステムに関する処理も実行する。すなわち、制御部11は、受信部が車両からのリクエスト信号を受信した場合には、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を生成して、それを送受信部20に出力して送信させる。
図5に示す各部品は基板に実装されている。このとき、制御部11とそれ以外の部品(入力部に関連する部品など)とを別々の基板に実装しても良いし、同じ基板に実装しても良い。基板の基材は、FPCやPETフィルム等の柔軟性を持つものでも良いし、リジッド基板のように剛性を持つものでも良い。
ハウジング2内には、図5に示す部品以外の部品も収容されており、例えば、基板に実装された各電気部品(制御部11など)に電力を供給する電源部と、基板を液体から保護する防水カバーと、緊急時(電池が無くなった、電波を発信できなくなった等)に機械的に車両のドアロックを解除できるメカキーと、メカキーを保持する機構とが収容されている。
次に、携帯機1の作用を説明する。入力制御部12は、操作部10(第三入力部)に対するユーザーのアクションがあるまでは、センサ電極13、14への電圧供給を停止して、操作部7、8(第一入力部)を待機状態にする。また、入力制御部12は、操作部7、8が待機状態の時には、アイコン表示部5及び操作部7、8を消灯する(図1の状態)。なお、入力制御部12は、第三入力部のセンサ電極15に対しては常時電圧供給を行い、第三入力部10、15を常時起動状態にしておく。
ユーザーが操作部10に対してアクションした場合には(図6参照)、入力制御部12は、まずセンサ電極13、14への電圧供給を開始して、両方の操作部7、8を起動状態にする。次に、アイコン表示用LED17を点灯させて、アイコン表示部5に全てのアイコン6a〜6eを表示(点灯)させる(図4の状態)。最後に、LED18、19を点灯させて、両方の操作部7、8を表示(点灯)させる(図4の状態)。これによって、ユーザーに、操作部7、8が起動状態になったことを容易に把握させることができるとともに、操作部7、8の位置も把握させることができる。また、全てのアイコン6a〜6eが表示されることで、ユーザーに、どの種類の制御信号が選択可能であるかを把握させることができる。なお、入力制御部12は、操作部7、8を起動状態にした後、ユーザーが操作部7、8に触れてから、触れた方の操作部のみを表示するようにしても良い。
ユーザーは、操作部7、8が起動状態に遷移したのを確認した後、操作部7、8のうち好きな方をタッチ操作することで、アイコン6a〜6eで示される複数種類の制御信号(車両の制御内容)のうちいずれか一つを選択することができる。このとき、アイコン6a〜6eごとに分割された操作部7の操作範囲7a〜7eは互いに繋がっており、同様に操作部8の操作範囲8a〜8eも互いに繋がっているので、ユーザーは指を操作部7(操作範囲7a〜7e)又は操作部8(操作範囲8a〜8e)上でスライドさせ、アイコン表示部5に表示(点灯)されたアイコン6を確認しながら、所望のアイコン6を選択できる。ユーザーは、指を操作部7、8上でスライドさせないで、所望のアイコン6が選択される操作範囲をピンポイントでタッチ操作することもできる。なお、指を操作部7、8上でスライドさせている最中は、選択されるアイコン6が連続的に切り替わることになるが、このときにはアイコン6(制御信号)の選択は確定していない。スライドさせた指を操作部7、8から離した位置に対応するアイコン6(制御信号)が最終的に選択されることになる。
入力部制御部12は、操作部7、8を起動状態に遷移してからの経過時間を計測し、その経過時間が一定時間(例えば数秒〜十数秒)になるまでに操作部7、8に対するユーザーからのアクションが無い場合には、消費電力を抑えるために、操作部7、8を再び待機状態に遷移させる。続けて、操作部7、8が待機状態に戻るのに連動して、LED17〜19を消灯させる。これによって、アイコン6及び操作部7、8の表示が消えるので、ユーザーに操作部7、8が待機状態に戻ったのを容易に把握させることができる。
一方、入力制御部12は、操作部7、8を起動状態に遷移してから一定時間以内に操作部7、8に対するアクションがあった場合には、操作部7、8のうちのアクションがあった方のみを有効(起動状態)にする。つまり、操作部7、8のうちアクションが無かった方は待機状態に遷移させ、操作部7、8のうちユーザーが触れた方の操作部のみを表示する。例えば、図7に示すように、右側の操作部8に対するアクションがあった場合には、右側の操作部8を有効(起動状態)にし、かつ表示する一方で、左側の操作部7は無効(待機状態)にし、かつ非表示にする。また、図9に示すように、左側の操作部7に対するアクションがあった場合には、左側の操作部7を有効(起動状態)にし、かつ表示する一方で、右側の操作部8は無効(待機状態)にし、かつ非表示にする。これによって、消費電力を抑えることができるとともに、ユーザーの指が誤って操作が行われていない方の操作部に触れてしまったとしても、ユーザーの意図しない制御信号の選択や出力が行われてしまうのを防ぐことができる。
なお、両方の操作部7、8を待機状態から起動状態に遷移させた後(図4の状態)、操作部7、8のうちアクションされた方だけでなく、アクションされなかった方も起動状態を維持しても良い。この場合、操作部7、8のうちアクションされなかった方は非表示にする。これによって、操作部7、8のうちユーザーが意図しない操作部を間違えてアクションしてしまったとしても、反対側の操作部は非表示ではあるが起動状態になっているので、その反対側の操作部にアクションしなおすことができる。また、反対側の操作部にアクションしなおした場合には、その操作部を表示状態とし、最初にアクションした操作部は非表示とする。
また、入力制御部12は、操作部7、8のうち一方へのアクションが継続する限り、そのアクションが行われている操作部を起動状態に維持する。そして、入力制御部12は、アクションが行われている操作部のセンサ電極(センサ電極13又はセンサ電極14)を構成する複数の電極のうちどの電極から静電容量変化信号が出力されたかに基づいて、操作部7の操作範囲7a〜7e又は操作部8の操作範囲8a〜8eのうちどの操作範囲が操作されたのかを判定、つまり複数種類の制御信号(アイコン6)のうちどの制御信号が選択されたのかを判定し、その判定結果(制御信号の選択結果、操作部7、8の操作結果)を保管する。なお、入力制御部12は、制御信号の選択結果を制御部11に直ちに通知(操作部9へのアクション前に通知)し、制御部11が制御信号の選択結果を保管しても良い。
入力制御部12は、アイコン6毎に設けられたLED17のうち、操作部7又は操作部8への操作範囲に応じたLED17のみ点灯させ、表示したアイコン6の制御信号を、出力する制御信号として選択する。図7、図9の例では、ドアのアンロックのアイコン6bのみを点灯(表示)させ、そのアイコン6bの制御信号、すなわちアンロックを指示する制御信号を選択している。これによって、ユーザーに、現在どのアイコン6が選択されているのかを容易に把握させることができる。また、入力制御部12は、操作部7、8に対するユーザーのアクションが終了した後(指が操作部7、8から離れた後)は、選択されたアイコン6のLED17のみ点灯を維持する。これによって、ユーザーに、制御信号の選択操作を終了した後も、どの制御信号が選択されているのかを容易に把握させることができる。
ユーザーは、操作部7、8へのアクションによって1つの制御信号を選択してから一定時間以内に操作部9(第二入力部)を操作することで、選択した制御信号の電波を携帯機1から送信させることができる。すなわち、入力制御部12は、操作部7、8に対するアクションが終了してから一定時間(例えば数秒から数十秒)以内に操作部9に対するアクションがあった場合には、保管していた制御信号の選択結果(どの操作範囲が操作されたかの判定結果)を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12から通知された選択結果で示される制御信号を、出力する制御信号として選択する。そして、制御部11は、選択した制御信号を送受信部20に出力して、送受信部20にその制御信号の電波を送信させる。このことは、第二入力部9、16は、操作部7、8(第一入力部)に対するアクションが終了してから一定時間以内に第二入力部9、16に対するアクションがあった場合には、選択された制御信号の出力を制御部11に対し指示することを意味する。
なお、制御信号の選択結果(操作部7、8の操作結果)を制御部11が保管する場合には、制御部11は、操作部7、8に対するアクションが終了してから一定時間(例えば数秒から数十秒)以内に第二入力部9、16に対するアクションがあった場合には、保管していた制御信号の選択結果で示される制御信号を送受信部20に出力して、送受信部20にその制御信号の電波を送信させる。
例えば、ユーザーは、図4の状態から右側の操作部8に触れた場合には、操作部8が有効になって、操作部8により、出力する制御信号(アイコン)を選択できる(図7の状態)。その後、ユーザーは、操作部9を操作することで、選択したアイコン(制御信号)の電波を送信させることができる(図8の状態)。
また、例えば、ユーザーは、図4の状態から左側の操作部7に触れた場合には、操作部7が有効になって、操作部7により、出力する制御信号(アイコン)を選択できる(図9の状態)。その後、ユーザーは、操作部9を操作することで、選択したアイコン(制御信号)の電波を送信させることができる(図10の状態)。
入力制御部12は、制御部11が制御信号を出力した後、すなわち、送受信部20が電波を送信した後、起動状態に維持していた操作部7又は操作部8を待機状態へと遷移させる。つまり、両方の操作部7、8を待機状態にする。その待機状態への遷移に伴い、入力制御部12は、LED17〜19を消灯して、アイコン表示部5及び操作部7、8の表示を消す(図1の状態に戻す)。
また、入力制御部12は、操作部7又は操作部8に対するユーザーのアクションが終了してから一定時間以内に操作部9に対するユーザーのアクションが無い場合には、消費電力を抑えるために操作部7、8を待機状態に遷移させる。この遷移に伴い、選択されていたアイコン6のLED17及び表示していた操作部のLED(操作部7を表示していた場合にはLED18、操作部8を表示していた場合にはLED19)を消灯する。これによって、ユーザーに、制御信号の選択状態が解除されたことを容易に把握させることができる。さらに、入力制御部12は、操作部7又は操作部8に対するユーザーのアクションが終了してから一定時間以内に操作部9に対するユーザーのアクションが無い場合には、保管していた制御信号の選択結果を破棄する。なお、制御信号の選択結果(操作部7、8の操作結果)を制御部11が保管する場合、制御部11は、操作部7、8に対するユーザーのアクションが終了してから一定時間以内に第二入力部9、16に対するユーザーのアクションが無い場合には、保管していた制御信号の選択結果を破棄する。制御部11は、制御信号の選択状態を解除した後に、操作部9に対するアクションがあったとしても、制御信号の出力は行わない。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態によれば、制御信号を選択する操作部7、8(第一入力部)を機械的な断続接点を持たない静電容量スイッチにより構成したので、機械的な破壊を防ぐための部品点数を抑えつつ、操作部7、8へのアクションに対する機械的な破壊が発生するのを抑制できる。
また、操作部7、8は、操作部10(第三入力部)へのアクションがあるまでは待機状態となるので、消費電力を抑制できるとともに、制御信号の誤選択を抑制できる。さらに、制御部11は、操作部7、8により制御信号を選択した後、操作部9(第二入力部)へのアクションを条件として選択した制御信号を出力するので、ユーザーが所望しない電波(制御信号)の誤送信を抑制できる。
また、第一、第二、第三入力部が別々に設けられているので、ユーザーの意図しない携帯機の動作をより一層抑制できる。特に、第三入力部(操作部10)を筐体背面に配置することで、もしユーザーが意図せず筐体背面に触れてしまっても、第一入力部(操作部7、8)は異なる場所(筐体正面)に配置されているため、同時に動作する可能性は低い。よって、制御信号の誤発信を防止することが可能となる。さらに第一入力部と第三入力部に対し同時にアクションしないと第一入力部が起動状態にならないようにしておけば、さらなる誤発信の防止へと繋げることが可能となる。
また、操作部7、8は、制御信号ごと(アイコン6ごと)に分けられた操作範囲が連続的に繋がっているので、ユーザーは、指を上げなくても、操作部7、8上でスライドさせることで、所望の制御信号を容易に選択できる。
また、アイコン表示部5と操作部7、8とが互いに隣接した位置に配置されているので、操作部7、8の操作中にどのアイコン6(制御信号)が選択されたのかを把握しやすくできる。
また、アイコン表示部5を間に挟んで左右それぞれの箇所に第一入力部の操作部7、8が配置されるので、同一デザインでも右利きと左利きのユーザーの両者が快適に使用できる共通デザインの携帯機を提供できる。すなわち、右利きのユーザーは、右手の指で携帯機を操作することが多いので、図7のように右手の指で右側の操作部8を操作することで、指でアイコン表示部5が隠れてしまうのを防ぐことができる。他方、左利きのユーザーは、左手の指で携帯機を操作することが多いので、図9のように左手の指で左側の操作部7を操作することで、指でアイコン表示部5が隠れてしまうのを防ぐことができる。このように、同一種類の制御信号を選択する操作範囲が2箇所配置されているので、ユーザーは、2箇所に配置された操作範囲のうち好きな方を選んで、制御信号の選択操作を行うことができる。よって、ユーザーの手の大きさや利き腕に左右されず、制御信号の選択操作をしやすくできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。以下、本発明の変形例を説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、第一、第二、第三入力部を別々に設けた例を説明したが、第二、第三入力部を一つの入力部で兼用しても良い。例えば、図2に示す第三入力部10、15を無くして、第三入力部の機能を第二入力部9、16で兼用しても良い。この場合の携帯機の作用を説明すると、入力制御部12は、操作部9に対するアクションがあるまでは操作部7、8を待機状態とし、操作部9に対するアクションがあった場合に操作部7、8を起動状態に遷移させる。その後の作用は上記実施形態と同じである。このように、第二入力部と第三入力部とを一つの入力部で兼用することで、携帯機の構成を簡素にできる。
(変形例2)
上記実施形態の第二入力部9、16及び第三入力部10、15を無くして、制御信号を選択するための入力部(第一入力部)と、制御信号の出力を指示するための入力部(第二入力部)と、第一入力部を起動させるための入力部(第三入力部)とを、上記実施形態の第一入力部7、8、13、14で兼用しても良い。
この変形例2に係る携帯機の作用を説明すると、入力制御部12は、センサ電極13、14には常時電力を供給し、操作部7、8に対するアクションを常時検出可能な状態にしておく。ただし、入力制御部12は、操作部7、8に対するユーザーからのアクションがあるまでは、アイコン6を消灯しておき、この消灯した状態で操作部7、8に対するアクションがあったとしても、制御信号を選択できないようにする。つまり、アイコン6が消灯した状態では、操作部7、8(第一入力部)は制御信号を選択するための入力部としては待機状態となる。また、入力制御部12は、アイコン6が消灯した状態では、操作部7、8を非表示にする。
アイコン6が消灯した状態で操作部7又は操作部8に対するユーザーからのアクションがあった場合には、入力制御部12は、全てのアイコン6のLED17を点灯させて、全てのアイコン6を表示させる。加えて、両方の操作部7、8を表示状態にする(図4の状態)。これによって、操作部7、8による制御信号の選択操作が可能な状態(起動状態)に遷移したことを、ユーザーに把握させることができる。
その後、制御部11は、上記実施形態と同様に、操作部7又は操作部8に対するユーザーのアクションに基づいて、複数の制御信号のうち、出力する1つの制御信号を選択する。制御部11は、制御信号を選択した後、操作部7又は操作部8に対するユーザーからのアクションに基づいて、選択した制御信号を送受信部20に出力して、その制御信号の電波を送受信部20に送信させる。制御信号の出力を指示する操作部7、8に対するアクションはどのようなアクションであっても良いが、例えば、ユーザーが制御信号を選択するために操作部7、8に指をタッチ操作した後、その指を操作部7、8から離すアクションや、操作部7、8に対するダブルタップ(連続的に2回タッチする操作)、操作部7、8への長押し(一定時間以上のタッチ操作)を、制御信号の出力を指示する操作部7、8に対するアクションとしても良い。
このように、変形例2では、第二入力部9、16及び第三入力部10、15及びこれに関連する構成を省略できるので、携帯機の構成をより一層簡素にできる。また、制御信号を選択するための入力部(第一入力部)だけでなく、制御信号の出力を指示するための入力部(第二入力部)と、第一入力部を起動させるための入力部(第三入力部)も機械的な断続接点を持たないスイッチで構成することになるので、携帯機に対する機械的な破壊をより一層抑制できる。
(変形例3)
制御信号を選択するための入力部(第一入力部)と、制御信号の出力を指示するための入力部(第二入力部)とを同一の入力部で兼用し、その兼用する入力部とは別に、第一入力部を起動させるための入力部(第三入力部)を設けても良い。この場合、例えば、上記実施形態の第二入力部9、16を無くして、第二入力部の機能を上記実施形態の第一入力部7、8、13、14で兼用する。
変形例3の携帯機の作用を説明すると、入力制御部12は、第三入力部10、15に対するアクションがあるまでは、第一入力部7、8、13、14を待機状態とし、そのアクションがあった時に第一入力部7、8、13、14を起動状態に遷移させる。その後、制御部11は、上記実施形態と同様に、操作部7又は操作部8に対するユーザーのアクションに基づいて、複数の制御信号のうち、出力する1つの制御信号を選択する。その後、制御部11は、変形例2と同様に、操作部7、8に対するアクション(指が操作部7、8から離れたことや、操作部7、8への長押し、ダブルタップなど)に基づいて、選択した制御信号を出力する。
このように、変形例3では、制御信号を選択するための入力部と、制御信号の出力を指示するための入力部とを同一の第一入力部7、8、13、14で兼用しているので、それら入力部を別々に設けた場合に比べて、携帯機の構成を簡素にできる。
(変形例4)
変形例1では、第一入力部7、8、13、14を起動状態に遷移させるための第三入力部を、制御信号の出力を指示するための第二入力部9、16で兼用した例を説明したが、第一入力部7、8、13、14が第三入力部を兼ねるようにしても良い。この場合、変形例2と同様に、第一入力部7、8、13、14に対するアクションに基づいて第一入力部7、8、13、14で制御信号を選択することができる状態(起動状態)に遷移させる。第一入力部7、8、13、14を用いて制御信号が選択された後、第二入力部9、16に対するアクションに基づいて、選択された制御信号を出力する。
このように、変形例4では、第一入力部7、8、13、14が、第一入力部7、8、13、14を起動させるための第三入力部を兼ねているので、それら第一入力部、第三入力部を別々に設けた場合に比べて、携帯機の構成を簡素にできる。
(変形例5)
図12に示すように、第二入力部の内部スイッチ16、LED17〜19を制御部11に接続して、制御部11が内部スイッチ16のオンオフの監視及びLED17〜19の点灯制御を行っても良い。この場合、図13に示すように、制御部11内に、LED18、19の点灯制御を行う入力部表示制御部111が設けられることを意味する。
また、図14に示すように、第一入力部(センサ電極13、14)、第三入力部(センサ電極15)、第二入力部(内部スイッチ16)、LED17〜19を制御部11に接続して、制御部11が、第一、第三入力部の状態(起動状態、待機状態)の制御、第一〜第三入力部に対するアクションの検知、及び各LED17〜19の点灯制御を行っても良い。この場合、制御部11内に、LED18、19の点灯制御を行う入力部表示制御部111と、第一〜第三入力部の制御及びアクションの検知を行う入力制御部112とが設けられることを意味する。
(変形例6)
上記実施形態では、2箇所に配置された第一入力部(操作部7、8)が分離した例を説明したが、複数箇所に配置される操作範囲を接続して、複数箇所間で操作範囲が連続した第一入力部を構成しても良い。ここで、図15は、複数箇所間で操作範囲が連続した第一入力部の構成例を説明する図であり、変形例6に係る携帯機21の正面図を示している。なお、図15において、上記実施形態と変更が無い部分には同一符号を付している。
携帯機21は、図1の携帯機1と同様の略直方体状の外形を有する。携帯機21の正面の短手方向の中央には、図1と同様のアイコン6a〜6eを表示するアイコン表示部5及び第二入力部の操作部9が配置されている。携帯機21の正面の一部(アクリルカバーの一部)は、制御部が出力する制御信号(アイコン)を選択する第一入力部の操作範囲22(操作部)に設定されている。その操作範囲22は、アイコン表示部5より左側に配置された左側操作範囲23と、アイコン表示部5より右側に配置された右側操作範囲24とから構成される。左側操作範囲23及び右側操作範囲24がアイコン表示部5の上で繋がっている。なお、操作範囲22のうち図15の点線25より左側が左側操作範囲23を構成し、右側が右側操作範囲24を構成する。
両側の操作範囲23、24は、それぞれ、制御信号(アイコン6a〜6e)の種類毎に操作範囲が分かれている。詳しくは、左側操作範囲23は各アイコン6a〜6e(制御信号)を選択するための個別の操作範囲23a〜23eを含む。第1の操作範囲23aは、アイコン6aの左隣りに配置されて、アイコン6aを選択するための操作範囲に設定される。第2の操作範囲23bは、アイコン6bの左隣りに配置されて、アイコン6bを選択するための操作範囲に設定される。第3の操作範囲23cは、アイコン6cの左隣りに配置されて、アイコン6cを選択するための操作範囲に設定される。第4の操作範囲23dは、アイコン6dの左隣りに配置されて、アイコン6dを選択するための操作範囲に設定される。第5の操作範囲23eは、アイコン6eの左隣りに配置されて、アイコン6eを選択するための操作範囲に設定される。
同様に、右側操作範囲24は各アイコン6a〜6e(制御信号)を選択するための個別の操作範囲24a〜24eを含む。第1の操作範囲24aは、アイコン6aの右隣りに配置されて、アイコン6aを選択するための操作範囲に設定される。第2の操作範囲24bは、アイコン6bの右隣りに配置されて、アイコン6bを選択するための操作範囲に設定される。第3の操作範囲24cは、アイコン6cの右隣りに配置されて、アイコン6cを選択するための操作範囲に設定される。第4の操作範囲24dは、アイコン6dの右隣りに配置されて、アイコン6dを選択するための操作範囲に設定される。第5の操作範囲24eは、アイコン6eの右隣りに配置されて、アイコン6eを選択するための操作範囲に設定される。
このように、各操作範囲23、24は、操作範囲23、24間で同一種類の制御信号(アイコン6a〜6e)を選択する操作範囲を有する。そして、左側操作範囲23に属する個別の操作範囲23a〜23eは、携帯機正面の左側の箇所において隣り合うように配置(一列に並ぶように配置)された1つの組を構成する。他方、右側操作範囲24に属する個別の操作範囲24a〜24eは、携帯機正面の右側の箇所において一列に隣り合うように配置(一列に並ぶように配置)された1つの組を構成する。
操作範囲22は、左側操作範囲23及び右側操作範囲24毎に個別に表示、非表示を切り替え可能に構成されている。なお、図15では、左側操作範囲23及び右側操作範囲24の両方が表示された状態を示している。また、操作範囲22は、左側操作範囲23及び右側操作範囲24毎に個別に待機状態、起動状態を切り替え可能に構成されている。
携帯機21の作用は、図1の携帯機1と同様である。すなわち、入力制御部は、操作部9に対するアクションがあるまでは操作範囲22を待機状態とし、アクションが有ったことに基づいて操作範囲22(左側操作範囲23及び右側操作範囲24)を起動状態に遷移させ、かつ、表示する。その後、入力制御部は、左側操作範囲23及び右側操作範囲24のうちアクションが行われた操作範囲のみを表示状態に維持する。また、入力制御部は、左側操作範囲23及び右側操作範囲24のうちアクションが行われた操作範囲を起動状態に維持する。なお、アクションが行われていない操作範囲は待機状態に遷移させても良いし、起動状態のままでも良い。その後、制御部11は、操作部9が操作された時に、左側操作範囲23又は右側操作範囲24に対するアクションに基づいて選択された制御信号を出力する。
このように、複数箇所間で操作範囲が連続(図15の例では携帯機正面の左側の箇所と右側の箇所間で操作範囲が連続)するように構成しても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
(その他変形例)
上記実施形態では、第一入力部が、機械的な断続接点を持たないスイッチにより構成された例を示したが、機械的な接点を持つスイッチにより構成しても良い。設置場所についても、筐体の正面に第一入力部を配置しているが、側面や背面に設けても良い。例えば側面に第一入力部を配置する場合には、一方の第一入力部は筐体の左側面に配置し、他方の第一入力部は筐体の右側面に配置する。これによって、アイコン表示部を間に挟んだ2箇所に第一入力部が配置されることになるので、右利きと左利きのユーザーの両者が快適に使用できる共通デザインの携帯機を提供できる。また、一方の第一入力部を筐体の正面に配置し、他方の第一入力部を筐体の背面に配置しても良い。
また、第二入力部を、機械的な接点を持つスイッチにより構成した例を説明したが、機械的な断続接点を持たないスイッチにより構成しても良い。設置場所についても、筐体正面に第二入力部を配置した例を説明したが、側面や背面に設けても良い。
また、第三入力部を、静電容量スイッチにより構成した例を説明したが、その他の機械的な断続接点を持たないスイッチを用いても良い。例えば、携帯機に第三入力部としての振動検知センサを設けて、その振動検知センサが、ユーザーからのタップ等のアクションを検知したことに基づいて、第一入力部を起動状態に遷移させても良い。また、携帯機に第三入力部としてのジャイロセンサを設けて、ユーザーが携帯機をある一定の向きに振ることをジャイロセンサが検知したことに基づいて、第一入力部を起動状態に遷移させても良い。また、携帯機に加速度センサを設けて、ユーザーが携帯機をある一定速度以上で振ることを加速度センサが検知したことに基づいて、第一入力部を起動状態に遷移させても良い。また、携帯機が車両と無線にて通信可能範囲に入ったことを認識したことに基づいて、第一入力部を起動状態に遷移させても良い。第三入力部を、機械的な接点を持つスイッチ(タクトスイッチ等)により構成しても良い。設置場所についても、筐体背面に第三入力部を配置しているが、正面や側面に設けても良い。
また、上記実施形態では、第一入力部の操作範囲を携帯機上の2箇所に配置した例を説明したが、3箇所以上配置しても良い。制御信号を選択する入力部(操作範囲)を増やすことで、ユーザーの手の形状に対しより柔軟に対応可能となる。
また、上記実施形態では、第一入力部とアイコン表示部が別のエリアに配置した例を説明したが、それらを同一エリアに配置して、ユーザーがアイコンに直接アクションすることで、出力する制御信号の種類を選択しても良い。すなわち、上記実施形態の例では、アイコン表示部5を無くして、操作部7、8上にアイコンを表示するようにする。言い換えると、操作部7、8をアイコン表示部としても機能させる。この場合、操作部7、8の背面側には、各アイコンに光を供給する光供給部に加えて、各アイコンに対するアクションを検知する静電容量スイッチのセンサ電極が配置される。このように、第一入力部とアイコン表示部を同一エリアに配置することで、携帯機をより小型化できる。
また、上記実施形態では、直方体のような形状の筐体(ハウジング2)を備えた例を示したが、上記したような形状の筐体に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、制御信号(アイコン)ごとに分けられた第一入力部の操作範囲が互いに繋がっている例を示したが、各操作範囲が間隔を空けて配置されたとしても良い。これによって、制御信号(アイコン)の誤選択を抑制できる。
また、第一入力部の操作部やアイコン表示部の表示を液晶ディスプレイ(透過型や反射型)、ELディスプレイ等の画像表示手段で行っても良い。
なお、上記実施形態において、図5、図6の入力制御部12及びLED17、又は図12、図13、図14の制御部11及びLED17が本発明のアイコン表示制御部に相当する。図11、図13、図14の入力部表示制御部121、111及びLED18、19が本発明の入力部表示制御部に相当する。
1、21 車両用携帯機
2 ハウジング
7、8、22 第一入力部の操作部
11 制御部
12、112 入力制御部
13、14 第一入力部のセンサ電極

Claims (12)

  1. 車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング(2)内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部(11)と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部(20)とを有する車両用携帯機(1、21)において、
    前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部(7、8、13、14、22)と、
    前記制御部に前記制御信号の出力を指示する第二入力部(9、16)とを有し、
    前記第一入力部(7、8、22)は、機械的な断続接点を持たないスイッチにより構成され、前記制御信号の種類毎に操作範囲(7a〜7e、8a〜8e、23a〜23e、24a〜24e)が分割されており、
    同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置され、各箇所において前記制御信号の種類毎に分割された各操作範囲が互いに繋がっており、
    前記制御部は、前記第二入力部に対するユーザーのアクションがあるまでは選択された前記制御信号を出力せず、
    前記第一入力部は、ユーザーからのアクションに対し動作しない待機状態と、ユーザーからのアクションにより動作する起動状態とを有し、
    前記第一入力部は、それぞれ、前記制御信号の種類毎の前記操作範囲を含んだ複数の組に分かれており、同一の前記組に属する前記操作範囲は隣り合うように配置され、
    前記第一入力部の前記待機状態と前記起動状態の切替制御を行う入力制御部(12、112)と、
    前記入力制御部に対し、前記第一入力部を前記待機状態から前記起動状態へと遷移させるよう指示する第三入力部(10、15)とを有し、
    前記入力制御部は、前記第三入力部に対するアクションがあったことに基づいて全ての前記組を前記起動状態にし、その後、ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を前記起動状態に維持し、それ以外の前記組を前記待機状態に遷移させることを特徴とする車両用携帯機。
  2. 車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング(2)内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部(11)と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部(20)とを有する車両用携帯機(1、21)において、
    前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部(7、8、13、14、22)と、
    前記制御部に前記制御信号の出力を指示する第二入力部(9、16)とを有し、
    前記第一入力部(7、8、22)は、機械的な断続接点を持たないスイッチにより構成され、前記制御信号の種類毎に操作範囲(7a〜7e、8a〜8e、23a〜23e、24a〜24e)が分割されており、
    同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置され、各箇所において前記制御信号の種類毎に分割された各操作範囲が互いに繋がっており、
    前記制御部は、前記第二入力部に対するユーザーのアクションがあるまでは選択された前記制御信号を出力せず、
    前記第一入力部は、ユーザーからのアクションに対し動作しない待機状態と、ユーザーからのアクションにより動作する起動状態とを有し、
    前記第一入力部は、それぞれ、前記制御信号の種類毎の前記操作範囲を含んだ複数の組に分かれており、同一の前記組に属する前記操作範囲は隣り合うように配置され、
    前記第一入力部の前記待機状態と前記起動状態の切替制御を行う入力制御部(12、112)と、
    前記入力制御部に対し、前記第一入力部を前記待機状態から前記起動状態へと遷移させるよう指示する第三入力部(10、15)とを有し、
    前記入力制御部は、前記第三入力部に対するアクションがあったことに基づいて全ての前記組を前記起動状態にし、その後、ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を前記起動状態に維持し、それ以外の前記組を前記待機状態に遷移させ、又は前記起動状態に維持し、
    前記第一入力部は、前記組毎に表示状態と非表示状態とが切替可能に構成され、
    ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を表示状態にし、それ以外の前記組を非表示状態にする入力部表示制御部(121、111)を有することを特徴とする車両用携帯機。
  3. 前記第一入力部が前記第二入力部及び前記第三入力部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用携帯機。
  4. 前記第一入力部が前記第二入力部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用携帯機。
  5. 前記第一入力部が前記第三入力部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用携帯機。
  6. 前記第二入力部が前記第三入力部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用携帯機。
  7. 前記制御信号の内容を示したアイコン(6)を表示するアイコン表示部(5)であって、前記アイコンの表示と非表示とを切替可能に構成されるとともに、前記制御信号の種類ごとに前記アイコンの表示領域(5a〜5e)が分割されたアイコン表示部と、
    前記第一入力部により選択された前記制御信号である選択制御信号の前記アイコンを前記アイコン表示部に表示させ、前記選択制御信号以外の前記制御信号の前記アイコンは非表示にするアイコン表示制御部(11、12、17)とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用携帯機。
  8. 前記第一入力部は、前記アイコン表示部を間に挟んだ2箇所に配置され、
    各箇所に配置された前記第一入力部は、それぞれ、前記制御信号の種類毎に前記操作範囲が分割されたことを特徴とする請求項7に記載の車両用携帯機。
  9. 前記アイコン表示部は、前記制御信号の種類ごとに分割された複数の前記表示領域が一列に並ぶように配置され、
    前記第一入力部は、前記アイコン表示部の隣りの位置において前記表示領域の配列方向と同じ方向に前記制御信号ごとの前記操作範囲が一列に並ぶように配置され、
    前記第一入力部の各操作範囲は、各操作範囲の隣りに表示される前記アイコンの前記制御信号を選択する操作範囲に設定されたことを特徴とする請求項8に記載の車両用携帯機。
  10. 車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング(2)内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部(11)と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部(20)とを有する車両用携帯機(1、21)において、
    前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部(7、8、13、14、22)と、
    前記制御部に前記制御信号の出力を指示する第二入力部(9、16)とを有し、
    前記第一入力部(7、8、22)は、機械的な断続接点を持たないスイッチにより構成され、前記制御信号の種類毎に操作範囲(7a〜7e、8a〜8e、23a〜23e、24a〜24e)が分割されており、
    同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置され、各箇所において前記制御信号の種類毎に分割された各操作範囲が互いに繋がっており、
    前記制御部は、前記第二入力部に対するユーザーのアクションがあるまでは選択された前記制御信号を出力せず、
    前記第二入力部は、機械的な断続接点を持つスイッチにより構成されたことを特徴とする車両用携帯機。
  11. 車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング(2)内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部(11)と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部(20)とを有する車両用携帯機(1、21)において、
    前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部(7、8、13、14、22)を有し、
    前記第一入力部(7、8、22)は前記制御信号の種類毎に操作範囲(7a〜7e、8a〜8e、23a〜23e、24a〜24e)が分割されており、
    同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置され、
    前記第一入力部は、ユーザーからのアクションに対し動作しない待機状態と、ユーザーからのアクションにより動作する起動状態とを有し、
    前記第一入力部は、それぞれ、前記制御信号の種類毎の前記操作範囲を含んだ複数の組に分かれており、同一の前記組に属する前記操作範囲は隣り合うように配置され、
    前記第一入力部の前記待機状態と前記起動状態の切替制御を行う入力制御部(12、112)と、
    前記入力制御部に対し、前記第一入力部を前記待機状態から前記起動状態へと遷移させるよう指示する第三入力部(10、15)とを有し、
    前記入力制御部は、前記第三入力部に対するアクションがあったことに基づいて全ての前記組を前記起動状態にし、その後、ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を前記起動状態に維持し、それ以外の前記組を前記待機状態に遷移させることを特徴とする車両用携帯機。
  12. 車両のユーザーに所持されて、携帯機本体の外形を構成するハウジング(2)内に、前記車両を制御するための複数種類の制御信号のうち選択された制御信号を出力する制御部(11)と、前記制御部が出力した前記制御信号の電波を送信する送信部(20)とを有する車両用携帯機(1、21)において、
    前記複数種類の制御信号のうち前記制御部に出力させる前記制御信号の種類を選択する第一入力部(7、8、13、14、22)を有し、
    前記第一入力部(7、8、22)は前記制御信号の種類毎に操作範囲(7a〜7e、8a〜8e、23a〜23e、24a〜24e)が分割されており、
    同一種類の前記制御信号を選択する前記操作範囲が少なくとも2箇所に配置され、
    前記第一入力部は、ユーザーからのアクションに対し動作しない待機状態と、ユーザーからのアクションにより動作する起動状態とを有し、
    前記第一入力部は、それぞれ、前記制御信号の種類毎の前記操作範囲を含んだ複数の組に分かれており、同一の前記組に属する前記操作範囲は隣り合うように配置され、
    前記第一入力部の前記待機状態と前記起動状態の切替制御を行う入力制御部(12、112)と、
    前記入力制御部に対し、前記第一入力部を前記待機状態から前記起動状態へと遷移させるよう指示する第三入力部(10、15)とを有し、
    前記入力制御部は、前記第三入力部に対するアクションがあったことに基づいて全ての前記組を前記起動状態にし、その後、ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を前記起動状態に維持し、それ以外の前記組を前記待機状態に遷移させ又は前記起動状態に維持し、
    前記第一入力部は、前記組毎に表示状態と非表示状態とが切替可能に構成され、
    ユーザーからのアクションがあった前記操作範囲が属する前記組を表示状態にし、それ以外の前記組を非表示状態にする入力部表示制御部(121、111)を有することを特徴とする車両用携帯機。
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