JP6499531B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6499531B2
JP6499531B2 JP2015131125A JP2015131125A JP6499531B2 JP 6499531 B2 JP6499531 B2 JP 6499531B2 JP 2015131125 A JP2015131125 A JP 2015131125A JP 2015131125 A JP2015131125 A JP 2015131125A JP 6499531 B2 JP6499531 B2 JP 6499531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
press
substrate
terminal
fit terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015131125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017016836A (ja
Inventor
雄介 實藤
雄介 實藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Japan GK
Original Assignee
Tyco Electronics Japan GK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Japan GK filed Critical Tyco Electronics Japan GK
Priority to JP2015131125A priority Critical patent/JP6499531B2/ja
Publication of JP2017016836A publication Critical patent/JP2017016836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6499531B2 publication Critical patent/JP6499531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、基板に実装される電気コネクタに関する。
基板に実装される基板用コネクタのハウジングには、基板の端子(スルーホール)に半田で接続される端子を保持するとともに、基板にねじ止めされる固定部を有しているものがある(特許文献1)。コネクタに加えられる外力の一部がねじ止め箇所に伝わることで、端子の接続部分の破損を防止することができる。
コネクタを基板に実装する際には、基板の端子にコネクタの半田端子を挿入し、コネクタの固定部と基板とをねじ止めした後、半田端子と基板端子とを半田付けする。
特開2008−300331号公報
基板用コネクタの端子を半田付けが不要な圧入端子に変更すると、圧入端子を基板端子内に押し込んだ際に、ハウジングの固定部が基板に押し付けられて破損するおそれがある。
しかも、基板に固定部をねじ止めするためのトルクによって、圧入端子と基板端子との接続部分に負荷が加わり、接続部分が破損するおそれもある。
そこで、本発明は、圧入端子を用いていながら、基板への実装時にハウジングの破損や圧入接続部分の破損を防ぐことのできる電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、基板に実装される電気コネクタであって、基板の端子に圧入される圧入端子を保持する第1ハウジングと、基板にねじにより締結される第2ハウジングと、を備える。
そして、本発明は、第1ハウジングおよび第2ハウジングが、別体であり、圧入端子の圧入および第2ハウジングの締結により、基板と共に組み付けられ、第1ハウジングおよび第2ハウジングが仮組みされた状態であっても、圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容されることを特徴とする。
仮組み」は、基板への実装に際して、第1ハウジングと第2ハウジングとを組み付けることを意味する。
本発明の電気コネクタでは、ねじの軸方向と直交する面内方向へと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容される。
本発明の電気コネクタにおいて、第2ハウジングが、第1ハウジングの少なくとも一部を受容し、第1ハウジング、第2ハウジング、および基板が、基板と第2ハウジングとの間に第1ハウジングが挟まれた状態で相互に組み付けられることが好ましい。
本発明の電気コネクタは、第1ハウジングと第2ハウジングとの分離を規制する分離規制部を備えることが好ましい。その場合、第1ハウジングおよび第2ハウジングは、分離規制部により分離が規制された状態であっても、圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容されるとともに、ねじの軸方向と直交する面内方向へと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容される。
本発明では、第1ハウジングに圧入端子を保持する役割を与え、基板に固定する役割を第2ハウジングに与えている。これら第1ハウジングおよび第2ハウジングは別体であるため、第1ハウジングと第2ハウジングとの相対変位が許容されるように構成することができる。
本発明によれば、第1ハウジングおよび第2ハウジングが仮組みされていても、圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容された状態で、圧入端子の圧入を行うことができる。
そうすると、基板に着座した第2ハウジングが、圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと逃げるため、圧入端子の圧入時に第2ハウジングが基板に強く押し付けられることがないので、第2ハウジングが破損しない。
また、第1ハウジングおよび第2ハウジングが別体であるため、第1ハウジングおよび第2ハウジングを仮組みせずに第1ハウジング単体の状態で、圧入端子の圧入を行うこともできる。この場合にも、勿論、圧入端子の圧入時に第2ハウジングが破損しない。
さらに、本発明によれば、第1ハウジングおよび第2ハウジングが別体であることにより、ねじの軸方向と直交する面内方向へと、第1ハウジングに対する第2ハウジングの変位が許容されるので、圧入端子の圧入後に、第2ハウジングを基板に締結する際に第2ハウジングに作用するトルクが、第2ハウジングから第1ハウジングに直接的には伝達されない。そのため、第1ハウジングに保持されている圧入端子と基板の端子との接続部分に過大な負荷が掛からないので、接続部分が破損しない。
本発明の実施形態に係る電気コネクタを示す斜視図である。 図1の電気コネクタの分解斜視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 ハウジングが一体に形成される場合の問題について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタを組み立てる手順を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示す電気コネクタ1は、電子機器等に組み込まれる基板3に実装される。
電気コネクタ1は、図2に示すように、別体に形成されたインナーハウジング10およびアウターハウジング20を備えている。
インナーハウジング10(第1ハウジング)は、図1および図2に示すように、複数の圧入端子11を保持している。それらの圧入端子11は、各々、図1に示された基板3の端子31(以下、基板端子)に圧入される。基板端子31はスルーホールであり、具体的な形状の図示を省略する。
インナーハウジング10は、絶縁性の樹脂から射出成形されている。成形されたインナーハウジング10に圧入端子11を圧入することにより、あるいは、圧入端子11をインサート成形することにより、圧入端子11を保持したインナーハウジング10を得ることができる。
インナーハウジング10は圧入端子11を保持する役割を有しており、その形状は、圧入端子11を保持する限りにおいて適宜に定めることができる。
このインナーハウジング10は、基板3に直接固定される部分を備えておらず、基板3に締結されるアウターハウジング20によって基板3に間接的に固定される。
複数の圧入端子11は、各々、銅合金等の良導電体から形成されており、所定の弾性が与えられている。
本実施形態の圧入端子11は、全体が直線状に形成されており、基板端子31内への圧入により基板3に保持される圧入部11Aと、インナーハウジング10から突出したコンタクト部11B(図2)とを有している。
コンタクト部11Bは、図示しない相手コネクタの端子と電気的に接続される。相手コネクタと電気コネクタ1とは、圧入端子11の軸線方向(z方向)に沿って嵌合される。
本実施形態では、y方向に長い平面視長円状のインナーハウジング10に設定された2つの領域101のそれぞれに一群の圧入端子11が設けられている。
一群の圧入端子11が設けられる領域101は、インナーハウジング10において1つだけ、あるいは3つ以上設定されていてもよい。
アウターハウジング20(第2ハウジング)は、第1ハウジング10とは別途、絶縁性の樹脂から射出成形されている。このアウターハウジング20は、図2の上方からインナーハウジング10に被せられる。
アウターハウジング20は、インナーハウジング10を受容し、基板3に固定される。
アウターハウジング20は、図1および図3に示すように、インナーハウジング10の一部を受容する受容部21と、圧入端子11が貫通するベース22と、相手コネクタに嵌合する嵌合部23と、基板3にねじ4で固定される固定部24とを有している。
アウターハウジング20の形状は、基板3にねじ4で固定される限りにおいて適宜に定めることができる。
アウターハウジング20がインナーハウジング10に被せられると、受容部21がインナーハウジング10の一部(上端部10A)を受容し、ベース22(図3)に形成された貫通孔(図示しない)を通じて圧入端子11が嵌合部23の内側に露出する。
嵌合部23は、ベース22から立ち上がり、圧入端子11を包囲する。嵌合部23には、一群の圧入端子11がそれぞれ配置される2つの凹部230が形成されている。それらの凹部230は壁体25(図3)により仕切られている。図3に凹部230を破線で示す。嵌合部23の詳しい図示は省略する。
固定部24は、図1および図3に示すように、ベース22から基板3に向けてz方向に沿って延びる延出部26(図3)と、延出部26の先端から外側にx方向に向けて屈曲し、基板3と締結される締結部27とを有している。
上述の受容部21と、延出部26の内側とに亘りインナーハウジング10が受容される。
締結部27には、ねじ4が挿入される挿入孔28(図2)が形成されている。
挿入孔28には、基板3を厚み方向に貫通する孔32(図5(c))を介してねじ4が挿入される。ねじ4を回して挿入孔28の内周部にねじ込むことにより、基板3と固定部24とが締結される。ねじ4としてタッピングねじを採用することができる。また、挿入孔28に、ねじ4が螺合されるナットを埋設してもよい。
アウターハウジング20は、図1における手前側に1つ、奥側に2つ、合計で3つの固定部24を備えており、これらの固定部24によりバランス良く基板3にねじ止めされている。
本実施形態では、後述するように、インナーハウジング10にアウターハウジング20を被せることでそれらハウジング10,20を仮組みした状態で(図3)、圧入端子11を基板端子31に圧入する。
仮組みされたハウジング10,20の分離を規制するため、少なくとも1つの固定部24には、インナーハウジング10の外周部に形成された係止アーム13(図2および図3)に係止される係止部29(図3)が形成されている。係止アーム13および係止部29により、ハウジング10,20の分離を規制する分離規制部が構成されている。
係止部29は、固定部24の延出部26(図3)の内側に形成されている。
圧入端子11の圧入および固定部24の締結により基板3への実装が完了すると、インナーハウジング10およびアウターハウジング20が基板3と共に組み付けられる。
固定部24と基板3との締結箇所は、電気コネクタ1に加えられる外力により圧入端子11と基板端子31との接続部分に作用する負荷を軽減する役割を担う。
電気コネクタ1に加えられる外力としては、例えば、電気コネクタ1に相手コネクタを挿抜する際の力や、相手コネクタと嵌合した状態で相手コネクタの端子に設けられた電線が配線作業の際に引っ張られたときの力等が挙げられる。また、電気コネクタ1が車両に搭載される場合は、顕著な振動が電気コネクタ1に外力として加えられる。
電気コネクタ1に加えられる外力の一部が固定部24と基板3との締結箇所に伝わることで、圧入端子11と基板端子31との接続部分に作用する負荷が軽減される。
さて、半田付けが不要な圧入端子11を採用する電気コネクタ1において、仮に、ハウジング10,20が一体に形成されているとすれば、電気コネクタ1を基板3に実装する過程で固定部24や圧入端子11が破損するおそれがある。以下、説明する。
図4(a)に示すコネクタ9に備えられたハウジング90は、圧入端子91を保持しているとともに、基板3にねじで固定される固定部92を有している。固定部92はハウジング90の一部を構成しており、圧入端子91はハウジング90に保持されている。そのため、圧入端子91と固定部92とは相対的な位置が変わることのないリジッドな関係にある。
このコネクタ9の圧入端子91が、圧入機により所定のストロークや荷重に基づいて押し下げられることで、接続を確保するために有効な圧入位置にまで基板端子31に圧入されるとする。このとき、圧入端子91とリジッドな関係にある固定部92が、図4(b)に示すように、基板3に強く押し付けられて破損するおそれがある(第1の問題)。
次に、固定部92をねじ止めするためのトルクにより圧入端子91が破損するおそれがある(第2の問題)。上述のように固定部92と圧入端子91とはリジッドな関係にあるので、固定部に入力されるトルクが、圧入端子91と基板端子31との接続部分に直接的に伝わってしまい、基板端子31に固定された一群の圧入端子11をせん断する過大な負荷を生じさせてしまう。
第1の問題に対しては、図4(c)に示すように、圧入端子91の圧入が完了したときに固定部92と基板3との間に適切なクリアランスC1が残されるように、固定部92の位置をより上方に定めておくとよいが、それでも第2の問題は残る。
上記の2つの問題は、圧入端子91を保持するハウジング90が基板3にねじで固定されていて、圧入端子91と固定部92(ハウジング90)とが互いにリジッドな関係にあることに起因している。
そこで、本実施形態の電気コネクタ1は、圧入端子11を保持するインナーハウジング10と、ねじ4で基板3に締結されるアウターハウジング20とを備えることを主要な特徴としている。
インナーハウジング10とアウターハウジング20とは別体とされており、リジッドな関係にはない。そのため、インナーハウジング10に保持された圧入端子11と、アウターハウジング20に形成された固定部24もリジッドな関係にはない。
インナーハウジング10およびアウターハウジング20は、別体であるため、両者間の相対変位が規制されていない。これらインナーハウジング10およびアウターハウジング20は、圧入端子11の圧入時に、圧入端子11が圧入される向き(図5(b)の−z)とは逆の向き(図5(b)の+z)へと、インナーハウジング10に対するアウターハウジング20の変位が許容されるように、かつ、固定部24のねじ止め時に、ねじ4の軸方向(圧入端子11が圧入される向きと平行なz方向)と直交する面内方向(xy面内方向)へと、インナーハウジング10に対するアウターハウジング20の変位が許容されるように構成されている。
本実施形態では、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に所定のクリアランスが設定されている。例えば、図3に示すように、受容部21の内周部とインナーハウジング10の外周部との間にクリアランスC2が設定され、基板3に対して垂直な固定部24の延出部26の内側とインナーハウジング10の外周部との間にもクリアランスC3が設定されている。
C2,C3等のクリアランスの存在により、大きい外力が加えられなくてもインナーハウジング10とアウターハウジング20とがスムーズに相対変位可能である。
係止部29および係止アーム13は、インナーハウジング10に対してアウターハウジング20が+zの向きへと、そしてインナーハウジング10に対してアウターハウジング20がxy面内方向へと変位するのをある程度は許容しつつ、ハウジング10,20の分離を規制する。
以下、図5を参照し、電気コネクタ1を組み立て、基板3に実装する過程について説明する。
実装前に、図3に示すように、インナーハウジング10にアウターハウジング20を被せることでハウジング10,20を仮組みする。このとき、係止アーム13が係止部29に係止されるので、仮組体を取り扱う際にインナーハウジング10とアウターハウジング20とが分離することを防ぐことができる。
実装にあたり、典型的には圧入機を用いて圧入端子11を基板端子31に圧入する。
まず、圧入機により支持された基板3へのハウジング10,20の位置決め、圧入端子11の先端のみを基板端子31に挿入する仮挿入(図5(a))を行う。そして、圧入端子11を把持する圧入機の押し込み部Pにより、所定の圧入位置にまで圧入端子11を基板端子31内に圧入して固定する。
圧入端子11の圧入時、インナーハウジング10と仮組みされているアウターハウジング20は、自重により下降し、基板3に着座する(図5(b))。
ここで、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが別体であって、圧入端子11が圧入される向き(−z)とは逆の向き(+z)へと、インナーハウジング10に対するアウターハウジング20の変位が許容されている。そのため、圧入端子11は、基板3上に固定部24(締結部27)を残したまま基板端子31に押し込まれ、固定部24は、圧入端子11を基準とすれば上方へと変位する。このとき係止アーム13の先端と係止部29との間には、図3に示すクリアランスC4と同等あるいはそれよりも大きい隙間があいているので、固定部24の変位は妨げられない。また、係止部29により係止アーム13の先端が押されたとしても、係止アーム13が撓むので、固定部24の変位は妨げられない。
圧入端子11の圧入を終えたならば、図5(c)に示すように、基板3の裏側から基板3の孔32を介してアウターハウジング20の固定部24の挿入孔28にねじ4を挿入し、ねじ4を軸周り(z軸周り)に回転させるトルクを付与して固定部24を基板3に締結する。複数の固定部24の各々の挿入孔28にねじ4を挿入し、それらの固定部24の締結を一度に行うことができる。
ねじ4へのトルクの付与により、アウターハウジング20の固定部24に入力されるトルクは、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが別体であることにより、アウターハウジング20からインナーハウジング10に直接的には伝達されない。そのため、既に基板端子31に圧入固定されている圧入端子11と基板端子31との接続部分に過大な負荷が加えられない。
アウターハウジング20からインナーハウジング10にトルクが直接的に伝達されないことは、ハウジング10,20が別体であることに基づいて、固定部24にトルクが入力された際のインナーハウジング10に対するアウターハウジング20のxy面内方向の変位が許容されているため、アウターハウジング20からインナーハウジング10にトルクが伝達され難いことを意味する。
本実施形態では、図3に示すようにクリアランスC2,C3(図3)が存在する箇所ではハウジング10,20が互いに接触していないので、締結のトルクによりアウターハウジング20のみがxy面内方向に変位する。
ここで、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に必ずしも所定のクリアランスが設定されている必要はない。両者の間に格別クリアランスを設定していなくても、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが別体である以上、通常、両者の間には公差相当の隙間が生じている。隙間が存在する箇所ではハウジング10,20が互いに接触していないので、やはり、締結のトルクによりアウターハウジング20のみがxy面内方向に変位する。
さらに言えば、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが接触する箇所においても、ハウジング10,20間で滑るように、インナーハウジング10に対するアウターハウジング20のxy面内方向の変位が許容される。
以上より、ハウジング10,20の全体として、インナーハウジング10に対するアウターハウジング20のxy面内方向の変位が許容されるので、締結のトルクがアウターハウジング20からインナーハウジング10へと伝達され難い。
固定部24のねじ止めを終えると、アウターハウジング20と基板3との間にインナーハウジング10が挟み込まれた状態で、インナーハウジング10、アウターハウジング20、および基板3が相互に組み付けられて一体化される。
以上により、電気コネクタ1の組み立ておよび基板3への実装を完了する。
以上で説明した本実施形態の電気コネクタ1によれば、圧入端子11を保持するインナーハウジング10と、基板3にねじ4により固定されるアウターハウジング20とが別体に構成されていることにより、圧入端子11の圧入時にアウターハウジング20の固定部24が破損することや、固定部24のねじ止め時に圧入端子11と基板端子31との接続部分が破損することを防ぐことができる。
ところで、基板3に電気コネクタ1を実装する際に、インナーハウジング10とアウターハウジング20とを必ずしも仮組みしておく必要はない。つまり、インナーハウジング10単体の状態で圧入端子11を圧入し、その後、インナーハウジング10にアウターハウジング20を被せ、固定部24を基板3にねじ止めしてもよい。その場合も、インナーハウジング10とアウターハウジング20とが別体であるがゆえに、圧入端子11の圧入時に固定部24が破損したり、固定部24のねじ止め時に接続部分が破損したりといったことを防ぐことができる。
また、インナーハウジング10とアウターハウジング20との分離を規制する係止アーム13および係止部29は、必要に応じて設ければよい。特に、インナーハウジング10とアウターハウジング20とを仮組みしないで、インナーハウジング10単体を圧入機にセットして圧入端子11の圧入を行う場合には、そういった分離規制部を設ける必要がない。
インナーハウジング10に保持された圧入端子11の圧入、およびアウターハウジング20のねじ止めによりインナーハウジング10およびアウターハウジング20が基板3と共に組み付けられる限りにおいて、インナーハウジング10およびアウターハウジング20の具体的な形態は適宜に定めることができる。
本発明は、L字状に形成された圧入端子を備えた電気コネクタにも適用することができる。その圧入端子を保持するインナーハウジング10の形態、およびインナーハウジング10に基板3と共に組み付けられるアウターハウジング20の形態については適宜に定めることができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 電気コネクタ
3 基板
9 コネクタ
10 インナーハウジング
10A 上端部
11 圧入端子
11A 圧入部
11B コンタクト部
13 係止アーム
20 アウターハウジング
21 受容部
22 ベース
23 嵌合部
24 固定部
25 壁体
26 延出部
27 締結部
28 挿入孔
29 係止部
31 基板端子
32 孔
90 ハウジング
91 圧入端子
92 固定部
101 領域
230 凹部
C1,C2,C3,C4 クリアランス

Claims (4)

  1. 基板に実装される電気コネクタであって、
    前記基板の端子に圧入される圧入端子を保持する第1ハウジングと、
    前記基板にねじにより締結される第2ハウジングと、を備え、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングは、
    別体であり、前記圧入端子の圧入および前記第2ハウジングの締結により、前記基板と共に組み付けられ
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが仮組みされた状態であっても、
    前記圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの変位が許容される、
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ねじの軸方向と直交する面内方向へと、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの変位が許容される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第2ハウジングは、
    前記第1ハウジングの少なくとも一部を受容し、
    前記第1ハウジング、前記第2ハウジング、および前記基板は、
    前記基板と前記第2ハウジングとの間に前記第1ハウジングが挟まれた状態で相互に組み付けられる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの分離を規制する分離規制部を備え、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングは、
    前記分離規制部により分離が規制された状態であっても、
    前記圧入端子が圧入される向きとは逆の向きへと、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの変位が許容されるとともに、
    前記ねじの軸方向と直交する面内方向へと、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの変位が許容される、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電気コネクタ。
JP2015131125A 2015-06-30 2015-06-30 電気コネクタ Active JP6499531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131125A JP6499531B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131125A JP6499531B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017016836A JP2017016836A (ja) 2017-01-19
JP6499531B2 true JP6499531B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=57830963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015131125A Active JP6499531B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6499531B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001326037A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Tokai Rika Co Ltd プリント配線板用コネクタ装置
JP3870769B2 (ja) * 2001-11-30 2007-01-24 住友電装株式会社 コネクタ搭載構造
US7066751B2 (en) * 2003-04-23 2006-06-27 Asustek Computer Inc. Adjustable connector module
JP4900056B2 (ja) * 2007-06-04 2012-03-21 住友電装株式会社 基板用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017016836A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016503950A (ja) 半導体モジュール向け圧入電気ピン
JP2004127572A (ja) コネクタ
EP2852264B1 (en) Electronics module with a side entry connection
JP6555028B2 (ja) ケーブル圧着端子実装体
JP6076952B2 (ja) 基板用端子及び端子付き基板
JP4874208B2 (ja) プラグインコネクタ
CN113196577A (zh) 多件式印刷电路板适配器插头
US9437946B2 (en) Printed circuit board assembly having improved terminals
JP6499531B2 (ja) 電気コネクタ
US8075349B2 (en) Circuit board connector and connector assembly
US11050169B2 (en) Wiring terminal and corresponding electrical component
KR20190084721A (ko) 터미널 단자
JP6076953B2 (ja) 基板用端子
JP6681655B2 (ja) 同軸コネクタ
WO2016068140A1 (ja) 電気接続箱
JP2014217254A (ja) 電気接続箱及び電気接続箱組立体
US7597571B2 (en) Fan and plug thereof
JP5922325B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2019067630A (ja) プラグ装置及び配電システム
JP2011120446A (ja) 電気接続箱
JP6010819B2 (ja) コネクタの基板固定構造
JP2017117728A (ja) ワイヤハーネスの端子接続構造
JP5078187B2 (ja) 固定具及び該固定具を用いた電気コネクタ
JP2012256609A (ja) 固定具及び該固定具を用いた電気コネクタ
JP2011101556A (ja) 電気接続箱及び電気接続箱の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6499531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250