JP6498086B2 - 汎用エンジンのマフラ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば刈払機のような小型作業機の駆動源として用いられる汎用エンジンのマフラに関するものである。
汎用エンジンのマフラとして、種々の構造のものが提案されている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1の汎用エンジンのマフラでは、樹脂製のマフラカバーに排気のデフレクタが回動自在に取り付けられており、このデフレクタを回すことにより排気ガスの放出方向を所望の方向に変更することができる。また、特許文献2の汎用エンジンのマフラでは、湾曲したテールパイプとこれを覆うテールパイプカバーとを回動自在に設け、これらのパイプおよびカバーを回転させることで排気ガスの放出方向が変更される。さらに、テールパイプカバーが断熱空間を介してテールパイプの外周を覆っているので、エジェクタ効果によって前記断熱空間から吸い込まれる外部の空気により排気温度の低減も図ることができる。
実開平01−179117号 実開昭56−049221号
しかしながら、特許文献1のマフラでは、樹脂製のマフラカバーにデフレクタが取り付けられているので、排気でデフレクタが熱せられると、樹脂が溶融することが懸念される。また、特許文献2のマフラでは、湾曲形状のテールパイプおよびテールパイプカバーを成形する必要があるので、製造が困難で、コストも高くなる。また、排気ガスの放出方向を変えるために、テールパイプおよびテールパイプカバーを回転させるので、構造も複雑になる。
本発明は、簡単な構造で、エジェクタ効果による排気温度低減と、デフレクタによる排気の偏向を達成できる汎用エンジンのマフラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の汎用エンジンのマフラは、マフラ本体に突出して設けられて排出口を覆う排出口カバーと、前記排出口カバーにおける少なくとも出口端部を覆い、前記出口端部から排出方向に突出する通路カバーと、前記通路カバーの下流端に取り付けられて、排気の向きを変えるデフレクタとを備え、前記排出口カバーと前記通路カバーの上流端部との間に、外部の空気を吸い込む吸込み口が形成され、前記デフレクタは、前記通路カバーに着脱自在で、かつ回動自在に支持されている。
この構成によれば、排出口カバーの出口端部に通路カバーが設けられ、この通路カバーに、排気の向きを変えるデフレクタが、着脱自在で、かつ回動自在に支持されている。これにより、デフレクタを回動させるだけで、排気の排出方向を変えることができる。また、排出口カバーと通路カバーの上流端部との間に、外部の空気を吸い込む吸込み口が形成されているので、エジェクタ効果によって前記吸込み口から吸い込まれる空気により、排気温度の低減を図ることができる。このように、通路カバーを設けることにより、簡単な構造で、エジェクタ効果による排気温度低減と、デフレクタによる排気の排出方向の調整の両方を達成できる。
本発明において、前記通路カバーは、円筒体から切り出されていることが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で通路カバーを構成できる。
通路カバーが円筒体から切り出されている場合、前記通路カバーと前記デフレクタの一方に周方向溝が形成され、他方にねじ孔が形成され、ねじ体を前記ねじ孔および前記周方向溝に挿通することで、前記周方向溝に沿って、前記デフレクタが前記通路カバーに相対回動可能に取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で、デフレクタの回動機構を構成できる。
本発明において、前記排出口カバーは、前記マフラ本体におけるシリンダと反対側の外側面に設けられていることが好ましい。この構成によれば、排気口カバーの高温部からの輻射熱によるシリンダの高温化が抑制される。この場合、排出口カバーのほぼ全体を通路カバーで覆うようにすれば、排出口カバーの高温部からの輻射熱によって、マフラを覆うシュラウドの高温化が抑制される。
排出口カバーがシリンダと反対側の外側面に設けられている場合、前記排出口カバーは排気を前方に排出し、前記通路カバーは前記マフラ本体の側壁と前壁とに溶接されていることが好ましい。この構成によれば、通路カバーがマフラ本体に強固に接合される。また、好ましくは、前記排出口カバーは、前記マフラ本体の側壁に切り起こしにより一体形成されている。この構成によれば、排出口カバーを容易に形成できる。
本発明において、さらに、前記マフラ本体に着脱自在に取り付けられて前記排出口を覆うスパークアレスタを備えることが好ましい。この構成によれば、スパークアレスタはマフラ本体に取り付けられるので、スパークアレスタの取り付けが容易である。
本発明の汎用エンジンのマフラによれば、通路カバーを設けることにより、簡単な構造で、エジェクタ効果による排気温度低減と、デフレクタによる排気の排出方向の調整の両方を達成できる。
本発明の第1実施形態に係るマフラを備えた汎用エンジンを搭載した刈払機を示す斜視図である。 同汎用エンジンの正面断面図である。 同マフラを示す正面図である。 同マフラを示す側面図である。 同マフラを示す平面図である。 図4のVI-VI線に沿った断面図である。 同マフラの通路カバーの平面図である。 同マフラのデフレクタを示す側面図である。 同デフレクタを示す底面図である。 (A)〜(C)は、同デフレクタの回動機構を示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマフラを備えた汎用エンジンEを搭載した携帯型作業機の一種である刈払機1を示す。刈払機1は、例えば、アルミニウム合金製の長いメインパイプ2の基端部にエンジンEが取り付けられ、先端部に作業工具としての回転式刈刃3が取り付けられている。メインパイプ2の内部に鉄系のドライブシャフト(図示せず)が挿通され、ドライブシャフトの基端部がエンジンEに連結され、先端部が回転式刈刃3に連結されている。メインパイプ2には、エンジンEの近傍箇所に肩掛け用ベルト4とU字状のハンドル7とが取り付けられている。作業者はベルト4を肩に掛けることによって刈払機1を保持し、ハンドル7の両端部のグリップ8を握って操作することにより、エンジンEによって駆動される刈刃3で雑草などを刈り取る。刈刃3の回転数は、ハンドルの一端部近傍に設けられたスロットルレバー9の操作により調節される。
図2はエンジンEをメインパイプ2側から見た部分断面正面図である。このエンジンEは、2サイクルエンンジンであり、シリンダ10aとシリンダヘッド10bとが一体形成されたシリンダブロック10を有し、このシリンダブロック10がクランクケース11に連結されてエンジン本体EBを形成している。シリンダヘッド10bに形成されたねじ孔10cに点火プラグ20がねじ込みにより装着されている。シリンダ10aの吸気ポート12には断熱用のインシュレータ13を介して気化器14が連結され、この気化器14の上流側にエアクリーナ17が連結されている。シリンダ10aの排気ポート18にはマフラ20が接続されている。クランクケース11の下部に燃料タンク24が取り付けられている。
シリンダブロック10のシリンダ10aのボアにピストン15が摺動自在に収納されている。ピストン15は、クランクケース11に支持されたクランク軸21に連結されている。このクランク軸21の一端部(前端部)に、図1に示す遠心クラッチ23を介して、刈払機1のドライブシャフトが連結されている。
図2に示すように、点火プラグ20、シリンダブロック10およびマフラ20は、樹脂製のシュラウド30により覆われている。シュラウド30は、メインカバー部30aとサブカバー部30bとが一体形成されたもので、クランクケース11にボルト(図示せず)で固定されている。シリンダブロック10がメインカバー部30aで覆われているとともに、マフラ20がサブカバー部30bで覆われている。
一方、気化器14およびエアクリーナ17のフィルタ部17aは、シュラウド30とは別体のエアクリーナキャップ28により覆われている。なお、この実施形態では、シュラウド30がメインカバー部30aとサブカバー部30bとを一体に備えているが、シュラウドをメインカバー部30aにのみ相当する形状として、これとは別に設けたマフラカバーをシュラウドに連結する構造としてもよい。
図3はマフラ20の正面図、図4はマフラ20を図1の左側から見た側面図、図5はマフラ20の平面図、図6は図4のVI-VI線に沿った断面図である。なお、図3,5,6では、説明の都合上、後述のデフレクタが省略されている。マフラ20は、ほぼ直方体の鋼製の箱形で、図3に示すように、内部に膨張室31を有するマフラ本体32を備えている。マフラ本体32は、シリンダ10側(内側)の内側ケース半体34と、シリンダ10と反対側(外側)の外側ケース半体36とを有し、これら2つのケース半体34、36を結合することで構成されている。
図4に示すように、外側ケース半体36における上下方向中間部に、左右方向を向く第1取付孔38が前後方向に並んで2つ形成されている。図5に示すように、内側ケース半体34における第1取付孔38,38に対応する位置に、第2取付孔40,40が形成されている。これら第1および第2取付孔38、40は、図6に示す円筒パイプ42を介して連通している。これら第1および第2取付孔38,40に、マフラ本体32の外側から2本のボルト35が挿通され、シリンダ10に設けたねじ孔29にねじ込まれることにより、マフラ本体32がシリンダ10に支持されている。
図3に示す内側ケース半体34の上部の内側面に、排気ポート18(図2)に連通する流入口45が形成されている。一方、外側ケース半体36の上部の外側面に、外部に連通する排出口50が形成されている。
図6に示すマフラ本体32の内部は、仕切り板44により上側の第1膨張室46と下側の第2膨張室48とに区画されている。第1膨張室46は第2膨張室48よりも容量が大きく形成されている。仕切り板44には、複数の連通孔44aが形成されており、この連通孔44aを介して第1膨張室46と第2膨張室48とが連通している。
マフラ本体32の内部に、第2膨張室48と排出口50とを連通する排気ガス通路49が形成されている。排気ガス通路49は、外側ケース半体36の内面に、板材からなる通路形成部材52を溶接により固着することで形成されている。
流入口45からマフラ本体32の内部に流入した排気ガスGは、第1膨張室46で膨張した後、連通孔44aを通って第2膨張室48に入る。排気ガスGは、第2膨張室48で膨張した後、排気ガス通路49を通って排出口50から外部へ排出される。
外側ケース半体36の上部の外側面に、排出口50を覆う排出口カバー54が設けられている。つまり、排出口カバー54は、マフラ本体32におけるシリンダ10と反対側の外側面に設けられている。排出口カバー54は、マフラ本体32から外方に突出して設けられている。詳細には、排出口カバー54は、外側ケース半体36の外側面を構成する側壁36aを外側に切り起こし成形することで、マフラ本体32に一体形成されている。図5に示すように、排出口カバー54は、排気ガスGを前方に排出する。
外側ケース半体36における排出口50に、マフラ20から火花が排出されるのを抑制するスパークアレスタ56が設けられている。スパークアレスタ56は、例えば、金網からなる。スパークアレスタ56は、排出口50を覆うように配置され、本実施形態では、外側ケース半体36の外側面における排出口50から外側ケース半体36の前面にかけて配置されている。スパークアレスタ56は、ねじ体58によりマフラ本体32に着脱自在に取り付けられている。ただし、スパークアレスタ56はなくてもよい。
排出口カバー54の出口端部54aを覆う通路カバー60が、出口端部54aから排出方向(本実施形態では前方)に突出するように設けられている。図7に示すように、通路カバー60は、鋼製の円筒パイプRPの一部CTを切り出して構成されている。詳細には、円筒パイプRPの軸方向における後端から前後方向中間部よりも若干前方寄りの部分であって、円筒パイプRPの径方向における中心部から内側(シリンダ側)の部分が切り欠かれている。これにより、通路カバー60に、内側(シリンダ側)を向いた第1切欠部60aと、後方を向いた第2切欠部60bとが形成されている。
つまり、通路カバー60は、第1切欠部60aが形成された半円筒部66と、第2切欠部60bが形成された円筒部68とを有している。通路カバー60の円筒部68に、上下方向を向くねじ孔62が貫通して形成されている。
図5に示すように、通路カバー60はマフラ本体32の側壁36aと前壁36bとに溶接WLによりされている。詳細には、通路カバー60の第1切欠部60aと外側ケース半体36の側壁36aとが溶接され、通路カバー60の第2切欠部60bと外側ケース半体36の前壁36bとが溶接されている。こうして、スパークアレスタ56は、排出口カバー54および通路カバー60により外側方から覆われている。
排出口カバー54と通路カバー60の上流端部60cとの間に、外部の空気を吸い込む吸込み口64が形成されている。詳細には、吸込み口64は、通路カバー60の上流端部60cと排出口カバー54の外周面との隙間に形成される。また、図3に示すように、通路カバー60の半円筒部66の内周面と排出口カバー54の外周面との間に、半環状の断熱空間65が形成されている。断熱空間65は、後端で吸込み口64(図5)に連通し、前端で円筒部68の内部に連通している。
図4に示す通路カバー60の下流端60dに、排気ガスGの向きを変えるデフレクタ69が取り付けられている。デフレクタ69は、通路カバー60の円筒部68の内周面に嵌合され、後述の回動機構70によって、通路カバー60に着脱自在で、かつ円筒部68の軸心C1回り、つまり通路カバー60の下流端60dの軸心回りに回動自在に支持されている。
図8はデフレクタ69の側面図で、図9はデフレクタ69の底面図である。図8に示すように、デフレクタ69は、板金を折り曲げ加工することで構成されており、ほぼ円筒状の装着部72と、半円弧形状の偏向部74とを有している。偏向部74は、その軸心C2が前方(排出方向)に向かって径方向内方(図4の下方)に傾斜して延びている。
デフレクタ69の装着部72に、周方向に延びる周方向溝75が貫通して形成されている。本実施形態では、周方向溝75は、周方向に約180°に渡って形成されており、周方向溝75が形成される周方向範囲と偏向部74の半円弧の周方向範囲とがほぼ一致している。
図9に示すように、デフレクタ69の装着部72は、完全な円筒ではない。つまり、装着部72は、板材を円筒状に折り曲げ加工することで構成され、その周方向の両端縁76,76が隙間78を介して対向している。
図4に示すように、デフレクタ69の装着部72が、通路カバー60の円筒部68の内周面に嵌合されている。装着部72は、周方向の一部分に隙間78(図9)が形成されており、周方向に弾性を有しているので、デフレクタ69の通路カバー60への装着が容易であるうえに、安定して通路カバー60に支持される。
さらに、デフレクタ69の周方向溝75と通路カバー60のねじ孔62の軸方向(前後方向)位置を一致させた状態で、ねじ体80を上方からねじ孔62に螺合して通し、周方向溝75に挿通する。以上により、周方向溝75に沿って、デフレクタ69が通路カバー60に相対回動可能に取り付けられている。つまり、ねじ孔62、ねじ体80および周方向溝75により、前述のデフレクタ69の回動機構70が構成されている。
図10を用いて、デフレクタ69の回動機構70の動作を説明する。図10は、回動機構70を上方から見た平面図で、(A)は排気ガスGを外方(シリンダの反対側)に向けた状態を示し、(C)は排気ガスGを内方(シリンダ側)に向けた状態を示し、(B)はその中間を示している。(B)では、通路カバー60を通過して前方に向かって放出された排気ガスGが、デフレクタ69の偏向部74により下方に偏向されている(図4参照)。
排気ガスGを外方に偏向させる場合、ねじ体80を緩めて、(B)からD1の方向にデフレクタ69を回動させる。これにより、デフレクタ69は周方向溝75に沿って回動し、(A)の外向き状態になる。(A)では、通路カバー60を通過して前方に向かって放出された排気ガスGが、デフレクタ69の偏向部74により外方に偏向されている。
排気ガスGを内方に偏向させる場合、ねじ体80を緩めて、(B)からD2の方向にデフレクタ69を回動させる。これにより、デフレクタ69は周方向溝75に沿って回動し、(C)の内向き状態になる。(C)では、通路カバー60を通過して前方に向かって放出された排気ガスGが、デフレクタ69の偏向部74により内方に偏向されている。
本実施形態によれば、このように、ねじ体80を緩めてデフレクタ69を回動させるだけで、排気ガスGの排出方向を変えることができる。これにより、高温の排気ガスGがオペレータの身体や衣類に向かうのを防ぐことができる。しかも、デフレクタ69に周方向溝75を形成し、通路カバー60にねじ孔62を設けるだけであるから、回動機構70の構成も簡単である。
また、図4に示す排出口カバー54と通路カバー60の上流端部60cとの間に、外部の空気を吸い込む吸込み口64が形成されている。そのため、排気ガスGが排出されると、そのエジェクタ効果により、断熱空間65が負圧となり、吸込み口64から外気ARが吸い込まれ、排気温度が低減される。このように、通路カバー60を設けることにより、簡単な構造で、エジェクタ効果による排気温度低減と、デフレクタ69による排気ガスGの排出方向の調整の両方を達成できる。
通路カバー60は、図7に示す円筒体RPから切り出されているので、簡単な構造で通路カバー60を構成できる。また、図3に示す排出口カバー54は、マフラ本体32におけるシリンダ10と反対側の外側面に設けられているので、排気口カバー54の高温部からの輻射熱によるシリンダ10の高温化が抑制される。
図5に示すように、排出口カバー54は排気ガスGを前方に排出し、通路カバー60はマフラ本体32の側壁36aと前壁36bとに溶接WLで接合されている。これにより、通路カバー60がマフラ本体32に強固に連結される。また、図6に示すように、排出口カバー54は、マフラ本体32の側壁36aに切り起こしにより一体形成されている。したがって、排出口カバー54の形成が容易である。
排出口50を覆うスパークアレスタ56が、図5に示すねじ体58によりマフラ本体32に着脱自在に取り付けられているので、スパークアレスタ56の取り付けが容易である。
図4および5に二点鎖線60Aで示すように、排出口カバー54のほぼ全体を通路カバー60で覆うようにすることもできる。これにより、排出口カバー54の高温部からの輻射熱によって、樹脂製のシュラウド30のサブカバー部30bが高温化するのを抑制できる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、デフレクタ69に周方向溝75が形成され、通路カバー60にねじ孔62が形成されていたが、通路カバー60に周方向溝75を形成し、デフレクタ69にねじ孔62を形成してもよい。上記実施形態では、排出口カバー54は切り起こしでマフラ本体に一体形成されていたが、排出口カバーの構造はこれに限定されず、例えば、別体のパイプ部材をマフラ本体に溶接で取り付けたものでもよい。
上記実施形態では、通路カバー60は排出口カバー54の出口端部54aのみを覆っていたが、通路カバー60は、排出口カバー54の少なくとも出口端部54aを覆っていればよく、排出口カバー54の全体を覆ってもよい。また、エンジンEは4サイクルエンジンであってもよく、さらに、シリンダとシリンダヘッドが別体であってもよい。また、本発明のマフラは、発電機、ポンプ、ブロワ、芝刈機など刈払機以外の作業機のエンジンにも適用できる。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
10a シリンダ
20 マフラ
32 マフラ本体
36a マフラ本体の側壁
36b マフラ本体の前壁
50 排出口
54 排出口カバー
54a 排出口カバーの出口端部
56 スパークアレスタ
60 通路カバー
60c 通路カバーの上流端部
60d 通路カバーの下流端
62 ねじ孔
64 吸込み口
69 デフレクタ
75 周方向溝
80 ねじ体
E 汎用エンジン

Claims (6)

  1. マフラ本体に突出して設けられて排出口を覆う排出口カバーと、
    前記排出口カバーにおける少なくとも出口端部を覆い、前記出口端部から排出方向に突出する通路カバーと、
    前記通路カバーの下流端に取り付けられて、排気の向きを変えるデフレクタと、を備え、
    前記排出口カバーと前記通路カバーの上流端部との間に、外部の空気を吸い込む吸込み口が形成され、
    前記デフレクタは、前記通路カバーに着脱自在で、かつ回動自在に支持され、
    前記通路カバーは、円筒体から切り出され、
    前記通路カバーと前記デフレクタの一方に周方向溝が形成され、他方にねじ孔が形成され、
    ねじ体を前記ねじ孔および前記周方向溝に挿通することで、前記周方向溝に沿って、前記デフレクタが前記通路カバーに相対回動可能に取り付けられている汎用エンジンのマフラ。
  2. 請求項1に記載のマフラにおいて、前記排出口カバーは、前記マフラ本体におけるシリンダと反対側の外側面に設けられている汎用エンジンのマフラ。
  3. 請求項2に記載のマフラにおいて、前記通路カバーが前記排出口カバーのほぼ全体を覆っている汎用エンジンのマフラ。
  4. 請求項2または3に記載のマフラにおいて、前記排出口カバーは排気を前方に排出し、
    前記通路カバーは前記マフラ本体の側壁と前壁とに溶接されている汎用エンジンのマフラ。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載のマフラにおいて、前記排出口カバーは、前記マフラ本体の側壁に切り起こしにより一体形成されている汎用エンジンのマフラ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のマフラにおいて、さらに、前記マフラ本体に着脱自在に取り付けられて前記排出口を覆うスパークアレスタを備えた汎用エンジンのマフラ。
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