JP6494431B2 - 蓄電デバイスの劣化診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電デバイスの劣化診断装置及び劣化診断方法に関する。
リチウムイオン電池をはじめとする二次電池、キャパシタまたはコンデンサなどの蓄電デバイスは、小型電子機器をはじめとして、電気自動車等の移動体用電源、家庭用蓄電池、およびスマートグリッド用蓄電池等の定置用電源としての用途が大きく広がっている。移動体用や定置用に蓄電デバイスを使用する場合、小型電子機器に比べて製品寿命が長く、長寿命が求められるため、寿命予測技術の重要性が高まっている。
繰り返し充放電可能な蓄電デバイスは、蓄積可能な電気量若しくはエネルギー量(以下蓄電容量と称する)が経時的に変化し、初期の蓄電容量より減少する所謂劣化現象が起きる。蓄電デバイスが劣化すると、蓄積可能な容量が減少してしまうと共に、過充電や過放電の可能性も発生するため、蓄電デバイスを安全に使用するためにも蓄電デバイスの劣化状態における蓄電可能容量(以下蓄電容量と称する)を正確に判断することは重要である。
機器の運転中に正確な蓄電容量を判断できれば、蓄電池の劣化状態を推定でき、その後どの程度使用できるか(余寿命)の予測も可能となるため、劣化状態を正確に推定することは重要である。
運転中に余寿命を予測できれば蓄電デバイスを安全に使いこなすことができ、その後の運転条件変更などにより、蓄電池をより長い期間使用できるようにすることが可能になる。
蓄電池の劣化状態を診断する一般的な方法の一つに内部抵抗から推定する方法があげられる。例えば特許文献1の方法は、電池を休止状態から矩形波のパルス電流を流して、充電若しくは放電させた時の電池電圧及び開回路電圧の差を電流値で除した値を内部抵抗として、内部抵抗の変化から劣化状態を診断している。
特許文献2においては、満充電の状態から予め定められた放電容量を検出した時までの期間の電力量を求め、電力量から電池の劣化の度合いを算出し、補正をして満充電容量を算出している。
特許第5202698号公報 特開2012−239357号公報
しかしながら、特許文献1では、休止状態から電流を印加する必要があるので、運転を停止し、電流を印加する操作が必要となる。また、休止状態でなく、充電中の場合は、満充電容量や充電所要時間を算出することにより、電池の内部状態を判断することが記載されているが、必ずしも放電状態から充電が開始するとは限らず、正確な満充電容量を得ることが困難な場合がある。
特許文献2では、実際のシステムにおいて満充電状態に必ずしもなるとは限らない。特に、劣化が進行すると満充電状態に到達するまでに時間がかかるので、満充電になる前に放電などの動作が入る場合には、劣化の度合を算出できないという問題が生じる。
それゆえに、本発明の目的は、満充電状態への到達を要せず、かつ放電動作を要せずに蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができる蓄電デバイスの劣化診断装置を提供することである。
本発明のある局面の劣化診断装置は、蓄電デバイスの電圧および電流のうちの少なくとも1つと、温度とを測定する計測部と、充電時の2つの時点における測定された電圧または電流の差および測定された温度に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求める蓄電容量判定部とを備える。
本発明の別の局面の劣化診断装置は、蓄電デバイスの温度、充放電時間、停止時間、充放電量およびSOCを含む運転履歴を作成する運転履歴作成部と、運転履歴に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求める蓄電容量判定部とを備える。
本発明のある局面によれば、充電時の2つの時点における電流データまたは電圧データの差に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求め、本発明の別の局面によれば、蓄電デバイスの温度、充放電時間、停止時間、充放電量およびSOCを含む運転履歴に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求めるので、満充電状態への設定を要せず、かつ放電動作を要せずに蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができる。
第1の実施形態における蓄電デバイスの劣化診断装置の構成図である。 第1の実施形態における蓄電デバイスの劣化診断手順を表わすフローチャートである。 図2のステップS105の処理の詳細な手順を表わすフローチャートである。 t1=100秒、t2=200秒としたときに、ステップS201〜S203で取得される温度T、電圧V1、V2の例を表わす図である。 図2のステップS108の処理の詳細な手順を表わすフローチャートである。 t1=100秒、t2=200秒としたときに、ステップS301〜S303で取得される温度T、電流I1、I2の例を表わす図である。 25℃における定電圧充電後データマップの例を表わす図である。 定電圧後補正マップの例を表わす図である。 第2の実施形態の劣化診断装置の構成を表わす図である。 運転履歴作成部で作成される運転履歴の一例を示す図である。 充放電に基づく容量変化データマップの例を表わす図である。 保存に基づく容量変化データマップの例を表わす図である。 第2の実施形態における蓄電デバイスの劣化診断手順を表わすフローチャートである。 第3の実施形態の劣化診断装置の構成を表わす図である。 第3の実施形態における蓄電デバイスの劣化診断手順を表わすフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における蓄電デバイスの劣化診断装置80の構成図である。図1に示す蓄電デバイス50の劣化診断装置80は、計測部550、計測データ蓄積部4、蓄電容量判定部5、制御部6、およびデータマップ記憶部7を備える。
蓄電デバイス50は、劣化診断対象となるもので、単一、または複数の蓄電デバイスを接続した集合体である。蓄電デバイス50としては、たとえば鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、ナトリウム硫黄電池、レドックスフロー電池等の蓄電池、または電気二重層キャパシタ等の蓄電デバイスを用いることができる。あるいは、蓄電デバイス50は、直列または並列に接続された、複数の二次電池/キャパシタで構成されたものであってもよい。
計測部550は、温度計測部1、電圧計測部2、および電流計測部3を含む。
温度計測部1、電圧計測部2、および電流計測部3は、CMU(Cell Monitoring Unit)またはBMU(Battery Management Unit)に内蔵されるものであってもよい。すなわち、温度計測部1、電圧計測部2、および電流計測部3は、ある運転条件で運転制御中の蓄電デバイス50の温度、電流、および電圧のデータ(以下測定データと称す)を、予め定められた時間間隔で測定して、計測データ蓄積部4に出力する。
計測データ蓄積部4は、温度計測部1、電圧計測部2、および電流計測部3から入力されたデータを蓄積する。
データマップ記憶部7は、定電圧前データマップ71と、定電圧後データマップ72と、定電圧前補正マップ73と、定電圧後補正マップ74とを記憶する。
定電圧前データマップ71は、定電圧充電前における、予め定められた温度T1での蓄電デバイス50の特定の2つの時点における電圧変化と蓄電デバイス50の蓄電容量を表わす値である容量維持率との関係を表わすマップである。
定電圧後データマップ72は、定電圧充電後における、予め定められた温度T1での蓄電デバイス50の特定の2つの時点における電流変化と蓄電デバイス50の蓄電容量を表わす値である容量維持率との関係を表わすマップである。
容量維持率とは、初期状態(未劣化状態)の蓄電容量に対する蓄電容量の比である。
定電圧前補正マップ73は、温度が予め定められた温度T1に近くない場合に、温度に対応して、特定の2つの時点の電圧値を補正するための比率を定める。定電圧後補正マップ74は、温度が予め定められた温度T1に近くない場合に、温度に対応して、特定の2つの時点の電流値を補正するための比率を定める。
温度計測部1は、一定時間ごとに蓄電デバイス50の温度を計測する。電圧計測部2は、一定時間ごとに蓄電デバイス50の電圧を計測する。電流計測部3は、一定時間ごとに蓄電デバイス50の電流を計測する。
計測データ蓄積部4は、計測部550によって測定された温度、電圧、および電流のデータを蓄積し、記憶する。
蓄電容量判定部5は、定電圧前データマップ71および定電圧後データマップ72を参照して、充電時の2つの時点における測定データの差に基づいて、蓄電デバイス50の蓄電容量を求める。
定電圧前データマップ71を用いて蓄電容量を求めるのは、電池内部の電気化学反応はいくつかの時定数の異なる電気化学反応の和であり、2つの時点における電圧値の差ΔVは、2つの時点を適切に選ぶことにより特定の電気化学反応の劣化を反映しているからである。同様に、定電圧後データマップ72を用いて蓄電容量を求めるのは、2つの時点における電流値の差ΔIは、2つの時点を適切に選ぶことにより特定の電気化学反応の劣化を反映しているからである。
表示部41は、蓄電容量判定部5で判定された蓄電デバイス50の蓄電容量を表示する。
制御部6は、劣化診断装置80の構成要素および蓄電デバイス50を制御する。
図2は、第1の実施形態における蓄電デバイス50の劣化診断手順を表わすフローチャートである。
ステップS101において、制御部6が、蓄電デバイス50への充電を開始させる。
ステップS102において、温度計測部1、および電圧計測部2によって、蓄電デバイス50の温度および電圧が一定間隔毎に計測され、計測データ蓄積部4に格納される。充電していない場合の測定間隔は、30分〜数時間程度であるが、充電開始を検知した場合の測定間隔は、1秒程度の間隔である。
ステップS103において、制御部6が、充電電圧Vが、充電上限電圧VOに到達したかどうかを判定する。充電上限電圧V0に到達したと判定された場合(S103:YES)、処理がステップS104に進む。
ステップS104において、制御部6が、蓄電デバイス50に定電圧充電を開始させる。
ステップS105において、蓄電容量判定部5が、計測データ蓄積部4に蓄積された2つの時点の温度および電圧の測定データと、定電圧前データマップ71とを用いて、蓄電デバイス50の蓄電容量Aを求める。詳細は後述する。
ステップS106において、温度計測部1および電流計測部3によって、蓄電デバイス50の温度および電流が一定間隔毎に計測され、計測データ蓄積部4に格納される。
ステップS107において、定電圧充電開始後所定時間が経過した場合に、処理がステップS108に進む。
ステップS108において、蓄電容量判定部5が、計測データ蓄積部4に蓄積された2つの時点の温度および電流の測定データと、定電圧後データマップ72とを用いて、蓄電デバイス50の蓄電容量Bを求める。詳細は後述する。
ステップS109において、蓄電容量Aが蓄電容量よりも大きい場合に、処理がステップS110に進み、蓄電容量Aが蓄電容量以下の場合に、処理がステップS111に進む。
ステップS110において、蓄電容量判定部5が、蓄電容量Bを、蓄電容量を判定した現在の蓄電容量Cとして表示部41に表示する。
ステップS111において、蓄電容量判定部5が、蓄電容量Aを、判定した現在の蓄電容量Cとして表示部41に表示する。
図3は、図2のステップS105の処理の詳細な手順を表わすフローチャートである。
ステップS201において、蓄電容量判定部5は、定電圧充電開始時点からt1秒前の電圧V1を計測データ蓄積部4から取得する。
ステップS202において、蓄電容量判定部5は、定電圧充電開始時点からt2秒前の電圧V2を計測データ蓄積部4から取得する。ここで、t1>t2とする。
ステップS203において、蓄電容量判定部5は、計測データ蓄積部4から定電圧充電前の温度Tを取得する。たとえば、蓄電容量判定部5は、t1秒前からt2秒前までの温度データを計測データ蓄積部4から読み出して、読み出した温度データの平均値を定電圧充電前の温度Tとすることができる。
図4は、t1=100秒、t2=200秒としたときに、ステップS201〜S203で取得される温度T、電圧V1、V2の例を表わす図である。
ステップS204において、温度Tが、T1±αの温度範囲に入っていた場合には、処理がステップS205に進む。温度TがT1±αの温度範囲に入っていない場合には、処理がステップS206に進む。ただし、T1は、前述したように、定電圧前データマップ71で規定される電圧変化と蓄電容量の関係が成立するときの温度である。αは、予め定められた値である。
ステップS205において、蓄電容量判定部5は、V1−V2=ΔVの値を算出する。
ステップS206において、蓄電容量判定部5は、温度係数を用いて、t1秒前、t2秒前の電圧データを補正した値V1’、V2’を算出する。
ステップS207において、蓄電容量判定部5は、V1’−V2’=ΔV’の値を算出する。
ステップS208において、蓄電容量判定部5は、定電圧前データマップ71を参照して、ΔVまたはΔV’に対応する容量維持率を求める。前述のように、容量維持率とは初期状態(未劣化状態)の蓄電容量に対する蓄電容量の比であるので、容量維持率と初期容量から蓄電容量Aは算出できる。
図5は、図2のステップS108の処理の詳細な手順を表わすフローチャートである。
ステップS301において、蓄電容量判定部5は、定電圧充電開始時点からt1秒後の電流I1を計測データ蓄積部4から取得する。
ステップS302において、蓄電容量判定部5は、定電圧充電開始時点からt2秒後の電流I2を計測データ蓄積部4から取得する。ここで、t1<t2とする。
ステップS303において、蓄電容量判定部5は、計測データ蓄積部4から定電圧充電後の温度Tを取得する。たとえば、蓄電容量判定部5は、t1秒後からt2秒後までの温度データを計測データ蓄積部4から読み出して、読み出した温度データの平均値を定電圧充電後の温度Tとすることができる。
図6は、t1=100秒、t2=200秒としたときに、ステップS301〜S303で取得される温度T、電流I1、I2の例を表わす図である。
ステップS304において、温度Tが、T1±αの温度範囲に入っていた場合には、処理がステップS305に進む。温度TがT1±αの温度範囲に入っていない場合には、処理がステップS306に進む。ただし、T1は、前述したように、定電圧後データマップ72で規定される電流変化と蓄電容量の関係が成立するときの温度である。
ステップS305において、蓄電容量判定部5は、I1−I2=ΔIの値を算出する。
ステップS306において、蓄電容量判定部5は、温度係数を用いて、t1秒後、t2秒後の電流を補正した値I1’、I2’を算出する。
ステップS307において、蓄電容量判定部5は、I1’−I2’=ΔI’の値を算出する。
ステップS308において、蓄電容量判定部5は、定電圧後データマップ72を参照することによって、ΔIまたはΔI’に対応する容量維持率を求める。蓄電容量判定部5は、初期の蓄電容量と容量維持率とを乗算することによって、蓄電容量Bを算出する。
次に、ステップS305の補正について説明する。
図7は、25℃における定電圧後データマップ72の例を表わす図である。
図7に示すように、定電圧後データマップ72は、定電圧充開始後からの特定の2つの時間における電流値の差分ΔIと、蓄電デバイス50の容量維持率との関係を定める。電流値の差分ΔIは、t1=100秒、t2=200秒としたときの電流I1とで電流I2との差分である。
容量維持率は、初期の蓄電容量を100%としてこれに対する比率で表記している。
定電圧充電後マップにおいて、通常、容量維持率は、電流差ΔIの一次式で表すことができるが、蓄電デバイス50、または運転条件によっては、図7に示すように、電流差ΔIが所定値以下となると、直線の傾きが変化する場合がある。このような傾きが急になる場合は、劣化が急激に進行している可能性が考えられる。
図7は、25℃における定電圧後充電マップであるが、ステップS303で取得した温度Tが、25℃±αの範囲内にない場合、ステップS306において、電流I1およびI2が補正される。
図8は、定電圧後補正マップ74の例を表わす図である、
定電圧後補正マップ74には、複数の温度における定電圧充電開始後100秒の電流値、及び200秒の電流値の比率が定められている。
図8では、複数の温度における定電圧充電開始後100秒の電流値、及び200秒の電流値が、25℃の値を1とした比率で表されている。
蓄電容量判定部5は、定電圧後補正マップ74を参照して、ステップS303で取得した温度Tの100秒後電流値に対する比率を特定して係数K1とし、200秒後電流値に対する比率を特定して係数K2とする。蓄電容量判定部5は、ステップS301で得られた電流I1に係数K1を乗算することによって補正値I1′を求め、ステップS302で得られた電流I2に係数K2を乗算することによって補正値I2′を求める。
同様に、蓄電容量判定部5は、定電圧前補正マップ73を参照して、ステップS203で取得した温度Tの100秒後電圧値に対する比率を特定して係数K1とし、200秒後電圧値に対する比率を特定して係数K2とする。蓄電容量判定部5は、ステップS201で得られた電圧V1に係数K1を乗算することによって補正値V1′を求め、ステップS202で得られた電圧V2に係数K2を乗算することによって補正値V2′を求める。
以上のように、第1の実施形態では、定電圧開始前の充電中および定電圧開始後の充電中に、2つの時点の電流の差および2つの時点の電圧の差に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができる。これによって、満充電状態を要せず、かつ放電動作を要せずに蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができる。
第1の実施形態における劣化診断装置は、多数の蓄電デバイスを直並列に接続しているシステムにおいてその効果をより発揮する。例えば複数の蓄電デバイスを直列に接続したユニットを並列接続しているシステムにおいては、蓄電容量判定部5によってユニット毎の劣化状態を判定し、その結果に従って各ユニットへの入出力を制御する。これによって、並列接続されたユニット間の劣化を均等化し、システム全体としての劣化を抑制することができる。即ち、蓄電容量が小さいユニットに対しては入出力を抑制し、蓄電容量が大きいユニットの入出力を増加させることにより、蓄電容量が小さいユニットの劣化は抑制され、蓄電容量が大きいユニットの劣化が増えるため、各ユニットの蓄電容量を均等化でき、全体のシステムとして蓄電容量の劣化を抑制することができる。
[第1の実施形態の変形例]
第1の実施形態では、定電圧充電前の測定データを用いて算出された蓄電容量と、定電圧充電中の測定データを用いて算出された蓄電容量のうち、小さい方を出力したが、これに限定するものではない。両方を出力してもよいし、どちらか一方のみの蓄電容量を算出して出力するものとしてもよい。
図4では定電圧充電開始前の電圧の取得を100秒及び200秒の値を用いたが、これに限るものではない。蓄電デバイス50の種類や運転条件によって選定する時間は可変である。
図6では定電圧充電開始後の電流の取得を100秒及び200秒の値を用いたが、これに限るものではない。蓄電デバイスの種類や運転条件によって選定する時間や選定する値の数は可変である。
なお、図4及び図6の電圧、電流の取得はいずれも100秒及び200秒としたが、これに限らず、定電圧開始前と定電圧開始後で異なっていても構わない。
図7を参照して説明したように、電流差ΔIが所定値以下となると、直線の傾きが変化し、劣化が急激に進行している可能性が考えられる。
したがって、定電圧充電開始後の電流値の差分が前回測定時に比べて予め定められた値を下回った場合に、容量低下や電池交換のメッセージを発信するものとしてもよい。これによって、ユーザーは蓄電デバイス50の容量を認識し、蓄電デバイス50の急激な劣化を未然に防ぐことが可能となる。
第1の実施形態では、予め定められた温度における定電圧前データマップ71および定電圧後データマップ72と、温度を補正するための定電圧充電前補正テーブルおよび定電圧充電後補正テーブルを用いたが、これに限定するものではない。複数の温度における定電圧前データマップ71および定電圧後データマップ72を備え、測定された温度に近いデータマップを用いることとしてもよい。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態の劣化診断装置81の構成を表わす図である。
この劣化診断装置81は、第1の実施形態の劣化診断装置のデータマップ記憶部7に代えて、運転履歴作成部85と、バックデータ記憶部82とを備える。バックデータ記憶部82は、充放電に基づく容量変化データマップ83と、保存に基づく容量変化データマップ84とを記憶する。
運転履歴作成部85は、一日単位の運転履歴を作成する。
図10は、運転履歴作成部85で作成される運転履歴の一例を示す図である。
図10を参照して、運転履歴は、蓄電デバイス50の温度域毎に、積算充放電量、充放電時間(積算値)、停止時間(積算値)によって表される。停止とは、蓄電デバイス50が充電も放電も行っていない状態を表わす。充放電量とは、充電のみの場合には充電量、放電のみの場合には放電量、充電および放電の場合には充電量と放電量の和を表わす。
停止時間とともに、温度域毎に停止中のSOC(State of Charge:充電状態)が記録される。充放電時間とともに、充放電中の平均のSOCが記録される。例えば、一日のうちの停止時間11時間のうち、10℃〜30℃の温度域において、停止時のSOCが、100%が8時間、20%が3時間というように、停止SOCが10〜30%、30〜50%、50〜70%、70〜90%とSOC範囲毎における停止時間が履歴として記録される。
図10の運転履歴の例では、測定されたSOCおよびSOCの平均値がそのまま記録されるのではなく、測定されたSOCおよび平均のSOCを0%、50%、75%、100%のうち最も近い値に変換して記録される。図10の運転履歴の例では、たとえば、一日のうちの停止時間11時間のうち、10℃〜30℃の温度域でSOC100%で8時間停止し、10℃〜30℃の温度域で50%で3時間停止したことが表されている。図10における運転履歴の温度範囲、SOCの範囲は、蓄電デバイス50の種類および劣化しやすさ、想定される運転条件などに合わせて選定される。
このような一日の運転の履歴が運転開始から毎日蓄積され、更新される。蓄電容量判定部5は、充放電に基づく容量変化データマップ83と、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、一日の運転履歴に基づいて、一日の蓄電デバイス50の劣化容量TRを求める。蓄電容量判定部5は、一日前の蓄電容量Dから劣化容量TRを減算することによって、蓄電容量Dを更新する。
充放電に基づく容量変化データマップ83は、充放電動作によって、蓄電デバイス50が劣化することによる容量変化を表わす。
図11は、充放電に基づく容量変化データマップ83の例を表わす図で、SOC0%からSOC100%までの充放電を繰り返した場合の積算充放電量に対する容量維持率を示している。
図11のように、充放電に基づく容量変化データマップ83は、充放電時の温度ごとに、充放電量に対応する蓄電デバイス50の容量維持率を定める。容量維持率は、初期の蓄電容量C0に対する現在の蓄電容量を表わす。このデータマップは、蓄電デバイス50の充放電サイクル試験によって得ることができる。
保存に基づく容量変化データマップ84は、蓄電によって、蓄電デバイス50が劣化することによる容量変化を表わす。
図12(a)〜(d)は、保存に基づく容量変化データマップ84の例を表わす図である。
図12のように、保存に基づく容量変化データマップ84は、保存時の温度、SOC、および経過時間に対応する蓄電デバイス50の容量維持率を定める。
図13は、第2の実施形態における蓄電デバイス50の劣化診断手順を表わすフローチャートである。
ステップS401において、蓄電容量判定部5は、劣化容量TRを0に設定する。
ステップS402において、蓄電容量判定部5は、選択した温度域において、充放電が行われたかどうかを判定する。充放電が行われた場合、処理がステップS403に進み、充放電が行われなかった場合は、処理がステップS408に進む。
ステップS403〜S407において、充放電による劣化容量TR1が求められる。
ステップS403において、蓄電容量判定部5は、選択した温度域の積算充放電量Xを求める。
ステップS404において、蓄電容量判定部5は、充放電に基づく容量変化データマップ83を参照して、選択した温度域および積算充放電量Xに対応する容量維持率Aを求める。蓄電容量判定部5は、R1=C0×(1−A)を計算することによって、劣化容量R1を求める。
ステップS405において、蓄電容量判定部5は、選択した温度域の充放電時のSOCの平均値Yを求める。
ステップS406において、蓄電容量判定部5は、Yに基づいてR1に乗ずる係数K1を求める。K1は、例えば25℃でYが50%の場合はK1=1、Yが30%の場合はK1=0.91となる。このように、温度、SOCの平均値に対して異なるK1が得られる。
ステップS407において、蓄電容量判定部5は、現在の充放電による劣化容量TR1にステップS404で算出された劣化容量R1とステップS406で算出された係数K1との積を加えることによって、充放電による劣化容量TR1を更新する。
ステップS408〜S410において、停止による劣化容量TR1が求められる。
ステップS408において、蓄電容量判定部5は、選択した温度域の停止時のSOCの値Yを求める。
ステップS409において、蓄電容量判定部5は、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、SOCの値Y、選択した温度域、および経過時間(停止時間を使用する)に対応する容量維持率Bを求める。蓄電容量判定部5は、R2=C0×(1−B)を計算することによって、劣化容量R2を求める。
ステップS410において、蓄電容量判定部5は、現在の停止による劣化容量TR2にステップS409で算出された劣化容量R2を加えることによって、停止による劣化容量TR2を更新する。
ステップS411において、蓄電容量判定部5は、充放電による劣化容量TR1と停止による劣化容量TR2の和を求めることにより、劣化容量TRを算出する。
ステップS412において、運転履歴中の全ての温度域の選択および選択による蓄電容量の算出が終了した場合に、処理がステップS413に進む。
ステップS413において、蓄電容量判定部5は、1日前の蓄電容量Dから劣化容量TRを減算することによって、蓄電デバイス50の蓄電容量Dを更新する。
以上のように、第2の実施形態によれば、運転履歴に基づいて、蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができるので、満充電状態への設定を要せず、かつ放電動作を要せずに蓄電デバイスの蓄電容量を求めることができる。
[第2の実施形態の変形例]
第2の実施形態では、運転履歴作成部85は、温度域ごとに積算放電量、充放電時間、停止時間を表わす運転履歴が作成されたが、これに限定するものではない。
運転履歴作成部85は、予め定められた時間帯ごとに、充放電停止かの区別および経過時間と、充放電の場合には充放電量およびSOCの平均値と、停止の場合にはSOCとを表わす運転履歴を作成する。蓄電容量判定部5は、このような運転履歴に基づいて、蓄電容量を求めることしてもよい。
(具体例)
ここで、図11及び図12のバックデータを用いて図10の履歴から蓄電デバイスの蓄電容量を求める方法を述べる。充放電劣化容量は図11のデータを用いて算出し、停止時の劣化容量は図12のデータを用いて算出する。
(1)最初の10時間(時間帯A)において、35℃で蓄電デバイス50の充電が行われる。
(2)次の8時間(時間帯B)において、停止によって、25℃、SOC100%で蓄電デバイス50の保存が行われる。
(3)次の3時間(時間帯C)において、15℃で蓄電デバイス50が放電される。
(4)次の3時間(時間帯D)において、停止によって、20℃、SOC50%で蓄電デバイス50が保存される。
上記の制御が行われた場合に、蓄電容量判定部5は、以下の手順によって蓄電デバイス50の蓄電容量を求める。
(1−1)蓄電容量判定部5は、時間帯Aにおける積算充放電量Xを求める。蓄電容量判定部5は、充放電に基づく容量変化データマップ83を参照して、35℃および積算充放電量Xに対応する容量維持率Aを求める。蓄電容量判定部5は、R1=C0×(1−A)を計算することによって、劣化容量R1を求める。
(1−2)蓄電容量判定部5は、時間帯Aにおける蓄電デバイスのSOCの平均値を求める。蓄電容量判定部5は、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、SOCの平均値、35℃、および経過時間(=10時間)に対応する容量維持率Bを求める。蓄電容量判定部5は、R2=C0×(1−B)を計算することによって、劣化容量R2を求める。
(2)蓄電容量判定部5は、時間帯BにおけるSOC(=100%)を求める。蓄電容量判定部5は、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、SOC(=100%)、25℃、および経過時間(=8時間)に対応する容量維持率Bを求める。蓄電容量判定部5は、R2=C0×(1−B)を計算することによって、劣化容量R2を求める。
(3−1)蓄電容量判定部5は、時間帯Cにおける積算充放電量Xを求める。蓄電容量判定部5は、充放電に基づく容量変化データマップ83を参照して、15℃および積算充放電量Xに対応する容量維持率Aを求める。蓄電容量判定部5は、R1=C0×(1−A)を計算することによって、劣化容量R1を求める。
(3−2)蓄電容量判定部5は、時間帯Cにおける蓄電デバイスのSOCの平均値を求める。蓄電容量判定部5は、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、SOCの平均値、35℃、および経過時間(3時間)に対応する容量維持率Bを求める。蓄電容量判定部5は、R2=C0×(1−B)を計算することによって、劣化容量R2を求める。
(4)蓄電容量判定部5は、時間帯Dにおける蓄電デバイスのSOC(=50%)を求める。蓄電容量判定部5は、保存に基づく容量変化データマップ84を参照して、SOC(=20%)、20℃、および経過時間(=3時間)に対応する容量維持率Bを求める。蓄電容量判定部5は、R2=C0×(1−B)を計算することによって、劣化容量R2を求める。
(5)蓄電容量判定部5は、上述で得られた、劣化容量R1と劣化容量R2をすべて合計して、AA月BB日の運転日における劣化容量TRを求める。
(6)蓄電容量判定部5は、1日前の蓄電容量Dから劣化容量TRを減算することによって、AA月BB日の運転日の終了後の蓄電デバイス50の蓄電容量Dを求める。
なお、第2の実施形態および上記変形例において、測定されたSOCおよびSOCの平均値がそのまま記録されるのではなく、測定されたSOCおよび平均のSOCを0%、50%、75%、100%のうち最も近い値に変換して記録されるものとしたが、これに限定するものではない。たとえば、測定されたSOCおよびSOCの平均値がそのまま記録し、保存に基づく容量変化データマップ84が、記録された温度に対応していない場合には、異なるSOCの容量変化を内挿することによって、記録されたSOCおよびSOCの平均値に対応する容量変化を求めるものとしてもよい。
[第3の実施形態]
図14は、第3の実施形態の劣化診断装置92の構成を表わす図である。
この劣化診断装置92は、第1の実施形態の劣化診断装置の構成要素に加えて、第2の実施形態で説明した運転履歴作成部85と、バックデータ記憶部82とを備える。
図15は、第3の実施形態における蓄電デバイス50の劣化診断手順を表わすフローチャートである。
ステップS501において、蓄電容量判定部5は、t1の値をtx、t2の値をtyに設定する。tx、tyは予め定められた値である。
ステップS502において、蓄電容量判定部5は、ステップS301〜S308を実行することによって、蓄電容量Bを求める。
ステップS503において、蓄電容量判定部5は、ステップS401〜S413を実行することによって、蓄電容量Dを求める。
ステップS504において、蓄電容量Dと蓄電容量Bとの差の絶対値を初期の蓄電容量で除算した値が0.05以下の場合に、処理がステップS506に進み、0.05を超える場合に、処理がステップS505に進む。
ステップS505において、蓄電容量判定部5は、t1の値にΔx、t2の値Δyを加算することによって、t1、t2の値を更新する。その後、処理がステップS502に戻って、蓄電容量判定部5は、蓄電容量Bを再度求める。t1、t2の値を増加させるのは、一般的には劣化により電極反応の時定数が大きくなるためである。
ステップS506において、蓄電容量判定部5は、蓄電容量Bの値を表示部41に表示する。
蓄電容量Bを表示するのは、蓄電容量Dは、断片的なデータに基づいて求めたものであるのに対して、蓄電容量Bは実測値に基づいて求めたものであるので、蓄電容量Bの方が信頼性が高いからである。
以上のように、第3の実施形態によれば、温度、充放電量、充放電時間、停止時間、およびSOCを含む運転履歴から求めた蓄電容量と、電流値の実測データから求めた蓄電容量の両方を用いることによって、蓄電デバイスの蓄電容量をより高精度に判定することができる。
なお、上記の実施形態では、蓄電容量Dと蓄電容量Bとの差の絶対値を初期の蓄電容量で除算した値が予め定められた値以下か否かを調べたが、これに限定するものではない。たとえば、蓄電容量Dと蓄電容量Bとの差の絶対値が予め定められた値以下であるか否かを調べることとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の蓄電デバイスの劣化診断方法および劣化診断装置は、例えば、風力/太陽光発電システム等の系統連携蓄電システム、スマートハウス等に用いられる家庭用蓄電システム、バックアップ電源、電気自動車等の移動用車両、及び、携帯機器、家庭用電気製品などに適用可能である。
1 温度計測部、2 電圧計測部、3 電流計測部、4 計測データ蓄積部、5 劣化量判定部、6 制御部、7 データマップ記憶部、71 定電圧前データマップ、72 定電圧後データマップ、73 定電圧前補正マップ、74 定電圧後補正マップ、41 表示部、80,81,92 劣化診断装置、85 運転履歴作成部、82 バックデータ記憶部、83 充放電に基づく容量変化データマップ、84 保存に基づく容量変化データマップ、550 計測部。

Claims (2)

  1. 蓄電デバイスの電圧と、前記蓄電デバイスの温度とを測定する計測部と、
    予め定められた温度における定電圧充電開始前の特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電圧の値の差と、前記蓄電デバイスの蓄電容量を表わす値との対応を定めた第1の情報と、温度に対応して、前記特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電圧の値を補正するための第2の情報とを記憶する記憶部と、
    記測定された温度と前記予め定められた温度との差が予め定められた値以下の場合には、前記第1の情報を参照して、前記測定された特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電圧の値の差に対応する蓄電容量を求め、
    前記測定された温度と前記予め定められた温度との差が前記予め定められた値を超える場合には、前記第2の情報を参照して、前記測定された前記特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電圧の値を補正し、その後、前記第1の情報を参照して、前記補正された特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電圧の値の差に対応する蓄電容量を求める蓄電容量判定部とを備えた、蓄電デバイスの劣化診断装置。
  2. 蓄電デバイスの電流と、前記蓄電デバイスの温度とを測定する計測部と、
    予め定められた温度における定電圧充電開始後の特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電流の値の差と、前記蓄電デバイスの蓄電容量を表わす値との対応を定めた第1の情報と、温度に対応して、前記特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電流の値を補正するための第2の情報とを記憶する記憶部と、
    前記測定された温度と前記予め定められた温度との差が予め定められた値以下の場合には、前記第1の情報を参照して、前記測定された特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電流の値の差に対応する蓄電容量を求め、
    前記測定された温度と前記予め定められた温度との差が前記予め定められた値を超える場合には、前記第2の情報を参照して、前記測定された前記特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電流の値を補正し、その後、前記第1の情報を参照して、前記補正された特定の2つの時点における前記蓄電デバイスの電流の値の差に対応する蓄電容量を求める蓄電容量判定部とを備えた、蓄電デバイスの劣化診断装置。
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